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2018.04.21


エポカドーロが変則的なレースを制しました。

レースが2つあった、というのがものすごく端的な表現になるでしょう。先行争いの3頭と、後続集団では別の資質を問うレースが展開されていました。戸崎は前後のペースを握るバランサーの役目を担って、それをそのまま活かし切った、と言い換えられると思っています。事実上の逃げ切り、でもいいですね。

今回のレース回顧はNumber Webがふるっていたでしょうか。レース直後の回顧は島田さんのピントの合わせ方に納得ですし、2着サンリヴァルの勝負と反省については平松さんの取材力がいかんなく発揮されています。いまの藤岡佑介の眼力と戦略もよくわかりますね。来週のガンコが楽しみになります。

珍しい展開の皐月賞を完全勝利。エポカドーロが乗った2つの流れ。 - 競馬 - Number Web - ナンバー

皐月賞で評価を変えたサンリヴァル。調教師+騎手、藤岡親子の挑戦。 - 競馬 - Number Web - ナンバー


公式レースラップです。今回はこれだけでは語り尽くせないでしょうが。
12.6-11.0-11.9-11.5-12.2-11.9-12.4-12.4-12.7-12.2

アイトーンが内から主張し、外からはジュンヴァルロ。これに対しジェネラーレウーノ田辺はオーバーペースを覚悟で、鞍下の気持ちに逆らい過ぎない戦略に出ました。ここで引くと思っていたんですけどね。

3頭雁行の1コーナーは互いに互いを推進力としていたでしょう。4ハロン目のペースアップが象徴的と思っています。

エポカドーロ戸崎はスタートからしばらくジェネラーレウーノと並走(これが上手い)、その1コーナーにかけてゆっくり下がっていきました。ペースの上げ下げに素直であるのは大きな武器ですね。そのまま2番手集団の先頭に落ち着きました。いや、ポジションを獲りにいったというべきでしょうね。直後につけたサンリヴァルがさらに馬群に蓋をすることになりましたが、これも想定の範囲内だったかもしれません。思ったより上手くいった、くらいかな。

戸崎の上手さが明快にでたレース、と理解しています。ようやく理解できたような気もしています。他馬の作り出す(であろう)ペースや展開を受けて、展開のバランスのよいところにポジションを見つけていく。ジェンティルドンナの有馬記念も同様の考え方をすれば納得するところです。福永に近い印象ですね。自分からひとつアクセルを踏んでポジションを奪いに行く、という戦略を積極的に取るタイプではないのでしょう。こちらはデムーロが典型ですね。

サンリヴァルが俊敏な加速をしない分、3、4コーナーはエポカドーロにとって十分な溜めを効かせマイペースで助走をとる、最良の滑走路であったと思われます。戸崎がその間をつくりだしました。あとは切れを活かしにくい馬場でハンデ差をつけた、いわゆるよーいどん。自身の上がり35.1、最速で上がりがステルヴィオ、キタノコマンドール、グレイルが横並びで34.8。後方待機勢は見た目にも4コーナーの差を詰められずにいますから、馬場とペースとポジションをしっかり握っての完勝といえるでしょう。クラシック制覇にふさわしいジョッキーの戦略が披露されました。


自転車レースのようでもあり、京都の中長距離のようでもあり。2008年、リトルアマポーラのエリザベス女王杯が近しいイメージです。あの時のルメールは3番手集団の先頭でしたけどね。前後のペースを見て、絶妙なポジションをキープしていました。リトルアマポーラをエポカドーロに重ねてみると面白いと思っています。

対して、あのままジェネラーレウーノが粘りこむ展開なら、クイーンスプマンテの2009年エリザベス女王杯だったでしょうね。いずれも検索すれば動画を見つけられますので、比較すると面白いと思います。どちらも仕掛けどころに対してカワカミプリンセス横山が真っ先に反応しているのがさすがのひと言だったり、2008年は自分の本命ポルトフィーノがカラ馬で先頭ゴールインしていたり。いろいろ思い出しますねw


本命はワグネリアンでした。スタートから少し促してジリジリ外へ出していく1コーナーまでの所作は、追い込み脚質から考えれば完璧だったでしょう。ただ、この変則的な展開では2コーナーまでにもうひとつポジションをあげられる機動性が必要でした。それは持ち味ではないですからね。馬場に恵まれず、展開に恵まれず。3コーナーから反応しなかったというのが少しだけ心配ですが、半分以上はこれら外的要因と思っています。

