2014.01.27


ヴェルデグリーンの差しが決まりました。

フジの中継、レース前にインタビュー映像が流れていましたが、仕掛けどころは4コーナー?というフリに対して「3コーナー」と回答する田辺。相変わらずウソがないなーw と思って観ていました。ホントに3コーナー過ぎから進出、しかも1番人気のレッドレイヴンを目標に、しっかり結果をだしちゃうあたりがキマッていますね。

レースラップです。
12.5-11.1-12.9-12.2-12.4-12.3-11.9-12.3-12.4-11.9-12.1

なお昨年制したオールカマーのレースラップはこちら。
12.8-11.1-12.1-11.7-11.9-11.8-12.2-12.1-12.4-11.8-12.1

道中のペースや番手は細かく異なっていますが、アンカツさんが解説していた通り、鞍上田辺は似たイメージをもってレースに臨んでいたように見えました。スタートから1コーナーまで、ニュートラルで追走して中団にポジショニングできたあたりは勝因のひとつかなーと思っています。

2着のサクラアルディードは五分のスタートから軽く追っつけながら1コーナーへ。この加減が2着につながったように思います。もちろんそれ以外の要素を軽視するわけではないのですが、中山の1800、2000、2200mは1コーナーをどんなポジションで迎えるかがけっこう大きいと心得ておりまして。昨年斜行でミソを付けたベリーですが、今年はファインプレーというところでしょうか。

個人的にサトノシュレンの前残りに淡い期待を持っていたのですが、1コーナーまでに先頭に立てなかった姿でだいぶ見通しの甘さを痛感いたしました、はい。向こう正面の下りで軽くもっていかれていましたしね。ハミを取ったまま残り1000mからのラップが11.9で上がっていますしね。ラストの登坂を待たずに残念な幕切れとなりました。次はどうするかなー悩ましいですね。

気になったのはフラガラッハ。ワンテンポ遅らせてからの捲りはいい脚でした。高倉の狙いとアクションはしっかり合致していたように見えています。直線入口までに勝ち馬の外から肉薄する姿、登坂で離されてからゴール前で巻き返す姿。中京マイルでドン嵌まりするイメージと合わせると、フラガラッハの買い時のリズムを掴めた、かもしれませんw



東海Sも少々。

ニホンピロアワーズの完勝でした。内枠を取ったグレープブランデーに寄せてみましたが、完全に見当違いでしたね。レース直後はグレープへの残念な思いでいっぱいでしたが、レースラップを見てちょっとだけ見直しているところです。

12.6-11.2-12.4-12.1-12.1-12.1-12.7-12.2-13.0

サトノプリンシパルはかなり攻撃的なラップを踏んでいました。4コーナーのコーナリングで緩んだ以外は厳しめの展開。直線にむいて再加速した12.2まではサトノのラップ。レパードS以降は連対がありませんが、これで掲示板に残ったあたりは実力をつけている証拠かな。今後が楽しみですね。

これを好位追走したニホンピロアワーズ。なんといいますか、端的にいうと阪神1800mを左右ひっくりかえしただけ、というレースっぷりに見えました。緩みのないペースを好位追走という図式はジャパンカップダートと同様。恵まれた勝利というのは見当違いでしょうが、図らずも得意な展開で運べた分の圧勝劇だったとみています。早くもチャンピオンSの有力候補ですね。

問題はフェブラリーS。距離短縮と府中の馬場でこのパフォーマンスが期待できるか。グレープが勝てばすんなり予想しやすかったんですが、どうなるでしょうね。予想の難しさが増えたのは楽しみが増えたと思いましょうか。

一方のグレープブランデー。直線で振るわなかったことより、向こう正面で軽く追っつけながら追走していたことが気になっています。好位をキープしたかったのか、そもそも手応えが悪かったのか、あるいはその両方か。いずれにしてももうひとつ後ろのポジションでニホンピロアワーズを視界に入れるものと思っていましたので、個人的には意外な所作でした。若干太目でもあったでしょうか。巻き返しの可能性はゼロではないと思っています。



