2011.05.30

オルフェーヴル、圧巻の2冠でした。


なんというか、事前の予想は
ほとんど邪推のかたまりと化してしまいました。
強かったですねー。

懸念と思っていた折り合いですが
パドックを見た時点でほぼ消えていました。
多少テンションは上がっていましたが
馬場状態もあり、極端な入れ込みはないだろうと踏んでいました。

パドックでは一番やわらかく歩いていましたね。
トモはこれからもう一回り充実しそうな印象でした。
馬場をこなせば固いだろうな、と思いつつ
予想は別のウマに向いてしまったのですが。。。


JRAのサイトで改めて結果を確認しましたが
あの馬場で上がりが加速ラップ。

ウインバリアシオンが外から迫ってきましたが
ラスト1ハロンでかえって突き放す格好に。

スピードを維持できたフォームには
ステイゴールドというよりは
ディープインパクトっぽさを見た思いです。


直線入り口でのナカヤマナイトとのマッチメイクは
インターフェアの範囲外。
むしろアグレッシブなだったと好意的に映っています。

ネット上の発言の中には、アクションの激しさからか
ナカヤマの鞍上を揶揄する向きもあるようでしたが
1番人気にみすみす進路を空けるようでは
「競う」意味もなくなってしまうでしょう。

ラフプレーの横行ではなく、ここ一番での辛いパフォーマンス。
ベテランの気概を見た、でよいと思っています。


なによりハードコンタクトにひるまない2冠馬を
讃えるべきでしょう。
パワーも柔軟さも、持続力も加速力も兼備していました。

秋の目標は3冠でしょうか、天皇賞でしょうか。
3歳のうちに凱旋門賞にいっとけ的な書き込みも散見されますが、
無責任を承知で、ありだと思っていますw




他馬の心象を少々。


ショウナンパルフェ。

パドックで確信して、本命にしました。
いや、何を確信したんだって話かもしれませんがw

すばらしいバランスに見えたんですよね。
馬体のバランスも、心身のバランスも。

問題は乗り替わりと未知のスタミナ。
青葉賞では問われなかったスタミナを兼備しているなら、
そして、前へ前へ突っ込んでいける鞍上の気概が加わるなら。

ここに賭けるなら楽しめるな、という確信がありました。
ええ、直線入り口では夢を見ましたよw

まぁ、オルフェーヴルを本命にしなかった反省と
予想が外れた残念な気持ちはもちろんなのですが
あまり本命予想自体への後悔はありません。
未知の可能性に賭けすぎ、ではあったかもしれませんがw

デボネアやロッカヴェラーノの位置取りを考えると
前のペースは速すぎたのでしょう。

そのあたりの判断力が、今後の鞍上の課題になってくれるなら
注目のしがいもありますね。

兄ショウナンアルバの共同通信杯が頭に浮かんだのも
あれだったかなーw



サダムパテック。

向こう正面で外に出していきましたが
馬場が合わなかった、でよいかなと思っています。
じりじりとスタミナを問われると強みが活きないでしょうか。

府中の2000m、良馬場でもう一度見てみたいですね。



トーセンラー。

向こう正面から内へ内へはいっていきましたが
馬場が合わなかった、でよいかなと思っています。
鞍上はそれを見越してか、後半の爆発力を捨てたような
先行策をとっていました。

今日の馬場ではパワー不足の印象でしたが
京都の外回り、良馬場なら巻き返し十分と思っています。
無事に、そしてパワーを増して秋を迎えてほしいですね。



デボネア。

パドックで評価が変わるかと思いましたが
やはり、少し足りない印象のままでした。

コース追いの成果はトモの膨らみに現れているようでした。
ただ、必要以上に大きく見せている様でもあり。
しっかり身がはいってくるのは来年かなー、と思いました。

ウマ自身には申し訳ないですが、
シェイクモハメド殿下が府中のパドックにいたことと
フランキーが日本ダービーに騎乗したことの意味が
大きい参戦だったなーという印象です。

約1時間半、雨に打たれながら
パドック最前列に張りついていましたが(バカ)
ドバイの象徴を目撃した瞬間は軽く鳥肌が立ちました。

日本のケイバが少し変わる予感?
どうでしょうねー。



ウインバリアシオン。

こちらは読み違えでした。
まさかあの馬場でここまで伸びてくるとは思いませんでした。

追い切りの出来は及第点でしたが
最内枠から1コーナーまでの所作が非常に難しいだろうと考え
馬場への適応も含めて評価を下げてしまいました。

ハーツクライはまた2着かー、などという感慨もありますね。




最後に。

前年比で売り上げ20%減、という報道がありましたが
ひとつのイベントで194億という売り上げ自体、稀有なものでしょう。

あいにくの雨でしたし、レース直前には雨足が強まっていましたが
場内の熱、負けないくらい高かったですよ。

池添コールが起こらなかったという書き込みも見つけましたが
このご時世、ファンの質からして起こりにくいような気もしていますし
それとケイバの盛り上がりとは必ずしも直結しないと思っています。

鞍上の人徳のせい?…そこは否定も肯定もしないでおきましょうかw


日本ダービー。
エンターテインメントとしての注目、期待は
まだまだ大丈夫だろうなー、と感じた次第です。



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2011.05.29


台風2号が接近中です。

金曜には関東地方、梅雨入りとなりましたしね。。。

夜にはいって東京の雨足は落ち着いてきています。

日曜のレース、馬場への影響は未知数ですが
土曜のレースを見る限りは、
Cコース替わりが内々の馬場状態を保っている格好。
内枠と先行有利のままダービーを迎えそうな印象があります。

