2012.02.27

フェデラリスト、いわゆる本格化ですね。

レースの時間は外出していましたので
後でRACING VIEWERで映像を確認しました。

強かった。
正直、このレース展開で差し切れるとは思いませんでした。
東京ウェルカムプレミアム、中山金杯とは
かなり異なる厳しい展開でしたので。


レースラップです。
12.8-11.8-11.4-11.4-11.3-11.6-11.8-12.0-13.2。

シルポートの逃げ。
なんでしょう、この800-1000m間が最速になるラップは。
折れ線グラフにすると山型のラップ構成。

松岡は「ペースにかかわらず気分よく」行こうと思っていたようです。
ただ、これだけでは買いづらいですねーw
自分はほぼペースメーカーの役割で終了と思っていたのですが
だいぶ読みが外れてしまいました。



…文脈的に想定できる範囲だったかもしれないと
終わってから思うようではダメですけどね。

フジの中継で細江さんが指摘していた通り
トゥザグローリーはドバイ遠征を考慮した
折り合い重視の戦略を取らざると得なかったでしょう。

ある意味ではこのレースを選んだことで
鞍上に戦略的な選択肢を渡し損ねてしまったと
いえるかもしれません。
結果論ではありますが。

また、2回の有馬記念3着、勝利した重賞では
レース中盤のラップは緩む傾向にありました。

ざっくりした言い方をすれば、シルポートが
出走馬として確定した時点で
かなり勝機が削がれていたとも言えそうです。

そして開幕週、重馬場、大外枠。
中山1800mという舞台での消しの材料は整っていました。
そこまでは事前のピントとして外していなかったと思っています。

レース後のトレーナーのコメントによると
気持ちが前面に出ていなかったそうです。
もろもろ重なっていたようですね。


ただ、そのトゥザグローリーの文脈の「足元」を
シルポートの鞍上がどのくらい見越していたか。
ここにもっと注目すべきでした。

スタミナを削ぐハイペースの追走。
この追走を強いることで有力馬を振り落とすことができるはず。
それが「気分よく」のコメントに集約されているように
聞こえました。

12.9-11.7-12.0-11.6-11.3-11.7-11.7-11.4-12.9。
ペースの傾向は、2007年のローエングリンのそれでした。
こちらも逃げ切りの中山記念でしたね。
後藤が繰り出した渾身の展開でしたので
「例外」という先入観でいましたが
でもこうした肉を切らせる形もあり得ますね。

ここまで読めていればなーw
レース展開も結果も、もっと楽しめたように思っています。



勝ったフェデラリスト。

相当なスタミナを内包していましたね。
追走できるペースの幅が広いことを証明できた、と理解しています。

筋肉量からして、ダンスパートナーのイメージは
あまり感じられないですね。
Empire Maker産駒のイメージもしっかりもっていないので
少し調べておこうっとw

ドバイWCへ追加登録、シンガポールも展望しているとの報道。
オセアニア地域へのアピールは血統が乞われるため?
プラスになるのかもしれません。

タペタが合うかは未知数ですし
急きょ決めたあたりに漠とした懸念を覚えますが
見てみたいと思わせてくれております。



トゥザグローリー。そしてレッドデイヴィス。

今回は適性もペースも位置取りも合わなかったと見ています。
もともとそのつもりで予想していましたし。

結果として、どちらも淡泊に負けた印象はあります。
ウマの方は条件次第で十分巻き返し可能でしょう。




最後に。

重でゆるい馬場だったと認識していますが
映像を観る限り、1、2着馬の直線での脚元、
良馬場のようなグリップができていたようでした。
どちらかというと外の方が掘れている印象もあり。

ターフの含水量があがれば、蹄を返した際に
地面が掘れて土の塊が後方に飛ぶイメージがあります。

含水量と馬場のゆるさが比例していなかった?
エクイターフでしょうかね。

来週以降も気に留めておこうと思っています。


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2012.02.20


テスタマッタ、快勝でした。

根岸S組のワンツーという見方をすると
かなりセオリーから外れた印象になりますね。

現地観戦でしたが、豪快に予想と異なる展開。
まさか過去の勝ちウマ2頭とも
イニシアチブが取れないとは思っていませんでした。



レースラップです。
12.2-10.9-11.6-11.9-12.1-12.4-12.0-12.3。

セイクリムズンが明確に出していったことで
スタートダッシュの負荷は厳しいものになりました。

トランセンドが逃げた昨年は、12.6-11.2-11.9。
エスポワールシチーが2番手に控えた一昨年は12.1-11.0-11.7。
これはローレルゲレイロのラップですね。


過去2年より速いスタート。
これを察知したのでしょう、エスポワールの鞍上は2番手を譲って控えました。

確かに南部杯の経験からすると妥当なペース判断なんですよね。
これをレース中に判断して実行できるあたり、さすがの第一人者なのですが
結果的に馬群に吸収されマイペースなレース運びを
失ってしまったように見えました。

