2014.03.31


コパノリチャード、不良馬場を物ともしませんでした。

ドバイミーティングに伴う夜更かしの後遺症から、なかなかカラダが利きませんでしたね。東京も日中は強風が止まず。ようやく見届けた中京9Rの1200mで現地の馬場状態を確認。ラスト1ハロン13.5を見たところでようやくスイッチが入ったかな。想像以上に荒れ馬場で、これはイカンという感じ。ゴールドシップの皐月賞がよぎりつつ、あの馬場をこなせる馬とスポイルされる馬を大きく見直す連想ゲームを始めた次第ですw

しかし冷静に考えられていなかったでしょうねー。ラストが失速するラップのバランスなら前走の阪急杯と類似していますし、速いスタートダッシュはそこまで求められない馬場状態ですからね。コパノリチャードはほぼ盲点になってしまいました。やらかしてしまいました。個人的にはダイワメジャーと相性が悪いなーで腑に落ちているんですけどねw


レースラップです。
12.1-10.7-11.7-11.9-12.6-13.2

今日の殊勲はエーシントップの鞍上でしょうね。一番きれいにスタートを決めたレディオブオペラの外から積極的に主張していきました。2度3度内を窺う素振りは、レディごしにハクサンムーンの二の脚を警戒していたのでしょう。これを割り切ってハナへ。そのまま3コーナーに向けてズブズブの内に切れ込んでいきました。不良馬場を行き切ったアドバンテージ。お見事なヘッドワークでした。

そうですね、2ハロン目でストレイトガールより前にいた乗り役は、馬場を見越したポジショニングを意識してレースに臨んでいたと思っています。


そのストレイトガールは正攻法。3、4コーナーまでのコース取りは馬場のよしあしの境目ギリギリのところ。通ってくれましたね。あのコースを通るための先行脚質と、函館の馬場をこなした心身を加味して本命視した次第です。あとは直線でどこまで伸びるか、だったのですが、よく頑張った3着なのでしょう。最後まで気持ちが途切れずに走っていましたので、そこは見立て通り。本命視自体に悔いはありません。良馬場なら勝ち負けだったでしょうね。


スノードラゴンは最速の上がりで2着。根岸で買ってオーシャンで買わない、裏裏にはいるリズムでしたがここはしっかり狙うことができました。後ろ過ぎという指摘なら野暮というもの。左回りのG1でアドマイヤコジーンですからなにやらデジャヴな感覚がございますね。あー超思いつきですが、秋に盛岡で見られるなら面白いかもしれません。


マヤノリュウジンはスタートからかなりプッシュしての先行策。栗東坂路の追い切り映像がのきなみもやって見えにくかったのですが、パワフルさが増した登坂と映っていまして。父キングヘイローのイメージも後押ししたでしょうか、かなり期待をして買い目に組み込んでいました。あくまで結果論ですが、待機策でもよかったかもしれませんね。こちらはサマースプリントで期待したいかな。


勝ったコパノリチャード。パトロールフィルムで進路取りを確認しましたが、馬場の悪いところを最小限通って距離ロスを防ぐ意思が見て取れました。返し馬で馬場をこなせることは確認していたのでしょう、その結果のアウトインアウトだったと思っています。判断の種類はゴールドシップの皐月賞と重なります、あそこまでワープではないですけどね。

考えてみればダイワメジャーの皐月賞と同じ鞍上なんですよね。いやー父仔で買えなかったとは厳しいなw この特徴をしっかり狙えるリズムを掴みたいですねぇ。



主に馬場とペースを主因としていますが、予想の段階でスマートオリオン、サンカルロ、レッドオーヴァル、シルクフォーチュンの評価をしっかり下げられたのは収穫。この手ごたえは覚えておきたいですね。条件が好転すれば容易に巻き返してくる馬ばかりと思っていますので、その際にはばっちり狙えるように。

ハクサンムーンは痛恨の出遅れ。直線差して5着まで巻き返してきましたが、よさが活きたレースではありませんでした。馬場をこなすとはあまり思っておらず、前走の負けと鞍上の強気なコメント(誰が一番速いか証明、的な)も裏目に出るような予感がありまして。自信があれば強がる必要もないですからね。

オーシャンSの負けについて松山元調教師が「ドーパミンの分泌不足」とコメントしていましたが(GallopでG1の時だけのコラムが始まっています)、レースの度に強いテンションを保つことがそろそろ難しくなってくるかもしれませんね。トロットスターやアグネスデジタルのように燃え尽きる姿になる前にタイトルホルダーになってほしいと思ってますが、どうなるでしょう。香港?



最後に。

ゴールの際に飛行機のパフォーマンスが飛び出しました。個人的に印象が強いのは中日新聞杯のサンライズマックスですが(ちょっと古いか)、それ以外にも何度かあったように記憶しています。天皇賞で下馬しての一礼も印象的ですが、デムーロのパフォーマンスと言えばこちらですね。相変わらずのボディバランス、魅せてくれました。

ファンへのメッセージとは本人の弁ですが、今後繰り返した場合は制裁も厳しくなるでしょうから、ルールが変わらないようであれば控えた方がファンに向けてはプラスになると思われます。レース中に手綱を放す点は安全面でNGでしょうからね。

…でも、突き詰めるとつまらない見解になっちゃいますね。ルール順守だけでも無法地帯でも片手落ち。過怠金10万円は正しいけど、ちょっと野暮。そのくらいのバランス感をもって今後も楽しめればと思っております。

関連記事
2014.03.30


先ほどドバイミーティングが終わりました。

日本馬が結果を出せた2レースはいずれも鮮烈でした。そのあたりを中心にざざっと振り返っておこうと思います。じゃないと寝つけないですしねw


ドバイデューティフリーはジャスタウェイの完勝。
7R Dubai Duty Free | 2014 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート

ペース問わず、外回ってくれば勝てるのでは、と雑なイメージを持っていましたが想像以上にはじけてくれました。メイダンの芝にしては相当速い時計が出ていたようで、馬場コンディションも味方してくれましたね。ゲートボーイとは上手く合わなかったというコメントが聞こえてきましたが、待機策は折り込み済という動きに見えました。