という前提に立ちつつ
いまいまの着眼点を書いておこうと思います。



オルフェーブル。

馬場の悪化を除くと、死角らしい死角は
スタンド前からの発走でテンションが上がりすぎる懸念、くらいかなと。
追い切りも十分な内容と映っていますし。

前走に近いイメージで臨んでも違和感はなさそうですね。



サダムパテック。

母父エリシオだし距離は大丈夫、という趣旨の関係者コメントが
報道ベースで確認できましたが
問題は折り合いとゲートだと考えています。

前向きな気性は決してマイナスとは思っていませんが
皐月賞の向こう正面でも、かなり鞍上の足はつっぱっていましたしね。

これに加えて出遅れ気味になった場合、
1コーナーから向こう正面あたりまでの折り合いのため
あるいは位置取りを下げてしまうかもしれません。

全く問題ない可能性もありますが
内枠がアダになる懸念をもっています。



トーセンラー。

また外を引いてしまいました。
というより、今回は(今回も?)馬場が味方しない印象です。

追い切りは万全ですし、なにより
きさらぎ賞の末脚が頭をよぎるんですけどね。



ナカヤマナイト。

まだ評価し切れていません。
皐月賞は休み明けだった、というエクスキューズで
今回の上昇度を評価すべきなのか。

鞍上のインタビュー。終始飄々としたトーンでしたが
かえって不気味さがあり。

…皐月賞同様、ステイゴールドの取捨に悩んでいることになるのかw



デボネア。

ダーレー・バブルの予感があります。

この中間、コース追いができるようになった、という
状態の急上昇を示唆する報道が目立っていますが
強すぎるオーナーシップがあるような気もしていまして。。。

前走の結果は鞍上の繊細なチューニングの賜物でしょう。

フランキーは自身のパフォーマンスを貫くでいいと思っています。
見たいですしね。ただ、なにぶんウマが未完成。
ゴドルフィンブルーの期待を一身に背負うには
少々酷な印象を持っています。



ショウナンパルフェ。

このウマの挙動が展開のキーを握るようなイメージを持っています。
直線で他馬の目標になるリスクを負ってでも、前々で運ぶなら
面白い存在になると思っています。

追い切りもいい内容。順調な上昇曲線を描いている印象です。

乗り替わりがどうでるでしょう。
武豊やフランキーとの先行争い?どうなるでしょうね。

その鞍上。土曜は仕事きっちりで3勝していますし。
府中の馬場読みはうまくいっているようでした。



トーセンレーヴ。

最も評価が難しくなっています。。。
馬場が味方して好走するケースも
前にウマをおけず折り合いに苦心しながら惨敗するケースも
考えられると思っています。

外枠を理由に切ってもいいんでしょうけどね。




…いろいろイメージを巡らせているうちに
夜が明けてきましたw

展開と馬場を絞り込んでも、何頭かの候補が残って
最後はキメで選び出す必要がありそうです。

そこはまさにギャンブルでしょうね。
好み、ともいうかもしれませんw



いまのところ雨は落ち着いているようです。

予想は、現地での細かいチューニングをしたうえで。
相変わらずですが、直前まで悩もうと思っています。

なんとなくですが、当たるか外れるかはともかく
パドックで自分なりの腑に落ちる答えがでるような気がしています。

ほんとかねw



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2011.05.28


金鯱賞のルーラーシップ、やはり1頭抜けていました。

1番人気とはいえ単勝2.8倍に「留まった」のは
雨の道悪、外差しにシフトしていく馬場状態と
大跳びのストライド走法のアンマッチに不安があったのでしょう。

おまけにあの出遅れw

ゲートの瞬間はいったんあきらめましたがw
そのあとの落ち着いたエスコート。こちらは見事でした。

鞍上には有馬記念のイメージがあったでしょうか。
1頭だけ馬群とは違うペースでレースが展開していましたね。

ストライドと排気量の大きさで
確勝の逃げ馬を捉える姿はクロフネのNHKマイルCのようでもあり。

キャプテントゥーレのお釣りを残さない逃げは見事でした。
その分勝ちウマの強さが光ってしまいましたが。

そして残念ながらアーネストリーは完敗でした。


そして勝ったルーラーシップ。

あのゲートは対策をとる必要があるのか、
そして気性面、ストライドという点からも
馬群の中で我慢することができるのか。
今後に向けて、大きく課題は残っていると見ています。

同じレース展開しかできないのなら
信頼に足るものとはちょっと思えず。
春のグランプリ、出てくるなら台風の目ですね。


あとは、アンライバルド。
ピンナの騎乗は納得いくものでした。

あのペースを先行して、直線入り口まで見せ場を作って
掲示板に残しましたからね。

幹細胞移植による長期休養明け。
もともと豊富なスタミナを武器にしているウマではないですからね。
これを叩いて復調していってくれればと期待しています。

まずは、無事にレースができてよかった。
よく戻ってきてくれました。





目黒記念はキングトップガン。

51kgの軽ハンデ、渋っても内の伸びる馬場、
切れ負けしても折り合いの付くウマに横山典弘ですから
自分としては狙いやすかったです。


ある意味では目の前のレースに集中していなかったかもしれません。
レースを見ながら、明日への馬場読み。
どうしてもその発想になりますね。

括目すべきは、上がりのラップ。
残り600mからの坂下の1ハロンが、最速の11.4。
これがいまの府中の馬場が担保できる限界のような気がしています。

先行勢は比較的リズムよく行けたと思いますが
決してゆるい流れでもなかったでしょう。
その展開で、上がり3ハロンは11.4-12.1-13.2。

ラスト1ハロンの失速があっても後続が差せない馬場、ということは
少し頭に入れておく必要がありそうです。

…そもそもメンバー的にどうだろう、というツッコミはもっともだと思います。
ダービー出走馬との端的な比較なら危ういですね。

ちなみにメンバー最速の上がりは、後方一気のマイネルアンサー。
35.7のパワー差しでハナ差の6着でした。

あ、マイネルアンサーへの揶揄ではなくて
もう少し骨っぽいメンバーと内容を求めたく。

目黒記念の存在意義、みたいなことも考えちゃいますね。いまさら?