レース後、結果的に中途半端な展開にしてしまった旨のコメントがでていました。
うーん、個人的には控えなかった時の立ち回りを見てみたかったですね。


一方のトランセンドは二の脚がつかず。

このペースを向こう正面を目いっぱい使って
先行勢に取り付いた時点でほぼ敗戦だな、と観ていました。

ズブくなっている、あたりが理由として語られていますが
実際はどうだったのでしょう。

言いがかり、のつもりはまるでないのですが
パドックで気になったこと。
特に後脚のツメがかなり立ち気味になっていました。

芝ウマほどでないにしろ、ツメの生え際のラインは
地面に対してある程度ななめに見えるはずです。
今日のトランセンドのそれはほぼ台形に近いフォルムに見えました。
ちょうど厚底のブーツかスニーカーを履いているよう。

これだと繋ぎがスナップした際の力が
きれいに後ろに抜けないのではないか、と邪推しました。

…戦略としての削蹄。
ひとつ考えられるとすれば馬場が深いと読んだ可能性。
モータースポーツは明るくないですが、例えるなら
おそらくあらかじめレインタイヤを選択した状況に近いでしょうか。
適当言ってたらすみません。
ただ、そんなリスキーな削蹄にはあまり現実味を感じられず。

あくまで個人的な感想に留まりますが、削蹄とレースの特性が
けっこうなミスマッチを起こしていた可能性を感じています。

そのうえで許容範囲を超えたスタートダッシュを強いられたこと。
敗因はこの複合ではないかと受け止めているところです。
言い換えれば、ズブさも能力落ちも敗因ではないのかなと。

この後はドバイ、予定変更はないというトレーナーのコメント。
自分の身勝手な邪推が正しいかどうか、定かではありませんが
是非、チャレンジをお願いしたいと思います。

ちなみに、1倍台は人気し過ぎと思いつつ本命でした。
ばっちり外れました。




勝ったテスタマッタ。

自分のペースに徹した結果、と思っています。

不安のある折り合いを重視して後方から。
この進め方は根岸Sと大きく変わらないですしね。

決して弱いという評価ではないのですが
ペースが前傾になったこと、そして前でペースを受けるはずの
昨年、一昨年の勝ちウマのパフォーマンスが落ちたことで
相対的に浮上した印象があります。

その判断の所以。
レース最速とレース最遅、そのラップの差に
ひとつのヒントをみています。

あー、これを詳細に書き始めると明日の仕事に触りますねw
いずれ書こうと思います。今回はざくっと割愛します。

なんといいますか、あくまで暫定チャンピオン。
このあとマーチSにでたら、ころっと敗れても不思議ないくらい
脚質も気性も安定感を獲得していない印象があります。

いっしょに観戦した悪友とは、つまりは武蔵野Sだったのかな、という
雑な辛口トークを展開していました。
馬券が外れたせいもあるでしょうねw
今回やるのかよ、的な感覚を共有していたように思います。



勝ちウマのトレーナー。

その悪友と観た、騎手時代のサンフォードシチーとのコンビ、という
イメージが強く残っています。
フェブラリーは4着、ハイライトは第1回JCダートでの2着でしょう。

サンフォードシチーは大沢真厩舎の解散で
キャリアの後半を開業間もない安達厩舎で送っています。
エスポワールシチーのトレーナーですね。

見つけちゃいました、以上。というだけの話です。
データを紐解く限り、安達-村山で臨んだレースは
転厩直後のマーチS1戦だけのようですし。
これは義理立てかなと解釈できますしね。

当時者にマイクを向けても何も出てこないでしょう。
観る側に許される情緒と思いつつ。
不思議な連関が生じるものですね。



あとは、府中の動員数がちょっと気になりました。

レース2、3分前にスタンドにでましたので
ひとごみを掻き分ける覚悟をしていたのですが
スムーズに前の方まで移動に成功。

残り100mのあたりでそれですからね。
大丈夫かな、と不安を覚えました。
寒かったから?

自分も毎週足を運んでいるわけではありませんが
レースはやはりライブですよ、と
軽くグーを握って主張したいと思います。




最後に。

日の翳った寒空の中、勢いで取り組んだ最終の金蹄Sも外しまして。
先週は銀蹄Sも外しているんですよね。

「あなたが外したのは、金蹄Sですか?それとも、銀蹄Sですか?」
「どっちもです!」
という自虐ネタが思いつきました。

…もうね、自分だけしかツボにはまらないネタなのは
十分知っているんですよw



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2012.02.19

土曜のヒヤシンスS。
日曜の参考に何度か映像を観返しました。

フリートストリートの上がり3ハロンは12.9-11.9-12.7。
先行馬群のひとつ外を豪快に差し切る姿はなかなかですね。
ただ、ラスト1ハロンの失速の大きさ。
馬場の重さとも3歳春のスタミナとも考えられます。

馬場状態から上がりが少しかかるようであれば
仕掛けのポイントが少し早くなると見込んでいるため
先行するトランセンドに有利に働くとみています。

うーん、トランセンドが磐石かもしれませんね。



みやこSと平安Sに見る相違。
出来落ちはないであろう追い切りの伸び。

府中の南部杯、前傾した逃走ラップ。
かつて制したフェブラリーSのラップバランス。

さて、武豊の戦略はどうでしょう。

馬場が軽ければエスポワールシチーの可能性を
無視できないと思っているのですが
いずれにせよペースの鍵を握ることにはなりそうです。



ここからは完全に読みになります。

エスポワール、逃げるか否か。
鞍上はこだわらないように思います。

緩まないラップで4コーナーをニュートラルに乗り切り
坂下でエンジン点火してラスト1ハロンを押し切る。
ラップバランス的には2年前の再現を狙うのが妥当な戦略ではないかと。