ステルヴィオ、キタノコマンドールと敗因はいっしょ。五十歩百歩という、最近聞かなくなったなった言葉がしっくりきています。展開と馬場にスポイルされたわけですので、良馬場のダービーなら参考外と考えてよいようにも思っています。


タイムフライヤーは心配。マッチョな体格になってきましたが、馬場は合わなかったのではないでしょうか。1週前の追い切りでトレーナーの辛口ジャッジ、そこからは超回復できたともコメントがありましたが、どうも疲れは残っていたようにも。ホープフルSがクリスチャンの好騎乗だったことからして、相対的に評価を下げる必要があるかもしれません。成長期ではあるでしょうしね、ばっさり見限るのは早計と思っています。


ジャンダルムは出遅れがすべてでした。鞍上が自身のコラムで語っている通り、変則的なペースで力を出せなかった1頭と思います。でも2400でパフォーマンスが上がるタイプかというと。。。クリンチャーとともに凱旋門賞という記事も目にしましたが、良馬場のムーラン・ド・ロンシャン賞とかブリーダーズカップマイルとか、別の選択肢も柔軟に考えてほしいなぁ。



最後に。

府中開幕の土日ですが、もろもろの所用で現地観戦は見送りとしています。日曜のフローラS、サラキアはPOG指名馬であることを置いても観ておきたかったんですけどね。

リトルアマポーラの戦歴を調べていたら、2009年のエリザベス女王杯でシャラナヤが出走していたことを再確認。いたいた、と思いつつ血統を確認しましたら父Lomitas。おおおお、サラキアの母父ではないですか。

クイーンスプマンテにがっつり逃げ切られブエナビスタの鬼脚を披露され、失意の帰国だったかもと推察していますが、シャラナヤの上がりは33.4。日本の芝への適性を示す走りはできていました。デインドリームの父で日本でも知られるようになった印象ですが、こんな連関もあるのですね。

さくっと馬券を仕込んで、結果を楽しみに待とうと思っています。

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2018.04.14


タワーオブロンドンのパワー差しでした。

馬券を買い終わって、ウインズの映像が切り替わった瞬間にしまったという後悔。雨が強くなってきたようでした。天候の発表は10Rから雨ですが、レース直前ですので馬場への影響は少なかったかもしれません。でもそこをあまり考慮せずにエアアルマスから狙ってしまったんですよね。予想のファクターがひとつ抜けた状況ですので、半分観念しながら見守っていました。

公式レースラップはこちら。
12.4-10.8-11.3-12.0-12.2-11.4-11.3-12.0

内の馬のゲートがよく、逃げまであるかと思っていたレッドヴェイロンがダッシュつかずに待機策。結果、3、4コーナーは緩む流れになりました。昨年までの開幕週の馬場なら、そのままインディチャンプの逃げもあり得たかもしれませんね。

タワーオブロンドンはエアアルマスの直後を取って3コーナーへ。直線は少し待って、福永がインを絞るのに合わせて、若干こじ開けるようにひとつ外へ。抜け出してからは速かったですね。ルメールも鞍下の左手前に逆らわずに、馬場のいい外々へ加速させていきました。馬が右手前に変えてからは左鞭で促し、右鞭で修正したところがゴール。レースの加速ポイントからきれいにずらした末脚が決まりました。名手のそつのなさ、ですね。

ただ、NHKマイルカップ確勝かといわれると、うーん何とも。昨年から1400ベストという認識でおりまして、今日の勝利でもそれは変わらず。何といいますか、高松宮記念を差してくるイメージなら湧きやすいんですよね。ファインニードルより道中のポジションがひとつ後ろ、みたいな。府中のG1で人気することになりそうですが、意図的に避けても面白いかもしれません。相変わらずいい馬体で好きなんですけどね。


パクスアメリカーナは終始インを通って2着。最内枠からの立ち回りはメリットにしにくかったかもしれません。スタートからしばらくインで張ってインディチャンプを簡単に前に入れないようにしていましたが、それ以外はじっと控えて、自分から展開に抗する場面を作らなかったように見えています。インディチャンプが直線外に進路を求めてようやく前がクリアになりました。そこからの脚はなかなか。本番も展開ひとつかもしれません。

ただ、こちらはもう少し成長の余地がありそう。姉ホエールキャプチャよりもう少しパンプアップしてくれれば。母父サンデーにパンプアップのイメージがあまりないのがちょっとネックかな。府中もG1、良馬場でもう一度内枠なら面白いですね。

レッドヴェイロンはダンシングブレーヴっぽく追い込んで3着。ホワイトマズル産駒にも同じイメージがありますが、息の長い末脚でギリギリ優先出走権に届きました。同じ戦法だと府中でも同じ着順か、逆に着順を下げる可能性がありますので、次走どう変えてくるかがポイントでしょうか。

