2011.04.29

日中、世田谷は馬事公苑の脇にあるスタバにおりました。

TSUTAYAに併設された店舗で
世田谷通りに面して一部オープンカフェになっており
家族連れや女子高生でにぎやかな雰囲気でした。
(聞こえてしまった会話は超女子トークw)

休日ということもあるでしょうが、ビジネス街のそれとはだいぶ違いますね。

…ホースショーは来週なんですけどねw
酔狂なロケーションは、集中して本が読みたかったためでございます。



そのワイガヤの中で
吉沢譲治さんの「血のジレンマ」を読了しました。

netkeibaのコラム等々でそのスタンスを拝見してきているため
自分としては、改めてまとまって整理された吉沢さんの見解を
読み進めたく買い求めた格好です。


著書の表面的なテーマは、サンデーサイレンスの血統が
日本で飽和している現状を整理すること。

これはもうケイバファンならご存知の通り。
血統シミュレーションゲームファンでもピンとくる話でしょう。

父系も母系も同じサンデーの血が強い影響をもっているため
平たく言えば、次に何を配合すればいい?という
わかりやすい(ビジネス)モデルが示せなくなっている現状を
サイヤーランキングやアーニングインデックス等のデータを取り上げつつ
示しています。
それを血のジレンマ、と表現されているわけですね。

歴史的な事例として、1900年前後のイギリス、セントサイモンを示しながら
爆発的な影響力を持った種牡馬のその血脈の顛末を
日本のサンデーサイレンスになぞらえる、定番といえば定番の議論を
きれいにとりまとめてもいます。


あえて「表面的なテーマ」と表現したのは
サンデーの血の飽和を語ることで、結果的に
日本の馬産事業が全体的に縮小均衡に向かっている事実を
必ずしも明示的ではないですが(いちおう血統の本ですので)
危惧、というニュアンスで指摘しているためです。

それはサンデーサイレンスという血の影響力と
その影響力を信じた投資、つまりより高い成功の確率に
リスクヘッジした(つもりの)マネーが
いつまで生産界に流入し続けることが可能か、という
議論にもつながるわけです。

未来予想図が描きづらいという指摘と
それに対する吉沢さんの慎重な姿勢は
あとがきのなかに垣間見ることができました。


一応終章では、経済的な縮小均衡を打破するためにも
サンデーの血脈を日本から世界に発信すべきという
コンセプトを示していますが、それはごく一般的な見解でもあり
そのために具体的にどんなアクションが必要か、という
もうひとつ踏み込んだ指摘には至っていません。

血統が主要なテーマというコンセプトもあったと思いますが
むしろそこから先の議論を留めている、という印象でした。

なんというか、こうしてみたらどうか、という実効的な処方箋を
温めているように言外に読み取れたのですよね。

ただそれはバイヤーでもブリーダーでもない評論家の立場からは
おおっぴらに言及しづらい類の議論なのかな、とも邪推している次第で。

ほんとうはその第三者的な言及こそが、読みたい評論であり
中小の生産牧場へのカンフル剤になるようにも思うのですが。

粗野な発言になったとしても、
それは混乱の元でしょうか、新しい馬産モデルへの萌芽でしょうか。

画竜点睛を欠く、とは思っていませんが、できれば
資本からも経営からも距離のあるはずの吉沢さんのアイデアを
読んでみたかったと思う次第です。


このメインテーマ、誰と問わず
引き続き精度の高い議論を期待したいと思っています。

少なくとも自分の目の黒いうちは、
ジャパニーズケイバを楽しみ続けたいですからね。

競馬事業の継続性について、目先の利益や興奮だけでない
ピントの合わせ方が
メディアを通じた議論で醸成されるのが理想、
あぁ、書いてて激しく理想なのだとは思いますがw

良質な読み手である努力もまた、必要なことと思っています。
いいものをいいと言えるファンでありたいですね(謎
自戒を込めて、がんばります(謎々




少し視点を変えて。
メインテーマであるサンデーの血の飽和について語る中で、
いくつか唸る個所がありました。


3×4のインブリードに名馬が多いという定説。
まぁ怪しいよね、という趣旨の記事は昔からよく目にしてきました。

本書の第2章で、まさに鮮やかにこの説を相対化しています。
この議論はこれで決着、としてよいのではないでしょうか。
それくらいインパクトがありました。

名馬を生み出す方程式にたどり着くのは
なんと難しいことでしょう。と端的に嘆息、でした。


また、サンデーの影響力に対するカウンターとしての
フジキセキ考。
こちらもまた見事でした。

なぜ初年度産駒が走らなかったのか、
産駒の特長とマーケットの評価にみるギャップ、
その後のシャトルサイアーとしての評価、現在に至るまでの
サンデーサイレンス系普及のパイオニアとしての役割。

その長男っぷりのレポーティングは秀逸と思います。
第3章、必見です。



そして、スタミナを内包する血の重要性。

ミスプロ系にしてもサンデー系にしても
仕上がりの早いスピードタイプの血が大成するためには
スタミナに秀でた母系の支えがあったという分析。
これは以前から一貫した視点と理解しています。


