2014.09.28


ワンアンドオンリー、底力を示しました。

いやータフでしたね。直線を待たずに一番外から先行勢に並びかけるとは思っていませんでした。横山の自信を含んだトライアルライド。結果を伴った形ですのでなおさら、うまくいったようですねー。

レースラップはこう。
12.9-11.2-12.5-12.4-11.8-12.4-12.2-11.9-11.8-11.3-11.6-12.4

トップボンバー松若が譲らなかったことでレース全体を通してラップが緩まなかったようです。ワンアンドオンリーの捲くりはその厳しさを強めました。上がり3ハロンのうち直線の立ち上がりが最速になっていますので、先行馬の厳しさはなおさら。春の実績馬ウインフルブルームはまだ踏ん張ったほうですが、走破タイムがワンアンドオンリーから3秒近く離れているあたり、相当な持続力が問われる展開だったと言えそうです。

ワンアンドオンリーは比較的ゆったりしたスタート。3000mに向けて、というより今後のキャリアに向けて、二の脚を求めたダービーとは異なるスタートになりました。これは大方の予想通りだったでしょうか。場合によるとあのダービーでスタート時のお約束が壊れているかも?(=スタートから行きたがる癖がついていないかな?)という懸念ももっていましたが、1コーナーまでの入り方を見る限り、全然、杞憂に終わったようです。

早めの進出にどんな意図があったのか。セーフティに結果を求めるためスタミナを活かすスパートを狙った、ともいえそうです。個人的には、使いながら仕上げるためにレース中の負荷を求めたようにも感じました。…単独の理由ではなさそうですね。接戦になったのは2、3着が思った以上に頑張ったためでしょう。残り100mで手前を変えてもうひと踏ん張りしたあたりは、さすがダービー馬というところ。順調に菊花賞へ歩を進めてほしいですね。


サウンドオブアースも良く頑張りました。ワンアンドオンリー本命の相手探しが自分の予想だったのですが、京都新聞杯の粘り込みを覚えていてよかった。成長分とネオユニヴァースの血を加味して相手に加えていました。展開が向いた面もあると思いますので、人馬とも次走の取捨は慎重に、と思っているところです。


サトノアラジンはどうしたでしょう。トモの充実っぷりは相手探しの中では光って見えましたが、道中の力んだ姿はちょっと残念。どうやら1コーナーの少し手前で接触があった様子で、そこからかかり気味になってしまいました。向こう正面まで続く折り合いのロス。抑え切れませんでしたね。

4コーナーを待たずにワンアンドオンリーに並びかけられた際、瞬時に反応して雁行した浜中。前に入られるのを避けたというより、勝負師の脊髄反射と表現する方が妥当でしょうか。あそこで引くタイプではないですよね、きっと。その分の4着だったと見ています。これを受けての次走かー。どうでしょうね。より思い切ったレースが可能になったとは思いますが、その立場を活かせるなら。楽しみはあるかもしれません。


この週中はヴォルシェーブに期待しようと思っていたのですが、パドック映像で見る限り、ちょっとトモの送りが気になってしまいました。つくりに対して歩幅が伸びていないといいますか、もう少し可動域が広くてよいような印象がありました。ああいったタイプならいいのですけどね、腰の動きをかばっているようにも見えていまして。テンションが上がっていたせいで動きが固かったのかもしれません。外々からのキレを期待したかったので、踏ん張り切れないと見て評価を下げました。どこかで再び狙うタイミングがありそうですね。



オールカマーも少し。

予想が難しかったですね。ついに軸が決まりませんでした。サトノノブレスは3、4コーナーで俊敏に動けるイメージが湧かず、割り切って馬券の対象から外しました。その上で馬連の5頭BOX買い。ニューダイナスティとラキシスの取捨で迷ってのお手つきは痛恨でした。そうですね、いつものヤツですw

勝ったマイネルラクリマはイメージに近い展開。思った以上にスムーズに先行できていましたので、直線に向く前にはチョイスして正解とぬか喜んでおりました。乗り替わった戸崎のそつのないリード。個人的にはこちらもイメージしやすかった。あー、中山でも結果を出していたかもしれませんね。次走は天皇賞でしょうか。暮れの香港、狙ってみません?w