ハーツクライとドバイミーティング父仔制覇。グリーンチャンネルの中継でも触れていましたが、父の上昇カーブを彷彿とさせますね。着差をつけて勝ちましたのでレーティングも上がるでしょうか。以下は最新のランキングですが、ひょっとすると一時的にでも世界No.1になっちゃうかもしれませんね。
THE LONGINES WORLD'S BEST RACEHORSE RANKINGS 20140314

ラップタイムはわかりませんが、カラダの運びを観る限りはトウケイヘイローは息を入れるところがないペースで引っ張ったように見えました。おそらくは鞍上の意図、中途半端なペースにするつもりはなかったのだと思いますが、結果的には厳しい流れになったようです。あー、あるいは日本勢2頭のアシストも含んで速めのラップを踏んだかもしれませんね。よく粘った7着でした。

ロゴタイプは6着。上手く前に馬を置いていましたが、かなり力んだ追走。直線の失速はやむなしという印象です。個人的にはタペタで観てみたかったですけどね。ナイストライでした。



ドバイシーマクラシックはジェンティルドンナ、リベンジ成りました。
8R Dubai Sheema Classic | 2014 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート

道中は中団の内から。ただ4コーナーの位置関係からかなりいやな予感。案の定と申しますか、内も外も進路が取れないポジションにはいりました。強引に外に切り返してからの差し切りはお見事。外から閉めてきたのが2着のシリュスデゼーグルですから、脚があがって進路確保というわけにもいかないですしね。

結果論かもしれませんが、狭いところで馬が怒った状態になったことも奏効したように思います。ゴール直後は首をブンブンやって怒りをあらわにしているようでしたしw 意図的に怒らせたのならムーア恐るべしなんですけどね。

ディープインパクト産駒の海外G1初制覇?と思ったのですが、ビューティーパーラーが仏1000ギニーを勝ってますね。それよりは日本の3冠牝馬でジャパンカップ馬がドバイを制した事実の方が重いでしょう。日本とドバイの価値をつなぐ。海外遠征を続ける意味を受け取りなおしたように思っています。合田さん曰く「来なきゃダメですよ」。はい。

あー、ちょっとだけタラレバ。こういうレースならブエナビスタでも結果が出ていたかもしれませんね。

一方のデニムアンドルビーは10着。押し出されるように先頭に立ってしまった姿は鞍上の経験不足と断じてもよいかもしれません。先頭に「立ってしまった」とはレース後の浜中のコメント。スタートからの初速の違いなど原因は挙げられるのでしょうが、先頭に立つプランがないなりの立ち回りだったかというと。。。 古い記憶ですがキングヘイローの日本ダービーを思い出してしまいました。ちょっとだけトゥザヴィクトリー…という連想はトゥザヴィクトリーに失礼ですね。残念でした。



日本馬の負けたレースだから扱いが軽い、というわけではないのですが、ブライトライン、ホッコータルマエ、ベルシャザールの負け方はいずれもスピード不足が大きな要因と映っています。タペタのコンディション(にも幅はありますが)と、日本のダートというかサンドのコンディションにはかなりの開きがある、という印象を改めて強く持ちました。

すでに中山記念からヴィクトワールピサが結果を出していますのでアレですが、ダート馬場からドバイワールドカップへ、というローテーションは、ナドアルシバ時代の先入観として処理した方がよいように思っているところです。

日本のサンド馬場とそこに適性を示す馬について、グローバルに受け入れられる進化を求めるよりは、日本独自のニッチな環境として存続していった方がよいのかもしれませんね。結果的に熟成の時期を経てドイツ血統が求められるように、日本のダート血統が少し長めの見通しの中でうまく温存されていくとよいのかな、などとごにょごにょ考えておりました。ワールドカップを勝ったアフリカンストーリーに罪はありません。タペタ専用機と評価されることが将来大きな付加価値となりうるのかは正直わかりませんけどね。



最後に。

ゴールデンシャヒーンは香港勢のワンツーでした。が、昨年末の香港スプリントでその2頭の5馬身以上前に、世界のロードカナロアがいた事実。このドバイミーティングで評価を上げた日本馬の中に、すでに種馬になっている昨年の年度代表馬を含めておく必要があるかもですね。

一応オフィシャルHPのリンクも。しばらくはつながりにくいと思われます。
Dubai Racing Club


さぁ、しっかりひと眠りしてから、雨中の名古屋決戦とまいりましょうか!


関連記事
2014.03.24

ロサギガンティア、出負けから突き抜けました。

リアルタイムでテレビ観戦していました。スタートで出負けした姿を確認した時点で、いったんピントを外してしまいましたね。いつの間にか向こう正面ではアジアエクスプレスの内。デムーロとルメールに重なるイメージですが、どうしてこうスルスルと位置取りを上げられるのでしょうね。4コーナーの勢いで勝ち負けだなと思って観ていました。

ただクラリティシチーの捲り上げを見届けている間だったので、一瞬この2頭で決まるなーとぬか喜びしたのはいけなかったですねw さすが2歳王者、ここに割って入るとは。上位3頭は本番でも十分吟味しないといけませんね。


レースラップです。
12.4-11.4-12.0-12.4-12.1-12.1-12.1-11.7-12.2

締まったラップに見えますね。3、4コーナーの馬場状態は変わらずでしょうから、登坂でぐっと突き放した上位3頭は、いや、アジアエクスプレスのパワーは相当なものと理解してよさそうです。

3、4コーナーのインを通らないで捲れる馬がいるかどうかを最優先に考えました。ウチパクへの乗り替わり、外枠を加味してクラリティシチーを連軸にする見立て。脚の使い方に不器用なイメージがありますね。個人的には母母タイキダイヤでヘンに納得していたりしていますけどね。先入観も奏功したかなー。

レースでもほぼ思った通りの仕掛け方でしたが、もう少しラストが甘くならずに粘り込めれば。うーん、この意味でもアジアエクスプレスのパワーは評価すべきなんですよね。


2歳王者。胸前バーン、トモもバーン、でも体幹がまだ緩めという印象の馬体。筋肉量はしっかり増していた分、動ければ上位争い、抜けた能力と捉えれば圧勝までイメージしていました。3、4コーナーでの加速がやはりポイントでしたね。馬場状態を加味しても俊敏にスピードに乗るまでのタイムラグがありました。朝日杯ではムーアの厳しさが加速を助けましたが、今回は条件が違いますからね。