先日の皐月賞。
圧勝したオルフェーヴルの血統構成に想うこと。
母の父、メジロマックイーン。

そのマックイーンを生み出したメジロ牧場は
今週、事業撤退を発表しました。

スピード化の波に老舗オーナーブリーダーは
そのこだわりを貫くことかないませんでした。

本日netkeibaでの吉沢さんのコラムはこのトピック。
沈痛な文面に終始していましたね。。。

縮小均衡の中で失っていくもの。
この喪失感はケイバに限らず、これからそれなりの時間をかけて
日本人が生活の様々な場面で味わっていくものなのだろうか、と
漠とした思いに駆られました。

ちょうど今週は天皇賞(春)。
4コーナー先頭から豊富なスタミナで直線を押し切りにかかる、
CMに映るマックイーンの姿に
先週までとは全く違った感慨を覚えます。




かなり脱線しますが、ちょっと思い出しました。

自分がダビスタにはまっていたとき(最初のPS版)、
サンデーを交配する魅力はアウトブリードでの安定感でした。

アウトブリードの健康的なイメージと
十分楽しめるだけの高い能力で生産できる感覚が
好きだったんですよね。

あ、バンダン配合でガリガリ、みたいなプレイとは無縁でしたw

すでに今は、たやすくサンデーの3×3が成立してしまう状況。
サンデーの意味は変わってしまっていることに
こんな観点からも気づいてしまいました。


本書では、配合にかかる考え方に触れている箇所があります。

配合のトレンドや時代のニーズなど
様々な要因が重なることもあって
ある配合理論にすべてを当てはめることは難しい、
すべては仮説の域を出ない、という趣旨の分析。

吉沢さんの結論は、血統に対する判断は正否ではなく
好き嫌いというスタンスが妥当ではないか、というもの。
このバランス感覚を自分は支持します。

このバランス感覚を、サラブレッドビジネスの場面に
そのまま持ち込んでペイし続けるのは
難しいことと理解はしています。

が、血統をいたずらに消費せず、次の世代につなげることは
このビジネスに携わる人には心に留めておいてほしい
特殊なノブレスオブリッジではないか、と感じています。

すみません、外野から偉そうなことを。

でも土をいたずらに酷使してよい農作物って育たないと思うんですよね。
その感覚がそのまま血統の質を保つことにあてはまる、と考えています。

ここにケイバの継続性の源泉があるとも思っています。




最後に。

馬事文化賞、確定のような気がしてきましたw
井上オークスさんには申し訳ないですがwww




さて、天皇賞(春)に向かい合わないといけませんね。


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2011.04.25

オルフェーヴル、鮮やかな末脚でした。
3馬身は決定的、とも映りますね。

自分の予想は、このオルフェーヴルと迷って
ナカヤマナイトでした。

どうして直線の進路がイメージしていたそれと
内外逆なんでしょうねw
自分の勝負弱さ、と肝に銘じます。はい。



レース後に気づいたことですが(早く気づきましょう)
洋芝の丈の長さ。14~18cmとは少々長い印象ですね。

昨日感じていた芝の重さは、この芝丈にも一因があるように思っています。
根付きさえよければ長い芝を踏み固めた場所が
一番走りやすくなりますからね。

この2日間で踏み固めた内側が、ある意味でグリーンベルト化していた。
という見立てに至っております。


レースのラップです。
13.0-11.7-11.7-11.9-12.0-12.3-12.7-11.8-11.7-11.8。

映像と見比べながらだと、スタート後の露骨な先行争いはなく
エイシンオスマンの単騎逃げ。
向こう正面がイーブンラップ、3コーナーで
いったん息が入ったために後続が差を詰め、
直線入り口からの末脚勝負、と読み取れます。


通過順を見ていると面白いくくり方を発見しました。
JRA発表分を転載しますね。

2コーナー 10,11(1,17)(2,8)9(4,5,6,14)(12,13,16)(7,15)18,3
3コーナー 10=11,1,17(2,8,9)(4,5,6)(12,14)(7,16)15(13,18)3
4コーナー 10-11(1,17)(2,8,9)(4,5,6)(12,14)16(7,18)15(3,13)

ペースを先導した4頭。馬番ですと10,11,1,17。
これが着順でいうと8,9,10,11着でした。

つまり中団から後方待機勢は
この4頭を交わせた7頭と交わせなかった7頭に
分けられることになります。


キャッチなポイントひとつでこの原因を
語りつくすことはできないと思いますが、
ダービーを展望するうえで
ひとつの手掛かりになりそうな切り口かなと思っています。

先行4頭のひとつ後ろからダノンバラード、
ふたつ後ろからサダムパテック、
そのもうひとつ後ろからオルフェーヴルが差してきた格好ですね。




オルフェーヴル。

五分のスタートからすっと下げて中団に。
直線入り口までに内へ潜り込むことに成功していました。

抜けるスペースを探すあたりに進路取りに関する
若干の博打感を覚えますが、抜け出す脚があればこそ。

ラスト1ハロンのラップを落とさずにまとめたあたりが
強さの一端を物語っているように思います。

馬場の重さをもろともしない、かき込むような走法。
今日は勝つべくして勝った、といっていいように思います。



サダムパテック。

敗因を探すとしたら、直線抜け出す進路が決まるまでに
時間を要したことでしょうか。

リスクを負って最内をキープしたわけで
その分のロスはやむを得ない、とも言えますが
今日に関していうと「最内」にこだわる理由は
見当たらなかった印象があります。

事実勝ち馬は内から4頭目を抜けてきましたしね。

結果的に仕掛けが遅れたことは確かなのですが
それにしても決定的な着差。

距離が延びるのが明らかなプラス、というタイプではありませんし
次走は諸条件を見て考えることになりそうです。

しかし、フジキセキはクラシック獲れませんね。



ダノンバラード。

鞍上のリードの賜物という印象です。

ウマの出来、というより馬体の成長が
まだこれからのように見えています。

特に後脚。ファッションショーでモデルが歩く時のように
左右の蹄跡が直線上に並んでしまいそうな接地の仕方。

内モモが膨らむと自然とガニ股気味になりますからね。
現状は非力な印象です。
ディープ産駒だとそういう仕上がりにならないのかも?

