2012.03.31

24時間後には結果が出ているはずですねー。

ようやくまとまって時間がとれましたので
JBIS-Searchのブログで予習中です。
2012 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート

高揚感を確かなものにするためw
気づいたことを書いておきます。


ロケットマン。
コーツィーでゴールデンシャヒーンなんですね。

アルクオーツスプリントなら
エーシンヴァーゴウとの再戦だったのにと軽い妄想。

スプリンターズS以降は不振が続いているようでしたが
シンガポールで勝利してのドバイ入りだそうで。

昨年の今頃は強いパフォーマンスだったはず。
…おぉ、YouTubeでクリスフライヤースプリントを発見。
馬場が合うかなー。楽しみです。



ビートゥンアップ。

面白い存在です。3戦3勝の4歳セン馬。
シーマクラシックを予定しています。

G3しか勝ち鞍がないのに、ジョン・ムルタの騎乗というのは。
重く捉えすぎかなw

セントニコラスアベイとシリュスデゼーグルが人気しているようです。
が、シリュスデゼーグルは6歳。成績も下降気味のようで。。。
ローズキングダムのジャパンカップで
ナマで見ているはずですが、印象に残っていないんですよね。

BCターフの末脚を見る限り
セントニコラスアベイの人気はうなずけるのですが。
無敗の魅力ビートゥンアップとどんなマッチアップになるのか。

トレイルブレイザー、トゥザグローリー。
いてくれたらなぁ。



ゲームオンデュード。

ワールドカップに出走予定です。

管理するボブ・バファートの心臓発作はTwitterで知りました。
ドバイでの緊急手術の報にかなりびっくりしましたが
現在は快方に向かっているとのこと。何よりです。
現場でレース観れるかもだって。

女性騎手のサザーランドの参戦も含め、
ウマ以外のニュースが目に付いていますが
BCクラシックを逃げて2着。
そう、スマートファルコンと同型なんですよね。

サザーランドは逃げにこだわらない旨コメントしているようですが
どうなりますか。



ソーユーシンク。

ワールドカップ予定ですが、個人的にタペタが向かないような気が。。。
いや、やってみないとわかりませんね。
愛チャンピオンSでスノーフェアリーをねじ伏せた姿、は
いいイメージのほうかなw

フォームが好きなウマなので期待はしています。



日本馬についてはあちこちで書かれていますので
ざっくりと。

意識して外枠を引いたトランセンド。

優先順で枠の選ばせる決め方が面白いと思いつつ
陣営はスタートダッシュのつかなかった前走を懸念しているのでしょう。
内枠から出負けすれば次々と前に入られて
早々に勝機を失ってしまうでしょうから。

問題は二の脚、三の脚で先頭を窺うのかどうか。
日本馬でハナの奪い合い?
2頭の鞍上を見ればその可能性は低そうですけどね。

虎視眈々とするはずのエイシンフラッシュにも期待しています。
内枠が奏功するような、甘めのイメージをもっております。
日本で見られないマッチアップですしね。



リアルタイムで映像は観れないかもなので
昨年同様、JBIS-Searchのブログを催促する流れになりそうです。

あ、Twitterのが早いのかw
切り替わってないですねw


... 続きを読む
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2012.03.30


もともと速報性を期待して見ているせいでしょうか、
Twitterで目にする訃報は必要以上に驚きが増すように感じます。

モンジュー死亡。
死因は敗血症による合併症とのこと。

@Coolmorestudのツイートがリツイートされていました。
シンプルかつ、ほのかに誇り高いトーンを感じ取っています。

Montjeu, the highest-rated racehorse ever by the great Sadler’s Wells has died this morning at Coolmore Stud



おそらく日本の競馬ファンはエルコンドルパサーとの対比で
記憶していることと思います。
もちろん自分も。いまだ鮮明です。

あのロンシャンの極不良馬場での追い込みを
当時のマスコミは「欧州の意地」と表現していたはずです。
多分に惜敗した日本側の視点ですけどね。

でもその言葉が忌避されずごく自然に流通していたのは
それだけ見事な末脚だったことの証左であると受け止めています。
すごかったもんね。



もうひとつ自分の記憶に鮮烈なのは、その翌年のキングジョージ。
最後方待機から終始馬なりで差し切る圧巻のパフォーマンス!!

