2017.10.16


ディアドラが最後の1冠に届きました。

本命だったリスグラシューが4コーナーを待たずに外から進出を開始していましたので、内を捌くディアドラに気づいたのはリプレイを見たときでした。アウトインアウトという表現そのまま、ものすごい進路選択でしたね。左右にブレずに駆け上がっていた坂路追い切り、ハービンジャー産駒というキーワードから、馬場悪化で見切れる馬でないと判断していましたが、ゴールまで力強い脚色でした。体幹強そうですね。

公式レースラップです。
12.2-11.0-12.4-11.9-11.6-12.0-12.1-12.5-12.1-12.4

カワキタエンカの逃げをアエロリットとファンディーナが追いかける前半。ファンディーナがアエロリットを煽るような格好でしたが、横山が何とか踏ん張った分、逆にかかっている区間が長くなってしまったように見えました。

当日は雨、メイン直前で重にかわる馬場悪化のなか、59.1は速いと言っていいでしょう。こうなると軽快な切れは武器になりませんから、惰性でゴールになだれ込むための早めの仕掛けが推測できます。

そのことも踏まえて、1番人気アエロリットは評価を下げました。最内枠、2ハロン目に速い脚をあまり使ってきていないこと、カワキタエンカを早めに捉え「なければならない」展開が予想されたためです。ファンディーナが外からやってくる可能性もイメージにありましたが、その如何によらず展開面でプラスの要素が少ないことを重視しました。せめてカワキタエンカと枠が逆なら、もう少し違っていたかもしれません。

最内枠でやることが限られてしまった横山というと、ブエナビスタの有馬記念でしょうか。…今回とはあまり符合しないかな。ふっと思い出すものですね。


ディアドラは向こう正面で後方の外。人気があがらなかった分いわゆる「ノープレッシャー」での待機策を取ったものと想像しています。まぁ本人が言うほどプレッシャーがないとは思っていないですけどね。そりゃあね。

3コーナーからのイン取りは選択肢があるなかでの戦略ではなかったように映っています。外からカリビアンゴールドが被せていましたので、半分やむを得ない、ちょっと押し込められたくらいの進路取りだったのではないかと。もし、カリビアンとせめぎ合って外に進路を取っていたなら。どうでしょうねー。自分なりにですが、その後の展開に線を入れてみて、おそらくは下がってくるタガノヴェローナを捌くのに手間取っていただろうという結論に落ち着いています。

4コーナーでラビットランの動きをひとつもふたつも待つ余裕。さすがですね。先週の京都大賞典もそうですが、この鞍上だからこそ、という勝利だったと思います。いいものを見せていただきました。ごっつあんですw

桜花賞6着、オークス4着、3冠を皆勤しての戴冠ですから立派のひと言。ハービンジャーというと真っ先にキングジョージが思い浮かぶわけですが、改めて映像観ました、娘同様に力の要る馬場をまっすぐ走っていましたね。体幹も父親譲りかな。よく考えれば、母系からはロジユニヴァースがでていますし、そりゃこの馬場はこなしますね。タフな秋華賞馬、今後が楽しみです。

ちょっとした推測を。ディアドラは未勝利を1400で勝っていますが、成績がでるようになったのは距離を延ばしてから。なにやら少し短い距離にこだわって使ってきたように見える戦歴です。ひょっとしたらですが、照準は桜花賞にあったのでは。橋田師のなかでどのような評価の変遷を辿ったのか、興味を覚えた次第です。


本命リスグラシューは武豊が強気のリード。前走の反省を踏まえるなら、4コーナーまでに進路をクリアにしてに捲り上げる末脚の使い方になるだろうと思っていました。思った以上にキレッキレだったのでアガりましたねー。坂路の追い切りが強めでしたが、パドックでへこたれていないことが見て取れましたし、ハーツクライの3歳秋なら3歳春よりも、ね、という見立てで本命視。

惜しむらくはスタートで手綱を引く場面、くらいでしょうか。勝ったと思った、というレース後のコメントも鞍上の見積もりがうまくいっていたことを示しているのでしょう。攻めたなぁ。

