2013.12.31

大晦日ですね。

昨日まで断続的に続いた忘年会もようやく終了して、午後からふわふわと原宿から北参道近辺へ。基本オフィス街ですのでさすがに閑散としていましたが、かえってその間隙が心地よく。すぐそばに明治神宮が控えていますが、初詣にはちょっと早いですしね。…そうでした、そもそもここ何年か初詣には行っていませんでしたw

用向きをひとつ済ませつつ、さてこの投稿で何を書こうと思案しておりました。



…ダービーかな。自分なりに印象が深いですね。エピファネイアがズズッと先頭に立った瞬間。獲るのか、ついに獲るのか、って本気で思った瞬間に絶叫していましたからね。キングヘイロー本命からこちら、福永に期待している自分を再確認した次第です。

馬を動かせるようになれないと勝てない。神戸新聞杯に向けてパワーに一定の比重をおく決断をしたのはとても好印象でした。サンデー直仔のいた頃とは馬場も展開も異なっていますしね。あくまでファン目線ですが、スタートから好位のポジションを取るためには、前受けして抑え込む技術が必要になっているという認識があります。岩田のディープブリランンテが好例ですよね。

その意味では、天皇賞のジャスタウェイよりはオリオンSのアドマイヤフライトの運び方に、レースをコントロールするという意味でよい印象をもっています。あのレースは個人的に見応えありましたね。

ワールドエースのダービーがすべて間違いとは思いませんが、いまの福永祐一は一昨年より昨年より大きなタイトルに近づいていっていると思っています。あ、ロードカナロアやブライトラインのような凡ミスは減らして欲しいかな。2度目のリーディング、今年からかなMVJという表彰も受けたようですし、ますますの活躍を期待しています。



読みがうまくいったレースがいくつか。各馬のこれまでのパフォーマンス、予想される展開、優位な脚質、馬場とのマッチング、スピードの持続力。このあたりで事前に色分けをしつつ、当日の馬場と、パドックで調子を確認して評価を上げ下げする流れ。

その意味では、皐月賞のロゴタイプとジャパンカップのトーセンジョーダンは同じリズムで重い印を打っています。あ、クイーンSのスピードリッパー、マイルチャンピオンシップのトーセンラーもですね。

セオリーとまではいかなくても、予想を固めるまでのプロセスに一定のリズムができてきたのは収穫だったかな。何より予想を詰めていく段でわくわく感があったのは大きいですね。当然自分ひとりしか感じられないのですが、ジャパンカップでトーセンジョーダンの可能性が膨らんでいく過程は恐ろしいくらいテンションあがりましたからね。府中のスタンドでプルプルしてましたからw

来年はポイントを絞り込む過程を大切かつコンパクトにしつつ、より楽しめるといいなーと思っています。いまいま読んでいる半笑いさんの著書(参考書)はその意味でかなり助けになりそうな予感。とても端的にまとまっているのでおすすめですよ。



世界との距離、凱旋門賞の位置づけについて、これだけ初制覇の可能性に興奮しつつ、冷静な議論が散見された年はなかったのではないかという印象もあります。有馬記念が美しすぎてちょっと忘れ気味ですがw オルフェーヴルという馬は「世界」との距離を測るうえで重要な存在になったでしょうね。130という暫定レーティングはある種のご褒美みたいな受け止め方をしています。もちろん超すごいことですよ。

凱旋門賞直後から自分の見解も少し変化しているように感じていますし、そのあたり整理できたらよいかなと思っています。ひとり分の意見に過ぎませんが、なにかの足しになるようなら。



…そうですねぇ、今年は例年になく府中に足繁く通っていました。パークウインズに繰り出す機会を増やしたことが大きいのですが、平日の業務と違うリズムで集中する時間をつくりたいと思うようになっていまして。ちょうどそこに競馬があった、という格好でした。

また、特に今年の後半が顕著だったのですが、一回のエントリーが長くなる予感がしたせいでこの書き物への着手がままならなくなるという状況。勝手な気持ちの線引きで招いてしまっている状況ではあるのですが、大きな反省点ですね。

いずれにしてもストレス解消や集中する時間を求めて競馬に費やす時間を工面した一年だったなぁと思っているところです。それこそ20代にはなかった距離感ですねぇ。20代の頃は競馬は競馬として区分けして、他の文脈と混ぜて語らないように努めていましたので。ゲーム性を純粋に愉しむことに重きを置くことにこだわっていましたからね。

ちょっとね、ちょっとだけですが、どんな生活でどう競馬と交わっているのかという文章も受け止める幅がでてきたように思っています。JBIS-Searchの吉川良さんのコラムとか、会社の昼休みにじんわり味わっていたりしました。


あとはこの投稿への時間のかけ方かな。文字数も長ければ、それをまとめるまでの時間もかかるようになっていました。書いても大変、書かないとストレスという、…ずいぶん前に反省したことを繰り返していましたねぇ。たいしたことを書いていないのにねぇw



来年は少し時間の使い方を見直ししようと思っています。仕事での調べ物や勉強に比重を置くつもりであることが大きいのですが、こと競馬に関してもアウトプットよりインプットと増やしたいと考えていまして。インプット内容を熟成する時間といいますか、言葉にせずにくゆらせておくような時間を増やしたいとも考えています。

そのためにブログをやめ…ることはありませんけどもw 投稿数、文字量ともにちょっと少なくなるかもしれません。どこまでできるかはわかりませんが、まぁ、仕事でもありませんのでねw 目標となる数値などはもちろん立てずに、比率を変えながら愉しんでいくつもりです。文字にするぞーと勝手にメラメラするときもありますので、なにとぞご容赦を。



結局、このエントリー自体が長くなっている感じがしてきましたがw 改めまして。

2013年も本ブログのご愛顧、有難うございました。相変わらず「確からしいこと」ばかり書いていたように思っていますが、どうか手ごろな距離を見つけていただけるととても助かります。より競馬を愉しむためのきっかけ程度であれば、このブログもお役に立てる場面もあるかもしれないと、ごくごく楽観的に捉えております。

読まれることを前提にした備忘録としての日記。もっといい意味で変化があるかもと思っていましたが、このスタンスは当初から変わっておりませんね。ここがブレるとブログの位置づけも、競馬とのかかわり方も変わっていくかもしれませんしね。関心のあることを中心にエントリーするリズムは変わらずに、2014年も続けていければと思っています。


引き続きのご愛顧、よろしくお願いいたします。

では、よいお年を。



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2013.12.29
圧巻のオルフェーヴルでした。

当日は現地に、レースは4コーナー付近の少し高くなった芝生のエリアで目撃いたしました。スタンド前のすし詰めの様子を見渡せる位置でしたので、レース後のスタンド前、ひとの動きの少なさを眺めることができました。G1であってもレース直後から踵を返す人の流れが見えるものですが、今回は違いましたね。凱旋するオルフェーヴルを待っていたのか、8馬身差に圧倒されたのか。両方ですかね。

観戦していた4角付近。1周目はゴールドシップの直後に控えた姿に驚きと納得と。2周目ははグーンと進出して内に切れ込みながら捲り上げる姿に観念と興奮と。目の前を通るたび、本命ゴールドシップの的中が遠のくのとオルフェーヴルのパフォーマンスへの期待が膨らむのと。相反する感覚が交錯していく不思議な心地を覚えながらの観戦でした。あぁ、4格先頭は菊花賞と同じ展開だなぁなどとは思っていました。


このエントリーになかなか手を付けられなかったのは、当日西船橋の飲み屋さんでそのまま終電を逃して翌朝帰宅して体力が尽きていたからなんですけどw 平日はもともと忘年会続きで書き物なぞ無理なのは見えていましたしね。この週中はそのフラストレーションが溜りに溜まっていました。だってねぇ、頭の中を整理しとかないと年が越せないぢゃないですかw

