2014.10.27

トーホウジャッカルが最後の一冠を取りました。

本命に推したサウンズオブアース、内回りとの合流地点でインをついたときはかなり期待しちゃいましたけどね。追いついてからもう一伸びされてしまうとは。不利な体勢になりながら神戸新聞杯でゴール前差し込んだトーホウジャッカル、そのパフォーマンスは伊達ではありませんでした。個人的に1、2着馬には3000mの適性と枠順の差があったように思っています。いやいや、負け惜しみじゃなくてですねw

レースラップです。
13.0-12.0-12.0-12.0-11.9-11.7-12.4-12.5-12.3-12.4-12.2-11.7-11.7-11.6-11.6

やっぱり京都の芝、速いですね。走破タイム3:01.0はソングオブウインドのタイムを1秒7上回るレコード。速い=強いでないのは自分でも認識しているところですが、こうした馬場では前々で運ぶことと、繰り返し馬場を叩き続けられることがアドバンテージになるとも考えています。

個人的な見立てをもう少し。急加速するパワーに優れたタイプやしっかりグリップして馬場を蹴り続けるスタミナタイプだと、いまの速い馬場に特徴をもっていかれる(スポイルされる)、という理解をしています。自力でスピードを上げなくても、馬場が加速を容易にしてくれる=減速幅も抑えてくれる、となると他の馬がその恩恵を受ける分アドバンテージが強く打ち出せないのかなと。違うかもしれませんけどね。今日でいうと、ダービー馬が中団のポジションを取りにいったことと、直線早々に失速したあたりに、その理解を適用してみています。敗因はそれだけではなさそうですけどね。


勝ったトーホウジャッカル。スタートから好位のポジションを確保、ずっと内ラチ沿いをキープしながら先団馬群を追走していきました。ここで折り合える力は大きなアドバンテージを生んだと思っています。マイネルフロストの直後というのも奏功したでしょう。あとは4コーナーを待たずに内ラチから離れて進路を確保。…いやー、こうして書くと実にシンプルに乗っていたんですね。

鞍上酒井はG1・2勝目。勝利ジョッキーインタビューでの表情は、勝算と自信をもって臨んでいたようにみえました。あー、長距離戦について聞かれていましたが、いやいや、少し前ですがニホンピロレガーロで万葉Sを勝っているとか、実績はありますからね。このあたり、インタビュアーが先回りできると観る側はだいぶ安心できるのですけどね。

父スペシャルウィークは菊花賞2着。以前の武豊TVでレース回顧した際、武豊自身がうまく立ち回れなかったことを吐露していました(セイウンスカイの鞍上が本音で話せる?的な振りをしていたのが印象的でしたね)。巡る因果と申しますか、息子は先行できたなぁとか、尾花栗毛つながりならウインフルブルームよりフローテーションじゃね?とか、ミーハーな血統ネタがふよふよ脳裏に浮かんでおりました。

次走はどうなるでしょう。有馬記念なら評価の難しい存在になりそうで、楽しみが膨らみますね。


サウンズオブアースは惜しい2着。最初のコーナーは勝ち馬と併走していたのが、コーナーを回るたびに少しずつ位置取りを下げていきました。ラップを見るまではひとつ外のディスアドバンテージを強く意識していたのですが、少し下げた1周目のスタンド前までは12.0を切るレースラップ。鞍上が意識して下げたようですね。そのコントロールが効くだけ、こちらも折り合いに不安は少なかったでしょう。

その分4コーナーでは内を狙えるポジションに収まっていましたし、あんまり不利不利言うと分析じゃなくて単勝が外れた恨み言になりますのでねw 内に切り返す分加速のタイミングが遅れたことだけ、主張させていただきたいと思いますですw


ワンアンドオンリーはいろいろなファクターが次々裏目にでてしまった印象です。大きくは前に馬が置けずずっと力んだ追走になったことでしょう。外枠の懸念が露骨にでてしまいました。また、阪神の直線をパワーと息の長さで駆け上がる特徴ではなく下りできれいに加速する力が求められること、これは事前にわかっていましたけどね。今後があるダービー馬に一戦必勝の仕上げや戦略を施す陣容でもなかったでしょう。これに前々で運んだ馬がレコードを叩き出す速い馬場。…惨敗する画までイメージしていましたので、この着順着差は善戦と捉えているところです。

序盤の位置取りも、横山が勝負になる位置まで運んだとみれば不利な条件下でやれる範囲の抵抗は示したものと受け取れそう。今回はノーカウントでよいのではないでしょうか。キングジョージから逆算してジャパンカップや有馬記念を使うべきか、考えてほしいなと思っています。