さて、日本ダービー。
これから各馬の評価を整理しておこうと思います。

当日の馬場の変化に適切に反応できるような準備を。
ロジユニヴァースの時はどしゃぶりになるにつれ
思考停止になってしまいましたからw

同じ轍は踏まないようにしないと。

…踏みそうですなーw



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2011.05.25


ダノンバラード、ダービー回避の一報。

左前の靭帯からくるハ行だそうです。

レースがレースですからね。
陣営も臨んで回避するわけではないでしょうから。
勇気ある撤退、と理解しています。

トレーナーの気概から察するに、
ダービーへの敬意、とも言えるかもしれません。



接着装蹄が外れたことで22日の調教を休んだことと関連が?などと
邪推も可能ではあります。

原因の追究は関係者、ないしマスコミがきちんと行うべきでしょう。
リーディング上位の、多数の有力馬を抱える厩舎ですから、
今回のビジネスの是非も含めて、未然に防げるリスクは
ばっちり防げる厩舎になっていってほしいと願うばかりです。

期待に応えてこそ、という期待をしております。

いろいろないまぜになりますが、
言えることは、残念ということ。
馬場状態次第で、面白いかも、などと思っていましたから。



一方で、ダノンの鞍上は
ロッカヴェラーノ陣営からオファーがあった模様です。

すみれSのイメージからすると、手が合うか微妙な感じがしていますが
役者が舞台から降りずに済んだのは吉報と受け止めています。
一度も乗り替りのないウマだったら話は別ですけどね。



…思い出してしまいました。

昨年の今頃は、ダノンシャンティ回避の一報に
ショックを受けていたのでした。

時間の経過の早い遅いはあまり感じない性質なのですが
一年たったかー、という感慨はあります。

ダービーを有力馬として無事に乗り切ることの難しさを
改めて思う次第です。
オーナーが、何より無念でしょう。

シャンティは先日無事にスタッドインしましたね。
そうですね、マツクニ先生の未達の夢、別のウマで叶うでしょうか。




さて、このあとは大井記念に向かおうと思いますw
アグレッシブ?いえいえ。


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2011.05.24

鎌倉に滞在中です。

鶴岡八幡宮から由比ヶ浜までをストレートに抜けていく若宮大路。
先ほどまで、そこから少し入ったオープンカフェでお茶していました。

観光でも古都の情緒でもなく、自分のリズムで集中しつづけられる
静かな環境を求めた結果、こちらになりました。
気まぐれが高じていますね。

もう少しロマンチズムな理由もあるにはあったのですが
まぁ、それはそれで。

観光スポットを外せば落ち着いた街並みがあるだろうと
勝手な期待をもって来たのですが、まぁそこかしこにおしゃれスポットが。。。
はい、オープンカフェの選択もおしゃれプレイに走った結果ですw

ひとつ道を外すとすぐに住宅街ではありますし、
スーパーの人の流れにはごく普通の日常のにおいがありますし。
一方で修学旅行の集団が○○寺の近辺を賑やかしていますし。
アングル次第でいろいろな表情が見える街、ときれいにまとめることにしますw



日中は徒歩であちこちを眺めながら
ずっとLady Gagaのborn this wayをヘビロテw
若宮大路の鳥居とLady Gagaのコントラストはクラクラしますねーw
はい、上記タイトルはそのせいですw

静かな環境といいつつborn this wayは相当ラウドでダンサブルですけどねw
いやいや、むやみに集中力はあがってますよw



本人のスタンスや楽曲のこだわりはよく知りませんので
正しい解釈ではないのでしょうが、歌詞から察するのは、
タイトルそのままの攻撃的な自己肯定。

ある種のあつかましさと、それに相反するような
born this way?という自信のゆらぎが同居した
自己肯定がテーマのように感じました。

ダンスミュージックにメッセージをのせる選択は
不安を打ち消すための攻撃性の表れ、という印象もあり。
あー、それはダメなことではなく、むしろこの楽曲の
最大の魅力になっていると思います。



…ウマのブログじゃなかったかね、と思い始めましたw

ケイバの日記に楽曲の話をつらつらと書いたのは
「I was born this way」という単語が
サラブレッドと、それを取り巻くホースマンに少なからず
オーバーラップしたから、です。


いまこうなるように生まれてきた、というメッセージ。

サラブレッドは、ひとが目的的に望んで誕生させてきた命ですので
その向うべき先は本人(本馬?)の是非に依らず決まっているわけです。

評価される唯一の価値基準の決まった命。
その最高峰に臨む18頭が今週末に走るんだよなー、という感慨。

ウマ自身はひとの評価など知りようはずもなく
全力疾走を強いられます。
たまに部分的に察しているウマもいるようですけどね。

…あるいは自分も何かに走らされているかもしれません。
あらら、青臭いトリップ感は旅先のせいでしょうかねw



歴史を積み重ねてしまった日本ダービー。
いえいえ、その歴史の重積を愛していますよ。

「もはやライフワーク」などと自称してしまう時点で
ある意味でborn this wayなのかもしれません。
しょーがないですねw

いちファンの立場からできることといえば、
その価値の頂に立つウマを見届け、称賛することと
ただ一頭の勝者を事前に選び出すゲームを存分に味わうことでしょうか。

枠順、天気、各馬のコンディション、血統、関わる人のストーリー。
今年は例年になく時間に余裕がありますので。
十分堪能したいと思います。

たぶん、born this wayをかけながら
追い切り映像や参考レースを見るのは相当上がるはずですよw
だれか細かいカット割りで編集してくれないかなーw



あー、フランキーの騎乗そのものに
異論反論オブジェクションな書き込みも散見されますが
この件にも思うところがありますので、
もう少し後で、書いておこうと思っています。


…もっかの悩みは、お土産に鳩サブレでは
定番すぎるかなということなのでw


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2011.05.22
午前中は見事な五月晴れでした。
昼まで府中にいたのですが、その時点で
あの土砂降りをイメージすることはとてもとても。。。