乗り替わり緒戦、戸崎のリードは十分だと思っています。動かしていく必要のあるタイプには手が合うのでしょう。ゴール前までグイグイとスピードにのせていきました。カラダの使い方、手応えと加速するまでの感覚を得たことは前哨戦としては及第点。皐月賞に目途はたったと思っています。追加登録料が要るのかな、是非見てみたいですね。良馬場希望です。


勝ったロサギガンティア。戦前は、中山2000を機敏に動けるタイプが内枠かー、と思って見ていました。アジアエクスプレス、クラリティシチーの両馬にその要素が見当たらなかった分、馬場を差し引いても軽視禁物、という見立ては合っていましたね。ポイントは本番での乗り替わり。善臣さんかー。手戻りなので悪くはないのですが、今日のパフォーマンスとはちょっとイメージ違うんですよね。

しかし、イスラボニータもそうですが、ここに来てのフジキセキ産駒。吉沢譲治さんの本でフジキセキの優秀な長兄っぷりを読んだことがありましたが、まだまだ衰えていないようですねー。この後どうパンプアップしていくかも注目かなと思います。


一方のベルキャニオン。ホープフルSで中山をこなしている分の人気だったと思いますが、自分は評価を下げました。上位人気の中では最も馬場にスポイルされるタイプ、という見立てでした。

道中はそれ以前に、ずっと外に逃げていたという鞍上のコメントがありました。気性面で難しくなっている可能性はあるのでしょうが、ただ直線入口でモーリスに進路を取られつつ最後までバテていないあたり、それだけが問題でもないような。コーナーでの加速の不器用さは馬とも人ともつかないそれですね。…軽くディスっていることになるでしょうか。むむ。


ひとつ。ロサギガンティアのあの脚捌きからすると、中山の3、4コーナーは単に荒れ馬場なのではなくて、パワーがあればスピードを担保できる程度のコンディションなのではないか、というイメージに至っています。いずれにせよこれ以上軽くなる馬場ではないですからね。あと1か月、どう変遷するでしょう。

なお、このレースでのクラリティシチーのパフォーマンスはひとつの物差しとして機能しそうです。これに抗しきれなかった4着以下はG1では厳しいかな。モーリスとか、いい出来でしたけどね。



一方の阪神大賞典。

ゴールドシップが力通りのパフォーマンスを見せましたね。スタートからの岩田の所作も、大きなアクションながらクラッチを外してふかしているような、いわゆる様子見だったと映っています。少し前を追っかけましたが、2番手で納得するのも早かったような。道中のコンタクト、4コーナーの反応も含め、ゴールドシップの意思を尊重するような運び方。個人的にはきれいに立ち回った、共同通信杯の反応に近い印象をもちました。


レースラップです。
13.3-12.2-12.7-12.5-12.5-12.4-12.6-12.9-12.8-12.4-12.7-12.6-11.8-11.3-11.9

期待していたバンデですが、まだこれから成長していく馬体でしょうかね。リラックスした逃げが必要なのに、鞍上は手綱をもつシーンが多い印象。2周目の3コーナーでは緊張が抜けたように膨らんだコーナリングを見せています。ここでストレスなくスピードアップできたら、アドマイヤラクティが追いつけない2着があったかもしれませんが、現状の仕上がりではここまで、ということなのでしょうね。

鞍上もこの1戦のためだけ、というレースをしていませんので、先々の課題が見つかったと前向きに捉えて待つのがよいのでしょう。

サトノノブレスは気持ちの部分と馬場適性の面で評価を下げていました。少し軽い走りをしますし、気持ちも割と勝ったタイプですし。日経新春杯とは違って、いわゆる溜め殺しのような状況に陥ると思っていました。古い戦歴を持ち出すのもアレですが、若葉Sで着順を下げるリズムを踏襲した感じです。

…あー、さも予想が合っているように書きましたが、実はPAT投票が完了しておらず。サトノノブレスを下げてアドマイヤラクティを上げた自分の慧眼を自画自賛しつつ、指をくわえて見ているだけでございましたw あーあw


さて。ゴールドシップ復活、という表現は、結果が出たという点より前進気勢を尊重しつつレースを運べたことにあると思っています。これまでの主戦は道中パワープッシュして展開に嵌めていくことに(不本意ながらでしょうが)自身が嵌っていった印象がありますので。これで天皇賞(春)に向けては前向きに臨むことができそうです。ただ、問題の鞍上は空席のまま。この1戦を見るだけなら、継続騎乗がベターとも思いますが、いまのタイミングでコンビ復活というのも、…ないかな。個人的には見てみたいですけどね。



最後に。

デムーロの日本語がさらに上手になっていますねー。勝利ジョッキーインタビュー、ハラハラしながら見る必要ないですもんね。通年の免許が取得できたらできたなりに周囲の評価も変わるのでしょうし、地方も含めたライセンスの問題は引き続き議論が必要とも思っていますが、心情的にはすぐにでも認めてほしい気分になりました。ルメールも挑戦するという報道がありましたし、こういう形でジョッキーのレベルが高く保たれるのも悪くない流れ、なのかもしれません。


関連記事
2014.03.23


タガノグランパ、実績ある1400mで重賞を獲りました。

日付が変わってから映像を確認するのは昨日同様ですねぇ。リアルタイムで見れたら喜びも増したかもしれません。はい、前日のうちにタガノグランパの単複を仕込んでおりました。

シンザン記念で見立てたイメージから、ここはあの末脚が活かせるロケーションだろうと思っていました。やはり使い過ぎの印象がぬぐえなかったのですが、ざっと相手関係をみて「えいや」で狙いました。サトノルパンと枠が逆だったら少し躊躇したかもしれませんが、上手くいきましたね。ぶい。


レースラップです。
11.9-10.3-10.8-11.9-12.2-11.8-12.3

シゲルカガとネロが先行して前半3ハロンは流れた形。若干砂ぼこって見えますので馬場を考えればかなりきつかったかもしれません。タガノグランパは終始外目を追走してそのまま直線も外から差してきました。縦も横もストレスが少なめの展開。ただしラスト数完歩で手前を変えてサトノルパンに競り勝つ姿はちょっと頼もしかったですね。