トゥザワールドはダービー馬同様力んだ追走になってしまいました。逃げたサングラスがかなり速いラップを刻んだことで、思い切った先行策は選択肢から外れたのでしょう。必死に抑える川田のアクションに、セントライト記念の直後から描いていたナリタトップロードをなぞるイメージは消えていきました。。。 パドック映像での見応えは素晴らしかっただけにね。ベストターンドアウトもそうですが、この一戦に向けてやりきった感のある充実っぷり。トモの張りに陣営の真摯で強い姿勢が窺えるようでした。だからこそ、レース後の下馬は残念で気がかり。はっきりした情報はまだのようですが、無事であることを願っています。


タガノグランパは自在性を身につけての4着。直線に向くまでは上手く運んでいたと思うんですけどね。直線の進路を見る限りは菱田が必死だったでしょうか。ウインカーを出す余裕がなかったように受け取れました。せっかく人馬で大舞台にあがるチャンスを得てきたわけですから。もったいない騎乗でした。


速い馬場でよどみなく引っ張る展開になった分、どちらかというと軽快なスピードを活かすサトノアラジンやトーセンスターダムが着順を上げてきたという理解もしています。サトノアラジンは不利がなければ着順をあげたでしょうが、いずれも勝敗にはからめなかったでしょうね。それぞれの鞍上が意識していたかはともかく、前崩れを期待するような位置取りでレースを進めていたと思っています。



最後に。

ツイートで見つけたのは、今年の牡馬三冠の勝ち馬の馬番。皐月賞のイスラボニータ、ダービーのワンアンドオンリー、菊花賞のトーホウジャッカル、いずれも1枠2番とは。

そして、皐月賞馬がダービーで背負って負けた7枠のオレンジ。今度は菊花賞でダービー馬が背負った格好です。抗しきれない極端な傾向、この原因として速い馬場ただただ嘆く論調がまた強まるかもしれません。

個人的にはジョッキーの戦略の変化で揺り戻しがかかる可能性を感じていますが、ジョッキーの裁量を許容できない状況が強まると、より一方的な傾向が続いてしまうようにも思っています。

いずれにしても極端な傾向が続くのは不確定要素を減らしますので、賭け事を「つまらなく」してしまう懸念がありますね。いろいろなファクターが拮抗してこそ面白みが増すと思いますので、ただ馬場をいじるだけでない、プレイヤーの戦略の変化にも、それを伝える側にも、冷静さと前向きさが欲しいなぁとふわふわ思っているところです。

とりあえずTV中継のなかで、時計が出やすい馬場ですから、くらいの一言は加えて欲しかったかな。…あー、トーホウジャッカルの強さを疑うこととは別ですよ、というのが伝わりにくいのか。難しいですね。


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2014.10.20


ショウナンパンドラ、見事な立ち回りでの初戴冠でした。

思えば重馬場のエルフィンSあたりから実力と結果がかみあわない印象が続いていました。細身で末脚を活かすディープ牝馬に、パワーが要る中山1800、前残る府中の良馬場1800と、惜敗が続くのを納得しつつも残念がっておりましたねぇ。皐月賞の回顧記事ではダービーに出ても面白いんじゃないとまで書いていました。我ながらびっくりですw

春先にやきもきしながら見守っていた馬がようやくG1の舞台にでてきましたので、個人的には狙いやすかったですね。思い入れだけでなく自分なりの分析と博打をした結果ですが、単勝と馬単、しっかりいただくことができました。


レースラップです。
12.0-10.7-11.8-11.8-11.7-12.2-11.5-11.7-11.8-11.8

ラップ以前にそもそも走破タイム1:57.0が速かったですね。土曜の紫菊賞、ティルナノーグのタイムはクロフネの2歳レコードを更新。先週は1200mでエイシンバーリンのレコードが更新されていますし、京都の芝はかなり速め。あー、来週の菊花賞に臨むダービー馬に懸念を覚えますね。。。

阪神のローズSは典型だと思っていますが、近々の良馬場ですと4コーナーまで内ラチに張り付くことのアドバンテージが大きいように読み取っています。ショウナンパンドラは図らずもそのセオリーに乗った形になりました。


浜中のファインプレー、ポイントと思っているのはふたつ、いやみっつかな。ひとつ目は1コーナーまでにヌーヴォレコルトの前にはいったこと。これによってインベタできる位置を確保し、かつ勝負どころでの横のポジション取りについて、オークス馬より先んじることが可能になりました。

さらにそのポジションを主張したことで、1コーナー過ぎには先行馬群から離れた中団馬群の先頭に。事実上この馬群のペースを握りつつプレッシャーの少ないスイートスポットを掴んだわけです。立派なアドバンテージ。これがラストの余力につながったでしょう。

コースは違いますがリトルアマポーラのエリザベス女王杯を思い出しました。2008年、あの時はルメール。今回ほどの露骨な中団馬群のコントロール感はありませんけどね。対照的に、翌年スミヨンで負けた際はペースを握りすぎた故の前残り。クイーンスプマンテ逃げ切りの年ですね。今日のレースと合わせて、比較してみると面白いです。

