2014.11.24


ダノンシャーク、G1に届きましたね。

直線半ばでインを突いて伸びてきたときには、さすが岩田と思いましたねー。秋華賞でショウナンパンドラ浜中が背負ったリスク、因果といえば因果でしょうか、今度は岩田がそのリスクを背負いました。んー、そこに緻密さをみるというよりは、なんでしょう、経験からくる岩田の脊髄反射といえば程よい表現でしょうか。いつもの岩田が今回は象徴的に映っています。


レースラップです。
12.0-10.4-11.3-11.6-11.4-11.5-11.3-12.0

ホウライアキコが最内からハナを主張。外枠かつゲートがいまいちなミッキーアイルの状況を踏まえて和田が判断したものと思ってます。浜中も事前に想定していたのか、番手の競馬を選択しました。その直後にグランデッツァ、というところまでは自分も読めていたのですが、ワールドエース出遅れとはね。。。


本命はワールドエースでした。ダイワマッジョーレあたりのポジションを取ってから、フィエロの外をブロックしつつミッキーアイルをいつパスするか、という個人的な読みだったのですが、予想ではなく願望になっちゃいましたね。前進気勢の強い馬でのブドーの前受けが奏功すると思ったんですけどね。

パトロールフィルムを見た限りですが、ゲートが開く直前に頭を下げるワールドエース。それを起こしたあたりでゲートが開けば軽くのけぞった状態から出遅れになりますね。油断とは思いませんが、ちょっとだけブドーに準備がなかったような間に映りました。…えーと、こちらも馬券が外れていますので、そのあたりを加味して読んでいただければw

出遅れてからのブドーはちょっと慌てていたように見えています。4コーナーでもうひとつ待っていればフィエロの直後が取れたかもしれませんし、直線向いてからトーセンラーが外に張ってくることが想定できていなかったようにも見えましたし。

一方のワールドエース自体は、後手後手でなお、よく踏ん張った印象。ただ、五分にスタートできたとして、1、2着を上回る末脚を披露できていたかはちょっと疑問かなと思い始めています。…いずれにせよたらればの話ですけどねぇ。エクイターフを踏みしめながら前受けして粘りこむ、強いマイルチャンピオンが見たかったという願望があったみたいです。残念でした。


勝ったダノンシャークは、フィエロの直後でインを手放さなかったことが勝因でしょう。直線向いて、エキストラエンド(出来よかったですね)とミッキーアイルの進路取りがダノンシャークのヴィクトリーロード確保を結果的にアシストしたように見えています。このあたりはパトロールフィルムで正面から見てみてください。

前走富士Sの大敗は競馬場で見ていましたが、坂下が最速ラップでステファノスの後方一気が決まるという先行馬には厳しい展開。着順はノーカウントと認識していました。G1のパドックでもそん色なく魅せていましたしね。ただ、これまでの惜敗の仕方とワールドエースにバイアスをもっていた分、予想の面では3番手という評価になりました。

タフに走ってきた馬のG1戴冠。今後の動向はどうなるでしょう。香港が合いそうなイメージもありますが、さすがに急ですよね。夏も休まず使っていますし。来年も現役続行なら安田記念を楽しみに待てそうです。


フィエロは惜しかった。オンタイムではワールドエースばっかり見ていたので後で確認したのですけどw 福永の誘導は見事なそれでした。2着であったことで責める向きもありそうですが(これまでの行いがそうさせるのかもしれませんけどねw)今回のライディングに非を求める必要はないと思っています。ハナ差で勝ったら絶賛されていたはずです。

マイラーズC、スワンSの惜敗からチャンスは十分と思っていました。はい、予想の上ではワールドエースから厚めの対抗。2番手評価でございました。なんという美しいタテ目でしょうねー。ありがとうございます、今週も順調ですw


トーセンラーは実力通りの善戦でした。トレーナーとジョッキーが口を揃えて、昨年は条件が全部向いたという主旨のコメント。鮮やかな差し、ということは嵌ったという言い方もできますからね。4コーナーで外を回らず、直線で進路が確保できれば掲示板まで押し上げては来る、そこからどこまで上位に迫れるかという見立てでした。次走は香港?末脚に徹するでしょうからね、面白そうです。


