2017.08.06


久しぶりに北海道へ、牧場を巡ってまいりました。

ブログを振り返ってみると、2009年以来のよう。自分のことながら8年ぶりとは思いませんでした。当時はフサイチコンコルド目当てでブリーダーズスタリオンにお邪魔していましたね。その後は青森に3度ほど足を運んでいることもあって、久しぶりの北海道となりました。というか、青森もフサイチコンコルド目的なので何ともですね。

諸事情で今回は日程を絞った上でひとり旅。奥さまには後腐れない了解?を得ましてですね、…後々恨み言をいわれる可能性はあるのかしらw 8月にはいったら見学可能な牧場も多いだろうと読んで、8/1出発の1泊2日というちょっと強行軍なスケジュールで行ってまいりました。


まずは新千歳からレンタカーでノーザンホースパークへ。今回の目的のひとつ、ウインドインハーヘアに無事会うことができました。ブラックタイド、ディープインパクトの母だけでなく、ダービー馬レイデオロのひいおばあちゃん。今春はさらに子孫の活躍が広がりましたものね。年齢も年齢ですから会えるうちに、という思いもありました。

馬房に向かうと張り紙があって、パドック2にいるとのこと。スタッフの方に質問しながらパドックに辿り着くと、お仲間といっしょに佇んでおりました。終始のんびりしていましたねー。写真はTwitterにあげましたので、そちらをご覧いただければ。
Twitterの投稿はこちら

訪問時は陽射しがあって、柵沿いは日なただったためか、頃合で木陰のほうに離れてしまいました。このままかなーと思っていたら、今後はパドックの角にある水飲み場へ。上記Twitterのアップ写真はその際に激写しています。どうしても最初は耳を絞り気味になるわけですが、歩調を合わせながらのんびり動いていると徐々にこちらに関心を向けてくれまして、最後は「ウインドインハーヘアと私」的な自撮りが可能に。ご協力ありがとうございましたw


その後は日高自動車道から国道235号線を伝って静内へ。日高自動車道は門別の先まで完成していたのはけっこうびっくりしました。やはり所要時間は短縮できますからね。静内に着いてからさくっと昼食。グルメ目的でないなりに、北海道でしか食べられないものをと思いセイコーマートへw いやでもこれが正解で、豚丼がおいしかった。激しく口に合いましたね。東京に来てくれないかなw

その豚丼を車内でさくさくいただいてから、ひとつ所用を済ませて、ちょうど8/1から見学解禁になった優秀スタリオンステーションにお伺いしました。


15時ギリギリで記念館にはいって記帳を済ませ、スタッフの方と雑談。「今日からなんですけど(知ってました?)」という問いかけには、あまり宣伝してないけどどれだけ集まるかな、という期待感がストレートに表れていてちょっと微笑ましかったですね。
優駿スタリオンステーション | 馬・牧場・施設検索 | 競走馬のふるさと案内所

記念館の裏手、少し上がったところに厩舎があり、十数名の見学の方といっしょに徒歩で向かいました。右手にはマヤノトップガンという贅沢なロケーションでしたね。歩きながら、このタイミングで見学開始した理由についてスタッフの方に質問してみました。オグリキャップの頃から長らく一般見学ができなかった記憶がありまして、何故このタイミング?という疑問があったんですよね。回答は実にあっけらかんとしたもので、記念館で観光客を誘致しているのに種牡馬見学ができないのはいかがなものか、という議論があったとのこと。…それもっと前から検討できたのではという言葉は飲み込むことにしましたよ、ええこちらもオトナです。。。

印象的だったのはヘニーヒューズ。いろいろ男前でしたねw 媚び過ぎず、かといって馬房の奥でいやだいやだし過ぎず、見学時間の後半にはしっかり顔を出してくれていました。カメラを向けると目線をくれましたしね。種牡馬ですからカメラ慣れする面があるのかもしれません。
ヘニーヒューズ

一方、エスポワールシチーはなかなか顔を出してくれるところまでいかず。写真の通りちょっと隠れているんですよ。こちらに関心は持ってくれていたんですけどね。全盛期のパフォーマンスは凄かったのに、という謎のコントラストが脳内で渦を巻いておりましたw
エスポワールシチー

帰り際のヘニーヒューズも。たいがいスタリオンごと、1頭はこんな「いっちゃうの?」感を出す馬がいる印象があります。見学者の最後尾から、振り返っての一枚ですね。
名残惜しそうに見えるヘニーヒューズ