なにも書かないとあとあと振り返れませんので。世間的にはだいぶ落ち着いた頃と思いますが、"Better late than never, right?"な感じで、もろもろ言葉にしておこうと思います。



レースラップです。
6.9-11.1-12.3-11.6-12.4-12.8-12.4-12.0-11.8-12.3-12.6-11.8-12.3

ルルーシュが先手を取って引っ張った様を現地ではかなり高評価していたのですが、この馬場にしてこのペースの振れ幅では3コーナーを待たずに失速もやむを得なかったでしょうか。結果的にカレンミロティックに突かれるような展開になってしまいました。そのカレンミロティックもルルーシュの失速で早々に先頭に立ってしまった後は、余力を確かめながら流すような先導。

結果的に残り1000mからオルフェーヴルが先頭に立つ400-200mの区間までレースラップ自体は徐々に失速しています。先団の失速とオルフェーヴルの捲るタイミングの一致。鮮やかなコントラストは8馬身差の大きな要因と理解をしています。引退レースに花を添えるような展開になったとも言えるでしょうか。

ちょっと脱線。このコントラスト、アンライバルドの皐月賞を思い出しました。…レースラップ自体はそこまで露骨に失速してはいなかったかな。ただあちらも先行馬の失速と勝ち馬の鮮やかな末脚、そしてサンデーレーシングの勝負服。見栄えの重なるところは多いですね。さらにアンライバルドの鞍上岩田、今回の2着ウインバリアシオンの追撃のコース取りは岩田ならではの相似形と見えました。このあたりは「記憶のゲーム」の醍醐味でしょうね。この週中はなかなか文字に起こす時間が取れない分、そんなイメージがふわふわと膨らんでおりました。


池添はシンプルに臨んだようです。レース後の共同記者会見では、前半は折り合いに専念というあらかじめの準備があったとのこと。ゴールドシップの直後につけたのは結果論のようですね。加速力に優れた方が後ろに回る。この時点でかなり勝敗は見えていたように思っています。

木曜から金曜にかけて降った雨はなかなかグリップを要する馬場状態を作っていたのかな、というのが、反省にあたっての大きなポイントになっています。ロンシャンを2度経験した3冠馬は、こうした馬場をこなす対応力を身につけていたのかもしれません。速いピッチで馬場を叩くことで他馬との加速力の差を作り出したものと理解をしています。

6冠馬の引退に、あまり気の利いた言葉が出てきません。月並みだけどおつかれさま、ありがとうでは関係者のコメントと重なってしまいますねw 個人的に強烈な印象はダービー。あの不良馬場で周りを囲まれながら気持ちを切らさずに割って出てきて、ウインバリアシオンの猛追にもう一度睨みを効かせたかのような突き放し。3歳春の凄味としては格別でした。

実は馬券的には相性が合わなかったんですけどね。あ、いや、自分の予想が下手くそなだけですねw 宝塚記念では敢然とルーラーシップ本命にしてましたし。結局6冠のうち、本命にしたのは3歳時の有馬記念だけでした。逆らってすいませんでしたw 見事な6冠馬の軌跡、改めて得難い存在と思っています。おつかれさまでした。
競走成績:全競走成績|オルフェーヴル|JBISサーチ(JBIS-Search)



ゴールドシップの敗因について、馬場が合わなかったかもしれないとは鞍上ムーアの弁。初めはかなり首を傾げていたのですが(チャンピオンをかばうカムフラージュ的なコメントでもあると思っています)、改めて過去のレース、その勝ち方を振り返ってちょっと納得するところまできています。正解ではないかもしれませんのであしからず。あくまで個人の見解です。

他のレース、共同通信杯や菊花賞と比べて、今回の有馬記念ではストライドがあまり伸びていない印象がありました。そりゃまぁどちらもこの中山の馬場と比べるまでもなくパンパンの良馬場でのレースですしね。あ、この個人的な心象を前提にしますからあくまで個人の見解なのですともう一度前置きしときますねw


先の強くグリップしないといけない馬場において、ゴールドシップの大きなストライド走法ですと、持ち合わせているトップスピードに到達することが難しかったのではと考えました。…うーん、心身ともに本調子でないことの方が要因としては大きいかなー。勝因も敗因も、たいがいは複合していてわかりにくいものですからね。

ペースも合わなかったと見ています。ルルーシュは平均ペースで引っ張った上で3コーナーで失速。ペースが締まってほしいところと緩んでほしいところが、ゴールドシップには不向きだったでしょうね。オルフェーヴルとの加速力の差が、馬場状態、体調、不向きなペースによってより鮮明に表出してしまった、という見立てに落ち着いています。

ただでさえ、気持ちもカラダも加速していくのに時間を要する馬。それが一気に捲られたわけですから、なす術なかったのも納得しているところです。

ちなみに、特に宝塚記念など馬場の悪さを克服するゴールドシップは、心身の充実と、ずば抜けた心肺能力の高さが優位に働いた結果と見ています。スピードの上限値が下がるぐちゃぐちゃな馬場状態の中で、ほかの馬より能力がスポイルされにくい特徴があるという見立てです。…共同通信杯しかり菊花賞しかり、ホントはストライドが伸びる良馬場が走りやすいタイプだと思っていますよ。


ムーアの戦略は素晴らしかったと見ています。ブリンカー着用の進言はムーアからとのこと。ブリンカーに求めた効果は前方に意識を集中させるためではなく、見えない鞍上の挙動に集中させることと理解をしています。内田の動きはどんどんオーバーアクションになっていきましたからね。乗ってる人間の動きを見えないようにしたら、その動きにもう少し敏感になれるのではという期待があったものと思われます。おそらく、追い切り後の笑顔の理由はこの効果でしょう。

あとは仕掛けどころと仕掛け方。残り800mからペースアップの合図を出して先団を追いかけたこと。残り600mを過ぎてオルフェーヴルに捲られたときに相手のスピードに合わせたシフトアップをしなかったこと。どちらもゴールドシップの持ち味に対して冷静な判断だったのではないかと思っています。

力強くとまではいきませんでしたがゴールまでしっかりとしたフィニッシュ。復活の手ごたえを感じる3着はムーアでなければ掴めなかったでしょう。違うジョッキーであったら競走生活続行について真剣に議論しなければいけなかったかもしれません。それくらい、非常に重要な代打騎乗だったと思います。


ゴールドシップ考察をもうひとつ。

勝ったレースの4コーナーの位置取りを見ると、先行馬が壊滅している有馬記念(4コーナー10番手)を除いてはもっとも後ろで6番手。そこからスタミナ尽きて逃げ込む馬を交わして勝つのがパターンと読み取れます。
ゴールドシップの戦績|競走馬データ- netkeiba.com

前半の出遅れ→追っ付けての追走→早めの捲り、というレース後半までのドタバタに目がいってしまうのですが、4コーナーからゴールまでの勝ちパターンだけでいえばスピードの持続力を活かした先行押し切り、いわばメジロマックイーンなんですよね。

ただあのスタートで今後、盤石のメジロマックイーンができるかというと。。。 勝ち方のスイートスポットが非常に狭いなーという印象を改めて強くした格好です。ムーアがつないだ可能性、次の鞍上は膨らませることができるでしょうか。



他に気になった馬も少し。


ウインバリアシオンも復活の2着。こちらは岩田の道中の運びがうまく奏功したようです。スタートをうまく出してからは、馬のストライドを尊重したかのような追走。好位のイン、というような理想のポジショニングに当てはめる乗り方ではありませんでした。あー、終始インをキープしていたあたりは「らしさ」でしょうね。オルフェーヴルの仕掛けを待っての追撃。末脚は健在でした。