インディチャンプは惜しい4着。ひとつでも上の着順を求める岩田の好騎乗だったと思っていますが、少し踏ん張り切れませんでした。残り800からの加速ラップ、12.2-11.4をまともに受けての粘りでしたので、よく踏ん張ったという思っています。でもこういうタイプは自己条件でも惜敗してしまうかもしれなく。春の使いどころがちょっと難しくなった印象です。

エアアルマスは好位追走からの10着惨敗。ポジションはしっかりとれたのですが、インディチャンプ同様に早めのシフトアップに余儀なくされてしまいました。道中のポジション、自分のイメージはあの位置にレッドヴェイロンがいて、もうひとつ後ろのイメージだったんですけどね。好ポジションがあだになってしまったのは、馬自身が成長途上であったことも大きいかなと思っています。先々走ってきそうな好馬体。楽しみにしています。



中山グランドジャンプにもちょっと触れておきます。

オジュウチョウサン3連覇。強かった。逆らってごめんなさい。…以上ですw

前回の反省からでしょう、アップトゥデイトの逃げ切りを終始けん制するポジショニングだったと思っています。スタートから最初のコーナーまで下げなかったのも、外のアップトゥデイトにちょっとでも大回りしてほしい「いじわる」でしょうし。

関係ありませんでしたね。4コーナーを待たずに捕まった時点で観念いたしました。最終障害後には力の違いを見せつけられましたね。現時点では近しい実力をもつライバルはいないのでしょう。

アップトゥデイトの林はラスト騎乗と決めての一戦。レース後のコメントがふるっていました。「駄目だ、敵わない。オジュウチョウサンは化けもんだ」「これで辞められるわ、未練も何もなくなった」。最善を尽くしたであろうベテランの諦観。受け取るこちらの年齢が上がってきている分、響きますね。アップトゥデイトの単勝勝負に浪花節がゼロとは思っておりません。ええ、こういう負けもよいものですよ。強がりと嘆息と心地よさと。



ちょっとだけ、中山の山藤賞にも。

フィエールマンが加速ラップを差し切りました。府中のメイクデビューは向こう正面でスローを嫌った進出がありましたが、今回は比較的落ち着いた追走。レースが上手になりながらの連勝ですので、その点だけ見ても好感を覚えます。課題はゲートでしょうかね。あれを五分にでられればだいぶ信頼度も増すという理解でいます。

次走トライアルでしょうか。青葉賞で観たいかな。ブラストワンピース同様、別路線組の有力馬になり得る存在と思います。楽しみですね。馬体がビシッとしてくるのは秋以降のように見ていますので、それも踏まえた判断であるならベターと思っています。


最後に。

この土曜は昼に表参道で所用がありまして、根津美術館近辺から骨董通りを逸れて徒歩でウインズ渋谷へ向かいました。あてずっぽうで道を選んだ結果、国学院大学の前を通りましたので、少し大回りをしたようです。落ち着いた街並みでちょうどよい散歩になりました。途中、渋谷区の郷土資料館がこじんまりと立っていまして、渋谷の街の歴史をたどれる展示が開催中。中山グランドジャンプを優先しましたのでねw 今度機会を見つけていってみようかなと思っています。

最終がおわったあとは、ウインズ渋谷近くのスタバに場所を移しました。これを書きつつ2杯目のドリップコーヒー150円だと、けっこう長居しちゃいますね。あとはコンセントがさせれば完璧でございます。

さて、皐月賞。まだ考えませんよー。雨と風がどうなるか、それを見極めながらの予想になると心得ております。先の山藤賞ならキタノコマンドールが近しい差し脚を披露しそうですが、同様の馬場ではないでしょうから。

いったん諸々のイメージをリセットして、しっかり寝て、ちゃんとご飯を食べてw フレッシュな気持ちでクラシックと取っ組み合いたいと思います。

2018.04.13


アーモンドアイ、鮮烈でしたね。

ルメールは自分を「passenger」と表現していました。鞍上が促すよりアーモンドアイが自分からギアを上げていった、ということなのでしょう。乗っているだけ、ということはもちろんなく、最小限のリードでクラシック制覇にたどり着いたのが自身も驚きだったのでしょうね。

ノーステッキを持ち上げる記事も目にしましたが、この強い前向きさはメリットにもデメリットにもなり得るでしょう。ただ、前走シンザン記念の重馬場にひるまなかったのはこのマインド故でしょうし、陣営がそれを崩さないように思慮を重ねた結果、シンザン記念からの直行、美浦からの直前輸送という判断に至ったのでしょうね。アパパネは確か栗東滞在での桜花賞でした。

