2014.05.31


平日の仕事を終えて、ようやく落ち着いてダービーと向かい合っております。

年齢と経験を経たせいでしょうか、ヤバイテンションというよりは集中といいますか凛とした感覚といいますか、比較的落ち着いた高揚感を保っているという状況でございます。

あー、でも新宿駅のダービー・デコレーションにわくわくしてみたり。思わずウオッカ像をパシャリとやってみたり。ふつうにどミーハーですねw


治郎丸さんのブログ。
ガラスの競馬場: 変わること、変わらないこと。

仕事を問わず、重ねた年齢とキャリアは「看板」の信頼と結びついていきます。蛯名正義ならこう乗ってくれる、という看板を掛け返るというのは信頼とそれに基づく騎乗の依頼を掛け返ること。リスクを負ってなお次を求める試行錯誤の姿勢は、揶揄されるものではないと思っています。誰にでもできることではないでしょうし、取り組まない人ほど揶揄してしまうようにも思います。…だからいつも本命視、というわけにはいかないですけどね。残酷ですが結果は別の話ですので。

変わらないと表現された横山や武豊も細かなチューンアップを繰り返しているはずです。乗り方に正解がない、というのは幾度となく耳にしたコメントですが、至極ストレートな表現であるのでしょう。

異なるスタイルの盟友、という対照化で、今年のダービーがまたひとつ味わい深くなりました。いずれの進路を求めたジョッキーが栄冠を手にするのか。わくわくしますねー。こういった言葉を目にしていきたいと願うのはだいぶこじれたベテランの証なのかもしれませんね。ありがとうございます。ROUNDER No.4、買いますw


…補記として。

個人的に感じているのは、トントンの時のジョッキーの腰から馬の胸前に矢印を引いて、この向きに力がきれいに伝わったときには推進力の扶助になるのかな、ということ。岩田がブランコに例えていたことがありましたが、ブランコを漕ぐときにグンとアクセントをつける感じを置き換えて自分はイメージしています。乗馬で静止状態から馬を歩かせるときは軽く腰を入れますよね。その挙動が大きくなったバージョンといってもいいかもしれません。

笹田師はたしかnetkeibaの小牧との対談で、武豊も推進を促す点をもっていてそれが最小限の動作なのだ、という主旨の話をしていました。これらの議論を踏まえるとやっぱり、馬にどう乗り手の力を伝えるか、その答えはひとつではないということなのでしょうね。



橋口師のインタビュー。
橋口弘次郎調教師 | オリジナルインタビュー | 競馬ラボ

ダンスインザダークを語る師の姿は折に触れて拝見していますが、引退間近だった小林稔師の執念に思いを巡らす姿は初めて見るような気がしています。確か両者とも栗東の坂路に常時構えるタイプ。坂路調教に先鞭をつけたのはミホノブルボンの戸山師と小林師だったと記憶しています。馬を壊さず長く使う小林師が、フサイチコンコルドの逆体温とダービー当日までにらめっこした矜持。橋口師は今度は自分が執念を見せる番と感じているようです。

ジョッキーに注文なんかつけたらろくな事ないから、何も言わない。この泰然とした姿勢が何人ものジョッキーにチャンスを委ねてきたはずです。ザッツザプレンティ、ローズキングダム、スリープレスナイト。チャンスを掴んだジョッキーがその背にありましたよね。

ワンアンドオンリーは父ハーツクライと同じ陣容。異なるのは鞍上がすでにダービージョッキーであること。ダンスインザダークのダービーを慢心と表現できる師の戴冠となるでしょうか。…ちょっと集大成という言葉にやられているのかもしれませんね。



蛯名のインタビュー記事も。
【競馬】イスラボニータ、鞍上・蛯名正義が語る「ダービー熱」

フェノーメノの2着よりハイアーゲームの3着がダービーで「挑んだ」という意味で印象深い、というのは納得でした。早めにアクセルを踏んでキングカメハメハに挑んだのはよく覚えています。すんごい早仕掛けだなーと思ってみていました。

コメントを見る限りは、興奮でも冷静でもない、勝負に臨むにはほどよいテンションにあるようです。それは優駿のインタビュー記事で栗田師に受けた印象と似ています。有力馬の陣営の中では一番大きく構えているような印象。実は重要なアドバンテージではと思っていますが、どうなるでしょうね。

…そうか、その蛯名ハイアーゲームを最後に差して2着したのが横山ハーツクライか。いろいろつながっていますね。



最後に。

実は土曜に仕事を控えているのに言葉を探してふわふわ書いてしまいました。仕事を終えたら完全にダービーモードに入るつもりです。もう邪魔はさせませんよw

今回の記事はひとの思いにフォーカスしていますが、これらの思い入れと馬場やペース、展開、能力の見立ては分けて捉えるつもりです。こちらも冷静と情熱の間、ほどよいテンションで予想を取りまとめてまいりたいなと。…アグネスデキシイの思い入れにあっさりやられているかもしれませんけどねw


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2014.05.26


ヌーヴォレコルトの快勝でした。

フジの中継アングルをうんぬんするまでもなく、個人的には最後の1ハロンまでハープスターに焦点をあてまくりでした。ヌーヴォレコルトとバウンスシャッセがどう抜け出してきたかがわからないまま。改めてレース映像を確認しましたが、ヌーヴォレコルトの抜け出しは完璧でしたねー。開くまで待てたのは鞍上の落ち着きの証。後方から迫るであろう桜花賞馬をイメージはしていたでしょうが、仮にハープスターを画面から消してみたら?ねぇ。如何なく力を発揮した結果の勝利でしょう。前が開いてトップスピードにのせるまでのフットワークは勝ちにふさわしい力強さを見て取りました。