個人的に、4コーナーで捲り上げる際のコース取りはちょっと好かないそれでした。外から鞭を入れて、内のゴールドシップを擦り上げるようなタイトなコーナリング。攻めたコース取りというより、ちょっと制御が効いていないラフな印象がありました。結果的にそのひとつ内でトーセンジョーダンが挟まって上を向いてしまっていましたしね。


そのトーセンジョーダン。予想の段では逃げるかもとイメージも膨らんでいたのですが、実際は中団追走。縦長に馬群が伸びたこともありますが、大外枠をうまくフォローするリードがあったと思っています。しかし、オルフェーヴルが捲って前方にはいってきたときに怯むような仕草。同厩舎だからこそヤバさを感じ取ったのかなw その直後に挟まれて完全に可能性が潰えてしまいました。


ヴェルデグリーン。レース直前でかなり重視していまして厚めに購入したのですが、スタートで出負けしてがっかり。ほぼ可能性がなくなったと見ていました。オルフェーヴルの捲りに合わせて仕掛けていったのはウインバリアシオンと同じ。田辺のこの判断はとても好印象。阪神JSのマーブルカテドラルといい、これで馬に力があれば野心的な仕掛けとお見受けしました。



そうそう、会場ではよく届かなかった池添のインタビュー。改めて番組録画で確認しました。

多少脈絡に怪しいところはありましたが、オルフェーヴルのレースを預かるジョッキーとして必要なコメントを引き受けたのだと理解しています。特別な馬の引退レース、そのジョッキーのコメントですから注目度もまた特別でしょう。震災に触れるコメント、それは競馬に携わるひとがどんなスタンスで、どんな表情でそれに臨んでいるかを端的に伝えることになるはずです。それを少なくなく引き受けたのなら、その気概は有難い限り。…まぁ、いまの騎手会長が圧倒的な存在感でそつのないコメントを出しますからね。比較は禁物です。
【有馬記念】涙の池添「この強さを語り継いでほしい」 (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース



最後に。

当日は若手社員を引率(!?)する形での現地観戦でしたが、当然でしょうといわんばかりに引退式を見ると言い出してくれまして。マークシートの書き方から始まってうるさいレクチャーをぶちかましたりw いろいろ面倒な先輩風を感じたりもしたでしょうが、なにか伝わるところがあれば、ね。初めての競馬で11万人と6冠を目撃ですから、うらやましい限りなんですけどね。素敵な感化となりますように。

引退式ではちょこちょこ写真も。スマホのカメラではこのくらいが限界でしたが、撮影目的でもないですのでね。肉眼の方が黄金色でしたよ。
オルフェーヴル引退式


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2013.12.22


田辺の追い切り後のインタビューが痛快でした。

オールカマーを振り返って「ちょっと消極的でした」「もし欲があったらあのポジションでは競馬していないと思う」という率直かつわかりやすいコメント。では中山2500mに向けて乗り方のイメージはと聞かれて、ちょっと困ったような笑いを含みつつ「特にないですけど」。素晴らしいですねw

武豊のコメントの聞き方にはひとひねりが必要と思っているのですが、田辺のコメントはそのまま、素直に聞いて大丈夫という印象です。聞き手に前提となる一定の知識や理解が求められる、のはどのスポーツのインタビューでも同じでしょうからやっぱりこのままで問題ないですね。

この前段で、ヴェルデグリーンの自在性とこの有馬記念ではリードホース不在についてコメントがありました。「特にないですけど」は別に適当こいてるわけではなく、ゲートをでてからペースを見つつポジショニングを決める、という心の構えをごくごく率直に伝えたものと受け取っています。「前よりも善戦させたいと思っています」。しゃべり方でちょっとチャラい印象がでているかもですが、真摯な姿勢はちゃんと受け取りましたよ。

インタビューの最後に力強い意気込みをと振られて「難しいっすね」「力強くないっすかね?」で返す感じ。有難いものです、ちょっとこちらの力みが取れましたw



土曜の最終、冬至特別は1800m。ラップはこんな感じでした。
12.8-12.3-12.9-12.6-12.5-12.4-12.1-11.7-11.9

デムーロの外差しが決まりましたが、2ハロン目も5ハロンでも緩めのラップ。その割に上がりは掛かっていたようです。勝ったウイングドウィールの戦歴を眺めてみましたが、東京で33.8くらい上がりが使えていまして。先週の朝日杯もそうでしたが少し力の要る馬場というイメージでよいように思っています。


「特殊なジャパンカップ」。ヒットザターゲットの鞍上は武豊TVのプレイバックでそう評していました。ゴールドシップの戦歴を見ると掲示板を外したのはその特殊なレースひとつだけ。極端な上がり勝負、それも急な加速力とトップスピードの持続力を問われたジャパンカップを例外と割り切ることは可能、かもしれません。追い切りの反応を見るとそこまで悲観しなくてもよさそうな印象はもっています。追い切り後のムーアの笑顔が記事のタイトルになる感じはどうかしらw まだ評価のさじ加減がまとまっていませんが、中途半端に買い目を増やさないようにしないとですね。


田辺が話していた通り、リードホース不在。どの馬も先頭に立つメリットは少なそうです。その点はジャパンカップと類似していますね。過去2年の有馬記念はともにアーネストリーの先導でしたが、佐藤哲三と福永祐一は異なるペース配分を試みています。特にオルフェーヴルが勝ったおととしは14秒台が連続する極端なラップ構成。どちらも今年の流れには参考にならないように思えています。

個人的にはダノンバラードの消極的な逃げかトーセンジョーダンの積極的な逃げに可能性を見ていますが、そのあたりが予想を難しくも面白くしている要因かなと思っています。…そうですね、メンバーが揃わなかったことは残念としても面白がってはいますね。



仕上がりのよいダノンバラード、トーセンジョーダン。内田、川田とも、溜めに溜めるというよりはひとつ早くアクセルを踏むのではないかと読んでいます。ゴールドシップには捲りにくい流れ、オルフェーヴルが中団からなんとか進路を見つけて抜け出してくる、というような展開のイメージに至っています。が、どうなるでしょうねーイメージは勝手にするものですからねーw 外枠の不利はそこまで気にしないつもりで、当日の現場の気配を感じながら予想をまとめようと思っています。はい、今年初の中山参戦の予定です。




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2013.12.20


右前球節捻挫、とのことです。

思えば大きな故障なくキャリアを積んできたダービー馬。菊花賞を回避したときの筋肉痛くらいでしょうか。デビューから約4年半、全27戦のキャリアのうち17戦がG1。そのなかにはドバイと香港の遠征が含まれています。競走成績を追うだけでも厩舎の技術、熱意、緊張感が伝わってきますね。
競走成績:全競走成績|エイシンフラッシュ|JBISサーチ(JBIS-Search)


第一報はTwitterで、詳細は昼休みにもろもろのニュースで確認しました。藤原調教師の涙は、ちょっとダメでした。ダービー馬を預かる矜持。無事に競走生活を終えられる安堵も、有馬記念に出走できない無念も、不本意なジャパンカップを巻き返せないままという不完全燃焼も、これまでの愛馬の頑張りに対する感謝も、抱えるスタッフへの配慮も。亡きオーナーへの想いはどうでしょう。どれともつかない感情の束がそのまま溢れていたなら。…いや、会社の自席じゃなかったらだいぶだらしない様になっていたかもしれません。
【有馬記念】フラッシュこのまま引退 藤原英師号泣「感謝しかない」


残酷ながらこれも勝者を決めるまでのプロセスの一部と理解をしています。無事にゲートにはいることがいかに難しいか。脱落、という言葉が脳裏を掠めて、余計に調教師の無念を思う昼休みでございました。正式にではないようですが、このまま引退とのこと。あー。うー。もう一戦見たかったですね。残念。