国枝師のコメントからは、ナタとカミソリという例え。久しぶりに聞きましたね。コダマとシンザンですよ。詳細は割愛するとして、アパパネと比較できるだけの馬であることも暗に訴えた形でしょうか。無意識かな。でもそれに足るだけのインパクトでした。凄かった。

公式レースラップです。
12.3-10.7-11.5-12.1-12.1-11.5-11.3-11.6

アーモンドアイの上がり33.2は破格。網羅的に調べてはいませんが、ハープスターの32.9に次ぐ記録と思います。今回アパパネのレースレコード1:33.3を破ったわけですが、ハープスターの走破タイムはレコードタイでしたから、ざっくりした見解ですがレースを通してハープスターに近しいパフォーマンスであったと言えそうです。

頻繁に手前を変えながらの加速。特徴的でしたね。これについて興味深い記事を拝見しました。
アーモンドアイの奇妙な手前替え : Flowers for Thoroughbreds

直線で末脚を伸ばしている間に、回転襲歩の完歩数がちょっと多い、という指摘。とてもいい意味でマニアックなネタですね。回転襲歩は、左右の前肢→左右の後肢という順に接地する走り方。左前→右前→右後→左後(左右逆もあり)、ぐるっと回るところから回転の名前がついたのかな。ネコ科のような走り方といえば端的でしょうか。

参考までに、チーターの走りをスローで見ることができるページを見つけました。Yahoo!映像トピックスというコーナーがあるんですね。
走るチーターのスロー映像が美しすぎる|動画|Yahoo!映像トピックス


競走馬がギャロップしているときの大半は交叉襲歩という走り方ですが、左右の手前を変える際には、1完歩分回転襲歩を挟んで逆の手前にスイッチするのが基本ですので、アーモンドアイはこの挟む1完歩が1以上ではないかという指摘ですね。

頻繁に手前を変えるのは、余力がない場合や脚に痛いところがある場合という一般的な理由が思い浮かびますが(ジョッキーの重心がずれているという場合もありますねw)、回転襲歩のまま走ろうとする理由は、ねぇ。なんでしょう。

エクイロックスの使用から痛みを疑う向きもあるようですが、裂蹄への対処なり補強と考えるなら、むしろ痛みはフォローされていると思われます。あーでも、専門家ではないですし、はっきりはわかりませんね。エクイロックスの違和感があるとするなら、正解は馬自身に聞くしかないのかなとも思われます。

自分なりの推察。「頑張って加速しなきゃ」という気持ちとカラダの使い方が「まだ」うまく連動していないのかなと。走りが未熟、という可能性ですね。でも個体特性という可能性もありますので、今後もこのアメージングな走法のままということもあり得るでしょう。このあたりは、ブリブリのトモと左手前一本で全馬を交わし切ったハープスターとは大いに異なりますね。


ロードカナロア、フサイチパンドラ。父も母も馬券でお世話になりましたが、何やらどちらの面影もあまり感じなく。血がつながっていることはポジティブに捉えつつも、自身の個性のほうがイメージが強くなってしまっているせいかな。後半の末脚はカナロアっぽいといえばそうかも。

次走、国枝師がほのめかしたためでしょう、ダービー?というガヤガヤを目にしています。これは関係者の判断を待つことになるわけですが、その間のタラレバは正直楽しいですね。凱旋門賞というイメージまで飛んで行ってしまうのは、ハープスターとの類似性からかな、とか。自分はオークスでラッキーライラックとの再戦が希望です。冒険するならせめて3歳秋以降、もう少し充実を待ってからかな、などとガヤガヤしております。


ラッキーライラックは2着。形の上では完敗でした。石橋のリードは教科書通りといいますか、最内枠の大本命をロスなくきっちり導くそれだったと思っています。あの立ち回りでバッシングするのは、…まぁ損した気持ちも分かりますので、お酒の席での愚痴くらいで留めておきたいところですね。自分も本命でした。

チューリップ賞が上手く行き過ぎた、という松永師の見解。これが悪い意味で当たってしまった、という認識です。負けて初めて特徴が見える、ラッキーライラックはこれを経験できないままクラシックに臨むことになった、とも言い換えられます。ただ、次走オークスはこの負けを踏まえることができるわけですね。鞍上石橋も発表がありましたので、2歳女王のリベンジ。どんな戦略で臨むことになるでしょうか。それがとても楽しみになっています。