映像はYouTubeで確認できますし、当時は
主要な海外G1をピックしたDVDが発売されていましたので
そちらでも確認できるはずです。今探せるのかな。

エアシャカール(!)が苦も無くひねられ
ファンタスティックライトが追走で目いっぱいになる姿。

個人的にはこの1戦は、ファンタスティックライトの評価に
水を差すものになっています。

エミレーツワールドシリーズのチャンピオン、といわれても
モンジューにあの負け方をしたしなぁ。と思うようになってしまい。。。

ファンタスティックライトとガリレオの一騎打ちも
ステイゴールドのシーマクラシックも
テイエムオペラオーのジャパンカップも。

「でもモンジューよりはなぁ…」って思ってしまうのは
おそらく不幸ですよあーもったいないw



先ほど映像を観返しました。やっぱすごいわ。
キネーンのクールなプレッシャーも合わせてw
おすすめです。



父サドラーズウェルズのような
"sire of sires"という評価までには至っていませんが
産駒はすでに種牡馬として活躍していますからね。

日本の芝にはあまり合いそうなイメージはありませんね。
藤澤厩舎、水色の勝負服でたまに見かける程度でしょうか。

代を重ねて変わってくるなら、またそれは別の楽しみになってきますね。



…ジャパンカップで生で見たのは大学の時か。
自分も年を重ねたな、と感慨にふけりつつ。

お疲れさまでした。合掌。



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2012.03.25


終わってみたら、カレンチャンでした。

ここ3週ほど、週末に天候が崩れるサイクル。
馬場状態とともに予想もいっしょに崩れてましたがw

結果的に日曜のメインには良馬場に回復。
直前まで展開予想を補正する脳内のドタバタっぷり。
今週も同様に振り回された格好でした。
…ぶれない予想が理想的なのかなーw


土曜の時点ではいろいろなイメージを持っていました。

今の中京に対する鞍上の理解を重視して、
レジェトウショウやアポロフェニックスの立ち回りに期待しようかな、とか。

必要以上にパワーを要する場合の、エーシンリジルの積極策とか。
外差し傾向が強まった場合のアグネスウィッシュとか。
荒れ馬場でも終いのラップを踏ん張ってくるグランプリエンゼルとか。

…まぁ、絞れてないってことなんでしょうけどねw


ただ、カレンチャンとダッシャーゴーゴーは
追い切り映像と枠順を見た時点で重視と判断。

これまでのパフォーマンスからすれば、
エーシンダックマンがつくるであろう平均ペースに乗った
前残りは十分考えられるシナリオですのでね。


一方で、1番人気のロードカナロアは
最内枠を懸念材料と捉えていました。

少しでも控える戦略を取った瞬間に
馬群に包まれて直線出られない、という
悪循環をイメージしていましたので。

勝負するためにはスタートをポンと出すことと
どんなペースでも前々で展開できることだと考えていました。
強気にポジションを取り続ける戦略ですね。

こうしたウマのリズムよりポジショニングを優先する騎乗は
あまり鞍上に向いている印象がないんですよね。
そのため評価を下げていました。


で、当日の9R、10Rを確認。
グリーンベルトのような内馬場バイアスを感じ取っての
ダッシャーゴーゴー本命。。。

なんでしょうね、この博才のなさはw

…いや、坂を上がってもうひと踏ん張りできるかは
確かに未知数だったのです。
が、前々から押し切る流れをイメージしてしまいましたw
押し切るならカレンチャンでよいのにねw
ダッシャー、調子よさそうでしたからね。

外を回す差しウマと追い込み脚質のウマは
直前でばっさり切りました。
これだけでも収穫だったでしょうか。



カレンチャン。

勝因は鞍上の積極策と見ています。
先週とは全く異なる、見事な判断からのプッシュでした。

自分はマジンプロスパーの後ろに入れて
直線ひとつ外に持ち出すのかな、と思っていましたが
しっかり主張して前に出させませんでしたね。

レースラップです。
12.2-10.6-11.7-11.6-11.7-12.5。

比較として昨年のスプリンターズSはこちら。
12.0-10.2-10.8-11.2-11.5-11.7。

異なるコース、馬場状態は異なっているものの
ラップのバランスは相関しているように見えます。
カレンチャンは比較的似たバランスのラップに乗って
春秋連覇を達成したようですね。