レースラップです。
12.4-10.6-12.2-12.8-12.7-12.7-12.8-12.5-12.0-12.0-11.3-11.8

向こう正面までは落ち着いたラップに見えますね。でも、どうやらレースのポイントは1、2コーナーにあったようです。以下は自分の見立てですので妄想だったらご容赦を。

パトロールフィルムを見ますと、1コーナーからサングレアル、フォーエバーモア、パシフィックギャルのあたりがガヤガヤしていて、その後ろが玉突き的に手綱を引いています。ハープスターもそれに巻き込まれたかな、2コーナーの出口付近で手綱を引く姿が確認できました。

その間隙を狙っていたでしょう、後方にいたニシノアカツキがハープスターの斜め前まで進出。ハープスターのひとつ外で蓋をした格好になりました。この蓋は3コーナーで効いてきた様です。馬群の外に展開するために川田はいったん下げてニシノアカツキの外に回る必要に迫られました。その間のレースラップは12.5-12.0。4コーナーでマイネグレヴィルが早めにアクセルを踏んでいる分ですが、直後の馬群もじわりと加速しているでしょう。いったん下げるハープスターとは対照的に映ります。1番人気をけん制するニシノアカツキのファインプレー、鞍上勝浦のお見事な判断でした。

グリーンチャンネル、フジの中継とも、1、2コーナーのカメラワークは先頭から後方まで馬群をなぞる、お決まりのアクション。ニシノアカツキのすっと蓋をする動きを捉えていませんでした。端的にカメラワークのパターン化を責めるのはなんとも難しいところですが、G1くらいは別カメラで経験のあるカメラマンにアングルにゆだねるのも悪くないかもしれませんね。あ、直線のハープスターアップは残念の一言ですね。肝心のヌーヴォレコルトの加速の様がしっかり見れませんからね。


ヌーヴォレコルト。

いいスタートでしたね。1コーナーまでについたハープスターとの距離がなにか象徴的に見えます。上記のせめぎあいに関与なく、中団でじっくり脚をためる展開。一つ前のレース、1400mのフリーウェイSが逃げ切り勝ちですから、馬場から見て早仕掛けからのセーフティリードが魅力的に映るところ(マイネグレヴィルはそれを狙ったでしょうし)。それをじっくり待ったのは鞍上のファインプレーでしょう。お見事でした。

…馬場状態がアシストしたところもあるでしょうかね。最後の1ハロンはもっと失速してもいいのかもしれません(ハープスターも同様ですが)。馬場のチューニングが強いグリップを要求しない状態にあると見立てるなら、マイルG1の逃げ切りもうなずけるように思っています。

勝利ジョッキーインタビューは終始神妙な面持ち。後藤の一件はわかりますが、いま鮮やかに勝った人馬を素直に讃えたいですからね。それとこれとは別にしてもよかったように思います。


ハープスター。

2コーナーでの接触、3コーナーでのポジション取り、さらに直線に向いてからどんどん外に追いやられるコースロス(パトロールフィルムで見るとびっくり)。これらを跳ね返してなおクビ差まで詰めましたから、能力は示したと思っています。結果が伴わなかったことだけで距離適性の話を持ち出すのはちょっと粗野でしょう。個人的には2000mあたりにベストな適性があるように思っています。あとは直線コースかなー。ニューマーケットのローリーマイルとかドーヴィルとか。凱旋門賞のプランは続行のようですが、ジャック・ル・マロア賞でも見てみたいと思っていたりします。

…たられば。3、4コーナーのラップがもっと速いかもっと遅いかすればしっかり届いたかもしれません(少なくともニシノアカツキをもっと効率的に捌けたかなと)。3コーナーから最加速地点の登坂部分までずっと加速ラップで先行勢が引っ張ったのはハープスタースポイルの要因のように思っています。

外に回して届かなければ仕方ない。調教師のレース前のコメント主旨です。おそらく馬の将来を見据えた見解なのでしょうが、そのことが強く鞍上のアクションを制限しているような印象があります。阪神ジュベナイルの敗因を内外のコース取りに求めたことが、桜花賞を獲ったことにもオークスを獲り損ねたことにもつながっているような。ある意味必然の負けだったかもしれません。…プレイヤーに裁量の余地が少ない競技というのは、表現されたものに対して残念な思いをする場面が増えるんじゃないかなと。表現が雑かもしれませんが、プレイヤーがのびのびできる周囲の準備もイベントが盛り上がる重要な要素、などとふわふわ思っているところです。ファンも含めて、ですね。


バウンスシャッセ。

パドックでグッと見直しました。東京に良績はありませんが、馬格と充実感から評価をあげてみました。結果、馬連は2、3着だったわけですが、あのリズムは覚えておきたいと思います。まぁヌーヴォレコルトの評価を上げられていないわけで、完全に片手落ちなわけですけどね。

直線に向いて進路を失った時間。もったいなかったですねー。あそこがスムーズだったら、わからなかったかな。最後ははじけるように馬群から抜け出してきましたが、勝ち馬とはスムーズさの差といえそうです。

それにしても鞍上のフォームとアクション。堆積した記憶のせいでしょうが、なにやら往年の岡部と横山を足して割ったようなそれに映っています。鞭をしならせるひじの角度とかね。最近の北村の力強さは馬のリズムに添うような、グイグイ引き出すようなそれに映っていまして、ちょっと好感を覚えています。あ、でも最終のシンボリエンパイアは猛省していただきたいですけどねw


