2008.09.29

東西どちらも見事な内容でした。

オールカマー。
直線向いてからの蛯名の馬なりは、もうすばらしいの一言!
虎視眈々というか、前をかわいがるというか、
磐石の横綱相撲というか、往年の岡部幸雄というか。

マツリダゴッホ、ここでは力が違いましたね。
それを見事に鞍上が表現してくれました。

本番は簡単ではないでしょうが
史上初のオールカマー連覇。
素直に驚かせていただきました。

強いウマの強いケイバ。そろそろG1、という感じになってきました。
さすが。



一方、神戸新聞杯。

ダービー馬は案の定、仕上がり途上に見えました。
ラスト1ハロンに若干時計がかかっているのはおそらくそのせいでしょう。
近年になく休み明けの難しいチャンピオンホースになりそうです。
個人的にはChief's Crown~チーフベアハートの血統に
仕上がりにくいイメージをもっていますが…。

ブラックシェルはよく折り合ったな、と。
ようやっとという感もあり、一回使ってどうなるか。
しかし人馬ともに重賞がなかなか勝てないですねぇ。

オウケンブルースリは、納得の競馬だったのでしょうか。
菊に向けての内容を求めるなら、中団に押し上げつつ折り合うという
課題を課したほうが先につながるのではと思いました。
確かに、結果として本番に向けて穴馬の1頭のままになったことは
不気味さが増したとはいえます。
でもジャンポケだもんな~。


くしくも阪神で、2000年のラジオたんぱを思い出させる
産駒同士の代理戦争。
でも、デジャヴにならなかったのは
親父とちょっとずつキャラが違うから、かな。


関連記事
2008.09.28
神戸新聞杯。新聞を見てびっくりしています。

出走馬18頭のお父さん全てが
日本で走っているウマなのです。

種牡馬を常に輸入し続けていた日本では必ずしも
お父さんの走りをファンが見ているわけではありませんでしたから。

自分にとってはリアルタイムでそのレース振りを見ている
お父さんばかりです。
(見ていないのはフジキセキ、エイシンサイディくらいですね)

タキオン、ジャンポケ、クロフネ、ギムレット、クリスエスはいうに及ばす
古くは(という表現になるのかぁ)ダンスインザダーク、
ヤマニンセラフィムの京成杯なんか現場(*このときは東京競馬場)にいましたし。
あの同着はスタンドどよめいてましたね。

サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、トニービンなど
輸入された種牡馬がバリバリ活躍してた頃には
クラシックのトライアルがいわゆる「父内国産」で占められるような状況は
想像しようもありませんでした。

国内で2世代、3世代と、お父さん側の血統が続いていくのは
なかなか珍しいことでしたから。

隔世の感、というやつですね。



只今は、オウケンブルースリをどれくらい疑ってかかるか、を思案中。

差しが多く、逃げたいウマが少なく、横山もいないとなるとw
スマイルジャックは連軸的に外せないかな~。
そーいや横山は今日もやってましたね、ネヴァキングダムでの大逃げ。
こわいこわい。

親父の数字を超えにかかる福永のアインラクスも
成長具合が気になります。
スローの上がり勝負ならスエズやナムラクレセントも。

ディープスカイ?
終わってみたらこのウマかもしれませんねw


関連記事
2008.09.23


秋のG1開幕戦、スプリンターズS。
登録馬が発表されています。

実力の抜けた馬が見当たらないせいでしょう、
30頭と登録も多いですね~。
馬場状態と枠順がずいぶん結果を左右しそうです。

いまのところ気になっているのは…
スリープレスナイト
タニノマティーニ
ビービーガルダン
マルカフェニックス
あたりでしょうか。

スズカフェニックスは前走後あちこちで報道されている通り
あのスタートの反応と前半の加速からすると
現時点ではマイルのほうがよさそうです。
ただ、スピード感を維持する意味で、もう一回スプリントを使うのは
アリかもしれません。
今年のユタカさんは、重賞になると難しいウマに乗ってる気がします。

プレミアムボックスは鞍上の仕掛けどころに注目します。
プレミアムには、展開のはまるポイントがすごく小さいイメージがあります。
自分に向いた展開になるか、その上できっちりチャンスを活かせるか
楽しみはそのあたりと思っています。