今年は競馬ラボでスタッフのインタビューをよく読むようになっていたのですが、ジャパンカップ直前の久保調教助手のインタビューが印象的でしたので、合わせて紹介いたします。馬の個性も、スタッフの心持もよく言葉になっているいいインタビュー。先日Twitterでフォローいたしましたが、インタビュアーの高橋さんがエイシンフラッシュ大好きなようですね。取材対象に思いがあることは心地よい言葉がつらなっていく理由かもしれません。
久保敏也調教助手 | オリジナルインタビュー | 競馬ラボ

記事の最後にパドックで堂々としている、という件がありまして。天皇賞(秋)のときはリラックスしつつも闘志を内に秘めるというよいコンディションだったようです。…このとき写真を撮っていたんですよね。なにか自分も感じ取っていたかもしれません。肝心のレース回顧で触れていないのはいけないなと勝手に反省。そのときハッとしてパシャッとやっているわけで。それを書いてこその日記ですものね。
充実フラッシュ ~2013天皇賞(秋)のパドックにて



正直、馬券ではあまり合わなかったかな。自信を持って切って正解というときはあっても、いまが買い時というリズムはうまくつかめていませんでした。スローの上がり勝負オンリーなどという声も散見されていますが、それだけでは説明に足りないイメージもあり。天覧競馬に鮮烈な印象がありますが、実は福永祐一の毎日王冠が一番うまく力を引き出せていたかも、とかね。もう少し時間をとって振り返りたいと思っています。

キングズベストもワークフォースも来日していますので順風満帆とはいかないのかもしれませんが、いまの高速馬場をこなしてきた実績とフィジカルは種牡馬として十分なアピールポイントと思います。あの彫刻のような体つきがまだ健在なうちにw 見学にいけるといいなぁ。

有馬記念直前に言うとは思っていませんでしたが、お疲れさまでした。

立派なダービー馬でした。




さて、枠順が発表されています(これが残酷なコントラストに見えているんですよね)。

オルフェーヴルもゴールドシップも、自分の型に徹するには好枠といっていいかもしれません。最内に入ったことでダノンバラードは逃げる選択も。それを見ながらだとカレンミロティックあたりは立ち回りやすいかもしれません。

いまいまは前半スローと見ていますが、川田将雅が甘いレースにはしないでしょう。どこかでビシッとラップを締めてくるはずです。そのポイントで上位馬が変わってくるようにも思っています。

いずれにしても木曜に降った雨がどの程度影響するか。金曜まで降り続けるようなら、土曜の馬場読みはかなりポイントになってきますね。


日付変わって金曜。まだ慌てずに堪能していきますよー。


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2013.12.15

アジアエクスプレスのパワフルな差しが決まりました。

パークウインズ府中で観戦しました。関東G1のファンファーレを聞きながら、あぁ朝日杯でこれを聴くのは最後なんだなぁというちょっとした感慨もあり。すぐにホープフルSで聴けるじゃん、くらいフットワーク軽くしておきたいですね。

パドックでの見立てはプレイアンドリアルとアジアエクスプレスでした。馬体のスケール感とちょっと切れ味を削ぐような芝の状態から、この2頭のどちらかを本命視しよう、と思ったところまではよかったんですけどね。前走がオキザリス賞、府中のダートマイルですからねぇ。さすがに常識が邪魔をしてしまいましたよ。

レースラップです。
12.7-11.0-11.4-11.7-11.8-12.2-11.8-12.1

道中は気合をのせられながらの追走。どうやら気を抜いてしまうそうですね。4コーナー手前あたりはこのまま伸び切れないかも、という手応えに見えました。そこからの差し脚ですから息が長かったということでしょう。パトロールフィルムで見る4コーナーでの外への持ち出しは実にスムーズ。鞍上のエスコートも綺麗に決まっていました。コーナリングの軌跡はもう、何らかの美学をもっているそれですね。ムーアの美学。

パドックでのウマの見立てはもうひとつあって「来年のジャパンダートダービーで見たいなー」というものw いや、レース後ムーアも発言していましたが、やっぱりダート寄りの適性だと受け取りました。確かにG1を勝ちましたが、今回は例外的なケースと捉える方が賢明のように思っています。

ちょっとパワーに寄っている印象がありまして。おそらく5月の府中の良馬場では良績は望みにくいんではないかなと感じているところです。G1を獲ったことで今後適性に乏しいローテーションになってしまうかもしれません。それこそドバイを狙うのも一興かもしれませんな。ただ、とても面白いウマがでてきたのは事実。だって、もう次走が読めないですものね。今後の軌跡を楽しみにしています。

一応オキザリス賞のラップも。
12.3-11.0-11.7-12.1-13.0-12.4-12.2-13.2

前日に一度レースを見返してはいたんですけどね。「ギアがいくつもある」かぁ。後でもう一度振り返ってみます、オキザリス賞の方をw


プレイアンドリアル。本命にしてしまいました。パドック映像で見た馬体は思っていたより厚みがありました。これなら中山の直線をパワフルに登坂できるかなと思い直していました。ただイレ込みがね…。外枠発走の先行馬、前にウマをおけない状態は容易に想像がつきます。一瞬、そのリスクを考えたのですが、そのまま本命で通してしまいました。イレ込みでハミを取りっ放しだったことが敗因と理解しています。リスクの見積もりが甘かったですね。。。

イレ込みがきつくなる原因は様々でしょうが、オーナーの気合乗りとリンクしているというのはちょっと言い過ぎですかね。レースまでのプロセスに指示がだせる立場、そのジャッジに強い前進気勢があるなら、負荷のかけ方も知らず知らず強く働いてしまうように思えていまして。期待や悲願の思いの深さはわかりようもないのですが、プレイアンドリアルのイレ込みは過剰な期待の表れのように思えています。…単勝を買った人間が言うセリフではないでしょうかw


ショウナンアチーヴ。ずっと評価を上げていなかったのですが、返し馬の弾み方を見て相手に含めました。今日の馬場には合っていたでしょうか。結果的に縦目だったわけで言葉もないわけなのですがw

後藤の残り800mからの肩ムチ。繰り返し拳をひねって早めに仕掛けていきました。冷静に、でも勝負にいったんだろうと見ています。いい佇まいといいますか、復帰後のレースに向かうスタンスが印象よいんですよね。先週はそれで期待しすぎた訳です、はいw

結果としてムーアの目標となりましたが、あそこでアジアエクスプレスを警戒するならむしろ消極的なマインドというべきでしょう。力を尽くした、いいパフォーマンスだったと思います。


アトム。こちらはウマの気合がなかなか感じられず。パワーというよりピッチ走法の分、中山の登坂を苦にしないのではと見立てていましたが、パドックでは俊敏性もスケール感も気持ち足りない印象でした。4コーナーから直線坂下、スッとポジションを上げられなかったあたりが、その印象とリンクしています。

川田は「前が詰まった」とコメントしていますが、その印象がある分、陣営を擁護するニュアンスも感じ取っていまして。擁護するされるの関係は逆で然るべき、とも思っています。


ベルカント。話題先行ではなかったと思っています。速過ぎず、溜め過ぎない、いいラップを踏んでいたのではないでしょうか。勝った差し馬に35.3を要求するタフさが今日の馬場にはあって、ベルカントの適性はそこに及ばなかったという見立てでいます。

マイルは少し長い、という武豊のコメント。トレーナーとジョッキーの因縁や記録へのチャレンジでかすんでいたかもしれませんが、小倉2歳Sの時点で逃げ切るには気性が…と言われていましたからね。体型うんぬんよりも気持ちがスプリント寄り、という評価でいいように思っています。3歳春まではローテーションに苦慮してしまいそうですね。


ウインフルブルーム。控えて伸ばす競馬ができました。できなくて惨敗のイメージがありましたので、これは見立てを修正しないといけません。次走が気になります。きさらぎ賞だと無理なく適性の範囲で結果が見込めるでしょうか。本気でリーチザクラウンのローテーションですけどねw