リリーノーブルは3着。自分は展開のキーになると思っていました。スタートから引っかかるリスクを負って、ラッキーライラックの前を取るか。桜花賞を獲りに行くなら、その必要があると読んでいました。ただ、前走かかった経緯からして、中間の調整も折り合いにかなり気を使った内容。相当リスキーな戦略になると理解しつつも川田が狙うかも、と思っていました。でないとペースが落ち着いて、やっぱりラッキーライラックが差せないという結果を繰り返してしまう可能性が増しますからね。

結果、控えましたね。見事にあてが外れましたw スタートしてすぐ、ラッキーライラックの好スタート、相対的な鞍下の位置、先行したい人馬の色気、川田はこの辺りを見極めたでしょう、内をちらっとみやって、そのままスタートダッシュを求めることはありませんでした。柄に手をかけただけで抜刀しなかった、というイメージがとてもしっくりきています。

でもこれでリリーノーブルに、取り戻せないかかり癖をつけてしまうリスクは回避できたと見ています。これが活きるのは京都の内回りのような気がしていますが、府中での再戦にも可能性をつないだことになりますね。オークストライアルの結果を待つ必要はありますが、桜花賞の上位3頭はあまり揺るがないように感じています。


リバティハイツは6着。POG指名馬として応援していました。何といいますか、これまでの流れを追いかけてきた限り、この舞台によく間に合ってくれたな、という思いで結構満足していまして。当日のパドック映像でより満足していましたね、よくここまでの馬体になってくれたな的な。

このあとは定石通りオークスでしょうか。ド素人の馬見ですが、馬体のつくりからしてもう一回り大きくパンプアップできると期待しておりまして、それには使い詰めてほしくないなーと。何とか無理が生じないように春を乗り切ってくれるか。引き続き個体の強さが試されていく様を見守りたいと思います。



最後に。

すでに皐月賞の枠順が発表されています。タイムフライヤーとワグネリアンがともに1枠とか、エポカドーロが逃げ馬に挟まれている件とか、ジャンダルムとステルヴィオはそれぞれの状況下で動きやすいかも、などなど。いろいろイメージが湧いているところです。あわてずに、本腰いれて予想するのは金曜の業務をこなしてからですね。日曜の雨予報が何より悩ましいですし。

オジュウチョウサンとアップトゥデイト、土曜はどちらで勝負しましょう。障害の予想についてはいまに至るまでどうアプローチしてよいやら全くピンと来ていないので、肩入れする馬を選んで単複買うくらいしかないんですけどね。観るのは好きですし、増してあの年末の名勝負からの再戦ですから、それぞれがどう戦略を練ってくるか。netkeibaでの両鞍上の対談を読んで、より期待度が上がっています。

そうだ、土曜にはウィンクスも出走しますしね。アンビシャスとの対決という、何とも実感の湧かないワールドワイドさ。土日が楽しみなのは有難い限りですね。

2018.04.06


スワーヴリチャードの捲りが決まりました。ミルコが決めた、というべきでしょうね。

ヤマカツライデンの逃げはスローに落ち着き、2番手ダンビュライトもペースを上げる意思は示しませんでした。1000m通過61.1はG1では遅いですね。トリオンフ田辺がそれを察して3コーナー手前からじわっと動いていますが、そのタイミングに合わせてミルコもアクション開始。トリオンフとは加速力と反応に差がありましたね。一気にヤマカツライデンをけん制するポジションまで押し上げました。そこから直線までがっちり抑えるわけですから凄いのひと言。よく制御できますよね。

後半の1000mは57.1。こちらも破格でしょう。2~5着は勝ち馬より上がりが速いわけで、ポジションを求めに行った鞍上のファインプレーというべきレースになりました。1コーナー後方2、3番手の外、という読みは合っていたんですけどね。そこから捲る機会を逸して展開にスポイルされるのかなと読んでいましたが、大変失礼いたしました。あの2段スパートで凌ぎ切ったわけですから、馬もまた強かった。加速力やスタミナの底を知っているという意味で、継続騎乗は大事ですね。

公式レースラップです。
12.8-11.3-12.4-12.4-12.2-11.8-11.2-11.1-11.4-11.6

コース替わりの週ということもあり、当日はかなり速めの時計がでていました。イン有利という傾向でもなかったのは、準メイン御堂筋Sを外から後方一気したホウオウドリームが32.7で上がっていることが物語っています。なおさらスワーヴの粘りこみは価値がありますね。