馬券的には2→1着の馬単が中心。ウラをちょこっとしか押さえておらずガミってしまいました。後悔はないですよ。ええほんとに。いい勝負を見ました。


モズカッチャンが僅差3着。こちらもデムーロの強気の攻めが奏功した格好です。もっと馬場にてこずるイメージだったのですが、血統を見れば買いですよね。ひと昔前は重馬場のオペラハウス、という語られ方をされていましたが、今後は重馬場のハービンジャーでよいのかもしれません。


ファンディーナは2度目の大敗。13着という着順や着差の問題ではなく、競走に向かうメンタルでなかったように思っています。馬自身に前向きさがないといいますか、スピードを加減してしまうといいますか。つばき賞の直線、ピッチの上げ方を見ると、ここ2戦の挙動は物足りなく映ります。

心肺機能や全身の容積といいますか、まだまだパンプアップできそうな馬体を見ると、素質の開花は見てみたいですけどね。本当に旬な時期は逃してしまうかもしれませんが、復活を期すなら、馬自身の内面でいったん競走のことがリセットされるまで出走を見送ったほうがよいような。年の功というべきか、有馬記念でくしゃくしゃになったあとのファインモーションがダブってみえています。


ガミった理由の一端に、メイショウオワラを狙っていたことが挙げられます。ローズSに続けての穴狙い。色気を出すといいことがありませんねw 馬場悪化に伴って、ディープブリランテとタイキシャトルがとても魅力的に見えてきてしまいまして。先も楽しめそうな馬ですのでもう少し追いかけてみようと思います。



最後に。

この1週間は土日問わず仕事三昧でした。先週の京都大賞典&南部杯は東京競馬場で観ていましたが、そのあとが全く余裕なしでしたね。日曜のG1だけWINSと仕事を往復しましたが、やっぱり落ち着いて取り組みたいものです。

書く書く詐欺と化している凱旋門賞もありますし。ちょっとずつ手を付けていこうと思います。ええ、時間ないなりに楽しんではいますね。

2017.10.08


リアルスティール、復活?の戴冠でした。

パッと見、モーリスの2着だった天皇賞とあまり変わらないリズムだったような。2番手集団の先頭でプレッシャー少なめの追走になったこともプラスだったでしょう。パドックでは調子のよさが伺えましたし、シンプルにレースを進めることになりそうだなと思っていました。こういう見立てをしているなら逆らわずに買うべきですねぇ。

公式レースラップです。
12.8-11.0-11.8-12.2-12.2-12.1-11.1-10.7-11.7

ソウルスターリングの逃げ、想定外でした。いや、想定はしていましたが、次走を考慮すると戦略としてとらないだろうと見ていました。自分の見立ては逃げても控えても、この馬場と枠で勝ち切るのは難しいというもの。それ自体は合っていたのですが、まさか逃げるほうを選ぶとは。

蓋をされないようにプッシュして最内の進路を確保しつつ、ダイワキャグニーのプレッシャーから解放させるように先頭に立つ姿は、鞍上も想定内だったように思いますが、果たして優先順位の高い選択肢だったのか。

かなりのスロー、それも1000m61秒前後なら登坂部分かその手前で10秒後半の加速勝負になり、その場合番手に控えるソウルならより加速力にアドバンテージのある他馬がパスしていくだろうと読みでした。でも蓋を開けたら全然異なる展開ですものね。それも想定していた上がりラップの構成だけは合っているという。。。10.7を叩き出したあたりでダイワキャグニーとの競り合いに敗れてしまった格好。エクイターフでの末脚勝負ならディープに一日の長がある、という言い方でもよいのかもしれません。

ちょっと補足:
そのダイワキャグニーを外からディープが交わしてのワンツースリーですから、という記述がぬけていますね。失礼しました。また、ラスト1ハロンで1秒ラップが落ちていることには体感値からしてもちょっと違和感を覚えていまして。書いて消してとやっていたんですが、こちらも改めて書いておこうと思いました。それもまた「日記」になりますよね。