最後に。

日曜中山最終。朝日杯と同じ芝1600mでマイネルアダマスに乗るムーアを、2匹目のどじょう(言い方古っw)を狙って買って見ました。後方から内で控えて、外に出すチャレンジをし損ねたまま直線へ。切り返せずに前が詰まっての5着。不完全燃焼の感は否めませんでした。ただ、綺麗に決めたアジアエクスプレスと合わせて、コースの狙い方が少し見えたような気がしていまして。先ほど書いたアレです、ムーアの美学。あくまで個人的な心象ですけどね。来週の大一番に活かせるかは未知数ということでw



さぁ、有馬記念ですよ!!
ジェンティルドンナもジャスタウェイもメイショウマンボもキズナもエピファネイアもいませんが、有馬記念ですよ!!!…こう書くとちょっと寂しさを覚えますねw


誰ですか、オルフェーヴルでいいんじゃね?なんて短絡的に結論付けている人は。その結論に至るまでの過程が醍醐味なんですから。

…まぁ、いまの言い回しだといたい本命は決まっているみたいに聞こえちゃいますけどねw


仕事は相変わらずのペースですが、1週間ばっちり考えていきたいと思っています!



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2013.12.15


この日曜日、中山では最後の朝日杯になります。

ダービーに直結しないという批判を受けて久しい2歳G1ですが、個人的にはそりゃそうだろうという率直な感想を持っておりました。古くはマルゼンスキー、ミホノブルボン、ナリタブライアン。マルゼンスキーは出られませんでしたが、クラシックの序列を語る上でこうした勝ち馬の残像がオールドファンほど色濃いような気がしています。個人的にはグラスワンダーが最も印象深いですけどね。当時はNHKマイルCができたことで、クラシック組みとの比較と並行してエルコンドルパサーとの対決モードが強く煽られていました。

阪神マイルに変わることでクラシックの傾向も大きく変わるでしょう。ホープフルSがG1昇格する場合、最優秀2歳はどうなるんだという意見も目にしましたが、むしろこれまでが「朝日杯勝利=唯一のG1実績=最優秀2歳」的な思考停止を招いていた可能性もあり。投票する方にも先の残像が色濃いかもしれませんね。G1への権威主義的な姿勢かもしれません。いずれにせよ、各自の目線でレースごとのパフォーマンスを見定める価値観が並行するなら、その方が面白いだろうという感想をもっています。2000年の最優秀はメジロベイリーには申し訳ないけどアグネスタキオンでしょう、というような。

ベルカントが朝日杯を勝ったら、最優秀2歳牝馬はどうするんだという議論も実際目の当たりにしてみたいですねー。…このあたりは無責任ないちファンの傍観が過ぎるかもしれませんけど。


そのベルカント。角田調教師は競馬ラボのインタビューで最内枠を強調していましたが、島田さんのコラムを見ると後入れの1枠2番が第一希望だったようです。最内枠だと出遅れは致命傷ですからね、同じく1枠1番だったフジキセキを持ち出すのも含めて「理想的?」と個人的には首を傾げていたので、この記事を見て多少腑に落ちた感がありました。外枠よりいいのは間違いないですね。
快速牝馬ベルカントをパートナーに、武豊、朝日杯でGI全制覇なるか?(1/3) - Number Web : ナンバー

武豊は朝日杯未勝利。勝てば中央G1全制覇となりますが、今回は過剰な期待はむむーどうでしょうね。ミッキーアイルの除外は追い風と思いますが、勝つためにはいくつか条件に恵まれる必要がありそうです。あ、フジキセキとスキーキャプテン、その鞍上同士がタッグを組んでというつながりは長くファンをやっていればこその味わいがありますね。


そのミッキーアイルのひいらぎ賞。強かったことは確かそうなのですが、なんといいますか、しっかりとしたラップなんですよね。勝つことにこだわる展開でなく、もうひとつふたつレースを教えるスタンスが感じられるとよかったのかなと思っています。逃げ馬?という疑念がありますね。

ラップ構成を見るとアルフレードが勝った2011年に近い模様です。

ひいらぎ賞のラップはこちら。
12.6-11.2-11.5-12.1-12.1-11.9-11.1-11.7

アルフレードの朝日杯はこちら。
12.6-11.1-12.1-12.2-12.2-11.7-11.0-12.0

ベルカントの理想はこんなバランスかなとイメージしていますが、ポイントは一番差の大きい3ハロン目にあると見ています。ここをニュートラルに流して落ち着いたラップが計時されるなら可能性アリかもしれません。が、そう上手くいかないのではという年季のはいったエクスキューズも同時にありまして。ウインフルブルーム、マイネルディアベル、同型馬がいるんですよね。おそらく振り切れるはずなのですが、その結果3ハロン目を速くしてしまうような気がしています。ねーどうしましょw


追い切りでよく見えたのは、ベルカント、アトム、ニシノデンジャラス、グリサージュ、プレイアンドリアル、ハイアーレート。ちょっと多いですかね。

レースのどこかで瞬間的にペースをあげられるかが勝負の分かれ目と思っていまして、アンジュレーション的にそこでパワーが求められると見ています。そうするとリーチザクラウンのように千両賞を勝ってきたウインフルブルームやマイネルディアベル、プレイアンドリアルあたりは、瞬間的な加速が可能な筋肉量にはあまり見えておらず。であれば、グリサージュやハイアーレートに思い切って寄せてしまうのもアリかな、と。色気出しすぎかしらw


ショウナンワダチを外枠理由で下げつつ、内枠で立ち回れるアトムの評価をあげようかな、などと思案中。直前まで悩みそうな気配は平常運転の証ですねw



最後に。

全く別の話題ですが、競走馬ハンドブックという本が刊行されております。
[丸善出版ニュース] 「競走馬ハンドブック」* わが国初の本格的な競走馬育成書。* 2013年12月発売

競走馬の育成についての知見を日本ウマ科学会編集で取りまとめた一冊。アカンですねw 16000円の値段が育成従事者向けの専門書であることを示していると思われますが、ばっちり買う気ですw おかげさまで賞与もでましたしね。年末年始に読みふけるイメージが早くもできあがっておりまして、ダメな子ですw



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2013.12.11


これから仕事なのでさっくりと。おはようございます。

ロードカナロアのことには触れておかないとですね。香港スプリント連覇。5馬身差は磐石のそれでしたね。詳細は合田さんの記事を紹介する形で。
カナロア有終連覇、史上最大の圧勝劇|コラム|他競技|スポーツナビ

連覇は史上4頭目。ファルヴェロン、サイレントウィットネス、セイクリッドキングダム(こちらだけ2007、2009の勝利なので連覇ではないですね)。ここに龍王の名前がつらなることになります。字面がかっこいいですよね、「龍王」。安田記念で負かしているグロリアスデイズが香港マイルを制したことで相対的なレーティング上昇も期待できるでしょうか。


勝利そのものに全くケチをつけるつもりはないのですが(だって海外遠征で同一レース連覇が日本馬初でしょうし)、レース振りが鮮やかだった分、かえって他馬のレベル感が気になってしまいました。レーティングの妙などは詳しく調べていないのですが、日本でG2、G3を複数獲っている馬なら何頭か勝負になりそうな馬もいそうな印象もあります。

斉藤修さんのコラムではその他の3つのG1で地元馬が独占したことに触れています。レベルアップという評価ですね。
地元香港馬3勝に考える: 日々の覚え書き

一方でJBIS-Searchの現地レポートでは、スプリント界に凋落の兆しという表現も。…写真がふんだんなのは平常運転ですね。こちらも紹介。
ロードカナロア | 2013 ロンジン 香港国際競走 現地取材レポート | 日本馬の世界挑戦!現地レポート