レース後、ヴィクトワールピサの有馬記念になぞらえるツイートを目にしましたが、納得するばかり。アドミラブルのダービー、二の轍を踏むリーディングジョッキーではなかったということでしょうね。相当に積極的な(=リスキーな)レースなんですが、一発勝負の分、こうした思い切りこそ必要と言えるでしょうか。

次走は安田記念になるとの報。レースを通じて抑える場面が多かったことからすると、距離短縮はプラスにでるかもしれません。ただ、一度速いペースでの追走を覚えてしまうと、道中で力を温存できなくなるリスクはあると思われます。もちろん陣営は折り込み済で決断したのでしょうけどね。父ハーツクライがトモの充実によって前受けできるようになったことは頼もしいバックボーンではあります。鞍上継続が前提かな。

…あー、四位がレースを教えて、乗り替わりで前受けを覚えて、という流れなら、ウオッカのようでもあり。…破綻なくここまでもっていくには乗り替わりが必要なのかもしれませんね。

クラシックディスタンスで実績を残してきた馬のマイル挑戦、面白く受け止めています。予想し甲斐がありそうですね。


ペルシアンナイトは上手く立ち回っての2着と見えました。スタートがあまり決まらず、道中はスローを嫌う仕草。鞍上はよくこれを辛抱しました。囲まれていたこともあるでしょうが、4コーナーで持ったままというのは、今回の勝負の仕方をよく物語っていると思います。ガンガン仕掛けている他馬とは対照的な静の動きでした。

これで前半のポジションがもうひとつ前に求められるようだったら、安田記念の確度がぐっと上がるように思うんですけどね。こちらも鞍上継続ならなお面白いと思っています。


ミッキースワローはスタートが合わずに後方待機から脚を伸ばして5着。サトノダイヤモンド同様、1枠からの立ち回りの難しさが出た格好ですね。外枠だったらより狙って買いたいところでした。このあとは札幌記念を視野に調整するようです。この慎重なローテーションが秋に実を結ぶといいですね。セントライト記念で感じた期待感は忘れずにいようと思っています。


アルアインは能力をしっかり出しての3着とみました。前々で運んだ馬の中ではよく粘ったのだと思います。個人的にはあまり長い脚を使うタイプでないと思っていまして、その分評価を下げていました。荒れ馬場の京都記念でレイデオロを差したことが評価をあげたのでしょうが、レイデオロの不用意な?ロングスパートをじっとやり過ごす、川田のファインプレーの賜物と理解していました。

このあとは香港になるとの発表。フラットなコースの分、合うような気がしています。現時点で鞍上未定ですが、これも継続騎乗がよいのでは。


シュヴァルグランはあまり見せ場なく13着。3コーナーのペースアップについていけず、4コーナーを待たずにジョッキーの重心も下がり鞭もはいり。直線は余力が残っていませんでした。そもそも前後半のペース配分がシュヴァルグランには向かないように思っています。皇成への乗り替わりがどうこうという内容ではなかったでしょうね。

パドック映像では少しシャープなカラダつきに見えたのですが、次走の天皇賞に向けてなのかもしれません。もっとパンプアップしている方が持ち味は出しやすいように感じました。5歳秋のウオッカが似たイメージですね。ジャパンカップ仕様のシャープな馬体を志向した結果、毎日王冠と天皇賞をパワーで粘り切れなかったという見立てをしております。両取りは難しい、という理屈でよいのなら、予想の上では次走の巻き返しを警戒しておくべきでしょうね。



さて、個人的にショックが大きい、サトノダイヤモンドの大敗について。複合要因でしょうし、その比率を明確に出すことも難しいと理解はしていますが、2番枠からの戦略が大きく影響したかなと思っているところです。戸崎はどんなプランをもって臨んだのでしょうね。

2ハロン目で11.3を計時。このダッシュにお付き合いしないで引く、というのは妥当な判断の範疇と理解できます。が、ちょうどその場面でスマートレイアーが前にはいってくるんですよね。どの馬の後ろにつけることになるか、一方でその判断も重要でしょう。ヤマカツライデン→スマートレイアーの後ろに陣取るのであれば、いつ外に出すタイミングを作るか、そのタイミングをどう招き入れるか、もうひとつ難しい戦略が待っています。そのシミュレーションはどのくらい切実にされていたのか。

まして加速までに時間を要するタイプですから、トップスピードに乗るまでの助走区間を上手く設ける必要があるわけで。これまでのレースで、ルメールが馬群の外をなめるように進めることが多かったのもそのためと受け取っています。それが止む無くできなかった、というよりは、明確な策を施す前に打ち手を失ってしまったように見えるんですよね。それが残念で。

