2011.08.28

世界陸上の男子10000m決勝が非常に面白かったです。

…いやいや、ちゃんとケイバの話につながりますよw

自分がテレビをつけたときは、チャンピオンのベケレが途中棄権したあたり。
それまでは1000mごとに5、6秒上げ下げするような
スタミナを削っていくラップ構成だったようです。

その後の、特にラスト2周(1周は400m)を切ってからが見ごたえありました。
スパートに向けて少し緩んだペースから、有力選手のファラーがじんわりと仕掛け、
残り500mからは完全にギアを上げてロングスパート勝負に持ち込む格好。

ただジェイランという選手だけが、5馬身後方(笑)で必死の追走。
残り1周を切ってじわじわと差を詰めながら、
ゴール前50mで鮮やかにファラーを差し切っての金メダル。
俗にいうデッドヒート。力がはいりましたねー。



人間だと「折り合い」に不安のない分(そりゃそーか)
戦略的なラップを踏むことができます。

またトラック競技であれば、ラップタイムを語るポイントが
持ちタイム(実力)と相手関係くらいに絞られますので。
期待より遅ければ、レースがスローか、コンディションの問題か
いずれかと判断できるでしょうからね。

あたりまえと言えばそうですが、そうはいかないあたりが
ケイバだなーと。

机上の計算が通じたり通じなかったり
しますからね。




はい、新潟記念ですw

勝負のポイントはナリタクリスタルが
単独2番手を確保できたことでしょうか。

サンライズが行く姿勢を見せた際に
他に反応するウマがいなかったことで
少し抑えるだけで労せず2番手を確保できました。

この時点で、レースのイニシアチブを
ほぼナリタクリスタルが握った形に見えました。
正直、ほぼ勝ったなと思って観ていました。

サンライズベガが不用意なロングスパートをするイメージもなく
ナリタ自身の調子も悪くは見えませんでしたからね。

あぁ、きれいなスタートでしたねーw
決め手はスタート、でもいいかもしれません。



自分のタイミングで仕掛けることができたのは
ナリタの鞍上だけだったのではないでしょうか。

終始エンジンをふかしつつ残り200m手前で鞭を連打。
先頭に立つと気を抜く癖から、ギリギリのスパートを選んでいました。

サンライズの鞍上もこれを見越した上での仕掛けに見えました。
少し距離をおいたままゴールへなだれ込むのが理想だったと思いますが
そうはさせなかった武豊、なのでしょう。
結果サンライズベガは「仕掛けさせられた」形になりました。


一方、他の有力馬もひとつ早く仕掛けざるを得なかったでしょうか。
前にはセーフティリードを生み出した2頭がいましたから。

ナリタの気性を考えて前半深追いできなかった、という理由づけも可能でしょうが
そういうウマを単独2番手で楽させてしまう展開もどうでしょう。

言葉は厳しめですが、後手、ですね。
後手にならざるを得ない差しウマが揃っていた、という理解でよいように思っています。
3、4着の鞍上。追う姿に懸命さは伝わってきましたが
武豊のヘッドワークが一枚上手でした。

あー、これを後方から差し切れるウマなら
G1戦線でも一定の期待はできると思います。
今日はいませんでしたね。



そうそう、今日は勝因を語るために
ラップ分析をするレースではないと思っています。

道中のラップは差しを意識してハイラップをけん制したことが大きいですし
上がりのラップは、気を抜かせないための勝ちウマの仕掛けのタイミングがありましたから。
数字とフィジカルが直結する内容ではなかったでしょう。

差しウマの敗因も分析しづらいかな。
この展開でどれだけ切れるか、という点では参考になりますが
レース通してのパフォーマンスでいえば
能力がスポイルされて着順に反映されなかった、と捉えるほうが妥当でしょう。