さて、外国馬の出走ですが今年はゼロ。
確定しているようです。
香港のチャンピオン、セイクリッドキングダムも辞退。

サイレントウィットネスやブリッシュラックなど
過去参戦した実力馬が、日本へ遠征する際のものさしになってる?
確かにお試しで来るようなチャレンジャーはいなくなったようです。

それにしても、「グローバルスプリントチャレンジ」。
欧豪日の国際G1をポイント制にして年間チャンピオンを決めるイベントです。
スプリンターズSもはいっているのに、日本のウマだけとは。
http://jra.jp/news/kokusai/globalsprinte.html
  └ JRAの紹介ページです。


グローバルスプリントチャレンジに限らず
海外馬の日本遠征はどうやったら増えるのでしょうね。
現状は、門戸だけ開いて実態がほぼない、といったところですから。

そもそも増えたほうがよいのか、という議論もあるでしょう。
ジャパンカップ創成期とはずいぶん状況も違いますし。

参戦をうながすとしたら、制度の見直しかなと思っています。
たとえば、海外の調教師に日本の免許を交付できるようにする。
いや~、無理そう。思いつきですよ~。
でも、オブライエン厩舎の日本支社とかできたら、すげーな。


海外馬の参戦がいつのまにか廃れる、というのが
危惧しているポイントです。
それは、いつのまにか、日本のケイバが世界の視野から外れることを意味しますので。
それはもったいないと思うのです。


…もったいない、という概念は日本でしか通用しないかな。


関連記事
2008.09.17

思わぬところから情報が入るものです。

「優駿の門」というマンガの文庫版が
月2冊のペースで出ています。愛蔵版ですね。
その巻末に、最新の海外コラムが特典として載っています。

始めは「なんでここに」と思っていましたが
16巻の巻末に、意外で貴重な内容を見つけました。

ロックドゥカンブの「その後」。


ロックドゥカンブに関しては、昨年秋から
本格化するのを楽しみに追いかけていたのですが
6月の宝塚記念のレース中、左後繋靭帯断裂を発症し
惜しくも引退していました。

ロックに関する過去の記事はこんな感じ。
 祝杯は改めて
 ロックドゥカンブ引退
まぁ、よくもわるくも浮かれております。



バルバロ、というウマがいました。アメリカ産のウマです。
2006年に全米一を決めるケンタッキーダービーを圧勝しました。

アメリカ三冠の期待もかかった次走、二冠目のプリークネスSで故障し、
右後ろ脚に27本のボルトを入れる手術、
そして半年以上に渡る療養の末、
回復不可能として安楽死の処置がとられました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AD
  └ wikipediaです。バーバロと表記しています。
http://www.vet.upenn.edu/PennVet/News/Barbaro/tabid/849/Default.aspx
  └ バルバロの治療に当たったペンシルバニア大学のサイトです。
  └ 当時の記事、写真などがアーカイブとして残っています。


その療養中に開発された、脚を着地させずに治療が続けられるという「特殊なギプス」を
現在、ロックドゥカンブが使用している、というのが
文庫の巻末に見つけた内容でした。

万全を期してなのか、一時予断を許さなかったのか
そのギプスを取り寄せ、使用している理由は判然としませんでした。
ただ、バルバロの臨床経験がつまったギプス。
ロックがその経験値を引き継いでいるという事実は、ショックでした。

サラブレッドの脚を守る技術、という
血統とは違った、命の繋ぎ方があると言えるわけです。



靭帯断裂後の経過が順調であるとの報道。
種牡馬になる場所を探しているとの報道。
それを受けて、競走馬ロックドゥカンブを総括した自分。

登録を抹消し、引退した時点で
競走馬としては過去のウマ。それは間違いありません。
この状況に踏み込んで無理に報道し続けろというのは、ヤボと思いますし。
(どなたか、見守った結果として、長期取材で実のある記事を書いてくれることを願います)


しかし、
競走馬にならなければ生きることがままならない、というサラブレッドの社会性。
種馬という経済価値の可能性が治療をさせているという現実。
競走馬以前に生命であるという事実。
競走馬であったからこそ自分が知り、思い入れできるという、ケイバという仕組み。