その他の話題もいくつか。

武豊3600勝。中京10Rのメイショウインロウでイン突きでした。昨年最後の武豊TVでは通過点というニュアンスでさらっと語っていましたが、常時前人未到というのはやはりすごいなぁ。秋には3700勝したいとのこと。府中で観られることを期待しています。

同レースでの福永の降着。パトロールフィルムを観ましたが。間をおいて2回、タガノリバレンスの前をカットしてしまいました。2、3走前の直線映像と合わせると左にもたれる癖があるでしょうか。それにしても、という内容だったと思います。ジャッジの按配で2日間の騎乗停止は妥当なペナルティかと思われます。ワールドエースがアウトですか。

あ、若駒Sのモンドシャルナは福永の失策というより必然の負けかしらと思っています。トモが非力かつ伸び切って追走する懸念から序盤のポジショニングを諦めたのかなと。若駒Sを勝つためだけなら違う展開を選んだでしょうし。悲観する内容ではなく、馬の成長力次第かなーというのがいまいまの見立てです。というわけで、降着とはあくまで別件ですね。

川田の注意義務違反。自分はルールに合致しているかというより、ジョッキーが勝負が決してスピードを緩める按配をどこまで信頼するか、という価値が問われていると思っています。プレイヤーの裁量を保つ方に議論が進んでほしいですね。ルールを厳密化することは、正しくはなっても面白くはなりにくい方向性ですので。あれで着順がひっくりかえったら重大なペナルティ、という程度が適当かなと思っています。



最後に。

京都牝馬S。ウリウリあたりに差されそうという悪い予感はぴったり。ドナウブルー2着は想定の範囲内だったのですが、どうしてもドナウ2着の馬単流しが買えませんでした。きれいなシルエットだったなー。好みの馬の引退はさびしいですねぇ。おつかれさまでした。


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2014.01.20


プレイアンドリアル、中山2戦目で結果を出しました。

4コーナーを待たずに最加速地点が訪れた、上がりのかかる展開。キングズオブザサンに外から被せられ続けたことで直線まで前が詰まったプレイアンドリアルでしたが、ラスト3ハロンの徐々に後傾するラップの中、かえって余力が残せた形だったでしょうか。最後の脚色、他馬との強いコントラストが生じたのは実力差だけではなかったように思っています。

レースラップです。
12.4-11.0-12.9-11.7-12.6-11.7-12.0-11.9-12.3-12.6

ドカッと積もりはしませんでしたが、深夜の雪の影響からもともと上がりがかかる馬場だったと認識しています。そこに逃げたアグネスドリームの波打つラップ。スタミナを奪われやすい条件が整った時は得てして早仕掛けでバテ合う展開がおこりますね。みんなでいっしょにバテる分、早く前にいた方が着順を上げやすい、と理解していますが合ってるかな。

プレイアンドリアルが示したスピードの持続力はこのメンバーでは抜けていた、とは思っているのですが、他馬がね。キングズオブザサンは道中外々を回り続けていますし、アデイインザライフは後方待機からのカウンター狙い(の割には、かな)、ラングレーとエアアンセムはスタートから接触。ウインマーレライは勢いよく飛び出したものの抑えが効かず、さらに外から来られてうわーってなってましたし。結果論ですがちょっと恵まれたところもあったように思っています。

ただし前走のような引っかかる素振りが少なく留まっていたのはプラスの進捗でしょうか。1コーナーまで前に馬が置けなかった状況でしたからね。土曜の中継でアルゼンチン方式というトレーニング(スタートして200mはしっていったん止めてリスタートする、らしいです)が紹介されていましたが、一気に気持ちが入るのを防ぐ効果はあったのかもしれません。

しかし、パトロールフィルムで観る限り、1コーナーへ入った時点での1、2着馬のポジショニングでよく勝ち負けしたなぁというのが率直な感想。春のG1に向けてはちょっと特殊なペースと馬場だったかな。という軽い先入観をもって2、3月の重賞戦線を眺めていこうかなと思っているところです。ポイントは異なるかもですが、半笑いさんのツイートでも似たような話がありましたね。

