2011.12.31


本年もご愛顧、有難うございました。


3月の競馬中止は必然ながらもショックでした。
競馬どころじゃない、という声に
何とも反論しづらかったことを思い出しております。

極力、競馬への気持ちが途切れないよう努めていましたが
普段はそんな心がけ、しないですものね。

やはり東日本大震災以降の世界は別物と思う次第です。

不謹慎との声もありましたが、いち早く
競馬再開の決断に踏み切ったこと、
そして復興支援競馬、と冠して「被災」への姿勢を示したこと。

当時はそれでも遅い、と思っていましたが
妥当な姿勢だったと思っています。



先日、仙台の本屋さんで読み回しされたジャンプが
集英社に寄贈された、というニュースも目にしました。

大変な時期だからこその娯楽、という在り方。
ひとは緊張をそらし、再び向かい合うための活力を
受け取る機会を必要としているのでしょうね。

そのあたりの感覚は当時からブレがないみたいです、自分。
今年3月の記事、読み返してみました。
競馬再開
継続すること



特にこの春は、通常とした生活に戻っていく、その間に
毎週の競馬を迎えていたように思っています。


例えば、府中の皐月賞。
鮮やかなターフの緑色と、春の陽射しと、
後の3冠馬の末脚と。

父の退院と重なっていたこともあり
現場にはいなかったのですが
ゴール前の画は印象的なんですよね。

自分の中では、今年の皐月賞が
震災からの復興の象徴という記憶になっています。




この記事のタイトルは、B'zのアルバム曲から。

震災後にでたアルバムですが、TOWER RECORDのインタビュー記事を見る限り
震災前からあたためていたテーマのようですね。

歌詞の内容をストレートに受け止めると、
子どもの存在に戸惑う親向け、と理解できますが
自分としては震災後の世界ともリンクするように受け取っています。


「どんな想い 注ぎこみ その命に名をつけた?」


その命のとかかわりを受け取りなおす場面で
この歌詞は優しく響くように思います。

個人的に、年下の同僚をひとり急病で亡くしていまして。
本人は急にふっといなくなった格好なのでしょうが
残された1歳のこどもの姿、なんと見つめたらよいのか。

ちゃんと期待された命であることは
どこかで伝える必要があるでしょうか。




例えば、ジョワドヴィーヴル。

スミヨンが命名したようですが
ブエナビスタとの苦い経験の向こうにある命名。
どんな想いがそこにあったでしょうね。




JAIRS、ジャパン・スタッドブック・インターナショナル。
以前は競走馬登録協会ですね。

ここのデータベースでは血統表の他に
馬名の由来も見ることができます。

IEのみというのが激しくいただけないのですが
好きなウマの名前の由来を調べてみるのも
いいかもしれません。
JAIRS



…「命名」の歌詞については、ストレートすぎて
受け取りにくい人もいるでしょうね。
タイミングもあるでしょうが、自分には響きました。





さて、もうすぐ年が変わります。

読み手の皆様のご健勝を祈念しつつ
引き続き駄文拙文、お付き合いくださいませ。

来年もよい年でありますように。




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2011.12.31
東京大賞典の後、悪友と夕飯をいただきながら
2011年の印象的なレースについて
ふわふわと語っておりました。

そういえばTBSラジオでなんでもランキングする番組があるな、と思い立ち
選んでみるか、となってからが大変。

ある程度絞り込めはするんですが
ランク付けは難しい!
自分の心象で選んでいるのに納得ができないw

その場では並列するだけで終了したのですが
いまいまランク付けであーだこーだと再び自問自答。

あくまで個人の好みと重み付けですし、
自分も傾いた試みと心得ておりますのでなにとぞご容赦を。

一応、こんな基準で選びました。
・国内の重賞
・日本馬出走の海外重賞
・走破タイムだけではなくラップから受け取れるレースレベル
・レース前後の文脈からの意味付けや影響の大きさ
・もろもろの期待感
・なにより個人的な印象の強さ


あとで振り返って自分にツッコミを入れる前提でまいります!
(安藤アナ風で)晩宿草が選ぶ、2011年私的レースランキングトップ5!!


5位 東京大賞典
4位 中山記念
3位 天皇賞(秋)
2位 菊花賞
1位 ドバイWC


…いやー、まだ納得してないなw

阪神JF、ジョワドヴィーヴルの期待感や
エリザベス女王杯、スノーフェアリーの圧巻の差し脚、
なによりブエナビスタ関連のレースがほぼないという状況。

やっぱり5つは少ないんですよねw
でも絞っておかないとキャッチにならないじゃないですか。
なんでキャッチにする必要があるのか謎ですけどw


5位は上位3頭のパフォーマンスですね。
鞍上の胆力と申しますか。

スマートが大井の2000mでやることはわかっている、という状態で
他馬に何が出来るか。
特にワンダーアキュートは輸送が苦手という弱点を見せながら
自分も相手も苦しくなる展開を作りました。

それを受けて立つスマートファルコンですよ。
横綱相撲、という概念が日本にはありますよね。

勝負に参加できたウマは少ないながら
ゴール前の接戦も含めてレースの見せ場はたっぷりでした。



4位はG2から。これはもうヴィクトワールのパフォーマンスが秀逸。
全馬加速中の4コーナーで大外回り過ぎでしょうw
圧巻のパフォーマンスはまさに横綱競馬でした。

壮行レースとしても大きく期待も膨らんだ内容。
このあたりを加味してのランクインでした。



3位は、まぁ、手放しで評価しているものではなく
エクイターフがよくもわるくも日本の競馬の
カラーを決めてしまうのかな、と思うに至ったことが大きいですね。

トーセンジョーダンのパフォーマンスにケチをつけるつもりはありません
エクイターフでなかったら勝てなかったとは全く思いませんし。

何年後か後に振り返ったときに、実はここがターニングポイントだった、と
言われるような気がしています。
少なくともエクイターフのポテンシャルが全開になった、
初めてのレースと受け止めていますので。


2位はもう、4冠馬への敬意を表して。
有馬記念と迷ったのですが、個人的に
強さを思い知った方を選びました。

3冠馬という重みから1位と迷いましたが
来年に取っておこうかな、という邪念がはいりましたw


1位。チームジャパンの快挙を最上位に推しました。
やはり震災の背景も大きいですね。

スポーツと復興という観点でいうなら、
世間一般はなでしこジャパンでしょうか。
もちろん自分はこのドバイWCですよ。
デムーロが馬上で日の丸を広げる姿は本当に頼もしかった。

冷静に考えれば、トランセンドが中継車に気を取られて超スローになったり
ヴィクトワールは致命的に出遅れていたり
セオリー外の向こう正面まくりで起死回生をはかったり。

だいぶゆらゆらした内容で高いパフォーマンスかと言われると
微妙な気もしていますが、勝ったという事実が何より大きいですからね。

有馬記念が、そして中山記念が、
メイダンにつながるという証明でもありました。



他にも、凱旋門賞馬とドバイWC馬がぶつかったJCや
府中で行われた南部杯なども考えましたけどねー。

来年も同じ試みに至るかは不明ですが
書き記しておきたいと思います。




あー、ちなみに。

悪友とはご飯の後、バーミヤンに場所を移して
スイーツ男子化していたのですがw
何気なく「杏仁と木の実のパルフェ」を注文した際に
ダービー本命はショウナンパルフェだったなぁ、と気づく
体たらくぶりw

…えぇ、パルフェはおいしかったですよw




さて、日付が変わる前にもう一本書いて
2011年の締めにしたいと思います。


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2011.12.31

ようやく、ブログと落ち着いて向かい合っています。

東京大賞典が終わってから有馬記念の話とは
前後している感が強いですけど
なにより「書いていない!!」というストレスが強くってダメですね。

レース直後とレース数日後の、両方の「後」になりますが
いくつか、書いておきたいと思います。




当日は府中におりました。

本当は中山に行くはずだったのですが
前日深夜まで考えすぎたためか若干体調を崩すという
本末転倒っぷりを発揮しており
中山まで遠いなー、という「根性:C」な観点で
相対的に近い府中に向かいました。


いや、ちゃんとした理由もあります。

有馬当日の喧噪の中山で、自分の予想をきっちりまとめられるか
ちょっと怪しく思っていたんですよね。

菊花賞でオルフェーヴルを本命にしなかったスタンス。
一般的な評価、そしてオルフェーヴル自身の能力と成長と。
ここにギャップがあるわけですね。

臨場感は削がれても、これをしっかり整理した予想にしないと
年が越せないという集中力がございましてw
前日の夜あたりの真剣さたるや、もうめんどくさい限りですよw


結果としては府中で正解だったと思っています。

結構寒かったのにレース前にはスタンド前にでてくる人、人。
自分はターフビジョンが一番大きな画面だから、という理由だったのですが
ウマが目の前に走らずともちゃんと集まるんですね。

