2008.11.29
JC

追いきり映像をひととおり見ました。
ちょっと、すごすぎですw
今年最大のG1になる予感がしています。
各陣営とも、有馬記念のことを考えているのかしらw

まずは、その感想をざざっと書き散らします。



ウオッカはスイッチが入りすぎている印象です。

岩田が一週前追いきりに。比較的ソフトな内容に見えましたが
そもそもジョッキーが乗るべきだったのか。
このあたりは結果論でしか語れない部分ですね。
当日、心身のバランスが取れているか。ポイントになりそうです。

ただ出来はスゴイ!今期イチバンの仕上がりかもしれません。



凄まじきはメイショウサムソン。

重厚かつキレのあるアクション。
テイエムオペラオーのイメージがぱっと浮かびました。

…同父だよ、という知識が後から思い浮かぶ感じ。
いや、オペラオー以上の迫力かもしれません。
サンデーのような短期間にスカッと仕上がる血統ではないですが、
超一流の中距離ノーザンダンサー系の好調時の印象です。

昨年の天皇賞(秋)以上の仕上がりかも。



ディープスカイも十分な動き。前走以上に見えました。

坂路の前半、あの勢いではいって後半のラップも無理なく維持する、
理想的な追いきりと見えました。
しかし、上記2頭とは迫力に若干の差が。
とゆうか、2頭が破格にいいだけなのです。
チャレンジャーの分、前走よりレースはしやすいかもしれません。
前々日1番人気?なぬ?


グラスワンダー二騎はそれぞれで絶好調。

スクリーンヒーローは終い重点でしたが、闘争心あふれる感じ。
わずかなアクションでじわーっと併走馬を交わす具合は好印象でした。

オースミグラスワンはマッチョな追いきりw
パワーの量で一気に駆け上がった印象。
こっちのほうが親父似ですね。



マツリダゴッホは評価の難しいところ。
追いきりの様子を見る限り、左回り自体は悪くないと思いますが
右回りかつ小回りがおそらくベターなのではないかと。
中京はたぶんダメ。それよりはゆったり回れる東京、という印象です。
有馬記念を見据えている数少ない出走馬でしょうw


ダイワワイルドボア。
追いきりを見た瞬間、来年が楽しみだなとw
もっとよくなりそうな気配がしました。




…展開を考えるのはこれから。
外国馬の評価もこれから。
とりあえず各馬の仕上がりからワクワクしているところです。

どの単勝を持つのが一番楽しいか。
そこを焦点にあれこれ考えていくつもりです。

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2008.11.24

右尺骨骨幹部骨折。全治が不明という報道ですが
これはいたずらに乗鞍を減らさないための配慮でしょう。


ちょうどコーナーの入り口で、不器用に手前を変えた瞬間のアクシデント。
パトロールフィルムで確認しましたが、とっさに手綱を引いた反動で
前に投げ出されたように落ちていました。
ぱっと見で危険な落ち方でしたね。

前の週のポルトフィーノのように、手綱を支点に
くるんと転がればまだ安全らしいのですが。
(とはいえポルトフィーノには、がっつり踏まれたようです)


本人の無事とケガの程度を伝えるニュース(遅い!)や
小原の報道がないじゃないか(こちらのほうが重傷のはずだぞ)などと
その当日は、マウスをカチカチやりながら毒づいておりました。
小原の具合はほんとに心配です。ニュースを待ちます。


で、ケガの具合と武豊本人のコメントの報道が出てからは
JCはどうなる、JCDはどうなる、千両賞はどうなるとw
カチカチいろいろ調べました。この辺がファンの厚顔なところ。