なにかまとめて謝らなければいけないような気がしています。
何に対して、でしょうね。





…ごめんよロック。
程度はしれないけど、まだまだ戦わせているんだよな。

少し感傷を含みつつ。
がんばれ。





関連記事
2008.09.14

最近、悪いクセにはまっているようです。

3連複の軸一頭買いで、相手は全部1~3着にきてるのに
軸だけが負けるというパターン。
新潟2歳Sも1~3着まですべて押さえていて、軸が8番人気のマイネルウェイヴ…。
攻めすぎたのかしら。

今回もやってしまいました。
でも堅実な発想でリザーブカードを軸にしたのですよ。
追い出したらハミをとらなかった、とは…。不思議。

今回も1~3着はみんな相手で押さえていました。
特にレッツゴーキリシマ。狙ったとおりだったのになぁ。
鞍上北村の復帰もめでたく。

キストゥヘヴンは桜花賞以来の勝利。おぉ。
内枠先行馬が有利な中で、外枠で唯一勝負になったあたり
復調という言葉では収まりきらない結果なのだと思います。
今後はどこを目指すのでしょうね。楽しみです。



最後にダンツキッスイの鞍上について。
ああいったスタートは勝利か惨敗か、極端な結果しか待っていないものですが
躊躇なく押し出していった気概は、今後につながると思っています。
躊躇していられない仕事ですからね。

報道にもよく登場するようになりましたが
少なくとも、自分の目から見ているかぎり
期待のホープではあっても、「天才」ではないかなと。
マスコミの常套句であるだけで、読み手がとらわれる言葉ではないと思います。

カッチーこそ天才だ、という噂ですw
それは天然じゃなくて?


関連記事
2008.09.13
夏ケイバ、終わりました。

なかなか不調でしたね~。先週の新潟2歳Sも
好きだったグラスワンダー産駒の馬券は買っておらず、残念。


そして今週から、秋の中央開催の始まり。

この時期になると、春のG1馬が夏の休養を終えて
秋の大レースに向けてトレーニングのピッチを上げてきます。
どのレースから復帰するか、でわくわくできる時期でもあります。



で、ウオッカ。
毎日王冠から始動。そして鞍上は武豊。
いや~、ほっとしましたw

なぜほっとしたかは過去の記事をご参照のこと。
思い入れがある分、かっちり&辛口&クドくなっております。
…我ながら、いろいろ書いておりますねぇw

年度代表馬は印象で
ヴィクトリアマイル回顧
安田記念回顧
ウオッカとディープインパクト



春先の2戦、武豊の差し届かない乗り方にあれやこれやいう向きもありますが
ウマ自体に課題が減ってくるなら、乗り方も変わってくるものかと。
世界で、これほど頼もしい鞍上はないですよ。

見たいと思わせてくれております。



少し先の予定も報道で聞こえてきました。
どうやら来年も現役を続行し、順調なら長期海外遠征のプランも。
また海外で種付け&繁殖入りという話も。
ぜひぜひ、順調に。


今年の予定は、毎日王冠から天皇賞(秋)。
その後はジャパンカップが濃厚らしく。

有馬記念出走は、ないかな~。やっぱり中山は合わないかな~。
お父さん(タニノギムレット)も皐月賞で不器用な惜敗をしましたからね。

個人的には使う理由がないと思うのですが。
世論が許すかどうか。さてさて。


関連記事
2008.09.07

モバイルサイトで、よくレース分析の記事を見ています。

過去のレース結果の集計から、例えば
新潟と京都のダート1200m戦は似たタイプのウマがよく走る、とか。
例えがマニアックか。さっき読んでなるほどーと思ったので。

最近はデータ分析にもとづくコラムが多くなってますね。
傾向をわり出す切り口と限界に、しっくりくるものが増えています。


ただ、データに漫然と触れているうちに
むやみなフィルター=固定観念を作ってしまうことがあるので、
そこは注意しながら。

たぶん、固定観念だらけになると、楽しくなくなっていくんじゃないかと。
またこのパターンかよー、とかグチりながら
勝手にマンネリ化させてしまう恐れが。

驚くべきときに驚けるように。
自分はデータの「例外」を探すために読むようにしています。
G1を勝つようなウマなら、データの平均からすれば「例外」ですしね。


----

…少し抽象的な物言いになりますが、
ある対象を数量化、データ化して傾向をとらえる作業は
目的を逸した瞬間に迷走すると思ってます。

「楽しむ」ための分析、という軸は保ってないと
大事なケイバが迷走しそうで。
分析した結果が楽しいものとは限らないわけですから。


そもそも何かにハマる瞬間って、細かい分析なんかしてないで
もう魅了されてるものじゃないか、とも思ってます。
好きになっちゃったんだから、しょーがないじゃん、みたいな。