こういう締め方は好き嫌いがわかれるでしょうが
それだけ勝ち方が鮮やかだった、と思っています。

以前から、このウマはスタートしてみないとわからない、とコメントしていた鞍上。
ヘッドワークは健在ですね。
お見事でした。




…先ほど、陸上男子100m決勝でボルトがフライングにより失格。
衝撃の結末と言いますか、フライング一発で失格するような
ルールの目的がわからないと言いますか。

いずれにせよ、スタートは重要ということでw


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2011.08.21


G3の格付けがついた、第3回レパードS。
行ってまいりました。現地観戦でございます。

昼前に一度、メイン前に一度、少し雨足が強くなる時間がありましたが
気温も湿度も負荷の少ない、手ごろなコンディション。
少なくともパドックで発汗に気を付けることはほぼありませんでした。


ダートは終始稍重でしたが、気持ちパワーが要る印象をもっていました。
いまいまレース映像とラップを比較しながら見返していたのですが
現場での認識、ちょっと違いましたね。かなり軽かったようです。

妙高特別。メインのためにパドックに張り付いていたため
直接レースは目にしなかったのですが(結果的によかったかも?)
先行勢のハイラップも、勝ったヤマノサファイアの追い込みも
軽いダートでなければ実現できないラップでした。
上がりが35.6ですものね。



雨が弱まりながらの、レパードSのパドック。

パドックで1頭だけカポッ、カポッと小気味よい音を立てて
周回していたのがボレアスでした。

その音を出していたトモの、踏込みの強いこと。
カラダの前半分、首差しと肩周りの作りはディープっぽい印象なのですが
トモの力強さは同じ勝負服のせいでしょうか、まるでカネヒキリのようでした。

角居厩舎のようなヘルシーな仕上げの印象もありました。
昨日ミクロコスモスをTVで観ていたこともあるでしょうか。

前傾したままだらだらとスタミナを奪うようなラップでなければ、
(道中、溜めが効けば、ということですね)
36秒台の脚をつかってくるだろう、と考えていました。


気になったのはタカオノボルの歩き方。
後脚の接地がつま先だけ、でした。
常にかかとを上げながら歩いている、と言い換えたほうがよいでしょうか。

バスケットボールの脚さばき、が例えに浮かびました。
うーん、これだとトモが振り出したパワーを
きちんと接地して推進力に変えられないのでは?と
素人目線で疑問に思っていました。


よく見せたのは、レックスパレード。
まだ成長途上なのでしょうが、四肢をしっかり使って歩いていました。
トモのパワフルさが他馬に見劣っている印象がありましたので
1コーナーまでに無理せず先行できれば。
にしては外枠だなー、とトータルの評価は上げきれませんでした。


タガノロックオンも仕上がり十分でしたが
ボレアスのような強調できる材料は見つけられませんでした。


その他のウマだとオメガスカイツリー。
いい出来でしたが、ホソジュンのラブシャッターで
だいぶズルいタイプだと聞いていましたので
馬体の出来だけで飛びつかずに済みましたw


逃げて結果を出してきたウマが多い割に
ペースが上がって妙味のあるウマが少ない、というのがパドックで得た見解。

というわけで、バキバキのトモの踏込みを信じてボレアスから。
タガノロックオン、タカオノボルを中心に
少し手を広げて買うことにしました。




レースは過去2回とは違う流れになりましたね。

1コーナーまでは速いなーと思ってみていましたが
向こう正面に入るころには引っ張り合いに。

先手を取った2頭が人気薄だったこともあるでしょうが
現場で観ていても遅さは伝わってきました。
レースラップはこうでした。
12.2-10.8-12.3-13.7-13.2-12.4-12.8-11.9-12.7