香港スプリント界の評価について、このソースの引用が適切かは何ともいい難いのですが、サイレントウィットネス、ブリッシュラック、セイクリッドキングダムといった傑物がいないことは確かな様子。むしろロードカナロアが傑物という評価でよいのでしょうね。

国内G1を3勝、そしてこのパフォーマンスで年度代表馬がすっきりまとまったという印象があります。以前からG1の数だけでない印象評価で決めて欲しいなーと思ってはいるのですが、今年は名実ともにロードカナロア。中長距離路線のG1ホースが海外遠征や星の奪い合いで傑出した成績を残せていないこと、は関係なくなった、でよいでしょうね。有馬記念の結果はこれからですが、オルフェーヴル、ゴールドシップいずれが勝っても年間通した成績では届かないでしょうね。…まぁ、香港スプリント連覇と凱旋門賞2年連続2着や宝塚記念を同列で比較することが贅沢といいますか無理があるといいますか。

個人的には1400mベストという認識は変わらずです。キングカメハメハの後継としてルーラーシップとは異なるタイプの種牡馬になりそう。京都の引退式は、現地は無理かなw スタンドが唸るような超人気馬ではありませんでしたが、時間がその評価をより高めてくれるものと思っています。お疲れさまでした。



最後に。

トウケイヘイローとアスカクリチャンにも少しだけ触れないとですね。

香港ヴァースのアスカクリチャン。7着でした。アルゼンチン共和国杯を勝ったことで2400mという選択になったものと理解していますが、もう少し短い距離に適した印象があります。府中の馬場の反発力はそのまま他国にはスライドできないですからねぇ。それはどの国でも同じということで。しかし、あの札幌記念を使ってからのローテーション。タフですね。ナイストライだったと思っています。

香港カップのトウケイヘイロー。惜しかった。ペース配分、直線に向いての後続(真後ろにいた勝ち馬アキードモフィード)がギリギリ内をつけないコース取り。武豊だーという端的な興奮がございますねw フラットな2000mでチャレンジを続ければどこかでG1制覇のチャンスがあるように思えてきました。来春の香港が視野にはいっているという報道もあり。今後が楽しみです。

しかし、今年の札幌記念はどうしたんでしょうね。函館かつド不良馬場で札幌記念としては例外的なレースと認識していたのですが。もう国際G1になってもいいのかもしれませんねw


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2013.12.08


レッドリヴェール、ハープスターの猛追を凌ぎました。

ゴール前は熱かったですねー。フォーエバーモアが内で粘るところ、外からレッドリヴェールが気持ちの切れないピッチ走法で交わしたと思ったら、川田がハープスターを2頭の間に捻じ込んでいくという。観た方が断然よいので描写はこのくらいでw パークウインズ府中で観ていたのですが、ゴール前のリプレイ映像が流れたときが一番どよめきが大きかった印象。ハナ差に強いこともそうですが、力の要る馬場や展開に左右されにくいことがステイゴールドらしさを醸し出していますね。


レースラップです。
12.2-10.6-11.4-12.1-12.1-11.7-11.6-12.2


レッドリヴェール。スタートから内々を有力馬より前々で進む展開。多少掘れる馬場でしたが、札幌2歳のパフォーマンスがありますからね。懸念でいうなら馬場ではなく馬体重でした。-8の418kgはステイゴールドでなければ相当心配になるところ。追い切りの動きは大きく見せていましたが、パドックでも際立ったものは感じられず。展開面で目標になる可能性も込みで本命視は避けたのですが、いや、リヴェールには失礼な見立てでした。がんばり屋さんですね。

戸崎の移籍後初G1。早く獲っちゃえ的なアンカツとのインタビュー記事も見ていましたし、見ている側からすればようやくの感もあります。贅沢で雑な物申しですけどね。先頭ないし最後方など、意識して極端に振った展開を求めるタイプでない印象がありまして。流れにのって力を出し切るには、人馬の特性が合っていたのかもしれません。ますますの活躍を期待しています。

個人的にはアグネスデキシイの妹がG1に届いたのかー、という感傷もありまして。フジの中継、ゲストは岡部さんでしたが、デキシイのことは脳裏に浮かんだでしょうかね。札幌2歳の回顧記事でちらっと書いていましたので、内容はそちらで。お兄さんは輪をかけたピッチ走法でしたよ。
more than a DECADE 新潟記念


ハープスター。臨戦過程にかなり?がついていました。冬毛が目立ち、全体的に皮下脂肪がうっすら一枚ついているシルエット。久々かつG1でその仕上げということは、何か仕上げきれない事情があるか、相当先を見据えた戦略か。

島田さんの武豊本でベガのエリザベス女王杯の経緯が紹介されていたと記憶していますが、状態面での不安を抱えたままレースに向かわざるを得ない状況があったようでして。祖母ベガと同じトレーナー。仕上げに不安があっても明確なコメントはださないタイプでしょうから、そうした先入観をもって先のパドックの印象を整理することに。

落ち着きすぎるタイプが仕上がり途上の重さを抱えるなら、勝負どころで鋭敏に動けない可能性があると考えました。能力は抜けている見立てでしたが、頭は外すかも。色気がでましたねw これで単穴を本命に格上げする方針に切り替えました。えぇえぇ、半分しか合っていませんでしたよw

パトロールフィルムを観る限り、3コーナーまでの川田は外に出すためのコース取りに苦心しているようでした。外々へ張り出すような進め方が見て取れます。ただ結果的に、直線に向くまでずっとグランシェリーに被せられるポジションに収まってしまいました。くしくも有馬記念のCMで取り上げられているテイエムオペラオー包囲網のよう…、いやそこまではいかなかったかな。それでも鞍上浜中、さすがリーディングを獲っただけのことはあります。これでハープスターは内へ舵を切らざるを得なくなったと見ています。

トレーナーは内を突いたことに納得できないとのコメントを残したようですが、万全の仕上がりであればもっと大胆に後方待機策を取ることもできたかもしれません。敗因というのはどうしても玉虫色になるものと心得ていますが、今回はジョッキーにすべてを帰すには当たらないと思っています。強いていうなら残り100mでフォームが崩れたあたりですかね。悲観する内容ではないでしょうから、引き続き来春を期待して待ちたいと思います。


フォーエバーモア。パドックでの伸びやかできびきびした歩様から、3頭目を流す際には含めるという評価。これは合っていましたね。準メイン、オリオンSで勝ったアドマイヤフライトは2番手から押し切る競馬。もちろんマイルのペースは全く異なりますが、先行が全くダメな馬場ではなさそうという見立てがあったので。ちゃんと反省しておきますよ。

鞍上の追い方。ダンスとは揶揄の表現として見かけることがありますが、今回は膝を支点にしっかり腰を入れて馬のリズムに合った動作になっていたように見えました。この春夏はブレーキになる場面も散見されたと思っていますが、自分なりのリズム、フォームをものにし始めているのかもしれません。

ちょこっとだけ。こうした議論は多分に個人の見た印象で語ることになりますから、たとえば馬の邪魔をしているか、その真偽のほどは確かめようもないのですが、客観的に確かめられないからこそ、いちファンの見立てで断じてしまってよいのではないかと思っています。ただし揶揄ではなく、予想の上で評価しない、あるいは好きか嫌いか、こうした意思表示があれば十分かなと。最近、福永のコメントでよく聞かれる「馬を動かさないと」という感覚。各ジョッキーの間で試行錯誤するベクトルが生じているなら、前向きな流れと捉えるべきかもしれません。


マジックタイム。直線の坂で脚色が鈍りました。直線の外差しに徹すれば可能性があると思ったのですが。。。 期待が強すぎました。敗因は今日の馬場に対してのパワー不足と、輸送による馬体重減と見ています。