現場の空気。あくまで主観ですが、レース直後は落胆というよりよりどころなくざわざわとしている、という印象でした。強い馬の強いところを見たい、という期待感がインフレしていたでしょうかね。それもまた競馬、とは昭和の時代からの語り口ですが、それだけじっくり競馬とお付き合いしてくれるファンはどれくらいいるのかな、などと勝手に心配。ライトユーザーの動向が売り上げを握っているでしょうから、落胆する可能性も含めてハープスターに寄せた煽り文句や宣伝は悪くはないとは思うんですけどね。


ハーツクライ。人気のディープインパクトに立ちはだかる様は子ども同士でも変わらず。ジャスタウェイとジェンティルドンナもそうですよね。一部の皆様には超萌える展開なのかなーなどとふわふわ思っているところですw はい適当な感想w



最後に。

ほんとにたらればですが、今日レッドリヴェールがでていたら。どうだったでしょうね。今日の内容ならあったかもなー見てみたかったなーと、ざわざわしたレース後のスタンドで花粉症明けの悪友と話しておりました。


さぁ、いよいよ大一番。週間天気予報を見る限り、馬場状態に大きな変化はないでしょうか。レッドリヴェールは図らずもウオッカのローテーションで臨みます。牝馬のダービー制覇かー。個人的にはイスラボニータが勝てないパターンをイメージしては打ち消して過ごす一週間のように思っていますが、アグネスデキシイの妹がダービーですからねー迷っちゃうんですよねー。

仕事は変わらずのリズムですが、ダービーウィークですからね。
わくわくしながら過ごしているはずでございます。


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2014.05.19

ヴィルシーナの連覇達成でした。

この土日の馬場から先行策を取ることは十分予見していました。パドックでの見栄えで、前走の大敗からの巻き返しも十分予見していました。しかしまさか逃げ切るとは。前後半は46.3-46.1と、先週のNHKマイルをトレースするようなイーブンラップ。ここがちょっとイメージとは違ったんですよねー。言い訳でございますよーw

レースラップです。
12.4-10.8-11.4-11.7-11.9-11.4-11.2-11.6

ポイントは序盤、迷いのない鞍上の所作だったと思っています。内からクロフネサプライズが負荷を抑えながら先頭を伺うところに、内田はグイグイとかぶせていきました。パトロールフィルムを見ると14番枠からビシッと斜めに進路をとる姿が確認できます。先手を取り切るつもりでしたね。

一方の柴山は争いを避けるように手綱を引いて2番手に。ヴィルシーナをいったん内にやり過ごして外に切り返しましたが、クロフネサプライズの首は左右にブンブンと振れています。確かに無用な争いを避けることはできましたが、このあとヴィルシーナの後ろから、ヴィルシーナの上がりを上回って勝つつもりだったのか。個人的には主張が弱かったと思っていますが、結果としてこれがヴィルシーナのイーブンラップを演出しました。

個人的にはクロフネサプライズが若干の前傾ラップを踏むと見立てていまして。勝機を見出すなら先手を取り切ることだと思っていましたが、違いましたね。いわゆる、当てが外れた格好です。そっかー控えるかーと思ってみていました。

なお、その後ろにメイショウマンボ、ストレイトガール、デニムアンドルビーと並んで内ラチぴったりを回るなら…。デニムアンドルビーの長い末脚が内から見られるかも、などと思って浜中の胆力に期待するという、成立しているようないないようなストーリーを思い描いてしまいました。。。 メイショウマンボ、ストレイトガールあたりはイメージ近かったですけどね。


メイショウマンボ。

前日までは、マイルの澱みないペースで脚の使いどころが難しくなるような印象がありました。が、当日パドックで見てだいぶ補正。好馬体でしたねー。100%の出来ではなさそうでしたが容積の大きさを感じました。昨年オークスで見た印象とはだいぶ違っていました。当時感じていた肩関節の可動域の狭さもそこまで気にはなりませんでしたし。肺活量では18頭で1番、という見立てで落ち着いていました。府中のマイルはベストでなくとも、地力で勝ち負けまでもってくるというイメージに収斂しました。

レース後のコメントは、鞍上が現状の出来での好走を評価し、調教師が仕上げについて謝るという内容。次走は宝塚かな。楽しみです。


ストレイトガール。

思った以上に溜める作戦にでましたね。岩田と1枠ですから、あとはエルフィンS以来の1600mがどう出るかだけでした。高松宮記念の内容から、メリハリの効いたラップメイクは可能と思っていましたよ。安田記念?この馬場状態が続くなら、無視はできないでしょうか。


ホエールキャプチャ。

仕上がりも距離も馬場も実績も、一番隙のない存在でした。一昨年と走破タイムは同じ。横山の見事な立ち回りがあった分、むしろフィジカル的なパフォーマンスは今年のほうが上回っているかもしれません。それでも少し足りなかったのは何だったでしょうね。鞍上は故障について懸念を口にしていましたが、シンプルな敗因がない場合もありうるでしょう。少なくともメイショウマンボとの差はくっきり見えたでしょうか。


デニムアンドルビー。

スタートで馬群についていくこと、直線で内を突くこと。そのためにはハイペースではなく、少しだけレースが流れてくれる必要があると思っていました。実際の加速ポイントは4コーナー。あのタイミングでは他馬も膨らんで加速していますから、馬群の流れで外へ外へ振られていくでしょうね。。。 アンカツさんなら直線に正対するまで待っていたかな。でもそれで勝てる保障はないですからねぇ。33.2の上がり最速は皮肉にも終始内を狙ったストレイトガールと同じでした。