この馬を物差しにするとNHKマイルカップの序列が整理しやすいような気がしていました。府中で上回れる馬はどれか、という視点。絞り込めそうですよね。

サトノルパンはもったいない競馬。スタート出遅れも痛かったでしょうが、直線で進路が確保できなかったことの方が痛かったでしょうね。パトロールフィルムで見る限り、直線の半分はアクセルを踏み損なっているようでした。4コーナーできれいにイン→アウトというコース取りが決まっていた分、惜しい印象があります。ただ、不利がなければ買っていたかというと。。。 次がNHKマイルカップなら出遅れないことがポイントになるでしょうかね。鞍上からコティリオンの記憶が蘇ってきました。むーん。

負けた馬のなかでは、タガノブルグ。ラストまで勝負に加わっていた点を評価する部分もあるのですが、終始鞍上とのリズムが合っていないように見えました。後でコメントを確認してみたいと思っていますが、乗り替わりでの変わり身は期待できそうな気がしています。



若葉Sもちょっとだけ。

アドマイヤデウスの好位差し。かかり気味から早めに粘りこみにいったウインフルブルームをしっかり捉えました。すらっとした脚長の馬体はこれからパンプアップしていくでしょうか。トモの可動域が大きいのはアドマイヤドンにちょっと似てるようにも。うーん面影は少ないですかねぇ。皐月賞で有力視できるかというと何ともですが、アドマイヤラピスの血統がG1に姿を見せるのはなかなか感慨深いですのでね。フジよりはコスモスのイメージなのですよねー。



最後に。

この3連休はこのまま日中の時間が取れない流れかもしれません。明日はなんとか。直前になりそうですが、リアルタイムで観れそうではあります。

中山はアジアエクスプレスを疑うところから。朝日杯はムーアに拠るところが大きいと見積もっていまして。ロサギガンティア、クラリティシチーあたりを中心にしようかと考えています。阪神はバンデ。ゴールドシップが結果を出すかがポイントですが、いずれにしても楽しめそうなレース運びになるのでは、と期待しています。穴っぽいところだとタマモベストプレイですかねー。追い切りの動きはよかったと思っています。

…両メインとも、本命を疑っているようですね。書いてみて気がつきましたw


関連記事
2014.03.22


バウンスシャッセの快勝でした。

日付が変わってから映像を確認しましたが、だいぶパワーが必要な馬場になっているようですね。好位の内で折り合って抜け出すにはそれなりの精神力と筋力が要求されていたでしょう。ディープ産駒の最先着は人気薄のマローブルー4着(惜しかったですねー)。1、2、3着の父馬は順に、ゼンノロブロイ、ブライアンズタイム、ゼンノロブロイ。ハイペースで流れなくても上がりがかかるバイアスは、皐月賞までの馬場状態を計るうえで覚えておきたいと思っています。

レースラップはこちら。
13.0-11.8-12.3-12.5-12.5-12.2-12.5-11.9-12.6

2番手のマイネクレヴィルが2着。ラップを見る限り最加速ポイントは登坂する箇所で、それ以外は12秒半ばで推移。このラップを維持するための特徴は、切れや軽さではなかったのでしょうね。


直線前が狭くなりながらも抜け出してきたバウンスシャッセの、いまいまの中山適性は高そうです。レース後、陣営からは皐月賞への参戦について前向きなコメント。ライバル関係とコース、馬場適性を加味しての判断なら納得感もございます。桜花賞「ではない」ということなのでしょうね。


ショウナンパンドラがねじ伏せたら桜花賞戦線が面白くなったのですが、中山を不得意とする馬の負け方と映っています。捲り損ねた格好なのは展開にスポイルされた証と受け取っておりまして。4コーナーの脚さばきもちょっとパワー不足の印象がありました。

是が非でも結果を求めるなら、アドマイヤグルーヴよろしく若葉Sを使った方が可能性があったと思っています。ただし、これで桜花賞に向けて厳しく仕上げていく必要がなくなったのは、成長曲線という点ではプラスになるかもしれません。陣営がそこまで見越して課したハードルなら。負けても次のチャンスを、という深謀遠慮は指揮官には必要と思っております。勝手な期待かもしれないですけどね。


クリスマスは一発狙いの待機策。登坂しながらショウナンパンドラと脚色が揃ってしまいましたが、そこまで悲観する材料ではないと思っています。レース後の陣営のコメント通り、距離適性がもう少し短いところにあるかもしれませんが、春の2冠は同様の戦法のほうが良績がでそうなイメージがあります。仮に先行策にシフトするにしてももう少し後の方がよいかな、という印象もあり。気持ちをスプリンターにするのは容易な気がしているんですよね。



最後に。

年度末の忙しさもあって、なかなか競馬で脳内を満たす時間が減っているのですが、ちょいちょいWebを眺めたり、雑誌をめくったりはしております。阪神大賞典と天皇賞(春)の馬場適性のギャップが懸念されつつも、ゴールドシップの春の挑戦がまもなくですし、スプリングSで朝日杯馬が始動するのも楽しみ。ドバイ遠征に向けて4騎手の出張届も提出されたようですしね。個人的に、ロゴタイプはタペタが似合うはずとの先入観からワールドカップだと勘違いしていたり、ざっくりとした応援具合ではありますが。春の大一番に向けて期待値は高まっております。

あー、ちょっとだけですが、このご時勢に満州の鉄道に由来する命名は扇情的に映りはしないかと余計な心配はしております。競馬でその種の感情が煽られることのないよう、各位が力まず配慮してほしいなーと思う次第でして。先日BSの番組でオシムさんのインタビューを観ましたが、他の目的を満たすためにサッカーを用いてはならない、という主旨のコメントをされていました。競馬も同様であってほしいなと。

…こちらが先手を打つように過敏になっても困りものですねー。もちろん、あのデカいヘニーヒューズ産駒を応援する気持ちには変わりないですよ、はい。ジャパンダートダービーで会いたいなぁw




関連記事
2014.03.17


ベルカント、控えましたねー。

この土日は完全に「見」でした。私用をもろもろ重ねたのもあるのですが、アレグラを飲むと緩和する例のアレ(とはまだ認めていないのですがw)が鼻の粘膜に悪さをしておりまして、集中力がもう全然。認めたくないものですw

枠順をざっと眺めて、最内からあの前進気勢の逃げ馬ベルカント、買いにくいなーと思っていました。出遅れたらほぼ挽回不可能でしょうしね。それが好位の内で折り合っているとは。鞍上の誕生日も関係しているでしょうか(適当