オークスの押し切り方が鮮やかだった分、その他のラップバランスになった際の対応力が今後の課題になりそうですね。…でも、それを言うなら他の馬のそうですよね。サトノアラジンなんか得意な展開、スイートスポットが小さめな印象ですし。おそらくはこれを理解して臨める鞍上ですから、次走天皇賞でどんなレースになりますか。やはり、馬場と枠順の影響は大きくなるのでしょうね。


毎日王冠での牝馬の逃げ、というキーワードでウオッカを連想するのはとても健全なファン心理と思います。あーこう書くと皮肉っぽくもなるのか。かくいう自分も当然のようにイメージしていましたしね。健全なファン?w

ただ、スタートに秀でたウオッカを他馬は深追いせず、武豊はこれに逆らわずにどう1800のペース配分をするか、という予見ができたあの時とはずいぶん事情は異なっているでしょう。初めて逃げを披露した当時の投稿をあさってみましたが、自分、相当ジタバタしていましたねw
more than a DECADE ウオッカ惜敗

2008年のそれと符合するのは、4コーナーから直線にかけて1秒以上加速している点でしょうか。ただウオッカの場合、直線はいってすぐに最速ラップで突き放しますからね、馬なりで。エクイターフ導入前後など諸条件は異なっていますからそれだけで優劣は語りきれないわけですが、ウオッカを中心にレースが展開する当時の評価を知りつつ、10.5-11.3-12.0で直線を粘り切ったパワフルさを思うと、いまのソウルスターリングと比べるのはちょっと酷かな、と感じる次第です。

符合するポイントが見つけて連想する楽しさに水を差すのは野暮なのですけどね。次へのフリカエリという意味で。はい。


本命マカヒキでした。ソウルの直後でスローを立ち回るならこの馬、と思っていましたが、若干の出負けと2ハロン目を追走できず、マッチレスヒーローに前にはいられて立ち回りが難しくなりました。ひとつ早く判断して中団追走に切り替えていたら、直線前が詰まり通しということもなかったでしょうか。でも基本はポイントポイントで俊敏に振舞えなかったダービー馬自身の問題のように思っています。このあとは思い切った乗り方ができそうですが、さらに調子を上げてこられるのか。。。エイシンフラッシュのイメージだったのですけどね。


勝ったリアルスティールは前週の坂路追い切りが49秒台。デムーロの体内時計はやはりと思いつつw フィジカルの充実そのままの差し脚でした。このあとは天皇賞かブリーダーズカップマイルという声が。いやー、ブリーダーズカップは観てみたいなー。天皇賞の場合はサトノクラウンがいますからデムーロは乗り替わりになりますしね。日程のキツさも込みで、慎重かつ大胆な判断をお願いしたいと思います。


グレーターロンドンは完全にひと叩きの様相。直線、サトノアラジンの後ろから終いをしっかり伸ばした、という表現がちょうどよいと思います。爪の影響に苦慮していたことを考慮するとしっかり仕上げてきた印象ですが、おそらくもうひとつパンプアップしていていい馬体。息の作り方も含めていいひと叩きができたのでしょうね。パドックまでは本命にしようかな、と思っていたのですが、この考えが浮かんで印を落とした形です。いや、本番楽しみですね。ぜひ順調に&鞍上継続でお願いしたいです。



いちおう。土曜はサウジアラビアロイヤルCのパドックにギリギリ間に合うタイミングで現地観戦しました。重馬場とは言い難いよい馬場コンディションという条件は付きますが、ダノンプレミアム、ステルヴィオともこの後が楽しみなパフォーマンスでした。個人的にはカーボナードの今後がちょっと面白そうだなと思っています。

最終レースはパスしてそのまま競馬博物館に向かいました。「拝啓、ディープインパクト様」と題して、これまでディープに携わった関係者がディープ宛に手紙を書くという企画。…何というか、ファン目線の企画といいますか、関係各位のご協力に感謝するばかりといいますか。いや、馬に手紙を書く、ですからね。書くにあたって違和感とか気恥ずかしさとか、いろいろ飲み込んでいただいたのでは、と邪推するばかり。