ペース配分の戦略でいえば、頼もしい鞍上と思いますのでね。

問題は9と15の馬番の差。
その間にいるウマ、特にトウショウカズンの存在が
トランセンドが先手を取るための大きな障壁になると見ます。

前半3ハロンまでにトランセンドがどこまで無理をするか。
向こう正面をじわっと使って2番手、というのが
自分のイメージです。が、どうなるかなー。

武豊と藤田でペースが破綻することはないように思うんですよね。
適度に抑制の効いた、後続をなし崩すペースが最適と判断し
そのような騎乗を実現できるジョッキーと見込んでいます。
…どうでしょうね。

内からケイアイテンジンの逃げ、という可能性もありますが
おそらく2頭にとってはくみしやすいペースになると見ています。



その他、気になったウマ。

前傾ラップを踏ん張るのであればダノンカモン、ワンダーアキュート。
ワンダーが来るには少し重めの馬場がベターと思います。
対して、前半が若干緩むのであればテスタマッタ。

シルクフォーチュンは善戦どまりかな。
前半がかなり緩む想定でなければ差し切りは難しいイメージでいます。

ワンダーアキュートは輸送の結果を確認しなければなりません。

穴はライブコンサート。追い切りはしっかりカラダを使えていました。




…うーん、それにしても
追い切りでのトランセンドの動きは
十分なそれだったんですよね。

逆らわないほうがよいという心の声と
直前まで戦っていそうですw


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2012.02.18

先週の土曜、買うレースを絞った後で競馬博物館へ寄り道しました。


エントランスから左前方に奥まった一角があり
そこでいつも企画展示が開催されています。

ちょうど写真展が開催されていましたので
ふわーっと足が向きました。

これ優駿で見た!的なミーハー感に
ふむふむ的な所作をからめて観ておりましたよw


ユキチャンの写真が印象的でした。

「白毛」の「重賞馬」という物珍しさが
語り口となっていた当時のフィーバーぶりを覚えています。
まぁ、いまだにその語り口は変わりませんよね。

飾られていた写真はちょっと違った印象でした。
周囲の加熱ぶりとそこに相関していない1頭の競走馬のコントラスト。
レースの1シーンでも妙に静謐な、ユキチャンの平熱が感じ取れるようでした。
…こういう表現でよいかなぁ。

等身大のユキチャンはこうだったのかもしれない。
ヘンな表現ですけどね。そんな感想をもちました。

イメージを受け取り直せる1枚、というのは貴重と思っています。
撮影の技術とか全然わからないのですが
勝手ながら感じるところがありましたので。




そして顕彰馬コーナーへ。

お目当てはウオッカのブロンズ像でした。
見事に出来上がってましたねー。

午後のレースの真っ最中でしたので周囲に人気はなく。
まったくのひとりでブロンズ像を眺めることができました。

歴史の堆積を漠と感じながらしばし立ち止まってしまいました。
ろまんちっくすぎますかねw


そのまま顕彰馬の映像コーナーへ。
関係者のコメントを交えつつ勝利したレースをつないでいく編集でした。

美しきかなヴィクトリアマイル。
ダービーも天皇賞も確かに素晴らしいのですが
個人的にはやはりこっちなんですよね。

「見栄え」のするレースといいますか、美しいといいますか、
あのダイナミックなフォームを堪能するには最適と思っています。


先日、カントリー牧場がその歴史に幕を下ろしました。

健康上の理由、そして10年のスパンで牧場経営をするには
年齢的に厳しい、というオーナーの発言を目にしています。

きれいに受け取りすぎかもしれませんが
見事な引き際、というのが率直な印象でした。

実際のところはわかりません。
経済的な理由がゼロとは思えませんし。

ただ、もろもろの報道を目にする限り、寂しさは覚えても
見苦しさを感じるところはありませんでした。

狙ったコメントやタイミングだったとしたらなおさら、
ステキな演出だったと思っています。

今年の種付けもシーザスターズ。
ウオッカのストーリーはまだ続きますしね。




…その直後、銀蹄Sで豪快に空振りしたのは
これだけ耽溺してしまっていたからでしょうかw

館内の一角、ガラス張りの向こうに噴水を見ながら
なだらかな背もたれの低い椅子に腰掛けると
とたんに時間の流れがゆっくりになりますからね。
それもいけなかったのでしょうw

ここのところ怒涛の忙しさだったからかなー。
いい時間でした。

場所も展示もおすすめです。ぜひ。





さて、フェブラリーS。

ひとによってはシンプルに考えられるかもしれませんが
なかなか悩ましい枠順になりました。

量的には少なめでしたが
週末の雪の影響も考慮しなければ。

まず、エスポワールシチーの見極めからはいろうと思っています。
じっくり取り組んでまいりますよ。



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2012.02.16
以前より軽く不便さを感じていたため
少し手間をかけることにしました。

残念なことに、どこのデータベースでも
同一レースのラップタイムをぱっと一覧できないんですよね。
(JRA-VANでは可能でしょうが、有料の壁)

当面の対策として、とりあえずG1に限って、過去10年のラップタイムを
さくっとみられるようにポストしていこうと思います。

一応、Excelで加工しやすいようにスペースなどを加えています。
自分なりの加工の仕方は、下の追記にて。


まずはフェブラリーSから始めます。
いいから早く全G1書けばいいじゃん、と率直に思うところですが
まぁ、のんびりでいきますね。


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2012.02.16
2016/モーニン
 12.2-10.8-11.1-12.0-12.3-11.9-11.6-12.1