ただ、戦歴的にも能力的にも
これ以上を望むことが可能だろうかとも思えました。

無責任な期待をするなら際限ないんですよね。
ロイヤルアスコットでブラックキャヴィアが待ってるんじゃね、とか。

個人的に、これ以降は引き際をイメージしながら、できるなら
その時期をファンと共有しながら進めて欲しいと思っています。



ダッシャーゴーゴー。

どうしても4コーナーでは
ウマなりなのに前がかり、という姿になりますね。
手ごたえを見ると「勝った!」と思ってしまうのですが
そこからが。。。

鞍上は「最高の競馬ができた」とのコメント。
このウマにはこれ以上ないのかな。
あとは展開の助けが必要なのでしょうね。



ロードカナロア。

特に前半の進め方は理想的だったと思います。
最後は力負けと理解したほうがよいでしょうか。
鞍上のコメントには「ねじ伏せられた」という表現。

ただ、勝ち鞍は京都1200に偏っていますからね。
これからのローテーションで真価が問われると
考えたほうがよいかな。

少なくともヘンに下げるような展開でなくてよかった。
今後に期待したいと思います。



最後に。

予想の時点から、結果を見てもなお思うのは
阪神1400のイメージが重なることです。

コースが違いますから馬群の詰まり方捌き方は異なるにせよ
サンカルロの伸び脚やマジンプロスパーの粘り込みは
阪神1400の進め方に似ているような気がしていまして。

中京コースが研究されるほどに
傾向が変わる可能性も多分にありますが
いまいま感じたイメージは書きとめておこうと思います。



最後の最後に。

過去10年のラップはまとめませんでした。
コースが全然違いますからね。
来年まとめてもよいのかな、と思っています。

…単なる不精といわれても否定は出来ませんけどw


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2012.03.20


グランデッツァ、奇麗な勝ち方でした。

大外枠から終始中団の外をまわり、そのまま押し切りました。
馬場状態からすると外寄りのバイアスに見えましたので
外枠は奏功した形でしょう。

それにしても、道中いい具合で我慢が効いていましたね。
追走する口元にじんわりと、確かな覇気がみなぎっていました。
言葉が悪いのは承知で、どこかの4冠馬に見習って欲しいところですw

4コーナー。つまづくマイネルロブスト、もたつくアルフレード、
そしてエネルギーをロスし続けたディープブリランテ。
グランデッツァの手ごたえは対照的でした。
勝者のそれでしたね。

4コーナーで大きく外に張り出したブリランテ。
押し出されるようにひとつ外に振られた格好になりましたが
その後はまっすぐ坂を駆け上がりました。

力強いフォームでしたねー。
ラジオNIKKEIまでのイメージは、華奢なタキオン。
ひと冬越してたくましくなったようです。

重馬場の皐月賞トライアル。
外から伸びる姿にタキオンの弥生賞を思い出しました。
あの時はもっと酷い馬場でしたね。
ぜひとも、無事に。

ゴール手前から鞍上はガッツポーズでした。
続報を目にしていないのですが、イタリア競馬、
年明けからストライキにはいっているそうです。
その分も力が入っていたのでしょう。

ミルコは皐月賞まで騎乗とのこと。
その後は手が戻る?厳しいかなぁ。



ディープブリランテ。

共同通信杯の投稿で書いた懸念そのままの内容でした。

ウマの前向きさからでしょう、スタートから
スムーズに好位まで進めましたが
1コーナーで内に入れるあたりから
口を割って力む姿を残念な気持ちで見守っていました。

ほらやっぱり、という揶揄ではありません(ちょっとはあるかな)。
こんなことでドヤ顔しても楽しい気持ちにはなりませんし。

あれだけ力んで3着以降を引き離していますから
常識に叶えばぶっちぎっている、という想像も可能です。
が、この種の「if」はそのままで終わることのほうが多いわけで。