…あー、虎の威を借る、ではなくて、着眼点がどのあたりにあるかという相対的な位置の確認ですね。プロの方のコメントは常にその意味で参考にしています。今回に限らず。



日経新春杯もちょこっと。

レースラップはこうでした。
13.1-11.5-11.3-12.3-12.0-12.8-12.5-12.2-12.0-11.9-11.0-11.8

今回のメンバーからして、アドマイヤフライトにはジョッキーの積極的なラップ牽引がプラスに働くと思っていました。…ややこしい言い方をしましたか。自分から動く、ということですね。結果的に、でもないでしょうか、今回はサトノノブレスにそれをやられてしまいました。

1コーナーを待たずに先頭を窺う姿は悪い意味で「マジか」と思っていましたが、その後の抑制の効いたラップを見ると納得ですね。そういえばリトルアマポーラ、ハーツクライをテン乗りで勝たせてきたジョッキー。軽視はしませんでしたがむしろ重視すべきでした。

ちなみにサトノノブレスはJBIS-POGで指名していました。ダービー後の活躍を見せられるとうれしいやら悲しいやら。とりあえずPOG向きのセンスはないですねぇ。

アドマイヤフライトの実力は改めて示された格好ですが、今回はタイトルと賞金の上積みとい点で非常に痛い惜敗でしょう。個人的にはひとつ、1コーナーまでに前との距離を静かに詰めようとしていた点に福永の展開判断の深化をみたような気がしています。11.5-11.3のラップが予感された時点で昨年の福永だったら手綱をプッシュしていなかったんじゃないかな、と思っていまして。こんなところで信頼感を覚えていたりします。



あー、こうしたジョッキーの判断についても少々。外から俯瞰してコメントすることとそれを当事者として実践することに大きな隔たりがあるのは、十分配慮しなければならないものと思っています。ですのでここに配慮のない(特にテキストでの)揶揄にはきわめて悲観的です。騎乗に限らず「理屈通り実践すること」はそれだけで難しいものでしょうからね。

だからこそ成し難いファインプレーは讃えられて欲しいと思いますし、重要な局面でのケアレスミスにはしっかり目配せしておかなければいけないとも思っています。誰にも見られていないことって、芸が荒れると申しますか、洗練されようがないでしょうからね。だらしなく荒れていく競馬は観たくないですから。ほぼノイズだとは思いつつ、自分なりに見届けたことは書いておこうと思っています。

あー、年初にインプットを増やしたいと思っていたのもそのあたりでして。起こっていることに気づいておきたいんですよね。興味本位には違いないのですが、より楽しんでいくポイントじゃないかと思っているところです。結果的に今今の関心は、例えばブリティッシュとウエスタンの乗馬の様式の違いとかw しばらくはインドアな研鑽になりそうですが、困ったもんですw

どんどん話題が八艘飛んでまいりますが、治郎丸さんが騎乗技術のポイントとして「騎座」を挙げています。興味深い考察ですので勝手紹介を。
ガラスの競馬場: 日本人騎手に必要な騎乗技術とは(前編)



最後に。

アグネスドリームを物差しにしづらいと感じている分、かえって興味が増してきたのがきさらぎ賞。京都内回りで致命的に外を回ったトーセンスターダムがギリギリ捉えたのが逃げたアグネスドリームですからね。バンドワゴンとのマッチアップも含めて、トーセンスターダムのパフォーマンスはクラシック戦線を占うポイントになりそうです。

ドナウブルー、トーセンラー、ジェンティルドンナ。2月の京都の重賞には楽しみな馬がスタンバイしています。この時期の淀かー。…全然いけなさそうですけどw いいですねー。



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2014.01.13

ミッキーアイル、完勝でした。

ウインズ横浜で観戦していました。鮮やかなスタートを観た瞬間に本命タガノグランパはほぼないなーと思っていました。レース内容について語ることは少ないでしょうか。レース後すぐに今後のローテーションが報道されたことは、関心のポイントを象徴的に物語っているように思いました。

レースラップです。
12.2-11.5-11.8-12.4-11.8-11.3-11.0-11.8

リアルタイムではスタートから流していたのかなと思っていましたが、改めてレース映像で観たスタートからの拳の感じからは、あらかじめ前々で運ぶ意思はもっていたように見えました。いずれにしても下げる方がストレスが高かったでしょうね。