およそ1時間程度の強い通り雨が
ほぼぴったりメインレースに重なりましたね。
はぁ。。。



グルヴェイグという結論でした。

ポテンシャルに対する過剰な先行投資と理解したうえで、本命。
馬場も展開も向いた上で初めて上位争い、と思っていました。

雨足が強まるにつれ、未完成なグルヴェイグのトモが
どんどん頼りなく映っておりました。。。

ゲートが開いて早々に、いやいやゲートが空く前から
今年のオークスは終了していましたね。
はい、完敗でございました。


ただ、本格化はこれからのはずで
あわてずに大成していって欲しいなと、思います。

あー、成長曲線だけでいうと
同厩舎のミクロコスモスとか、思い当たりました。




勝ったエリンコート。

両親ともにスプリンターという血統。
陣営は血への挑戦、と表現していましたが
それはオークスより前走、忘れな草賞を指すべき言葉と
受け取っています。
あの勝利で、距離に目処は立ったと見ていました。

先手を取ってマイペース、が限られた勝機かなと思っていましたが
雨のコンディションがプラスに作用したのでしょう。
鞍上のリードもそつなく。無欲だった、という印象ですけどね。

直線の物見は息遣いに余裕があった?
スタンドからのライトアップに終始逃げていたようですが
それでも伸びていましたからね。


血統的な見落とし。

個人的には、エリンバードという時点で
気づいていなければいけませんでした。

4代母のSunny Valley。
Sun Princessを通るとバレークイーンにつながる母系。
実際にスタミナを内包しているかではなく
ちゃんと認識していれば、予想のフックとしては十分だったのです。
後の祭り、ですね。



ホエールキャプチャ。

伸び上がるようなスタートからの出遅れ。
敗因として挙がっていますが、その後の進路取りを見ると
極端にマイナスに働いたようには見えず。

父クロフネがG1にスケール不足、という理由の求め方は
少し雑な議論のようにも。

維持しなければならなかった仕上げの難しさと
馬場が向かなかったこと、の2点が大きかったという印象です。

夏の過ごし方次第で、秋も主役の1頭と思っています。



最後に、マルセリーナ。

結果として、桜花賞のホエールのような
展開に嵌ってしまいました。

切れ味だけなら世代屈指と思っていますが
あの4コーナーの外への持ち出しは
ペースに対する戦略的なハンドリングではないのでしょう。

桜花賞の中団でも少しかかる素振りが見えましたが
鞍上の脳裏にかかってスタミナロスを招く懸念が
消えなかったのではないか、と受け取っています。

パトロールフィルムも見てみましたが
1コーナーまでに出していけたなら
エリンコートの位置を取りにいけたでしょう。

切れ味だけだと、秋のG1も惜敗の予感がしてしまいますが。
どうなるでしょうね。





さてさて、来週の馬場コンディションが激しく気になりますが
テンションは上がってきています。

さぁ、ダービーウィークです!


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2011.05.22


追い切り映像を観る限りでは、マルセリーナですね。

厩舎ならではのラスト1ハロン追い。
ぐっと沈み込む感じで力強い加速が見て取れました。
計時されていませんが、ゴール板を過ぎた後の伸びも秀逸。
2冠は磐石、でしょうか。


若干、気になっているのは桜花賞のラップ。
2ハロン目を除く最速のラップは残り600mからの11.3。
4コーナーから直線入り口の付近ですね。

マルセリーナは馬群後方の内々で
出るところを探しているタイミングでした。
鞍上があわてず騒がずだったことが奏功しているのですが
結果として最速ラップから仕掛けをずらす内容だったわけです。

突き抜ける脚色の鮮やかさは
失速を開始する馬群とのコントラスト、でもあり。

強さは認めつつも、いまいまの府中。
前を捉えきれない展開も若干イメージしなければいけないように
感じ始めています。
鞍上がそういうタイプですしね。



ホエールキャプチャにも同様のことが言えそうですが
こちらのほうが位置取りの自在性がある分、
展開を味方につけやすいかもしれません。

先ほどの桜花賞最速ラップ部分では、大外を加速中でしたからね。
改めて外枠が惜しまれる展開だった、と見ています。

鞍上のリベンジ力、あなどれません。

厩務員さんもタマミのリベンジなるか、って
かなり古い話になりますけどね。
BS11で特集していました。
司会のフォローアップが残念な感じでしたね。



気にしているのは、グルヴェイグ。

大外がかなりマイナスに働きそうですが
前走からの上昇度とポテンシャルを買うなら、こちらかな。

まだまだ未完成、だという理解ですが
府中で息の長い末脚を魅せてくれそうなイメージが。

ともあれ、お母さんによく似ていますねー。
フォームはこれまでの産駒で一番似ているように思います。
鞍上が野心的に乗れるか、というのもポイントになりそうです。



スローペースが予想されていますが
極端に遅いラップは出現しないように思います。

切れ味勝負では足りない、というウマが
前々で少し引っ張るような予感があり。
エリンコートやマイネソルシエールは、場合によっては
先頭を伺ったほうがプラスかもしれません。


内々でそつなく振舞うメデタシ、バウンシーチューン。
前々で展開が向けばアカンサス。

翻ってマイネイサベル、ピュアブリーゼは
外枠に抗しきれない印象です。
特にピュアブリーゼ、1コーナーまでをどうしますかね。





さぁ、エアグルーヴの幻想を買ってしまうのかw
グルヴェイグを戦略的に買うのかw

…同じことじゃないのかw

もう少し悩みますー。


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2011.05.19

およそ3年ぶりの川崎競馬場、行ってまいりました。

おそらく前回はカネヒキリの川崎記念だったはずで。
ごぶさたでしたねー。


到着後はもちろん、真っ先にパドック脇のコロッケw
なんか以前よりパワーアップしている感がありました。
すでに有名ですけどね、間違いないです(キリッ

モシャッと食べ終わった頃に
川崎マイラーズの出走馬がパドックに現れました。


上がり馬の存在もあったようですが
全馬がパドックをくるっと一周した時点で
ザッハーマイン以外はちょっと考えづらくなっていました。

南関の強豪に見られるのっしのっし感がありました。
レディにのっしのっしは失礼でしょうかねw

大外枠だったら少し考えなければいけなかったでしょうが
極端な出遅れを心配する必要もなさそうでしたので
そのまま本命に。


レースは盤石。
向こう正面で11秒台を計時する、厳しめのラップ。
これを3、4番手から追走してきっちり差し切りました。

逃げたマグニフィカが直線を向くころには目いっぱいに。
残り2ハロンで13.4にラップが落ちましたが
1、2着馬が最後のラップを12.8に引き上げた格好になりました。
スピード、スタミナの兼備がないと上位入線は難しかった、とみています。