撮影もSNS投稿もOK、ということで、Twitterに何枚か写真をアップしてみました。実際に使用した馬具や蹄鉄、馬服、天皇盾やジャパンカップなど、展示も充実していました。11月の府中開催いっぱい展示しているようなので、ご興味ある方はぜひ。

スタンド内では古今をとわない競馬マンガを集めた展示も。個人的にはダービージョッキーですかねー。馬群が1列になってしまう序盤のダービーや、恐怖をあおってスパートした小倉2歳S、どちらが先にというわけではなく鞍上鞍下がアイコンタクトで呼応したハッピーゴーラッキの弥生賞とか、ほらほら、そらでつらつらと出てきますよーw 最終回の武上先生の涙が一番のツボ、というのはちょっとズレているかもしれませんねー。レースの合間なりで、こちらもぜひ。



最後に。

凱旋門賞をまとめそこなっているうちに府中開幕を迎えてしまいましたねぇ。手元では進めていたのですが、時間と体力と集中力と残務とお付き合いと、まぁいろいろありますよねw 

終わってからだと、キングジョージと凱旋門を同一年に勝つ、歴史上稀有な牝馬に負けたのか(どうやら史上4頭目??ラムタラ以来ではありますね)という感慨もあります。あー言い訳にしたいわけではなく、血統から見てもジョッキーのドライビングから見ても、欧州競馬の特性と歴史に跳ね返されたなぁ、という種類の感慨ですね。

いろいろな角度から語れるテーマですが、いまいま自分が感じるところを、このあと寝落ちしなければw書けると思います。…確約はせずにまいりましょうかw

2017.10.03


レッドファルクスの連覇成りました。

レッツゴードンキがきれいに抜け出していたんですけどねー。大きいストライドでかつよく回転する独特のフォームで豪快に差し切りました。日中のレースではラスト1ハロンが加速ラップになる締まった良馬場。前が止まらない展開を想定しやすいはずなのですが、強かった。持ち味の末脚に徹しての連覇。お見事でした。

公式レースラップです。
11.9-10.8-11.2-10.9-11.1-11.7

参考になるかな、昨年のラップも。
11.8-10.5-11.1-11.2-11.2-11.8

ラップ構成は昨年と相似していますが、メラグラーナ戸崎やダンスディレクター浜中はレース後「遅い」ペースについて指摘しています。ワンスインナムーンがすっと先頭に立ち、ダイアナヘイロー、ビッグアーサーが順にポジショニングしたことで比較的厳しい場面はなく隊列が決まったことがペースを落ち着かせたように見えます。

2ハロン目は昨年より0.3遅く、3コーナーまでに内のポジションを取るタイミングがなかったネロ、ファインニードルは3、4コーナーで抑えながら外を回る大きなロス。3コーナーまでの距離が少なめなことも彼らに遅く感じさせた要因かもしれないなと邪推しているところです。

ワンスインナムーンのラップメイクがこのレースの大きなポイントですね。3ハロン目

もうひとつ。パトロールビデオで確認できますが、ビッグアーサーとダイアナヘイローはスタートから気持ち外に張ってから内によせて3コーナーを迎えています。外枠の先行馬へのけん制の意図があったでしょう。こうすると外から交わすのが少し大変になりますよね。特にネロには堪えたのではないでしょうか。このあたりはベテラン2人のヘッドワークの賜物と思います。…まぁそれ以前にブリザードがスタート直後に左右にぶつかっていて、このパチンコ状態がファインニードルには致命傷だったわけですけども…。


勝ったレッドファルクスはスタートから不利なく3コーナーでは中団に。両隣は武豊と戸崎ですから、派手にぶつけられるような懸念は少なめと考えてよさそうですけどね。

直線はかなり外を回っているんですけどね、それまでのコースロスを抑えていることが効いていたでしょうか。ネロとファインニードルの間を割って外に出したあたりは偶然ながらも皮肉な構図であったと思います。

今日の勝ち方を見ても、1400がベストと思うんですよね。このあとどこに向かうのか。再び香港、よりは京都のマイルのほうが面白い気がしています。初コースでもありますし観てみたいですね。