コーナーの通過順は、5-6-12-12。後半が速いレース展開のなか、3コーナーからの加速に手間取るスマートレイアーの真後ろでポジションを下げていく様を見届けるのは正直つらかった。一列外のダンビュライト→アルアインは加速していっている分、余計に、ですね。

その器用さがない分の負け、なのは事実でしょう。復調途上という仕上がりも敗因のひとつと思います。1コーナーまでに積極的にポジションを取りにいける状態なら、すでにそうしているでしょうからね。

4コーナーで外に回したのはもう結果論と思っています。このタイミングでようやくストライドを伸ばせるコースを確保しに行けたわけですが、内回りの直線は短いですからね。まして勝ち馬は逃げ馬と並走していたわけで。

もし予め下げていたら。わかりません。スワーヴといっしょに上がっていけたかもしれませんが、わかりませんね。少なくともスワーヴがあの仕掛けをすることを前提にプランを組み立てるのはなかなかにリスキーですし。鞍上もそんなタイプではないですし。スタートが合わなかったミッキースワローのように勝ち負けできるポジションで進められなくなっていた可能性の方が高いかもしれません。

というわけで諸要因がそれぞれマイナスを積み重ねての大敗、と理解をしているところです。もう少し何とかならなかったかという思いがありつつ、残念のひと言、それに尽きます。

当初の発表通りですと次走は宝塚記念。間隔も開きますので、レース後が順調であればさらにコンディションを上げていくことは可能と思われます。季節柄、馬場コンディションは心配ですが、1コーナーまでの距離が長いのはプラス材料でしょう。レイデオロが参戦しなければルメールが戻ってくるでしょうし、諸要因でプラスを積み重ねていけるはず。逆襲のサトノダイヤモンド。仁川の仇は仁川で返す。大いに期待しながら自分も雌伏してその時を待とうと思います。くやしい。



最後に。

この金曜、東京は葉桜が強風に見舞われました。仁川の桜はまだ大丈夫でしょうか。今年は桜花賞を待たずに見頃を迎えてしまいましたが、レースの方は見応えがありそうな枠順になりました。

ラッキーライラック1枠1番。想定する中ではかなり悪い枠を引き当ててしまいましたね。並びを見る限りは、出遅れがなければスタート直後に被せられる可能性は低いように思いますが、3コーナーまでをセーフティに行くならやっぱり先行策かなぁ。オークスまで展望した際の、石橋の判断はどうなるでしょう。

ラッキーライラックが直線で脚を伸ばせた場合、負かす可能性があるのはアーモンドアイ、リリーノーブルくらいかなとイメージしています。いずれもポジションとペースの助けが要りそうですね。あとはトーセンブレス、内輪のPOGで指名しているリバティハイツ、アマルフィコーストがどのくらいやれるかな、というあたり。土日の馬場コンディションの変遷次第で上げ下げは必要になりますね。強風が残るようならその情報もキャッチしたいところです。

…こうやって、ドバイミーティングのまとめは1週遅れになるパターン。今年は強いバイアスがありましたから、様々に分析することも少ないように思っています。公式サイトの武豊のコラムを読めば、そうでしたねと思い出せるはず。簡潔です。これでよいような気もしてきました。さすがに手抜き過ぎですねw

2018.03.30


ファインニードルがギリギリ差し切りました。

レッツゴードンキがセイウンコウセイの内から抜け出した時点で決まったかな、と思いましたけどねー。直線を通して左手前のファインニードル、外の方がコンディションがよいとはいえ、芝丈も長く見えましたから。よく差し届いたと思います。

前日までは外そうと思っていたのですが、当日パワーが要る馬場コンディションと読んでからは馬券候補に含めるイメージに。そしてパドック映像、トモがパンパンでしたね。これまでよりも一回り締まって膨らんだ印象。ここで馬券に含めなければと思ったのはどうやら正解でした。レッツゴードンキを外してしまったのが痛恨でしたが。。。


公式レースラップです。
12.0-10.3-11.0-11.4-11.5-12.3

稍重だった昨年のラップはこちら。結構似てますね。
12.3-10.3-11.2-11.4-11.3-12.2

公式タイムの昨年比ですと、セイウンコウセイは1:08.7→1:08.8。レッドファルクスは1:09.0→1:08.9。レッドファルクスは戦略が随分異なっていますが、G1馬2頭はいずれも昨年並みの走破タイムで乗り切っていました。即、昨年と同レベルではありませんが、かけ離れていないという端的な比較ができそうですね。