スマートレイアー。

阪神内回りで大きく出遅れ。向こう正面の長い直線を目いっぱい使って少しずつ出遅れを取り戻し、直線でまとめて差し切る。前走の勝ち方は汎用性の少ない特殊なパフォーマンスと見立てていました。デニムアンドルビーが脚を伸ばし切って、スマートレイアーの脚があがる。パドックでも少し細めのつくりに映りました。武豊の期待をこめたコメントを添えても、1番人気はちょっと酷だったかもしれません。…あー阪神1400mでG1を開催するなら面白そうですね。



最後に。

馬場の傾向はそれとして受け止めなければならないのでしょうが、オークスのハープスターはどうなるでしょうね。いまの馬場で、同厩のブエナビスタよろしく、後方一気ですべてを飲み込むことができるでしょうか。新潟の馬場をこなしている桜花賞馬。凱旋門賞とはちょっと異なる適性が問われる一戦になりそうです。楽しみですね。

…いま週間予報を見たら、週中に雨予報でしたけどねw

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2014.05.18

グランデッツァが日本レコードで圧勝しました。いや、すごかった。

レースラップです。
12.3-10.5-11.1-11.8-11.9-11.9-11.8-11.2-11.4

コスモセンサーが3ハロン目も引っ張ったことで後続の深追いはなかったでしょうか。その分中盤の淡々としたラップはグランデッツァを後押ししたように見えています。先行ポジションを取ってからはほぼイーブンペース、仕掛けどころで加速するだけ。コースや(特に)馬場は異なってますがこのパターンはスプリングSっぽいなと。

ダートを連戦したときはどうなるかと思っていました。復活とは驚きましたねー。直線の伸びやかなストライド、肩と股関節の柔らかさが際立っておりました。日本レコードである以上に、このダイナミックなアクションにこそ「復活」の言葉がふさわしいですね。びっくりしました。

この後は順調ならエプソムCとのこと。安田記念と言わなかった陣営の胆力が伝わってくるようです。先を急くのはファンの悪い癖ですが、札幌記念→天皇賞秋とか、毎日王冠でも見てみたいですねー。楽しみがふくらんでおります。


あー、高速馬場のレコードで反動や故障が懸念されているようですが、明らかに馬場状態に起因するような故障ならとっくに顕在化、是正策まで進んでいるでしょうからね。もちろん心配ないと断言できるはずもありませんが、スピードと負荷は比例するはずで、脚の速い馬ほど故障のリスクはつきものと理解をしています。

あくまで状況から推測する私見ですが、エクイターフ導入もエアレーション+シャッタリングによる馬場の硬度調整も、脚元の保護という点に収斂しているようです。今年1月のブックで小島友美さんと馬場造園課、ジョッキーによる座談会は参考になると思いますので、バックナンバーで探してみてください。紹介する記事を見つけましたので勝手ながらこちらからも紹介を。
【競馬】日本の馬場の変化 The favorites in my life

…また、雑文ですが自分なりの捉え方は以前書きました。長めですが興味があればどうぞ。
more than a DECADE 続・エクイターフ考察


京王杯SCも少々。

4コーナーを回るレッドスパーダの手応えで、シャイニープリンスを選んだ自分の見立てがぜんぜん違うことには気がつきました。府中の馬場も速いですねー。

レッドスパーダは関屋記念の焼き直しのような展開。8歳でなおそのパフォーマンスを見せられることを讃えるべきですね。コパノリチャードは思ったより踏ん張れず、後続は差し届かず。メイケイペガスターの好走も鞍上によるところが大きいでしょうか。トーセンラーがでていてもこの展開では厳しかったように思います。

安田記念に向けてというと、うーん、別の意味でつながるような気はしています。今回の失速でコパノリチャードの積極策が見込みづらくなったと思われますので、出走してくるならミッキーアイルのパフォーマンスが楽しみになりそう。図らずも鞍上はともに浜中。ミッキーに乗るならコパノの手ごたえも知っているというアドバンテージが生じますね。…ショウナンマイティの線もありますか。浜中の動向がひとつの鍵かー。どうなるでしょうね。



最後に。明日はヴィクトリアマイル。

京王杯のアミカブルナンバーをほんわりと物差しにすると、後方からではよほどの切れ味がないと厳しいでしょうね。三浦皇成込みでゴールデンナンバーか(最後方待機じゃないかも)、スマートレイアーくらいかなー。スマートレイアーにあまり府中の適性を見ていないこともありまして。好位の内から脚を伸ばせる馬、という視点は忘れないようにと思っています。復帰後の岩田、というキーワードも合わせて、ですね。

…うーん、メイショウマンボのパフォーマンスが見えないんですよね。いまいまの府中にはあまり向いているイメージではないのですが、どう見積もるかを考え中です。例によって例のごとく、直前まで悩みますよー。

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2014.05.12

ミッキーアイル、逃げ切りましたねー。

所用でリアルタイムでは観られませんでした。ウインズ新宿でさくっと馬券を仕込みましたが、細かくオッズは確認できず。でもそれが奏功したようで困ったものです。オッズに左右されてはいけませんねーw


レースラップです。
12.0-11.0-11.6-12.0-11.8-11.3-11.5-12.0

逃げ宣言していたダンツキャンサーでしたが、ミッキーアイルと二の脚を争うことはしませんでした。藤田ですからペースないしレースは壊さないだろうという読みでしたが合っていたようです。そのほかに先行しそうな馬の鞍上には福永、クレイグ、川島あたりですから、馬の実力と加味するとむやみな前傾ラップは想定しがたいなぁと思っていました。