課題と言えば逃げの一手であることと、手前の変え方がちょっと大仰であることでしょうか。ラップからはワンペースの馬ではないようですので、春の本番までにパンプアップと他馬に左右されない落ち着きをどこまで磨くことができるか。

今回完勝したことで今後の、少なくともNHKマイルカップまでの戦略はおそらく逃げになるでしょうね。ある意味では面白い存在になってきました。府中であの逃げかぁ。ちょっと難しいかもなぁというのが正直なところですが、どうなるでしょう。

個人的には逃げる癖のついたトーセンレーヴのようなイメージ。あぁ、ディープインパクトが控える競馬を施されなかったら、というタラレバを見ているような気もしています。このあたりも面白いですね


ウインフルブルームは対照的に待機策を選択。決断は早かったようです。最後詰め寄ったことも含めて、皐月賞トライアルに向けては十分な布石になったでしょう。朝日杯直後より楽しみが膨らんだように思っています。

千両賞の頃はリーチザクラウンのような懸念を抱えるのかな、と思っていましたが、むしろその懸念はミッキーアイルの方に残されている格好ですしね。…馬の気質もあり、鞍上の経験の質量もある話ですので正確には何ともいえませんが、そのあたりを斟酌しながら春に向けた評価を積み上げるのが、ファン個人個人に任された好き勝手な裁量の部分と心得ておりますよ。

ちょっと使い詰めているのが懸念材料でしょうか。ちょっと間隔を空けるならスプリングSで見てみたいかなー。本馬のパフォーマンスと同時に皐月賞を占う尺度にもなりそうな気がしています。


タガノグランパには不運でした。スタート後、外からニシケンモノノフの内に切れ込む進路取りの影響でワイレアワヒネがびっくりして内へよれ、さらに内のタガノに接触。タガノはここでかかり気味になってしまったようでした。ちょうどウインが位置取りを上げていく間、折り合いを取り戻すため対照的に引っ張ることになりました。ウインの位置まで楽にいけないとこの展開では厳しかったですものね。

これがなければ、もう少しいいところがあったかな。ラジオNIKKEIのラスト、しぶとい末脚に着目してみた感じは春のG1まで忘れないようにしておきたいと思います。

しかし少ない可能性をこじ開けるような本命の決め方は相変わらず、もはや悪癖でございますね。わかったうえで上手に出し入れできれば馬券力につながるのですけど。30代も後半になるというのにまだまだ折り合いに信頼が置きにくいとは困ったものですw


ワイレアワヒネ、いい馬ですね。翌月曜のフェアリーSのレベル感がかなり?だと思っていますので、除外にならなければ中山でいい結果が出ていたかもしれません。フォームがね、母父マーベラスサンデーを彷彿とさせるんですよね。前脚の折りたたみ方とか。栗毛の登録ですが栃栗毛に色合い、赤いメンコといい。タイキシャトルが入っている分掻き込み力が増していたり、まったく生き写しではないでしょうけどね。



さて、初めて訪れたウインズ横浜についても少々。

当日は川崎の映画館に寄ってからアクセス可能なウインズということで横浜に。A館、B館と分かれているのですが、A館の半分が工事中でした。そのせいかA館はかなり密集度が高かったですね。避ける意味もあり物見遊山でもあり、という感じでA→Bへ移動。B館でメインを観戦いたしました。下の写真は裏道?を通った時に見上げたクレーン。緑色の部分にJRAのロゴを確認できました。完成まではまだまだかかるみたいですねー。
工事中のウインズ横浜、クレーンを見上げるの図



シンザン記念についてふわふわと浮かんだこと。

過去5年で3勝。鞍上浜中はミスターシンザン記念、とは誰も呼んでいませんねw ただ、この時期の期待馬がしっかり回っているとも言えそうです。あー、この時期の京都1600mで求められる前々の運び方をきっちりこなせるともいえるでしょうか。そうした先入観をいったん作っては崩していく作業がピントを合わせてくれますのでね。楽しみが継続するコツとも思っています。