もうひとつはもう見たまま、4コーナーでインをついたこと。ブランネージュが安全策(秋山のコメントです)から早めにインから離れたことでそのままラチ沿いを進むことが可能になっていました。が、そこを突くのはなかなかリスキー。先行馬がバテてくる場面ですからね。

前が詰まったらどうするんだ、という声が聞こえてきそうですが、レース後の浜中のコメントは「GIだと、ある程度リスクを背負わないと勝てないと思って、腹を括って勝負しました」というもの。ショウナンのオーナーにG1を、という思いもあったようです。ショウナンマイティでの悔しさ。リスクを負ってなおアクセルを踏むモチベーションであったかもしれませんね。

あー、精神論だけで持ち上げるのはロマンティックに過ぎるでしょう。馬体の仕上がり、道中のペース、スタミナの残量、そして自分がブランネージュの外にいった場合ヌーヴォレコルトの鞍上が代わりにインをつく可能性。すべてを背負っての判断なら見事な攻めと讃える他ありません。

個人の心象ですので伝わりにくいところなのですが、久しぶりに面白い馬券を当てたような思いでいます。戦前の展開の見立てがおおむね合っていて、最初から最後までレースに見どころがありつつ、ジョッキーの勝負どころを堪能したうえで、本命馬の力が出し切れている。想像していない展開もありつつの的中、というのが味わい深いですしね。今回は単に的中した以上の充実感がございました。よかったー。


ヌーヴォレコルトはよく差を詰めての2着。妥当な展開の中での惜敗なのですが、ちょっと欲張りな引っ掛かりがありまして。スタートからショウナンの位置を取りに行かなかったのは、ペースのためだけかなと。このオークス馬の将来をどう考えているかにも依るでしょうが、このレースを1戦必勝と捉えるなら、もう少しポジションを主張しても良かったような。

リプレイを見ながら、ジェンティルドンナで辛勝した岩田の運び方を思い出したんですよね。あそこで無理に先行しなかったことが後のジャパンカップ連覇に連なっている、とは言い過ぎかもしれませんが。先を見据えるなら納得する惜敗でもあるでしょうか。あー、落ち度がなく無難な分、岩田らしくないという変な感想ももっていますw


タガノエトワールは想像以上でした。差しで勝負になるのはヌーヴォとショウナン、あとは先行勢から残す馬を探していましたが、あれだけの末脚とは。ローズSの脚色でもっと警戒すべきでした。先ほどの2012年の例えでいうならアロマティコでしょうか。おぉ、いずれもキングカメハメハという符合も面白いですね。


レッドリヴェールはどうしたでしょう。パドックでの馬体は前走から可もなく不可もなくという印象。追い切り後の陣営のコメントが闘争心をかき立てる騎乗を、とふるっていたのですが、ねぇ。期待しづらいというのが正直なところでした。

桜花賞までのパフォーマンスからして、直線でサングレアルにあっさり粘り負ける馬ではないでしょう。個人的にはトモがしっかり踏ん張れてないように見えましたし。心身いずれかの不調を福永が察していたのであれば、スタートからの待機策もわからなくはありません。立て直した姿を見たいですが、どうなるでしょう。


先行粘り込みを期待してマーブルカテドラルを重めに捉えていました。追い切りの動きはようやく復調モード。まだグッとギアを上げるには不足感がありましたが、加減速少なめの展開ならと期待した次第です。待機策という可能性も考えたのですが、田辺なら思い切った乗り方でくるだろう、という期待感も後押ししましたね。結果は振るいませんでしたがナイストライでした。



最後に。

東京のアイルランドトロフィー、エイシンヒカリの大逃げに触れないわけにはいかないですよね。4コーナーからぐんぐん大外にぶっ飛んでいきました。思わずツイートしたとおり、まるで独ダービーのシーザムーンでしたね。まだ未完成の馬体、矯正しながらまっすぐ走らせるより、推進力を殺さないように斜めに走った方がロスが少ないと考えると、お行儀の悪さだけではなく妥当な戦略とも受け取れます。

トレーナーは前走の直後と変わらず、2000mまでというコメント。レースラップはラスト1ハロン12.8、1秒以上減速していますので納得するところでもあります。ヨレる癖はあくまで癖ですから、カラダが出来上がってくる過程で常識にかかってくるかどうか。不安定要素も含んで、これからのローテーションが楽しみです。


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2014.10.16


ラストインパクトの蓋。馬の実力にプラス、川田の技ありだと思っております。

台風のため月曜の京都開催は火曜に順延。水曜まで競馬ブックとGallopを待つのはいつ以来でしょう。東京は月曜開催が終わってから雨風が強まっていましたので、特に馬場への影響は少なかったと思われます。

で、火曜のメインは京都大賞典。まぁ仕事ですよね。雨の影響を推し量る術がありませんので、昼にささっとトーセンラーからの馬連を3点ほど購入しておりました。まさか下りで仕掛けられないとは思いませんでしたけどね。。。