13秒台の2ハロンが、トランセンドの時は12.0-12.0。
先行馬次第でずいぶん様変わりするものです。

溜めができましたからね。切れ味を知っている分
4コーナーで慌てない武豊にこちらが焦ってみたり。
きれいに外に出してくれました。今度はおぉ!と驚いてみたり。

後は切れるだけでした。
父をホーフツと、という表現は定番すぎるでしょうか。
中盤が緩んだ分、瞬発力の差は
より顕著に表現されたと認識しています。




いまいま結果を確認していて気が付いたのですが
父サンデー系×母父デピュティミニスター系、というのは
カネヒキリと同じですねw

さらにトレーナーは角居厩舎を経て開業していますしw
競馬は記憶のスポーツとは言ったものだなー、と勝手に納得していますw

願わくばディープ並にでた少し小さめの馬体。
脚元への負荷を考えるとこのくらいでよいのでしょうが
力の要る馬場をこなしていくにはもう一回り厚みが必要かもしれません。

グレープブランデーと併せても
見劣りしないくらいのパンプアップ感、は
ディープには不釣り合いかな。

いや、生で観れてよかった。
秋のダート戦線に向けて役者が増えた格好です。
勝手ながら、次走、南部杯を希望いたしますw


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2011.08.20

今年も無事に夏季休暇を取得。
今日はBS11で、3場の準メインからふわふわと見始めました。

ラブシャッターのコーナーでは
細江さんの「けつ」発言が隙だらけで残念でOKw
キングトップガンへの褒め言葉として妥当ではありますけどねーw

でもラブシャッターのコーナーはそのウマの
性格が掘り下げられて紹介されるので
データが拮抗したときの決め手に使えたり。
司会の合いの手次第で生かすも殺すも、ですね。



今週は、残念な「断念」のニュースが続きました。


ヴィクトワールピサ、凱旋門賞断念。

左の飛節の炎症とのことです。
炎症の原因が何か、は報道されていないようです。

馬事公苑のサイトにPDFがUPされています。
ここに飛節炎の紹介もありました。
馬の病気と健康管理
細菌感染が原因だと重症化するケースもあるようで。

5週間の休養期間が見立てどおりであるか、心配にはなりますね。
あーでも、漫然と怖がっても仕方ないですし
騒ぎ立てるよりは陣営に任せるべきところとは心得ています。
まずは大事ないことを。願っています。

ただ、JCないし香港を狙うでないとしたら
出るべきレースがあるのかと言われると。。。
という逆算の元、引き際を考えるには十分なタイミングかもしれません。
もう一度府中で見たいですね。



アーネストリー札幌記念回避。

左の球節に腫れが見られたとのこと。
コメントからは陣営が大事を取ったと読み取りました。

早ければオールカマーとのことですが、どうでしょう。
根拠のない憶測ですが、秋天直行のような気がしています。



コスモバルク復帰断念。

アイルランドから屈腱炎発症のニュースが舞い込んできました。

サラブレモバイルでは不定期(おおむね月2ペース)で
近況報告のコラムが続いていたのですが
一報があってからは更新がなく。
こちらはしっかりした記事を、じっくり待ちたいと思います。
あわてずでお願いします。

ビッグレッドファームの公式ブログは17日の投稿で
関係者の落胆ぶりを端的に伝えています。
もろもろの記事を読む限り、現地スタッフの心中、察するに余りあります。

もともと10歳での挑戦は無謀だろう、という見解がありますが
その価値を高める可能性を求める姿勢は
一定の評価があってよいと思っています。
ほうらやっぱり無理だった、と言われるんでしょうけどね。

それでいうなら、同じオーナーシップのもと
外厩制度に固執した判断の是非を検証すべきでしょう。
その後、制度と有力馬が効果的に結びついてはいない認識です。

非常に残念なのは、日本初のザグレブの血が
かの地で残る可能性がほぼなくなったであろうこと。
日本のケイバの評価につながってほしかった。

…幹細胞移植?さすがにね。。。

お疲れさまでした、と申しておきます。



アンライバルド引退。

屈腱炎再発とのことです。
オールカマーでの戦線復帰に向けての調整中でした。

半分覚悟はしていました。
いや、科学的にどうこうではなく、兄貴を追いかけていた時の経験から。
気持ちの準備をしておかないとショックが大きい予感があって。

バレークイーンの仔たちは早く仕上がる傾向があるようですし
ネオユニヴァースにも早熟説があるようです。
どちらに対しても思うのは、使える状態ならレースに使ってしまうこと。
結果としてレースでのストレスを跳ね返しきれない状態に陥ってしまうのではないか。