以前はシンザン記念を勝つと出世しないと言われていましたが、ローテーションも馬場もだいぶ変わってきましたし。そうですね、先のジンクスを葬ったのはタニノギムレットでしたね。個人的にはフサイチエアデールのイメージが強いです。美人さんだったなぁ。あー、どちらも鞍上武豊。えらく勝っていた時期がありましたが、やはりミスターシンザン記念とは呼ばれていませんでしたねw

ミスターはないけどミスシンザンは…というネタはベタすぎるのでやめておきますw




最後に。

先ほど見つけたニュース。シンザン記念の勝ち馬ジェンティルドンナ、次走は京都記念、鞍上は福永とのこと。
ジェンティルドンナ 福永騎手とのコンビで京都記念へ | 競馬ラボトピックス | 競馬ラボ

リーディングを獲ったからという理由だけなら現場に対する健全なオーナーシップを少々疑わないといけないところですが、いまいま外国人ジョッキーからの乗り替わりできっちり選ばれることも重要と思います。京都外回りでのトーセンラーとのマッチアップは非常に興味深いですね。福永の折り合う力、前受けする力が大きく試される一戦になる予感。今年だけG1の格付けでもよいのではないでしょうか。わくわくして待ちたいと思います。


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2014.01.11

年度代表馬はロードカナロア。


凱旋門賞2着と有馬記念の圧勝が眩い方には酷な結果となったでしょうか。最優秀短距離馬はロードカナロア、一方で距離を問わない最優秀古馬牡馬はオルフェーヴル。そして部門別の最優秀の中から選ぶ年度代表馬はロードカナロア。得票は微妙なバランスになりました。

個人的には、年度代表馬は最優秀という価値の延長で語らない方がよいと思っています。これはずいぶん以前の記事で書いていました。かなりつたない文章で恐縮ですが。つたないのは今もかw
年度代表馬は印象で

年間を通した成績に加え、単勝人気や話題の中心であり続けたかなども選定基準として含めてほしいと思っていまして。もちろん選定者の印象がばっちり反映することになるわけですが、後年、2013年の競馬を語るときに象徴的な存在はなにかという視点で選んで欲しいんですよね。むしろ多くの人の主観を重ねることに一定の客観性を期待する方がよいように思っています。

現行の基準では好ましくない結果でしょうね。最優秀でオルフェーヴル>ロードカナロアとしておきつつ、「最」最優秀ではロードカナロアというのはね。昨年も同様の傾向がありましたが、今年はより鮮明になっています。

柏木さんのコラムでは、空気を読めていて悪くない結果とのこと。3冠馬を表彰なしにするのは、という配慮がうまく票数に表れたということなのでしょう。気持ちは察しつつもちょっと温情に過ぎると思っています。関係者の間にそうしたバイアスが生じる空気があることを伝えている投稿、と前向きに受け取る部分もなくはないですけど。
十分にマイルCSの候補/京都金杯&2013年JRA賞について | netkeiba.com競馬コラム


部門賞と年度代表馬は異なる選定基準がよいと思っていますから、今回の結果だけ見ると許容範囲ではあります。自分は香港スプリントを目の当たりにした時点でロードカナロアでした。

ただ、オルフェーヴルと人気の仕方、騒がれ方が違うのはどのあたりに要因があるのでしょうね。グランプリのファン投票ではマイラー、スプリンターに投票しにくい、という文脈もちょっとは関係しているのかな。

G1制覇は香港含め4勝。ただし1番評価すべきと思っているのはマイルG1へのチャレンジですね。スプリンターのマイル戦。そこには距離適性への積極的なチャレンジ、価値を「越境」しての腕試しという関心が集まっていました。そのチャレンジが成功しましたからね。安田記念も大きいと改めて思っています。



耳たこになりそうですが、くげーん。書くよー。
昨年書いた文章をご紹介いたしますが、スタンス変わってないですねーw

今年も一定数いらっしゃるのですが、その年の最優秀を決めるのに「該当馬なし」というのはどうでしょう。歴史を通じた評価で選定するならわかるのですが、その年の活躍馬から各部門1頭投票するのが投票の仕組みなのでは。。。 必ず1頭選ぶのが賢明な態度だと思っています。