現在は見学不可にしているキングヘイローなどは、体調の問題などはなく見学案内の管理上対象から外しているとのこと。見学した厩舎の馬房の数を超える頭数がいますので、別棟への案内などに懸念があるのかなと推察。事実、スタッフの方もいろいろ戸惑いながら案内されていましたし。見学に関するノウハウ蓄積はこれからでしょうから、今後リスクを見極められれば見学の幅も広がるかもしれませんね。

あとはオグリキャップ像。実は一口参加していまして。ようやく実物を見ることができました。ピカッと銀色。
オグリキャップ像

カネヒキリの墓石も確認してきました。見学が叶うなら北海道訪問、8年ぶりにはならなかったかな。写真も撮るには撮ったのですが、お墓の写真ですから感じ方もいろいろと思いますので、ここでは控えておきますね。


その後は門別競馬場へ。初参戦でした。後半6レースほどこなしてマイナスでしたが、面白かったですね。2番人気の馬がちゃんとどこかで勝負にいって少し着順を下げている印象がありました。その分予想が単調にならず、程よい難しさでした。1日だけしか見ていませんし、これまでの傾向もよく理解していない中での手探り予想でしたからあくまで個人的な印象ですが。

移籍初レースで勝利したサクラゴスペルが何とかお財布の傷を浅くしてくれました。ブリーダーズゴールドジュニアカップももちろん観戦。前走のパフォーマンスからパドックから抜けていたサザンヴィグラスが人気どおりの快勝。転厩うんぬんはともかく、南関東の重賞で見るのが楽しみになる勝ち方でした。



8/2は初訪問となるビッグレッドファームへ。札幌に宿を取っていましたのでけっこうな走行距離になりましたが、まぁ苦にならないのは好きなことだからでしょうね、はい。

建物も牧場内もきれいでしたねー。入口すぐの建物で受付の記帳、見学者用のネックストラップを取って牧場内へ。受付ではどこにどの種馬が放牧されているか案内図があったのですが、1頭の姿も見当たらず。ひょっとして収牧?と思い、少し上がったところにある厩舎に向かうと、いました。…全馬紹介するのは長くなりすぎますので、印象的だった2頭だけ。

ゴールドシップは食べてましたねー。食べ切った後も桶の端っこを加えて空気を飲み込むようなグエグエという音。この種の癖はよくないのでは、と思いつつもこちらはなす術ないですものね。判断が確かかもわかりませんし。馬房から顔を出してはくれたのですが、写真の通りずっと傾いだ状態でブンブンし続けていました。アブ対策?のようにも見えず。何だったのかな。サービスショットとあわせて。
首を傾げるゴールドシップ

ゴールドシップのバックショット


そしてグラスワンダー。ブリーダーズスタリオン在厩時に会っていますが、モーリス後という感慨もありますのでね。ええ、スペシャルウィークよりはグラスワンダーでしたよ。

馬房を覗くと座り込んでおりまして、そのうち鼻先から寝藁に崩れ落ちるという…。寝落ち、ですねw 完全に横たわって白目をむいてしばらく、急にハッとして起き上がるところが下の写真ですw
グラスワンダー寝起き

その後はしっかり決めてくれました。ジッとしてカメラを迎える様はあまり変わらないような気がしています。しばらくいちゃいちゃ?してお別れしました。
グラスワンダー



…自分で立てたスケジュールながら、やっぱり、もう少しゆっくり回りたかったですねぇ。次回がいつになるかわかりませんが、その際は是非。ダーレースタリオン・コンプレックスも未訪問ですし、社台スタリオンにもまたお伺いしたいですし。できれば帯広にも足を延ばしたいですしね。ミーハー大公開なのでしょうが、予想の面白さやレースのわくわく感とは別の楽しみ方だなぁと改めて確認した次第です。

何より東京に比べて湿度が低いんですよね。とても過ごしやすくて。豚丼と過ごしやすさを求めて夏だけ拠点を変えられ、ないかw

2017.07.30


2019年からなくなるようですね。

ファン目線では降級馬を狙うという端的な馬券戦略がなくなりますが、ものすごく強く依存して予想している人でない限り、なくなった後の競馬にはまぁまぁ適応できるのでは、と思っています。
降級制度の廃止によるファン目線、馬主目線の変更点 - netkeiba.com

廃止の狙いはどのあたりか、という議論は、以下の野元さんの記事が詳しいですね。有料記事ですが、そもそも馬資源の乏しい時代の施策であったという歴史的経緯から追いかけることができました。
なぜ「降級制度」の見直しを? 歴史的経緯と廃止の実現性 - netkeiba.com

どうやら、1頭の馬を長い期間走らせる、という思想は一歩後退しそうですね。条件で頭打ちになってしまうタイミングが早まり、それは競走生活で収支が合わなくなる時期が早まることを意味するでしょうから、馬主向けには新たな馬を買うことを促進する方向にシフトする、という仮説はわからなくもないです。