強い2着と評価されるのでしょうが
1着の望みが限りなく薄い2着、と映っています。
残り時間、巻き返すため出来ることは何でしょうか。



レースラップです。
12.9-12.1-12.5-12.4-12.2-12.2-12.2-11.8-12.4。

前3頭が飛ばしたように見えますが、前半のラップはそこまで上がらず。
その3頭の失速ぶりを考えると、追走する方も堪える馬場状態だったでしょうか。

含水量は変わっても、皐月賞までは
荒れた馬場のままでしょうからね。
きれいな良馬場向きのフォームでは厳しい印象です。

1、2着馬の伸びは抜けていましたので
本番に向けて馬場の懸念は少ないでしょうか。
弥生賞組より、スタミナの裏づけも整ったと思います。



その皐月賞。

毎日杯を残していますが、勢力図が固まってきました。
若葉Sで順当に勝ち上がったワールドエース。
そしてこのグランデッツァの2頭が人気を集めるでしょうか。

個人的にはこれにゴールドシップ、
毎日杯のパフォーマンス次第でヒストリカル、
そして悩ましいディープブリランテまで加えて
中心をどこに取るか検討することになりそうです。

馬場状態を把握しないと当たらないだろうなー。
枠順だけでは判断できないでしょうね。

あー、少なくとも昨年末に
「ジョワドヴィーヴルがダービー目指す?」などと
軽口を聞く状況より、はるかに面白くなっていると思います。

…皐月賞当日は法事の予定ですが
いやいやそんなことは言ってられませんw


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2012.03.19

オルフェーヴルの敗戦に目が行きますね。

3コーナーの逸走、その後のリカバリーから大外まくりという展開は
かつてないスペクタクル。

…いや、確かに見ていて興奮はしました。
不利な場面からの逆襲は、他のスポーツでもテンションの上がる瞬間でしょう。
ウマの能力の高さを示したとも思います。

でもなー、全面的な肯定はしかねています。


気になっているのは1、2コーナーで先頭に立つまでの間。
スタートから終始前にウマを置かない展開でした。

確かに大外からのスタートでは難しかったかもしれませんが
前にウマを置かないのはあえて課した戦略だったのでしょうか。
もし戦略だったとしたらけっこう高リスクなトライアルだったと思っています。

戦略そのものが悪いとは思っていません。
ただ想定以上に裏目にでたと推察します。

…なんといいますか、戦略じゃなかったとは思いたくないんですよね。
無理に抑えた最後方と、気負って押し出される先頭と。
目標に対し、どちらがリスクが高く、その後に負の影響を残すのか。
事前に量りにかけてシミュレートする周到さ、は信じていたいのですが。

リスクを低減する戦略ではなかったということなのかなぁ。
スタートからの挙動を見る限り、後方で折り合う意図は見えませんでした。


そして3コーナー逸走の理由。
様々に憶測できますがはっきりわかりません。

鞍上やトレーナーのコメントでは
外ラチの方にウマの意識が向いていたそうです。

自分は少し違う印象を持ちました。
パトロールを見る限り、3コーナー手前に鞍上が軽く手綱を引いています。
4冠馬はこれが「STOP」のサインだと誤認したように見えています。

その後馬群が押し寄せたため外に逃げるような格好になり
鞍上の再びのGOサインでファイトバックした。妄想かしらねw
あくまで私見ですが、そのように見立てています。

レース直後は、鞍上が意図的に馬群を前にやって
目標を前においてから再加速したのかな、などと
超ミラクルな認識をしていたのですが、それは違うようですねw


過去のオルフェーヴルのやんちゃぶりから
また「悪癖」がでてしまったと評価されそうですが
今回のそれは少し趣が異なっている印象です。

1週目のスタンド前からファイトバックまでの間
4冠馬の耳はずっと前を向いています。
フィジカル的にもメンタル的にも十分すぎるくらい
余裕があった中レースを進めていたはずです。