G1の日にパークウインズ、という繰り出し方は
あまりしてこなかったので、新鮮な驚きでもありました。



予想はオルフェーヴル、馬券は単勝がメインでした。

オルフェーヴルから買うなら他にも買い方はあったでしょうし
1番人気の3冠馬、勝っても全く不思議がないウマに
何を力入れてるんだ、という向きもあるでしょうね。

それでも自分としては、先の経緯から渾身の単勝勝負でした。
「オレが賭けているんだ!」という面倒な矜持があるわけですね。
困ったものですw

ゴール直後、なつかしめの例えですが
ホーム・アローンのマコーレー・カルキンが
だいぶ大きくなった体での「イエス!」がさく裂w
握ったグーを引くポーズですねw
バリトンボイスでご迷惑おかけいたしましたw



後日、録画したフジ系の映像を見て反省会。

ひとつ現場で把握し損ねたな、というのが
トーセンジョーダンの調子。
デキ落ちとまで見ていたのですが、映像を観る限りは
そこまでではなかったですね。

着順を下げた主要因は展開面だったと受け取りなおしています。



有馬記念直後の雪。
なんという粋な演出、と府中でうらやましく思っていました。

中継の映像では「ホワイトクリスマスに、金色の3冠馬。」という
三宅アナの必殺のフレーズ。そこまでのキレはなかったかなw

それより、最初に気づいてマイクにのせたのが
ゲストの岡部さんという事実w
ロマンチストっぷりがでましたねーw

ちなみに府中は雨ともみぞれともつかない塩梅で
ちらっとだけ降っていました。




中山最終、ハッピーエンドプレミアム。

前日、軽く新聞に目を通してはいましたが
パドック映像でチョイスする方法にトライ。
時々その方法で穴馬を選び出せたりするので。
すごい時々ですけどw

パドックの見立てと、鞍上への期待感で
ヤサカシャイニーを中心に選びました。

最終レースはまばらになり始めたスタンド席に
腰を落ち着けて観戦。
福永、そつなくきましたね。

暖を取る目的でコーヒーをクピクピ飲んでいましたので
ウインバンディエラをしのぎ切った姿を確認すると
ターフビジョンに向かって無言でCheers!なポーズに。
まぁ、周りは失笑していたことでしょう。

カッコつけじゃないもんw
よかったって思っただけだもんw

この最終に岩田の騎乗馬がない時点で
リーディングは確定していたのですが
福永祐一、ようやくてっぺん獲ったなぁ、という感慨が
ターフビジョンを見ながら沸々と湧いてきました。

武豊が圧倒的な時代に競馬を始めていますからね。
同い年がリーディング、というのは
時間と経験の堆積を思う、といいますか
なんとも表しにくい充足感がありました。

結果出てさっそくでアレですが、複数年獲ってこそ。
来年はますます期待をしたいと思っています。




ブエナビスタ引退式。

日も落ちて真っ暗かつほぼ人のいないパドックに腰を下ろして
唯一明るい電光掲示板のモニターを眺めていました。

引退式直前に流れたメモリアル映像。
これまでのレースのダイジェストは
6冠牝馬のタフさを示していましたね。

瞬間的にエネルギーを使い切らない、息の長いスパート。
レース前後での振幅の少ないテンション。
段々と調教でズブさを見せるように変わっていったこともかな。

厩舎のチューニングに多分に左右されるところでもありますが
ステイヤーと思って見てきた自分の
評価の基調は変わりませんでした。

その特性がもっともよく表れたのは
不調ながらも差し切ったヴィクトリアマイルだったと思っています。

そういえば、アパパネを差し損ねたのもヴィクトリアマイル。
設立当初はどうなるかと思いましたが、名勝負を生む舞台なのかもしれませんね。

JRAのページには映像と関係者のコメントがUPされています。
ブエナビスタ号の引退式【中山競馬場】


涙の件、野暮なことはいいっこなしです。
ブエナビスタに何があったかわかりようもないですからね。
涙、でよいと思っています。

雪が目に入っただけ♪的なツイートは目にしましたけどねw
ブエナの心の声なのかよ的ツッコミ待ち、なコメントはステキデシタw


どう数えられるものかはわかっていないのですが
報道によると6万人が現場で見届けたとのこと。
来場者数のおよそ半分が、雪空のなか、
引退式を待っていたことになります。

俯瞰込みの感想になりますが
こうやって惜しむ思いが共有されることは
なにより明日の競馬の推進力になってくれるものと思う次第です。


長く現役生活を続け、その間ずっと
G1戦線の中心であり続けてくれた事実に感謝しています。
お疲れさまでした。



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2011.12.30


大井におりました。

年納めに東京大賞典、デフォルトでございますねw

動員数、前年比でプラスだったようで場内はなかなか移動が困難でしたね。
特に新スタンドの周辺は人の密度が違いました。
エスポワールシチーかトランセンドがいれば
もっと凄かったでしょうね。

それを避けるように、悪友と残り1ハロンのハロン棒前まで移動。
この地点では勝負が決まっているであろうという読みもあり
すこし密度が薄まったあたりで観戦いたしました。

いやー読みが外れましたね。
勝負はゴール入線までわかりませんでした。



ワンダーアキュート。

前走JCダートはスタートの出遅れがありましたが
今回は好スタートからスマートファルコンをけん制する先行策。

付かず離れずのポジショニングで
ラップを落とさせないプレッシャーは
「肉を切らせる」前傾ラップを生み出しました。

レースラップです。
12.3-11.2-12.0-12.1-11.9-12.0-12.1-12.7-12.3-13.2。

比較のため、JBCクラシックのラップも。
12.6-11.8-12.4-12.1-11.8-12.0-12.1-12.3-11.9-13.1。

スタートから2ハロン目。
ワンダーアキュートが内々で1頭抜け出した姿には
断然人気の逃げ馬を迎え撃つ攻撃性を感じました。

逃げ馬スマートファルコンは負荷を抑えつつこれを交わしにいく格好。
ただ結果的には、馬場差があると思われるにしろ
JBCより0.6秒速いダッシュを強いられました。

前半3ハロンで見てもJBCより1.3秒速い展開。
これを直後で追走し続けた鞍上のファインプレーだと思います。
レースのレベルを引き上げてくれましたね。

ゴール前はわずかにスマートファルコンが残していると
受け取っていましたが、追い詰めましたねー。
多少力の要る馬場もの味方したでしょうか。

今後に見通しの立つ、悔しい2着だったと思っています。
そして鞍上。信頼に足る見事な騎乗でした。




スマートファルコン。

ワンダーアキュートのけん制にしっかり応えた格好でした。
3~5ハロン目のラップは、12.0-12.1-11.9。

ここでラップを緩めないあたりに
鞍上の意地の張り方が出ているのかな。

冷静なジャッジを積み重ねていたのだと思っていますが。
向こう正面入口付近では軽く拳を動かしていましたし。

若干緩めたのは3~4コーナーの12.7。
あとは前走と似たデザインで
前走より厳しいラップとなりました。

パドックではわずかにのっしのっし感が足りないかな、と感じる程度。
懸念には至りませんでしたが、今から考えると関係者のコメント通り
少し覇気に欠けていたのかな。

ただ接戦になったのはあくまで2、3番手からのプレッシャーでしょうね。
薄氷を踏む思いでの3.5cm、ハナ差の勝利でした。



トレーナーからは、今後は様子を見てからというコメント。

ドバイは微妙?オールウェザーが未知数ですが
それ以前に疲労回復に努めることになるのかな。

今年最も厳しい、ベストパフォーマンスだったと見ていますので
是非とも慎重に。
そしてかの地で軽快に逃げる姿を見てみたいと思います。




そうすると今年の最優秀ダート馬は誰になるのでしょうね。

中央G1でいえば間違いなくトランセンド。
国際G1を含む統一G1でいえばスマートファルコン。
そして、ドバイWCはどう評価されるのか?

そして最優秀古馬牡馬は?
スマートファルコンも可能性があるのでは?

今年は投票権をもつホースマン各位の国際感覚が問われる
年度表彰になりそうです。




最後に。

大井競馬の入口付近に謎のモニュメントが。
大井競馬入口の柱?