例えばフジキセキもアグネスタキオンも
経験値がない中の手探りとはいえ、初年度は
早くに下して壊してしまうパターンがありましたので。

皐月賞が鮮やか過ぎた、と言うしかないのかな。。。

繋養先は未定ですが、種牡馬入りはできるようです。
2世に期待、いたします。

残念。お疲れさまでした。




紙一重のところでトレーニングを積んでいる競走馬ですから
こうしたニュースはどうしても避けて通れません。

個人的には、無邪気で身勝手な期待を許してもらっている、と受け止めていますので
期待をかけた分は、しっかり残念がる気持ちをだそう、と心得ています。
その種の気持ちの揺れ動きは、大変骨が折れますけどね。

でないと日々の競馬を大事にできないような気がしています。



秋に向けて期待値のあがるニュースもありました。

マルセリーナ、福永で秋華賞へ。
最近の精力的な動きは好感をもって見ています。
あれ、アヴェンチュラは誰になるの?

オルフェーヴル、ウインバリアシオンは神戸新聞杯。
サダムパテックはセントライト記念。
ここにフレールジャックや、
今日の阿賀野川特別を勝ったオーシャンブルーも加わるでしょうか。

ミラクルレジェンド、久々の勝利。
今年からようやく牝馬のJBC。
ラヴェリータ、クラーベセクレタも参戦でしょうか。

グレープブランデーはみやこSから。
3歳ダート路線は間延びしている印象ですが
古馬も含めてJCダートに収斂するならボルテージも上がるでしょう。



…最近書けてなかったなー。
次走はここ、というニュースを観るたびに一喜一憂しているんですけどね。




さて、最後に。

夏季休暇を利用しまして、明日早朝から越後路へ。
新潟競馬場に参戦予定ですー、やたー!!

初参戦がうまいこと重賞に重なってくれました。
レパードS、楽しみにしていますよー!!

ボレアス、タガノロックオン、カラフルデイズなど
秋に向けての布石となるでしょうか。

小雨の予報もあり、なにぶん雨次第ですが
速い上がりをもって中団を追走できるタイプ、を狙うイメージでいます。
先行有利は大前提ですけどね。

がっつり観てきたいと思います!!



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2011.08.19


一報から2日ほど経ちました。

馬房で頭を強打したそうです。
事実ならシンプルに事故なのでしょう。
悲しむべきことであり、起こりうることであると理解しています。

西山オーナーのブログも冷静な様でいて
戸惑いと悲しみをたたえていました。



月並みでしょうが、真っ先に思い出すのは菊花賞。
鞍上が示した淀3000mの逃げ方。

セイウンスカイが逃げ切るまでは
菊花賞の逃げ切りは難しい、というのが常識でした。

1000mを3分割し、急緩急を作り出すそれ。
スローペース症候群、と揶揄された頃の
ダンスインザダーク、マチカネフクキタルらとは対照的な展開。
実現するだけの折り合いと末脚の持続力が必要です。

京都大賞典の予行演習が伊達ではなかったと自分が思い知るのは
レース後しばらく経ってからでした。

1周目スタンド前。
少しハミを噛み気味で進軍する芦毛の姿は印象深いものです。


マイネルデスポット、アドマイヤジャパン、アドマイヤメイン。
その後、人気薄の逃げウマがゴール寸前まで粘り込む姿が増えたのは
98年に示された必勝パターンの賜物と思っています。

でも見事逃げ切ったはセイウンスカイだけですよね。



有馬記念、天皇賞春、天皇賞秋。

個人的には、予想の上で自信を持って切る、
あるいは評価を下げる対象でした。
逆の意味で相性が良かった、と表現するのは失礼でしょうか。

特に99年天皇賞秋。1番人気に推された2冠馬を自信を持って切ったことは
自分の磨いてきた物差しに手ごたえを感じさせてくれました。
…あー、わかったつもりになれるだけ幸せ者ということでw