この余裕に対して鞍上のコンタクトが
明確なリーダーシップをもっていたのか。

最悪、これで鞍上スイッチもありえると思います。
結果が出なかったことと、効果的なリードができなかったこと。
この両方が十分な理由になりえるでしょう。

ただ、鞍上スイッチで解決できる問題かというと。。。

3週前の帰厩という調整過程、そもそもの育成方法、
日本のエクササイズライダーの技術全般など
少し広範に語らないと冷静な議論にならないようにも思えます。

今回について言えば、リカバリーの所作を評価しての
コンビ続行もありうるシナリオと思っています。


どこまでが意図した戦略だったのか、これは
今後の陣営を見守るしかないかな、と思っています。
それが「応援」する姿勢でしょう。

マスコミの皆様は別ですよ。
どなたがそれをできるのかはわかりませんが
しっかりした取材を元にした、然るべき場での批評記事を
目にしたいと思っています。

楽しみ方のわからないエンターテインメントに
陥ってしまわないためにも。
生業にされている以上、お願いしたいと思います。



あー、ひとつ重要な指摘を。
個人的には少し面白さを覚えていたりもします。

不安定な4冠馬、次は折り合いがつくのか?という点は
下世話な面をもちつつも真剣に考えなければいけませんから。

じゃあ例えば乗り手の技術は検証されなくてよいのか、というとそれはNOです。

急にあらゆる問題がきれいに解決はしないでしょうし
解決させること自体は最終目的であるとも楽しさの演出であるとも思っていません。
いまリーチできる情報の範囲で感じる面白さであると理解をしています。
それはそれで堪能したいなと。

これまでにない3冠馬、と以前評したつもりですが(うろ覚えw)
例えばディープインパクトとは期待のかけ方が違っています。

いま見たいのはオルフェーヴルですからね、
それはそうなのだと再確認しているところです。



さて一方で、ナムラクレセント。

1週目の直線手前でオルフェーヴルを交わす戦略。
非常にクレバーな、いい意味でいやらしいタイミングと受け取っています。

直線はどうしてもスピードが上がりやすいですから
1週目だと加速したくない人馬が多いはずで。
その手前で先手を取ってしまうのは
長い直線を使ったマイペースでの減速を容易にします。
その後のペースも握りやすいでしょう。

単にオルフェーヴルをあおるだけでなく
展開にかなりのアドバンテージをもたらす可能性がある
見事な戦略だったのではないかな、と。

唯一にして大きなリスクは、早めに他馬に並びかけられること。
その可能性は低いと計算したように推察しています。
他馬は折り合いのつく範囲でしたからね、
4冠馬が道中先頭を窺う可能性は低いと読んでも
不思議はないかな、とも。

結果は3着でしたが、相手の弱点を着く
見事なアクションだったと思っています。



最後に。
勝ちウマを褒めていませんでしたw

ギュスターヴクライの折り合いは今後も武器と思いますし
オルフェーヴル逸走からの鞍上の冷静さもまた目立っていたと思います。

ただ、レースラップ。
13.3-12.3-13.3-13.6-12.4-12.7-12.3-13.9-13.2-12.2-13.2-12.1-12.0-11.9-13.4。

ラストが13.4かかったことをどう受け止めるか。
天皇賞までの課題になりそうです。


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2012.03.16


JBIS-Searchで興味深いコラムを見つけました。

書かれたのは南関東版日刊競馬の編集をされている小山内さん。
日刊競馬、大井に行くときはよくお世話になっていますw

コラムの内容はNARグランプリの選考について。
小山内さんはその選考委員をされています。
馬ミシュラン 第39回 『タイトルか内容か』

2011年から年齢別(2歳、3歳、古馬)の最優秀馬を
牡馬と牝馬と分けて表彰することにも触れられていますが、
なにより興味深いのは、その選考の経緯が記されている点。


特にナイキマドリードとラブミーチャンの
最優秀短距離馬をめぐる経緯は面白いですねー。

コラムのタイトルは「タイトルか内容か」なのですが
ついにどちらも捨てきれない、というせめぎ合いは
なんとも頼もしく。

年度表彰は、ある意味では
競馬はここを評価してできているんですよ、という
付加価値のスタンダードな在り方を示すわけで。

しっかりと難航してくださいました。
うらやましくも、その心労お察しいたします。



結果的にはタイトル(さきたま杯)が重視されてナイキマドリード。
最後は座長判断だったようですが、その判断基準、
個人的には腑に落ちるものでした。

どこまで俯瞰された上での結論かは読み取りきれなかったのですが
年間通じた活躍より重賞1つという結論。

その是非は人によって分かれるでしょうが
この結論が示す重点は
より「格」付けの高いグレードレースを制することの価値と
善戦よりも「勝利」を重視する価値。

重視されるべき付加価値が伝わる
見事な沙汰と思いました。



こういう、少人数でのジャッジもよいものですね。

1999年まではJRAの年度代表馬選考でも
審査委員会での審議がルール化されていたようです。

過半数の得票がない場合に委員会にかけられていましたが
審査委員のジャッジが問題視された経緯もあるようですね。

あまりこの点には関心を払っていなかったので
リアルタイムの記憶がないのですが
1999年までということは、エルコンドルパサーの一件も
だいぶ影を落としたのかしら。