これは何を狙ったがゆえのデコラティブ感なのか。
ちょっと伝わりませんでしたが
きれいだったのでパシャリいたしました。



個人的に、今年の競馬参戦は以上で終了。

といっても来週には金杯ですけどねw




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2011.12.26

オルフェーヴル、完勝でした。

出遅れの瞬間は終わったと思いました。
決め打ちで後方に下げたルーラーシップを除けば、最後方ですからね。

ただ、アーネストリーが逃げるという展開。
これによってレースの質が相当変わってしまいました。
結果、くしくもこれまで研鑽してきた
前半の折り合いを問われる展開になりました。

1コーナーまではちぐはぐなローズキングダムの後ろでしたが
その折り合い、うまくいっていたのではないでしょうか。
ロスは小さく抑えられていたと見ています。

向こう正面で外に出してからは加速ラップだけでしたからね。
それまでの折り合いが奏功した形でしょう。

レースラップです。
6.8-12.0-12.4-12.1-13.1-14.4-14.3-13.0-12.0-11.9-11.4-11.3-11.3。

まさか14秒台のラップが出現するとは。
1コーナー手前でレースはいったん途切れたように見えました。

一転して後半5ハロンは居合い抜きのような末脚勝負。
上がり3ハロンは、という語り方は今回は無用でしょう。
レースの上がり5ハロン、57.9。

終始外を回り、いわば鞘走りに濁りのなかったオルフェーヴル。
さすがの鞍上、デュランダルで鍛えたそれですね。

加速する馬群を外からねじ伏せる様は
決め手の違いを示しているでしょう。
これで世代を問わず、傑出した末脚を持っていることがはっきりしました。
いや、強かった。


来秋のロンシャンはコーナーも少なく
もっとダラッとした展開が予想されます。
この極端なメリハリはよい経験となるでしょうか。

どちらかというと春先の動向が気になりますけどね。
来年に向けて大きな期待をつないでくれました。




さて、気になる点を書きとめておきます。


アーネストリー。

事前の展望記事では一言も触れませんでしたね。

理由は明白で、勝ち切るにはスピードもスタミナも足りず
展開も向かない、今回は見せ場もないだろうと考えたためです。

G1馬に何を言う、というご批判を賜りそうですが
勝った宝塚記念の馬場、芝の長さも掘り返しの深さも
いまの中山とはかけ離れた重さ、と理解しています。

軽快さに欠ける、という適性の違いを
大きく受け止めての軽視でした。

一方で、トーセンジョーダンを交わして
先頭に立ったことは意外でしたし、誤算でした。
少なくともG1戦線に加わってからは逃げたことはないはずで。

レース後の鞍上のコメントは
「2番手ならオンオフの切り替えがはっきりしていた」というもの。
ウマが戸惑っていたのかな。

「ゴールまでの余力」を残したともコメントしていたようですが
1コーナーでほぼキャンターになった時点で
勝機はなくなったと見ていました。
スピードとスタミナをバランスよく発揮する流れで
ようやく勝負に参加できると踏んでいましたので。

今後の目標。適性のある舞台はどこでしょうね。
ロンシャンに向かうことはすでに表明していますが
しばらく迷走してしまうような気もしています。



ヴィクトワールピサ。

スタートは決まったのですが
やはりあの流れを自分から打って出ることは難しかったようです。

1、2コーナーでアーネストリーを
パスする方法もあったように思いますが
やはり早めのアクセルを踏むには
出来がひとつ足りなかったのでしょう。

昨年のような早目の抜け出しを計るには
不向きなラップ構成でしたし。
アーネストリーの減速に歩調を合わせた時点で
スポイルの対象になってしまったようです。



トーセンジョーダン。

自分の最大の誤算です。絶好調、ではなかったと思います。
返し馬でも、首を伸ばしカラダの伸縮をあまり見せませんでした。

先のレースを考えると先頭には行きたくないだろう、と読んでいましたが、
あのペースにお付き合いせざるを得なかった時点で
先のヴィクトワール同様、抜群の出来ではなかったかな、と
邪推してしまっております。

馬券圏内はほぼ間違いないと読んでいたので
誤算という表現になっておりますが
不向きな展開の中、あの着差に踏みとどまったことはお見事。

疲れがしっかり抜けるなら、ドバイへの挑戦は
大いに期待できると思っています。



エイシンフラッシュ。

よくもってきました。ルメールの我慢が奏功したと思います。

超スローのダービーを制した経験が、今回の
2着の根拠として語られてしまうのでしょうが
あのかかり方はスローが得意とはどうしても思えません。

ジョッキーがもっていかれなかっただけで
今後に向けて折り合いのリスクは孕んだままと見ています。

おそらく引退するまでこのまま、なのでしょうね。
ダービー以降勝ち切れない要因だと再認識いたしました。
馬券的にも取捨が難しいまま、かな。



ブエナビスタ。

ラストは不完全燃焼。
アーネストリーの減速ラップと、トーセン&ヴィクトワールの蓋によって
ロングスパートを封じられた格好になってしまいました。

好位の内、という決め打ち感があったと見ています。
悪くないスタートも完全に裏目に出てしまいました。
やはり最内枠。外枠ならルーラーシップの内容でもよかったでしょう。

これで引退ですからね、鞍上を責める向きもあるでしょうか。
興ざめ感が残ったとしても今回は
やむを得ないかな、という見立てです。



レッドデイヴィス。

もう少し平均的に脚を使う展開になれば
違ったかもしれません。
鞍上の位置取りはそつのないものでした。

この一戦では見限れませんが、上位3頭の様な切れ味は
期待しづらいタイプかもしれません。



ルーラーシップ。

見限ってごめんなさいw

鞍上の決め打ちは見事にはまったと思います。
ただ、あれでも勝ち切るには至らないですからね。

向く展開がとてもピンポイントな、
乗り難しいタイプ、という印象は変わりません。

そう考えると金鯱賞の鞍上の判断は
結果論ながら、秀逸なものだったのかもしれませんね。



トゥザグローリー。

いわゆるリピーターでしたね。2年連続3着でした。

追い切りの印象は可も不可もないもの。
他馬との兼ね合いで評価を下げましたが
リピーターという観点であまり下げてはいけなかった、ということですね。

レースでの集中力にムラがあるタイプなのかな。
府中の直線より集中してフィニッシュできていたように見えました。

コースレイアウトのせいなのか、別の要因があるのかは
ちょっと測りかねていますけれど。

むむ、天皇賞春の厳しい経験が尾を引いている?
邪推はつきませんね。

4歳世代の実力については昨年の期待感から比べて
肩透かし的な印象形成がされているようですが
ちょっと早計かな、と思っています。

オルフェーヴルは別格として、
それ以外のウマによる世代間の比較は
次の天皇賞春までにもう少しはっきりしてくるはずですので。






最後に。

レースは府中のターフビジョンで見ていたのですが
アーネストリーが減速したあたりから
99年の有馬記念を思い出していました。

グラスワンダーとスペシャルウィークのアレですね。

あの時も遅かった。レースラップは若干異なる構成でしたけどね。
以下に参照します。
7.1-12.6-13.1-12.5-13.2-13.4-12.9-12.7-12.1-12.3-12.4-11.0-11.9

オルフェーヴルをグラスワンダー、
エイシンフラッシュをテイエムオペラオー、
ツルマルツヨシをトーセンジョーダン、
ルーラーシップをスペシャルウィーク。

こんな感じでそれぞれ見立てて、映像を観てみてください。

あー、厳密な例えではないですよw
そんなにきれいに相関はしないですってw
でも個人的にイメージが重なりました。

で、思ったこと。

ブエナビスタ、最後方から進めたなら。
きっと父の姿と重なったでしょう。

スローペースを難なく追走し、3コーナー過ぎから
オルフェーブルの外を捲くるブエナビスタ。
ゴール前で鼻先を揃える3冠馬と6冠牝馬。

ね。

有終の美を飾るところまでイメージできるかは
お読みいただいている皆様ひとりひとりに
お任せしたいと思います。

センチメンタルな締めですみませんw


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2011.12.25

週末にかけて、北日本と日本海側はけっこうな大雪。
ですが関東地方は寒いながらも晴れが続いています。

一年の締めくくりですから、やはり良馬場がうれしいですね。



今年は出走する人馬に関して、週頭から
ずいぶんざわざわとしておりました。


まずは乗り替わりの件。
以下のような顛末ですね。

ヒラボクマジックでの斜行による横山の騎乗停止
→ペルーサの鞍上にアンカツ
→アンカツが乗るはずだったレッドデイヴィスに武豊

つっこみ可能なポイントが多数、ではありますが
こと有馬の予想という観点からは、
起きた事実を前提にスタートすべきでしょうか。
自分はヒラボクの単複をもって中山でしゃがみこんでいましたけどね。。。


マイネルキッツ回避。

ステイヤーズSの勝ち方から展開のキーになると見ていましたが、残念。
継続騎乗でどんなパフォーマンスを魅せるか、見たかったですね。


ペルーサ出走取消。

最終追い切り後の、冗談のようなインタビュー。
ジョッキー、トレーナーともに
ちゃんと走るかはウマに聞いてくれという軽い脱力トーク。

取消の理由はざ石ですが
やはり精神面に多分に支障があるようです。

年間のG1の数は急に増減しませんので、タイトルホルダーも限られます。
翻せば、未完の大器の大半は、未完のまま終わるわけで。

残念な取消となりましたが、個人的にはダービー本命馬。
どこかで好転してくれることを願います。




…今年は出走前にいろいろありましたね。
さて、ようやく出走馬の話に移れます。

やっぱり13頭は少ないかな。ただ外枠不利の緩和は
考慮しなければいけないファクターになったと見ています。



ブエナビスタ。

ここにきて感じること。
馬体の固さと身の入り方は、ブエナに関しては相反するようですね。

この秋の天皇賞のパドック。柔らかく見えたんですよ。
ただ(着順ではなく)パフォーマンスという点ではJCの方がよく見えましたし、
追い切りはこの秋一番と見えましたし。

仕上がるほどに固さを感じさせるのは
不思議な感覚ですけどね。

ちなみに追い切りはブエナなりに弾んでいましたね。
後ろ脚のキック、の戻しがこれまでよりシャープになった印象です。

問題は最内枠でしょう。
これが今回の展開のキーと思っています。

今回のメンバー、そしていまの馬場状態からして
スタートから前々の内々にポジショニングしたいウマが
外から押圧してくるはずですから。

何頭前にはいられて、何頭分後ろにポジショニングしてしまうのか。

あるいはブエナ自身が出していく可能性も、今なら十分ありですね。
鞍上も位置取りを度外視することはないでしょうし。
そうすると3歳時の有馬記念に近い展開?