レースラップです。
11.9-10.9-11.8-12.1-11.7-11.4-12.5

スタートで勢いをつけたフクノドリームの鞍上が「来ないの?」とばかりに内を振り返る仕草。前半3ハロンはファンタジーSより遅め。それをあの位置で折り合ったことは、最内枠をメリットとして活かすことができた証と思っています。

ラスト1ハロンの失速は馬場状態を加味してもちょっとかかっているでしょうか。これを差せる馬がいなかったともいえるかもしれません。どうしてもね、桜花賞戦線にはチューリップ賞の勝ち馬がいますから。比較は酷、ですかね。ちょっとだけ、府中のマイルを粘り込くイメージは湧くようになっています。


気づいたことをいくつか。

ホウライアキコはベルカントのひとつ外。この1列分が明暗を分けたところもありそうです。直線入口、外からエスメラルディーナに被せられて、いったんやり過ごしてからその外へ。ゴール前迫っていますがラップを見る限りはここの進路取りが着順を下げてしまった格好です。これはもうミス云々ではなく、枠順に縛られた立ち回りであったと割り切った方がよさそうですね。ただ、4コーナーの手応えが後手を招いたともいえそうで。ヨハネスブルグの成長力、だけではない敗戦かなと思っています。

エスメラルディーナ、というよりペドロサ。そつなく4コーナーまで運んで、直線でしっかり内を閉める騎乗。もう少し膝をたたんで低い姿勢だと個人的に好きな見栄えになるのですが(ちょっと腰高に見えていまして。股関節硬めかな)、ヘンに動かさず流れにのっている様はなかなか。これだけで評価するのは早計でしょうが、馬の回り方次第ではもっと結果を出してくるかもしれません。

アドマイヤビジン。大外枠で前半のペースですから、鞍上も意識して動かしていったのでしょう。ただ3、4コーナーで動かした分、ゴール前が甘くなってしまいました。展開にスポイルされてしまったという評価でいますので、適した条件で巻き返してくるでしょう。直線平坦な小倉と京都で結果を出していますが、期待しているのは府中のオークストライアル。合いそうな気がしています。



一方、中山はメインより東風Sが気になりました。

ようやくシャイニープリンスが結果を出しました。キングヘイローを彷彿とする後方からの強襲。いつぞやの高松宮記念が蘇ってきますねー。贔屓目で軽くもちあげますが、シャイニープリンスを除いて映像を観ると割とふつうのオープンの印象もございまして。先々が楽しみな、そして不器用さに振り回されそうな予感も覚えております。

一応、レースラップです。
12.7-11.5-11.8-12.2-11.6-11.5-11.5-12.1

馬の地力で差し切ったと思っていますが、気になったのは3、4コーナーの砂埃。凄かったですね。後半あまり緩んでいないラップですが、この箇所を粉塵を巻き上げながら突っ込んだ先行勢はそれなりに上がりラップを要しているようです。シャイニープリンスの鞍上も、この内目の馬場状態があったからこそゆったり構えて大外を選択できたかもしれません。

このあとは安田記念が目標になるでしょうか。京都のマイラーズCでも京王杯SCでも差し損ねるイメージがありますので、なんとか賞金加算できることを祈りたいと思います。府中のパドックで会いたいですねー。



最後に。

週末に「サラBLOOD! vol.2」を購入しました。いやー面白い。まだ途中ではあるのですが、最近のトレンドをざっくり捉えるには最適な印象です。どんなジャンルでもそうですが、込み入った情報をインプットするのにこのざっくりしたイメージをつくるまでが難儀するんですよね。これから血統を知りたい方や、しばらく血統の話をしていない方にはちょうどよいかもしれません。

すでに「はじめに」の数行でやられていますしね。作り手の愛を感じられますよw 手に取った甲斐があるというものです。

関連記事
2014.03.10

トゥザワールド、4連勝でトライアルを制しました。

着差以上の強さ、という表現はこういうレースでも使えるでしょうか。レース後の鞍上のコメントでもあった通り、向こう正面で前をつついていきましたね。あれがなければエイシンフラッシュの京成杯のようにゴールまで加速し続ける余力たっぷりのトライアルになっていたでしょう。それだと、トゥザヴィクトリーの仔で皐月賞前に中山を試す意味が薄れてしまうはずで。折り合いの自在性も持続力も。しっかり確認しつつ結果をだせた格好ですね。

一方、途中からペースが上がりましたが、横山もそれを織り込んだ待機策だったように見えました。どんなトライアルをするか、1、2着のジョッキーはしっかりテーマをもって臨んでいたように見えています。結果生み出されたのは見栄えのするハナ差決着。いやー、いいトライアルでした。

あ、ウンプテンプを本命にしなければなおよいトライアルでしたねw
過剰に可能性を見込むわるい癖が順調に発揮されております。


レースラップです。
12.4-11.0-12.2-12.8-12.8-11.9-11.9-12.3-11.9-12.2

ラップが示しているのはトゥザワールドのペースアップ。外から1番人気が煽ってきた時点で先行各馬はいわゆる「詰み」の状況だったと思います。うまくやり過ごしてしまっても前でペースを握られますし。結果、前に出さないように過剰なペースアップを迫られた格好に。そこでいったん控えるトゥザワールドというか川田。この自在さを他の陣営に示したことが本番に向けての大きなアドバンテージ、大きなけん制になるでしょうね。

早めに先頭に立つ流れになったことは、マイナスの経験ではないでしょう。あの3、4コーナーであれ以上は引っ張るほうがロスでしょうから。勢いを殺さずにアクセルを踏んでいった瞬時のジャッジは川田らしさと受け取っています。…あぁ、ブレーキを踏まなかったというべきでしょうか。早め先頭でのメンタリティも中山での持続力も試した格好になりましたね。

川田にとっての予想外はワンアンドオンリーの末脚だったかもしれません。横山はペースの如何を問わず、脚色をはかるトライアルにするつもりだったと見ています。向こう正面でじたばたしなかったのは、まぁそりゃそうかw 11秒台前半が登場せず、11秒台後半が3回登場する持続ラップ。このレース後半で差してくるというのが、ワンアンドオンリーの大きな持ち味と理解をしています。皐月賞、ダービーでもペース次第で惜敗する予感がしていますが、これでクラシックの有力候補にのし上がったという認識です。