出川克己厩舎で的場ジョッキー、という組み合わせは
記憶がないなーと思っていたのですが
nankankeiba.comで調べると、なるほどでした。

96年以降のデータでは、このタッグの戦歴はザッハーマイン以外なく。
出川厩舎の初出走が96年ですから、ザッハーマインが
初のコンビだったわけですね。

個別の事情もあるのでしょうが、これが成立するくらい
的場ジョッキーの、いまいまの充実ぶりの表れと受け止めるべきなのでしょう。


エスコートも盤石。

スタートから外々に張って、不用意にかぶせられない態勢。

3、4コーナーでは一瞬ヴァイタルシーズに
外からかぶせられる格好になりましたが
脚勢の違いも考慮していたのでしょう、
しっかりパスした後で先行馬の外へ。

あとは伸びるだけ、でした。



この後は交流重賞の制覇を目指す、という場内インタビュー。
スパーキングレディカップですね。

今日のレースぶりであれば、ラヴェリータを上回っても
おかしくない印象ですが、どうでしょうね。

どちらかというと、秋。
新設されるJBCレディスクラシックが
早くも楽しみな感じです。




なお、昨日から月末まで功労休暇的なお休みをいただいてまして
ブログの更新頻度もちょっと上がりそうな予感がしております。
あ、でも、どうかなw

よしなにお願いしますーw


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2011.05.18
ランフランコ・デットーリ、日本ダービー騎乗の一報。
すてきです。素敵すぎます。