というわけで、馬場の重さを加味して評価を下げたのですが
直線目いっぱい粘りましたね。

これからのウマ、という見立てが合っていれば
ダービーですぐに良化、とはいかないかもしれませんが。
見事なパフォーマンス、見事な立て直しだったと思います。



あとは、気になったウマをいくつか。


ステラロッサ。

トモがパンとしていないハーツクライが
最内枠というのは苦しいのかな、と思い直していました。

わずかでも後手を踏むと、次々前に入られて
必要以上に位置取りを下げてしまう懸念があり。
そのため今日はしっかりスタートを決めてきたのだと思います。

が、現状では前半を速く入ったうえで、ラストまできっちり伸びるだけの
十分なパワーがついていないということなのでしょう。
それを含めて父似という見立てになっています。

賞金不足でダービーは現状厳しいですが
成長を促す期間と捉えていただけると、楽しみが増す予感です。


トーセンラー。

あの展開でよくあそこまで詰めた、という感想です。

1、2、3着馬との違いを感じているのは胴の長さ。
前後のパワーを伝えやすい短い胴で
ぎゅんと加速して登坂してきたのが上位3頭ですが
トーセンラーは後脚を引き付ける胴の長さと深さ、柔らかさで
大きなストライドを実現する走法。

展開も馬場も向かないだろうなー、と思っていたら
直線を目いっぱい使って追い込んできました。

計時された上がりも特筆すべき数字ではありませんが
もう少し硬めの馬場、あるいは自身にもうひとつパワーがつくなら
要注意すべきでしょうね。

接地の角度に加減のないダイナミックなフォームなので
脚元に何事も起こらなければ楽しみです。



最後に、ナカヤマナイト。

ちょっと期待外れの感がありました。
この一戦だけでは評価を固めきれないのは確かですが。

G2を制しているとはいえ、緩ペースしか経験がなかったことは
ラップが締まったときにどうなるか未知数ということになります。

追い切りの僅差先着あたりでスタミナの底を
疑っておくべきだったかもしれません。

ただ、共同通信杯のゴール前。
グイと抜け出す姿は非凡な印象でした。
混戦の内からそのパフォーマンスが再現できれば、と。

したら直線入り口で外に出ているんだものw
あれあれそれは期待したコース取りではなくってよw
と残念な感覚で見ておりました。

期待外れと表現した理由は、そのあとの伸び脚。
なんというか、奥の深さというか
ここからもう一つ成長するのか、少し疑いを感じたんですよね。

個人的な心象なので、いい意味で裏切ってほしいと思っています。



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2011.04.24

春の府中、開幕。

震災の影響でしばらく心配をしましたが、無事に始まりました。
稼働させる券売機を絞り込むなど、節電対策をしっかり取ったうえでの開催と聞いています。
明日は現地に向かう予定ですので、どれだけ馬券が買いづらいか
しっかり確認しておこうかなと思っています。

G1だと直前までマークシートを擦っているときがあるので
通電している券売機を探してたら買えませんでしたー、というオチは避けないと。

あ、もちろん節電への協力はOKです。
エコ疲れもございませんw



待望の皐月賞を前に、春の嵐。

4月の東京地方はまとまった雨が降っていなかったのに、
土曜日に日付が替わるあたりから強い風に吹きつける雨。。。
テンションが下がりましたねーw
やっぱり良馬場で見たかったなー。

結局、土曜は日中いっぱい断続的に降ってしまいました。
最終レースで虹が出ているのはきれいでしたが
アルファオリオンのふがいなさに風情も失ってしまいましたw
それは自分のせいですねw

夜になって再び吹き付ける雨が降ったり止んだり。
乾くかなー。



馬場の特徴をつかむ意味で土曜の後半3レースに
軽く手を出しました。

新緑賞のエチゴイチエで逃げて失速。
フローラSのバウンシーチューンでは外に持ち出しての差し切り。
そういえば今日の皇成にはまったくbounceさせられませんでしたねw
はい、それも自分のせいですねw

フローラSはセレブリティにウオッカの面影を見ていましたw
坂下では夢を見ましたしw


はい、馬場の話w
フリーウェイステークスの結果も合わせてみると、
府中の芝、やっぱり重ための印象です。

きっちりレースを締められる内枠先行馬がいると
そんなに不可解な荒れ方はしなさそうですが
新緑賞のエチゴイチエの失速を見る限り、ラップタイム以上に
パワーと持続力が要求される馬場のように見えました。

勝ったショウナンバーズもラスト1ハロンは13.0。
新緑賞ではこれを差せる力を持ったウマがいなかった、と考えるほうが妥当かな。

ただ、4コーナーで早めに加速を開始して
残り600-400mが最速になるようなロングスパートを狙う
ジョッキー心理はありそうですね。
開幕週だから容易に止まらないだろう、という心理。