レースラップです。
12.6-12.2-11.5-12.0-12.4-11.9-12.0-12.5-12.0-11.7-11.6-11.8

不思議なバランスなのはトゥザグローリーの力んだ逃げのためですね。あの前ががったテンションで最後までよく粘ったなぁという感想と、勝機の少ない善戦だよなぁという感想と。福永は復調の手ごたえを感じていたようですが、あの逃げからしてどこが適鞍かといわれると何とも。。。

タマモベストプレイの津村、3コーナー過ぎからの追撃は見事でした。あれ以外、2着以上を狙う方法はないように思えます。ラストインパクトにかわいがられたことも奏効したでしょう。あるいはそこまで含んでの早仕掛けだったかもしれません。…さすがに深読みでしょうかw


1、2コーナーで外から先団をパスした際、川田は包まれるようなトーセンラーのイン追走を確認していたでしょう。自分が溜めれば各馬の仕掛けが遅れ、トーセンの進路を塞ぐ確率があがる。トーセンラーの持ち味は下りの加速ですから、相手の長所を消しつつ自らに有利な展開に持ち込める。そう考えていたのなら。かくして4コーナー、仕掛けを遅らせて後続の「蓋」となるラストインパクトと、加速のタイミングが遅れてしまうトーセンラーの鮮やかなコントラストが生まれたのだと見ています。このレースのハイライトですね。

…持ち上げすぎかなー深読みしすぎかなーw でも、このくらいのことは考えていると思うんですよね。絶対にその思考をコメントにはしないでしょうし、それが勝負師として妥当な姿ですので、こちらは邪推するばかりなのでしょうけどね。「前が止まらないと思ったのでいい位置を取りにいきました」。勝利ジョッキーのコメントはどこまでもそつがない印象でございますw


どうやらトーセンラーはマイルCSへ向かう模様。天皇賞ではないんですねぇ。個人的にはいまのチューニングで府中の2000をどう走るのか、見てみたかったんですけどね。今後に向けてという点で、京都大賞典の内容自体は悲観するものではないでしょう。披露した切れ味はレースラップには表れにくいものという認識。連覇を楽しみにしたいと思います。

…あー、鞍上はしてやられたと思っているでしょうかね。武豊TVでどう取り上げるか、意地悪な楽しみがひとつ増えたとも思っています。



最後に。

今週発売の競馬ブック、Gallopにそれぞれ、凱旋門賞の回顧記事が掲載されています。ブックでは秋山響さん、平松さとしさん、一筆啓上のなかで吉田直哉さんもその評価に触れています。一方のGallopでは沢田康文さん。いずれもレース総括にふさわしい、落ち着いたトーンでした。お勧めです、ぜひご一読を。

今回の凱旋門賞は少し間を取ってから自分なりに回顧記事を書こうと思っていたのですが、上記の記事を読んで、ようやく重い腰があがりそうになっております。時間ないっちゃないんですけどね。トライしてみます。


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2014.10.13

エアソミュールが馬群を割って抜け出しました。

どうして武豊の差し切りは鮮やかに見えるんでしょうね。直線半ばまでけっこう窮屈なポジションに嵌っているのですけどね。じたばたしないからかなー、などとウオッカの安田記念を思い出しつつ、現地のターフビジョンでリプレイを確認しておりました。


レースラップです。
12.9-11.0-11.5-11.7-12.0-11.8-11.2-11.3-11.8

逃げたのはサンレイレーザー。逃げ馬不在のメンバー構成から逃げる可能性を感じてはいましたが、さすが田辺という思い切りでした。ウインマーレライがしっかり絡んできたあたりは堪えたかもしれませんが、3、4コーナーで溜めがつくれたことで見せ場たっぷりになったものと理解しています。ガイヤーズヴェルトが引っ張った、9レースの六社特別より緩んでいますからね。

グランデッツァは4コーナーでラップを締めるように加速していけるのなら勝機があるかも、と思っていました。坂下で他馬と一緒に急加速するにはストライドが大きいと感じており。直前の坂路の動きがいまいちに見えたこともあり、引っ張るタイプの逃げ馬も見当たらないことから、スローのよーいどんには向かないよなーと、かなり割引く判断といたしました。個人的には4コーナーをサンレイレーザーのペースにお付き合いした時点で勝機なしと思っていました。早いかw


エアソミュールは中団のイン。昨日のいちょうS、勝ったクラリティスカイと同じような位置取りでした。直線までラチ沿いをキープして直線で気持ち外に持ち出す、という進め方も似ていますね。インベタした馬が順に上位入線する今年のローズSを思い出しました。開幕週の傾向はかなりしっかりでていたようです。

小堺さんのツイートで見つけたのですが、検量室前に戻ってきた武豊が勝負服を指して「似合うでしょ?」といったとか。そりゃ笑いはとれますよねw 詳しいことは武豊TVで聞こえてくるかな。個人的には角居厩舎とのコンビが久々に見れたことの方が感慨深かったですけどね。ヴィクトワールピサ以来?