そのときはエアジハード本命。対抗ステイゴールド。
確かに詰めは甘かったですねw




ロジユニヴァースのダービー制覇を祝した武豊TV。
ゲストにダービージョッキーの横山典弘の姿がありました。

歴史的不良馬場のダービーとともに
2人のベストバウト回顧のコーナーがあり
セイウンスカイとスペシャルウィークを取り上げていました。

2冠馬の鞍上曰く、10歳くらいまで走っていて欲しかったそうです。

西山オーナーも自身のブログで同様のコメントを寄せています。

引退のタイミングを逃したではなく、まだ走らせるべきではなかったか。
引退時期を間違えたのではないか、という悔恨の混じったコメントでした。

…そこまで言われてしまうとね。


怪我がなければ、あるいは。
淀の3200mでテイエムオペラオーを、マンハッタンカフェを、退けていたかも知れません。

勝手な画を浮かべられるのは
残されたファンの特権でしょう。



16歳、少し早いかな。
そんなところまで逃げ切らなくてもいいのにね。



冥福を祈ります。
合掌。


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2011.08.15


アヴェンチュラの底力が光りました。

レースラップは中盤が緩まない厳しめのもの。
12.4-11.0-11.7-11.6-11.7-11.9-12.1-12.0-12.2

先行した1、2、3番手の順位は最下位の手前に固まっていることからも
その厳しさが伺えます。
雨が降っていたことも考慮して見ないとですね。



レディアルバローザの追い切りに
少し物足りなさを覚えていました。

もともと少し固く見せるストライドですが
それを差し引いても躍動感がやや不足といいますか。

及第点と評価するほうが正解なのでしょう。
ただ、総合力で僅差を生み出したヴィクトリアマイルからすると
切れもスタミナも少しずつ割り引くのが
戦前の妥当なイメージでした。

でも内枠からしっかり主張すれば
2着は外さないかな、という読みが甘すぎた格好w
結果はタテ目でございました。



アヴェンチュラ。

4コーナーでの手ごたえはどうしたのでしょうね。
ただあそこから、一度前に出られたコスモネモシンを
交わしに行く精神力は、秋に向けてしっかり覚えておかないといけません。

あー、厩舎の3頭合わせ追い切りをホーフツとさせる
直線の併せっぷりでした。

昨年のアプリコットフィズもそうですが
52kg、力のある3歳馬にはかなり奏功していますね。

タイムも過去数年では秀逸と思います。
あとは鞍上がホエールキャプチャとどちらに乗るのか。
あー、新馬戦で乗ったジョッキーが空いているかも?どうかなーw

好位につけられて終いの粘りも確かな有力馬は
今年の牝馬クラシック戦線ではあまりいないはずですので。
エリンコートの復帰戦次第では、人気が先行するかもしれないですね。
楽しみが増えたと思っています。



サンテミリオン。

急仕上げが陣営のコメントとして伝えられていましたが
精神的にレースには前向きではなくなっているようです。

昨秋よりはまだよいかもしれません。
急仕上げも精神的なストレスの持続時間を短くする狙い?とも邪推は出来ます。

ただ、レースではコスモネモシンに捲くられた時点で
戦意を喪失していました。。。

前半のかかり気味も、あるいは
レースからの逃避のサインだったかもしれませんね。

時間がかかると思われます。
あるいは現役続行についても一考されるかもしれません。


思い出したのはダンスインザムードの府中牝馬S。
おそらくは秋華賞から前向きさをなし崩していったダンスに対し
体面を捨てて立て直しに徹する北村の乗り方は必見です。

あ、勝ったのはヤマニンアラバスタですけどね。2005年の話です。

懸命かつ悲壮ともいえるその戦略は
翌年のヴィクトリアマイルで報われることになりました。

…一縷の望みのような話をしてしまったかな。
適切なジャッジと、願わくば復活を。
陣営の難しい舵取りに期待をかけたいと思います。





最後に、土曜札幌の新馬戦をちょこっと。

ゴールデンムーンの差し切りでした。

正直、ビキニブロンドが無理に先行しなければ
違う結果になっていたかもしれません。
4コーナーでも大きく立て直す部分がありましたし。
ただ、荒削りながら最後の伸び脚は秀逸と思いました。