早めスパートする分、ラスト1ハロンで少し余計にラップが落ちる格好になり
これを中団からワンテンポ置いた差しが届くか、届かないか。
3レースから導き出した展開のイメージはこんなところです。
このままの馬場なら、皐月賞はこんなイメージでいけると思っているのですが。

ね、明日は晴れるんですよねw

風もそれなりに吹いてますし、馬場の乾き自体は
早いかもしれません。困ったもんです。



デボネア、プレイ。
安定した先行馬は外に入りました。

京成杯、弥生賞どちらも差のない内容であることと
どちらもイーブンペースの粘りこみが特長であること。
この特長からすると、府中の坂下で一回加速しなければならない展開では
持ち味が活かせない可能性があります。

持ち味を活かすなら離して逃げること、でしょうか。
ないしはもっと馬場が荒れること。
どちらも可能性は低いと想定しています。

この2頭に僅差で勝利したフェイトフルウォーも
イーブンラップが得意に見えており、
ちょっと買いづらい印象でいますね。

先行するかでいえば、ロッカヴェラーノ。
前走は逃げ切りですが今回逃げなければ、というタイプでもないですし。

なによりスタートダッシュ。前走は相当じんわり先頭に立ちましたので
今回スタートからの加速力で勝負できるかはちょっと疑問かな。

この先行馬が作り出すであろうイーブンラップを
比較的好位で(内ならなおよし)追走して
直線の坂できっちり捉えられるタイプが狙い目、と
いまのところはイメージしています。




現時点で気になっているウマを挙げておきます。


サダムパテック。

戦歴を見ると1番人気は頷けます。

弥生賞で2、3着馬と差のない内容であることが
印象点でマイナスなのかもしれません。
前日時点で2.8倍の単勝オッズはもうちょっと低くてもいい印象です。

それよりは、前走の時点でも道中の折り合い。
ギリギリで我慢している印象もあり。
直線も矯正しながらの差し切りでしたしね。
そちらの不安が反映しているかもしれません。

少しパンプアップしてきた筋肉はフジキセキらしいと思いますが
立ち姿の写真を見る限り、骨格はエリシオのそれと映ります。

キ甲、尻の上端、前後のつま先を結ぶとほぼ正方形。
これに少し長めの首さし、というのがエリシオっぽいなーと。

G1の舞台で、府中の直線でエリシオ産駒。
ぶっちゃけ想像しにくいですねw
自分はこの印象を大事に、別に本命を探そうと思っています。

スローで内からスパッと抜け出されたら?
あり得ますねw



ノーザンリバー。

アーリントンカップは、決して向いた展開でない中での差し切り。
それだけでは推しづらい印象だったのですが
1週前追い切りの映像を見てかなりぐらついております。
いいピッチでフィニッシュしていました。

内枠が当たったことも奏功すれば、あるかもしれません。

G1での乗り替わりは好ましい材料ではありませんが
このウマ、四位→武→四位→武と乗り替わりを繰り返しており。
誰ですか、シイタケは秋の味覚とかゆってる人はw

浅見厩舎でシイタケですから。
悲観材料にはならないと思っています。


ナカヤマナイト。

馬場と血統が最もマッチしそうな印象です。
前走の勝ち方は僅差でしたが、展開を考えるとよく差したなと。

こちらも1週前追い切りが秀逸。
ほんと、ステイゴールド、見直されるべきですねー。

問題は枠。ひとつふたつ内枠のウマを考慮すると
前走のように最内に潜り込むような展開は望めないと思います。
枠順がサダムと逆なら、という結果になる予感もあります。


オルフェーヴル。

ここ2週の坂路の動きはメンバー中屈指ではないでしょうか。
いやー、お兄さんよりは緩和したピッチ走法。
心身共にラスト1ハロンまでピリッとしたアクションと映りました。