ふたひねりくらい捻って、サンレイレーザーの複勝をもっていました。馬体の充実をパドックで見て取ったのが大きな要因でした。大外枠に目をつぶっての購入だったのですが、スタートからの川田のプッシュがすべてだったかな。いや、揶揄ではなく、馬場と枠順、相手を考慮すると、控えても勝機が見出せないでしょうからね。ホウライアキコがあのペースで突っ込んだ時点で勝機は潰えたと思っています。


ミッキーアイルは想定していた通りの番手追走。折り合わなかった、というより力んだままの追走になったようです。ホウライアキコが突っ込んだラップをつくってかつ、前にいたことが大きかったでしょうね。パドックで見た印象は「スプリント寄り」。今後のローテーションはどうなるでしょうね。


そうですね、想定していたラップは中だるみがあってからの残り600-400が最速というものでした。ラスト1ハロンで待機勢が差し届くかワールドエースが押し切るか、みたいなイメージだったのですが、もう少しミッキーアイルがイニシアチブをとる流れが前提でしたので、あれだけ道中流れてしまうと苦しいですね。勝ちタイム1:31.5、逃げたホウライ、ミッキー、サンレイが大きく着順を下げていること。厳しいペースだった証拠はちゃんと記録されています。


そのハイペースの中、グランデッツァは都大路Sで示したパフォーマンスを再現するような粘り込み。残念ながら今回は相手が一枚上手だったということでしょう。待機策を取っても切れ味が増すわけではないでしょうからね。しっかり前受けして上位に食い込んできました。

鞍上秋山もスタートから一計を案じていたようです。かなり露骨に外に張っていました。おそらくミッキーアイルが内に寄せにくいよう、ひとつ手を打ったものと思います。内の馬が横にいれば、それを交わすのにもうひと脚使わなければいけなくなりますからね。

しかし、この時計で走破して勝てないとなるとG1制覇のチャンスはどこになるでしょう。個人的には東京ダート2100mで見てみたいんですけどねw


ラスト600からのどこかで瞬間的に速い脚が要るとということ、ラスト1ハロンでバテないこと、前目かつ内々で立ち回ること。求められるであろうこれらの要素を考慮して、相対的にダイワマッジョーレ、グランプリボス、ロゴタイプ、クラレントらの評価を下げたのは、まぁまぁピントが合っていたでしょうか。



最後に。

カルティエ賞はキングマンが受賞。あの脚は京都で活かすことができるのか、香港でなら手合わせできたかな、などいろいろ妄想するところではありますが、日本の年度表彰はまだ見えない部分が大きいですかね。

ジャスタウェイの戦歴がなんとも評価の難しいところですが、短距離はスノードラゴン、古馬牝馬はラキシスでほぼ決まりでしょうか。チャンピオンSで大崩れしなければダートはコパノリッキー。とここまで考えて、それ以外のカテゴリーは今週のジャパンカップにかなり左右されそう、ということに気づきました。毎年豪華メンバー集結!という美辞麗句がついて回りますが、今年は本当にすごいメンバーですね。

個人的には昨年に近いスローでスポイルされる有力馬続出、凡戦と揶揄されてしまうような流れを予感しているのですけどね。お互いの長所を消しあうのもまた厳しい凌ぎ合いと思っていますので、ジェンティルドンナの連覇は素直に力の証明と受け取っています。3連覇成るでしょうかね。

3日間開催で明日がありますし、東スポ杯もキャリーオーバーも気になるところですが、ジャパンカップが非常に楽しみ。まずはあと1週間、好天のままでお願いしたいです。


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2014.11.16


ラキシスがヌーヴォレコルトを捉えました。

ポジショニングでのポイントは1コーナーの入りでキャトルフィーユの内を主張したことでしょう。ルメールが1コーナー手前で外に寄せたのを見ての動きでしたが、結果内ラチに貼り付きながらヌーヴォレコルトの直後につけることができました。レース途中からヌーヴォレコルトを交わせば勝てる、という見立てになっていたかもしれませんね。最内からのスタートをしっかり活かしての戴冠。お見事でした。