本命はセイウンコウセイでした。速くはないペースを積極的に先行してイニシアチブを取れるならと期待していたのですが、かえって馬群に戸惑う流れだったようです。ただ、速い馬場への適性がそこまでないことも改めて露呈したような。。。函館SSの前半、シュウジを追走できたスピードを頼りに単穴のつもりで買いましたが、脚の使いどころが逆になってしまってはね。ダイアナヘイローの位置をイメージしていたんですよ。残念でした。


スノードラゴンの4着は驚きました。内ぴったりを回っての差し勝負でここまで押し上げるとは。高速馬場への適応も十分だったのでしょうが、末脚の息の長さが問われたと考えて納得しているところです。前半が緩んだ分、末脚の持続力は必要になったのでしょう。今さっき昨年の走破タイムを見てみたら、今年と同じ1:07.7。16番人気は侮りすぎでしたね。


ビッグアーサーは6着。坂を上がり切ったところで目いっぱいになりました。でも、雄々しいレース振りでしたね。前目でペースを受けて直線逃げ馬の外から押し切りにかかる、福永のリードは横綱競馬のそれでした。完調だったらなぁ…。セントウルS回避の経緯から100%でG1を迎えられない可能性を感じていましたけどね。

完調で、スムーズに走っていたら。ひょっとしたらあの進路取りは鞍上なりのチャンピオンへのリスペクトであったかもしれません。古い例えかな、グラスワンダーの3歳時の毎日王冠、逃げるサイレンススズカに早仕掛けで対抗した的場を思い出しました。チャンピオンの矜持を表現するジョッキー、いまだと稀少ですかね。…昨年の反省を踏まえただけかもしれませんけどね。


メラグラーナは後方のポジションから脚を伸ばす展開。レッドファルクスとほぼ同脚質(=ポジショニングが被る)、そして前半のポジショニングでひとつ下がってしまう傾向を覚える戸崎、と考えて自分は評価を下げました。当日、リアルタイムで観戦できなかったのですが、パドックを見ていたら評価を下げることに確信をもっていたでしょうね。腹回り、ギリギリとみました。反動がないか懸念が残ると思っています。


ラインミーティアはトモを滑らせたようで残念。スノードラゴンの位置で立ち回っているイメージだったんですけどね。ダンスディレクターは外枠スポイル。ペースが速くないと大外枠の差し馬はほぼノーチャンスかもしれません。シュウジは想定範囲内の大胆な待機策。人気薄で迎えるG1だからこそできる調整と見えました。スタートから力まずにニュートラルに走るエクササイズ。上がり最速32.7が次につながるかは、うーん、未知数といったほうがいいように思っています。



最後に。

シャンティイの凱旋門賞はリアルタイムで観戦できました。日本馬2頭は残念な結果でした。それまで無理していたのかな、月曜は観戦しただけの自分がだいぶ体調を落としてしまいまして、何とかこれだけまとめている状況です。

レース後は毎年恒例の感もある、アークへのチャレンジについての賛否があちこちで語られていますね。すっかり冷めて語られないでいるよりは全然有難い傾向なのでしょうが、わかりやすい議論ではないですものねきっと。そのあたりで思うところを少し、いまの自分なりの言葉にしようと思っています。府中開催が始まる前にまとめたいですが無理かなー。

土曜がいまのところ雨予報なので、少なくとも何とか降らないでほしいと祈りながらの一週間になりそうです。


2017.10.01


レイデオロ、秋緒戦は完勝でした。

今週からnetkeibaで始まった「哲三の眼」というコーナー。ジョッキーに重点を置いたレース回顧が連載になるようで、初回はレイデオロとルメールについてでした。
【初回無料公開】レイデオロのゲートに隠れたファインプレー「馬自身が出て行ったように見えた」 - 佐藤哲三 | 競馬コラム - netkeiba.com

もう書くこともないですかねw 1コーナーまでの先行策、戦前から予想の範囲内ではありましたが、元ジョッキーに「曖昧な抑え方くらいで調節していて」「1コーナーに入ったら落ち着くだろうという自信のある乗り方」と表現されると納得感も増すなぁと。