こちらはスタートが最大のポイント。
良化している印象ですが、負荷なく中団を取りに行けるくらいの
スタートでない限り、外差しスポイルの可能性が。

ペースに若干左右されてしまいそうなイメージです。


ステラロッサ。

悩み中の1頭です。
トモの膨らみが本格化するのはもう少し先と思わせますが
それでも魅力的に映りますね。

そうか、この時期のトモの未完成な感じは
お父さんに似ているかもしれませんね。
前脚の捌きもそうですね。

アルメリア賞、スプリングSと
勝ちウマの真後ろから、勝ちウマと同じ上がり。
こう表現すると、道中の機敏さに足りない感じがでますね。

スプリングSのラスト100mでの我慢の仕方を見ると
そこからの伸びしろ次第で、ひょっとするかもしれないな、と。

最内でストライドを伸ばして追走できるかが
大きな課題になると思います。



…ふー、挙げきれないですねw

体重を増やしながら持ちタイムを縮めてきているカフナも
いい印象ですしね。

問題はディープインパクトの3騎。
まったく触れていませんが、なんというか、
坂下からの加速に向かない気がしていまして。

いまの馬場と展開を考えると
同じ加速でも、ディープの伸縮力より
フジキセキのパワーの方が合うのかな、と感じております。

トーセンラーのポテンシャルは
ひょっとしたらすべてを飲み込むかもしれませんが
そちらに賭けるかはまだ決めません、ということでw




いや、でも考えるの面白いですねw

皐月賞の開催、という点だけでいえば
今年は府中でよかったのかもしれません。

展開と馬場に注目して
もう少し悩みたいと思います。


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2011.04.17


…more than a decadeな経験が活きてはいたようです。

ひとつ前の投稿で、差しウマ総崩れという
展開の読みを書き込みしていましたが
その通りになってしまいました。

3、4コーナーを軽快に逃げるシルポートの
やんちゃなウェルシュコーギーみたいなフォームに
相当いやな予感をもちましたよw

差しウマが完璧にスポイルされる展開。
シルポートの上がりが34.3。
最も遅いキングストリートの上がりで34.7。
前日売りで買ったゴールスキーは34.4。

展開予想があっていてウマの取捨で外れるという。。。

某総統閣下のようにワナワナしてましたよw
「ゴールスキー本命を笑った者はこの部屋に残れ」みたいなw



シルポート。

テンの3ハロンは35.0。
桜花賞より遅いですからね。
2ハロン目の11.0も含め、極端なオーバーペースを
避けることに成功したというサインなのでしょう。

スタートから積極的に行くウマがいなかったことで、
鞍上の手が動いたわりには
先頭を奪う労力を抑えることに成功していた印象です。

テンの加速が抜けているわけではないけれど
マイペースからの逃げ粘りには強い。
ローレルゲレイロに似たタイプでしょうかね。

…思えば、どちらもダンシングブレーヴですね。
そうですねーw

安田記念も、G1であるということより
マイペースでいけるかという点が
取捨のポイントになりそうです。



クレバートウショウ。

その名の通りでしょうか、立ち回りがクレバーでしたw
シルポートが見えた時点で引いたのは、
鞍上のファインプレーと思います。

その後で折り合いが付くあたりは、これまでの鞍上が
しっかり教えてきた成果なのでしょう。

3走前の岩清水Sは、京都コースという違いこそあれ
ラップの強弱が今回とほぼいっしょ。
走破タイムが大幅に引き上げられたのは、
充実度と受け取ってよさそうです。

別の展開になったときは未知数ですので
次走以降のパフォーマンスで見極めが必要かな。



ダノンヨーヨー。

スタートをしっかり出せたことで
3着を確保できたという印象です。

内枠プラス逃げウマに有利な展開でしたからね。
能力は示した格好ですが、そんなレースが続いてしまっている不運。

フジの中継で解説していた通り、馬体の仕上がりは
これからという印象を自分も持ちました。
安田記念までにもう一戦するなら、京王杯?
むむー。



ゴールスキー。

不向きな展開、だったのでしょうか。
差しウマスポイルにしては負けすぎの感。
春のG1は無理かな。。。

都大路Sとかで見ることになるのでしょうか。
適性が京都外回りにしかないとか?

残念な結果でございました。



最後に。

次走でしっかり見直したいのは、
スマイルジャック、リーチザクラウン、アパパネ、ショウワモダン。
あたりかな。

フィニッシュまでの伸びは
今回の負けで見限れるものではないという印象です。




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2011.04.17


土曜日、短時間ですがウインズ渋谷にまいりました。

相変わらずウインズ渋谷の入口付近は
煙々のスモークカーテンでした。
あのあたりが敬遠されがちな理由なのかなー。

でも小倉の最終。
残り100mで内から抜け出したアースマリンに
場内軽く湧いてましたねー。
おぉー、みたいな。



ようやく、関東で馬券が買えます。
馴染んだ興奮と喧騒が戻ってきました。

あ、もう少し丁寧なヤジでいきましょうねw




日曜のマイラーズC。当日は所用のため、前日買いを敢行。
ゴールスキーの単勝を買いました。

券売機から馬券を抜き取る感覚が
ちょっとこそばゆかったのは、ビョーキのせいでしょうねw



職場で軽くフラガラッハを推されたため
ウインズのオッズを見ながら
けっこう揺らいでしまっておりましたがw

というより、冷静に考えると?
前残りで差しウマ総崩れという可能性があるんですけどね。
シルポートくらいしかしっかりした逃げウマが見当たらないですし。

それでもゴールスキーなのは
安田記念で見たいという願望がはいっております。はい。
自覚してる分タチがわるいw
賞金加算してくれーw




マイラーズCしかない最終週。
先週まで、土日で4重賞とかありましたからね。
ギャップも手伝って妙な違和感を覚えてはいます。

まぁ変則開催には違いないですから。

府中の皐月賞がほぼ決まったようですし
前向きに受け止めちゃったほうがよいですね。




常識は、敵だ。
ミホノブルボンのCMのコピー。

打ち破るべきは固定観念というメッセージでしょうかね。
常識が通じないときこそ、経験を駆使して予想すべき、か。

more than a decadeな経験値。
あぁ、役に立っていない可能性がw



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2011.04.11


ディープインパクト産駒の初G1の映像は
夜になってから確認いたしました。


テキストの速報を見た瞬間は、外枠がスポイルされてしまったかと思いました。
ホエールキャプチャが負ける理由は外々を回らされた結果
距離ロスで差し切れず、くらいしかないというイメージをもっていましたので。


1、2着の明暗は、枠に加え、4コーナーの回り方にあったと見ています。
ひとつ早く仕掛けた結果一番外まで振られたホエールと、
4コーナーをコンパクトに回ったマルセリーナ。