2015/コパノリッキー
 12.3-10.6-11.4-12.6-13.1-12.3-11.5-12.5

2014/コパノリッキー
 12.4-11.3-11.8-12.5-12.6-12.0-11.5-11.9

2013/グレープブランデー
 12.2-10.8-11.6-11.9-12.1-12.1-12.0-12.4

2012/テスタマッタ
 12.2-10.9-11.6-11.9-12.1-12.4-12.0-12.3

2011/トランセンド ※南部杯
 12.0-10.9-11.4-11.8-11.7-11.5-12.4-13.1

2011/トランセンド
 12.6-11.2-11.9-12.2-12.2-12.1-11.9-12.3

2010/エスポワールシチー
 12.1-11.0-11.7-12.2-12.2-12.1-11.6-12.0

2009/サクセスブロッケン
 12.7-10.5-11.9-11.9-11.8-11.3-12.1-12.4

2008/ヴァーミリアン
 12.4-10.9-11.5-11.9-12.4-12.4-11.7-12.1

2007/サンライズバッカス
 12.4-10.6-11.6-12.0-12.3-12.0-11.5-12.4

2006/カネヒキリ
 12.2-10.7-11.0-11.4-12.1-12.9-12.3-12.3

2005/メイショウボーラー
 12.3-10.8-11.1-11.6-12.0-11.9-12.3-12.7

2004/アドマイヤドン
 12.7-11.2-11.9-12.4-12.6-12.5-11.7-11.8

2003/ゴールドアリュール ※中山開催
 12.3-11.4-12.3-12.3-11.9-12.3-12.4-12.6-13.4

2002/アグネスデジタル
 13.0-10.8-11.3-11.7-12.0-12.0-12.0-12.3


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2012.02.15


…ちょっと大人げない印象になるかもしれませんが。
柏木さんのレース回顧について感じたこと、書いておきたいと思います。

あー、ディスる意図はございません。
プロアマ問わず、ひとによって能力の見積もりに違いが生じるのは
至極健全なことと前置きしておきます。

記事はこちらですね
重賞レース回顧


要約すると、評価が落ちはするものの
ディープブリランテの取った戦略は
決して非難される類のものではない、となるでしょうか。

強いウマが格下相手に「邪魔されない先行策」を取ることは
必勝パターンである、という主張を
ロジユニヴァースやシンボリルドルフ、
トウショウボーイ、テンポイントなどを引き合いに
展開されています。

確かに、強いウマが先行して押し切る展開は
まさに横綱競馬のそれでしょう。

問題は共同通信杯エントリー時のブリランテが
いわゆる「横綱」に足る存在だったのか、ということ。
自分はここに疑問をもっておりまして。



フィジカルは世代一かもしれません。
ただ、2戦2勝、それも変則的な展開と道悪をこなしての重賞勝ち。
そしてかかり気味の2番手から押し切るという課題を残した内容。

自分は、同じ戦法がクラシック本番で通用するのか、という疑問をもって
共同通信杯を迎えていました。

「ムリに引いて下げたり、出負けなど、試走の許される立場ではない。」
柏木さんの言葉の引用です。

…やっぱりブリランテに対する評価が高いが故の言葉なのでしょうね。
そう考えるととっても好意的に受け取れます。

冷静に述べますと、少なからず折り合いに不安を抱えるウマに
課す評価ではないと考えています。



先に挙がったロジユニヴァースはその前走ラジオNIKKEI杯で
番手で折り合う展開を経験しています。
ある意味での試走は終えた格好でしたが、リーチザクラウンの
ハイペースを追走するという特殊な内容でもありました。

件の弥生賞は「邪魔されない先行策」。
結果的に、馬群でもまれる展開をあまり経験できず
G1に臨むことになります。
皐月賞の惨敗は別要因のようですが、当時この点が
予想の上で不安材料だったと記憶しています。

そして、それ以外に例示された3頭のレースはともに
折り合いに幅の出た古馬になってからのパフォーマンスです。
2戦2勝の3歳馬と比べるのは少々酷でしょう。



スタート直後、ブリランテの鞍上が大きく手を動かしたあたり
内枠で被せられたくない、という展開上の理由とともに
そこまで引っかからないはずという評価があったように見受けられます。

その意味では、折り合い面に関して
陣営にも見込み違いがあったかもしれません。

また、ひょっとすれば次走、一度使った効果でガス抜きができて
さらりと折り合うブリランテが見られるかもしれません。

しかし、これらの見解はやや楽観に寄っています。
クラシックに向けてわずかなウィークポイントにも
気を配ってほしいと思うのは的外れでしょうか。

その意味で仮に取りこぼしてでも、この共同通信杯は
折り合い重視の試走に終始してもよかったのではないか、と
勝手ながら思っている次第です。




なにかウィークポイントがあっての判断であるなら全く話は別です。
そしてそのウィークポイントが存在するなら
陣営が公言する可能性は低いでしょう。
結果、ファンの立場では、ロジユニヴァースの皐月賞後のように
いぶかしげに邪推するしかなくなります。