最後に。

「2013年優駿大賞」に投票をしています。ホース・オブ・ザ・イヤーは期待を背負い続けたことと、有馬記念でふだん競馬を見ない方に関心をもつきっかけを提供した(であろう)オルフェーヴルを。レース・オブ・ザ・イヤーは歴史に残る香港スプリントを。ジョッキー・オブ・ザ・イヤーはむろん武豊を。それぞれ選んでおります。

一部の関係者による投票結果を待つ従来の選定方法より、ファン側も巻き込んだ投票形式の方が時流にはなじむかもしれませんね。こころない組織票を防いだりするのは大変かもしれませんが。優駿大賞の入力フォームを前にあれこれ考えるのは割と楽しかったですよ。結果がどうなるか、楽しみにしています。

…あー、レース・オブ・ザ・イヤーは有馬記念かダービーですかね。その結果も悪くないなーw


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2014.01.06


エキストラエンド、ルメールのメリハリが勝利を引き寄せました。

勝つためのポジショニングがうまくいっていたのは3~5着、シャイニープリンス、ガルボ、ブレイズアトレイル、それにトーセンレーヴだったと見ています。

特にブレイズアトレイル、力が足りない分、そのひとつ後ろで構えていたエキストラエンドとオースミナインに交わされてしまいましたが、藤岡康太の進め方は好印象。逃げたテイエムオオタカのひとつ外という枠順の妙もしっかり活かしていたようです。

レースラップです。
12.4-11.0-11.3-11.9-11.5-11.3-11.4-11.7

出負け気味のエキストラエンドですが、下り坂でペースの上がる展開に直線までシフトアップを待っていました。落ち着いた対処が鮮やかな着差を生んだと思っています。本命の乗り方ではないでしょうが、お見事ですね。

オースミナイン福永もルメールと同様しっかり待てていました。1、2着の明暗は枠順と4コーナーでの進路取りでしょうか。福永は直線に向く際に一瞬だけ外に進路を求めたようです。トーセンレーヴが膨らまずにコーナリングしたことで外を諦めて再度内にハンドルを切った、ように見えています。そもそもトップスピードに乗るまでの加速力の差もあるように映っていますが、エキストラエンドと内外が逆ならいろいろ違っていたかもしれません。

マイネルラクリマはどうしたでしょう。3コーナー手前で挟まれてからはポジションが後退するばかりでした。トップハンデとプラス体重。いつもの先行策ができなかったのか、早々に控える形に切り替えたのか。いずれにしても3コーナー以降の進め方は残念なそれでした。あれで勝ったらデュランダルでしょうね。

メイケイペガスターに期待していたのですが、かかり癖は相変わらず。藤田の進路取りは馬群を避ける形でした。他馬の後ろを選択しなかったあたりに問題点が潜んでいそうですが、いまいまはなんともわかりかねています。抜群の追い切りだったんですけどね。



中山金杯はさっくりと。

こちらも内々の後ろで控えていたオーシャンブルーがイン突き。ディサイファの仕掛けは妥当なものと見えましたが、有馬2着の裏付けがモノを言った格好ですね。京都と同様にこちらの勝ち馬も本命を背負った乗り方ではなかったかな。前半かかり気味でしたしね。

レースラップです。
12.2-10.5-12.4-11.8-12.5-12.1-12.0-12.2-12.1-12.3

今回はレースラップよりも仕掛けどころが重要でしょうね。離して逃げたドリームヒーロー以外は直線入口に向けて加速する展開。加えて大半の先行馬の手応えがまだ残っている状況ですと、直線入口は横一列に広がる形になりがち。このためでしょう、カルドブレッサは大外までもっていかざると得ませんでした。狙っていたんですけどね、残念でした。



最後に。見直してみた阪神カップについて。

残り100mを切ってからのムーア、両足を振り子のように使い始めました。当初は重心移動を利用してリアルインパクトをもうひと粘りさせたかったのかなと思っていましたが、あれは実は拍車だったのかなという推測をしているところです。あの激しい振り子の最中、後ろに足が振れる度に馬の腹をギュッ、ギュッと蹴っていたのではないかと。だとすると、ものすごいボディバランスですよね。