その差は、人気を背負ったか否か。
鞍上の気概が内外の明暗をより鮮明にしたように理解しています。



ひとつ、映像を見て、ラップタイムと重ねてはじめて
殊勲賞もののパフォーマンスに気がつきました。
書いておかないといけません、フォーエバーマークの逃げ。

ラップタイムはこう。
12.1-11.0-11.5-12.1-11.8-11.3-12.0-12.1。
グラフにするならきれいな流線形を描くはずです。

4コーナー手前で早めにウッドシップが取りついたため
きもち仕掛けも早くなった印象がありますが、
この緩急取り混ざったペースを少しでも追いかけたウマは
ほとんどがスポイルされた格好になりました。

フォーエバーマークに先着した1~4着は
すべてこの展開にお付き合いしなかった最後方待機勢。
コーナーの通過順が雄弁にそれを物語っています。

ファルブラヴ、コジーン、タイキシャトル、
Bandini(というかフサイチペガサス)など
比較的イーブンペースに強みをもつ血統のウマを
その流線形ラップで次々と振り落としながら
直線の坂まで単騎先頭を保ったパフォーマンス。
自身もファルブラヴなのにねぇw

今年の桜花賞、ひとつの見どころだったと思っています。
吉田豊、お見事でした。




マルセリーナ。

鞍上の見立て以上に切れたのでしょう。
直線の進路取り、結果的に突き抜けましたが
人気を背負った乗り方ではなかったと思っています。

ディープ産駒は、しなやかかつ膨らまない筋肉を
特長としている印象があります。
パワーに頼って急加速しなければいけない場面では
その特長が活かせないと理解しているのですが
今回はじわーっとトップスピードにのせていける展開がありました。

次走も同じ展開で迎えられるかは未知数。
絶対の存在ではないという認識です。


ただ、8分咲きの仁川の桜はよく似合っていましたねw
いやいや、情緒も忘れてはいけませんw




ダンスファンタジア。

ちょっと負けすぎかな。
秋華賞で引っ張るウマがいて内枠から先行したら、という
ピンポイントな条件設定が頭に浮かびました。

阪神1600mが旧コースだったら、お母さん同様に
今回も狙い目だったかなーなどとないものねだりも。

多分に厩舎の判断によりますが
1400mをこなせるスプリンター、にシフトするには
番組編成的にも少し早いでしょうか。
なんとなく、そんな素養を感じています。




1、2着は展開ひとつで入れ替わる内容。

トレンドハンター、ハブルバブルあたりは
この後の成長力で逆転もありうるかな。
ハブルバブルは不完全燃焼のようでしたし。

樫の舞台、わかりませんね。
桜花賞前より楽しみになってきました。


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2011.04.10


レーヴディソールの戦線離脱からこちら、
今年の牝馬クラシックはまったく異なる景色になっています。

ただ、明日の桜花賞に限っていえば、
混戦といわれるほどではないような。
と思っていたらBS11で丹下さんが同じことを言っていてがっかりw
いやびっくりw



ホエールキャプチャの仕上がりはちょっと抜けている印象です。

阪神の外回りで強い差し馬が8枠。
他馬に邪魔される心配はなさそうです。

最大の敵はペースと馬場でしょう。

今年は同じ阪神1600mで行われたニュージーランドトロフィー。
1~8着までが1ケタの馬番でした。

前後半のラップは、48.1-46.4。
終始馬群の外を回したラトルスネークが
上がり33.6で10着。勝ちウマとはコンマ5秒差。
能力がスポイルされたと考えるほうが自然と映りました。

内枠先行馬が有利な馬場状態を示していると言ってよさそうです。
ホエールが負けるとすれば、
このラトルスネークの展開に嵌ってしまうときかなと。

カレンチャンで内々ぴったりを回って
前日の阪神牝馬Sを制した鞍上ですからね。
そのあたりは当然頭に入っているでしょう。

おそらくは馬群の外目、中団を追走するだろうと
イメージしてはおりますが、さて。



相手関係はなかなか。
追い切りの動きとこれまでのパフォーマンス、そして枠を加味すると
デルマドゥルガー、ダンスファンタジア、
マルセリーナ、ライステラス、メデタシ、あたりでしょうか。

ハブルバブルが評価しづらいのと
ダンスファンタジアが後傾ラップ(=スローの上がり勝負)で
結果を出していないあたりは
もう少し検討しないといけないですが。


あとは、ここのところの阪神芝。
残り600mからが最速ラップになる傾向があるようで。

ラスト1ハロンに生じる失速を
どれくらいパワフルにしのげるか、という点も
取捨の条件に加えようと思っています。

週末を迎える前まではファルブラヴを
まとめて外す魂胆だったのですが、
こうして考えを積み重ねて、少し迷いが出始めています。



ホエールの取りこぼしまで考えないといけないかなー。
それは少し引いてしまうなー。

かなり絶対視できると踏んでいたんですけどね。
馬場状態は見極めなければいけません。
こわいのは某動物愛護団体だけかなと思っていたんですけどねw
ホエールだけにねw