1200mのウマではなさそうですし
期待値の高まってきているアドマイヤムーン産駒。
ちょっと楽しみにしております。


馬主名義が「G1レーシング」。
JBIS-Searchで調べた限り、初勝利?でしょうか。

詳しい実態は全然知るところではないのですが
既報からすると追分ファームとの結びつきがあるようです。
ただデビューした所有馬の生産牧場にバラエティ感もあるようで。

馬主さんも減っていく時代ですからね。
新たなギミックが盛り上げにつながるなら歓迎です。

ただ、勝負服が若干地味な印象がありましてw
地味というか濃い、ですかねぇ。
タスキの差し色はもう少しアレなほうが、とか
余分なツッコミが脳裏をよぎりまして。すみませんw

活躍するウマがでてくれば勝負服のイメージは変わりますからね。
しばらくは推移を見守るということで。



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2011.08.08


今日は外出があり、一応ケータイで馬券は購入しましたが
実質ケイバはお休みでした。

先ほど函館の映像を確認。

スタートからいききった際のエクセルシオールに期待していたのですが
おとなしめの2番手かー。

ラップを見ると納得。
デビュー戦より2ハロン目が0.7秒速い展開。
控えて番手から、という鞍上の選択も
妥当な判断のうちでしょう。

ペースを握るには外枠がマイナスだったかな。
スタートはよかったですからね。

デビュー戦の鮮やかな逃げ切りが
いまいまパワーの要る函館の馬場でも再現できるかも、というのは
淡い期待だったようです。はい。



ファインチョイス。

直線、荒れ目の馬場をものともしないフォーム。
このメンバーではが一枚抜けていた印象です。

走破タイムや上がりタイムは一見地味ですが、強かったですね。
鞍上もあわてずシンプルに乗っていました。

フレンチデピュティ系に母父タイキシャトルですから
これから距離が延びた際にどうなるか、が課題となるでしょうか。



アイムユアーズ。

一番意欲的なパフォーマンスだったと思います。
強い内容、という表現でもよいですね。
息の長い末脚を繰り出しました。

ただ、アレで1馬身以上
着差が開いてしまっていることからすると
今後は不器用なタイプになるかも?どうでしょうね。

ファルブラヴに成長力やスピードを出し入れ(=加速力)する力を
あまり感じていないせいもあるでしょう。
これからどうなりますかねー。

名前がいいですからねw



結果、牝馬のワンツー。
夏はやはり牝馬でしょうか。

土曜は格言を重視してミラクルレジェンドを
しっかりチョイスできたんですけどね。

東京に限らず、でしょうか。
先週までは気温が低めに推移していました。
週明けからまた暑くなるようです。

来週も牝馬かなと思っていたら
クイーンSでしたねw


サンテミリオン、復帰戦となるようです。
おそらく馬券は様子見、でしょうが、
楽しみにしています。

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2011.08.07


この5月に創刊された雑誌です。

当初はネット販売のみだったかな。
7月にはウインズで手に取れるようになっていました。
拡販と好評さが比例していると受け止めています。

編集長は、治郎丸敬之さん(フォローありがとうございます)。

ご本人のブログ「ガラスの競馬場」は昨秋くらいから拝読しております。
その着眼点と議論の深化ぶりはもう素晴らしいのひとこと。
個人的には嫉妬を覚えておりますw

あら、対抗意識を燃やしている?謎の勘違いが入っていますねw

でもあの駆使される言葉の数々は、正直うらやましい。
特に野平さんへの愛情を記した記事と
「決断」についての記事はお勧めです。


そのテイストがどのように雑誌として昇華するか、という期待値から