アロマティコ。最後は内目を割って差し込んできましたが、そもそもスタートからグッと内に寄せる動き。初めから狙っていたイン突きだったようです。直線で前が開かないリスクを抱える戦略ですが、4コーナーでも慌てずにエンジンを温めながら待っている姿が見て取れました。昨年くらいまでの皇成ならもっとドタバタしていたような。この感覚は春先の府中から磨いてきているのかもしれません。

腹をくくっていたのはフラガラッハ高倉も同様でしょう。馬のリズムに沿った仕掛けができていたのではないでしょうか。前走で大きく着順を下げたことは割り切って乗れる背景になっていたかもしれません。少し速めの平均ペースでなければ、スローにしてもハイにしても、いいところまで来れるかなという読みでした。こちらはBOXとは別に複勝を買っていまして、まぁアツかったですねーw

穴とみていたエバーブロッサムは終始馬場の内側、荒れたところを通る流れ。内枠があだになった格好と見ています。府中牝馬で見直しでしょうか。トモの張りはよい印象がありました。

クランモンタナは田辺の積極策に応えることができませんでした。嵌る展開がピンポイントなのかな。今回はふわっと買い目に含めてしまった感がありますので、次は慎重に評価したいです。あー、調子落としの懸念も含めて、でしょうか。



最後に。閑話休題。

オールカマーの馬柱を眺めながらラキシスとカレンが見えた時点で「FSS」感が満載になりましたw へ?っていう話ですよね。えぇ、わかるひとにはわかるんですよ、どれだけダメなのかがw


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2014.09.22


イスラボニータ、完勝でした。

この日曜はWINSで、東西メインだけ取り組みました。よっぽどのことがない限り、東のメインは皐月賞馬から。パドックで相変わらずのしなやかな歩様を確認しての本命。相手探しをいろいろひねってしまった分トリガミになりましたが、いやいや気にしない気にしない。とかいってるから馬券力がつかないのでしょうなーw

皐月賞の1、2着がそのままスライドする結果。ただ1着と2着の差はより開いてしまったような印象があります。

レースラップです。
13.0-10.8-11.3-12.0-12.7-11.8-12.0-12.1-12.3-11.6-12.1

スピードを上げた状態で1コーナーへ突入、2コーナーまでに減速してからは持続の問われる12秒前後のラップが続きました。コースのアンジュレーションが少ない分、ラップが厳しくなったと読み取るのが妥当でしょうか。

その意味ではこれを先行したトゥザワールド、ペースとポジションだけでみれば横綱競馬?うーん、4コーナーから直線、鞍上川田は直後にいると認識したイスラボニータを2度3度と振り返る仕草が見て取れますのでね。直線に向いてイスラボニータにグッと離されてしまったことと合わせると、やはり折り合いと機動力をアドバンテージに前々で運んだ、という表現が妥当なのでしょうね。今回は11.6に表れないイスラボニータの加速力に屈した格好です。

でも、淀の3000mでその武器を活かし切って戴冠した馬もいますからね。ちょっとナリタトップロードを思い出しております。


イスラボニータは1コーナーまでに軽くいじめられたでしょうか。スタートから蛯名は外へ張る格好。勝負どころで内々に閉じ込められないための布石と読み取れますが、それを見越したでしょうか、オウケンブラックがイスラボニータの前を空けたままにするポジショニング。前に馬を置きたいイスラボニータの事情を逆手に取るような「いじわる」があったと思っています。もちろん、これは田辺を褒めるべきでしょう。必死でなだめる姿は2コーナーまで続きました。

さらにいやだなーに思っていたのは向こう正面の位置関係。トゥザワールドの真後ろに控えられたのはよいとして、クラリティシチーがひとつ外に布陣。このままだとクラリティシチーの手応え次第で、直線蓋をされた形で不完全燃焼になるかもしらん、などと考えながら見守っていました。結果、直線早々にクラリティシチーが下がったため労せず進路が得られましたが、いやいや、内回りはこうした懸念がなかなか、ね。その分蛯名のガッツポーズはよくわかるような気がしております。

次走は菊花賞、とのオーナーの明言があったようですが、あの前向きな気性がどこまで上手に折りたためるのか。古馬に混じって府中の直線を登坂するよりは、フラットな淀でストライドを伸ばした方が、いまいまはよいかもしれませんけどね。

いやー、でも、わくわくする馬ですねー。次走がどちらになるとしても楽しみです。この秋、府中で1回は走ってほしいですが、暮れの有馬を優先するんじゃないかなー。くれぐれも無事にお願いしたいです。


