2013.01.28


メイショウマシュウ、見事な追い込みでした。

昨年はシルクフォーチュンがいましたが、今年は兄がいましたね。勝つためというよりあくまで持ち味を活かす位置取りだったと推察しますが、4コーナーから坂にかかるまでの落ち着いたコース選択は鞍上の胆力の賜物と思います。5番人気という評価の程度も頃合だったでしょうか。

レースラップです。
12.5-11.5-11.7-12.3-11.9-11.8-12.0

そして昨年のシルクフォーチュンはこちら。
12.5-11.2-11.6-12.1-12.1-11.8-12.2

ラップのバランスは似ていますが、今年の方が前半のラップはいくらか緩め。ダイショウジェットは昨年の出来にはなかったでしょう、トシキャンディがすんなりハナを確保してペースは落ち着き気味と見えました。

そのトシキャンディ。近2走が前傾ラップで大敗。プロキオンSを押し切った時とは異なる、落ち着いた先行策を取るだろうというのが事前の見立てでした。後続を引き付けた展開では結果を出すのは難しいだろうという見立てもあり、当初はちょっと穴かなと期待していたのですが最終的に評価を下げました。

ガンジスはダイショウジェットに直線まで連れて行ってもらう格好。満を持して抜け出すほぼ完璧な展開だったと思います。昨年のトウショウカズンがこんな流れでした。前走の勝ち方からここまで勝負できるとは思っていなかったのですが、最後まで脚色はよかったですし、前後半の3ハロンが全く同じ35.7。どうして1番人気らしい前受けでした。


パドックではメイショウマシュウとテスタマッタの出来がよい印象でした。メイショウのコンパクトでコロンとしたシルエットは父アドマイヤマックスの面影を見るに十分。キビキビとしたいい周回でした。テスタマッタは小足が混じる周回。どうしても気性がネックと思っていましたので、予想では重視しない判断にいたしました。そう考えると、パドックの印象そのままにメイショウマシュウ本命でよかったんですけどねーw

予想的には出来と展開と鞍上をまぜまぜして、トウショウカズンを軸に据えてしまいました。スタートからすっと3、4番手がとれれば昨年のリプレイかな、と思っていましたが、結果的に切れ負けの印象。3コーナーを待たず、控えめな位置取りにいやな予感を覚えちゃいましたが、悪い予感は当たるものですw

ダイショウジェットの出来を低く見積もったときに、よりペースが落ち着く方に予想のバイアスを補正すればよかったなーとか。結果、柔軟さを欠いた消極的な予想になりました。ちょっと後味がいまいちですね、ふぅ。


あぁ、ストローハットは残念でした。立て直せるといいのですがどうでしょう。馬を止めてその場を離れる田辺Jのシルエットはかなりうなだれているように見えました。

そのストローハットとガンジスは馬体の容積が少し物足りなく映っていまして。4歳という年齢もあるでしょう。来年の今頃にどのくらいパンプアップしているか楽しみだなーなどと思っていました。ガンジスの見立てはフェブラリーSで思い出せるようにしておこうと思います。


そのフェブラリーSに向けてとなると今回の結果、うーんどうでしょう。一昨年の勝ち馬セイクリムズンが僅差の3着。この物差しで見積もるとなかなか評価を上げづらい1、2着ではあります。フェブラリーSの前哨戦というより、1400m巧者決定戦といった方がピンと来る印象もありますし。

ニホンピロアワーズ、ローマンレジェンドが回避する一方、カレンブラックヒルが出走の意思を示しています。同型でシルクフォーチュンも控えていますし。この段階では展開のイメージはしにくいですね。また、これを書いているうちに日付変わって月曜になっていますが、東京は明け方に雪の予報。当日の馬場状態にも左右されるでしょうねー。難解さの上増しは楽しさの上増しと心得ましょうか。



最後に。

根岸Sだけと決め込んで悪友と現地観戦いたしました。パドック脇でコーヒーをいただいていましたが、あのあたりはちょうど日陰なんですよね。春の府中だと木陰になってちょうどいいのですが、過ごしやすさにはもう少し季節を待たないといけません。