皐月4着のデボネアに騎乗とのこと。
ダーレー所属ということは、
こういうサービスがあり得るのですねーw

実現すれば、ウィジャボード以来の来日、ということは
ディープのJC以来だからだいたい5年ぶりですか。
えぇ、もちろん現場におりましたよw



フランキーと聞いてぱっと思い出すのは
イーグルカフェのJCダート。

アドマイヤドンとゴールドアリュールがそろい踏み、という
いまから振り返るとゴージャスな対戦ですが
勝ったのはフランキー。

レースぶりを言葉にすると内からスルスル、という
表現になるのでしょう。が、
何度映像を見返しても、どうして勝ったのかまだよくわかりませんw

中山の代替開催。えぇ、現地におりましたよw
もうわけがわからず、テンションだけ高かったのを思い出します。

どうしてあんなに終始手ごたえがよいのだろう、とか。
その年のそれまでの勝ち鞍、七夕賞ですからねw

フランキーマジック、5割増!という感覚値は
自分の心に良性のトラウマとして生きておりますよー困ったもんだー



デボネア。京成杯、弥生賞、皐月賞と
異なる内容で着順の崩れが少ないですからね。
鞍上のリードにも幅がありそうです。

どんな手綱さばきになるでしょうねー。
ダービー、楽しみが増えました。


追記:
うわー、デボネアの母父シングスピールだーw



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2011.05.15


見事なレースでした。

外からやっぱり最強の2頭でしたね。

オウケンサクラが軽快に行き過ぎたことで
後続はこれを少しずつ早めに追いかける展開に。

結果としてチャンピオン決定にふさわしい、
厳しい前傾ラップとなりました。

そのレースラップです。
12.0-10.6-10.9-11.1-11.3-11.6-12.0-12.4。

久しく見ていないラップ構成です。
2ハロン目から徐々にラップが落ち続ける、
息を入れる間のない展開が数字にも表れていますね。

直線の登坂。いっぱいいっぱいのオウケンサクラを
ギリギリまで仕掛けずにひきつけた
レディアルバローザの鞍上の判断は、ラップを見る限り
正解だったといえそうです。


1、2着の勝敗を分けたのは、マイル適性の差と
鞍上の判断だったかな、と思っています。

ブエナビスタの4コーナーの回り方は見事でした。
アパパネのそれをなぞるようなコーナリング。

ただし、直線に向いてからの瞬間的な脚に差が。
積極的に仕掛けていったアパパネとの
登坂前に開いた差。

息の長さでゴール前差を詰めていきましたが
交わしきるまでにはいたりませんでした。

以前ブエナビスタをステイヤーと表現しましたが
アパパネのマイル適性にわずかに及ばなかった、と捉えています。

脚色を頭に入れているという点で
継続騎乗の差もあったかもしれませんね。

はい、ブエナビスタ本命でしたw



いやでも、上位3頭のいずれかを本命視できていれば
十分満足できる内容だったのではないでしょうか。

上位3頭のどれを重視するかは、その人の性格や
そのときのテンションが出そうですねw



それぞれ、次走はどこになるでしょう。

アパパネは安田記念、ですね。明言しているようです。
もう海外を目指して欲しいですけどねー。
欧州マイル戦線、いかがでしょうw

ブエナビスタは宝塚記念、ですね。
もうマイルを走ることはないかなー。
それにしても春は適した条件のレースがないのでしょうね。

レディアルバローザは、距離適性を探ることになるでしょうか。
今の充実度でどこを目指すか、陣営のジャッジが楽しみです。
鞍上は引き続きで。



…何といいますか、これだけキリッとしたレースだと
馬券が外れても爽快感が残っていいですね。

さぁ、次は樫の舞台。
実は春G1に限ると全敗だったことに気が付いているのでw
そろそろ当てたいとも思っていますw


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2011.05.14

無事に選出されました。

個人的な価値基準で、まぁね、という感じでございます。
はい、素直に喜んでおりますよー。


シーザスターズとの仔も無事に産まれたようですし。
よかったよかった。
もう1度シーザスターズだそうですね。

サンデーサイレンスを避ける良血。
20年、30年のスパンで重要な判断、重要な血脈になるかもしれません。
詳しくは「血のジレンマ」を読んでいただけるとw




さて、顕彰馬選出で気になったのは「該当馬なし」の存在です。

満票になっちゃうのもかえって気持ち悪さを覚えるのでしょうが
全体の15%が、日本ダービーを含むG1を7勝した牝馬を
結果として資格なしと判断していました。

阪神ジュヴェナイル以外は東京コースでしかG1実績がない、という点が
ネックになったでしょうか。

なにに重きを置いて「該当馬なし」という結果なのか、
ちょっと理解が難しい感じです。



JRA、競馬の殿堂ページからの引用です。
「JRAの発展に多大な貢献のあった過去の名馬の功績をたたえ」

JRAのレースで優れた成績を修めた、ではなく
(その活躍時期の)競馬の発展にどう貢献したか、という基準があるわけで。

成績ではなく功績。
ここでいう功績とは?

たとえばこんな解釈はいかがでしょう。

ワンシーズン以上G1戦線の中心であり続けること。
その一時期を背負うだけの存在感。

もう少し具体的にいえば、シーズン前からの注目度、
レースごとの予想の中心にいること、
レース内容、良績を残すこと、売り上げへの貢献。
こんなところでしょうか。

また、競馬サークルの外、一般のマスコミが注目する度合いも
JRAの発展に寄与するものといえるでしょう。

人が語ってこその競馬。人気を集めてこその2兆円産業。
その中心にい続けたことは多大な「功績」といえるでしょう。

アンチも含めて、われわれが期待し続け話題にし続けた馬が
殿堂入りにふさわしいと考えています。



…なんか比較に出すのはアレですが、たとえば
同じG1「5勝」でも、ナリタブライアンとダイワメジャーでは
上記の点で大きく異なっていると思われます。

上記2頭をG1の数だけで同一視する人は少ないですよね。

いやいやダイワメジャーもいい馬ですよw
天皇賞は強かったですしねー。
種牡馬としての功績を加える可能性もありますし。

でも、今年の投票でダイワメジャー0票という事実は
暗に記者の皆さんがこうした評価をしていることの証左でもあるように見え。

実績も存在感も、妥当。
ウオッカの選出はこのように捉えたいと思っております。



無形の痕跡、関係者やファンの価値観に大きな影響を及ぼしたという点は
投票にあたり是非考慮されてほしい。
難しいバランスでしょうかねー。

あぁ、そうするとまたこの結論になってしまいますw

エルコンドルパサー。

以前の荒い記事もリンクしておきます。
エルコンドルパサーの評価

来年こそ顕彰馬に選出いたしましょう。



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2011.05.09


グランプリボスの単勝オッズが4.6倍。

終わってみると、これを2倍台にできなかった
ファンの評価に問題ありでした。強かったですね。
はい、自分の予想も問題ありでしたw


フォーエバーマークが作ったラップ。
鞍上の信頼感の分?前走桜花賞より厳しい内容になったでしょうか。
絶対行くと言っていた1枠リキサンマックスが逃げを諦めましたからね。

2ハロン目を除くとラップの高低差が最大で0.6。
平均的に早いラップから、直線を目いっぱい使ってのロングスパート。

懸念どおり引っかかるなら、とか
急加速ラップがどこかで必要になるなら、とか
様々な邪推をいたしてしまいましたが
むしろグランプリボスには適した展開になったと映りました。

あーいやいや、これをしっかり伸びきってフィニッシュできるのですから
単に展開が向いた、ではなく
総合力で一枚上手だった、という印象です。


出遅れたリアルインパクトが内を捌いて3着。
確信犯でスタートダッシュを捨てていたコティリオンが2着。
4、5着はともに切れ負けしないための先行策で差されていますからね。

6着マイネルラクリマが先週のトウカイトリックだったわけで
これ以外のウマは、実力不足か能力のスポイルのどちらか、なのでしょう。


このあとの英国遠征。
実現すれば相当野心的な挑戦になりますね。
セントジェームスパレスSかー。

向く向かないはフランケルの出走次第でしょうか。
2000ギニーは映像を観る限り完璧に前傾ラップでしたから。
なんというか、武豊スマートファルコンなタフさでしたよw

サクラバクシンオーがロイヤルアスコットで勝利するなら。
ウイニングポストみたいですけどねw
いやいや現実にしましょう。




一頭だけじっくり書いておきます。


ヘニーハウンド。

というか、その鞍上。
厳しい見解ですが、初来日の鞍上に
G1出走をプレゼントしただけになってしまったと映っています。

土日通しての騎乗内容。人気薄への騎乗が多かった、など
エクスキューズは可能でしょうが
スタート、ペース判断、直線の追うリズム、どれをとっても
あまりよい印象がなく。

強いてあげるならプリンシパルSですが、これも
最後方から直線外を回しての掲示板確保ですから
ウマの能力を邪魔しなかった騎乗、という印象ですし。

日本のケイバを経験していない状況での騎乗依頼。
どこかしら魅力があったのかも知れませんが
まずは適性を見極めてから、でよかったのではないでしょうか。


肝心のG1も、出遅れから気合をつけて挽回。したと思ったら
そのまま引っかかってしまい、それを押さえ込めないまま
レースが終わってしまいました。

他のジョッキーだったら勝てた、という論法ではなく
他のジョッキーに与えられるべきチャンスだったのではないか、と
感じています。


ウマの話。
この一戦では見限れないと思っています。

パドックも先々が楽しみかつ好仕上がり、という
見栄えのよいものでした。

マイルへの距離延長に不安の声がありましたが
折り合いに問題がなければマイルの方が適性があるかもしれません。
むしろこの一戦をきっかけに
折り合いの付かないタイプにならないか、が心配です。