で、その正体を少しでも確かめるために分析をする、と。
ことわりを解きあかす=理解、と書きますしね。

なので、
楽しさや思い入れと、その分析は別モノだという
バランス感覚は大事にしていくつもりです。


分析ぐせがある分、なおさらなのです。
飽きもせず、こんな書き物も続けてますしねw

----


ちなみに、どのコラムを見ても条件を絞り込んで分析するほど
サンプル数が足りなくなってる印象w

分析している皆さんはすごく苦労してるみたいです。
がんばれ~。


関連記事
2008.09.03
和訳するとなんともキッチュですねーw

デュークオブマーマレード。
現時点で、欧州最強の評価を得ているサラブレッドです。
中距離路線でG1を5連勝中。
秋のビッグレース、凱旋門賞の有力候補、なのですが。
その5連勝目のレース内容に一部からフェアでない、との声が。
今週のGallopのコラムが元ネタです。


ラビットと呼ばれる役割があります。
日本では珍しいですが、欧州の大レースではいたってポピュラー。
いわゆるペースメーカーですね。

有力なウマを勝たせるために、最適なペースを作る役割を負います。
たいていは同じオーナーのウマか、同じ厩舎のウマがつとめることになります。
大レースでその役割を果たすわけで、それなりの力を持っているウマが選ばれます。

で、そのレース。インターナショナルS。
ペースを引っ張るだけならまだよいなのでしょうが
今回のラビット、レッドロックキャニオンは、ラビットとしての役割を終えた後
ライバル馬の進路を軽く邪魔し、これがインターフェアではないか、という議論が
起こっているようなのです。


じゃあ、見てみよう。

というわけでYouTube。



…しかし、これは重い。重すぎる。




…風呂に入ってきましたw まだだめかー。




…おぉ、見れた。やはり高画質。


…うーん。確かにこれはアカンかもなぁ。



日本だと、スタミナがなくなってバテたウマは、追い抜いていく
他のウマの進路を妨げないように後退していくのが暗黙のルールになっています。
フェア、という評価にもなります。
しかし映像見る限り、ジョッキーが意識して進路をふさいでますね。

さらに自分ははじめて知ったのですが、Gallopのコラムによると
イギリスの「競馬監理機構」という統括団体のルールには
いわゆるチームプレーを禁止する項目があるようです。
…なんだ、ペースメーカー自体、反則じゃん。

黙認状態なのでしょうかね。
てっきりオフィシャルな戦略かと思ってました。



というわけで、5連勝にミソがついた(確定)マーマレード公爵。
強さを疑っているわけではないので、今後のパフォーマンスに期待してます。
(実際、メチャメチャ強い。個人的なイメージは、少し軽めのモンジュー)

できれば日本で走ってほしいなぁ。
ラビットなしで。
いや、皮肉じゃなくてw

関連記事
2008.09.01

職場の皆さんと、大井競馬場へ繰り出しました。

現地で、10人前後の集団と「若旦那」なゆかたを見かけた方、
お騒がせいたしましたw
ゆかた姿、浮いていたはずですが、気にしない気にしない。


日中は久しぶりに晴れていましたが、湿度が高く、
日が落ちる少し前から雲行きが…。最終レース前には本降りに。
ここのところの天気は、非常に読みづらいですね。



しかし、けいばというのは初めての人をエスコートするのが
ほんとに難しい。

自分にあった楽しみ方を見つけるまでは
あれこれ覚えたり、外れたりする経験値が必要と思うのですが、
もちろん初めての人はその蓄積がないわけで。

感じるのはもちろんその人なので、好きに動いてもらおうと思う反面、
何か印象に残るものがあれば、と先輩として「仕掛け」を悩んでみたり。

しかしまぁ、目の前でウマを見るインパクトにはかないませんね。
けいばですから、答えはウマがもっていたみたいです。
パドック前で待ち合わせしてよかったw


自分には、面白い時間でした。
皆さん、懲りずに、また行きたいと思ってくれればいいなぁ。
一回じゃ伝わらないものもあるし。


関連記事