トシキャンディの可能性、前半のペースなどなど検討しつつ、メインまで駄話を決め込んでおりました。ダンチヒ系女子がどうとかw ほんとにしょーもない30代w ちなみに自分は角居式エクササイズで柔らかグラマーなブライアンズタイム系女子を素敵に思っていますが全くどうでもいい話ですねw


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2013.01.25


正直、静観をしておりました。

なんといいますか、辺鄙なブログでつらつら物を申しても実効性がアレだし、ガヤをやるならもっとポジティブな方がいいよな、などと思っていました。年末のご挨拶で、来年はわくわく感を大事にした内容で書きたいな的ポストをしたばかりでもあり、だいぶ躊躇したんですけどね。いまいま考えていることには違いないなーと思い直しまして。タイトルの件、自分なりに考えているところを書いておこうと思います。

あー、柏木さんのコラムに勝手に煽られてしまった面もありますね。「東海Sあたりを軽く回顧してお茶を濁したい気分」といわれてしまうとねw 自意識過剰1000%ながらこのブログのことかな、とかw そんなことないってお茶を濁すつもりはないって、という要らぬ言い訳をしつつ、集保をひとりにはさせん!という謎の責任感もコミコミでお送りできればと思いますw そのコラム、勝手ながら紹介させていただきます。
netkeiba.com 重賞レース回顧 アメリカJCC


あ、以下はあくまでひとり分の着想ですので、アラも多いことと思います。あくまで参考程度とお断りしつつ、書き散らしておきたいと思います。



まず、起きたことを整理するのに、落ち着いたトーンできちっとまとめられている記事に出会いましたので、顛末はこちらで。紹介させていただきます。
編集員通信 競馬ブックweb セーフかアウトか

JRAの解説も記しておきます。
失格・降着のルール


議論の対象となるルールはこうですね。「その走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していたと裁決委員が判断した場合」に加害馬の降着が認められます。そしてJRAの説明事例に沿うなら、被害馬が被害を受けた後、ゴール時点で加害馬と僅差になるくらい巻き返している必要があるようです。

今回でいえばトランスワープは、被害を受けた地点からゴールまでの距離で相当なファイトバックを要求されることになります。ダノンバラードと脚色が同じ、くらいではハナ差アタマ差まで巻き返すことは不可能でしょう。そう考えると、降着の判断がされるためには、よほどの実力差、巻き返しに必要な絶妙な距離なと相当にレアなシチュエーションが前提になります。とすれば、実質的に降着処分はほとんど起きないルール設計がされているといえそうです。

言い方を変えるなら、どちらかというと被害馬の背中をどの程度押すかという仕組みであって、加害馬の悪質さを認定する仕組みではない、というところでしょうか。

一方で、競馬の安全とラフプレー防止の点から加害馬の騎手への制裁を厳正に…というルール説明も確認できます。でもこれはあくまで未来に向けた抑止策であって、いま不利を与えてしまった馬の関係者にそのレースの結果に対して直接制裁を科す仕組みではないんですよね。「やり得」という言葉を見聞きするのはそのためなんだろうと理解をしているところです。

起こってしまった不利を罰する実質的なジャッジの不在。そういっても過言ではない状況だと理解しています。これに反発するならそもそものルール設計の話に及ぶでしょうね。それはひとつの見識と思いますし、然るべき場と言葉を用いた議論を見たいとも思っています。ただし、今回の自分のポストは極力現行のルール設定を前提に語るつもりでおります。でないと相当とりとめのない議論になってしまう予感がしておりますので。



そもそもラフプレーの弊害はなにか。AJCC以後、自分はこのあたりを考えていました。弊害がなければ容認でも黙認でも構わないですものね。

フェアプレー自体への期待はあると思っています。関係各位がもっているであろう正々堂々という価値観を満たすことは勝負事を見守る心地よさのひとつでしょうから。ラフプレーはその裏返しということになりますし、フェアプレーへの期待に反することがラフプレーの弊害のひとつと思っています。