こうした選考に携わる方に望むのは
付加価値を高めるようなジャッジだと思っています。

そこにある期待は、個人的な思い入れの深さの表明より
知見の深さとそれを支えとした「競馬」の価値を
俯瞰する態度であると考えています。

間違っても個人のイメージを持ち込んで
競馬の付加価値を消費するような一票を
投じてほしくはないですね。

競馬そのものが付加価値ですからねぇ。
一票を投じることは競馬という付加価値を増減させる、というくらいの
心意気で臨んでほしいなと。



まして今年のドバイWC。
スマートファルコン、トランセンド、そしてエイシンフラッシュが
同じ舞台で雌雄を決するわけで。

最優秀古馬牡馬にダート馬が選ばれたことってありましたっけw
…あー、もはやトラック素材で端的な優劣は決められないでしょうかね。

既存の価値や思い入れを持ち込むだけでは
妥当な投票は難しい時代を、すでに迎えているのでしょう。

そんなこんなで、このご時世に
真摯な議論で選考が難航するのは
極めて健全かつ頼もしく映った、という次第です。



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2012.03.11


震災からちょうど1年。
14:46は南武線の車内におりました。

一部私鉄は同時刻に運行を止めたところもあるようですが
南武線はごく平常運転。
弔意をどのように表すか、という点で
どちらが正解ということはないでしょうね。

いま「できること」をしなければ物事が前に進まないのは確かですが
各個人のいま「できること」だけに発想が留まってしまっても
新しい仕組みは生まれにくいと思っています。

…震災復興に限らないでしょうかね。
けいばの存続にも同じことが言えるかもと
書きながら気がつきました。

まずはお悔やみから。
静かに車中で黙祷いたしました。



パークウインズ府中でごく普通に馬券を買いました。
急に行動パターンは変わりませんね。

フィリーズレビュー。
少しだけ「イチオクノホシ」という語感に
思いを託した結果でしょう、馬券は空振りに終わりました。
…ええ、こちらもごく普通ですw

ただ石橋脩の進路取りは非常に見事だったと思っています。
主戦が落馬負傷のための当日乗り替わり。
一報を目にしたときは失礼ながら買い目から外すことを考えました。

思い留まったのは極端に後ろからの競馬は
しないであろうとイメージできたこと。
これまで観てきた石橋脩クオリアが判断を促しました。
「信頼」ということでしょうね。

それにしても、レースの運び方は期待以上でした。
スタートから押して出していって、中団の外目から馬群の内側へシフト。
4コーナーで馬群の内から外へ張り出すようなポジショニングでした。

直線に向いてから外へ切り返すタイミングも絶妙。
外々を回っても圏内までは差し込んでこれると見込んでいましたが
あの馬場には少しきれいな走り方だったかもしれません。
最後はアンカツの年中腹をくくったかのようなw最後方強襲に屈して4着。

勝ったアイムユアーズも2着ビウィッチアスも
4コーナーの動き出しまで内ラチにべったりですからね。
外枠の不利を払拭するコース取りと受け取りました。

位置取りが異なってはいますが、直線入口の持ち出し方には
武豊と石橋脩に同じクオリティを感じています。
満足しましたよ。見事な代打でした。

どうも1、2着はこの条件がぴったりのような印象です。
タイムが全く参考になりませんが、まだアネモネSのほうが
本番につながりそうな気がしています。



あとはこの土日で気になったこと。


中山牝馬Sのコスモネモシン。というよりその鞍上。

土曜とは異なり、雨上がりの中山芝コースは内から乾いていったでしょうか。
それまでの芝レースの結果を見ても
前に行ったウマが有利でしたからね。

先行できて荒れ馬場を大きく苦手としないタイプ。
追い切りの躍動感を加味してネモシンを軸にすえたのですが
スタートから先行する意思を全く示さず。
後方3番手から大外を回して掲示板を外しました。

結果がでなかったからではなく
この土日については、展開の決め手になる要素は
馬場状態からくる位置取りではなかったかと。

前残りの展開を狙いやすい馬場状態で
どうして待機策だったのでしょう。

パドックからテンションが高かったことを気にしたか、
前走が若干かかり気味の先行だったことがネックになったか
陣営からの指示だったか。

いずれにせよ、負荷の少ないスタートダッシュではありました。
リスクを負って前に押し出さなかった判断、
ここでの結果を無理に求めなかった判断がどこで実を結ぶのか、
ちょっとイメージがしにくいと感じています。