先ほど本人のブログも確認しましたが
「有馬記念には乗りたいですね」だって。
どんだけタフだよw

しかし、結果として巻き添えになった2頭のジョッキーとスタッフ向けに
一言コメントがあってほしかったですね。第一人者として。




…JCネタは改めて。
だいぶワクワクしておりますです。


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2008.11.24

…ショウナンアルバを買ってしまいました。
序盤の位置取りはほとんど完璧だったんですけどね。

どうやら力んで走っていたようです。
直線平坦のここなら、と思ったのですが
もう少し経験が必要なのかな。


内を通った先行馬が止まらないトラックコンディション。
先行馬の直後に楽につけられる有力な差しウマ。

ショウナンアルバを狙った理由はそれだったのですが
ブルーメンブラットだって同じ立場なんですよね。

スタートから先行馬が互いにけん制したことで
平均ペース(ややスロー)に落ち着きました。
そうなると後半の差し勝負。

前走そんなレースで勝ってきた2頭が1、2着ですから
終わってみたら順当、でしょうか。


吉田豊のG1制覇。ショウナンパントル以来というから
そこまで昔ではないかな。昔か。

牝馬ばかりでG1、というニュースを受けて、
唯一のオトコウマでのG1勝ちを思い出そうとして、しばらく出てこずw
…そうです、マイネルラヴでした。

今日の騎乗。がっつりとタメが効いていて、お見事だったと思います。
アドベガの切れ味、存分に堪能いたしました。


スーパーホーネットは一番強い内容でしたね。
見たまま、内外の差が大きく響きました。
この内容をつくった藤岡。悔しいでしょうが
後悔することはないと思います。




…しかし、今年の最優秀短距離馬はどのウマでしょうかね。
G1を1勝、3着1回のファイングレイン?
安田記念の内容からウオッカ?
香港の結果まで持ち越し?

自分はスリープレスナイトが妥当と思っていますが。
どうなるでしょうね。


言い尽くされてる感がある議論ではありますが
いい加減、スプリントとマイルを分けて表彰しましょうよw

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2008.11.23

多士済々といったところでしょうか。
なかなか、なかなかですよ。


スーパーホーネットが外枠に入ったことで
さらに展開予想にクセが出てきました。

マイネルレーニアが逃げ宣言をしていますが
コンゴウリキシオーも同型。おまけに鞍上ルメール。
コンゴウ陣営は逃げにこだわってほしいと発言していますが
おそらく番手からの展開を想定しているでしょう。
今のレーニアを外から交わして逃げるのは、かなりリスキーのはずです。
勝負度外視なら話は別ですが。

そして、今週からCコースに変わることも悩ましく。
明日はどれくらい前残りになるか、それを見極めなければいけません。
差しが利く馬場ならブルーメンブラットとか。


さらにさらに、折り合いと実力が未知数の3歳馬が2頭。
ショウナンアルバとスマイルジャック。
これの取捨に最後まで悩みそうです。

確定直後の枠順。
パッと見の印象では、ローレルゲレイロだったのですが。


穴に手を広げだしたらきりがないメンバー。
…よいことではありますね。
どうしようかな~。


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2008.11.19


…寝ないとしんどいのでさっくりと。

JRAが来年度の番組発表と、国際競走の大幅増加を発表しました。

国際化。日本のケイバは
レースや人は積極交流、馬産地は保護。
ふたつの相反する流れの拮抗が続いていました。

ダーレージャパンの日本進出。
売買という点での、国際マーケットからの孤立感。
パート1国への参加。
地方競馬の苦戦。
西山牧場の売却。


以前に比べて、外国馬や海外資本に対する
拒絶反応は減少しているように思います。
JRAは開放のタイミングを慎重に計っていたのでしょうか。

景気の問題も大きいでしょうね。


ともあれ、2010年には五大クラシックが
日本一を決めるレースではなくなります。

どのくらい実態を伴うかはわかりませんが、
さまざまな犠牲と影響を承知で
個人的には歓迎する流れと思っています。

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2008.11.17
ポルトフィーノと武豊、無事だったようで何よりです。

皮肉なことですが、カラ馬で走る姿を見る限り
重賞をとるのは時間の問題のように見えましたw

また、カラ馬はノーカウントではありますが
併走している事実はあるわけで、結果、展開のキーになってしまったようです。
その辺の見解は後述しますね。

落馬についてうんぬんする向きもあるようですが
やむを得ない、という結論でよいと思っています。
きれいに落ちていなかったら、どんな惨事が待っていたことか。

毎度おなじみのお金返せ的な書き込みも
ちょいちょい散見できましたが
無事スタートが切れるかどうかわからない、という不確定要素に対して
リスクヘッジなしでお金をかけるわけですから。
だからギャンブル、なのです。
ルールの運用に不審な点はなかったと思いますよ。



