2017.10.16


ディアドラが最後の1冠に届きました。

本命だったリスグラシューが4コーナーを待たずに外から進出を開始していましたので、内を捌くディアドラに気づいたのはリプレイを見たときでした。アウトインアウトという表現そのまま、ものすごい進路選択でしたね。左右にブレずに駆け上がっていた坂路追い切り、ハービンジャー産駒というキーワードから、馬場悪化で見切れる馬でないと判断していましたが、ゴールまで力強い脚色でした。体幹強そうですね。

公式レースラップです。
12.2-11.0-12.4-11.9-11.6-12.0-12.1-12.5-12.1-12.4

カワキタエンカの逃げをアエロリットとファンディーナが追いかける前半。ファンディーナがアエロリットを煽るような格好でしたが、横山が何とか踏ん張った分、逆にかかっている区間が長くなってしまったように見えました。

当日は雨、メイン直前で重にかわる馬場悪化のなか、59.1は速いと言っていいでしょう。こうなると軽快な切れは武器になりませんから、惰性でゴールになだれ込むための早めの仕掛けが推測できます。

そのことも踏まえて、1番人気アエロリットは評価を下げました。最内枠、2ハロン目に速い脚をあまり使ってきていないこと、カワキタエンカを早めに捉え「なければならない」展開が予想されたためです。ファンディーナが外からやってくる可能性もイメージにありましたが、その如何によらず展開面でプラスの要素が少ないことを重視しました。せめてカワキタエンカと枠が逆なら、もう少し違っていたかもしれません。

最内枠でやることが限られてしまった横山というと、ブエナビスタの有馬記念でしょうか。…今回とはあまり符合しないかな。ふっと思い出すものですね。


ディアドラは向こう正面で後方の外。人気があがらなかった分いわゆる「ノープレッシャー」での待機策を取ったものと想像しています。まぁ本人が言うほどプレッシャーがないとは思っていないですけどね。そりゃあね。

3コーナーからのイン取りは選択肢があるなかでの戦略ではなかったように映っています。外からカリビアンゴールドが被せていましたので、半分やむを得ない、ちょっと押し込められたくらいの進路取りだったのではないかと。もし、カリビアンとせめぎ合って外に進路を取っていたなら。どうでしょうねー。自分なりにですが、その後の展開に線を入れてみて、おそらくは下がってくるタガノヴェローナを捌くのに手間取っていただろうという結論に落ち着いています。

4コーナーでラビットランの動きをひとつもふたつも待つ余裕。さすがですね。先週の京都大賞典もそうですが、この鞍上だからこそ、という勝利だったと思います。いいものを見せていただきました。ごっつあんですw

桜花賞6着、オークス4着、3冠を皆勤しての戴冠ですから立派のひと言。ハービンジャーというと真っ先にキングジョージが思い浮かぶわけですが、改めて映像観ました、娘同様に力の要る馬場をまっすぐ走っていましたね。体幹も父親譲りかな。よく考えれば、母系からはロジユニヴァースがでていますし、そりゃこの馬場はこなしますね。タフな秋華賞馬、今後が楽しみです。

ちょっとした推測を。ディアドラは未勝利を1400で勝っていますが、成績がでるようになったのは距離を延ばしてから。なにやら少し短い距離にこだわって使ってきたように見える戦歴です。ひょっとしたらですが、照準は桜花賞にあったのでは。橋田師のなかでどのような評価の変遷を辿ったのか、興味を覚えた次第です。


本命リスグラシューは武豊が強気のリード。前走の反省を踏まえるなら、4コーナーまでに進路をクリアにしてに捲り上げる末脚の使い方になるだろうと思っていました。思った以上にキレッキレだったのでアガりましたねー。坂路の追い切りが強めでしたが、パドックでへこたれていないことが見て取れましたし、ハーツクライの3歳秋なら3歳春よりも、ね、という見立てで本命視。

惜しむらくはスタートで手綱を引く場面、くらいでしょうか。勝ったと思った、というレース後のコメントも鞍上の見積もりがうまくいっていたことを示しているのでしょう。攻めたなぁ。

馬券的には2→1着の馬単が中心。ウラをちょこっとしか押さえておらずガミってしまいました。後悔はないですよ。ええほんとに。いい勝負を見ました。


モズカッチャンが僅差3着。こちらもデムーロの強気の攻めが奏功した格好です。もっと馬場にてこずるイメージだったのですが、血統を見れば買いですよね。ひと昔前は重馬場のオペラハウス、という語られ方をされていましたが、今後は重馬場のハービンジャーでよいのかもしれません。


ファンディーナは2度目の大敗。13着という着順や着差の問題ではなく、競走に向かうメンタルでなかったように思っています。馬自身に前向きさがないといいますか、スピードを加減してしまうといいますか。つばき賞の直線、ピッチの上げ方を見ると、ここ2戦の挙動は物足りなく映ります。

心肺機能や全身の容積といいますか、まだまだパンプアップできそうな馬体を見ると、素質の開花は見てみたいですけどね。本当に旬な時期は逃してしまうかもしれませんが、復活を期すなら、馬自身の内面でいったん競走のことがリセットされるまで出走を見送ったほうがよいような。年の功というべきか、有馬記念でくしゃくしゃになったあとのファインモーションがダブってみえています。


ガミった理由の一端に、メイショウオワラを狙っていたことが挙げられます。ローズSに続けての穴狙い。色気を出すといいことがありませんねw 馬場悪化に伴って、ディープブリランテとタイキシャトルがとても魅力的に見えてきてしまいまして。先も楽しめそうな馬ですのでもう少し追いかけてみようと思います。



最後に。

この1週間は土日問わず仕事三昧でした。先週の京都大賞典&南部杯は東京競馬場で観ていましたが、そのあとが全く余裕なしでしたね。日曜のG1だけWINSと仕事を往復しましたが、やっぱり落ち着いて取り組みたいものです。

書く書く詐欺と化している凱旋門賞もありますし。ちょっとずつ手を付けていこうと思います。ええ、時間ないなりに楽しんではいますね。

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