朝日杯からの2週はかなり中山の特性を掴んでいたように見えています。荒っぽいシーンもあったようですが、少なくともクロタカとインプロヴァンスはムーアさまさまだったと思っていますw そうですね、ここしばらくのムーアからの乗り替わりは機械的に狙い下げてみるのも一興かもしれません。いや、それぐらい掴んでいたという印象があります。


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2014.01.05


ゆるゆると寝正月でした。

久しぶりに時間を区切らずに過ごせるお休みでした。数量化するばかりが時間を有効に使うことではないよねー、などと思いつつ、有馬の週のレース映像や積んでおいた未読の雑誌に気兼ねなく目を通していました。あー、ある意味とても駄目な過ごし方ですねw

優駿1月号には「G1 100勝の軌跡」と題して島田明宏さんが寄稿していました。JRAだけでなく海外、地方の成績を含んだ記録のため無関心を装われているとは、記録達成したご本人の弁ですが、ようやくまとまった記事に出会えたかな。他誌でやっていたらまだ気づいていなくてすみませんということで。

記事では100勝すべてのレースと勝ち馬を時系列で一覧、100勝の内訳を距離別、レース別など切り口を変えてデータ化もしています。これを眺めるだけで飲み明かせる感じですねw 自分は22勝目、ダンスインザダークの菊花賞からリアルタイムで観ています。

のちにG1格付けになったレースが含まれていないのはこの一覧で確認できました。アグネスワールドの全日本2歳優駿とか、ユートピアのゴドルフィンマイルとか、ステイゴールドのドバイシーマクラシックとか。

…勘違いしていたのもありましたね。ユートピアの全日本2歳優駿(河内)とかハーツクライのドバイシーマクラシック(ルメール)とかを脳内で勝手に武豊の手柄にしていたりw 一方でアドマイヤムーンのドバイデューティーフリーやJBCスプリントのマイネルセレクトあたりはすっかり忘却の彼方でして大変申し訳ございませんでしたw


ちょっとだけ記事内のデータを紹介。最多勝利レースは天皇賞(春)とJBCクラシックでそれぞれ6勝でした。JBCクラシック、勝っているなぁとは思っていましたが、天皇賞(春)と同列に並べられると認識が改まりますね。

金沢のJBCで「ミスターJBC」という場内実況を耳にしていまして、その呼称にはちょっと違和感を覚えていたのですが、少しだけ納得いたしましたw 平成の盾男という呼び方に比べると馴染みにくい響きではありますけど。

…しかし、盾男と伊達男と引っかけているとずっと思ってきていますが、いまいまは伊達男って表現は使わないですよね。平成の盾男という表現自体、一種の慣用句のように捉えている方もいらっしゃるかもしれません。



さて、せっかくなので少々お遊びを。僭越ながら、100勝のなかから個人的な基準でいくつかピックアップをしてみました。独自の見立ての部分は、そうかもね、くらいで受け流していただけると。後年振り返るであろう自分に向けつつも、観たことがない方は是非映像でご覧くださいませ。



1997年天皇賞(秋)、エアグルーヴ。

4コーナーから直線、バブルガムフェローをロックオンする人馬が見どころ。ちょっとだけウオッカの天皇賞と重なる運び方かな。G1でなければ前年のクイーンC、イブキパーシヴとゴールデンカラーズのほうが濃いいマッチレースなのでこちらも是非。


1999年天皇賞(春)、スペシャルウィーク。

2周目の2コーナーから向こう正面、かかり気味のサンデーセイラを利用してペースを落としかけたセイウンスカイにプレッシャーをかける容赦のなさ。くしくも菊花賞でセイウンスカイが息を入れていた地点、文字通りの意趣返しと受け取っていました。それこそ倍返しですよね。この頃の武豊はそうした凄味が前面にでていた印象があります。スペシャルウィークに自在性という武器を求めていた時期でもあったでしょうね。