ワールドエースは序盤で前々のポジションを取れるかが勝負だと思っていました。ですので、軽く手綱を動かしながら後方の外目に陣取った時点でかなり厳しいと感じていました。1着から最下位までが1秒以内、最下位ダノンヨーヨーが勝ち馬と同じ33.3の上がりを繰り出す展開。さいあくの外枠スポイルになってしまいました。最後までハミがかからなかったという
鞍上のコメントが聞こえてはいますが、序盤で勝負が決したことには変わりないと思っています。

パドックでテンションがちょっとギリギリに見えたんですよね。周回を重ねるにつれて口から泡をふいたようになっていましたし。レース前にテンションが上がりきってしまったのかもしれません。このテンションでかつ賞金加算ならなかった事実。次走はどこになるでしょうね。


スピルバーグは直線向いて、エアソミュールのほぼ真後ろに。勝ち馬がピッタリで抜け出して来ますから、それは惜敗に至る進路取りであったでしょう。個人的にはここまで追撃できると思ってませんでした。やっぱり惜敗、というレースを繰り返してしまう可能性を感じておりますが、どこかで重賞取りそうですね。出来が微妙と判断してパドックで評価を下げたのですが、見限らずに引き続き警戒しておきたいと思います。



最後に。

予想的には、縦目で押さえた馬連が的中。ワールドエースの前受けを信じた買い目になっていたので、保険をかけるつもりで、流した相手の馬連BOXを購入。これが奏効した格好です。ひょっとして馬券力がついてきたのでしょうか違いますねきっとw

すっかり懐があったまったのでw レース後には、久々に悪友とモナムールに繰り出しました。変わらずのクオリティ。おいしくいただきました。そんな食い意地優先の瞬間だからこそ、今年も秋の府中開催が始まったなぁ、という感慨も湧くのかもしれません。
モナムールという名前のケーキ

えーご存じない方のために(ご存じなくても不思議はないですよ)モナムールについては以前の記事で。なつかしの2008年天皇賞秋の記事で紹介していたようです。
more than a DECADE 天皇賞(秋)回顧



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2014.10.09


シガーが死亡したとのことです。

といっても最近のファンでは歴史上の名馬くらいの存在感かもしれませんね。以下はブラッドホース誌の記事。首の変形性関節症を患っていて、手術後の合併症で亡くなったそうです。24歳ですから十分頑張ってくれたでしょうか。主戦だったジェリー・ベイリーがシガーのスピードを素敵に語っています。
Racing Hall of Famer Cigar Dead at 24 | BloodHorse.com

自分が競馬を始めた当時の「見上げる」存在でした。アメリカ最強馬、という響きで真っ先にイメージするのがCigerなのです。たぶんサラブレの付録だったと思いますが、部屋にポスターを貼っていたのを思い出しました。いやー、どミーハーですよねw

特徴をよく示すのは95年のブリーダーズカップ・クラシックでしょうか。4コーナー手前で早めの進出。内から4頭目あたりの外目を回りながらグンと抜け出して押し切るという、いかにもアメリカンな強さですね。ていうかベイリーが自信満々w
Cigar - 1995 Breeders' Cup Classic + Post Race & Interviews -YouTube


そうそう、当時の世界記録に並ぶ16連勝を懸けたレースは、まさに記録達成のために設けられたサイテーションチャレンジ。同じ連勝記録をもつサイテーションにちなんで名づけられたレースで、無事に勝利するあたりが役者です。当時はネット環境が普及していませんでしたから、専ら地上波の中継で取り上げる映像と、週刊誌の記事などでわくわくしていたのを覚えています。


個人的に、最大の功績は第1回ドバイワールドカップに参戦したこと、そして勝ったことだと思っています。いまでこそ恒例のドバイミーティングですが、当時のワールドカップはノングレード。賞金の高さとチャーチルダウンズを模したナドアルシバ競馬場で、当時の最強馬が(それも連勝を継続中)もろもろのリスクを取って中東からの招待を受けるのかが話題に上がっていたと記憶しています。

確か調子がいまいちだった?かつ直線でソウルオブザマターの猛追。それに対してガンをくれるように半馬身からこちらに近づけないチャンピオン。役者ですわーw
Cigar - 1996 Dubai World Cup + Post Race -YouTube

国策として競馬に取り組むドバイからすれば、アメリカはお得意様ですものね(石油の話)。是非ともチャンピオンクラスの馬が出走した中で第1回のレースをアピールしたかったのでしょう。アウェイを承知で遠征を決めた背景は他にもいろいろあったかもしれませんね。ひと側にノウハウのない中で結果を出したことが、馬自身のタフさを物語っていると受け取っております。ちょうど日本馬3頭の凱旋門賞が残念な結果に終わっただけに、その力強さがうらやましくも思いますよ。


引退後に無精子症が判明したのは残念でしたが、あの強さのイメージはなかなか損なわれてはくれません。プリークネスSのサンデーサイレンスと並んで脳裏にパッと浮かぶ勇姿。時間は確実に経過していますね。どうぞ安らかに。May you Rest in Peace.