前後半が46.6-46.6。きれいなイーブンラップですがポイントは3、4コーナーを流せたことでしょうか。その分直線で目いっぱい粘りこめたのだと理解しています。この土日の芝のレースは残り600mからの、坂下のラップが最速になっています。直線入口でスパートしても粘りこめる軽快な馬場。脚質とマッチしたG1戴冠ではありますね。

ただし、それを差し引いても浜中は積極的にアクセルを踏んだと思っています。これまでスタミナをフルに絞り出すレースはしてきていないでしょうから、ラスト1ハロンの粘り腰はこれまでのパフォーマンスの延長線上に想像するしかなかったはずです。その未知の領域にしっかり踏み込んだからこそ「勝ち切れたことが、この馬の強さ」というレース後のコメントに収斂したのでしょう。馬の力をしっかり見積もって、かつ信頼しての逃げ切り。今後の自信にもつながりそうですね。

あーでもラスト1ハロンはホウライアキコにつつかれながら走っていたようにも。そういうキャラでしたっけねw



本命はミッキーアイルでしたが、2着選びはちょっと難儀しました。ミッキーが4コーナーまで平均ペースで直線目いっぱい使ってスパートするなら、先行勢は粘り切れず、待機策の馬が差し込んでくるイメージを持っていました。だってねぇ、坂下で11秒台前半のラップをドンと踏んでゴールまで粘れる先行馬なら、本命視するかを迷わないといけないですものね。

ただ、その差し馬をいまいち絞り込めず、枠順を問わず府中で活きそうな末脚をもつ馬をピックアップして金額で濃淡をつける形に。一番未知数なアトムに期待しつつ、ショウナンワダチ、ロサギガンティア、タガノブルグ、サトノルパン、ホウライアキコあたりを狙う馬単流しに落ち着きました。まさか17番人気を拾えるとは思いませんでしたけどね。ぶい。


タガノブルグ。

クロッカス、アーリントンの運び方から、内々の中団で待機すれば進路取り次第で持ってこれるのではと思っていました。そこに先々週から府中開催で気を吐く三浦皇成。レース展開に対する出し入れの感覚がうまく掴めていると見込んで評価を上げた次第です。ただ、今後の活躍は1400mが中心になりそうな予感。このあたりはヨハネスブルグっぽさがより強く出てくるのではないかと思っています。


キングスオブザサン。

まるっきり無印でした。先の展開予想なら狙っていないと駄目ですねー。予想の盲点になってしまったことは反省点です。…そういえば、母スティンガーとも相性はいまいちだったかな。

鞍上蛯名は(おそらくタガノブルグに)寄られたことを悔やんでいましたが、待機策のリスクは直線の進路が開くかにありますからね。勝つまでには至らなかったと思っています。でもリアルタイムで観ていたら超ドキドキしてたでしょうねw

この後はどうするでしょう。ダービーでも面白いかもしれませんが相当タフなローテーションになりますのでね。じっくり休んで成長を促す選択も十分あると思っています。


ロサギガンティア。

ポッコリとゲートを出たことで待機策に徹した格好。ただラストの伸び脚をみるとかなりもったいないコース取りだったと思っています。この展開で「秋が楽しみ」というコメントはなー。もちろんコメントを額面通り受け止めているわけではないのですが、今夏アメリカ遠征という報道も週中に聞こえた中で、どこまで勝ちにこだわっていたのかが伝わりにくい印象があります。…ある1戦に賭けるような勝負をしない厩舎と鞍上ではありますけどね。彼らなりに勝負していたとことなのかな。いずれにしてもあの大外ぶん回しでは、いまの馬場では勝機は少ないと思っています。


ホウライアキコ。

ロサギガンティアが先行するならこんな内容、という進め方はホウライアキコと和田が実践してくれました。ラストまで脚色はしっかりしたもの。馬券にはつながりませんでしたが、桜花賞で評価を見直した感覚は覚えておいてよかった。秋華賞が楽しみですね。


アトム。

久々ですかね。プラス体重、輸送、初の府中など敗因はいろいろ並べられる状況ですが、個人的にはペースだったかもしれないと思っています。新馬、デイリー杯で見せた超ピッチ走法の切れ味は、スローで溜めてこそ?今回はほぼ理想のポジショニングから伸びあぐねましたので、ちょっとそんな疑問をもっております。あー、今回道中のポジションで、アトムより外だと結構な距離ロスがあったように見ています。パトロールフィルムを観た印象ですね。


サトノルパン。

鞍上がやらかしてしまいました。おそらく道中のあの位置を折り合ってキープしたかったのでしょう。スタートから若干プッシュしていたようですが、ことのほかかかり気味になってしまいました。拳があがって引っ張りぱなし、首が左右に触れるのをなだめられない姿。さらに直線は進路を求めて外へ外へ。パトロールフィルムで見るとかなり外に膨らんでいったことがわかりました。ちょっと残念なパフォーマンス。前進気勢の強さを破綻しないように先行してキープする姿は、いまの武豊には強くはイメージしにくいですね。



最後に。

4コーナーからのミッキーアイル。結構な勢いで手前を変えていました。より粘るために馬が自分からスイッチを繰り返していたようですが、どこかの皐月賞馬と重なりますねー。次走がダービーなら、2400mの最後の直線で手前をバンバン変えながら雁行する2頭のG1ホースの姿が見られるかもしれません。なかなか面白い癖ですよね。あー、そこにレッドリヴェールが加わるのか。わくわくしてきますねー。