あの時はアンカツの後方一気に批判的な論調でしたから
枠順も相まって鞍上のやるべきことが事前に決まっていた感がありました。

まだ読み切れてませんけどねー。

少なくともブエナは中山苦手、という論調はざっくりしすぎと思っています。
中山の巧拙ではなく、小回り他頭数で追い込み切れないという特徴を語るべきかと。
秋華賞時を思い出していただければ。
あの時よりは器用ですよ、きっと。



オルフェーヴル。

中山を経験していない3冠馬、というとても稀有な存在。
このあたりがオッズにも微妙なニュアンスを与えているようです。

圧倒的な瞬発力が中山向きでない、という論調を目にしましたが
なんというか、特にこの秋は距離延長を見越して
折り合い重視の戦略を取っていましたから
そりゃ自然、ラストの瞬発力を活かす展開になりますよね。

結果、スタミナの底というか、スピードの持続力について
議論の余地を残す格好にもなっていると思います。

オルフェーヴルのスタミナの底、は
展開を読むもう一つのカギですね。
自分は心配いらないと思っていますよ。フフッ。

心配なのは折り合いですね。
どんなペースでもロスには違いないですから。

追い切りでもちょっと不安な素振りはありました。
一周前追い切りよりも中間のラップが速くなり
トータルのタイムは同じ。

登坂途中で早く気持ちを発散したいような加速。
鞍上は無理にブレーキを踏みませんでした。
しっかり運動させる方を選んだようです。

これで力みが取れているといいですけどね。
心身とも充実しているのは間違いないと思います。



トーセンジョーダン。

この秋、どこで調子が落ちるのかと思っていました。
まだまだ絶好調ですね。上がり重視とはいえ、凄い追い切りでした。

外々を回すことを避ける点で、今回もスタートから
先行気味に展開することになるでしょう。

そうすることで持ち味も活きますし
オルフェーブルより前、ブエナビスタに蓋、という
展開の利点も確保できますからね。

優駿の記事にはすごい内容。
トレーナーはジョーダンのフォームがタペタに向いていると
ジャッジしているようです。

来春のドバイを見据えているとは。
でも「弾む」エクイターフを「叩く」ようなフォームは
タペタでも合いそうな予感。

いまの中山もエクイターフを張っているようですし。
2強ではない、という印象です。



レッドデイヴィス。

すさまじく評価の難しいウマですね。

3歳時のグラスワンダー。あの頃の無垢な自分のままなら(謎)
素直に飛びついていたかもしれません。

間違いないのは、シンザン記念を物差しにしては
いけないことでしょう。

鳴尾記念のラップです。
12.6-11.1-11.4-12.1-12.0-11.7-11.5-11.0-12.2。

開幕週の速めの馬場であることを差し引いても
後半の加速ラップを外々をまくる展開。
11.0の時点で交わし切り12.2で押し切る内容は
良質なスタミナを示している可能性がありますね。

初物尽くしではありますが、
トーセンジョーダンやヴィクトワールピサが
後半のペースをおあつらえ向きにしてくれる可能性を見ています。

鞍上のことですから、スタートから
無理に出してはいかないでしょうね。

レッドが相当の資質を発揮した場合
オルフェーヴルとの位置関係が
ひとつのキーポイントになると見立てています。


重要なつけたし。土曜のBS11でのホソジュンさん。

デイヴィスの性別についてですが
かなり過激な言葉を選択されてらしていましたw
公共の電波で「○○をとっちゃったのは」との発言は
なんといいますか、雄々しいでいいのかなw



ヴィクトワールピサ。

ドバイWC勝ちウマが天皇賞馬より人気が下とは。
本来なら圧倒的に中心にいるべき実績ですけどね。

やっぱりあのドバイも昨年の有馬も
特殊な展開なんですよね。

鞍上が同じであることが奏功するでしょうか。
出遅れ傾向が変わらなければ、スタート直後に
勝機が無くなってしまう可能性があります。

うまくスタートできれば、ブエナビスタを塞ぐように
先行するイメージではおります。

追い切りではかなり負荷をかけていました。
JCのパドックは淡々とした印象でしたから
どちらかというと闘争心をかきたてる内容だったかな。

やはりデキがよかったのは中山記念の時かなー。
あのころに比べると、という評価が動かせずにいます。



あとはヒルノダムール。

追い切りを見る限り、JCは回避して正解だったのでしょうね。

馬券対象というよりは、鞍上の
内々での立ち回り方が気になっています。





ふう。こんなところでしょうか。

久しぶりにゆっくり考える時間が取れたので
思う存分、没頭させていただきました。


各馬への思い入れも千々に乱れております。
1年の総決算ですからね。


昨年単勝を託したルーラーシップを
今回は見限らないといけないのかー、とか。


直前で代役が回ってきた第一人者への応援の気持ちもありますね。

あー、でも。あの判官びいきモード込みの
JRA・G1記録保持願望という語り口には
ちょっと賛同しかねておりまして。

気持ちはわかるんですけどね。
どちらかというと当人に失礼にあたる、と感じている次第です。
贔屓の引き倒しかもですが
判官びいきを必要とするほど衰えてはいないでしょう。

だから怖いんですよね、デイヴィスがね。



優駿の記事で「3冠」の価値を保持していくことの
重要性を語る池江トレーナー。
その気概に打たれているところでもあります。
純朴過ぎ?否定できませんなw

個人的には菊より凱旋門でも、と思っていたのですが
クラシック、という概念はこのように守られるものかも、と
改めて気づかされたといいますか。

「3冠」の価値、結果で体現してこその保持でしょう。
いまのところ、その気概に思いを託してもよいかな、などと
思っているところです。




明日は、現地で目撃しようと考えております。


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2011.12.23


最終レースの模様は、ニュース映像で確認しました。

正直、複雑です。
最終開催日にあれだけ人が集まったこと。

見納め、最後の瞬間に立ち会うというのは
ファンとしての責任感とも、お祭り感とも受け取れます。

どちらも普段からすれば、全く問題のない動機なんですよね。
ピントがずれた感覚のように受けとめてしまっているのは
「いや、惜しんでいる場合か」という憤りが
自分の中心的な感情だからかな、と思っています。

間違いなく言えるのは今日来場された方、
心から廃止を惜しむ方の姿勢を責めるものではない、ということ。

じゃあどこに向いているでしょうね、この憤りは。



売り上げ減への対策は、給与や人員のカットや
馬券販売のネットワーク整備だったというニュースを目にしました。
「手をこまねいていたわけではない」という記事のスタンス。

売り上げ減への対策をハードの整備に求めた方針は果たして妥当だったのか。
ハードをコンパクトにすれば、必ず馬券が売れて
事業継続が可能になる収支が実現できると思ったのか。
誰がそう思ってその施策を打ったのか。
ソフト面の改善など、他に有効な手段は検討されなかったのか。

という諸々をその当時から指摘し論じることができた
競馬マスコミはどのくらいいるのか。


そこまで話が進むと、もはや社会のチェック役として
いまのマスコミの枠組みは機能しないのではないか、と
豪快に発想が飛躍してみたり。

エンターテインメントと報道を同じ組織が扱っていることに
遠因があるのかな、と邪推してみたり。



…社会派過ぎる記事になってますかね。
いかんのかな。


あー、ネット上でのこうした批判は
この記事も含め雑多に埋もれるばかりかもしれません。
SNS的拡散で大きな動きになる可能性もありますけどね。

現状のSNSは、短期的な意見交換に長けている一方で
意見が分かれるようなテーマに関する議論の集約だったり
長期間にわたるプロジェクトの推進には
向かないツールだと感じているところもあり。

端的に言うと、リードする存在を認めにくい仕掛け、じゃないかなと。


…あぁ、これはネットかリアルか、という視点は
関係ない問題かもしれませんね。

競馬サークルというか競馬施行団体全般というか
リーダーを支える日本人の政治力みたいなテーマに発展しそうです。
書いてて少しへこんできました。




すみません。お目を汚す記事になってるかもですが
自分が競馬場廃止に何を思っていたのか、振り返ることができるように。

そしてしっかり切り替えて有馬記念に向かうためにも
いったん書き記しておきたいと思います。

当事者の切実な思いとは比べようもありませんが
競馬場の廃止を避けられなかったことへの無念さは
なにより自分の底流にある思いです。

海風で錆びのはいったスタンドの手すり。
コンパクトなコースと有明の遠景。

一度しか行けませんでしたが、忘れられるものですか。





最後に。

エンターテインメントとしての楽しみは
荒尾所属の3騎手、特に現地参戦でビビッときた
杉村、下村の両騎手が南関に移籍という報道。

新天地、というと聞こえはいいですけどね。
生活から馬集めから、大変な変化と苦労が待っていること推察します。
リーディングに顔を出すとしても信頼を重ねる時間は必要でしょうし。

それでも、あの騎乗っぷりが南関のコースでどう映えるか。
この点に関しては楽しみが増えた格好です。
頑張ってほしいですね。





さて、これで切り替えますよー。

史上屈指の好カードに
どっぷり浸りたいと思います。


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2011.12.23

忘年会も終わり、ようやく仕事がひと段落いたしました。

どうして飲み屋さんのお肉料理は
にんにくの量で味の強さを担保しようとするのでしょうねw
もう少しさっぱりいただきたい時もあるのになーと思いつつ。


さぁ、有馬記念ですよ!!