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2014.10.07


スノードラゴンがぶっこ抜きましたねー。

はいまず言い訳しますー。当日は所用がありまして予想も購入も前日でした。多少の馬場悪化と外差し傾向をイメージして、マヤノリュウジン単勝、ストレイトガール2着想定の3連複1頭軸BOX、レッドオーヴァル複勝をしこんでおりました。マヤノリュウジンは単穴に近いイメージだったので、買い方にちょっと工夫をしたのですが、いやー迷ったうえでスノードラゴンを外してしまいましてね。。。

同じタイミングでアフォードを外している評価順ですから、さすがにアタマにはできなかったでしょう。でもなー、トップスピードが少々スポイルされる荒れ馬場で末脚の持続力が試されるならスノードラゴン、とは思っていたんですよ。テキストで結果を見た瞬間はさすがにがっかりでしたねぇ。やむを得ないのはわかりつつ、切らなきゃよかったなぁと。はぁー。


レースラップです。
11.9-10.5-11.3-11.9-11.3-11.9

北村負傷で勝浦に乗り替わったダッシャーゴーゴーがハナを主張。「指示通り前で運べて」というコメントから、僚馬のアシストも兼ねた逃げだったかもしれません。ハクサンムーンもベルカントも、絶対逃げたい、ではなかったですものね。数字上は突っ込んだラップとも見えますが、強く争っていない分のベルカント5着だったと思っています。さすが武豊ですねー。


スノードラゴンは4コーナーに向けてグッと押し上げる展開。それまでにこのペースに対してひとつずらしている分、最後まで脚色は衰えませんでした。ラスト1ハロンを切って、内々でもがく先行馬をゴール前で強襲するパワフルな差し脚。大野の出し入れ、素晴らしかったですね。もちろんレース映像はあとで確認したのですが、人馬ともに勝負を制したことが伝わるゴール前の脚勢でした。

ここのところの大野のイメージは新潟での先行策。昨年あたりからしっかり残してくる印象があります。インカンテーションを例えに出すとわかりやすいでしょうか。ペース配分がしっかりわかっている、ということは差し馬でも警戒しないとダメですね。初G1おめでとうございました。

あぁ、フジの中継でのインタビュアーを肩透かしするような冷静な対応も好感です。すべからくお涙ちょうだいになるわけではないですからね。インタビュアーの先入観よりそのときの生々しい言葉が聞きたいとは思います。父アドマイヤコジーンも荒れた左回りで初G1でしたが、まぁ、たとえばあの時の鞍上とはだいぶキャラが違いますしねw


ストレイトガールは不運といった方がよいでしょうか。おそらくは直線で外に出したかったのでしょう。4コーナーの膨れ方から見て、スムーズなら勝ち馬のひとつ内くらいを通っていたでしょうか。グランプリボスが内に切れ込んだことで、直線は内に内に進路を求めざるを得ませんでした。取りたいところが取り切れない展開は、後ろから行く馬の宿命でしょう。決して荒れた馬場が得意でない認識ですので、春秋ともにもどかしい結果になったものと思います。

レッドオーヴァルは好仕上がりと田辺の好騎乗。積極策が奏功しました。直線のパワフルなフォームは、昨秋の膨らんでこない馬体とは全然違いますものねー。調子落ちさえなければ、今後の重賞も来春の中京でも楽しみだと思っています。鞍上そのままでお願いしたいですね。

ハナズゴールはどうしたでしょう。仕上がりはかなりよい印象だったのですが、4コーナーではもうふらつく仕草。直線は見るところがありませんでした。良馬場で切れる認識はありつつも、ある程度の悪化ならこなしてくれるのでは、と期待していたのでちょっと残念。巻き返しはあるでしょうかね。

マヤノリュウジンはそのハナズゴールの影響から直線出口で大きく外に振られてジエンド。「小細工なしに外へ」という鞍上のイメージは悪くないのですが、4コーナーでひとつ待てればスノードラゴンの真後ろに進路を取れたんですけどね。あー結果論なのは承知しておりまして。ことの良し悪しではなく、特徴の把握という意味で、あのタイミングで待たない反射神経をもっているジョッキーであることは理解しておかないと、という反省はございます。…うーん、こう書くと皮肉に読めちゃいますかねw

コパノリチャードは仕上がり途上という認識。高松宮記念がばっちり嵌ったこともあって、今回は割引材料が多かったですね。この馬場を使った反動が心配ですが、1400mで見直してみたいと思っています。スワンS?