しかし、トゥザヴィクトリーの粘り込みを橋口&横山が追い詰める図式は、いつぞやのエリザベス女王杯のようですね。あの時のゴール前も際どい接戦でした。スティンガーの仔とのマッチアップも戦前から話題になっていましたが、全部くるめて記憶のゲームというところでしょうか。

あー、老害乙みたいな声もありましたが、それこそ10年後にこのレースを話題にする際、同じ言葉を受け止めることができるのかしらと思ってみたり。記録や記憶の連関も楽しみのひとつですからね。といいつつ、経験のごり押しはいかんなー老害イカンなーなどと気にするちゃいちーな自分もいたりしてw


印象的なパドックでした。パドックでの見立てはいつでも個人の心象の域を超えていかないわけですが、トゥザワールドとワンアンドオンリーの、成長と言いますかパンプアップ具合は本当に素晴らしかった。サンデル教授曰く「目を見張る」出来と惚れ惚れしておりました(すいませんこの表現にはまっちゃったので)。

トゥザワールドはお兄さんとの比較。ワンアンドオンリーはお父さんとの比較。いずれもトモの容積なり踏み込みの深さなりが記憶のそれを上回っていました。

なによりワンアンドオンリーの成長力。この時期の有力馬はいい意味で変わっていくという言葉の通り。正直、ラジオNIKKEIからの変化が乏しければ予想から外すつもりでいたのですが、どうしてどうして。胴長で後脚の踏み込みが深くつなぎがちょっと柔らか目ですので、スピードを乗せるまでに若干時間を要するイメージが浮かんでいましたが、馬体全体の躍動感のほうが目につきました。この時期に変わってきた同厩のダンスインザダークがイメージされて、かるく身震いを覚えたのは年季のなせる業。橋口調教師の執念の投影かしら。


1、2着以外の馬とは力の差を感じた格好ですが、1点だけ。キングスオブザサンの直線の進路取り。内に突っ込んで伸び切れずでしたが、あの4コーナーで内にハンドルを切ったこと自体は悪い判断ではなかったと思っています。あのまま外に進路を求めた場合、ワンアンドオンリーの外に持ち出す形になっていたでしょう。勝機を求めての内、ならわからなくもないかなと。

ただ、外野からの雑な感想ですが、3コーナーまでの運び方に鞍上のチャレンジが見えない気がしていまして。どこで脚を使う、レースのどこで勝負をするのかを明確に表現しきれなかった印象をもっています。プランがあってもできなかった、のかもしれませんが、であれば馬の力不足でもあったかなと。春のクラシックでは穴的な存在に留まる、というのがいまいまの見立てです。トモの主張はすごいんですけどね。


トゥザワールドを新馬戦で破ったバンドワゴン、それをきさらぎ賞で差し切ったトーセンスターダム、本格化前の(といっておきましょう)ワンアンドオンリーを東スポ杯で屠った共同通信杯馬イスラボニータ。春のクラシック、役者が揃ってまいりましたねー。皐月賞で初めて勢ぞろいする流れが非常にわくわくさせてくれます。

まだまだトライアルは続きますから、もちろん結論は早計ですね。



さて、ダービーに向けてのトライアル、チューリップ賞もさくっと。えっw

レースラップです。
12.4-11.0-11.9-12.0-12.1-11.5-11.4-12.0

こちらは語ることが少ないでしょうか。余裕たっぷりなハープスターのレース運びに尽きますね。

個人的には、川田のコンタクトの柔らかさが目をひきました。あたりの強いイメージは自他ともに、というところですが、直線外からの進出の際は、緊張感を途切れさせない程度の手綱と重心移動に留めていたように見えました。レイジーに映るハープスターへの按配。ちょうどよかったのかなと思っています。

道中の追走がよくなっていて、末脚が物足りないというレース後のコメント。ふるっていました。確かにスパート時のカラダの使い方はまだ本気のそれではない印象でした。先頭に立ってからは遊んでいたようですし。

強いて今後の不安を挙げるなら、強い負荷とストレスに耐えうる個体であるのかどうか、という点でしょうか。先々の完成をイメージするなら、春の2冠は牝馬同士というのも賢明な判断かもしれません。カラダの成長に応じて牡馬との対戦にも強いメンタリティで臨めるようになるのでは、などと謎の老婆心を抱いているところです。…だからウオッカは特別なのですよね。

鞍上の川田、いまのところ牝馬のG1制覇はピンチヒッターのジェンティルドンナのみ。牝馬で勝っていなかったのは結果論だったと、それこそ結果で証明できるか。この観点でも楽しみになってきました。

あー、いまの川田がウオッカに乗っていたら。面白い脳内シミュレーションができそうですね。



最後に。

ワンアンドオンリーという響きで思い出すのは「世界でいちばん熱い夏」という曲のサビ。プリンセスプリンセスといった時点でもう老害でしょうかねーw 夏だからテンション前向き、くらいシンプルに聴かせる曲です。歌詞も曲調も80年代後半の空気を吸っていないとフィットしにくいかもしれませんが、ひと回りして、いまのご時勢でも気持ちよく響くんじゃないかなと。季節も逆ですけどねw いくつかアレンジの違うバージョンが出ていますので、聴き比べもおすすめです。


関連記事
2014.03.03


ジャスタウェイのイン強襲が決まりました。

4コーナー、ここしか狙うところがないというタイミングでジャスタウェイをぐいとねじ込む騎乗。トウケイヘイローが武豊でなければ別のアイデアで勝負したのではないでしょうか。過怠金1万円は野暮というものでしょう。「不細工な騎乗」とは本人の弁ですし、やむを得ない状況下でのけん制だったと思うのですが、それでも。名手の狙いは堪能できました。

追い切りの動きがパワフルだったのは確認していました。出来だけで判断しろと言われれば本命でしたねー。横山鞍上ですから「中山のセオリー(勝利ジョッキーインタビューから)」通り前々にポジショニングするのは想定できましたし、軽視はできないと思っていました。でもなー、展開面でトウケイヘイローに重きをおく、人気を追従したような予想に着地していました。日中、別用で出かけていたため事前に馬券をしこんでいまして、馬場の悪化がよくわからず…というのは言い訳に過ぎませんねぇw