反対に、今回自分はスタートからの積極策に賭けて成功しました。
自慢できますとも。リトルアマポーラ、本命にいたしました。
我ながらお見事でしたw
単勝はもちろん、1点だけ買った3連単が当たるくらいですから。
今年の牝馬三冠の負けを取り戻した思いですw

しかしルメールは思った以上に積極策でしたね。
1コーナーまでにカワカミの前まで押し上げました。
びっくりしましたねぇ。



カワカミの不運はそのアマポーラの先行策と
ラップ構成にありそうです。

逃げたコスモプラチナにカラ馬ポルトが絡んだことで
2コーナーで落とせたはずのラップが向こう正面まで早いままでした。
それを見越してか、2番手のビエンナーレが早めに控えたことで
2番手以降のポジションも早めに決まってしまったように見えました。

3コーナー過ぎまで基本的に動かなかったポジション。
カワカミはその流れの中で前につけたアマポーラを
追いかけるチャンスを逃した、と見えました。
横山は、坂の下りで早めに差を詰めにいきましたが
向こう正面でできた1、2着馬の差はゴール前で再現されていました。

3コーナーでラップが落ちた際に息が入ったとしても
それは上位馬にとっては同じ条件。
リスクをとってスタートから前に行ったルメールと、
粘りこんだアマポーラの勝利でしたね。



2月のクイーンCの日。別用で府中の近くにいたのですが
レースの少し前から強烈な突風が吹き荒れていました。
甲州街道は軽い黄砂状態。大きなダンボールが宙に待っていました。
そのコンディションの中、アレだけの差し脚。
印象深かったわけです。


また、1、2着馬を手放した形になった幸四郎。
誰も動かなかった向こう正面で真っ先に動きを見せていました。
4コーナーで一瞬前がふさがっていましたが
直線はインをついて瞬発力を披露。
今日の騎乗は気概が見えてよかったと思います。




なお、アマポーラはひなげしのこと。
ひなげしの花言葉を調べてみましたw
いくつも出てくるのが不思議ではありましたが、
一番多かったのは「慰め」。

このレースの様々な登場人物に当てることができますが
きっと、長浜調教師に向けられるのが適当な言葉と思っています。

管理馬アグネスタキオンに対する、穏やかな三冠宣言。
当時の語り口は、ホースマンとしての野心と
管理馬への敬意が混ざり合った響きがありました。

皐月賞後の蹉跌(さてつ)。夢のまま終わった三冠。
管理馬の脚と可能性を守りきれなかったその無念さは
同じく自身の管理する娘のG1制覇で、多少は「慰め」られたでしょうか。



回避したトールポピーの馬名は「背が高いひなげしの花」という意味で
オーストラリアでは「高額所得者・成功者」を指す言葉だそうです。

トールポピー陣営の回避決断に敬意を表しつつ
同じひなげしでも、小さなひなげしに期待し続けた自分のこだわりも
少し「慰め」られたような思いがしています。


…きれいにまとめすぎたかなw


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2008.11.16

*本文がないままUPしてました。失礼しました。
 UPしますよ~。


…カワカミじゃないですかね、いろいろ考えましたが。

11時時点で小雨の天気。これから若干芝コンディションが悪化する可能性も
大きなマイナス要因にはならないと思います。


逃げるのはコスモプラチナ、あるいはビエンナーレでしょうか。
意表をついた大逃げになれば別ですが、
馬群を引き連れる常識的な逃げだと
おそらくは直線に入ってすぐにつかまるのでしょう。
思い切っていけるとしたら、勢いの差で皇成かな。

どちらにしても、スタートから好位につけて
直線押しきるような横綱ケイバができるのは、カワカミ、ですね。
これに対抗するには厳しいと思われます。
オースミハルカを上回るイメージが湧いてこないですし。