ハクサンムーンの敗因がなんとも。。。 以前の仕上がりにはいまいちとも思っていましたし、良馬場の方がよい認識でもあったのですが、いろいろ噛み合わなかったんですかねぇ。やっぱり旋回した方がよいとかw すいません適当言いましたw



最後に。

いまいま、凱旋門賞の感想や批評に埋もれているところです。ただなー、映像を観たときの興奮度はスプリンターズSの方が大きかったんですよね。最内を獲って粘ったベルカント。リスクを負って積極的に運んだグランプリボス、レッドオーヴァル。スノードラゴンの調教師は、4コーナーで「しめしめと思った」とコメント。各陣営があちこちで勝負をかけているのが伝わってきましたからね。勝利のための戦略性やジョッキーの胆力がしっかり発揮されてこそ、観る側の興奮も充実も担保されるのかなと思っているところです。

残念ながら凱旋門賞の3頭のパフォーマンスからは、その種の戦略性や勝負を奪う胆力を感じ取ることが難しかったという認識。追って自分なりの回顧はまとめようと思っています。


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2014.10.05


凱旋門賞、今年も近づいてまいりました。

春の段階から日欧のビッグレースが終わるたびに「凱旋門賞は?」というイメージを膨らませては一喜一憂。だいぶめんどくさくなっているファンの証ですね。特にキングジョージ以降は現地のライバルの動向が目まぐるしかったですものね。都度都度書いたらもううるさいブログになっちゃいますからねー。TwitterのRTを振り返ると我ながらよくわかって困りますw

ブノワはどっちだとか、オーストラリアはでないの?とか、ルルーシュ師がハープスターの毛ヅヤについて語ってるとか、ゴールドシップがえらい落ち着いているとか、厩務員さんが迷子になったとか、須貝師曰くの「言うことなし」はnothing to sayじゃなくてCouldn’t be betterのほうがいいんじゃね?とかw まぁ、一喜一憂していますねw

そうそう、RacingPostのTwitterアカウントで「BREAKING」の文字を見るのがトラウマ化したのもここ最近のこと。いやいや、キングマンとシーザムーンが立て続けに引退というのは、残念な限りです。


ルーラーオブザワールドがフランキーで確定、タペストリーが駆け込みで出走を表明して、枠順も確定。あとは直前のスクラッチと馬場状態に震えるくらいでしょうか。

凱旋門賞へのステップはこちらにまとまっています。
JRA × JRAレーシングビュアー 2014凱旋門賞特集

バイアス少なめの有力出走馬の評価、展望は以下かな。レーシングビュアーの合田さんコラムです。
合田直弘の凱旋門賞直前展望|JRA × JRAレーシングビュアー 2014凱旋門賞

netkeibaでは誰がペースメイクするのか、という展望。ご参考まで。
大きなポイントの1つは「ペースを作るのは誰か」、凱旋門賞展望 | netkeiba.com競馬コラム



さて、主観バリバリでメモ書きをしておきますよー。

なんといいますか、混戦といいますか、先のコラムの通りペースと馬場状態で勝ち馬が都度都度変わってしまいそうな気配。日本馬が複数参戦することも相まって、特定の馬のパフォーマンスに過度な期待をかける例年の感覚とはちょっと異なった心地でいます。

いくつかポイントになるレースを見直してみました。あ、Racing UKのYouTubeチャンネルはまとめてチェックできるのでお勧めです。バーデン大賞はさすがになさそうですけどね。
Racing UK - YouTube


相対的に、馬場状態をあまり問わないのはアヴニールセルタンという印象があります。牡馬との対戦がないながら、仏オークスとノネット賞では異なる馬場をこなしていますのでね。加速するにしたがってグンと重心が低くなるフォーム。運動神経よさそう、という言葉が浮かびました。ルメールですかーこわいですねー。


ニエル賞のエクトは折り合いと距離に慎重にトライした印象。あのストライドで多頭数のごちゃごちゃに巻き込まれたら、という懸念をもちました。あ、未知数ということですね。ブノワはエクトの方が注文がつくという認識のようです。


タグルーダの前走は凱旋門賞に向けてはノーカウントのイメージでいます。馬場とペースがタペストリーのピッチ走法が向いたでしょうか。キングジョージのような凌ぎ合いの展開になったらきっと強みがでるでしょうね。


バーデン大賞のアイヴァンホウは出遅れて挟まれて下がってからの最内追走。逃げたシーザムーンが大きく外に展開したことでで馬群が一気にばらけた4コーナー、その間隙を強引に縫って外ラチギリギリまで持ち出しての差し切りでした。確かに印象深い勝利なのですが、道中力みっぱなしのシーザムーン相手でしたからね。

参考までに2012年デインドリームの映像も観てみたのですが、4コーナーから外ラチへ向けた斜めの馬場横断は変わらず。この時期だからでしょうか、バーデンバーデンの芝は緩いみたいですね。デインドリームが稀有だっただけで、最適なローテと言い切るにはちょっと微妙な気もしています。当日ロンシャンの馬場が悪化すれば親和性もでてくるでしょうか。