レースラップです。
13.0-12.2-12.1-12.2-11.6-11.8-12.3-12.1-12.5

とにもかくにもトウケイヘイローの出遅れ。2ハロン目の戸惑うような12.2は象徴的ですね。レース後のコメントから、扉に顔をぶつけて後ろに下がってからのスタートになってしまったとのこと。結構しゃがみこんでしまっている写真も確認しました。ドバイというキーワードから、スマートファルコンのドバイワールドカップを連想。前哨戦でよかった、と考えましょうか。今回は事故と割り切るのが賢明と受け取っているところです。

出遅れ後の鞍上の所作はさすが。前に馬がいると燃えてしまう気性をなだめつつ先頭を奪うとそこからは落ち着いたトウケイヘイローに。逃げの一手の脆さがでたのは確かですね。ラップタイムからしてかなり粘ったことの方に注目しています。調子落ちさえなければ、今回は度外視としてばっちり遠征してほしいと思っています。


アルキメデスが盲点でした。追い切りの按配が自分にはちょっと物足りなく映っていまして。悪くない出来なのですがライバルを凌駕するまでは…という評価に留めてしまいました。レース映像で馬場状態と粘り腰を確認して、あぁアドマイヤムーンだった…と気づく始末。あれよりひどかった宝塚記念の馬場は現地で観ていたのにねぇ。せめて押さえておくべきでした。


ロゴタイプの踏ん張り。皐月賞時の圧倒的な存在感からすると物足りなく映るのですが、よく粘り込みました。レース後にドバイ遠征とのコメントが聞こえてきましたが、復帰緒戦から時間をおかずの海外遠征、態勢は整うでしょうか。個人的にはかしわ記念に照準をしぼったコパノリッキー陣営とのコントラストを見てしまっています。ただ、タペタは合いそうなんですよね。悩ましいところでしょうかねぇ。


カレンミロティック、ダイワマッジョーレ、ダークシャドウ、エアソミュールあたり、今回の馬場にスポイルされたと見ています。緩くて掘れる馬場にマッチしなかったか、あるいは走法的にこなせていても蹴り続けるだけの持久力には欠けていたか、その両方か。少なくとも今年の日経賞やダービー卿CTにでてくるようなら評価は下げておこうかな…と思っています。


アユサンが心配。押し出されるような1コーナーまでの展開。そのままゴールに向けてポジションを下げるばかりでした。スタート直後の手の動きから前々にポジショニングする意図があったように見えるのですが、坂を登り切ったあたりからスピードが付き過ぎてしまいました。順調ならヴィクトリアマイルでしょうが、これまでの差しを披露するにはポジションにこだわった成績度外視の1戦を余計に挟まないといけないような気がしています。府中での末脚を楽しみにしていますが、どうなるでしょうね。


しかし、中山の馬場状態。前回の記事で懸念したことが割と実現されてしまった感がございます。このまま悪化が進むと皐月賞はゴールドシップの年のような見栄えになるでしょうかね。

掘れてしまうこと自体はあまり問題だとは思っていません。あー、レース後の疲労が抜けない馬が増えてしまう懸念はありますね。自分が気になっているのは、その後の開催、府中や京都の馬場状態とのギャップが強すぎることで、中山でのパフォーマンスが簡単に参考外になってしまうこと。いい意味で予想が難航するなら頑張りますけどねー。昨年の札幌記念のように先の大レースに繋がっていくでしょうか。

…とりあえずトーセンスターダムはキズナと同じローテーションが賢明のように思えてきました。



ちょっとだけ阪急杯も。

コパノリチャードの逃げ切りは想定していた展開のひとつでしたが、浜中がしっかりやり切りましたね。土日とも逃げ切りで重賞Vとは。上がりを見ても差しにくい馬場が味方したものと思っています。

レースラップはこちら。
12.2-10.7-10.9-11.1-11.2-11.8-12.8

前半これだけ突っ込まれたら、後続の追走とスパートのタイミングは難しくなりますね。直線にはいって、逃げ馬を頂点にだらっと末広がる馬群は、差せない展開をよく表しています。

自分はレッドオーヴァルの単複。サンカルロが内から差しこんできましたがなんとか3着に粘り込んでくれました。陣営的には本賞金加算を望んでいたことでしょう。リニューアルした中京1200なら見てみたいと思っていましたが、今後の進路が悩ましくなった格好でしょうか。個人的には阪神牝馬からヴィクトリアマイルにチャレンジしてほしいですが、どうなるでしょうね。1600が背伸びなのは承知の上で、見てみたいと思っています。

あー、あとプリムラブルガリスの複勝をちまっと買っていました。追い切りで見て取ったパワーと躍動感に1票という感じでしたが、もう少しでしたね。展開待ちの脚質がうまく嵌った分でしょうが、今後どこかでやってくれるかもしれません。



最後に。

日曜の阪神新馬戦。サトノフラクタルのパフォーマンスはなかなか見ごたえがありました。

レースラップはこんな感じ。
13.2-11.6-13.4-13.2-12.5-12.0-11.6-11.5-12.0-12.3

スタートからかなり耳を立てての逃げ。残り1000m過ぎから、たまりかねたような幸のディライトフルの追撃を受けてラップが上昇。耳をしばしばしながら4コーナーを雁行し、先頭を譲らないまま直線で突き放す展開。前半の緩ペースと後半のかなりな持続力と。じっくり鍛えてダービーで観られるとよいなー、というのが率直な感想です。でも鞍上和田はバンドワゴンがいますからね。引き続き任されるならうれしい悩みとなるのでしょうか。ちょっと期待して待ちたいと思います。


関連記事
2014.03.02


ミッキーアイルのひとり旅でした。

大外枠を確認した時点で本命で仕方ないなと思っていました。ハナに立つまでに披露するスピードに、あえてついていく人馬はおそらくないだろうと。深追いして自滅する可能性が高いですからね。わかっていても抗しきれない1番人気に、素直に1票を投じた格好になりました。


レースラップです。
12.6-11.1-11.5-11.5-12.1-11.6-11.1-12.5

3コーナーから4コーナーにかけて緩んで、直線で最加速してセーフティリードを取る、というのは事前のイメージとほぼ同じもの。特段目新しい着想でもないと思います。浜中は馬の行く気を削がずにほぼシンザン記念を再現してみせました。むやみに喧嘩を売りにいく馬がいなかったことは、これまで示してきたミッキーアイルの強さがけん制材料として機能したということでしょうね。