週中はほぼ仕事モードだったため、
枠順くらいしか情報を取っておらず。
激しく情報と映像に飢えておりますw



とりあえず、ブエナビスタはちょっと難しい枠を引いた印象。

反対に枠に救われたと思うのがルーラーシップ。

アーネストリーとトーセンジョーダンが
オルフェーヴルより外、というのは
少し難解さを増したかな。



とりあえずの先入観でいうと
2強の揃い踏みはないんじゃないかなーどうかなー。

逃げウマらしい逃げウマも見当たらず。
展開予想も難しめという印象です。

見極め、しっかり取り組まないといけません。
ひと眠りしてから検討開始したいと思っています。



でもなにより、わくわくするいいメンバーですね!!



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2011.12.18


アルフレードを外すところからはいってしまいました。。。

中山コースの経験があるとはいえ、新馬戦のそれ。
新潟の上がりの速さではどうにも軸には推しづらく。。。

ただ、パドックの映像を見たときに、シンボリクリスエスによく見られる
馬体の間延び感が少なかったんですよね。
それなりにコンパクトで比較的早くに筋肉も膨らんでいました。
「おぉ」と思ったその感覚を大事に、できなかったなーw

同配合ですがサクセスブロッケンのイメージとは
成長曲線も含めちょっと違う印象がありました。
当初はそのイメージだったんですよね。
経験が邪魔をしました、とかっこよく負け惜しんでおきますw


レースラップです。
12.2-11.0-11.3-11.4-11.9-12.0-11.7-11.9。

前傾ラップから4コーナーに向けて若干緩んで
坂に向けて再加速するという流れですね。
最内からロスなく押し切る、見事な立ち回りでした。

いや、スタートから先頭を伺うくらいのダッシュを
いったん引いていますから
それなりのロスはあったと考えたほうがよいかも知れません。

ラスト1ハロンを11.9でまとめたあたりはエクイターフ効果かな?
来週に向けて見逃せないバイアスのように思っています。



気づいたことは、なんとなく1400mっぽいラップ構成だな、ということ。
昨日と昨年のグランプリボスが頭の中でオーバーラップしました。

ん?アルフレードも来年の阪神Cが楽しみということでしょうかw

鞍上、トレーナーともにクラシックに向けて
距離の心配はしていないようでしたね。

一度でも負け方を見れば、もろもろの適性外条件が見えると思うのですが
無敗のG1馬が誕生しているのに負けを望むのはね。
野暮というか、分析好きにもほどがある、というところでしょうか。

レース前はどうなることかと思っていましたが
別ローテを選択した有力馬との対戦、楽しみになりました。



何頭か気になったところを書いておきます。


サドンストーム。

相対的に中心としました。
4コーナーでアルフレードの位置にいる可能性に賭けたのですが
スタートは決まっていなかったようですね。

いったん下げてリズムを整えたのでしょうか。
その時点でほぼ勝ちはなくなっていたと見ています。

やっぱりアルフレードの評価を間違えてからは
ボタンを掛け違え切った感がありますね。。。



トウケイヘイロー。

レース後の鞍上のコメントから
4コーナーを待たずに先頭を伺ったのは
やはり抑えが効かなかった結果でした。

それをなんとかできないものか、というのは
無謀な要求でしょうか。
勝つ可能性のあったウマだと思っています。



マイネルロブスト。

崩れないですねー。
札幌2歳の時と同じように複勝狙いも考えたんですけどね。

あまり有り難くないでしょうが、物差し馬、という評価が妥当かと思っています。
でも、そんな印象だったエイシンアポロンはいまやG1馬ですからね。
…フォローみたいになってしまったかな。



最後に。

枠順の有利不利が強すぎてしまうのは
贅沢な不満でしょうかね。

いろいろな条件で対戦を繰り返すなかで
チャンピオンが決まっていくことが
その価値を高めると思ってはいます。

が、大外枠を承知でダローネガ、と思った買い目の
報われなさといいますか、やっぱりダメかという、
ちょっと引いてしまう感覚がね。。。

じゃあどんな条件ならよいのか。
このあたりにないものねだり感がでてしまうので
なんともいえませんね。

…新装開店する中京?



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2011.12.18
夏目さん半笑いさんの共著、ようやく読了いたしました。

Twitterやkeiba@niftyのコラムを拝見していたこともあり
これまでの理解を補正するように読み進めました。



端的に、おすすめですw
方法を問わず、ケイバの分析を試みている方には
是非一読をお勧めいたします。



では、以下、感じたことを書き記しておきます。
本書の要約になる部分もあるかもですが、ご了承ください。

あー、あくまで個人的な分析、心象ですので
「理解の仕方がちがう!」という指摘もあり得ると思います。
言わずにいられない、という場合はコメントくださいませ。
拝読したいと思います。

あと、長くなりますw
こちらもご了承ください。





まずは二人の姿勢から。

ラップから各馬の適性をあぶり出す、という基本姿勢は同じなのですが
適性以外のファクターへの重みづけが異なる予想結果を生んでいるようです。

これは本文の中でも指摘されていましたので、両人とも
ある程度自覚されたうえでのバイアスであることがわかりました。


半笑いさんは適性と能力を相対的に考慮するスタンスでラップ分析をされています。

各馬をきっちり評価することになるため買い目が厳選されるのですが
馬券の買い目、買い方を工夫することで
的中するための確率の幅を調節しています。
「予想力」と「馬券力」という言葉の使い分けは
半笑いさん特有のものですね。


一方の夏目さんは適性以外のファクターを強いて度外視する姿勢です。
度外視というよりは、適性一点突破という表現が妥当かな。
結果として思い切って穴馬を指名できるメリットを享受できる特徴がありますね。
リアルタイムで読んでいましたが、北九州記念の
「隠し玉」のくだりは、すさまじい切れ味でした。


どちらも予想を生業にされている分、質量ともに
できるだけ馬券が的中すること(し続けること)を重視していますので
そのための工夫がそれぞれのスタンスの差として表れているようです。


そして両者に共通する特徴は、ラップ分析による
そのレースに適性のないウマの把握、と受け取りました。


自分は主に半笑いさんのコラムを好んで読んでいるのですが
この適性外に関する分析で、自分の見解を確認したり整理したりできるためと
改めて説明をつけることができました。収穫です。

うーん、別の表現をするなら、多少語弊があるかな、
半笑いさんは適性を各馬のキャリアという「線」を重視して捉えていて
夏目さんはレースやコースの適性を「点」で捉えているように
思いました。




ラップ分析という手法の採用について。

様々な属性に関するデータがケイバの予想に使われています。
血統しかり、ジョッキーや厩舎の傾向しかり、距離別の成績しかり。

ただそこに共通するのは、データの切り出し方が適切であるのかという
精査の視点が不足していることと理解しています。

例えば、府中=トニービン。
これは実績データを積み上げた結果でてきた定説?と思いますが
これがやっかいだと思っています。

トニービンの血を持つウマが府中で良績がある、ということと
トニービンの血を持っているから府中が得意、ということは
論理的には別のことです。

記号に置き換えると「P→Q」は「P=Q」ではない、と
なりますでしょうか。

でもこの順序で予想している場面って昔からよく見かけますよね?