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2014.05.06

フェノーメノ、連覇を達成しました。

やはり前々でしたね。2周目の下りで蛯名の手が動いていないあたり、外を回る有力馬とのコントラストが明確でした。そうそう、前々の内々、ですね。それがわかっていながらのウインバリアシオン本命は熱かったー。個人的に、春の天皇賞は鞍上込みの単勝勝負がいちばんフィットします。


レースラップです。
12.8-12.0-12.1-12.4-12.4-12.1-11.3-12.5-12.9-12.9-12.9-12.3-11.7-12.0-11.1-11.7

日経新春杯のルメールをトレースするようなサトノノブレスの逃げ。レース後のコメントから鞍上にとって誤算だったのは「引っかかった馬」だったようですが、後続が整然と続いてくれるわけもないですしね。問題は後ろから引っ掛けられたポイントでしょうか。1~2コーナーをマイペースで進められなかったことは、サトノノブレスにとってのスタミナロスであるとともに、待機勢のまくりを不発させやすくするタイミングでのペースアップだったかな、と見ています。

1~2コーナーでペースアップし、向こう正面で落ち着くラップ。後方待機勢はジリジリとしたペースアップを強いられたでしょう。キズナの敗因のひとつはここにあるように思っています。


勝ったフェノーメノ。

内めの枠、先行脚質、馬の出来と鞍上のリード。もろもろかみ合っての勝利と受け取っています。ラスト100mからのトントンもかみ合っていました。あくまで個人の感想ですよ、はいw

追い切りの映像から受けた印象がそこまでよいものではなかったんですよね。良化していると思ってはいたのですが、四肢を伸ばすときの若干の「よいしょ、よいしょ」感が気になってしまって。昨年のすべらかな動きと比較したのもいけなかったかなー。前々で運ぶ有利を理解しつつぐっと評価を下げてしまいました。

一度勝った馬が出られないという過去の規定も手伝って、春の天皇賞連覇はこれまでメジロマックイーンとテイエムオペラオーの2頭のみ。そこにフェノーメノが加わることになりました。京都の馬場が速くなってからの連覇ですので、先の2頭とはちょっと意味合いが異なるでしょうが、同一G1連覇は力の証明。おみそれいたしました。

あー、中山でひとつ足りない負けを喫して、次走、高速馬場で先行して巻き返す。皐月賞からダービーへ向かう際のディープブリランテと似たリズムのように思っているところです。ディテールはもちろん異なっていますよね。近しい特徴を見ている、というよりはギャップをあぶりだす比較対象、という感じで捉えています。

この後は宝塚記念を自重して、秋古馬G1をフル参戦する予定だそうです。一昨年、秋の天皇賞では本命だったなー。あの時はエイシンフラッシュの差し切りでした。あー、ジャスタウェイの秋は国内でしょうかねー。


ウインバリアシオン。

週中にバンデの除外が決まり、シュタルケがウインバリアシオンにスライド。結果的に幸四郎の騎乗はなくなったのですが、そのシュタルケが当日落馬骨折(早い回復を願っています)。図らずも幸四郎にチャンスが回ってきました。…いまいまは知ってるよ的な説明ですかね。1年後に見返す際に書いてあると効くんですよいろいろとw

京都3200mなら幸四郎>シュタルケという認識でいましたし、ウインバリアシオンの脚質ともマッチしている印象でした。予想を固めるにあたり最後に背中を押したのはスタート。日経賞の際も五分以上のスタートで、出遅れての待機策ではないんですよね。スタートを決められるのは大きなアドバンテージとみて、本命に据えました。

いやぁドキドキしましたねー。向こう正面までに馬群の外に出したのも、キズナをけん制するタイミングでシフトアップしていく様もすばらしかった。フェノーメノと合わせた瞬間に勝てる!と思ってしまったのはぬか喜びになってしまいましたけどw フェイムゲーム北村をパスするのに若干のコースロスがありましたが、待機策を取る馬の背負うリスクの範囲、たらればは要らないでしょう。結果が伴わなかったのは残念ですが、いい騎乗でした。後悔はございません。


ホッコーブレーヴ。

マーベラスサンデーの春天、という符合。今回の鞍上も相当野心的でした。距離ロスを抑える「せこ乗り」よろしく直線まで内々でじっとしていました。4コーナーでコースを探す姿からして、ペースも相手関係もあまり考慮せずの一発狙いだったでしょうね。虎視眈々として際どいところまでもって来るからさすがです。実況の岡安さんも上ずってましたねw

宝塚に向かうとしても賞金面からひとつ挟むことになるかな。目黒記念よりは鳴尾記念で見てみたいと思っていますが、次走はどこになるでしょう。楽しみです。


キズナ。

わかりやすい敗因探しは「距離」に落ち着いたでしょうか。勝ち馬と1馬身ないところまで詰めていますからね、単に距離とは言い難いでしょう。個人的には、これまで磨いてきた後方待機の「脚質」が今回の敗因だと思っています。ペースしかりポジションしかり、3コーナーでゴールドシップに内から押圧されてしまったのもしかり。先行できるなら左右されにくいですものね。先の目標からして、脚質を崩してまでこの一戦を獲りにいく発想はなかったでしょう。キズナの特性が今回はアドバンテージにならなかった、という理解をしています。