好素材、秋以降かな。

今回単勝を見送った分も、楽しみにしたいと思います。


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2011.05.06


2年振りの現地観戦でした。

馬券が買いづらい印象がなかったのは
動員がそこまでなかったせい?でしょうか。


さくっと寝ないといけませんのでポイントだけ。


エスポワールシチー。

本命でした。

あとあと振り返ると強めの追い切りが足りてないとか
パドックでの歩幅がいつもより詰まっていたとか
きっちり評価を下げるべきサインはあったんですけどね。

返し馬の動きと調教の本数を重視してしまいました。
出遅れた瞬間に、自分の見込み違いを察した次第です。

1コーナー手前で戸崎が戸惑うように振り返ってましたね。
はぁ。。。

強いて言えば、出遅れていなくても
控えるケイバを試すつもりがあったかもしれません。

帝王賞での巻き返しは仕上がり次第、と思っています。



ラヴェリータ。

鞍上のヘッドワーク恐るべし、という印象です。

前走で砂をかぶるのをいやがる素振りがあった
という背景もあるでしょうが
このメンバーで差し勝負では勝ちがない、と考えていたように思いました。

マイペースだから残せたとも、フリオーソがかわいがった分とも
受け取られている2着のようですが
それなりにパワーを要する馬場とラップタイムを見る限り
十分なパフォーマンスと映っています。


ただ、スタートから仕掛けていった先にあったのは
帝王賞のシミュレーション、であったようにも。

スマートファルコンの鞍上は、ラヴェリータで勝負しつつも
今日のペース配分に対するフリオーソの脚勢、という目算を
手にしたように思います。

単にラヴェリータを犠牲にしたなら批判を受けるべきでしょうが
これは有力馬に乗り続けるアドバンテージ、と理解してよいと思います。



フリオーソ。

かわらずの好馬体、好仕上がりが勝利につながった格好です。
やはりパワーの要る馬場でこそ、ですね。

帝王賞に向かうでしょう。
大井の馬場は軽さにシフトしているでしょうか。




…なんか、どちらにしてもダイオライト記念のラップ構成に
ちょっと圧倒されたまま、なんですよね。

向こう正面からラップを上げられたまま
セーフティリードを取ってしまう展開。
あの変則的な前傾ラップに対抗できるウマが
見当たらない気がしてきています。

絶好調ですしね、スマートファルコン。


あら、かしわ記念の書き込みなのにw



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2011.05.04


先ほどまでパトロールフィルムを擦り減るほど見ていました。

…擦り減るほど、という形容は
じきになくなっていくんでしょうかね。
デジタルデータはすりへりませんからねw



出入りの激しい展開でした。

レースラップを4分割すると、50.8-51.4-50.7-47.7。
こう見ると単純に上がり勝負であったかのような体裁ですが
200mごとのラップを見ないと特長がつかめないのは
映像を見ていれば一目瞭然としていますね。

以下、レースラップです。
13.2-11.7-12.9-13.0-13.4-12.5-12.9-12.6-13.9-12.6-12.0-12.2-11.7-11.4-12.1-12.5。

前回ポストした記事で触れましたが
道中、1秒前後の加速ラップが2回、1秒前後の減速ラップも2回。

中距離タイプの有力馬は
この緩急の激しさに振り落とされていった印象です。

最近の中距離レースで見られる、中盤緩ペースの前残り、という
半ばお約束な展開からすれば、非常に刺激的なラップ構成ですよね。
見た目も派手でしたし。

勝ちウマが最も秀でていたのは、スピードの絶対値でも肺活量の強さでもなく
スタミナのロスを最小限にとどめられる折り合いにあった、という
見立てでよいと思っています。

向こう正面あたりで確認した、不気味なくらいの動じなさ。
やられるならこれか…、と思ってウインズのモニターを見上げていました。


次々と先頭が入れ替わる展開。

向こう正面でナムラクレセントがアクセルを踏んでいったことと
それ以外のウマがレース前半で先頭を伺っていったことでは、
示す意味合いがまったく異なっています。
それも一目瞭然、でしょうね。

長距離重賞できれいに折り合わせるようなトレーニングは
現状の番組編成ではメリットが薄いと察しはつきます。

ただ、今年のようなめまぐるしい展開が
戦略的な主導権争いとして展開してくれるなら
長距離G1も、ジョッキーの駆け引きも
もっとファンに訴えるものになると思うのですが、どうでしょうね。

90年代の長距離重賞。武豊や田原成貴、横山典弘が
機を見てアクセルを踏む瞬間のアガリ方といったら。

…リアルタイムで体験しないと伝わらないですかねぇ。。。
懐古趣味、ではなく、いまに通じる
魅力と興奮のポイントと思っていますよ。




主だったウマ、触れておきたいと思います。


ナムラクレセント。

スタートの瞬間、終わったと思いました。
場合によっては逃げても、というコメントも出ていたのにーw

ただ、そのあとは鞍上の味なハンドリングの賜物。
スタンド前でいったんヒルノの後ろに潜り込んで
2コーナーで内から外へ。事もなげなこの動きがもうお見事。

向こう正面入り口からのまくりは、この天皇賞のハイライトですね。
ドバイワールドカップを思い出しました。

結果的に先行していたらあの濁流に巻き込まれていたでしょうから
ケガの功名というべきでしょう。
鞍上、見事なリカバリーでございました。

おそらく競走生活の中で
最大のチャンスだったとは思いますが
唯一のチャンスではないでしょうから。
来年まで無事に。

あ、メルボルンカップとかどーでしょうかね。
微妙かw

しかし、あのスタミナの源泉は
スワンズウツドグローヴの牝系、でいいんでしょうかね。
サクラチヨノオーをはじめ、昭和のサクラの牝系の祖、
という印象はありますが。

ヤマニンセラフィム・マジックということにしておきましょうかw




トゥザグローリー。

1コーナーでついにしびれを切らして先頭に立つ姿は
血のなせる業、でしょうか。

エリザベス女王杯を制して中1週で臨んだ
母トゥザヴィクトリーのJC。
向こう正面でしびれを切らして馬群をまくり上げる姿を思い出しました。

奇しくも同じ鞍上ですしね。本人も無自覚ではないでしょう。
その分悔やむ気持ちもいかばかりかと想像します。

前走で鮮やかなライディングを見せた鞍上は騎乗停止。
陣営の、追い切りへの臨み方に
乗り替りに対する微妙なニュアンスがこぼれていました。

詳細は不明ですが、端的に鞍上が福永だったらどうだったか。
そう期待させるだけの存在になりつつあるという認識でいます。
だからこそなおさら、騎乗停止が悔やまれますね。