購買のサイクルを早めることは、競走馬を早期に仕上げること促進されるでしょうか。次の購入に合わせて早く賞金でペイしたいという思惑が強くなるならトレーニングのサイクルもまた早まるかもしれません。クラブ法人であれば短期的な収支は顧客向けのアピール材料になるでしょうし。

…うーん、あまりサイクル高速化という単純な図式では語れない気もしてきましたが、例えば馬主をそのままに地方へ移籍して活躍を期待するという仕組みもより太く必要になるかもしれません。移籍緒戦で東京ダービー、という問題でわっしょいやっているのは、どうにも不器用に映りますしね。マネーのサイクルが早まることのメリットデメリットは近視眼だけでない議論がほしいところです。

獲得賞金や近走成績だけでないエントリーの条件があったらよいのかな。種牡馬限定、だと不公平が過ぎますかねw


最近RTきっかけで調べたのですが、1800m以上のレースでは距離別出走奨励賞という奨励金制度があるんですね。競馬暦に対しては疎すぎるかもしれませんが、長距離レースへの補填を設けている制度設計は、距離のバラエティへ配慮する一定の姿勢をみることができます。

ルールの設定ひとつでゲームの面白さは削がれてしまいますので、都度の賢明な判断をお願いしたいですね。いくつか記事なりツイートなりをみた感想ということで。

2017.07.12


盛況という結果、いちファン目線ではよかったという感想です。

セールの集計速報はこちら。2日間で173億はレコード。そしてやっぱりディープが図抜けていますね。
セール速報|SELECT SALE|JAPAN RACING HORSE ASSOCIATION

2歳の評判もあるでしょうか、オルフェーヴルとロードカナロアは検討しているように見えます。が、ディープへの偏りは顕著。ポストディープインパクト、なんて言葉遊びは遠くない将来、深刻に響いているかもしれません。その頃はどんなセールになっているのでしょうね。

先日クールモアがディープとの種付けに3頭の繁殖牝馬を準備するという記事を目にしました。ソウルスターリングに来年欧州遠征のプランがあり、JBBAは昨年のベルモントS勝ち馬クリエイターを早々に輸入しています。タピット、ガリレオ、ディープインパクト。日米欧のトップの血統はおそらく歴史上最も早いタイミングで越境し合い混ざっていく様相です。でも、このセレクトセールは日本人プレイヤーが日本の血統を買い支える格好になりました。…あー購買者の名前にあがっていないだけ?という資本もあるかもしれませんね。

当歳ではキズナとエピファネイアの産駒が登場。ダービーを競り合った2頭は種牡馬としても同じタイミングでスタートラインに、と感慨深くいたのですが、どうやらエピファネイアは2015年(ですので引退直後?)に2頭種付けの実績があるようです。へー。
種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)|エピファネイア|JBISサーチ(JBIS-Search)

セール自体は仕事の合間にちょこちょこ結果を見る程度になりました。やはり購買側ではない分、「億いったかー」と眺めるような感想に留まっているのが正直なところ。自分なりにいいなと思う馬体もあったりしますけどね。見たなかではスカイディーバの2017かな。小堺さんがツイートしてましたね。


大きな話題はDMM.com の購買でしょうね。グループのプレスリリースにはまだ何も発表がないようですので、ITmediaのニュースや個人の書き込みなどを読んでおります。以下はITmedia。
DMMが競馬業界に参入 1万円からの一口馬主「DMMバヌーシー」 - ITmedia ビジネスオンライン

DMMバヌーシーという響きにやられているところですが(すごいっすねw)、1万口で募集、アプリで購入、ランニングコストもコミコミで一括支払い、という仕組みを目にした率直な印象は、クラウドファンディングっぽいなーというもの。

不特定多数からオンライン上で少額ずつ集めて商品やサービスを提供する、と言い換えて、その対象が競走馬になったと考えれば近しいように思いました。知識に乏しいのでさらさらと調べてみましたが、クラウドファンディングはリターンの仕方によって「投資型」「寄付型」「購入型」の3タイプに分類できるそうで、金融商品取引法の規制を受けない「寄付型」「購入型」が日本では主流になっているようです(「投資型」は業者の登録が必要)。

一口馬主も(厳密には愛馬会法人とクラブ法人)この「投資型」クラウドファンディングと同様の登録、法規制を受けるようで、今回のクラブ、DMMドリームクラブは既存の一口馬主クラブの仕組みと変わらないのかもしれません。ちゃんと調べろって感じですが。