若干脱線しますが、これを否定するものではないんですけどね。
ウィークポイントを披露しない、それもまた勝負事の駆け引き、
醍醐味と心得ていますので。


ただ、そうした特殊な事情を考慮する必要がないのであれば
ファンの期待も関係者の研鑽もオーナーのノブレスオブリッジも、
目の前のG3を格下相手にどう取りこぼさないか、ではなく
G1の舞台で揺るがずに戦うために何を身につけるべきか、という視点で
有力馬の経験と成長を見守る方がベターではないかと感じます。

そのほうが1頭の素質馬をストーリーを長く楽しめると思うのです。

つらつら書きましたが、こうした背景から
柏木さんの、妥当な先行策というニュアンスには
少々違和感を覚えた次第です。


…まぁ、こんな見解の相違をぶっちぎるくらい
クラシックで暴れてほしいと思う気持ちは
素直に吐露しちゃっておきます。

あの低めの首差しとパワフルなピッチ走法。
かっこいいぢゃないですかw





最後に。

もうひとつ、同コラムの柏木さんの言葉を引用します。

「では、3~4番手に折り合って進んだと仮定して、「ゴールドシップとの追い比べで勝てたのか」。否も、肯定も、だれにも不可能である。」
この後の文章で、結果の出たレースの位置取りや戦法にたらればを言うのは
意味に乏しいという趣旨の表現があります。

いや、そのたらればをイメージすることが楽しみなのです。
評価の補正につながるし、次のレースへの期待値を
高めることになるのではないかと。

ファンの過剰なイマジネーションは
ケイバを続ける上ではとても重要でしょうw

その点から、たらればトークを封殺してしまいかねない
あまり歓迎できない表現と映っておりまして。
勝手ながら少々残念な思いをしております。

真意はどこにあったでしょうね。

自分はブリランテ陣営への心無い揶揄へのけん制、と解しました。
が、それでも、もう少し別の言葉で表現できたと思っています。



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2012.02.12
ゴールドシップ、快勝でした。

ブリランテの真後ろにつける戦略は至極妥当と思って観ていました。
直線入り口で一瞬前が詰まりましたが
全く問題ありませんでしたね。

前走ラジオNIKKEIでは4コーナーで馬群をまくる展開。
内々をうまく立ち回ったアダムスピークを捉えられませんでしたが
一番息の長い末脚を披露していました。

問題はスローが予想される展開で
瞬間的な加速ができるかという点でしたが
ここで効くのが乗り替わりの鞍上。
自分のイメージに違わず、4コーナー手前から仕掛けていってくれました。

ゴールまでの伸びを見ると
ようやく手の合う鞍上を迎えられたような印象ですね。

その鞍上、復帰後初の重賞制覇。
レース後に録っておいた「バース・デイ」を観ましたが
やはり復帰までの道のりは厳しいものだったことを伺わせる内容でした。
あのボルトはなんとも言えなくなりますね。。。

ウチパクの仕掛けの積極性、これを確かめていたからこそ
ブリランテとの馬単を折り返すことが出来ました。

そう、1点でよいとは思っていましたが
ブリランテをわずかに上位にとっていたんですよね。。。

今年の牡馬クラシック戦線、
やや重の札幌2歳こそ若干タフな印象がありますが
それ以外の重賞のほとんどがスローの上がり決着。

そのなかで好位づけで結果が出せたのは大きな収穫と思います。
問題は中山のコーナリングになるでしょうか。
今年は同様の課題を持つ有力馬が多いですね。
ディープ産駒の特長、ともいえるでしょうか。



さて、ディープブリランテ。

確かにテンションは高かったのですが
レース運びは、はっきり表現しましょう、最悪でした。

スタートで押し出されて先頭にたったのは
やむを得ない戦略だったのでしょうか。

クラシックで逃げたいのであれば話は違ってきますが
このレースを取りこぼしてでも、位置取りを度外視して
折り合いをつける経験が必要だったように思います。
最近ではリーチザクラウンが似た例ですね。

その後、ハミをかみっ放しで逃げる結果になりました。
これでは次走も同じことを繰り返してしまう懸念が強くなります。

あとは追い出してからのフォームでしょうか。
ウマのピッチと合っていませんでした。

首が伸びきる瞬間にハミを当てて
支点をつくれているようにも見えるのですが、
なにかこう、手綱の詰めが甘いことで
繰り返しクラッチを切ったりつないだりしてしまったように見えており。
ウマの加速にプラスになる挙動だったかといわれると疑問です。

ゴール前の失速もスタミナ切れだけではなく
鞍上の叱咤が伝わらずに
気持ちが切れた部分もあったように見えました。
交わされてしまったことも影響したかもしれませんね。


レースラップです。
12.9-11.9-12.5-12.8-12.5-12.1-10.9-11.0-11.7。

12秒半ばのラップでハミを咬み
10.9をウマなりでたたき出す感覚は
スローの上がり勝負にはまるで向きません。

どれだけ恵まれたフィジカルでも、それを活かす戦略が取れなければ
結果に結びつけるのは難しくなります。
完全に結果論になりますので、陣営を揶揄する意図はありませんが
あるいは、ワールドエースのようにひとつオープン戦を挟んで
課題解決を試みたほうがよかったかもしれません。