先日ウインズ後楽園で購入いたしました。

先ほど特集部分を読み終えたので
読後感を書き記しておこうと思います。

長くなりますので、お覚悟のほどw




特集記事は「調教」。

上記ブログの告知でこのテーマ設定を目にしていましたが
第一印象は相当語り難しいのでは、というものでした。

比較的最近ですが、調教師はアーティスト的な面がある、という言葉に
触れた記憶があります。

その比喩の信ぴょう性はともかく、そうした表現が流通するように
ウマの状態を見極めて心身のピークを作り出す手法は
調教師ごとに独特、ユニークさをもっていると認識しています。

そのユニークさが厩舎のカラーであり、セールスポイントであり、
そこにビジネスとしての結果の差、期待値、信頼が生まれているわけです。

いわば調教の手法は「秘伝のタレ」「おいしさの秘訣」であるわけで
簡単に披露してくれるトレーナーはいないでしょう、という
邪推が真っ先に立っていたわけです。

おそらくはその問題を認識されたうえで仕上がる雑誌が
どのような語り口になるのか、が自分の期待するところでした。



雑誌の末尾に編集長自身で書かれた記事、
「調教のすべて」があります。

ブログの記事を再構成した形で、調教をどのように着眼すべきか、という
持論が展開されています。

読後感。ぱっと浮かんだのは
「情報の再構成」「一般論の補正」「論文調」という言葉でした。

わるい意味ではなく、むしろ久しく
こうした秀逸なとりまとめに出会っていなかったなぁ、という感想。
「ガラスの競馬場」自体に感じるテイストでもありますね。


キャリアを重ねるとしっかりわかっていないはずなのに
自明であると処理してしまう事柄が多くなりがちです。

慣れが生み出す良し悪しだと思っていますが
これに改めて取り組まれた姿勢には、よい熱が感じられました。
「ここが魅力的なんだよ」という
馬券を取るための指南とは違うノウハウを伝える熱。
心地よい熱なんですよね。


文章は、関係者コメントなどメディアに既出の情報と
これまでの一般的な調教の語られ方を材料に
自身の私見を織り交ぜて構成されています。

引用が論拠となる箇所が散見されるため
「論文」的な印象を受けたのでしょう。

特に何人かのトレーナーの、「鍛える」という概念の
捉え方の違いについて触れる件は
関係者に迷惑をかけない範囲で、かつ勘所を捉えた
絶妙なバランスで表現されているように受け取りました。

確かに、角居厩舎の馬体、というクオリアはありますw
だってパドックで明らかに違うものw

できれば、馬なり調教とハードトレーニングの
特長の比較、くらい正面から踏み込めたらよかったでしょうか。

…あー、やはり多方面に迷惑かかりますかねーw


特に、ケイバ歴の浅いファンの方には
良質な手がかりになると思いながら読み進めました。




気になった点、あります。
重箱の隅をつつくようですが愛情の裏返しと理解いただければ。
文中の主語についてです。

例えば「たとえば「動き」はゆっくり見えるのに「時計」は速いということがある。」という表現があります。
このくだりは個人的にいただけないと感じています。

ゆっくり見える、と感じたのは誰か。
その後は、その感覚値を根拠に調教の質についての議論が展開されますので
だれが感じたことなのか、主語の明示は重要と思われます。

例えば、「負けられないレースだった」という表現。
あえて主語をあいまいにすることで
陣営もファンも同じ思いであることを暗喩する
レース回顧のような文章の場合は、表現として妥当であると認識しています。

しかし、みんなそうだよね、という見解を前提にスタートする分析なら
説得力としては弱い印象を受けます。

この記事は「調教に対する分析」を「編集長個人の着眼」で書いていることに
最大の魅力があるわけですので、議論の拠り所が
編集長の主観であるのか客観(あるいは一般論)であるのかは
より明示的に区別されていてほしい。