しかし最大の弊害は、精度のある予想行為がままならなくなること、ではないかと考えています。

ラフプレーが半ば常態化していくことを想像してみてください。そんなレースをどう予想するか。不利を受ける、不利を与える可能性を組み込んで予想する必要に迫られたとき、精度を保った予想は可能でしょうか?いつ不利を受けてスピードダウンするかわからない中での予想。オッズも当てにならなくなるでしょう。よりラフなジョッキーに張る傾向もでてくるかもしれません。妄想し過ぎ?相当荒れた世界を想定してるのかなw

そこまでエスカレートしなくても、そんなざっくりゲームにお金を賭け続けようと思う人はどれだけいるでしょう。まぐれ当たりが好きな方か、相当好戦的な方しか楽しめないゲームになるんじゃないでしょうか。もちろん知的推理的な側面は影をひそめてしまうでしょうね。

長く競馬を楽しむ意味でも、ラフプレーは基本抑止すべき行為と改めて捉えなおしている次第です。



では、現状のルールの中で、つまりジョッキーへ事後の制裁を科すことでラフプレーを抑止する運用にどのくらい期待ができるのか。

あまり詳しい方ではないので曲解があると申し訳ないのですがサッカーで例えます。あまりに笛が吹かれず小競り合いが見逃されていくと荒れた試合展開を招きやすい、という認識があります。違うかな。競馬だと、裁決がカウントしにくいところでラフプレーがエスカレートしていく類の懸念になるでしょうか。翻せばラフプレーを見逃さず適切に制裁を科すジャッジが継続すれば、ラフプレーを許容しにくくなる空気を醸成していくことができるかもしれません。「割れ窓理論」にも似ているでしょうかね。

ラフプレーの抑止につながるという意味でまずはきめ細やかな裁決に期待すべきなのかな、というのが個人的にいまいまの着地点のひとつとなっています。ジョッキーサイドでモラリティ(たとえばまっすぐ走らせるとか)が積極的に維持されていくことにも期待したいですね。また、マスコミ等が裁決の実効性を評価していくこと肝要でしょう。なんか教科書的な発言だなw

ジョッキーへの制裁の基準がはっきりしない(何をしたら騎乗停止○○日なのか、ということ)を問題視する向きもありますが、個人的にはそれは裁決委員の裁量に委ねる方が肝要と考えています。いまさら任せられるかよ、という反論を予感しちゃったりしていますが、その我々の不信が結果的に誰の目にも明らかな基準、すなわちいまいまのジャッジの不在(というある意味での議論の後退)を助長してしまっているようにも思えていまして。いま足りないのは、ジャッジをどこまで信じて任せるのかというコンセンサスじゃないのかなーと思っているところでもあります。

これも曲解を招くかもですが、相撲で同時に土俵を割ったら大半のファンは「物言いがついて取り直しかな?」と予見しません?この種の予見がファンもマスコミも関係者も同じ案配で起こるのが理想かなーなどと思っています。日本人ならでは醸成があってほしいなー、とは甘い見通しかもしれませんけどね。



はい、そうしたモラルに訴える運用だけでは不足と思う自分もおります。例えば、凱旋門賞を獲るためならムチの使用回数を超過しても、という肉を切らせて骨を断つ戦略は、何より日本の騎手会長からも是認するコメントが聞こえていますしね。G1の舞台で過剰な期待、プレッシャーを背負わされた場合、やってしまうジョッキーがでてこないとは言い切れませんし、そこから悪循環に陥る懸念はあるでしょう。

やってしまうが繰り返されてしまう状況に実質的に対抗するなら、一定の制裁(質量とも)を超えた騎手は一定期間グレードレースへの出走が認められないとか、管理馬ないし所有馬が一定の制裁(質量とも)を超えた調教師ないし馬主は一定期間レースへのエントリーを認めないとか、付加的な制裁を科すルールも必要かなとも考えてみたりしました。

ダノンバラードの件はジョッキーの故意というより、これまでの癖を適切に矯正できなかったことが原因のひとつでしょう。ジョッキーの制裁のみではちょっと偏りすぎたジャッジではないかと(調教再審査のルール運用などとどう関連するのがよいんでしょうね)。あー、悪癖直すのは大変なのを知らないくせにという意見もありましょうが、故意でなくともラフプレー容認へなし崩す結果になるなら、厳しくアウトの判定を下すほうが賢明だと思っています。