脚質を凌駕する末脚、というのは願望込みになりますが、それもまたレースへの期待。込みいった予想をするひとだけが馬券を買うわけではないでしょうし、ミーハーな人気も込みこみで競馬が盛り上がるほうが面白いのではないかと。…ちょっと俯瞰が過ぎるかもしれませんけど。ドキュメンタリー番組等々で期待が煽られていた分、負の反応も大きいのかもしれませんが、この敗戦への「?」をきっかけにより競馬を知りたいと思う人が増えるならステキだなぁ、ときれいにまとめておきます。

脚質に敗因を求める見解は、競馬ブックの回顧ブログも似ているでしょうか。ふむふむ。
天皇賞春回顧|競馬ブック CPU泣き笑い


ゴールドシップ。

出遅れた時点でほぼ終了でした。パークウインズ府中の映像はゲートの正面からでしたので程度が伝わりにくかったのですが、TVの中継映像だとはっきりポッコンと出遅れていましたね。肉離れを起こしていたことを加味すると、直線よく詰めた7着だったと思います。フェノーメノより速い上がりですしね。

そのTVの映像では、ゲートで吼えている声がはっきり収められていました。あんな低い声になるんですね。恐怖か、憤りか。いずれにせよ強いストレスがあの暴れ方につながったと想像しています。…ゲートにはいるまでは兆候なさそうなんですよね。ゲートに入る直前に職員がお尻をパンと叩いていますが、それかなぁ。不可抗力かもしれませんが、そんな事由で入れ込むならなんとも賭けにくくなりますね。。。

どうやら宝塚記念に駒を進める模様。無理は禁物と思いつつ、適性は今回以上でしょうからね。問題は鞍上でしょうか。この気性ですから継続的な騎乗をプラス材料として求めたほうがよいような気がしています。



中継映像がふるっていました。

検量室で戸田調教師が蛯名にひと声かけたあと、蛯名の謎のダンスがw おそらく「ゲートはどうだった?」「いやもうとなりでゴールドシップがこーんなになって」みたいなやり取りだったのでしょうw 証拠映像はこちらで。
検量室で「ゲートで暴れるゴールドシップ」のマネをする蛯名騎手(2014天皇賞・春)



あとは公式ラップの精度。気になりました。

1コーナーの11.3はいくらなんでも速過ぎでしょうし、ラスト800mからの11.7-12.0-11.1にも首を傾げているところです。この3ハロンはすべてサトノノブレスのラップですが、残り600mからの浜中の手の動きに対して、いったんラップが落ちてから急加速しているとはちょっと受け取りにくく。確かに日経新春杯では11.0を計時していますのでノブレスに不可能なラップではないのかもしれませんが。。。 Twitterで公式ラップとは別の試算も目にしました(mahmoudさんですね)。そちらの方が納得はできましたね。

…まさかとは思いますが、外回りの残り400mってちょうど内回りとの合流地点でラチもハロン棒もないんですよね。それで正確な計時がままならないとか…?

精度の高い計時はもちろん望ましいのですが、仮に全10場の計時方法を改めるとして、どのくらいコストがかかるものか。施策の実施には経費がかかりますからね。0コンマ1秒の微差まで読み解かなくても予想や反省はまぁまぁできると思っていますが、記録の精度を疑いたくないなぁとは思っています。



最後に。

ふわふわと思っていたのは、長距離になるほどジョッキーの判断に委ねる部分が増えるということ。あー、短距離ではジョッキーが関係ないということではなく、ジョッキーの癖といいますか反射神経が優位になるイメージですね。距離があるほうが折り合いなどの技術、縦横のポジショニングやアクセルを踏むタイミングなど戦略的な思考、それを実行に移す胆力などなど、ジョッキーが磨いてきたものがより求められるのではないかなーと。

なんといいますか、ファイナンス(=馬主)やマネジメント(=調教師)が現場のプレイヤー(=乗り手)にどれくらい委ねることができるのか。委ねる側の胆力や信頼感も透けて見えるのが長距離戦かな、などと考えておりました。

…多分に仕事がオーバーラップしておりますねw えぇえぇすてきなGWを過ごしておりますw また明日から頑張らないといけませんw



※うわー、超追記。

前回の記事から引用します。天皇賞の見立て。

個人的にはキズナの走りに期待をしていますが、どうやら馬場が速いままですからね。ポジション取りが大きなポイントになると思っています。バンデの出走がならなかったことは展開面でも鞍上の点でも残念ですね。幸四郎のウインバリアシオンは見てみたかったなー。

いまのところのイメージは、サトノノブレスの早仕掛けがあった場合、フェノーメノに向く流れ。それをキズナが叩き潰せるか。でもゴールドシップが1年前より全然前向きなんだよなー。


おおよそ合っているというw
自分ごとながら震撼しておりますw

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2014.05.02

火曜日だけが休日というのは、GWと呼ぶべきでしょうかねぇw

日曜からこちら、断続的にいろいろあったために記事を書き損ねておりました。サングレアルが美人さんとかねw もろもろの情報に触れてはいるのですが書く時間の確保がなかなか。琴線に触れてかつ少しまとまった言葉で書けるものだけ天皇賞の前に記しておこうと思います。あ、美人さんの件はこれ以上膨らまないので終了ですよw


マイラーズカップ。

ワールドエースの復活Vでした。とにかく高速馬場の中を好位追走から抜け出して押し切る内容。東京の復帰戦で見た印象からは初のマイルも問題ないだろうと思っていました。気持ちの前向きさからマイル向きかなとも。合っていたようですね。でもフィエロ本命でしたけどw