それ以外の馬ですとステファノス。イスラボニータの通った後をタガノグランパ、そのさらに後ろを通っての後方一気。陣営の作戦もあるでしょうし皇成の度胸にも一目おくべきとは思っていますが、今回はさすがに脚を余した格好。優先出走権なしでG1に進める状況だとよいのですが。どうでしょうね。



ローズSも少々。

直線に向いてのヌーヴォレコルトのキレ。すごかったですねー。内枠を存分に活かしたとはいえ、あの加速力ですと秋華賞のロケーションも心配なさそうです。

レースラップはこう。
12.5-11.0-11.6-12.2-12.5-12.0-11.4-11.1-11.7

4コーナーで内ラチ沿いにいた馬が1、2、4、5着を占めました。3着のブランネージュも先行して内側を取っています。ここまで内とはね。。。 内側から2頭目より外を走った馬との極端なコントラスト。ぜひ、意識しながらリプレイを観ていただければと思います。すごいバイアスですので。

ただ、2着タガノエトワールは本番も要注意でしょうか。10着までのうち7頭が33秒台、というよりコンマ数秒のなかにひしめいている中、1頭だけ33秒前半を計時しています。個人的には穴馬の域はでないかなーと思いつつ、あの加速力が活きる展開なら、あるいは。あー、マツパク厩舎という点でいうなら今回こそ注意しなければいけなかったでしょうか。


本命にしたレッドリヴェールはその勝敗を分ける境界線の外を追走。ちょっと違うかもしれませんが、ヴェルメイユ賞のトレヴの負け方を思い出しました。それなりに速い上がり、でも展開が向かないという。外枠の分やむを得ないスポイルという認識はもっています。

それよりも馬体の方が心配ですね。プラス10kg、トモの容積は十分だったのですが、腹回りの細さが目を引きました。本番に向けて厚みが増してくるかが気になります。あ、福永は無難なドライビングだったと思っています。悪い意味ではないですよ。



最後に。

ローズSでひとつ余計な馬券を買ってしまいました。プリモンディアルの複勝。祖母にバレークイーンの名前を見つけてしまっては買わないわけにはいかなかったなぁw 大外枠で後方待機、まるで嵌らないことが分かっているのなら買わなければいいんですよねー。今回はノーカウントで次走以降狙おうと思いますよ。はい、わるい癖でしたーw

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2014.09.21


ブルーマイスキー、後方一気で差し切りました。

死んだ馬の仔は走ると昔から申しますが、個人的にはちょっと信憑性が増したでしょうか。17日の大井の準重賞、フサイチコンコルド産駒が勝ちました。前回の記事の通り注目はしていまして、正直贔屓目抜きでひょっとしたらと思っていたのですが、仕事の流れもあり体調が下降気味だったこともあり。ねー。生で観たかったですねぇ。
’14ゴールドジュニアー 2歳 オープン準重賞| 成績・払戻金 | 南関東4競馬場|nankankeiba.com

レースラップです。
12.9-11.4-11.9-12.4-13.2-12.9-13.4

ブルーマイスキーは出遅れ気味のスタート。3コーナー手前では鞭がはいっていましたが、砂を被って手応えが悪くなったためでしょうね。位置取りもかなり下げていました。前走のデビュー戦からするとだいぶ異なる位置取りですが、前傾気味のラップと相まって、後半への余力を残せた格好になりました。

4コーナーから直線への誘導はそつのないもの。直線に向いてから次々と先頭が入れ替わる展開を、大外からまとめて交わしました。仕上がりの早さ、息を入れることで末が活きる、このあたりはフサコン産駒らしさでしょうね。今年の南関東の2歳、評価のほどはよく把握できていませんが、これから少し楽しみかな。




さて、ちょこっと近況報告的に。

ここのところフサイチコンコルドのことで頭の中がぐるぐるとしていましたが、いまの競馬に飽きが来て過去を振り返っているわけではありませんのでね。昔をなつかしむのは向上心がとまった証拠、などというツイートが流れてきたので、いやいやいやいや、と激しく自分にツッコミをいれたところですw 進化しているのかどうかはわかりませんが、楽しさがちゃんとドライヴするように競馬へのスタンスを保っていけたらと思っています。あー、保つ=少しずつ変わっていく、でもあるでしょうね。