今回の件に限定して。

審議のランプは点らない運用で合っているでしょう。降着はないと裁決委員が判断しているのでルール通りです。ただしジョッキーへの制裁が検討される事象だという認識があるなら、レース確定前に「○○号のジョッキーへの制裁を検討します」というアナウンスがあればずいぶん違ったのではないでしょうか。

いや、ビギナーにはきついでしょう。不利があった→すんなり確定→あれでいいの?という過程を見せられることになるわけで。いやジョッキーへの制裁はあるんだよ、とか誰が説明してまわるのでしょうか。特にトランスワープを買っていた人からすれば不利を受けてそのまま終了、ですからね。この顛末について熟考してくれるファンばかりではないわけで、これきっかけで覚めて離れる人がいても不思議はないとも思いますし。

柏木さん(AKBじゃなくてねw)のコラムで裁決レポートの言葉づかいに触れる件がありましたが、このあたりのディテールもろもろで肌理が粗いのは、ジャッジもファンサービスのひとつだという観点に欠けているためでしょうかね。できれば避けたい邪推です。ぜひ継続的な改善をお願いしたいところです。




…ふぅー。

ひととおり書き散らしましたが、端的に、やっぱりこれ書いてて楽しくはないんですよねーw せっかくダノンバラードが久しぶりに重賞勝ったのにねぇ。ラジオNIKKEIをユタカで制した時はディープの仔で勝てて池江先生よかったねとかすごいストレートに思ってましたし。馬券も取ってましたしw

ちょうど今ならカレンブラックヒルの府中ダート1600mの可能性とか、グレープブランデーに浜中!マジで!とか、わくわくできることがあるじゃないですか。そういうテンションを大事にするための、下支えとしてのフェアプレーとジャッジメントですから、しっかり下支えをお願いしたいものです。

一応、ジャッジに関する自分の過去のごにょごにょも並べておきます。ブレてるかなw
顔の見えない議論
ジャパンカップ

不明な議論があれば皆様の心の中でそっとツッコミを入れてやってください。コメントいただいても全然かまわないのですが、匿名同士で煮詰めていく議論ではないと思っております。積極的な意見交換は「必ず」とは申し上げない体でまいりたいと思います。参考にしていただけるようであれば幸いです。



最後に。

当日のフジの中継。福原さんが伝えなきゃの姿勢で新ルールのあれこれを説明していました。この労力も配慮もなかなか、と頭の下がる思いで観ていましたが、すごかったのは優木まおみさん。放送時間残りわずかのところですぱっと「新ルールに慣れていかなければいけませんね」 の一言。すばらしいタイミングでしたねーw あとは「また来週」と言えばOKな流れに持っていきました。締め方ひとつで変な余韻が残ってしまうところ。そつのなさに感服してしまいました。まおみんすげーw ジャッジより先にこちらの信頼感がアップした格好です。

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2013.01.21
グレープブランデー、復活の重賞制覇でした。

終わってから4番人気と気が付きました。それならばっちり狙ってもよかったですねw 追い切り映像で調子が上がっていると見て取れましたので、継続騎乗の鞍上、外枠でゆったり回せることも合わせて好走の可能性は十分と思っていました。3歳春のいい頃のイメージに近づいてきたかな。蹄骨を治すのは大変だったでしょうからね。

レースラップです。
12.6-11.0-12.4-12.2-12.2-12.4-13.0-12.5-12.7

中京ダートの傾向を全然つかめていませんので気になったポイントで書いておくと、残り600mからの13.0。ちょうど4コーナー付近ですね。後続が手綱のアクションを増す中、アイファーソングとナムラタイタンの1、2番手だけが馬なりでこの緩んだラップを踏むことができています。対照的に向こう正面では12.2-12.2で突っ込んだラップを踏んでいて、ここでは後続は追いかけず隊列は落ち着く格好になっています。このラップ構成で直線ナムラタイタンが2着に残るとなると、馬場状態次第にはなりますが、中京1800mで先行馬を残すラップの踏み方が少し見えてきたように思います。