あくまで今後の予想の要素として、ですが
そういう判断をする癖をもったジョッキーなのか、という点も
少し気をつけてみていこう、とも思っています。



アネモネSのエクセラントカーヴ。

相当ストレスフルなゲート入りでした。
前走のクイーンC3着も
過剰なストレスを推進力に変えたような走りでした。

外野からの見解というのは重々承知していますが
ウマの気持ちが壊れるかしぼんでしまう前に
休養が必要と受け取っています。

おそらく、春のクラシックを諦める期間は必要になるでしょうから
なかなか力の要る決断でしょうが、素質馬と思いますのでね。
少し長く見て欲しいと思っています。



最後に。

レディアルバローザ。の鞍上。

トレーナーからの指示があってのの逃げだったようですが
見事なエスコートでした。

1コーナーの入りまでに先頭に立てるイメージだったようにも見えましたが
(だいぶ手が動いていたので、思ったより加速しなかったかな)
そのまま先頭に立つまで押し出していったこと。
先頭に立った後ホエールキャプチャがかかり気味に並んできた際の対処。

そつのない、かつ隙のない騎乗は
信頼をつなげるものと思います。お見事でした。



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2012.03.07


一報はTwitterで確認しました。

ここひと月くらい飼い食いが落ちていたという関係者コメントも目にしました。
25歳という年齢を考えれば、大往生といってよいのでしょう。


「トウケイニセイ基金」が設置されたのは半年くらい前と認識しています。
馬主さん(お医者さんだそうです)が震災のため病院を継続できなくなり
その後の費用をねん出することが基金設置の動機だったようです。

どの程度集まったのかは伝わっていませんが
全国に呼び掛けてこれに応えるファンがいるという事実が
その存在感を示していますね。


俗に地方交流元年といわれる、96年以降のダート戦線は確認していますが
トウケイニセイのリアルタイムには間に合っていません。
その強さは雑誌や書籍などで追体験するしかありませんでした。
Webで情報収集など、ありえない時期の話。

その頃の乏しい情報ソースのためでしょう、
メディアで語られた「岩手の雄」トウケイニセイは
そりゃあかっこよかったw

きっと全国に散らばるファンも
そうしてヤラれていたのでないかな、と邪推しております。



中央のファンからすればハイライトは
やはり95年の南部杯になるでしょう。

当時の中央のダートチャンピオンは、ライブリマウント。
鞍上石橋守は、いまでこそメイショウサムソンとセットで語られますが
その当時は「ライブリマウントの」という枕詞がノーマルでした。
なつかしー。

名古屋、京都、東京、大井、旭川。
95年の破竹の快進撃は、まさに全国統一のそれ。

交流競走自体が少なかった時期ですので
フェブラリーS、帝王賞と連勝した時点で、残る目標は
未対戦の岩手のアイツだ、という空気になっていったようです。

…伝聞形式がなんともくやしいですねw

そうそう、この種の盛り上げ方は別冊宝島が上手でした。
別ジャンルと引っかけて、比喩的に(かつ下世話に)語る
エンターテインメント本としては秀逸なシリーズです。褒めてるのかw
いまでも読み応えあるはずですので
BOOKOFFなどなど回遊してみてください。



戦うべき相手を求めたライブリマウント。
これを迎え撃ったトウケイニセイ。

当時は非常に珍しい中央からのチャンピオン来襲。
(ホクトベガのエンプレス杯も相当珍しいケースだったようです)

初年度産駒によるサンデーサイレンス旋風の真っただ中、
「ダート」自体にステータスのなかった当時の
南部杯の事前の盛り上がりは局所的かつ異様だったことでしょう。


…ただですね、肝心のレース映像は、実はそこまで
強いインパクトを覚えていなかったりします。
いや、違うんだって。disってないってw

脚元の弱さから遠征をしなかったトウケイニセイ。
そしてこの対決時は、いまでいう8歳。
ライブリマウントとは4歳差ですからね。
ベテランの最後の大仕事、という位置づけでもあったわけです。