2001年NHKマイルカップ、クロフネ。

これはもうジョッキーの胆力を堪能してください。よくあれだけ待って、よくあれだけ伸ばしたなぁという豪快な差し。クロフネ自身は武蔵野Sとジャパンカップダートで伝説化していますが、鞍上があの特異なストライドを最大限尊重しながら結果をだしたという意味で、こちらもまた印象深いです。


2005年ジャパンダートダービー、カネヒキリ。

盤石の展開という意味でこちらを。ディープインパクトで3冠達成している年、脂がのっているというべきでしょうか、ため息がでるような安定感を堪能できると思います。大井が苦手といわれていた時代はずいぶんと過去のものになりましたねぇ。大井のG1初制覇であるゴールドアリュールのジャパンダートダービーと比較してみても面白いかと思います。


2005年JBCクラシック、タイムパラドックス。

こちらは向こう正面から3コーナーへの大胆なコース取りが見せ場。いったん膨らませてからアクセルを踏んで、アウト-インで3コーナー進入。かなりヤバいです。小回りで直線の短いコースに対し、ストライドロスを抑える妥当な戦略を見ることができます。というか、このコース取りとこのアクセルを踏むタイミングでなければ負けていたレースでしょうね。大胆かつ緻密なレース運びを堪能できると思います。


2013年マイルチャンピオンシップ、トーセンラー。

100勝の区切りに象徴的なレースを見たように思っています。先手を取るスタートと慌てずとも置かれない位置取りと、4コーナーでの他馬との手綱の動きの差と、直線外に出すまでの流れる動きと。そして鞍下の爆発的な末脚と。武豊ってどんなジョッキー?という初心者の疑問には、このレースを見せればOKなのではと思っています。極上です。



…ピックアップ作業を始めてから思ったのは、2着3着に負けたレースもまた印象深いことですね。マーベラスサンデーの天皇賞(春)とか、シーキングザパールのスプリンターズSとか、スペシャルウィークの有馬記念とか。

挙げたレースはどれも、1番人気にどう対抗するかというチャレンジ精神が漲りまくっているレースばかりです。マーベラスサンデーでG1に挑むときはかなり攻撃的でしたしねぇ。いまでいうならワンダーアキュートで他の有力馬にどう挑む、という図式に例えても遠からずと思います。

こうやって対象範囲を広げると本気で収拾がつかなくなりますので、はい、このあたりでw




最後に。

あれこれ思い出しながら再確認したこと。かなり前から認識はしていたのですが、レース前の武豊のコメントには「わくわくしています」「楽しみにしています」「期待しています」という表現が多用されると思っていまして。

さすがに全く見込みのない馬ではコメントしづらいでしょうし、常時テンションの高い状態でコメントしているわけでもないのですが、有力馬に乗るときは決まってこうしたコメントが聞こえてきている印象があります。おそらくはご本人、努めてそうした言葉を選んでコメントしているのでしょう。

新聞、テレビで見栄えしやすいコメントをだせることも稀有な所作ではあるのですが、なにより素晴らしいと思っているのはこのわくわく感を自然に醸成する発信力だと思っています。他のジョッキーでは自分の心構えはコメントしていても、わくわくしますね的なコメントはあまりお目にかかれない認識がありまして(それも説得力があるわくわく感ね)。

大勢を巻き込む力は「競馬場に足を運んでください」よりは「わくわくしています」の方がきっと強いんじゃないかなと。そうした期待感をつなぎ続ける発信力という点でも稀有な存在であると理解をしているところです。

自分はその醸成される期待感を素直に受け取ってきました。熱狂的な信者ではありませんが、こうした点に気づいてからはより好きな存在になっています。武豊のなにがすごいかと問われる時は(そんなに機会はありませんがw)、このわくわく感をつないでくれることを努めて挙げるようにしています、ホントに。



次は101勝を目指すとのこと。まだまだご本人からは期待感をつなぐコメントが聞こえています。すごいなw なんかこっちも頑張らないといけない感じですねw


さて、明日は2014年の競馬初め。わくわく感をもって金杯に臨みますよー!
金杯で乾杯しないといけませんからね!

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