セイウンコウセイは最内枠の分、出していく展開になりました。ネロがついていけないスタート、やはり速かったですね。このダッシュの分、昨年よりも前後半のラップ差が大きくなりました。このあたりが、前回覇者が着順を下げた要因と思われます。


ファインニードルは直線差してきましたが、前半のポジションからは先行策なんですよね。終始ナックビーナスと丁々発止しているようなポジショニング。レッツゴードンキより前々で直線を向いていますから、やっぱりあの4コーナーで外を回るのは結構なロスなんですね。前走シルクロードSは最内枠を上手く生かした先行策でしたが、今回は力でねじ伏せる内容。強かったと思います。

今年もアドマイヤムーン産駒、というのは、3月の中京というロケーションならではでしょうか。34.0-34.5という前後半の差が少ないラップ。昨年のセイウンコウセイは34.2-34.5ですから、血統とレースの特徴がマッチしているともいえそうです。

ゴドルフィン名義に代わって、早速のG1制覇。ロイヤルブルーに水色の袖輪かぁ、と思ってみていましたが、徐々に馴染んでくるのかな。個人的にはえんじの二本袖輪とかの方がまだ…、あー混ぜると意味的によろしくないとか、あるのかもですね。

この後は香港チェアマンズスプリントに登録があるようです。勢いのあるうちの挑戦、実を結んでほしいですね。


レッツゴードンキは1着という結果だけが伴わなかった、好レースだったと思います。鞍上岩田は仕掛けが早かったというコメントを出していましたが、本人の話した通り結果論でしょう。こちらも香港にエントリーがあるようで。香港で再戦かぁ。面白いですね。

ナックビーナスはテン乗りの三浦の好リード。このレースに限って言えば、横山からの乗り替わりは奏功したのではないでしょうか。川田と三浦のマッチアップ、見応えありましたね。

ダンスディレクターは3コーナーで残念な不利。どうやらコーナーにはいって前のレッツゴードンキが少し減速、横のジューヌエコールが少し締めて、スペースがなくなってしまったように見えました。ただ、コーナー手前で武豊が加速を促しているんですよね。ここをニュートラルに入っていれば、あそこまで大きなアクシデントにはならなかったかも…。武豊の攻めの姿勢が垣間見えた瞬間、というべきでしょうか。4着まで押し上げたあたり、あれがなければ、と思わせますね。本命でした、残念。


レッドファルクスは8着。前のポジションを求めた昨年とは一転しての待機策。わるくはなかったと思うんですけどね。着順を下げてしまった要因はこの待機策にプラスして直線で蛇行せざるを得なかったことと思われます。

直線、ダンスディレクターの内に抜けるチャンスはあったと思いますが、スノードラゴンが外へ寄せた瞬間と被ってしまい、外々へ展開するしかなくなってしまいました。ゴール手前は逆に内に切れ込む進路取り。ここをまっすぐ走れていれば、とは思います。が、狙った進路が取れないリスクのは待機策に付き物ですからね。

前半スピードにのらなかった旨、コメントがでていましたので、いまいまのレッドファルクスは1400~1600の方が競馬がしやすいかもしれません。この後は昨年同様安田記念とのこと。京王杯がG1なら、ねぇ。以前から1400ベストと思っていますよ、はい。



最後に。

ドバイワールドカップと大阪杯を同時に堪能する1週間。リアルスティールの鞍上がスミヨンという誤報もありましたが(せめて訂正記事は目にしたいですね。。。)、どちらも鞍上がどう落ち着くか、さすがにもう一喜一憂しなくてもよいタイミングでしょうか。

最終追い切りでの、サトノダイヤモンドと戸崎のファーストコンタクト。相当のりやすかったようですね。息遣いがどれくらいいい頃に戻っているか、そこが自分なりの予想のポイントになりそうです。ヤマカツライデンの逃げ、ダンビュライトは浜中なら中途半端な溜め方はしないかな。よどみない流れを抜け出すなら相応の実力が必要でしょう。シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、サトノダイヤモンド。ここにトリオンフ、ミッキースワローをどう加えて考えるか。まだ追い切り映像も観ていないので、これからじっくり時間を使いたいと思います。

意図的であるか直接的な表現は目にしていませんが、ドバイミーティングと大阪杯がバッティングしているのは事実。トップジョッキーが分散してしまうのは大きなデメリットでしょう。テン乗りだらけのG1は、どうしても知略を尽くす、あるいはフィジカル的に「出し切る」レースにはなりにくいでしょうからね。

…若手が育てば解決?なのか。そこまで深謀遠慮があっての番組編成なら、頼もしい限りだと思います。

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