まぁ、馬券販売の仕組みも、パリミューチュエル方式を採用して賭けを成立させる、ある種のファンディング(資金調達)ともいえそうですよね。数万の資金があって、キタサンブラックやジェンティルドンナの下に一口出資して楽しむか、馬券という仕掛けにそれを向けるか。多数の競馬ファンにとっては楽しみ方、消費の仕方に選択肢が増えた、という理解でもよいかもしれません。

個人的には予想の組み立てに面白さを見いだしているので、手元の資本はその馬券という形に費やしたいかな。

サービスのテーマを「投資やギャンブルではなくて感動体験の共有」としているそうで、仮に収支がマイナスだらけになってしまった際に今回の購入者がどのくらいリピーターとしてついて来てくれるか、そのモチベーションの持続が課題になるものと予測しています。…およそ傍観の態度ですなーw


競馬ラボの特集ページに高額落札馬が並んでいます。ノーザンファーム産の勢いはすさまじい限り。
セレクトセール・総力特集 | 競馬ラボ

こちらは上場馬一覧、年齢別で父馬順です。ほとんどの馬に常歩のムービーがあるのは素晴らしいです。
上場馬一覧|SELECT SALE|JAPAN RACING HORSE ASSOCIATION

このあたりを見ておいて、1年後2年後のPOGにつなげるならわくわく感も増すでしょうか。落札金額の大きさで盛り上がりつつ、馬体や動きの観察に時間を費やす堪能の仕方、…そんな時間の余裕がないような気がしてきましたw ずっと観ていたいですけどね。


2017.06.11


右前脚に熱があり、獣医の判断で取り消しとなりました。

JRAの発表はこちら。右前肢跛行と表現されています。
【2017ベルモントステークス(G1)エピカリス号が出走取消 JRA

Racing Post の記事はこちら。
Japanese raider Epicharis out of the Belmont Stakes | Horse Racing News | Racing Post

水曜の追い切り後に右前に熱をもったという報道が出ていました。陣営は最後まで出走の意思を持って対応していたようですが、最終的に向こうの獣医が判断を下した模様です。

萩原師は深刻な状態にはないとコメント、診断をしたスコット・パーマーはあと1週間あれば走れただろうというコメント。100万ドルのボーナスの可能性、数億に及んだであろう日本での馬券の売り上げ、今後の招致活動への影響。すべて重要な事柄ですが、馬のコンディションが優先され、ビジネスの都合、そのしわ寄せが馬への負荷につながらなかったことは健全と表現するのがよいでしょうか。

「The top priority is the horse.」というコメントが象徴的ですね。なにやらエンデュランスのチェックポイントが通過できなかったような印象もあります。賢明な判断があった、と理解すべきでしょう。とても残念ですけどね。


古くは、いや個人的にはまだまだ鮮明な記憶ですが、カジノドライヴもまたベルモントには辿り着けませんでした。改めて調べてみましたが、前日に発症した左後ろのざ石。JRA-VANの鈴木淑子さんの記事に行き当たったのですが、こうした時の期待のつなぎ方は今も昔も変わりませんね。
第4回 カジノドライヴの夢の旅はつづく|競馬かわらVAN|競馬情報ならJRA-VAN

そう考えると、昨年のラニは本当に価値あるチャレンジで、とてもタフだったなぁと改めて。調教助手さんのツイートから、当時の調整にはかなりご苦労されたことが窺い知れております。


馬券販売はもちろん継続。日本馬のスクラッチは想定された範囲のこと、でないと相当片手落ちですものね。日本馬不在でかつ各馬の情報、予想などが揃った海外レース。どんな売り上げになるでしょう。自分は、…素直にアイリッシュウォークライから行こうかなw


最後に。

エピカリスの今後。まだまだ気の早い話ですが、今年は国内専念してほしいかなと。しっかりカラダが出来上がってから、その頃には日本のチャンピオンでいるでしょうから、改めてチャレンジしてほしいと思っています。新潟、大井、中京、府中。単純に直接レースを目にしたいのが大きいですけどね。

最終的に、サンデーサイレンスの血をアメリカに還流できれば素晴らしい結末でしょうか。出走取消はその楽しみをつなげるプロセスのひとつと受け取っているところです。残念ですけどね。


2017.05.04


ちょっとした思い付きを。

キタサンブラックの強さはコースを問わないなぁ、などとふわふわ考えていた際に着想。歴代のG1馬をコース別で分けてみるとどうなるか。「中央」4競馬場(東京、中山、京都、阪神)にフォーカスして、ざっと分類してみました。