ただ思い切った逃げ馬は、3着に残っちゃったりするかも、
なので取捨は慎重にいきます。


人気のポルトフィーノは雨を歓迎しないでしょう。
また、道中ラップが落ちたときにきちんと折り合えるのか。
前走を見る限り、ラップの出し入れ(ペースの上げ下げ)に
器用に対応できるか、疑問符がつきます。

「素質はG1」という陣営のコメントは
能力を出し切れないウィークポイントを示しているはずで、
2番人気は信頼度よりも期待値、でしょうね。
でも馬体はいいシルエット。母エアグルーヴの薫りがします。


ベッラレイアは、復調途上というイメージ。
3歳秋の2戦時が一番充実していたのではないかと思います。
そのころに比べると、もう少し。
脚質的にも、もう少し。

あのときに秋華賞が取れていたら…。
あのときは本命でしたので、余計に思っちゃいます。


リトルアマポーラ。今年の牝馬クラシックは
このウマと(というより幸四郎と?)撃沈していました。
今回こそはチャンスではないかと思います。ん?懲りてないだけ?

ルメールは勝機を見出すために積極的かつ、
カワカミを射程に入れるような展開にしてくれると想像しています。
場合によっては、勝てるか?


ほか、挙げるとしたら。
外国馬では調整過程の差で、フェアブリーズ。
先行した場合、展開が向けばレインダンス。
終わった後でアスクデピュティ。


…やっぱカワカミかなぁw
いま最高にグラマラス・バディですからねw
穴を考えるだけ無駄か。

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2008.11.15


武豊はメイショウサムソンを選びましたね。
ウオッカは岩田ということで。

ウオッカの折り合いにまだ懸念が残ること、
凱旋門賞がよほどくやしかった、など、
外野から予想できる要因はありました。
東京2400mへの適性という点でも
納得の判断、でしょうか。


ウオッカは果たして。
角居さんは納得しているのでしょうかw
安田記念のような前々で運ぶ展開では
厳しいように思っています。

ウオッカに適当なペースになるか、スタミナロスがどの程度か、
そのあたりが取捨のポイントと見ています。


現時点で期待値が高いのはディープスカイ。
距離延長でスタートを慌てる必要がなくなったのは
プラスと思います。
道中息を入れてロングスパート勝負なら
前走より楽にケイバできそうかな、と。

なにより、3世代のダービー馬が揃い踏みしますからね~。
それが期待を煽ります。



あとはスクリーンヒーロー。
出たら面白いと思っています。

前走、アルゼンチン共和国杯は
10年前の親父のリヴェンジでした。
単勝を買ってないあたりは、人間の思い入れが淡白なんですかね。

その親父、グラスワンダーをずっと追っかけていました。
朝日杯をナマ観戦できたのはもう幸せ♪
中山の3コーナー過ぎでまくり始めた姿を
ターフビジョンが映し出したときの歓声といったら。

親父はあちこち痛めながらキャリアを積みましたが
息子の方が脚元は丈夫そうです。

鞍上がデムーロだそうで。
おぉ、いつのまに来ることになったのか。
蛯名は祭りだ、ですね。



外国馬は…。凱旋門賞組とBCクラシック組から
トップクラスは参戦予定はなく。
ザルカヴァ、レイヴンズパス、デュークオヴマーマレード…
見たいのになぁ。

招待受託の中では、パープルムーンが気になっています。
まだ映像を探していないのですが、調教師がR・クマーニ。
アルカセットでJCを勝っています。
陣営がどのあたりに期待して来日するのか、ですね。
まずは、メルボルンカップ2着の内容を見ないと。



しかしJCへの招致を活性化するには
どんな方法があるんでしょうね。

今年も勝つのは日本馬のような気がしています。

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2008.11.09

本日は職場の皆さまと府中へ。

ギリギリもった、という空模様でした。
おそらく雨男か雨女が潜んでいましたねw

そして寒かった。この一週間、急に寒くなりました。
オグリは大丈夫だったのかな。

そのオグリ。遠巻きに見えただけでした。
14時ころにパドックに登場したときには、もう長蛇の列。
さすがに並んで待つのは…。

18年ぶりの東京競馬場、ということで
列を成しているのは30~40代が中心のように見えました。
若いころにオグリブームを体験した世代ですね。

アジアンフードは期待はずれの印象。
レープロでメニューを見た瞬間にがっくり。
もう少しバリエーションを。力を入れましょうよ。もったいない。


そして繰り出した皆さまの成績は、あまり芳しくなく…。
惜しい馬券は結構ありましたね。
今日はテンションの上がる要素が少なかったかな。
でも外れてくやしい感じは伝わったので、それはよかったです。
くやしいのは「ハマる」合図ですよw