そしておそらく川須Jはピンと来ているんでしょうね。13.0までのラップメイクは彼でしたから。後続の動き出しをけん制できるラップメイク。エーシンジーラインといい、エーシンメンフィスといい、乗り慣れたコース(それも小回りかな)での単騎逃げは要注意、いいかたを変えれば信頼に足る感覚を養っているように見えています。今の彼が、例えばトランセンドに乗っていたら、とか。たらればが過ぎますかね。面白いイメージだと思っています。

そうですね、安田厩舎的にはそのトランセンドと入れ替わるようなグレープブランデーの復活。2月の府中でも、前がきついラップを踏んでくれる方が持ち味が活きるかもしれません。同じ左回りで勝ちましたので府中での好走もイメージしやすいでしょうか。メイショウボーラー的な先行馬がいると話は異なるのですが、なんと表現しましょうか、常識にかかる範囲のハイペースなら争覇圏内だと思っています。ニホンピロアワーズ、ローマンレジェンドの回避で中距離路線からフェブラリーSに向かう組が薄くなりましたからね。その分も期待しています。


予想的には、グランドシチーやハートビートソング、サイレントメロディに人気が集まっていたので、おいしい思いができそうと思っていたのですが、控えるヤマニンキングリーを買うつもりはなかったんですよねw 1コーナーで「はい、養分確定~w」と思って観ていました。

サイレントメロディは追走もままなりませんでしたね。追い切り映像から勝負するには遠いデキだと思っていましたが。。。 ジョッキーの役割として、レースに出る以上最後まであきらめるべきではないという価値観も大事と思う一方、出走の判断に対するノーのメッセージを乗り手が発信するのもまた大事だと思うところもあり。いまに始まった話ではありませんが、現場の裁量にゆだねる部分とは難しいものです。

あとはソリタリーキングかな。ナムラタイタンを差せず脚色が同じになってしまいましたし、7番人気で4着とレース後の取り上げられ方も地味な印象ですが、フィニッシュまでしっかりした脚取りでした。軽めのダートではまだまだ注意が必要かなと思っています。4コーナーの内を締めたコーナリングもいい感じですね。こちらはリーディングジョッキーの面目躍如、という印象です。



最後に。

本日月曜日は雪のため順延となった中山競馬の代替開催。実は奇跡的にも代休を取得しておりまして!すてき!これを書いてからウインズに向かうところです。9時までに出勤しないとこんなにも朝がのんびりするものなのですねーw

1週ずれたことで体調、輸送の面から回避馬が相次いでいますが、京成杯をしっかり悩みたいなと思っています。といいつつ、フラムドグロワールという先入観を持ってしまっているので、たぶん買っちゃうでしょうねw

東京はまだまだ溶け残りの雪があちこちに見えています。首都圏は7~8cmでもすごい雪なんですよ、バリバリ電車が止まりますしね。よわよわでございます。自分もアイスバーン化したところで足をくじいてしまいましたし。ちょうどつなぎのあたりですねw まだシップを貼っております。地域によって対策も異なるでしょうが、皆さんも雪にはご留意くださいませ。ではいってきまーす。



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2013.01.12

昨年末から、有力馬の海外遠征の話が聞こえています。

ジェンティルドンナは次走がドバイシーマクラシックに。宝塚記念を経て、秋は凱旋門賞、というのが現状のプランのようです。その凱旋門賞には昨年2着のオルフェーヴルも再度参戦予定。こちらは春を2戦と決めて秋に備えるようですね。

今週にはトレイルブレイザーがドバイ遠征を決めました。前哨戦から向こうで使う予定。アルマクトゥームチャレンジ・ラウンド3だから、レッドディザイアが勝ったレースですね。本番のレースはタペタの適性を見てからのようです。個人的にはシーマクラシックの方が向くようなイメージですが、どうなるでしょうね。