エンターテインメント的、ないしはキャッチコピー的に
こうした言葉が機能するとは思っているので
あたまから否定してかかることはありません。
個人的には「?」をつけながら臨むことにしています。


それに対し個別のレースラップは、パフォーマンスの結果です。
もちろん馬場差など様々なファクターが包含されていますが
そのウマがパフォーマンスした結果であることに違いありません。

データの切り口の妥当性について、などと
精査する余地はないわけですね。

起きた事実から将来を予測し、対策を立ててアクションする。
当たり前のことのように響きますが、個人的には
この手順を外した予想がまだまだ多い、と思っています。


ビジネスマネジメントの概念に「PDCAサイクル」というものがあります。
計画して(Plan)実行して(Do)ふりかえって評価して(Check)改善につなげる(Act)。
これを繰り返すことで業務を改善していくという考えを示す用語です。

お二人ともに、復習なり回顧なりには時間をかけているとのことです。
それは競馬予想業務の継続的改善、といってもいいかもしれません。


ラップという手法の選択と有用性への理解、そして週単位でのPDCA。
きわめて手堅い手続きだと受け取っています。




耳馴染んだ定型句について。

本文の中で「切れる脚」という表現の使用に
慎重な姿勢をしめす場面があります。

これは上がり3ハロンが速いことではないんですよね。
ん?言うまでもない?
でも、そうした表現はいまでも見かけます。

詳しくは本文を見ていただくとして
こうした定型句を検証する姿勢も、
信頼に足るものと思っています。

あ、検証結果について同意見であるかは別ですw
「切れる脚」「長くいい脚」の見解は納得でした。




好みについて。

女性のそれではないですよw
ラップへの視点も交えたケイバの好みについてです。
ご本人には心外と思われるかもですが
ちょっと夏目さんと重なるんですよね。

美しいラップのくだりでセイウンスカイ@菊花賞を選ぶところや、
フサイチコンコルドを追っかけていたところなどは
すごく重なります。

セイウンスカイについては以前書いたはず…

(調べ中)

…ありました。
鞍上にスポットを当てた記事で触れていましたね。
そうそう、ホクトスルタンとのラップの相関でした。
横山典弘

似た感覚を持った方がいらっしゃるのは
身勝手ながらもうれしくなるものですね。




フレームワークとしてのラップ分析。

なんといいますか、こうした量的事実の分析が
いろいろな予想法のベースになってほしいと思っていまして。

もっと端的に楽しみたい人にはややこしい手続きに映るのかなー。

でも初心者から中級者へのステップアップくらいのタイミングで
手を伸ばせばこの分析にパッとたどり着けるくらい
スタンダードな立ち位置を確保してほしいですね。

その意味では、本書はラップ分析の教科書、という
位置づけでもよいかもしれません。




自分のスタンスの確認について。

「能力・適性・調子」に自分なりに
「性格」を加えているみたいです、という見解は
以前の投稿通りだなと思っています。
三冠の見極め

もうひとつ気づいたのは、その「性格」の中に、
今回予想するメンバーが作り出すレースの性格、というのも
実は含んでいたかな、ということ。

ペースを作り出す逃げウマがどんな適性を持っているかで
仕掛けどころや馬群の密集具合が変わることは
上記の4単語のどれに含まれている?と考えた結果です。

そうすると、本書でラップの傾向がバラバラ、と
指摘している施行条件がありますが、
エントリーした各馬の適性や性格に
その都度の展開が左右されているため、と
受け取りなおすことができました。




自分のツボの再認識。

なんといいますか、分析が可能になったうえでの青田買いといいましょうか、
ラップを分析してふるいにかけたうえで、
例えばいくつかの実績のないファクターに目をつぶって
未知の伸びしろを見込めるウマに賭ける癖。
というかその時生じるワクワク感が好きなんですよね。

だからこそ、ジョワドヴィーヴルの阪神JSはうまくいきましたし
ショウナンパルフェでダービーに挑む無謀さも発揮してしまったわけです。

回収率がごにょごにょ、と思いつつも
予想が嵌った時のカタルシスたるや、もう昇天ものですからねw
のぼるてん、ですよw

そりゃあ、回収率を厳しく問われるプロとは
スタンスも結論も違うわけですね。
という再認識に至りました。





最後に。

Keiba@niftyでの連載を編集した内容で
1章分取っていますが、その元ネタの連載。
年末で終わってしまうようです。

もう少し続けられないものでしょうかねw

せめてトータルで1年分、大半の重賞レースに見解を示すまでは
お願いしたいと思います。是非!



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2011.12.17


昨夜、Twitter界隈で盛り上がっていたのは
ジョワドヴィーヴルの1ハロンの完歩数について。

24?25?てゆーか、みんな完歩を数えてるのね?
日夏さんのつぶやきから化学反応が始まったようです。
(超絶おやじギャグの件は失礼しました。おあいこですねw)


今回が特殊だったのかな、Twitterでの議論は
いったん着火してからの深化ぶりがすごいですね。

自分は半分興味本位で、JCダートでのクロフネは
完歩数は少なかったはず、とつぶやいてみたのですが
大型馬の相対的なストライドの大きさと
相応の筋力の強さが必要かなー、とさくっと応答が。

同時進行で別の方が、ジョワド新馬戦の丁寧な動画を紹介していたり
バテた際はピッチが落ちるのではなく
完歩幅が狭くなる、といった見解を披露されていたり。

半笑いさん参戦後は、ディープのハロンあたりの完歩数が
キャリアを重ねる中でむしろ縮まっていったという見解も飛び出したようで。

なんかもうレベル高いわー。





良性の刺激的な議論だったので、
いろいろ浮かんだことを書き散らしておきたくなりました。

…そういえば、南関にシゲキテキテキーラってウマがいましたねw
早口で繰り返し発音すると、ほらあなたも及川暁さんw
やっぱり刺激が強すぎたんだーw





ディープの走法の話。

当時のJRA総研の研究結果は、四肢のいづれかが接地している時間が
他馬より長い、いわば「飛ぶ」というより
地をはうような走法である、という見解でした。

完歩が大きいということは、相対的に四肢がすべて宙に浮く
いわゆる滞空時間が長いはずですので
間断なく順に接地して滞空時間を抑える方に進化したディープの走法とは
少し特徴が異なりますね。

例えばブエナビスタは、トップスピードに乗った際は
ピッチ走法になっていますよね。
昨秋のパフォーマンスはその最たるものだと認識しています。

完歩の大小だけでパフォーマンスの高さを語るのは難しいですね。
そのストライドでコーナリングは大丈夫?といった
「適性」を議論するうえで必要なファクターという認識でした。

これもTwitterでさくっと議論されていました。
さくっとだからすごいなーと思う次第です。


…あー、ひょっとしたらディープは、ストライドもピッチも、という
とってもよくばりなフォームを身につけていったのかもしれませんね。




ストライド走法の場合、滞空時間からの接地の瞬間は
必然としてブレーキになります。
そしてブレーキの際の衝撃はどちらかの前肢にかかるはずです。

筋力の強さが大きなストライドからのスピードを担保するわけですが
結果、接地時の衝撃も大きくなるわけで。

先ほど例えに出したクロフネは、このストライドを持って生まれた時点で
脚元への過剰な負荷、というリスクを孕み続けていたと言えそうです。
あー、関係者を揶揄するつもりは全くありませんし
むしろ鍛えることへの挑戦には大いに敬意をもつ次第ですが。

なんでしょう、車に例えるなら
エンジンのパワーが増した分、シャフトが耐えられなくなった、という感じ?
詳しい方、ツッコミプリーズです。

極端なストライド走法ではありませんが
フジキセキ、アグネスタキオンなどは
このパターンだったのではないか、という邪推をしています。



…ちょっと踏み込んじゃったので書きます。
こうした不慮の事故について原因分析への議論を
タブー視する流れはあってほしくないと思っています。

最終的に事故がより少なくなることを願ってのこととご理解ください。
単なる非難もやりすごす配慮も、事故の減少にはつながらないですからね。

あぁ、発言の機会を選ぶという配慮なら必要と思います。

キングカメハメハの引退直後、
ウマ科学会のセミナーにゲスト出演したトレーナー。
マスコミの質問がえげつなかったのを思い出しました。

競馬を消費するだけの質問。
あれはない、と苦々しく聞いていました。





完歩の話でしたね。

そのトレーナーつながりですが
以前、クロフネとブロードアピールが
坂路で併せている画を見た覚えがあります。

いや、壮観でしたよw

かたや究極のストライド走法、クロフネ。
こなた究極のピッチ走法、ブロードアピール。

どっちのフォームをどうしたかったんでしょうwww
クラクラしながら映像を眺めたように記憶しています。

…ちょっとうろ覚えなのでアレですが。
自分の妄想だったらごめんなさい。





最後に。

ちょっと前の投稿で自分も及ばずながら試みたのですが
人間の陸上競技で用いられる運動効率の分析や
トレーニング理論などを転用できると
完歩の問題はだいぶ深まるのかな、ということ。

するってーと、こちらが参考になりますでしょうか。
http://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/keibabook/keibabook.html

以前ブックで連載していた記事をWebに転載しているものです。
JRA総研のサイト、奥の方にありましたw

自分はまだ全部読んでいないのでアレですが
完歩というより走法全般にわたって
いろいろ参考になる研究が詰まっております。

ご参考になれば幸いです。
自分も読み進めます。





さぁて、土曜は会社の方を
中山でエスコートする予定があります。
寒いらしいですねー。

風邪をひかないように
カイロは腰に貼りたいと思いますw


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2011.12.11


ジョワドヴィーヴル、完勝でした。

直前まで、どのファクターに重きを置くかで悩んでいましたが、
パドックと返し馬でジョワド中心と決めました。


2歳のこの時点でハイラップを刻む逃げウマ、というキャラクターを
確立していることはまれです。
アストンマーチャンも抑える競馬を試みていましたし。
まして直線の長い阪神外回りですからね。