メイン後のジョッキーマスターズは壮観。
直線のコース取りを外にするあたり、やはり本気だったのかw
スタンドもメインのG2より沸いていたんじゃないかと思います。
言い尽くされてはいますが、このレースでも馬券売ったらいいのに。

佐々木竹見の存在が有難かった。よく出てくれました。
今日はいい位置から、もうひと伸び…させませんでした。
追わなかったのはウマの弱いところでも見つけたせいでしょうか。

勝ったのは河内。見事な逃げ切り。
望んだ逃げではなかったようですが、さすが。
これで連覇ですw

こういう企画は続けてほしいですね。
出場するジョッキーを早めにブッキングすれば
カラダ作る時間もあるでしょうし。
マイケル・ロバーツ、62キロ、とかなくなりますよw

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2008.11.08
筑紫哲也さんが亡くなりました。

11/7のNEWS23では特集を組み、ゲストを迎えて
一種の総括を行っていました。
ゲストのひとり、鳥越俊太郎さんのコメントがささりました。

筑紫さんはテレビジャーナリズムの羅針盤であった、という言葉。
思い返すと、自分の中での意見調整をする際のキーが
「多事争論」だったりしていました。
影響力の大きさを改めて思います。お悔やみ申し上げます。



この日記の主旨でもあるので、けいばの話に向かいます。
ご容赦くださいね。

この「羅針盤」の役割を果たしていたのが、けいばの世界では
大川慶次郎さんだったなぁ、と思い当たったのです。


自分が知る大川さんは、テレビ中継の解説者。
そして、ご意見番という言葉がふさわしいでしょうか。
ご本人は「競馬評論家」という肩書きにこだわっていましたね。

あるレースのあるジョッキーの乗り方ひとつから
日本のけいばの仕組みが抱える問題点に至るまで、
幅広く見解を語っていました。

毎週テレビ中継での解説を聞き、いくつも書籍を読み、その中で
何を称えるべきか、何を認めてはいけないのか、
自分の「けいば」のスタンダードな部分を醸成させていく
手がかりにしていたことに、いまでは気がついています。

もちろん面識はありません。発言の良し悪しもあると思います。が、
「ものの見方」を伝えてくれた先達、という意味で
私にとっては貴重な存在になっています。



思い出すのは、ナリタブライアンの高松宮杯出走について。

ご存知の方は、あれか、というやつですが。
中距離のチャンピオンホースであるブライアンを
不向きと思われる短距離レースに出走させた関係者の判断について
マスコミが大騒ぎした、というのがざっくりした概要です。
その当時ブログがあったら、即炎上していたでしょうね。

後に出版された回想録で、この件に関する大川さんの見解は、
関係者の決断はアナクロニズム(時代錯誤)である、というものでした。

距離別のチャンピオンが決まる近代競馬で
「強いウマはどの距離でも強い」という思想は
トレーニング方法も科学的ではなかった、ひと昔前のものだと。

また、この高松宮杯で、これまで乗ってきた南井ジョッキーを降板し
武豊を乗せたことについても憤慨していました。
ナリタブライアンをチャンピオンにしたジョッキーを
一度のミス(この前のレースで負けています)で降板させるのは
ジョッキーの存在をないがしろにするものではないか、と。

それは、人馬のコンビで初めて思い入れできるストーリーが成立する、
そんなファン心理をもないがしろにするものではないのか、
という指摘に及びました。
出走する以上そのウマはファンのものである、と。