もはや1着という結果が伴っていないだけ、という語られ方も散見されたように、昨年の凱旋門賞は日本馬遠征への期待という意味ではひとつのピークだったと理解をしています。あー、一応個人的な見解ですのでそのあたりはひとそれぞれと前置きしつつ、ですね。年初にジャパンカップ1、2着馬のレースプランが出揃っていることは、その期待を途切れさせない効果もあったかなと見ています。計算された演出かはわかりませんけどね。

その凱旋門賞からこちら、海外遠征の意義をふわふわ考える時間が増えていました。

有力馬の海外遠征には、オーナー、スタッフ、ジョッキー、生産牧場、ファンなど、関係するレイヤーごとに様々な意義があると理解しています。高額賞金、アウェイでの勝利によるステータス、繁殖としての評価(環境の変化を克服した個体という意味もあるでしょうね)、スタッフないしジョッキーの手腕の評価、関係者の遠征ノウハウの蓄積、などなど。

ただ、なんで海外遠征が必要なのか?といったそもそもの疑問とそれに取り組む記事や発言にはあまりお目にかかっていないと思っていまして。遠征が決まったから、日本代表の価値を添えて応援しましょうかという流れには、誰も違和感を覚えないものなのだろうか、などと思い至ってしまいました。応援すること自体を否定したいのではなく、海外遠征のもつ価値について検証するといいますか、ちゃんと考えたことがなかったな、という着眼ですね。


さくっと結論を書きますと、海外遠征、応援しますw

以上。なのですがw 受け取りなおすに至った経緯は一応書いておこうかなと思います。

ある基準で(最高の)評価をされたものが別の価値基準でも評価されるのか試すこと、その「価値が越境すること」への好奇心、海外遠征の意義はそこにあると考えました。平易に書くと「日本ではこれだけすごいけど、ロンシャンではどれくらいすごいんだろう」みたいな。ごく当たり前な着地でしょうかね。でも、このおそろしく無邪気なモチベーションが底の底にあって、その興奮が多くの人を巻き込むほどにその馬やそのビックレースのステータスが担保されるのだという理解に至っています。関心もお金もそこに集中していくでしょうね。

先に並べたもろもろの意義は、その価値の越境に伴うディテールになるでしょう。ディテールのひとつひとつにも好奇心は宿りますね。昨年だとフランケルとブラックキャヴィアとか。ねー。情報が一つ出るたびに「おぉ!」って思っていました。得意な距離の間を取って1400mなら対決が実現できるんじゃないか、とかねw



越境することはもうひとつ、現在持っている価値の相対化に大きく寄与すると思っています。「こと」や「もの」が2つあれば2者の距離を測ることができますからね。例えば、ジャパンカップによって、他国のスタッフの馬の扱い方を間近で見る機会が増え、一部の関係者には大いに刺激になったそうですし。結果的にそれは、自分たちの所作を見直すいいきっかけにできます。これまでのやり方でよかったんだ、という確認も含めて。

でも、いちファンとして大事なのは、越境への期待と興奮、なのでしょうね。日本の繁殖の評価が上がる波及効果とか期待できることはあるにしても、まずはレースが待ち遠しくならないと。海外遠征はその意味で巧妙な仕掛けなのだと受け取りなおしているところです。

あー、たとえば距離延長や芝→ダート替わり、コース替わりなども、小さな越境といっていいのでしょうね。得意な価値ではないけれどもどこまでやれるのか。なーんだ、日々妄想していることじゃないですかw




最後に。

昨年の優駿9月号。距離別最強馬の投票結果が特集されていた号ですが、そこで「伊藤雄二×角居勝彦」という対談が実現していました。素晴らしく示唆に富んだ対談なのですが、海外遠征について触れる件もありまして。世界に出ることが(競馬の)ステータスを維持する形、という角居師のコメントはいろいろ考えさせられました。

また、増田知之さんの著書「ニッポン競馬 50の風味」からもいい刺激をいただきました。この記事に関連するなら序章ですね。それに留まらず、背すじの伸びたいい1冊という感想です。おすすめです。

ふわふわ考えるにあたって、強く啓発された言葉がそこにありましたので、これも合わせて記しておきます。海外遠征に留まらず、大小問わずですね、競走馬のチャレンジ(ニアリーイコールで越境)がいままでよりも楽しみになってきました。