しかし言葉にできていないですねー。佐藤哲三の引退は残念な限りですし、凱旋門賞のライバル各位には一喜一憂していますし、紫苑Sで権利を取ったショウナンパンドラに期待感をもっていますし、ダノンメジャーはこれまでのダイワメジャーにないスケール感を覚えていますし。どれも感じるところはあるのですが、納得いく質量で書けないとスルー、というリズムが続いています。うーん、投稿のリズムを少し変えた方がいいのかもしれませんね。…変わらないかもしれませんがw


最後に。

新潟の景色が続いている中での秋競馬はまだ少しピンときていないのですが、紫苑Sも終わっていますし、もうG1に向けて有力馬が始動してきますものね。明日のセントライト記念はイスラボニータ、ローズSはレッドリヴェール。それぞれの仕上がりを確認するところから入るつもりです。


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2014.09.16

フサイチコンコルド、21歳で逝ってしまいました。

放牧中の事故、左後脚を骨折したそうです。詳報は以下にて。
1996年の日本ダービーを制した「和製ラムタラ」フサイチコンコルドが死亡 | netkeiba.comニュース
競馬:フサイチコンコルド死す 96年デビュー3戦目でダービー制覇 - 毎日新聞


ひと月前に見学に訪れた際は、普通に元気でした。食欲もしっかり、こちらをプイとやる意思もしっかり。筋肉が落ちて背が垂れていましたが、素人判断ながら加齢によるものと受け取れましたしね。

老衰か、病気か、アクシデントか。来るべき最期はどのように迎えることになるのか。まだまだ先だなと思いつつ、コンコルドの鼻面をなでながらそんなイメージをくゆらせていたこと、いまいま白状いたします。もちろん牧場の方に不用意に紡ぐ言葉ではないですけどね。

2度ほど青森の牧場を訪れていますが、迎え入れてくださった顔と人柄が浮かんでしまって、直接牧場に連絡をとるのはまだ躊躇しているところです。取り急ぎ、感謝の言葉を。最期を看取っていただいて、本当にありがとうございました。
more than a DECADE フサイチコンコルド再訪

一報を目にしてからこちら、自分でも意外な程落ち着いております。先述の通り、少なからず心の準備ができていたからかもしれません。あー、仕事に追われているのもきっと奏功していたでしょうね。この週末はオンタイムな競馬を見つつも、土曜出勤に前後してWINSでDVDを購入してみたり、当時の優駿を引っ張り出してみたり。自分の中でとりまとめる言葉を探す手続きを踏んでおりました。以下は優駿の表紙です。
優駿1996年7月号表紙



以前からこのブログを読まれている方はご存知かもしれませんが、自分の競馬への身勝手な思い入れは(=ファンになるきっかけは)、フサイチコンコルドが勝った1996年のダービーからスタートしています。その経緯は以下にて。一度ブログ更新を止めたことがあるのですが、その際区切りとして書いた記事です。恥ずかしくもなつかしいですね。
more than a DECADE 音速の末脚

デビュー3戦目のダービー制覇、すみれSからの異例のローテーション、逆体温、和製ラムタラ。コンコルドを語る際の枕詞はこんなところでしょうか。ふと、しばらくレース映像を観ていないなーと思い当たりまして先の通りDVDを購入。どうせならきれいな映像で観たいですもんね。96年のG1年鑑。Amazomも品切れでWINSに繰り出した次第です。


1996年日本ダービー、レースラップです。
12.7-10.8-12.0-12.8-13.1-13.0-12.5-12.1-11.9-11.9-11.6-11.7

13番枠のスタートから、1コーナーまでに内ラチ沿いを取り、3コーナーまでには4番枠から先行したダンスインザダークの真後ろに。出遅れが奏功して絶好のポジションを確保できました。キズナの時もそうですが、この頃から内ラチ沿いが必勝パターンのようにも見えますね。

ダンスのひとつ外を進出しながら直線を迎えます。が、前にはいったバテ気味のトピカルコレクターに進路を奪われる格好に。この間にダンスに差をつけられてしまいます。ここをすっと離すあたりはサンデーサイレンスですねー。藤田はダンスの通った跡をなぞるようにトピカルコレクターをパス、あとは音速の末脚が炸裂しました。

過去のダービーとラップ構成を比較してみましたが、私見ながらどれとも似つかないんですよね。残り5ハロンからラップがあがり、11秒台が4つ続いて、ラスト1ハロンの失速幅が少ない。末脚の持続勝負と捉えると、近いのはメイショウサムソンやキズナ、でしょうか。もし直線のどこかで11秒フラットに近いラップがひとつあるような展開なら、おそらくはダンスインザダークのダービー戴冠だったのではないかな、ともイメージが膨らんでおります。