最後に。桜。

当日気温が上がれば、8分咲きにはなるかな。
そちらも期待しています。
見栄えも大事にしたいですので。


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2011.04.09


録りためておいた、CSの「中央競馬黄金伝説」を観ています。

今年は府中で開催するというのに、
歴代の皐月賞を見続けてどうするのでしょうねw

ようやっとケイバに集中してるですよー!うきゃー!
仕事も年度末のヤマを越えましたしねー。

メイショウサムソン強いですねーw
石橋さんの繊細かつ大胆なコース取りを認識してみたり。
ステキです。
パープルエビスで逃げた経験もあったのですね。

ナリタブライアンの傍若無人ぶりもすごい。
リアルタイムでないのが惜しまれますなー。

マイネルプラチナム、モノポライザー、ブラックタイド。。。
上位人気馬はパドック映像も収録されていまして。
いまだったら買わないですねーwww

ダイワメジャー、走りを見ると評価されていなかった当時が不思議です。
なんか素直にコスモバルク買ってたなーw

美しきかなアンライバルド。
移植手術もあったようです。宝塚らしいですね。
復帰、待っていますよ。



既報の通り、今年の皐月賞は
節電に最大限の配慮をする形で、府中2000mでの開催に。
中山も電力供給の問題がクリアできれば開催可能とのことです。

福島のダメージが大きいようですが
関東圏のケイバ、復旧への目途が立ってきました。

自分のケイバモードも復旧傾向。
書き損ねていたことをいくつか、書いておきますー。





日本を元気にするニュースなら、韓国から届いたアレでしょう。
そう、Mr.Pink!!!

釜山キョンナム競馬公園で韓国クラシック1冠目・KRAカップマイル制覇!
ぶっちゃけますと、競馬場もレースを存じ上げませんでした!

韓国で騎乗していたのは知っていましたし、
数年前にリーディングを獲っていたことも承知はしていました。
今年2月あたりの成績ではリーディング2位。
ただ、クラシックまで獲ってしまうとは。もう帰化寸前ですねw

しかも勝ちウマは、メイセイオペラの初年度産駒だそうで(涙
Yahoo!ニュースの写真を見ると、フォームが父似w
あのフェブラリーSはエムアイブランを買っていたなーなどと
思い出す始末でございますw

岩手で育んだ血統、かの地で根付いてくれるといいですね。


まぁ、なにやらいろいろ調べると
発展途上な韓国競馬事情の書き込みを発見してみたり。
荒尾の西村騎手が以前同じレースを制した際、現地の関係者の反感を買ったため
次走の韓国ダービーに乗れなかったとか。
外国人排斥のムードが過剰に現れた模様です。

…がんばれMr.Pink!!





一方で、サラブレッドランキング。

Gallopでは「世界一なのに」という見出しで
ヴィクトワールピサが12位という報道。

私見ですが、ドバイWCはタイムは遅めで僅差の勝利であったこと、
プラス凱旋門賞の着差が加味された結果、
レーティングが「期待ほど」上がらなかったのだと思っています。
そのレーティングは122。トワイスオーバーより下かー。むむ。

それよりはブラックキャビアでしょう。
クールモアライトニングSの映像は観ましたが
世界チャンピオン?130?
2005年のサイレントウィットネスで123ですから。
どちらの方面に配慮した結果なのか、と邪推したくなります。

レーティングで先見の明、という算定はあり得ないと思っていますが
能力に疑いを持っているわけではないですから。
期待して追いかけたいと思います。

いや、強いですよ。
どこまでも回転の落ちないピッチ走法。
世界陸上女子100m決勝な筋肉ですw




天皇賞春の前哨戦にも軽く触れておきます。

日経新春杯をものさしのひとつに3つの重賞を眺めると
日経賞のラップ、残り600mからの10.8が圧倒的な存在感。
トゥザグローリーの本格化と福永の泰然自若ぶり。
本番、派手にかからなければ大丈夫と見ています。

ローズキングダムは復調次第でしょうか。
右にもたれる癖が出てこないようなら。
本番までまだ間がありますからね。

大阪杯は、ペースに最も適したヒルノが制した印象。
あの末脚の使い方を京都の3200mで再現できるかというと。。。

阪神大賞典はメンバーを見渡すと順当勝ちという印象です。
日経新春杯の1、2、3着がいなかった、と考えると
タイムはよかったのですが高い評価は与えにくいかなー。
ナムラのスタミナは一考すべきと思っていますけどね。




…いまいま、録りためていた武豊TV!IIになだれ込みつつ
こちらも書いていました。

観「ながら」書き「ながら」で
どっぷりケイバに染まっている感じ。贅沢ですねー。

藤田伸二がゲスト。スタジオゲストは初のようです。
フェブラリーSとドバイWCのレビューは非常に興味深かった。
ドバイの向こう正面でなぜトランセンドがカメラ目線だったのか、とかw
いやいや、日本をどう背負って臨んだのか、
本人の言葉で聴けたことはよかったですね。

次回は個人的に必見になりそう。
武豊と藤田伸二で過去のレースを振り返るとは!
もうあのダービーの話を語りつくしてくれー!!!!