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2013.01.10


年度代表馬はジェンティルドンナ。

票数の差はともかく、G1を含む年間を通じた結果とパフォーマンス、相対的な相手関係を考慮すると妥当な結果だと思っています。凱旋門賞2着が眩しく見える方には残念な結果だったと思いますが、春の2戦は印象的でこそあれ、表彰するにはちょっとね。。。と思っている次第です。厳しい見解かしら。

投票結果は以下にて。
2012年度JRA賞競走馬部門 記者投票集計結果

思ったことをつらつらと書いておきます。


改めて年度代表馬。3歳牝馬では初、なのですね。過去の牝馬3冠馬が部門別最優秀に留まっているのは歴史のあやでしょうか、我々の評価基準の故でしょうか。3冠+JC、そしてJCで負かした2着がオルフェーヴル、という点が重視されたと受け取っています。個人的にはオークスが圧巻でした。JCまで観終わって振り返って、強さを再認識する感じ。あんなオークスはしばらく観れないかもしれませんね。レースの質は異なりますがシーザリオと同等、という言い方でしっくりくるくらい印象的で強いパフォーマンスでした。

最優秀古馬牡馬がオルフェーヴル。G1の数でもそうですし、香港ないしオセアニアのスプリンターは世界レベルであることを考えると香港スプリントを制した事実は相当に評価してもよさそうですが、票差が開きましたね。。。 投票権をもつ方の価値観が「欧州」「クラシックディスタンス」に比重を置き過ぎているようにも思えてしまいまして。オセアニアに日本を売り込むチャンスとか、考えて投票する類の見識ならもっとあってよいようにも思っている次第です。キングカメハメハ、買い時でっせ、くらいにねw

あー、オルフェーヴルの宝塚記念以降は最優秀にふさわしいと思っています。もちろんです。なんでしょう、最優秀短距離馬でロードカナロアの名前が出るから、というバランス感覚が働いたのかな。その種の温情も悪くはないですけどね。


最優秀ダートホース。有力どころの成績を比較するとなかなか悩ましいところですが、中央G1という点とニホンピロのG1制覇という感情移入が、結構な票差を生んだかなと想像しています。多少ざっくりですが、通年のパフォーマンスでいえばワンダーアキュート、パフォーマンスと相手関係でいえばローマンレジェンド、でしょうか。個人的にはゴルトブリッツ推しです。秋にひとつでも勝ち鞍があれば。



くげーん。

今年も一定数いらっしゃるのですが、その年の最優秀を決めるのに「該当馬なし」というのはどうでしょう。歴史を通じた評価で選定するならわかるのですが、その年の活躍馬から各部門1頭投票するのが投票の仕組みなのでは。。。 必ず1頭選ぶのが賢明な態度だと思っています。

…以前に書いたなーと思って過去ログを漁ってみたのですが、ありました。
年度表彰に思うこと

自分、変わってないですねw 困ったもんだw はい、ここらで止めておこうと思います。



最後に。

現行制度にちょっとプラスして、最も印象的なレース(Most Impressive RaceでMIR?)も選んでほしいなと改めて。すでに各種メディアで行っていますが、正式採用にならないかなーという願望です。これだけでもファン投票で選別するならけっこう面白いなと思っている次第で。年度代表馬のレースが1位に選ばれない、なんてケースもふつうにありそうですよね。そのギャップもまた楽しそうじゃないですか。ぜひ。

あ、でも2012年は阪神大賞典になるのかなw


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2013.01.06

今年は年始から仕事に追われてしまいました。。。

東西金杯ともほとんど予想する時間が取れず、思い切ってこの土日は予想をストップ。のんびりする時間が確保できたわけではないですが、まぁまぁ別のことができたり。思い切りは大事ですね。

といいつつ、中山金杯はアドマイヤタイシ、京都金杯はダノンシャーク、さくっと買っておいたそれぞれの複勝をゲット。有力どころのなかで内枠ないし先行馬、というけっこうシンプルな決め打ちをした結果でした。予想の時間がないほうが当たる?と若干複雑な気分ですが、地味ながらも初笑いということで。幸先よしですね。