そうそう、パドック映像も観たのですが、ダンスインザダークはいい馬ですねーw いまの自分が96年のクラシック戦線を見積もるなら、圧倒的にダンスインザダークを評価しているでしょう。実は競馬暦を重ねるほど、コンコルドの馬体は自分の好みとは離れていっているんですよね。初期体験を上手に消化できている、ということかしら。


武豊の先行策。優駿のインタビューで小林稔調教師が回顧している通り、乗り方には問題なかったのでしょう。1週前のエアグルーヴも内外が異なるだけで前受けしてからの押し切り、いわゆる横綱相撲でしたしね。ただ、このダービーの反省がよりぬかりのない武豊を醸成していったのは、その後のコメントや騎乗の端々に感じ取っております。

先行する有力馬の直後を通ってコンコルドが進出する様、武豊原案の『ダービージョッキー』を思い出しました。ネオフィリアのダービー、といえば読んだ方には伝わるでしょうか。ネオフィリアは最後方でしたが、ひょっとしてこのダービーが着想に関わっているかもしれませんね。


小林調教師のインタビューも改めて読み直しましたが、なかなか味わい深いものでした。出走直前まで体温計とにらめっこしていたのは認識していたのですが、ダービーに向けて輸送した直後の朝が38度7分、夕方で38度3分とインタビュー中に数字がでてくるんですよね。あとあと編集したのかもしれませんが、坂路の時計といい、数字と観察を交えて状態を把握する姿勢は年齢や時代背景から類推するとなかなか得がたいものだなと。どうやって研鑽できたのでしょうね。

「運プラス力」「運だけでは勝てない」「運は努力して”運んで”くるもの」。所属馬が長く競走生活を送るのが印象的な厩舎。インタビュー中の印象的な言葉もまた、それに沿ったものでした。



ダービー後の思い出をひとつ。

菊花賞以後の出走はついに叶いませんでしたが、古馬になっての復帰戦は産経大阪杯に定められていました。97年の大阪杯を制したのは、前年の有馬記念を2着し、その年の宝塚記念を制するマーベラスサンデー。ずっとわくわくしながら待ち望んでいたことを、そして当週のGallopでコンコルド故障の報にがっかりしたことを、よく覚えています。アガったなぁ、フサイチコンコルドVSマーベラスサンデー。引退が決まるまでやきもきしながら待ち続けていた、その時期の個人的ハイライトですね。

仮に出走が叶ったとしても、おそらくあの不良馬場ではもがいて終了だったような気がしています。実際の結果は以下。
11R 産経大阪杯|1997年3月30日(日)2回阪神4日|JBISサーチ(JBIS-Search)


多少の恥を忍んでですが、ブログでまとめた記事も列挙しておきます。…かろうじて恥ずかしいという感覚は残っているようですねw

こちらはブリーダーズスタリオン訪問時の記事。ひたすらに、眠そうでしたね。
more than a DECADE 13年ぶりの初対面

こちらは引退報道時。リンク先のふるさと案内所の記事でいい感じの写真があがっていました。
more than a DECADE フサイチコンコルド種牡馬引退

こちらは青森訪問時。
more than a DECADE フサイチコンコルドは青森に

全体を通して、現役時のイメージと実馬とのギャップにどう向き合うべきか、ふよふよと迷っている様を書き連ねておりますね。だいぶ面倒な文章ですが、よろしければ。


北海道や青森に行くことができたのも彼がきっかけ。今年は奥入瀬の景色を大事なパートナーに見せる事もできましたしね。実はちょっとだけ、これが最後の訪問になるかもと覚悟を決めていたのですが、彼女がまた来ようと言ってくれたことも有難かった。ひょっとしたらその言葉に救われている部分があるかもしれません。今度はお墓参りになりますけどね。


自分の競馬はまだまだ続きそうですが、初期衝動の大きさは何にも替え難く。寂しいのは確かですけどね。奇跡の末脚に感謝をもって、引き続き楽しんでいきたいと思います。
フサイチコンコルド|JBISサーチ(JBIS-Search)