「33秒台の末脚を使って勝つというよりも、34秒とか34.5などのラップで勝つタイプ」という見立ても同意するところ。だからこそ皐月賞までのレース振りではダービーは本命に推しにくかったですし、この特徴を活かして勝つにはレース展開が限られると思っていましたし、その数少ない勝てる流れに鞍上がきれいにリードしたからこそのダービー戴冠と理解をしていました。

今後は先行策が大きな武器になる、とすればスムーズな先行こそ、ジャパンカップに向けてのトライアルにふさわしい課題ですよね。きれいにこれを成し遂げて完勝ですから、言うことなしという感想です。

公式レースラップです。
12.9-11.8-12.2-12.4-12.1-12.3-12.3-12.2-11.9-11.3-11.4-11.8

ただ、強いてあげるなら今回のラップがちょっときれい過ぎるかな、ということ。1コーナーでポジションが決まってから、プレッシャーも少なめでしたからね。どこかでもうひとつきつい展開を要求される場面で踏ん張る力があるか。特に極端に速いラップを1ハロン要求された場合、かな。府中の馬場コンディションはもちろんまだわかりませんから何ともですけどね。

ダンビュライトが本命でした。菊を視野に入れたトライアルになると思っていましたが、想像通りの先行策でしたね。もう少し粘れるかと期待していましたが、最後の坂で踏ん張り切れませんでした。大きく負けなかった姿に本番への期待をつないだかなと思っています。引き続き武豊を鞍上に確保したようですので、あとは賞金ですね。ギリギリ出走できるという試算を見かけましたが、何とか出てきてほしいです。

キセキは末脚勝負に徹したからこそという2着。陣営の見立てが窺える道中のポジショニングだったと思っています。菊に向かうのかな、その場合も展開に左右される面があるでしょうね。

サトノアーサーは今までにない先行策で3着。向こう正面までの引っかかる様はだいぶ気になりますが、川田もしっかりトライアルをこなした印象。欲を言うなら、直線入口からゆっくり追い出してほしかったかな。菊を獲るにはもうひとつ大胆な進め方が要るように思いますが、ジョッキーの気質とどう噛み合うか、見極める必要なあるかなと思っています。



月が明けて10月、お仕事的には繁忙が一段落するはずなのですが、どうなるでしょう。少なくともG1のことを考える時間は多少取れそうではあります。府中開催も始まりますし、できれば贅沢に時間を費やしたいですねー。

明日はスプリンターズSと凱旋門賞。どちらも馬券販売があることがもうひとつ馴染んでいないところもありますが、今後は恒例になっていくのでしょうね。どちらかというとこの週中は、凱旋門賞の各馬の動向とシャンティイの馬場状態を追いかけていました。

サトノダイヤモンドの下馬評は贔屓目で単穴というあたりでしょうか。実際、馬場コンディションに相当左右されそうですね。どうやらシャンティイの馬場発表は朝の時点だけ(日中の経過は発表されない)のようで、土曜の日中の晴れがどのくらい含水量に影響するかは当日までわからない部分がありそうです。

池江師は外枠を引いたことに運がないとコメント。これは「泣き」と受け取ったほうがよいように思い始めています。普段から客観的で慎重なコメントが多い師ですが、だからこそこの大一番で効果的になるのかなと。いや、ホントに運がないとおもっているだけかもしれませんけどね。

個人的にはスクラッチして英チャンピオンSなりBCターフに切り替える、というオプションがほしいのですけどね。でも、このあたりはセレクトセールで落札された時から想定され得ない選択肢なのでしょう。携わるひとによるバイアスはあるべきものと心得て応援するのが肝要。オルフェーヴルがあってこそのサトノダイヤモンドでしょうからね。