あ、でも一番スマッシュヒットだったのは京都最終のオースミイージーでした。あとで映像を観ましたが、内枠からいったん下げて真一文字に追い込んできましたねー。前々という有力馬が揃っていたので展開的に逆へ張ってみました。決して必勝を期した乗り方ではないのですが、複勝を託してよかった。面白かったです。



日曜の今日は、寝ていましたw ギリギリで万葉Sに間に合う疲労感。でもデスペラードの差し脚で目が覚めましたね。逃げたエーシンジーラインが3着。中継を観ながら仕掛けにくい流れだろうなーと思っていましたが、さすがの武豊。ゴール前きっちりという感覚はらしさと受け止めております。あがりますねー魅せますねー。これで春天まではユタカでしょうか。芦毛のモンスターが似た脚質で控えておりますが、どうなるでしょうね。



シンザン記念はエーシントップ。

浜中Jが内枠から先手を取ってそのまま押し切り。切符のいい逃げでした。朝日杯の直後、京都1600mの方が合っているのではと感想を持ちましたが、見立てたとおりでしたね、ふふっw

レースラップはこんな感じ。
12.2-11.0-11.4-12.0-12.0-11.9-11.5-12.3。

3ハロン目でラップを落としすぎなかったこと、その後の12.0のイーブンラップと合わせて、後続の動きを封じるけん制の効いたラップメイクという印象。これだと他馬は早めに捉えに行くことも思い切って溜めることも難しいはずで。仮柵を取ってのAコース、グリーンベルトも利用したリーディングジョッキーの確かな力の証明とも思いました。

※UPして1時間くらい後の追記:エーシントップはこれがほぼベストのパフォーマンスのようにも思えていまして。これ以上を求められる流れになった場合府中のG1では少し厳しいかな、という感想は書き足しておこうと思いました。いまいまの見立てですね。


2着のヘミングウェイ。インベタの差しが奏功した格好です。エーシンをかわすのに内か外か躊躇してしまったと
いうレース後の鞍上のコメント。パトロールフィルムを確認してみましたが、これは妥当な躊躇だと思われます。直線で進路がせまくなるリスクはどうしても生じますしね。

それより気になったのは、エーシンの外に出したときの接触でしょうか。ジェンティルの「1、2の、3!」よりは露骨でないにしろ、しっかり当たっていましたね。タマモとカオスモスが軽く玉突いて外に膨れていました。個人的には全く問題ない所作だと思っていますが、JCの一件がありますのでね。軽くニヤッとしながら「おまえもじゃん」みたいなね。あー、悪即斬、みたいなつもりは毛頭ありませんのであしからずです。秀逸なコース取り、ナイスハンドリングだと思っていますよ。

…そうですね、シニカルに面白がるのは外野の特権と思っていますが、こういうのは書かないほうがいいのかなー。ヘンな躊躇がはいるご時世ですね。


一方でネオウィスダムの鞍上。トライアンフマーチの際も同様でしたが、レースでのあの引っ張り方は、正直心配になりました。ひじを下げて背筋力で押さえ込む姿は高望みなのかもしれませんが、アレしか対処法がないものなのかなぁ。乗馬経験もわずかな自分が心配するのも失礼かもしれませんが、あの立ち上がりとハミ当たりの強さでそれぞれの馬に積みあがったコミュニケーションルールは壊れないものなのか。次走以降で少し見極めが必要な気がしています。


予想といえる予想ではありませんが、アグネスキズナの単複で参加していました。楽しみ方のひとつということでね。4コーナーを待たずにアレな感じでしたが、現状エーシントップとの力量差だと見て取りました。鞍上の記念すべき3500勝は来週におあずけ。それはそれで持ち越した感覚を楽しめればOKと思っています。



最後に。

フジの中継に新たに加わった大島麻衣さんがしがらきに取材、ジェンティルドンナとオルフェーヴルを訪ねていました。大島さんのなでなでにオルフェーヴルが従順なこと。まぁ、エロフェーヴルでいいんでしょうねw はい、凱旋門賞が楽しみですwww


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