馬体のスケール感は見て取ったのですが、ハーツクライ産駒の成長はもう少し先、というもともとの認識を重視すべきでした。ハーツ自身もそうでしたが、本当にパワーがつくまで少しかかる印象があるんですよね。新潟の2勝目ラスト1ハロン、微妙にですが先行馬と一緒に脚色を鈍らせたあたりにパワー不足を見立てていたのにね。

中川厩舎の経験値もあったでしょうか。今年、阪神への遠征は調べた限り2回、かな。人馬とも重賞未勝利で遠征経験が豊富でないなか微に入り細に入るケアができるか、難しいハードルだったかもしれません。ただ、経験が積めるということはいい馬が少なくなく回転してきているということでもあるでしょうから。こちらも来春を期待していきたいと思っています。…そうすると、後藤浩輝の手綱さばきに少し期待しすぎた格好かな。


クリスマス。デムーロのコメントを待ちたいところですが、進め方は昨日のハナズゴールのようでした。あの脚の使い方は今後につながるように思っています。全くの適性外と思っていたので正直意外でした。力はありますね。


マーブルカテドラル。アルテミスSでは本命でしたが、どうにもスケール感で見劣る心象がありまして。血統もあるのかなー、評価は上げ切れませんでした。善戦の4着は納得というところです。ダイワメジャー、直線の長いロケーションで平均ペース以外ですと、あまり相性がよくない印象がありまして。超個人的にですが、今後予想の盲点にならないように気をつけておこうと思っています。

一方、田辺の乗り方は好印象。あの乗り方が躊躇なくできるのなら、もっと力のある馬が回ってきて欲しいですねー。川田がどうこうではなく、ハープスターは合うように思っていたり。



最後に。

レッドリヴェールを一口もっている方とSNSで絡んでおりまして。すばらしい「ひき」と感嘆するばかり。直線、自分にマジックタイムが訪れない(笑うところですw)ことがわかってからは、リヴェールいけ!いけ!うわハープ!うわ!残したか!?みたいな興奮がございましたw ご本人のテンションの浮き沈みが想像できるだけに、ひとごとじゃなくなっていましたね。おめでとうございました。きっと人生のピークですねw ちょっとうらやましい分妬みも入れておきますよーw



最後の最後に。

キズナ有馬記念回避。コンディションが万全でないという調教師のコメントがありました。オルフェーヴルとの再戦は激しく観てみたかったわけですが、来年がある馬ですからね。京都の下りを2回駆けたときにどうなるか、早速そこにイメージが切り替わっております。合うはずですからね。

しかし、エピファネイアもそうでしたが、日曜に有力馬が次走回避を発表するのは今後のトレンドになるのでしょうか。ファンは目の前のレースに気持ちを奪われていますからね。ショックの緩和策としては妥当かもしれません。雑念をはさまずにレースに集中したいとは思いますけどね。


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2013.12.08


この土曜はようやくひと息つけました。仕事がね、すごい勢いでしたので。合間合間で時間を作ってはいたのですが、先週のジャパンカップダートはついにリアルタイムで観れませんでしたし。。。

冬支度といってもちょっと冬物をだしたり、部屋の乾燥予防のためLOFTで見つけた加湿器?紙だから加湿紙?を買ったりという程度。それすらままならないハイペースで日々が過ぎていましたからねぇ。あ、加湿紙はこんな感じです。自然気化型だそうですよ。
ペーパー加湿器


土曜の中継も見つつ、先々週から録りためた分もゆっくり見直していました。現地観戦したジャパンカップも改めて映像で確認。国際競走としての存在意義について、という切り口での議論も散見されましたが(これはどこかでまとめて書いておきたいのですけど)、レースそのものはピリッと締まった見応えたっぷりのそれでした。人気のゴールドシップとエイシンフラッシュの凡走が残念ではありますが、凡戦とイコールではありませんでしたね。


ステイヤーズS。

デスペラードの仕掛けはアツかったですねー。4コーナーに向けて横山の右のこぶしがグンと振られる所作。それまでの静から動へレースが動く瞬間。残り600mだけ刀を抜いた美しい殺陣を見ているようでした。ユニバーサルバンクの乗り方は十分なもの。デスペラードとその鞍上が一枚上手でした。すてき。

どうやら進言が通ったのかな、有馬記念に向かうようですね。勝利ジョッキーインタビュー直後の、オーナーとのはしゃぎっぷり。そりゃわがまま言えるわけだw ぜひとも順調に。


WSJSで気になったのは、2013ゴールデンブライドルトロフィー。

クリノスターオーは軽く押し出されるように先頭へ。ムーアは早々に切り替えたのでしょう、向こう正面でうまく溜めをつくってそのまま逃げ切りました。

目に付いたのはムーアの追い方。膝を支点にした振り子のような脚の使い方が印象的でした。日本のジョッキーだと大井の的場文男が浮かびますね。リズミカルに腰をいれて支えないと尻もちをつかないまでも重心が後ろ過ぎてしまう(=重心移動でブレーキをかけてしまう)フォームになりかねず。まして、あれだけ上体を被せながらの振り子ですから、相当に体幹が強くないとできない追い方と思われます。ちょっと見とれるような間がありました。

ジャパンカップでの、ジェンティルドンナの前進気勢をなだめる技術、そして1ハロン早くても追うと決める判断力。それを思い出しながら、実はライアン・ムーアのとてもいい時期を目撃しているのかもしれないと思っているところです。

個人的には「正式にジャパンカップを連覇」というコメントをだす気概にとても好感を覚えていまして。コメントを目にした当初は「正式に?」と首を傾げていたのですが、どうやらブエナビスタの降着を指していたようで。確かに日本人以外のジョッキーで真っ先に裁定に疑問を呈したのはムーアだったと記憶しています。日本での利害関係が薄いからこその率直さだったかもしれませんが、無骨で真摯な姿勢は面構えとあわせて「職人気質」という心象を形成しています。むやみに手前の正論を振り回さない、そのバランスを保つのは難しいばかりですが、順調にキャリアを積み上げてほしいと思っているところです。


土曜の朝日チャレンジカップ。

アルキメデスもバルザローナも初重賞制覇。ちょっと掘れるような馬場はアドマイヤムーンに合ったかな。でも素直に強かったですね。ちょっとマイラーの印象もありますので、今後の動向が気になるところです。

バルザローナの追い方も見栄えしますね。こちらは上体の動きに合わせてリズミカルに鐙を踏んでいる様子。ドバイの前任、デットーリの姿がダブるのはこのあたり。なんといいますか、トモが地面を蹴る瞬間にいっしょに鞍上も蹴っているといえばいいでしょうか。ごく当たり前なこと?かどうかは理解していないのですが、武豊もしっかり踏んでいると思っています。

ミカエルは道中の運び方に雑味を覚えていたりしますが、そのあたりは成長の余地と勝手に見立てています。期待してますよ。

一方、3着のハナズゴール。ホントにトップスピードを使える脚が限られている印象。先に仕掛けていたカワキタフウジンに最後に交わされていました。ハナズゴールはデムーロ、カワキタはルメール、いずれも乗り馬の特性を引き出す(ある意味では大胆な博打)思い切った騎乗が光りました。さすが。短期免許のジョッキーがワンツースリーするのも珍しくなくなるように思っています。


土曜のレースからもうひとつ。中京メインの浜松S。

スタートからじんわりといったにしても、ネオウィズダムがそのまま押し切るとは思いませんでした。馬場もあるでしょうが、鞍上のじんわりした所作が目に付きました。馬の行く気に決定的に逆らわないことで道中のロスを減らすことに成功していたようです。