自分の意見は少々違っているのですが
これら大川さんの見解に触れなければ、おそらく
もっと部分最適な(わがままな)理解に留まっていたのではと思っています。



今に通じる競走馬の分析と、
ドライな乗り替わりに対する情緒面でのフォローと。

一人の人間の見解が持つべきバランス感覚は、先達によって示されることでしか
習うことができないように思っています。

そうか、そんな書評を全然書いてないですね。
書くかなー。



テレビジャーナリズムの熟成期にスタンダードであった存在。
そういった立場で活躍した方が亡くなっていく時期なのでしょうね。
ちょっと感慨深いところがあります。


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2008.11.03
大国魂神社のすぐ横に「モナムール」というお店がありました。

どこか昭和のにおいのする、喫茶&イタリアン。
シアトル系カフェのざわざわした感じがなく、
天皇賞前に、落ち着いたランチを過ごしましたw

それがよかったのでしょうw
予想も当たり、名勝負を堪能できました。

そして帰りも「モナムール」w
しっとりとした雰囲気でケーキをいただきました。
写真はモナムールというケーキ。
上品なストロベリーでした。

モナムール

皆さんも府中へお越しの際は、モナムってみてはいかがでしょうかw





…ケイバの話をしましょうかw
天皇賞(秋)、現地へ繰り出しました。

パドックで最も気にしたのは、ダイワスカーレットのテンションでした。

逃げウマのテンションですから、ペースを左右しますしね。
レース後のジョッキーのコメントと同じく
「入れ込んでいる」ではなく「イライラしている」と見えました。

1ハロンでも力んで走ったときに後続のウマには
チャンスが広がります。

人気3頭は、早めの仕掛けをし、残り1ハロンを粘りこむ
地力勝負に持ち込むような展開にするはずと思っていました。
このブログで書いた府中の芝の傾向からしても、妥当な戦略ですし。
ダイワのイライラと力みは、その大切な最後の1ハロンの粘りを奪うと読みました。

馬体のハッピーな仕上がり!に感謝して
本命はウオッカ。
鞍上は、スタート後に外からかぶせて
仕掛けどころのイニシアティブを奪いやすいことも折り込んで。


人気馬のレース振りは、8割読みどおりでした。
歴史的な名勝負の展開予想、会心といってよさそうです。

なにより、ウオッカを信じてよかった。
安田記念では買い損ねたので、その分も取り返した思いです。


で、読みきれなかったこと、ひとつめ。
ウオッカがディープより後ろだったこと。
武豊はウオッカと喧嘩しないところで落ち着かせた結果、
ディープより前にいると見込んでいました。
しかし、これで四位に仕掛けどころを悩ませることはできます。なるほど。

読みきれなかったこと、ふたつめ。
ペリエがダイワのところへ遊びにいったことw
ゆるやかですが、確実にダイワを追いかけていました。
スタートでキングストレイルが張ることは想定していましたが、
このヨーロピアンな展開は読めなかった。
しかし、レースを壊さず、レースのレベルを上げた見事な援護射撃でした。


そしていい意味で読みきれなかったこと、みっつめ。
ダイワスカーレットの脅威の粘り腰。

ウオッカの仕掛けのタイミングは、くしくも
エアグルーヴの天皇賞の時と同様に見えました。

直線半ばで一気に相手を交わして、ゴールまで粘りこむ。
瞬発力で相手に勝るエアグルーヴの特徴を有効に活かす戦略。
今回のウオッカでも似たような発想で望むだろう、と思っていました。

最後の直線。その読みは現実になりました。
坂を上りながら、一気に先頭にたったウオッカを確認した時点で
「勝った!!」と思いましたよ。
だって完全に交わしてたじゃない!?