思い入れのある馬ですので、結果につながってほしいなぁと願いつつ。予想は少し引いた視点をもちたいかな。リアルタイムでばっちり応援したいと思います。

2017.09.23


ミッキースワローの見事な差し切りでした。

道中いつでも左にハンドルを切れるポジションをキープしたルメールの安全運転を見越したかのように、徐々にそのインへ誘導していくドライビング。中山の中距離、4コーナーで溜める形にはなりにくいですよね。一回左後ろに首を向けたのはルメールがアルアインに加速を促した直後。隣が空きましたからそこからアルアインの外に、遠心力に逆らわずに持ち出しました。すばらしきかな横山。いやーエロかったですねーw

鞍上にとっては思った以上の切れ味だった様子。神戸新聞杯の結果を待つ必要はありますが、これで菊花賞が楽しみになってきました。


公式レースラップです。
12.3-11.1-12.4-13.1-12.9-12.8-12.1-12.0-11.7-11.3-11.0

台風が過ぎての良馬場。当日は新馬からメインまで加速ラップが多く出現していました。残り1000以前から一貫した加速ラップで、かつ11.0が計時できるわけですから、なにより馬場の良化が早かったことが窺えますね。都内ですが夜中はものすごい雨風だったんですけどね。

皐月賞馬アルアインは以前よりパンプアップした体つき。休み明けの分仕上げ切っていないという印象も合わせてもちました。ただその皐月賞とはかなり異なる展開になりましたね。前受けして直線で逃げ馬をとらえて突き放したわけですから、内容的には申し分ないでしょう。

菊花賞は、合いますかね。ダービーも向いている舞台ではないと思っていましたが、淀3000はもっと向かないような。予想面では面白くなったと思っています。適鞍、どこでしょう。沙田とか合いそうな気もしますが。

サトノクロニクルは3、4コーナー中間でのもたつきが印象的。もう少し半径の大きいコースのほうがよいのかな。この加速ラップは向かなかったとも受け取っています。3歳秋のハーツクライで内枠、スローなトライアル。あまり俊敏に馬群を捌いてくるイメージが湧かなかったのですが、合っていたでしょうか。

スティッフィリオは見どころ十分。外枠から切符よく先行して、直線先頭から粘りこみました。ペースや脚の使いどころで面白い存在になりそうですが、菊花賞は賞金が足りるのかしら。欲をいえばもうひとつ馬格がほしいところ。ステイゴールドらしいといえばそうですが、直線の加速にもうひとつパワーがほしいなぁと思って見ていました。

人気どころではクリンチャーが着順を下げました。ダービーの敗因でもあった初速に足りないところがそのまま出た格好。内目の枠は被せられ易い分、相当マイナスに捉えておいたほうがよいようです。いまのところ、阪神2200で8枠を引くようなラッキーが必要かな。宝塚記念のゴールドシップになぞらえるのは多方面から苦情をいただきそうですが。



最後に。

レイデオロがジャパンカップ(天皇賞にでるかも?)、アドミラブルは屈腱炎で戦線離脱、スワーヴリチャードは音信不通?でよいでしょうか。ダービー1、2、3着が菊花賞戦線から離れてしまっていましたので、今年はどうなるんだろうと思っていましたが、これで面白くなってきました。

ソウルスターリングが秋華賞回避となっても、ローズSで楽しみが再び増してくるわけですから、何ともわかりやすいものです。秋のG1戦線に向けてローテーションが固まってきますから、どうしても9月は一喜一憂する時期になりますね。

ヤバイのは富士Sではないかと思っています。情報を追いかけている限り、ヤングマンパワー、イスラボニータ、ダノンプラチナ、ロードクエストといった昨年のメンバーに加えて、グランシルク、エアスピネル、サトノアレス、ペルシアンナイトも参戦予定。案外ドスローの前残り決着で拍子抜け、的な結果になりそうな気もしますが、戦前に期待感が膨らむのはとてもよいことと思っています。観る前の期待感がないと映画館には向かいませんものね。例えが違うかな。

10月になれば忙しさも少し抜けると思いますので、存分に時間と労力を費やしたいと思っています。ええ存分に。

その前にコリアカップは書いておこうかなw だいぶ経っててアレですけどね。…まぁセントライトも1週遅れですし、マイペースでまいりましょうか。