最後に。

今週水曜のゴールドジュニアー。大井の2歳オープンですが、フサイチコンコルド産駒が観れそうですね。行けるかな。産駒の活躍はもう少し楽しめそうです。


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2014.09.07


ブライトエンブレム、後方一気で突き抜けるとは驚きました。

レースは渋谷のウインズで観戦、久しぶりに悪友と合流しました。パドック映像を眺めながら、ミッキーユニバース鈍くね?とか、スワーヴジョージの馬体はすげー欧州向きに見えね?とか、負荷をかけてもメリハリのあるシフトアップができるジョッキーは?とか、とても雑な軽口をはさみながら予想をまとめました。

結果フォワードカフェ本命。少し先取りしすぎましたかね。返し馬でブライトエンブレムが目に付いたのですが、そこをピックアップしきれませんでした。映像を観ながらサウスキャロライナ、ミッキーユニバースの評価を下げ、レッツゴードンキ、マイネルシュバリエをヒモ穴で評価したところは、うまくいっていたようです。


レースラップです。
12.3-12.0-12.2-12.3-12.4-12.2-12.1-12.2-12.3


ミッキーユニバース。

こうして見ると結構きついラップを維持したようです。1番人気で先手を取って、加減速を抑えたきつめの一定ラップ。ということは、瞬発力か出来かあるいはその両方か、鞍上は不足を感じていたのかもしれません。特徴を活かすための逃げとも言えそうですけどね。

逃げしか出来ない印象ではなかったので今後のパフォーマンスをみてみたいところが、府中か新潟のダート中距離を押し切っているようなイメージが浮かんでおります。どうなるでしょうねー。


ブライトエンブレム。

だいぶゲートでガチャガチャしていました。これは次走も引きずるかもしれませんが、二の脚を要求せずに最後方で1コーナーを迎えたのは田辺の切り替えでしょう。ひとつ前の10レースで外差しが決まっていましたので、このあたりも視野にいれていたでしょうか。ラストの脚は鮮やかに映りますが、今回の馬場とペースにマッチした部分も大きいかな。メリハリの効いた鞍上の判断が奏功した印象です。

サンスポのコラムでは新潟の馬場について触れています。彼の着眼が見えて、この週中興味深く読んでいました。いやー、本命にしてたら面白かっただろうなー。パトロールフィルムで3コーナー手前から外にだす判断、お見事と思っています。
【田辺裕信 ゆる~い話】馬場コンディションと騎手の思惑 (1/2ページ) - 予想王TV@SANSPO.COM


フォワードカフェ。

3~4コーナーの手応えがなんとも腑に落ちていません。胴長の馬体に対するトモの推進力、かな。俊敏に加速するにはもう少し鍛えないといけないかもしれませんね。4コーナーで外に膨れる所作はスワーヴジョージの勢いを削いでいたようですし。次は自分の見立ても疑いながら検討しようと思っています。…軽い馬場が合うのかな。



最後に。

デング熱が影響の範囲を広げています。代々木公園から明治神宮、新宿中央公園、新宿御苑は閉鎖されるとのこと。横浜にも飛び火しているようです。気に入っている北参道あたりも含め、自分の行動範囲が多く当てはまっていますので、まずは蚊にさされないようにしないとですね。

案の定、ニュースが広がってから検査キットが不足しているようですし。重篤化するケースなど、冷静に情報を仕入れてリスクを見積もる必要があると心得ております。以下、2012年の旅行者向けの記事ですが、参考までに。皆さまもお気をつけて。
デング熱|JATA

…でも今日繰り出した渋谷のウインズはちょっと近かったですねw


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2014.09.01


ローブティサージュの粘り込みが勝りました。

直線に向いてスマートオリオンが内を閉めたところ、直後で反対に切り返す三浦皇成。レースを遡ると、3コーナーまでにあの位置を取ったことが大きなポイントだったように思っています。

縦横のポジショニングや進路の確保に対すて冴えがある印象は札幌に舞台を移しても変わらず。まだラフな印象もありますし、いい馬が回っていることもあるのでしょうが、活かせる資質と研鑽もまたあるのでしょう。今日のクビ差に象徴的に表れた、と思っています。人馬ともこれからが楽しみですね。

レースラップです。
11.9-10.8-11.4-11.5-11.5-11.9

好スタートはローブティサージュとマジンプロスパー。勝ったローブいったん下げて、3、4コーナーは馬群で溜めをつくる形になりました。1、2着はこの差もあったでしょうね。引いた枠に恵まれたこともありますが、コーナーをより少ない半径で回ることができていますので。小回りのコース取りで生じるアドバンテージをしっかり活かしたものと受け取っています。