レースラップです。
12.2-10.8-12.4-12.7-12.2-12.8-12.9-12.2-11.5-11.3-11.3

上がりが速いですね。これを生み出したのは2→3ハロン目のギャップともうひとつ、5ハロン目の加速ラップ12.2にあると思っています。サンシャインがここで加速、リードを保ってから12.8-12.9を作り出しました。それで0.8秒差の9着ですからサンシャイン的には善戦ですよね。

で、12.2の加速に2番手のヴィルシーナ以下は自分たちのペースを守りました。向こう正面前半で人気薄の逃げ馬を深追いはできないですものね。藤岡佑介も折り込み済でリードを取りにいったのでしょう。結果、向こう正面でペースは上がらず、各馬余力を残した状態のまま直線入口付近での加速力を問う展開になだれ込んだ、と理解をしています。…この見立てが違ったためにメイショウマンボ本命だったんですけどね。

ヌーヴォレコルトはこの鞍上ですから、しっかりと位置を取りに行きました。多少ペースに振り回されても内枠先行のアドバンテージを取りに行くのは妥当でしょうね。ひとつ前のレース、修学院Sでタガノエトワールが差し損ねていたのを見れば、ね。…まぁこれについては外枠スポイルではなく小牧の出遅れに尽きる気がしますが。。。

惜しむらくは直線早めに先頭に立つ形になったこと。でもそれも微々たるポイントでしょうか。秋3戦目、それもローズSの時点でしっかり仕上げてきていましたから、なかなか体調維持は難しかったものと察しています。今日のパドックは若干落ち着きがなく、馬体の迫力もちょっと前走のイメージからしてちょっと微妙でした。個人的にはひとつ後ろを周回するメイショウマンボに気圧された部分があるような気がしていまして。それも予想に組み込んでしまったんですよね。

悲観する内容では全くありませんし、この後は休養とのことですので、来春を楽しみにしたいと思っています。


ディアデラマドレは予想に違わぬ外枠スポイル。4コーナーで加速されては遠心力で外に振られやすくなりますしね。最後のちょっと前脚を高く振り出す感じや、G1で3着という符号も含めて、お母さんそっくりやなーという感想。はい、好きでしたよディアデラノビア。今日はその記憶の分、狙った複勝を当てることができました。何やら、来春のヴィクトリアマイルもきれいに3着してしまいそうな予感がございますね。

外枠スポイルでいうならショウナンパンドラとスマートレイアーでしょう。前者はポジションにかなりの工夫を凝らしていました。パトロールフィルムではスタートからかなり露骨に内ラチ目掛けて走っている様が確認できます。でも、この動きをしなkればいけない分、負けてしまったような印象。後者は泰然自若、とまではいかないでしょうが、ロスを抑えながら外差しが嵌る展開を待ったような運び方に見えました。いずれも馬体は素晴らしく、条件が向かなかったという感想です。


メイショウマンボの馬体はおおむね戻っていたという見立て。前が流れる(どこかで息の長さが問われる)展開をイメージして、思い切ってメイショウマンボ復活に予想の舵を切りました。…1、2コーナーでジョッキーが後ろ重心、ピンと張った手綱を確認した時点で8割9割は終わったなと思いましたよ。

展開が向かなかったといえばそう、直線向いてすぐの加速力勝負で完敗するのは納得なのですが、どうも気持ちの問題のほうが大きいような気がしています。前半でかかった様は、きついレース(カラダがきつい時間)を早く終えたい馬が見せる姿のように見えていまして。このあと引退の報があっても驚くことはないでしょうね。残念ではありますけどね。


予想がブレたことに関する反省。。。

いや、ほんとに発走30分前まではヌーヴォレコルト軸でラキシス厚め、ディアデラマドレは突き抜けられないで善戦止まりかなーという予想だったんですよ。メイショウマンボの出来を見て、ひょっとしたらひょっとするという可能性を探し出しちゃったんですよね。ここで復活が成るのなら、ものすごいエモーショナルだなーと。実際どうやってこのメンバーに勝つんだろうという好奇心も予想をブレさせる大きな要因だったと思っています。楽しかったから結果オーライ、でもいいんですけどね。