ただ、最初のコーナーまでのポジション争いは
どのジョッキーであっても
如何ともしがたい流れだったかもしれません。

前にウマを置きたい、のに好スタート。。。
下げながら内に入れつつ前にウマを置くよう試みるも、
唯一その可能性のあったペルーサの直後には
鼻先だけ主張したローズキングダムが。

武豊の当然の主張のひとつ横、前にウマを置けなくなったまま
1週目の淀の坂を迎えた時点でほぼ趨勢が見えてしまいました。

次走は宝塚、でしょうね。
見限るような内容では全くないと思います。

厩舎にとっては意味のあるトライになっていくのでしょう。
トレーナーの出直します、という言葉に期待をつなぎたいと思います。



ローズキングダム。

追い切り後のトレーナー、ジョッキーのインタビュー。
その表情が雄弁でした。

コメントの字面はきれいにまとまっているのですが
まるで能面の趣でコメントを返すトレーナーと、探るように言葉を紡ぐ鞍上。
厳しい戦いを覚悟しているのだな、と察しがつきました。

追い切りの映像。
あの追い方ならラスト1ハロンは12秒半ばくらいかな、という
自分の漠とした目算があったのですが、実際は13.0。
見た目も鞍上のアクションほどの伸び脚がない印象でした。

折り合い面でのアドバンテージがあると考えていたのですが、
特に向こう正面でまくられた後は、折り合いを欠いてしまいました。

十分な仕上がりでなかった分折り合いに影響がでたうえで
稍重馬場に手先の軽さ、というアンマッチも加味しての
大敗と理解をしています。



ペルーサ。

3200mを勝ち負けするイメージが湧きませんでした。
ヘルシーに、時にふっくら仕上げる厩舎の特長があるうえ
パドックで見た限り、お腹のあたりに余裕が見え。

個人的に、これは長距離を力強くフィニッシュできるつくりでないと
判断して無印でした。

中距離適性を疑ってはいませんし、一貫して厳しいペースでこそ
真価が発揮できるようなイメージがありますので
次走以降、改めて、と思っています。



フォゲッタブル。

というより、鞍上のシンプルな騎乗。
狙いはよかったと思っています。

1週目最後方から、ため殺しにせず
2週目の坂でしっかりまくり勝負に出ていました。
その胆力と戦略は評価されるべきでしょう。

できれば向こう正面での動き出しの1ハロンを
じわっと進出してくれればもう少し楽しめたような。
余計なひと言ですねw



エイシンフラッシュ。

追い切りはメンバー一番の内容と見ていました。
ダービー馬復権のにほいはビンビン感じていましたが
以前からの折り合いがね。。。

走りに対する前向きさが招いている折り合い難、と理解していますので
ヘンにおとなしいより全然OKなのですが、
距離とペースへのアンマッチ感からくる不安が
どうしても拭いきれませんでした。

向こう正面でのナムラのまくりの直後。
前にウマがいなくなる時間帯をなんとか我慢しましたねー。
完全に口を割ってましたが、さすがの鞍上です。

敗因を外枠に求める記事を目にしていますが
折り合いに配慮しなければいけない分の惜敗だと思っています。

それでも、あの乱ペースを乗り切って勝ちウマにせまった姿は
ダービー馬の面目躍如ですね。お見事でした。



ヒルノダムール。

書いてきたとおり、内枠好スタートを利して好位でじっとできるのは
距離を問わず、近代日本競馬の勝利への方程式、ですね。
人馬の経験と鞍上の胆力が実を結んだと理解しています。

継続騎乗の効果、もちろんあったでしょう。
厳しい展開のG1ほど、継続騎乗の重要性が増すと思っていますので。
じゃあ馬券を買うべきだったよねーですよねーw

好戦的なwトレーナーからは凱旋門賞の声が。
大阪杯の前とはすごいテンションの差がありますw
いや後ろ向きな皮肉ではなくてw

「ずっと伸二君をのせてほしい」と指示し続けた
オーナーの気骨を信じて。
今後の針路を楽しみにしたいと思います。




最後に。

フジの実況は関西テレビの岡安さん。
「泥だらけの栄光」というフレーズを聞き取りました。

稍重馬場の内々で逃げウマの跳ね上げる泥を我慢しきった姿と
これまでの苦しかった戦歴が重なる、きれいなダブルミーニング。

こういうフレーズはキャッチなタイミングでズバッと欲しいところですが
引き上げてくる途中の、微妙に中継のテンションが落ち着いた頃に
ぽつっと挿む感じ。もったいないですよーw

もっと傾いてかまいませんので。
ばっちり決めちゃってくださいませw


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2011.05.01


ピンポイントでウインズ後楽園におりました。
場内、湧きまくってましたねー。

ナムラクレセントからの連単をもっていました。
全く的外れではなかったと思っています。
向こう正面で驚いてみたり、直線入り口で軽く夢を見たりw


いろいろ思うところはあるのですが、
詳しく書く時間をは明日?明後日?取るつもりです。

明日は出勤なこともあり、来客中のこともあり。
改めて落ち着いて書きたいと思いますー。



ちょこっとだけ。

ラップタイムを見て胸がざわざわとしております。
道中、1秒前後の加速ラップが2回、1秒前後の減速ラップも2回。
1番人気の折り合いがつかず、2コーナー先頭という展開。

是非はともかく、こんな天皇賞は久しく見ていないな、と。

レースを制するポイントは、折り合いということになりましたね。
これが保たれただけでも、3200mで施行し続ける意味はあると直感しています。


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