終始一人称視点であるブログを再構成するにあたり、はたして
そのあたりに焦点を当てて検討されていたか。
少し残念な印象がありました。


ただ、以前から、競馬関連の記事は
この主語をあいまいにする手法が
不用意に多用されている認識ももっておりまして。

例えばウマの調子などはどうしても定量的に測りにくいですから、
「手ごたえ十分でフィニッシュ」なんて表現に落ち着いてしまいがち。
空気感を伝える言葉としては効果ありなのでしょうが
読み手も馴染んでしまっているんでしょうね。

あたりまえ過ぎてツッコミが亡くなっているのかなー。

誰がそう思ったの?というツッコミは
健全なフィルターとしていつでもいれていきたいものですw


あー、主語を正確に記述しようとすると文章が煩雑になりやすいのが
日本語の特性のように認識もしており。
書き手がどうバランスするかはいつの時代も悩ましいのかな、とも
思い至るところではあります。




気になるところなので細かいところを書きましたが
もっとも評価しなければいけないこと。

雑誌のコンセプト自体と、発刊したという事実だと思っています。


「創刊に寄せて」という編集長自身のコメントに
そのコンセプトは記されています。
詳細は割愛しますが、自分もその通りと思いますし
そう思ってきました。

競馬は文化、です。
断言でよいです。

いま、生で競馬の魅力を感じている人間に語られ続けられてこそ
競馬が魅力をもち続けていくことができる、と思っています。
この点では近しい自覚をもっているのでは、とちょっとうれしくなっています。ね。

付加価値の塊ですからね。競馬って。
ないと生物として死んでしまうようなものではないですから。

ただ、価値あるものとして認識し、続いてほしいと願うなら
語って語って、その価値を再認識し、再構成して
隣の誰かにその魅力を語り渡していくべきでしょう。

…リアルに、邪魔にされることが多いですけどねw
またケイバの話?みたいな、ねw


紙媒体の、ビジネス面での厳しさもあり
競馬の書き物が以前ほどの厚みをもっていない昨今、
そうした現状に一石を投じた刊行とも思っております。


あー、ケイバのすそ野を広げる類の内容ではないでしょうね。

ちょうど土曜のウイニング競馬で、アスコット競馬場が
婚活や社交の場として富裕層に利用されているという特集がありました。
ROUNDERSはそうしたライトユーザーを取り込むこととは異なる、
けっこうなコアユーザー層へのアプローチであると認識しています。

そりゃあ、ね。例えがわるいかもですが、
「スマートフォンってよくない?機能とかよく知らないけど」くらいの
ライトユーザーがROUNDERS読むのは正直アレデショウw

全然、それでいいと思います。
多様性は大事ですw




できれば発行頻度を抑えてほしい、とか。
直接取材して論拠に厚みをもたせる記事を増やしてほしい、とか。
自身で記事を書かないほうがブログとの棲み分けができてよいかも、とか。

ほかにもいろいろ思うところはありますが
まずは、次回以降を楽しみに。


変わらぬ熱に、期待をしております。



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2011.08.05



…あぁ、キャンフォードクリフス、故障で引退のようです。

Racing Postがニュースソース。
Brilliant miler Canford Cliffs retired to stud

記事からすると、つなぎの部分、おそらく繋靭帯かと思われます。
左…、なら残念ながら納得です。


サセックスのラスト1ハロン、右手前のまま大きく左によれていったのは
左前を存分に振り出せなかったから。。。

痛みをかばう力の加減があったのでしょう。
その前提をもって映像を観返すのは、ちょっと苦しいですね。。。


記事によるとクールモアへスタッドインするとのこと。
不幸中の幸い、と思うことにいたします。


でも、陣営には少なからず
アジアサーキットへの志向もあったようですから、なおさら。
淀での走り、見たかったなー。

楽しみが一つ減ってしまいました。
残念です。




そしてフランケルとゴルディコヴァは
クイーンエリザベス2世Sで激突の可能性、との報道。

2011年の欧州マイルキャンペーンはここに収斂しそうですね。

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