一方、休養明けのマジンはスタートからそのままほぼ一定のペースを踏み続ける格好になったようです。加減速がないほうが負荷は少ないでしょうからね。結果3着とは福永の好判断だと思います、というか彼の得意分野ですね。カラダもできていたかー。お見事でした。

レッドオーヴァルはもう少し緩急の極端な流れがほしかったかな。絶好の舞台だったでしょうし、自分のストライドが保ちやすい分、外枠が必ずしもマイナスとは言い切れないとも思っていました。前半おっつけ気味だったのは気になっていますが、ラストの脚からしてこの後が楽しみです。ただ、ベストな舞台がどこかというと。。。 ちょっと悩ましい秋のローテーションになるかもしれません。

ブランダムールは積極的なレース運び。人気がない馬のなかではパドックでの印象がよい1頭でした。パトロールフィルムを観ると、スタートから外に張るような進路取り。内を閉めるまで時間をかけたのは、気の難しさがあるという既報と合わせて鞍上の配慮と読み解いています。レッドオーヴァルが被せて来る分の早仕掛けはやむを得ず。4コーナー手前からのスパートはラストの息切れにつながったでしょうか。

エイシンブルズアイは気持ち後方から。もっと前々で運ぶイメージでしたのでこれは自分の見立てとは異なっていました。直線馬群を捌いて5着ですので、そもそも期待値が高すぎたかな。ただ、スプリント戦への目途は立ったように思います。


ざっと上位馬を振り返ってみましたが、馬券の狙いとしては悪くなかったんですよね。オーヴァル軸の馬連でマジンを除いて全部チェックが入っているという。ただ買ったはずのローブとの馬連が抜けていまして。。。 いや、強がりとかではなくw ホントにうっかりなのです。ローブの仕上がりを見て、最後にエイシンブルズアイとの馬連をちょっとだけ買い足してみたりしているのですから。なんで買い目にいれてないんでしょう。ブランダムールの複勝を買って4着でしたしw

暑さはだいぶ和らいでいますので気候のせいにはできませんねw ホント、すっとぼけでございました。あーあ。…平常運転とかいわんといてくださいw



新潟2歳Sもちょこっと。

ミュゼスルタンの切れ味は予想以上でしたが、新潟芝の内側はまだまだコンディションがよさそうでしたのでね、終わってみると納得の部分もあります。ラストはよく粘りました。

2着でしたが、アヴニールマルシェの俊敏さに高い将来性を感じたのは書いておきたいと思います。次は府中でしょうか。そして朝日杯は今年から阪神外回り。阪神だからこそ出てきてほしい1頭ですね。

ニシノマルシェは惜しい3着。新潟2歳への出走は田辺が進言したようですが、その判断は的を射ていたようです。特殊な要因があれば別ですが、進言と結果に極端な差がないことはジョッキーの見立ての確かさを伺う材料にしていますのでね。

ナヴィオンは外枠発走から最後方追走。やむを得ないかもしれませんが、この馬場コンディションでは勝機が薄めになってしまいますね。向こう正面がもう少し流れたら違った結果だったかもしれません。公式ラップではミュゼスルタンと上がり同タイム。馬体を見る限りまだまだこれからのようですので(まぁこの時期ですしハーツクライですし)、順調にいってほしいと思っています。

馬券的にはそのナヴィオンからの馬単で撃沈いたしました。言い訳をすると、キーンランドの予想に時間を使うので精一杯でした。相手に1、2、3着が全部入っていますので、もう少し踏み込んで検討すれば何とかなったかもしれませんが、まぁこれが繰言というやつですw



最後に。

弱虫ペダルという漫画をかなりのスローペースで読み始めました。30巻以上出ていますのでいまさら感が強いのでしょうね、きっと。自転車競技を観るのは昔から好きだったのですが、技術的な解説込みで読める漫画だと気づきまして、少しずつ進めているところです。

そこで「ケイデンス」という言葉を知りました。1分間あたりのペダルの回転数を指すのですが、この考え方は競馬でいう完歩の話につなげることができそうです。横山とゴールドシップが札幌記念で後方待機した背景や、先のマジンプロスパーの粘り込みも、これで説明がしやすくなると感じております。別途ググったところ、参考になるページが見つかりましたのでどうぞ。自分もこれから理解に努めるところです。
自転車のペダル回転数の意味


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