最新の優駿のインタビュー記事には、後藤浩輝の個性をアピールすることより馬の邪魔をしないこと、という趣旨の発言がありました。エスポワールシチーの乗り方についても、エスポワールがもっている我の部分(レース前のルーチンをこなさないとむくれるような)を主戦・佐藤哲三のように順調に積み重ねてゲートまで誘導できるかがテーマになっていたようです。これをしっかりこなせたのは、これまでの後藤とはちょっと異なるイメージもあり、予想の上でも注視が必要と感じております。日付変わって、今日のG1予想にも注意して臨まなければいけないでしょうからね。



最後は、その阪神ジュベナイルフィリーズ。

断然人気はハープスターですが、マジックタイムとホウライアキコはそれぞれ前走のパフォーマンスと追い切りが見栄えするものでした。この3頭のうちいずれかを本命視することになるかなという見立てでいます。ただハープスターの切れ味が抜けているようにも。がんばって見極めたいと思います。

一応、追い切りで気になった馬。上記3頭のほかはレッドリヴェール、マーブルカテドラル、レーヴデトワール、グランシェリーあたり。これらの馬は枠順、馬場、展開、走法などでマイナス要因をもっていると認識しています。そもそも最初に取り上げた3頭との力差もあるでしょうね。

こうなると軸の取り方、その見立てが予想のポイントになりそう。もう朝になりますが、はい、少し寝てからがんばりますw



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2013.12.02


ベルシャザールの差しが決まりました。

ルメールのポジショニングは阪神1800mだとすっきり嵌るんでしょうか。枠順を観た瞬間には極端なペースなら外差しが嵌るかも、などと思っていましたが、きれいにパワフルに抜け出してきました。阪神のジャパンカップダート、最初と最後をルメールがまとめた格好ですね。

レースラップです。
12.4-11.0-13.4-12.4-12.4-12.2-12.0-12.0-12.6

フジの中継では1000m通過でゆったりとしたペースとの実況でしたが、G1に足るメリハリの効いたラップ構成だったと理解をしています。やはりこのレイアウト、ポイントは1コーナーの入りのようですね。

エスポワールシチー、ラストラン。後藤は3ハロン目をグッと引き付けて、その後は急な加減速のはいる余地がない締まったラップを続けていきました。これも佐藤哲三と相談した戦略なのでしょうね。若干パワーの要る馬場だったとすると、かなりきついラップを刻んだことになりますね。3、4コーナーの馬なりはゆったりどころか、肉を切らせてというスタミナ勝負の凌ぎ合いを示唆していると理解をしています。

ですので、1コーナーまでに無理をしなかったベルシャザール、ワンダーアキュートが最後まで脚色おとろえずのワンツーとなりました。両鞍上のペース判断が着順を押し上げたといっていいのでしょう。


ホッコータルマエ。早め3番手はよかったのですが、直線では早速先頭に立たざるを得ない展開に。ソラを使っていたかな?抜け出したところを1、2着に強襲されてしまいました。抜け出してからの鞍上のダンスは、まぁ、スピードを削いでいたと思います。それが敗因のすべてとは思いませんし、心象だけで揶揄するつもりでもないのですが、残念な所作と映っています。1番強い内容だったという言い方はできるでしょう。


ワンダーアキュート。1コーナーまでにすっと下げる鞍上の判断がさすが。外の枠にいたベルシャザールの外に回す形になるのはやむを得ない範囲でしょうか。善戦しますけど勝ちまでがちょっと遠いですねぇ。


ローマンレジェンド。スタートから鞍上の思惑ほどはダッシュがつかなかったでしょうか。1コーナーで番手を下げた時点で阪神1800m最内枠という条件にスポイルされたと見ていました。あそこから直線抜けてきたらホントに強いですけどね。復調途上という見立てでしたので善戦と言えば善戦。ただしG1馬ですからね。体調アップなら暮れにむけて面白いところがあるかもしれません。


ニホンピロアワーズ。夏を上手にこせなかったことがここまで尾を引いてしまったようです。こちらも復調途上、仕上がり途上。調教過程と馬体重を重ねて眺めると、レース前から「次に期待」という見立てに落ち着いていました。巻き返してくるでしょうね。


クリソライト、インカンテーションの3歳2騎はともに惨敗。前者はJBCが尾を引いたでしょうか、4コーナーを待たず手応えを失っていました。後者も同様ですが、これまでの戦歴から思うのは少し軽めないし平坦の馬場がよいのかなということ。古馬になってパワーがついてくれば変わってきそうでもありますが、いまいまは厳しい条件が重なったという感想です。


ブライトライン。フィジカルもメンタルも1ハロン長いように見えました。だいぶ福永が苦心して折り合いをつけていたみたいですね。みやこSの早め先頭がベストな展開とは思っていないのですが、気性が前のめりのままなら大舞台での善戦どまりになってしまう、かもしれません。


そしてベルシャザール。1コーナーまでの入りはゆったりめで、13.4の付近でじんわり外から進出。ワンダーアキュートに被せるような外々の立ち回りは、エスポワールやタルマエとは異なるリズムでの追走になりました。早めに進出を開始しながら最後までもたせるのは鞍上の判断の賜物と思います。前走から継続騎乗であったことはプラスだったでしょうね。

直線にはいっての人馬の躍動感は印象的でした。肘をスナップさせて腕全体が長いムチのようにしなるルメールのシルエット。対して鞍下は大柄の馬体からパワフルに加速。トランセンドやエスポワールシチー、ニホンピロアワーズなど錚々たるジャパンカップダートの勝ち馬のイメージからしても、外からの差し切りはちょっと見栄えがしています。

松田国英厩舎は久しぶりのG1制覇。たぶんダノンシャンティ以来ですよね。追い切り直後のインタビューではダービーの戦歴の差からクロフネよりすごいかも、という根拠の弱い(失敬)コメントが聞こえていました。これは煙幕だろうと思っています。聞いた人の大半が「いやークロフネほどじゃないだろう」と思うじゃないですか。その相対的な軽視が過度のプレッシャー避ける効果を生む、という深謀遠慮があったかなと。マツクニさんならやりかねない、と極めて好意的に邪推しているところです。腹の探り合いも、このくらいなら面白く見られますね。


ベルシャザールの今後。フェブラリーまではイメージできるのですが、例えばタペタに合うでしょうかね。交流G1よりはオールウェザーという適性を感じていますが、東京大賞典なり川崎記念なりへの出走ならかえって興味深いですね。深めの馬場をこなせるか。ワンダーアキュートと着順が変わっていてもおかしくないように思っています。



最後に。

この1週間はかなり仕事に忙殺されていまして、ジャパンカップダートは完全に「見」でした。サイレンススズカをゆっくり偲ぶ間もなく。泥のように眠るというのは久しぶり。。。 あとあとレース映像を観て買っとけばよかったとか少し後悔する感じでしたが、まぁそういう時は得てして買うと当たっていないでしょうからねw

落ち着いたらになりますが、ジャパンカップダートの想い出語りでもしたくなっております。年末の時間のあるときに、かな。



最後の最後に。

TwitterのTLはパンツオブファイアをどういじるかというパンツウィークと化していました。ゲイリーのパンツとか言われるともうどうしてよいやらw 一番ダメなのはゲートが開く直前に立ち上がった様にスタンドから失笑が漏れたこと。テレビでも聞こえました。パンツ立ち上がる、的なシチュエーションに瞬間的に笑う流れはよくわかりますが、さすがに失礼でしょうね。

ただ週中のニュースを読む限り、ブリーン師もちょっとわかってて立ち回っている感もあって。振るっていたのは、日本の競馬場はギャロップレーサーをやってるからよく知っている的なコメント。一流のジョークとしても、ギャロップレーサーが海を越えて、それも関係者にプレイされている事実の方がパンツネタより大きなインパクトを受けました。日本の競馬がガラパゴスというのは嘘だったと証明されたわけですからw ねぇ。



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