アンカツツイートがひいらぎ賞の時点から懸念していた、同型に絡まれる展開。今回も生じませんでしたね。というよりエイシンブルズアイがスタートで躓いたことが奏効したでしょう。あー、今回の結果だけ見れば奏効ですが、これでその懸念は持ち越しになった格好ですからね。このままNHKマイルカップに直行とのこと。カレンブラックヒルのようなけん制の効いた逃げが府中で観られるか。

直線でよれる仕草は、成長途上の証か、単に手前の変え方がぎこちない癖なのか。余力とも取れるあたりがなんとも評価を難しくしますね。ただ1戦ごとに馬体の重量感は増しているように思っていまして。他の有力馬の脚質次第かなー。春は楽しみになってきました。


白梅賞で注目されたのでしょうが、エイシンブルズアイはミッキーアイルの単騎逃げという展開にはもっとも向かない対抗馬だと思っていました。その前走は内枠スタートから、少し前がかりの気性をなだめる様に逃げを選択。マイペースで直線まで運べたことで全身を大きく使うラストスパート、上がり33.9の切れ味につながりました。が、500万下ならではの緩マークという印象がありまして。テレ東の中継では結構煽っていましたが、どうかなーと疑って見守っていました。

出遅れが痛かった上、クリスチャンが抑えにかかったことで馬の前進気勢が左右への力のブレを生んでいたようです。横の馬と接触しながらの追走。11.1の地点でついていけなくなったのはやむを得ない流れと受け取っています。この1戦で見限る必要はないと思いますが、次はNZTかな。脚長の馬体で使い込んだ中山が合うか、ちょっと微妙な気がしています。


タガノグランパを対抗に推したのは正解でした。シンザン記念を単勝を買って見守った教訓?が活きた格好です。折り合いに心配が少なく先行可能で切れも兼備。岩田にスイッチして番手を伺う可能性が高く、かといってミッキーアイルとスタートからやりあう可能性は低いとみて、前残りの2着とイメージ。本賞金加算もひとつの狙いでしょうしね。そうなんですよね、終わってからだと何とでもいえる例のアレですw

3、4コーナーで緩んだときに追いかけなかったことがしっかり2着を確保する要因でもあり、1着になれなかった要因でもあると思います。最低2着、というテーマをもって臨んでいたなら納得の所作ですね。タガノブルグが馬体をあわせてきたときも落ち着いていました。G1となると、むーん、穴馬の1頭でしょうか。こちらはNZTか毎日杯ならもう1回狙ってみたいところです。あーでもちょっと使いすぎでしょうか。



その他、気になったレース。

クラシックという意味では、中山の水仙賞。率直な感想はモンドシャルナの取りこぼしですが、逃げたナスノアオバ、鞍上のペース配分も見事だったというべきでしょう。モンドシャルナは行き脚がつかなかったにしても、中山の4コーナーで馬群の後方外では、かなり厳しいポジショニングというしかなく。最近で典型的なのはトーセンスターダムの京都2歳かな。あの4コーナーと同様の苦しさがあったと思います。レースの重心からずれて(たとえば離した逃げやポツン最後方で)追走する戸崎にあまりいいイメージをもっていないのですが、ヘンに強化されてしまうような結果でした。



おおっと、共同通信杯。

平日開催の共同通信杯を回顧していなかったんですよね。イスラボニータの決め手は素晴らしかった。サトノアラジンはあの緩ペースをもうひとつ我慢できませんでしたが、ペース次第で巻き返しも可能と見ています。ベルキャニオンも悪くなかったですがイスラボニータの決め手に屈したあたり、もうひとつ馬がいいほうに変わってくるかどうか、かな。

一応ラップも載せておきます。スローですねぇ。
13.0-11.6-12.1-12.6-12.9-12.5-10.9-10.9-11.6

中山未経験ですが、いまのところイスラボニータが皐月賞の最右翼という認識でいます。トーセンスターダムがどうも中山に合うイメージがなく、バンドワゴンは折り合い面で不安が残ります。アジアエキスプレスはスプリングS次第ですが、そもそも芝路線を選択してくるか未定という事情もあり。というわけで、あくまで「いまのところ」イスラボニータ、ですね。



最後に。

その中山の馬場状態。JRAのホームページではオーバーシードとエアレーションを行ったと明確な発表がありました。どちらも「第1回中山競馬終了後に」という表現なので2月のいつ頃かは定かでないのですが、穴を開けつつ洋芝の種まきが行われたようです。ただ2月は低い気温が続いたことで(20年に1度の雪でしたからね)洋芝の生育が芳しくなかったとも。

開催初日のこの土曜だけではなんとも判断しづらいのですが、現時点の馬場の印象で言うと、速いラップを続けるにはパワーが必要?筋肉が細めで、柔らかさを売りにするタイプは苦労してしまうかなーというざっくりした印象を持っています。少なくともエクイターフでパンパンな馬場ではなさそうです。

少し前の競馬ブックで馬場造園課の方を交えた座談会記事があり、今後は馬場を柔らかめに作る方向にシフトしていくという主旨のコメントが掲載されていました。今回のエアレーションもその一環と受け取っています。エアレーションのタイミングが難しいこともコメントがありましたね。実際に根を切ってしまうわけですので、取り戻しが効きにくい作業なのは理解できました。あー、メンテナンスに携わる方の声を直接目にできる貴重な記事ですので是非ご一読を。

このあたりの状況から推察すると、これからの中山開催、1日でも重馬場で芝コースを使ったら必要以上に馬場状態が悪化してしまう、かもしれません。さすがに急に昨夏の函館のようにはならないと思いますが、2ヶ月開催でどう変化していくのか。個人的には開催が進むほど、5月の府中とは関連性の乏しい馬場コンディションになっていくと思われます。…府中でのパフォーマンスを期待している分、トーセンスターダムは皐月賞回避を視野に入れてほしいなー、などと適当なイメージをくゆらせております。



とりあえず、明日の中山記念。トウケイヘイローがどれくらいこなしてくるか、では推し測れないかもしれませんが、近年屈指の好メンバーが軒並みスポイルという結果は十分警戒しておきたいと思っています。


関連記事