1000m力んでなお2着を確保した素質馬。
クラシックに向けて黄信号がともったと思います。




一方の京都記念。

トレイルブレイザーが自分の競馬をやりきりました。
さすがの鞍上、そつのない騎乗でした。

ユタカマジックと表現するマスコミ各位もありますが
これまで鞍上が身につけて来た妥当な判断を
道中で順に踏んでいった結果だと思っていますので
マジックやミラクルの類では。。。

…まぁ、目くじら立てるところではないかw


無理なく離れた3番手からの向こう正面。
徐々に外に進路を取っていました。
これはパトロールフィルムで確認できます。

狙いはおそらくは2つ。馬場のよいところを選ぶため、
そしてコーナーをタイトに回らないため。

トレイルは加速力に長けたタイプではないという前提でみると、
その力を引き出すには道中の減速ポイントを減らすことが
重要になると推察されます。

いやー3コーナーも4コーナーも、きれいな
アウトインアウトだったように見えましたよ。
コーナーでの減速を抑えることができますよね。
コーナーの立ち上がりで加速もしやすいですし。


ちなみに鞍上のアウトインアウトが露骨なのは
2005年のJBCクラシックだったと記憶しています。
名古屋開催の年ですね。

NARのサイトで映像が確認できます。
向こう正面でいったん外に膨れた後
タイトな3コーナー目掛けて鋭角につっこんでいく
タイムパラドックスが観れる筈です。


さてトレイル、この後はドバイを希望するのでしょうか。
確かに国内ローテでG1を狙うのはきついですから
厩舎での使い分けからしても選出されれば実現するかもしれません。
僚馬トゥザグローリーは狙っていますしね。



その他のウマでは、ひとつだけ。

ダークシャドウは4コーナーで
なぜトレイルを追いかけなかったのか。

後方の差しウマを警戒したこともあるでしょうし
休み明けで反応が鈍かったという仕上がりの部分もあったのでしょう。

ただ、坂の下りで出していきたくなかった、というコメントが出ているようです。
この理由が知りたいですね。

下り坂を利した加速を避ける理由は何か。
結果的に前残りを許したわけですし、このあたりを掘り下げたとき
リーディングジョッキーのいまいまの思考が
見えるのではと考えています。



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2012.02.12


今年初の府中参戦。

やっぱり現場の空気はよいですねー。
銀蹄SとクイーンCに絞って取り組みました。

久しぶりにじっくりとパドック観察できましたね。
銀蹄Sのガンマーバーストにはガン見をされたので
ガン見しかえしてみたりw

ヤマノサファイヤが上あごを吊るようなバンドをしていましたが
あれの名前と目的はなにかなー、とか。
自分が無知なだけなのでしょうね。後で調べてみます。

その銀蹄Sはトウショウ抜けというオチ。
ヤマノサファイヤから入った分、いまの内田のコンディションに
少し考えを巡らせてみたり。まぁ、日々是反省ですよねw



さて、メインのクイーンC。

パドックで見たかったのは4頭。上位人気ばかりですが
イチオクノホシ、ヴィルシーナ、エクセラントカーヴ、オメガハートランド。

イチオクノホシはあまりいい印象ではありませんでした。
芦毛は見栄えが、というアレでしょうか。
本命にするつもりでしたがパドックだけでは完全に外していたでしょうね。
返し馬の伸びやかさとバランスを見て、思い直しました。

ヴィルシーナのトモの厚みは
出走馬の中では目立っていました。
スローペースの瞬発力勝負を予想していましたので
この体積は頼もしい印象でした。

対照的だったのはオメガハートランド。
418kgの馬体は小柄というより華奢。
瞬間的にスピードを上げるにはトモの筋力も細い印象でした。
先々はわかりませんが、今回は思った以上に割り引く結論になりました。

しかし気になったのはエクセラントカーヴ。
相当イレ込んでいました。

1頭だけ股下にシェーヴ上の汗が見えましたし
後ろ脚が左右同時に出ていましたし
首をぐねぐね湾曲させながら白目をむいていました。
かなり異常なテンションだったはずです。


で、レースはやはりスローペース。
12.6-11.6-12.4-13.1-13.0-11.5-11.0-11.4。

1、2着は位置取りとトモの体積の差かなと思いますが
ものすごいのはエクセラントカーヴ。よく3着に来ましたね。
ここで頑張りすぎてしまっていないか、後々の影響が心配です。

オメガハートランド、モエレフルールあたりは
折り合いを教えている最中でしょうか。
あのペースを抑えて追走する選択でした。
外から見る限り、案の定という敗戦でした。

端的に前に行けば、という話ではないと思っています。が、
ちょっと気になるのはオメガの鞍上のコメント。
ためたのにはじけなかった、というのは。。。

レースでのペース把握が不明だったか、未熟なトモに過剰な期待をかけたか。
いずれにせよ継続騎乗でのジャッジとしては少々脇の甘い印象です。
なにか他に原因があったのか。。。
少し注意してみておこうと思っています。


今後の期待感で言うなら、イチオクノホシですね。
今回はさすがにスロー過ぎた印象ですので。
あーでもジョワが立ちはだかるのかー。




なお、もともとは会社の方を
エスコートする予定だったのですが
急遽キャンセルのため自由行動になりましてw

エスコートを優先するつもりでいたので
ほぼ下準備をしていなかったこともあり
買うレースを絞ったという経緯でした。

パドック脇のお店でコーヒーとG1焼きをゲットして
そのまますぐそばのテーブルへ。
2月の屋外ですのでさすがに寒さを覚えましたが
その場でしばらく新聞を広げていました。