一方の日本馬3頭は順調のようです。枠から見れば外を引いたハープスターに若干の有利さを感じているのですがどうなりますかねー。ゴールドシップのスタートが相対的によい場合は馬群で揉まれ込んでしまうイメージもあり。馬場とペースがフィットするならジャスタウェイに向くかもしれません。あー、斤量もありますねー。

印象的なのは横山のコメント。ホクトベガを引き合いに出したのは、自身のテンションが強すぎてもプラスには働かないというバランス感覚を説明するためと読み取れます。あのドバイワールドカップの件はしばらく本人から語られることがなかったので、ちょっと新鮮に受け取っています。だいぶフラットに捉えられるようになってるのかな。オールドファンをウェットにするには十分ですけどね。ファンの感傷はプレイヤーの背負う感情とは別と心得ていますよ。
【凱旋門賞】29年目、名手・横典の流儀「凱旋門も未勝利戦も一緒」 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース


気になるのは3騎手とも、自分の競馬をするだけというモードにあること。そういえば、自分たちのサッカーをすれば結果がついてくるという主旨のコメントを多用して、結果的に自分たちの持ち味をだしきれなかったワールドカップがあったなぁ、などといやなイメージがよぎったりしています。ロンシャンの経験でいえば向こうのジョッキーにアドバンテージがあるわけですからね。思考停止やストレス回避が生み出したプラス思考、とは思いたくないのですけどね。



平松さとしさんの「凱旋門賞に挑んだ日本の名馬たち 誰も書かなかった名勝負の舞台裏」は非常に面白かったですねー。おそらく明日の凱旋門賞の前後で読後感が変わる一冊。「後述するとして」という進め方に若干の読み進めにくさを覚えてはおりますが、まだの方は是非。現地取材の強さがしっかり伝わってきます。
Amazon.co.jp: 凱旋門賞に挑んだ日本の名馬たち 誰も書かなかった名勝負の舞台裏: 平松 さとし: 本


ちりばめられた蔵出しエピソードはここでは割愛するとして、ひとつ考えたことを。

凱旋門賞へステップレースを使わないことへの是非は遠征の度に取り上げられますが、日本の陣営が直行する判断をする背景としてレースのタイトさがあるのでは、と思い始めています。エルコンドルが経験したように、ステップレースに出走して強いコンタクトを受け、外傷を負ってしまうリスク。これを各陣営が考慮した場合、前哨戦を避ける方が賢明というジャッジがあっても不思議ないなーと考えてみました。公言するには消極的に響いちゃいますのでね、関係者が言葉を伏せて報道ベースに載ってこないのかも、という邪推もしております。

日本のレースは馬群がタイトではない、というのは世界との差として語られるポイントですが、個人的にはどちらが劣っているという話ではなく質の違いでもあると思っています。ジョッキーのセレクションの違いからくるレベルの差は否定できないですけどね。

日本は馬場状態がよくスピードがでることから横の接触は事故を大きくする可能性が増すでしょうし、歴代のトップジョッキーによって独自のセーフティ感覚が醸成されてきたこともあいまっているでしょう。馬の値段が高いこともセーフティさを後押ししている要因であるかもしれません。

いずれにしても長年培われたこの日欧の差を、それも凱旋門賞の直前に、馬の精神力だけで埋め合わせする(=ショルダーチャージをバンバン受けながら馬群を割って抜け出してくる)のはさすがに酷かなと。こんな発想から、前哨戦をパスし、リスクの少ない状態で本番を迎えるという結論があっても不思議ないように邪推をしているところです。

若干脱線しますが、日本のジョッキーはレーサーというよりは陸上競技のようなアスリートに近い感覚で捉えた方が妥当なのかな、と思ったりしました。元陸上選手の為末さんの対談を読んで得た着想です。ここでは陸上競技をスポーツというよりアートに近いと話していまして。面白い視点、お借りします、という感じです。
走ることについて、しゃべる理由。 - ほぼ日刊イトイ新聞



最後に。

どの馬が勝つのか、まとまったイメージに収斂していない分、かえってわくわくしながら待てるじゃないかと前向きに開き直っているところです。

日本馬の結果、もちろん史上初の快挙であれば最高なのですが、そうでなかったとしても深刻に落ち込むようなことにはならないでしょうね。「日本の悲願」というキャンペーンがちょっと過剰に作用しているように見えておりまして。そこに距離を置き始めていることもあるのでしょう。

歴代のチャレンジャーはそれぞれ別々の動機とディテールで海を越えているようですしね。それも平松さんの本で(言外に)読むことができました。でも夜のスポーツニュースなどで端的に語ってもらうには、日の丸を背負っているとわかりやすいですからね。

よりたくさんの人が抵抗なく競馬で盛り上がる、いいきっかけになってほしい。優等生な響きに満ち満ちていますが、いちおう書いておきます。あー、自分は今年も変わらず、歴史の堆積を思いながらばっちり見守るつもりです。

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