個人的には、以前の記事でも「例外」と表現していたのですが、セオリーを踏まえてなおそこからはみ出す強さ、その例外っぷりを目撃したいんですよね。そして、その際の予想はしっかり当てたい=予期していたいわけで。まぁ、結果的にその心の癖の分負けた次第なのです。せめて少ない可能性に賭けるなら、タテ目は押さえようぜ、というのが自分に
対する反省だと思っているところです。


ウインズ新宿のエピソードをひとつ。

(確か)4階で観戦していたのですが、G1のファンファーレでも浮かれたところのないフロアで、スタート直後に「そのまま!」と叫んだ輩がおりまして。しばらく好意的な失笑がフロアに満ちておりました。グッジョブですw



最後に。

ラキシスの馬名の由来は「物語の登場キャラクター名より」となっております。同じ馬主さんの持ち馬でレディオスソープという馬もおりまして。以前から察してはいましたが、ここまでくれば分かる人(主に30、40代)には分かりますわな。わからない方は「FSS」で検索かけてみてください。おそらく馬主さん、好きなんでしょうね。

吉祥寺のガレージキット屋さんで展示されているレッドミラージュやナイトオブゴールドを羨望の眼差しで見ていた小学生でございました。いまだとWAVEさんからかっちょええプラモがでていますしね。えぇ、ほそーくながーくファンをやっておりますよ。

個人的にはクロトよりラキですw この発言がどれくらいダメかも確認してやってください。


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2014.11.16


ワイドバッハの鮮やかな追い込みでした。

どうして武豊の差しはああもきれいなんでしょうね。3コーナー過ぎで後方の内々にゆれているのを確認したときは「ないだろうな」と思っていました。その後の展開はほとんどキズナでしたね。

パドックで見た馬体の膨らみ方はオープンで善戦する馬のそれではありませんでした。なぜ7番人気?と思っていましたよ。後方からの脚質でなければ迷わず本命でしたが、終わってみれば買う側に思い切りが足りなかったのかな。


レースラップです。
12.3-10.7-11.2-11.8-12.1-12.2-12.0-12.9

カチューシャ田辺(って書くと気持ち悪いですねw)がスッと先頭に立ちましたが、出遅れたトウショウフリークとレッドアルヴィスが勢いをつけて2、3番手に。特にレッドアルヴィスはこれが敗因ともいえる立ち遅れだったでしょう。10.7-11.2で前半突っ込んでしまえば、それは厳しいラスト1ハロンが待っています。JBCレディスクラシックのワイルドフラッパーしかり、、蛯名の巻き返し方にちょっと疑問符がついております。

ただ、マツリダゴッホのジャパンカップ(勝ち馬はスクリーンヒーロー)のように直線入口で唸るような馬なり、からの、他馬に目標にされて差される惜敗具合、まで含めて。昔からこのパターンの鞍上蛯名を買ってしまう癖があるのかもしれません。エアジハードの天皇賞秋もそうですしね。…そうですよ、その時も武豊の追い込みでした。スペシャルウィークですね。

…手癖で馬券買っちゃあ、いけないですねーw まぁ今回はレッドアルヴィスに自信の◎がつけられずタテ目を押さえていまして。多少は過去の経験をフィードバックできている模様です。

なお、自分の見立てはトウショウフリークの逃げ、レッドアルヴィスの番手追走から、トウショウフリークが思ったより粘る、というものでした。キョウワダッフィー、ゴールスキーがスポイル気味になり、フィールザスマートが善戦して馬券圏内に入るかどうか、内枠を捌く分エアハリファを下げて出来が抜群のワイドバッハを上げたのは、まぁまぁ合っていた格好ではあります。

でも、逃げないトウショウフリークを確認した時点でもう見立てと違いますもんね。何秒で入るのか、ではなくトウショウフリークのマイペースを予想していましたので。結果的にそこそこ速い流れにはなりましたけどね。まぁ、全部結果オーライだといわれれば、そうなんですけどね。

武蔵野Sに優先出走権がついたのはいつからでしょう。アジュディケーティング産駒の次走が楽しみになったと同時に、久しぶりにG1の有力馬で選択を要する武豊の姿を見ることになりそうです。個人的にはワイドバッハで臨んでほしいのですが、どうなるでしょうね。