今年もそんな早熟タイプが不在でしたので
例年通り、スローからの上がり勝負を前提に展開を考えていました。

そのため、その目算と異なる展開だったファンタジーSの上位組は
重視しないつもりでした。



今週、阪神の芝コンディションは若干の外差し傾向と理解していました。

典型的なのは日曜の7Rでしょうか。8枠2頭のワンツー。
外枠から被せるように中団へポジショニングして
そのまま外を通っていい伸び脚を見せていました。

ちなみに3、4着はともに外に展開した2枠のデムーロと武豊。
スローの馬群を外に出すのはなかなか難儀すると見ていました。


多少かかっても前で運べるウマか。
多少後方でも馬群を捌かずに外へ回せる差しウマか。

前者はサウンドオブハート、アナスタシアブルー、エピセアローム、
後者はジョワドヴィーヴル、トーセンベニザクラ、イチオクノホシ、ラシンティランテ。
ほとんど半分より外のウマですね。
例年通り、でしょうか。そのつもりでした。



ここで、さてどうしよう、という状態で一回頭が止まっちゃったんですよねw
すぐに整理しましたけどw



密集した馬群、エネルギーロスのない折り合い、
そして坂の手前での加速力勝負。

芙蓉Sの道中。赤松賞@エクイターフの33.2。
小倉2歳Sのまくり。白菊賞のベストパフォーマンス。

改めてパドック、返し馬を眺めて
最も折り合いに不安が少なく(=スローへの適応力が期待できる)
末脚の加速力に裏づけがあった
ジョワドヴィーヴル本命の結論を出しました。


これでも冒険のつもりでしたよ。

2戦目でテンションが上がるウマもいますし、
新馬戦は1000m通過が62.6。
道中のラップは2秒くらいは縮まるでしょうから
この展開にスムーズに適応できるか。

…最後は可能性にかけるわくわく感も大切にしたかなw

未知の魅力が開花する瞬間にその馬券を持っているなんて!!!
という爽快感を知っていますのでね。



レースラップです。
12.6-11.1-12.1-12.2-12.2-11.7-11.0-12.0。

坂下は11.0だったんですね。
ここで突き放せるのは、相当の資質ではないでしょうか。
レース後のインタビューで「いままでに見たことのない走り方」と
鞍上のコメントがありましたが、後日解説をお願いしたいw

なにか、適性で悩んでいた時間が無益だったような気もしていますがw
素質馬の来春が楽しみになりました。




何頭か、感想を記しておきます。


サウンドオブハート。

やはり折り合い、という印象です。
好スタートから慎重に運んでいましたが、途中から
気持ちが入ってしまったようでした。

1番人気。鞍上のJRA・G1連勝記録が後押ししたんでしょうね。
そうした空気の醸成も、それを追い風にする騎手の存在も
全然ありだと思っています。
それでこそエンターテインメントですし、
そんな稀有な応援ができる瞬間はなかなか訪れないですから。

一方で荷が重いとか、人気先行という冷静な意見もまた、ありですね。
重要なことは、どちらかの意見を封殺する空気だと思っています。
達観しすぎかしら。でも本音です。



アイムユアーズ。

スタートから前々で運ぶ選択は意外でした。

レースのペースを受けて立ち回る騎乗で
少しずつ日本の競馬に慣れてきたという鞍上の印象だったので
このまま逃げるの?とちょっとした驚きがありました。

いったん下げて直線、サウンドの後ろから脚を伸ばす展開。
力の見極めがうまくいったと見ました。お見事です。

ファンタジーS組は相手として薄く押さえていたので
馬単ゲットできました。思ったよりつきましたね。



ラシンティランテ。

鞍上の戦略がちょっと。。。

予見ができなかったのか、途中からかかっていました。
パトロールフィルムを観る限り、アイムユアーズを追いかけてしまった模様。
望まない先行だったと理解しています。

とはいえ、あのスタートからどう勝負しようと思っていたのか
あまり明確に伝わってきませんでした。
力の見極めがうまくいっていなかったか。

前走は内枠スタートから前に蓋をされる形でしたので
単独での折り合いはあまり問われない流れでした。
自分はこれまでよりひとつ下げて末脚を伸ばすかなーと
思っていたのですが、自分の見極めがおかしいのかな。

この1戦に限れば、鞍上のパフォーマンスは低い評価に留まります。
せめて絶対に先頭に立たない、くらいの制御はしてほしかった。

直線の下がり方。
心身とも、ウマにダメージがないことを願います。



イチオクノホシ。

あのスタートを切っても外に出せないんですね。。。
道中位置取りを下げて、
直線ジョワドヴィーヴルの後ろから脚を伸ばす展開。

最後の詰め方を観る限り、
7、8枠だったらもっときわどい勝負になっていたかもしれません。

もう一度府中で見てみたいですね。クイーンCとか。
先々楽しみです。




最後に。

レース直後からテンションが上がってしまい
「ジョワッ!」と連呼しまくりでしたw

ウルトラマンをイメージしていたのですが
「デュワッ!」が正解でしたっけw

30半ば、はしゃぎすぎだったかしら。
3分でやめとけ、って感じですねw



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2011.12.11

いまいまソーシャル系のコメントは
皆既月食で盛り上がっています。

東京からもまぁまぁ見えますよ。
個人的には、部分月食が推移していく姿の方が
リアルタイムな感覚が強くてよい感じがしています。
25時くらいまで見られるようですね。

それが終わってから、ジュベナイル・モードに入ろうと思っています。


あ、月食だけにエクリプス系が来るかも、みたいな
競馬サークル向け超絶おやじギャグを思いついたのですが
日夏さんがすでにツイートしていたので
自分は控えることにしますw



少し寒いけど、外出てみますね。


... 続きを読む
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2011.12.05


トランセンド、史上初の2連覇。
1コーナーまでに行き切ってしまいました。。。

いや、2連覇という事実は
素直に素晴らしいと思っていますよ。

ウマもそうですが、決め打ったと思われる鞍上の先行策。
こちらもお見事だったでしょう。
1コーナーの入りでほとんど勝負が決したと思っています。


レース中は、ニホンピロアワーズとトウショウフリークの
1コーナーまでの思い切りの悪さを嘆いていました。
特にトウショウフリーク。
勘弁してくれ3冠ジョッキー躊躇してんじゃねーくらい思っていましたすみませんw

ただ、レース後のラップと映像を確認してみてからは
けっこう腑に落ちるところが出てきております。


レースラップはこう。
12.5-10.5-12.8-12.4-12.7-12.3-12.2-12.0-13.2。

比較のため、前年のラップです。
12.5-10.7-12.7-12.0-12.1-12.3-12.0-11.8-12.8。


走破タイムが1.7秒違うのは、勝ちウマの衰えではないでしょう。
力の要る馬場状態だったことを示しているようです。

実際、今年の方が中盤のラップは緩んでいるのに
上がり3ハロンは、各ハロンごとに0.2~0.4かかっています。

土日のダート戦を通して、ラスト3ハロンの最速ラップは
ポインセチア賞の11.9。
そのポインセチア賞は、直前のラップが緩んでいるので
2歳の素質馬が急加速した際のラップと理解できます。

これがこの土日の馬場が担保できる
限界のラップだったようですね。
同じ地点のJCダートは12.0、下回っていますし。


まぁ、馬場、重かったんでしょうねw
一言で済ますなってw


ポイントは2ハロン目の10.5と思っています。
ちょっとびっくりしました。

昨年より重たいはずの馬場で
昨年より0.2速いスタートダッシュを決めたことになります。

12.7を12.5に上げるのと、10.7を10.5に上げるのは
全く意味が異なります。

それも大外から押して押して、この加速ラップを牽引して
内のウマを交わし切ってハナに立つスピードとパワー。
そのMAX値の高さを存分に示していたんですね。
やはり1コーナーで勝負が決していたんだと受け取りなおしています。




トウショウフリーク。

トウショウフリークからすれば、不利を受ける以前に
限界を超えたスタートダッシュになっていたわけで。
着順からして、実力の差が明確にでた格好になりました。

トウショウの鞍上は1コーナー直前、不利を受けるまでに
ちょっと戸惑っているように映りました。
実際はどうだったでしょうね。

その所作に消極的な意味で躊躇を感じてしまったので
さくっと悪態をついていたのですが
このオーバーペースを感じ取っていたがゆえの躊躇なら
納得と思っています。

まぁ役者が違っていた、ということになるのでしょうね。



エスポワールシチー。

敗因探しは少なめで十分と思っています。
1コーナーまでにイニシアチブを取れなかったこと。

それも前半の3ハロンのラップを見れば
鞍上のコメント通り、完敗でよいと思っています。

あの馬場にあのラップで迷わず
アクセルを踏めたウマが勝ったわけですから。

内枠という好条件は外枠からの圧倒的なパワーに
抗しきれなかった、というところでしょうか。

あーあ、外枠スポイルだと思ったんだけどなーw
残念です。勉強になりました。



ワンダーアキュート。

なんというちぐはぐな内容だったでしょう。
スタートで大きく躓いて、直線で大きく切り返さざるを得ず。
それでも伸びてきましたからね。

まともなら勝っていた、というのは少し違うと思います。
ラスト1ハロン1.2秒減速したラップを差し込んでいるわけですので。
見た目は差し脚の勢いがある分キャッチですけどね。