レースはトウケイがじりじりと引き離され、3着。
勝負に行った分の3着、と認識しています。



当時の自分が学んだのは、レースでの高パフォーマンスよりも
それまでのプロセスが高揚感を生むケースがあること。

だからこそ、リアルタイムで味わいたかったという
いわれのない後悔をずっともったままですし、
肝心な時はナマじゃないとダメ!という枷を
いまだに自分に課していますし。

あー、それ故ですね、鞍上つながりでもありますが
メイセイオペラのフェブラリーSは
しっかり現地で確認しています。



いま、こういう盛り上げ方のプロットでは
あまり高揚しにくい環境なのかな。
良し悪しあれど、当時はもっとファンタジーな語り口が
あちこちで見られましたからね。
イメージのインフレーションと言いますか。

自分にとってトウケイニセイは最も近しい時代の
ファンタジックなチャンピオン、なのだろうなと
仕事帰りにふわふわ思い巡らせておりました。





データベースは、ひとが情報を引き出す瞬間に
温度を獲得するのでしょうね。

南部杯の決定的な3着を除けば、見事な戦歴がそこに残っています。
全競走成績|トウケイニセイ

いまの地方交流のレース体系ならどんな戦歴を残したでしょう。

お疲れさまでした。あれからまもなく1年でもあります。
東北のケイバ、見守っていてください。合掌。



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2012.03.04


ジョワドヴィーヴルの敗戦、というインパクトが強いですねぇ。

レース映像を何度か観返しながら
読み取れることを整理していました。

レースラップです。
12.7-10.9-12.1-12.3-12.2-12.2-11.3-11.8。

ポイントは12.2-11.3の加速地点かなー。

映像を観る限り1000m通過後の4コーナー、直線を向く手前で
ジョワドヴィーヴルの手綱に遊びが見られました。

直線に向いてからは進路を確保するまでに2、3回切り返す時間。
そして内に進路を取ってからのスパート。

この間に外からハナズコールが
直線を目いっぱい使って差し切りました。

若干外差しの馬場、そして進路が開けてから
瞬間的なスピードアップができなかったこと。
敗因はこのあたりに凝縮されているように見えました。


この戦略を取った鞍上。

どうやら馬群を割ってくる経験を求めていたようです。
ジョッキーの独断とは思えないのですが、どうでしょうね。

同時期の姉のような、外々を回して
ロングスパートでねじ伏せる乗り方ではない、
理想的な戦略の模索であったのでしょう。

ただ、レース後のコメントからは
返し馬から前走と異なる手ごたえを感じていたようで。
それを踏まえた戦略をとるつもりがあったのかが
引っかかりました。



あくまで、敗因探しと鞍上の揶揄は別物と考えます。
あくまで、それを前提に。

ここのところの福永祐一。
特に切れを身上とする有力馬の乗り方に
目の前の勝利よりも、次走以降を見据える達観が
レースの組み立てにあたり強く勝ちすぎているような印象があります。

レースを通して学ぶことを否定するものではありません。
ただ、目の前のレースに対する執着との葛藤が見えにくい騎乗は
端的に観る側の興奮がひとつ下がります。

それも折り込んで馬券を買えばいいんじゃないか、という意見もあるでしょう。
確かにひとつの見解と思います。

これは自分の個人的な見解に留まるのかなぁ。
目の前の勝利と、今後に向けた経験と。
どちらをとるか、ではなく、どちらもでしょう。
この「Which」に対する回答は「both」であってほしいのです。

トライアルなりの結果を求める姿勢。
直前にウマの調子を感受しているのなら、
それに見合ったレースの組み立てがほしいというのは
贅沢な望みでしょうか。

ユーイチだからこそのエキサイト感。
「期待感」と言い換えられると思います。
まだこれが足りないのでしょう。
ヘンにdisるより厳しい指摘かもしれませんが、ほしいですね。



調子を上げていく途上にあって
苦手な急加速を求められたディープ産駒。
ジョワドヴィーヴルの巻き返しは十分期待できると思っています。

ただし、勝ったハナズゴール。
フロックではないでしょう。

1強ではなくなるかな。
少し楽しみが増えた格好です。




最後に。

昨年の阪神JFは加速のタイミングが1ハロン早いんですよね。
12.6-11.1-12.1-12.2-12.2-11.7-11.0-12.0。

このあたりが本番に向けた読みに大きく影響を及ぼしそうです。




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