さて、興奮が過ぎてきたのでw
そろそろ締めます。

日曜は桜花賞。
今年はちょうど満開のタイミングになるでしょうか。
東京はこの土日が見頃ですね。

久しぶりに買えた競馬新聞が手元にあります。
じっくり堪能できる状況が整いつつあります。


(王様のレストランの松本幸四郎さんばりに)
素晴らしい。

(王様のレストランの松本幸四郎さんばりに)
実に素晴らしい。


ゆっくり悩むことにいたしまーす。



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2011.04.02


ヴィクトワールピサ、香港へ到着しました。
JRAのHPには写真付きの記事がアップされています。

この後はオーデマピゲクイーンエリザベスII世Cに向かう予定。
鞍上は現時点で未定ですが
適性あるコースと思いますので、引き続き期待をしています。



タクティカルなレース。

グリーンチャンネルの中継、部分的にYouTubeにアップされていましたが
その中での言葉。
評論家の合田さんが他国の局の解説から聞き取ったコメントです。

合田さんはペースのアップダウンを指しているのだろうと解釈していました。

トランセンドがスタートから主張し、1コーナーを先頭で通過。
向こう正面でペースダウンしたところを、最後方からヴィクトワールのまくり。
これを受けてトランセンドが少しペースアップし3コーナーへ。
3、4コーナー中間で軽く息が入って、直線なだれ込むようにスパート。

確かに、この細やかなアップダウンは
特にナドアルシバ時代にはまず見られないペース配分だったでしょうね。

我々からすると中山あたりでよく見かける展開ですし
大井だともっと大胆な向こう正面まくりがみられますし。ね、的場さんw

他の有力馬はこの展開に能力をスポイルされた格好になりました。
上位入線馬はゴール直前まで脚色にぶっていませんしね。

日本のダートチャンピオンと模範騎手(おっ)が
終始日本流のケイバをドバイのG1で展開し
そして、日本のギニーとグランプリを制したヴィクトワールが
その展開を制する結果になったわけです。

レース直前に大量に水がまかれた、という情報もありました。
個人的には軽いウェイトと軽い走りを特長とするブエナビスタ対策と
邪推していますが、かえって1、2着した2頭には追い風になったように映りました。

アウェイをホームに変えた、鮮やかな勝利と受け止めています。
素晴らしかったー。



ナドアルシバからメイダンに替わって2年目。
タペタ素材のオールウェザーは、これまでの傾向を一変させているようです。

ナドアルシバ時代、97年のシングスピールを除いて
勝ち馬の調教国は中東かアメリカ、どちらかでした。
レース展開も早いペースを前々から押し切っていく
圧倒的な持続力が問われたマッチョな特長だったと理解しています。

一方、昨年の勝ち馬グロリアデカンペオンは
ブラジルからフランスへ移籍し、シンガポールで
コスモバルクと同じG1を制しているウマ。
ドバイを制した際も、道中の溜めを活かして粘りこむ展開。

コースと馬場が変わったことで
まったく別のレースになったと感じています。


ヴィクトワールの走破タイムは2:05.94。
明らかに持ち時計の勝負ではありませんでした。
だってアジュディミツオーの帝王賞だと2:02.1ですからねw
比較するなってw

ジャパニーズ・タクティカルペース、とでも表現しましょうか。
ブエナビスタがこの展開に一緒にスポイルされてしまったのは残念ですが
(日本人ジョッキーだったらひとつ違った乗り方だったかも)
ある意味では日本馬の必勝法を示したといえるかもしれません。

皐月賞が、有馬記念が、JCダートが、フェブラリーSが、
そして何より中山記念がw
ドバイWCに直結すると証明されたわけですからね。
そのすべてを瞬時に察することのできるファンなら興奮は隠せませんですよw




デムーロは泣いていました。

馬上のインタビューではとてもシンプルに響くメッセージを
口にしてくれました。
「I love Japan, Thank you so much.」

被災の地へ向けたメッセージ、またデムーロにとって
自身のキャリアを飛躍させる重要な地だったこともあるでしょう。

ただ自分はこう捉えています。
日本人は普段なかなか口にしない、自分の住む世界への愛着と誇り。
イタリア人ジョッキーに言われてしまったな、と。



ドバイWCへの日本のチャレンジ。

1996年。第1回はギリギリでリアルタイムではありませんが
ケイバにどっぷり浸かり始めたばかりの自分は
時の最強馬シガーのパワフルな横綱競馬を完全に見上げていました。
部屋にポスター貼っていましたし。

ホクトベガの悲劇。
ケータイサイトも不十分な時代。第一報は通学途中の電車内、
となりで広げられたスポーツ紙でした。
悔しさと悲しさとをこらえていたのを思い出しました。

トゥザヴィクトリーの大健闘。
それも、キャプテンスティーブとの着差に
如何ともしがたいギャップを感じていました。

アドマイヤドン、カネヒキリ、ヴァーミリアン、レッドディザイア。
先日亡くなったキョウトシチーも。

チャレンジしたすべてを列挙はしませんが
歯噛みした歴史が積みあがっている分、感慨深いものがあります。



応援と評価と、何より馬券を買うという行為を通じて
ファンも「ケイバ」という価値を支えているわけで。

我々が育んできた「ケイバ」がそのチャレンジをひとつ実らせたのですから
いちファンとして、素直に、誇りに思っています。




今日の日経賞。

阪神の2400mという変則開催でしたが
トゥザグローリーが横綱競馬を見せつけました。
お母さんよりは自在性が出てきたかな。

福永祐一の存在感も変わってきています。

新しいケイバへのシフトかな。
日本のホースマンの地道な研鑽が伝わってくるようで
うれしい限りです。

まだまだ見飽きることはなさそうですね。
困ったもんですw


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