レースラップです。
12.5-11.0-11.4-11.7-11.2-11.4-10.9-11.3

速いですねー。走破タイムは1:31.4のレコード。1、2、3着は同じ上がり33.2。その脚の使いどころは異なっていますけどね。だからこそ1、2、3着ともにディープ産駒という事実が大きく見えています。京都外回りの早い馬場には圧倒的な適性を示していますね。上がり最速32.8のサンカルロがワールドエースから1秒差の7着に負けていますし。もう、2ハロン目以降にコンマ2、3秒ずつ足して補正してしまいたいくらいですw

2着フィエロとはカラダのつくりの差という印象を持っています。直線平坦でこれだけ時計がでると、筋肉量で勝るタイプは自分の筋肉を運ばなければいけない分、俊敏な加速力に抗しきれないという理解をしています。安田記念の頃の府中だったらだいぶ向くんじゃないかなー。

ワールドエースは次走安田記念、鞍上はクレイグとの報道がありました。納得感はありつつも、今後の府中の馬場状態次第かなと思っています。好パフォーマンスなのは間違いないですが、楽なフォームで追走して11秒台後半が計時できる馬場はさすがに軽快に過ぎますものね。

しかし、フィエロ、ワールドエース、トーセンラー。すでにリアルインパクトが制しているとはいえ、ディープ産駒が安田記念に本格進出、という印象が強くなっています。あー、後の2頭はきさらぎ賞からクラシックに進んだという共通点がありますね。このあたりの適性は他の有力馬と比較するポイントになるかな。



クイーンエリザベスII世カップ。

エピファネイアは直線伸び切れませんでした。向こう正面ではけっこう引っ掛けながらの追走、3~4コーナーのフォームはトップギアにはいった様に見えました。直線までにスタミナのロスが大きかったようですね。4着は結果論。海外での調整も難しかったでしょうか。
オーデマ・ピゲ・クイーン・エリザベスII世カップ(G1)の結果

武豊TV!IIでは鞍上福永が産経大阪杯をレビュー、そのなかでリングハミと舌を縛る対応について触れていました。よりコントロールが効きやすくする目的で昨秋の神戸新聞杯から取り入れているようです。このあたりは競馬ラボの記事で確認できますね。これを継続するかどうかが、香港でのひとつのポイントだと話していました。

実際、レースではリングハミ&舌縛りは継続していたようです。レース映像では視認しづらいですが、JBISのレポートではばっちり写真が。さすがっす。
2014 香港 オーデマ・ピゲ・クイーンエリザベスII世カップ 現地取材レポート | 日本馬の世界挑戦!現地レポート

折り合い対策は継続しつつ、スタートからプッシュして好位を取りに行く戦略。これが結果として引っかかる形になりました。うーん。外側から見える限りの情報でしか書けませんし、その中でしか感想のもちようもないのですが、この戦略はトライアルである産経大阪杯で済ませることができなかったか。もう少し言うなら、折り合いの繊細なエピファネイアに大阪杯と香港で違う戦略を試みる必要があったのか。個人的には疑問が残ってしまいました。

エピファネイアの武器はトップスピードにのせる加速力。これは陣営のコメントからも伺えます。これに対して大阪杯と香港はともに早いタイミングでの加速とゴール前の失速を招いてしまっています。

なんといいますか、どこで持ち味を活かして勝負しようとしていたのかがあまり伝わってきていないんですよね。あのスタートからのプッシュはかなりの決意だったのかな。…期待があった分コメントもきつくなっているのかもしれませんね。

正直、次の一手も見えにくくなっているように思っています。引っかかる気性を逆手にマイル戦線とか?菊花賞馬のマイルチャレンジ、斬新ではありますけどね。こんな妄想に可能性を感じるくらい折り合いの件は深刻かなと邪推をしています。馬のテンションもそうですが陣営が迷ってしまうなら深刻さは増してしまいますね。期待と不安と、ない交ぜの状態で今後のプランを待つしかないか。残念でした。



後藤落馬。

落ちた瞬間、最悪の事態を想定してしまいました。その後Facebookで本人からも前向きな?コメントがでていますので、とりあえずほっとしているところです。ジャングルハヤテも怪我はなかったようで何より。

また岩田か、という言葉は大半のファンの脳裏によぎったでしょうか。直後は自分も悪態をついておりましたが、そのテンションでSNSにコメントをぶちまけるのは避けました。もともとやらないですけどね。見方にもよるでしょうが、パトロールフィルムで確認した限り、接触までのアクションやタイミングは微妙。どちらかに一方的な非があるとは言い難いと思っています。岩田の右側はずっと開いていましたし、後藤もそこに進路を見ていたようですしね。前方のリベルタスも含めて不運なタイミングが重なったというのが程よい表現になるでしょうか。

頚椎の骨折、というのが現状の報道ですが、ほかにあってもおかしくない落ち方だったようにも。ともあれ少しでも早い回復を願っています。シンボリエンパイアの時は現地にいませんでしたが、エスポワールシチーの南部杯、府中のスタンドですらすごい歓声でしたからね。期待して待ちたいと思います。



最後に、天皇賞。

個人的にはキズナの走りに期待をしていますが、どうやら馬場が速いままですからね。ポジション取りが大きなポイントになると思っています。バンデの出走がならなかったことは展開面でも鞍上の点でも残念ですね。幸四郎のウインバリアシオンは見てみたかったなー。

いまのところのイメージは、サトノノブレスの早仕掛けがあった場合、フェノーメノに向く流れ。それをキズナが叩き潰せるか。でもゴールドシップが1年前より全然前向きなんだよなー。

相変わらず、ギリギリまでじっくり悩むことになりそうです。


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