そうそう、G1焼きにチョコレートクリームが追加されていまして♪
思わず手を出したのですが
食べた後で「バレンタイン限定」の文字を発見w

自分でチョコを買っている時点で周囲には
いろいろ終了しているように見えたでしょうねw

ふつうにおいしいので、是非ふつうに買っていただければw


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2012.02.05


ワールドエース、快勝でした。

出走馬が確定した時点で相手探しだなーと思っていましたが
かなりのパフォーマンスでしたね。

スタートして隊列が決まるまでに軽く下がり
先行馬群からひとつ外したポジショニング。

この時点でほぼ決まったと思ってみていました。
…さすがに判断早いかなw

アクシデントなく前走からの上積みがあれば
直線の伸び脚は想像できましたし
先行馬群が折り合いを欠きながらでも
スロー気味に団子になることも想像できましたので。

先行勢との末脚勝負なら負けないだろう、という目算が
3コーナー手前では立っていた次第です。

若駒Sの際はごにょごにょ言っていましたが
あの控えた経験が先に活きることは全く否定するところではなく。
安心してみていられましたね。

レースラップです。
13.1-11.5-11.9-12.5-12.7-11.6-11.3-11.3-11.1。

最後1ハロン、ラップを上げてるのね。。。

乗り替わった鞍上のコメントではまだ余力があった模様。
これでクラシックの有力候補としてはっきり認識できます。



ヒストリカル。

ほぼワールドエースと同じ戦略を取りました。
先行馬群が終始壁のようになりましたので
直線に向いて外に持ち出す分着差が開いたように思います。

上がりは最速の32.8。
最後の数完歩は1、2着ともに鞍上が求めませんでした。
枠順が逆だったらどうだったでしょうね。

今日の見立てではヒストリカルの方に
位置取りの自在性を感じました。

ワールドエースが皐月賞で同じ乗り方をするのであれば
同じきさらぎ賞を制したスペシャルウィークのような負け方も
ありうるかもしれません。

…まぁまぁ、端的な比較が出来ないのは承知の上ですけどね。
あの当時は内ラチにグリーンベルトがあって
武豊の抗議が話題になっていましたし。



ベールドインパクト。

うーん、スタートして下げる意思を示さなかった時点で
敗戦が決まっていたように思います。

勝ち上がった未勝利戦も、阪神の外回りでまくる内容。
後半5ハロンは、13.0-12.0-11.2-11.0-12.4。
今回のそれとは違う脚の使い方ですね。

その前の未勝利でダノンオリエントを捉えられなかったことが
ワールドエースと同じ位置で勝負することを避ける選択を
促したでしょうか。

決して失策ではないと思いますが、次の一手は
相手から逆算した相対的な戦略でないほうが
得策のように思っています。



さてさて、牡馬クラシックの勢力図ですが
毎日杯まで終了しないとはっきりしないかもしれません。

1戦終わるごとにあっちだこっちだ言えるなら
ハッピーなことと思いつつ。

まずは来週の共同通信杯ですね。
ディープブリランテ、ゴールドシップ、そして
ヴォードヴィリアンの可能性。
このあたりを見極めたいと思っています。


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2012.02.05


携帯用のWebコンテンツ、サラブレMobileで
「西塚助手が聞く!」という連載があります。

以前は西塚厩舎、現在は尾関厩舎の調教助手さんですね。
尾関厩舎、昨年だとモンストールが重賞を勝ちました。

一応はコラムコーナーであって、ご本人がコラムを書かれる回もありますが
大抵は競馬関係者とセッションwするコーナーになっています。

あえてセッションと書きましたが
インタビューとも対談とも違うテイストなんですよね。
ご自身がバンド活動していることから、
この表現がしっくりくると感じています。
内輪的ぶっちゃけ話も多いですよ。


2012年、年明け最初のゲストが田辺でした。
4週にわたっての連載ですので、今週で完結したばかり。

このコラムを長く読んでいる方には説明不要ですが
西塚厩舎時代から騎乗依頼する側される側であり
昨年、関東3位とブレイクするはるか昔から
このふたりの親しさはこのコーナーでも
よくにじみ出ていました。

このタイミングでゲスト出演ですので
昨年ブレイクしたけど、その後どう?という
テイストで話は進みます。



まぁ、なんというか、あくまでいい意味ですけどね、
まれにみるざっくり感でしたw



気心知れている分、ぶっちゃけトーク満載でした。
有料コンテンツなので引用は控えますが
まぁストレートでシンプルな表現が続きますw

今年の目標は?と改めて水を向けられて
ひらがな2文字で即答する感じとかw

良し悪しあるにせよ、昨年他の媒体で見られた田辺の打ち出し方は
取材者によってかなり編集されていることがよくわかります。
いったん漂白されて着色されている感じかなw




ちょっとそれる格好になりますが、
マスコミ各位の打ち出し方に
一定のプロットが用意されること自体は
全く問題ないと思います。

たとえば取材対象の言葉をそのまま伝えた時に
収拾がつくのかという問題はありますし。
一方で様々なファンが受け取りやすいキャッチな記事に
仕立てるのも必要なビジネス感覚なわけで。