条件:
・対象はグレード制導入後、中央G1を4勝以上した馬(3勝だとちょっと多くて。。。)
・G1を制している競馬場の数をカウント
・G1を制していないがG1を2着、または重賞勝ちのある競馬場をプラスアルファでカウント


結果は以下の通り。割と端的な結果になったような。

・4場すべてでG1勝利
テイエムオペラオー
ディープインパクト
オルフェーヴル
ジェンティルドンナ

・東京、中山、京都+阪神
オグリキャップ
ナリタブライアン
ダイワメジャー
メイショウサムソン

・中山、京都、阪神+東京
ダイワスカーレット
マヤノトップガン
ゴールドシップ

・東京、京都、阪神+中山
メジロドーベル
ブエナビスタ
アパパネ
キタサンブラック

例えばキタサンブラックは、ジャパンカップ(東京)、菊花賞+天皇賞春2回(京都)、大阪杯(阪神)でG1を獲っていて、中山では有馬記念2着、ないしG2セントライト記念勝ちがありますので「3+1」という括りになります。


…早速コアな皆さまからはうりゃおいな勢いでお叱りをいただきそうですねw 京都と阪神の内回り、外回りを区別していないあたりは特にそうでしょう。あくまで「端的に」分類と把握ができればなぁという分析ですので、そのあたりは含みおきいただければと。個人的な最近の流行り言葉が「正確だけど煩雑」というのもありますね。

阪神だけG1未勝利という馬が牡馬ばかりなのは、いまでは朝日杯がありますが、宝塚記念オンリーという事情が大きいでしょう。牝馬には阪神JFと桜花賞がありますからね。一方、中山のG1未勝利に牝馬が集中しているのはもちろん牝馬G1がないから。そう考えると、コースに限らずその都度の諸条件のばらつきを乗り越えて4場すべてでG1を獲るのは相当傑出していることが分かりますね。

「3+1」でもその時その時のG1戦線を牽引した馬がしっかりカウントされることがわかります。もちろん、この「3+1」にあてはまらなくても強かった馬はゴロゴロいますよね。残りの該当馬の分類は以下の通り。こちらも興味深い。カッコ内の未勝利、未出走はG1についてです。

・3+0
ミスターシービー(阪神未勝利)
シンボリルドルフ(阪神未出走)
タイキシャトル(阪神未勝利)

・2+0
ウオッカ(中山、京都未勝利)

・2+2
スペシャルウィーク(中山、阪神未勝利)

・2+1
トウカイテイオー(京都、阪神未勝利)
メジロマックイーン(東京、中山未勝利)
グラスワンダー(東京未勝利、京都未出走)
シンボリクリスエス(京都未出走、阪神未勝利)


例外なのはロードカナロアとアグネスデジタルかな。どちらも香港勝ちがあり、後者は川崎、盛岡も加わります。中央以外の実績を加えてはじめて条件を問わない強さが見えてくるタイプと言えるでしょうか。いずれも短距離を主戦場にしているのはG1の数が限定されていることもあるかな。あー、タイキシャトルはドーヴィルでも勝ってますよね。

直線の長さと勾配から、東京と京都、中山と阪神を括ってとらえることは珍しい考え方ではないでしょう。それに倣うならスペシャルウィークとグラスワンダーはきれいな棲み分けになっていますね。中山と阪神でグラスワンダーが上回ったという格好ですが、中山での差はほんとうに僅かですし、スペシャルウィークは中山で重賞2勝。とはいえグラスワンダーも東京1400では破壊的な追い込みを見せていますし。…いい時代を目撃できたんですねぇw

ウオッカとシンボリクリスエスは厩舎の取ったローテーションにバイアスが見られますし(それがまた面白い)、コンプリートという点ではシンボリルドルフの宝塚記念取消がくやまれますw



異なる3場で結果を出しているということは、条件を問わない強さの証でしょう。その点で「3+1」がひとつの閾値、端的なバロメーターになるように思いました。G1を3つ獲っている馬の分類は数が多いので、興味が湧いた方はやってみてくださいませ。あー、あくまで芝G1に重きを置いた分析になっていますよね。ダートの指標はまた違ったものになるのでしょう。

参考にしたのは以下のサイトでした。ありがとうございました。勝手紹介ですが。
競走馬名鑑 : G1勝利数(JRA)



最後に。

武豊がキタサンブラックを指して日本のエースとコメントしていました(ご自身のブログにて)。大阪杯の時点でこの「3+1」に加わっていたわけで、そこにレコードで連覇ですからね。これまでの名馬と並べても納得感があります。

すでに出走各馬の次走報もでていますけどね。天皇賞春についてはこのあと書こうと思います。