ラップは最後の1ハロン、直前のラップから1秒以上落ちています。
残り200mを切った時点で、人気の3頭はみんな前にいました。
ゴール前バテても交わされず粘りこめる実力と、それを担保する馬場だったのは確かです。
でも、ダイワに関しては、もうひとつ上の粘りでしたね。

全体的に緩まなかったラップ。ダイワはそのラップを最後まで作りました。
12秒のラップは最初と最後の1ハロンのみ。あと全部11秒台とは。

後ろから決め打ちしたカンパニーが蛇行しながら猛追してくると、
それをトリガーにもう一度粘ったように見えました。すげー。
瞬間的な加速力では見劣っても、
総排気量はウオッカよりダイワが上、なのでしょうね。


2センチの差は、あやといえばあや。
武豊は少しでも前でゴールするため、ウオッカの後頭部に手を添えて
頭を上げないようにしてゴールしていました。このあたりはぬかりなし、ですね。

現場ではターフビジョンでゴール前がリプレイされる度に
興奮をはらんだどよめき。どっちかわかんねぇー、的なアレです。
確定まで、ほんとに長かったw



ウオッカとダイワスカーレット、それぞれ年内はあと1戦とのこと。
今年はもう対戦はないでしょうね。
このまま決着がつかないまま、というのも美しいかもしれません。

ディープスカイは次走が楽しみになりました。
JC。メイショウサムソンが待っております。

ウオッカは、どうでしょう。確定的でない鞍上を含め
ファンには悩ましいJCになりそうな気がしています。




なお、モナムールは「Mon amour」。
フランス語で私の愛しい人、という意味だそうですよ。はは。

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2008.11.03

ようやっと帰路に着きました。
もう日付変わって3日。もうJBCじゃないですかw

天皇賞、現地におりました。
直線に向いてウオッカのエンジン点火した瞬間から
いまだ興奮冷めやらぬ状況です。

ええ、歴史の証人でございますともw
幸せな限りです。ふふ。

特に、最近ケイバを始めたというファンの方には
たまらないインパクトだったことでしょうね。



とりあえず寝ます。
詳細は明日まとめて。
書き記しておくべきことは、たくさんありますので!


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2008.11.01

天皇賞のイメージ作りにあたり
府中の芝レースのラップ傾向について考えていました。


この開催、前が止まりにくいイメージはありました。
距離を問わず気になった芝レースのラップを調べていると
おおよその傾向が見えてきました。

600-400m、ちょうど直線に入ったところ、坂下の200mのラップが
レース後半で最も早くなっているケースが多く見られます。
例外は2歳のサフラン賞くらいでした。

加えると、800-600mのラップとの差が
大きくなる傾向もありました。

つまり、この開催の逃げ、先行馬は
3~4コーナーでペースを落ち着かせて、
直線にはいった時点で早めにエンジンをかけ、
その勢いで坂を駆け上がり、
残り1ハロンを粘りこむ、
という戦略をとっているようです。

この戦略を担保するのは、ラスト1ハロンを粘り込めるだけの、
パワーを問われない軽めの芝コンディション。
スタートから前々につけるジョッキーの意思。
そしてなにより、雨が降って馬場が荒れないことw



典型的と思えるのは先週の南武特別。
ドリームノクターンが逃げ切ったラップ構成は
上記の内容そのままでした。

これに対し横山は、前走後方に控えた1番人気ダイバーシティを
道中5番手に先行させました。
その上、ドリームノクターンより1秒以上早い上がりタイム。
それでも逃げ切りを許してしまいました。

道中のラップが緩みやすい中距離以上のレースは
前残りが顕著になりやすいようです。



そしてこのラップ構成は、開幕週でウオッカがとった戦略に重なります。
…逆か。武豊の戦略を、2週目以降
他のジョッキーが下敷きにしているのかもしれません。



んで、ようやく天皇賞。

このラップ構成を高いレベルで実現できれば
ダイワスカーレットのwalk over(1頭立て)になる可能性もあると思います。
松国流で死ぬほど坂路トレーニングをしているようですし。

一方、ウオッカにとっての理想は、好位につけることで
ダイワに理想のラップを「作らせる」ことでしょうか。
負けずにデキもよいようです。追い切りのテンションは理想的と映ります。

武豊と安藤勝己。どちらがラップ・イニシアティブをとるか。
そう考えるとかなりわくわくしてきました。



さて、四位はこの主導権争いにどのように参加するのでしょうか。
ウマのリズムを大事にするだけでは、今回に限っては
善戦どまりのような気がしています。

変則2冠馬がどんな勝負をするのか。
これからじっくり読みたいと思います。


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