ただね、「…ですよね?」「はい」という誘導的な取材をもとに
取材する側が書きたいことを書こうとする強要の姿勢はどうでしょう。
正直それは、情報を媒介するという行為そのものの信頼に関わります。
辛辣な表現に映るかもしれませんが、編集と歪曲は別物です。

以前から追い切り後の関係者インタビューにも感じていましたが
特にネット以前の一部マスコミに見る取材力の低下。
大げさではなく競馬衰退の一因になり得る要素です。
語られてこそのケイバ、その語る力が落ちているわけですから。

このあたりが取材対象となるジョッキーによって
きわめて赤裸々かつ無邪気に、そして端的にトークされています。
あの記事はらしくないな、そんなこといってもさ、的な感じですねw
その(おそらく無自覚な)シニカルさに爆笑してしまいました。




田辺にフォーカスを戻しますね。

確かにざっくりな表現が多いのですが
読後感として、ケイバへの真摯な姿勢は伝わってきました。
…おそらく本人、こういう表現をされるのは苦手でしょうw

背中の感触や精神面など、もろもろ解説的なコメントを加えた結果として
「わからない」というんですよねw

そうなんですよ、やってみないとわからないから競馬なんですよ。
最近そうしたストレートな表現に出会っていないとも思い至り
ちょっとはっとさせられました。

田辺のひととなりがよく垣間見える記事と思います。
お金払っても読みたい方は是非。
最近はやりのステマとかではなく、まぁステマでもいいんですけどw
おすすめです。



並行して読んでいた「大穴の騎手心理」でも
田辺が取り上げられていました。

ホストが変わると引き出される言葉も変わりますね。
うってかわって、こちらでは田辺独自の分析が
前面に出た内容になっています。

読んでいて感じたのは
対象の特徴を「シンプルに」とらえる力。

例えば新潟1000mで外が有利な理由について
さくっと「ラチを頼って走れるからじゃないですか」と一言。
シンプルですよね。

詳しくみれば馬場状態などいろいろな要素が複合するわけですが
馬上のスピード感で有利不利を認識して
かつ対処のアクションを可能とするには
このくらいシンプルにとらえていた方がよいのかもしれません。

効率のよい理解、という表現がよいでしょうか。




その判断力は、実際のレースぶりにも表れているものと
勝手に気づいております。

昨秋の府中では、府中牝馬S、富士S、アルゼンチン共和国杯と
3つの重賞で連対しました。

いずれも外寄りの枠にはいり、終始馬群の外&後方追走から
ほぼ直線だけで勝負圏内までもってくるという内容。

事実として、重賞で上位人気に乗ることは
昨年まであまり経験してこなかったはずです。

馬群の外&後方追走が妥当な戦略であるかどうかを
レース中の馬上で判断できるかどうか、は
結果的に試されていたことになるのでは、と受け取っています。
またこれを豪快かつ着実にこなしましたね。


特に府中牝馬S。

道中、インに入る素振りは全く見られず。
早々に切り替えて微動だにしない胆力が垣間見えた、というのは
ほめ過ぎでしょうか。


一方でアルゼンチン共和国杯の3コーナー。

手綱で強く当たらず、腰と膝の屈曲での扶助。
ハミを詰める前の段階的なシフトアップを試みたのでしょう。
乗っていたのは復調途上のオウケンブルースリ。
ジャングルポケットの特性からも、急加速を求めず
長くアクセルをふかす、見事な騎乗と映りました。


あー、一昨年以前では乗っているウマの力が足りない分
インにこだわって着を拾う、というような
コメントをしていた記憶があります。

ウマの能力や馬場状態など、条件に合わせて
その乗り方を変えているなら
機を見て敏に応ずる「補正」する力をもっていると
言い換えられそうです。

エイシンアポロンだと毎日王冠のイン先行から
あっさり切り替えての富士S制覇ですからね。




また、あまりこうした語られ方は見当たりませんが
個人的には「リズムであおる」追い方をする印象があります。

先に例示した3重賞では確認できますが
ウマ自身の首のリズムよりわずかに早く押しているんですよね。
ウマからすれば軽くあおられたような形になるのではないかな、と。

で、このリズムが一定の強さでゴールまで崩れない。
これが大きな特徴と思います。
フィジカルがしっかりしていないとブレますからね。

アニメイトバイオが府中の直線をぐんぐん煽られていく様は
ちょっとエモーショナルですよ。




以前から注目していた、という種類の自慢ができる
クラスタではありません。

信頼感が増したのは、レパードSのタガノロックオン、
紫苑Sのデルマドゥルガーあたりでしょうか。
どちらも負けたレースですが、判断の確かさに注目した次第です。

あー、強くて崩れない追いのリズムでいえば
デルマドゥルガーは必見です。すばらしい。

自分がその評価を絶賛補正中なのですが
いまいまの期待感を書き記しておきたいと思います。
引き続き注目してまいりますよ。




最後に。

ヘンな邪推かもしれませんが、立場を与えると
ちゃんと引き受けてこなすタイプかもしれません。
後の騎手会を背負うかも?ほんとかよw
でもけっこう外していないと思っているんですけどね。
どうでしょう。

できれば、サラブレMobileの時のような
テンションを損なわないでほしいです。

追い切り後のコメントとか、いくつか気になったことを説明したうえで
「でもよくわからない」でよいと思っていますよw
毎週それだとライトユーザーには酷でしょうけどw




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