ただ、このウマの成績はいい感じ。改めてまじまじと見てしまいました。
しっかり力をつけてひとつひとつハードルをクリアしている印象。
来年さらに楽しみ、でよいかと思います。





最後に。

引退レースのラヴェリータ。
スタートで鼻先が地面につくくらい態勢を崩してからの
インでの立ち回り。

鞍上はそつなくエスコート。
先週のトレイルブレイザー同様、直線入り口で
一瞬あるのか、と思いましたよ。

諸々の衰えは隠せなくなってきていると理解していますが
それ込みで勝負を続けている(はずの)第一人者の姿勢。

自分もそれをしっかり見極めて予想することが
真摯な姿勢だと肝に銘じているところです。



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2011.12.04

週中、JRAのメルマガで枠順を知りましたが
エスポワールだろう、というのが第一印象でした。

先ほどまであれこれ考えていましたが
その第一印象を大事にする、でよいかなと思っています。



エスポワールシチー。

ひとつ内のラヴェリータの動向が気にはなりますが
距離を使ってゆっくりパスできるでしょうし、
1コーナーまでの先行争いはしっかり
イニシアチブが取れる枠順に収まったと思います。

極端な外差しバイアスとか、パワーが求められる馬場でない限り
アドバンテージがあるのは内枠先行馬ですからね。


追い切り後の鞍上のインタビュー。
エスポ君に「ゼンシンキセイ」がでてきた、との繰り返し。

聞きなれないけどどっかで聞いた、と思って調べたら
前進気勢、でした。
主に馬術で使われる用語で、平たく言うと気持ちの前向きさのこと。
日々是勉強ですね。

ひとつ前の記事でインタビュアーの質問に
つまびらかな説明を避ける勝負師の姿勢の話をしましたが
佐藤哲三は全く違うタイプですね。

100%説明責任を果たそうとする姿勢。
これもまたプロフェッショナルと思います。

内容的にインタビュアーが置いていかれ気味なのは
インタビュアー側の問題ということでw
日々是勉強ですよ。

坂路追い切りで軽くドリフトしていたことを
マイナス要因と見る向きもあるようですが
ポイントはドリフトを修正しつつ、ラスト1ハロンを
12.7でまとめたことのように思っています。
調子も上向きと見ました。



トランセンド。

大外は厳しいと思います。
大外というより、その内に先行馬が固まったことが
自分の感じている厳しさです。

もともとローレルゲレイロのように
かなり押し付けた二の脚で先手を取るタイプ。

外々を振り回されないように好位を取りにいくためには
1コーナーまで内枠のウマたちをパスするダッシュが必要です。

トウショウフリーク、ヤマニンキングリー、ダノンカモン、ワンダーアキュート。
彼らは少し主張しておけば、トランセンドに余分なダッシュを促すことが可能です。

ダノンは2強から、つかず離れずの先行策ではないかと読んでいます。
スローの前走は、先行し過ぎたため早め先頭から
気持ちが遊んだ上、ナムラタイタンの目標にされてしまいました。

今回、ペースもマークも厳しい内容で、ゴール前に
ぴったり抜け出すようなレースをしたいはずです。
コースレイアウトも考えると極端な後ろではないでしょうし。

トウショウフリークも前々で運びたいでしょう。
前走までの戦法もありますし、
切れる脚を持っているタイプではなさそうですし。

また、ヤマニンキングリーも砂をかぶらない位置で道中進めたいはずです。
砂をかぶる経験がまだありませんからね。
前走は武豊のファインプレーと見ていますので
あれ以上のパフォーマンスを望むのは少し酷かと思っています。

と、これだけ先行したい動機をの持ったライバルは
トランセンドにとって、パスするには厚い壁に映るのではないかなと。
過剰なダッシュを効かせることは現実的なのか。
ちょっと疑問に思っています。


かといって、1、2コーナーで中団の外というポジションだと、
これも最悪の展開ではないかと思っています。

コーナーを抜けるたびに外のウマが置かれていく展開。
ヴァーミリアンの惨敗が頭をよぎります。
あの時は調子がホンモノではなかったようですが。

3、4コーナー中間のフォルスストレート(とは誰も呼んでないか)で
かなりまくり気味にポジションを上げても
前はその無理をしていないはずですからね。

堅実な騎乗では勝算は少ないと見ています。
どうするんだろう。



調子と地力と展開を考慮して、
テスタマッタ、ミラクルレジェンド、ダノンカモンあたりが
相手かなと考えていますが、どうかなー。

かなり厳しい展開になったとき、ダノンカモンに
逆転の目があるように思っていますが
結論は明日にひっぱるつもりです。





ちなみに、謎のタイトルですが
「30 Seconds to Mars」というバンドをもじったものです。
たぶんtheをつけないと文法的におかしいのだと思いますが、
まぁ愛嬌ということでw

わかりやすい?サウンド。
調べたら、ジャンル的にはポスト・グランジというらしいです。
ちょうどいまいま「Closer To The Edge」という曲を聴いていて
けっこうあがっているところでした。

YouTubeに公式でPVがありますので、興味ある方はどうぞ。
おしゃれモヒカンなアニキがいるはずですw


あ、特に強いメッセージを受け取っているわけではなく
耳なじみがよいから聴いている、という程度なのですが
「Closer to the Edge」は危機という意味のようです。

なに、今回の予想が危機的とかw
いやいや、いつものことでしょうw



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2011.12.03


ステイヤーズSはマイネルキッツ。

4番人気だったんですね。
1、2、3番人気はみな京都巧者というイメージがあったので
開幕週とはいえ中山の不良馬場。
キッツかトウカイトリックかと思っていました。

馬券を買っていないのはだいぶ「おそようございます」だったためでw
買っとけばなー。

皇成の仕掛けは常識にかかったものと思います。
なんとなく、本人の内に秘めた不安がひとつ仕掛けを早くしたような印象なのですが
邪推でしょうかね。

切れ味勝負をする馬場でないと思っていましたが
坂下の加速ラップは11.9。
ここでセーフティリードを確保しました。
そつなく、自分のウマと、周囲の手ごたえと、馬場とのマッチングを
バランスよく判断できていたと思います。

レース後のインタビュー。
馬場状態について水を向けられると
「G1馬ですから、そんなこと言っていられない」というコメント。

適性や条件の質問をさらりと「格」の話に置き換えるのは
手の内を明かさない、勝負師としてのひとつの姿勢と受け取りました。

騎手会長もよくそんなコメントしてますよね。
ん、単なる強がりかも?ならちょっと微妙かなw

順調なら次走は有馬でしょうね。
馬場が渋れば?どうでしょうか。



鳴尾記念はレッドデイヴィス。

プラス20kg、かつ毎日杯のタイムを1.5秒縮めてのVですから
買いづらい状況ではありました。

休む前と変わらずあまり首を使わない走法。
良馬場とはいえ芝はだいぶ掘れているように見えましたが
あまり伸びやかでないフォームがかえって奏功したようにも思いました。

こちらのレースはネット投票に間に合って、ショウナンマイティの複勝。
ただし、マゼランが邪魔にならなければ、というエクスキューズ込みで
買っていました。

ねぼすけ感が満載ですね。
開幕週で内を突く、とばかり思っていたのは雑な先入観でした。
勝負どころで下がってくるであろうマゼランを捌けるのか、なんて
考えていましたから。

内より外が伸びるように変化していたみたいですしね。
やはり勝負事はふわっとやるものではありません。
だから、趣味なのですw
という言い訳w

当たったけど展開のイメージは全然異なっているのは
贅沢ながら、素直に喜びきれない感覚を覚えます。

レースラップで振り返り。
12.6-11.1-11.4-12.1-12.0-11.7-11.5-11.0-12.2。
ラストの伸びは目立っていましたが
このラップをひとつふたつ外して追走していましたからね。

今日で言うとカリバーンの位置を取りにいけるウマだと思うのですが
どうでしょうね。今後が楽しみではあります。


勝ったレッドデイヴィス。

有馬記念にでるなら面白い存在になりそうです。

3歳春に故障して同年の有馬制覇というと、グラスワンダーが思い浮かぶキャリアです。
だいぶタイプが違いますけどね。

あー、ワンダーは朝日杯を勝っているから格が違う、みたいな議論はしませんよw
ワンダーの破壊力は尋常ではなかった、とは思っていますけど。

引き合いに出したのは、評価が難しいという点が重なる、と思ったためです。
レッドのほうが今日勝った分、まだ分析しやすさが担保されたかもしれません。

というか、関東圏への遠征がありませんからなにぶん未知数ですね。
でも、中山コース、合いそうな印象があります。




さて、晩御飯してから
JCダートのことを考えはじめるつもりです。


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