エアハリファは必要十分。皇成もそつなく直線で前を捌いて進路を確保していましたし。今日はペース追走とレッドアルヴィス目標の両方が加味されての惜敗だったと思っています。はい次、くらいの気持ちで前向きに捉えてよいのではないでしょうか。

グレープブランデーは進路確保でちょっと運がありませんでした。レッドアルヴィスのほぼ真後ろに入ったことと、エアハリファが外へ展開するためにグレープブランデーの前方を横切ったことと。スパートのタイミングはだいぶ遅れてしまったように見えました。ただし、ラスト1ハロンだけぐっと落ち込んでいるラップタイムを見ると、スパートが遅れたからこそのゴール前の伸び、であるともいえますのでね。



さて、明日はエリザベス女王杯。メイショウマンボの復調気配は追い切り映像で感じ取ることができましたが、どうでしょう。1年ぶりの勝利がG1連覇ならさながら「日本のトレヴ」ですね。

個人的にはディアデラマドレを買いたいのですが、お母さんが好きだったんですよ、という思考停止はいけませんのでね。外枠にはいった追い込みタイプと、内にはいったラキシス、そして実力が抜けているかもしれないヌーヴォレコルト。このあたりにフォーカスを当てて予想しようと思っています。

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2014.11.12


インカンテーションが差し切るとは思ってませんでした。

よく考えたら前年僅差の2着。リピーターが順調な戦歴で参戦してきたとなれば、ねぇ。外枠を嫌気して外してしまったのが悔やまれます。1コーナーまでの大野の立ち回りに嘆息、というところでした。複勝はよいとして、ランウェイワルツの単勝は攻め過ぎましたかねー。

レースラップです。
11.9-11.1-13.2-12.7-12.4-12.2-11.9-12.2-12.6

2ハロン目の11.1。対して3ハロン目は2秒も落ち込みます。サトノプリンシパルは1コーナーまでにインを取れるのがベターだったでしょう。これをプッシュしてけん制した幸クリノスターオー。この攻防が11.1をつくったようです。2コーナーで緩めるのは武豊の事前策だったかな。ラップが落ちることで今度はクリノスターオー、ブライトライン、外から進出したグラッツィアあたりは抑えが利かない追走となりました。

これだけ前半のアップダウンが大きいうえに、さらに残り600mから12秒を切るラップ。4コーナーの雁行は見応え十分でしたが、先行馬にはかなり厳しい展開になりましたね。クリノスターオーはよく踏ん張っているという思っています。

対して、ひとつもふたつも下げた位置にインカンテーション、ランウェイワルツ。連対した2頭とも2ハロン目で無理をしていませんので、ここが着順をしっかり押し上げる要因であったといえそうです。人気薄のランウェイワルツはともかく、インカンテーション大野の判断は見事でした。行き脚がつかなかっただけともいえそうですが、早々に切り替えて後方外目に構えるのはなかなか胆力が要るでしょう。

2頭ともに見て取ったのは、直線に向いてからの1ハロンに満たない場面での加速力。それぞれの上がり、36.0と36.2が記録として残っていますが、この数字では表現されにくい切れがあったように思っています。あー、それはイッシンドウタイも同じですね。

ポイントは次走、中京のG1にどのくらいトレースが可能かというところ。正直、あのロケーションで厳しいレースになった場合がまだ想像しきれないのですけどね。個人的に、でもないでしょうが、インカンテーションは直線フラットというイメージが強いので、チャンピオンSの予想ではそのイメージと対峙しなくてはならないでしょうね。


注意しなければ、と思っているのが、ナムラビクターとニホンピロアワーズ、ですね。

前者は小牧がnetkeibaのコラムで泣くこと泣くことw 「賢すぎる」という表現を用いていましたが、気持ちの部分でやってみないとわからないそうで。でもレースを通じて一番勝負がかった仕掛けをしていたと思っています。捲り気味の4コーナーは印象的。少し時計がかかる中京だったら積極的に考えようかな。

後者は直線向いてからの俊敏な反応にかけた分、上位馬との着差がついたように見えています。中間ラップが緩まない展開なら、阪神のジャパンカップダートよろしく、持続するパワーで押し切ってくるかもしれません。ひとつ使った効果も加味して評価しないとですね。



さて、この土日はリアルタイムでの競馬はお休み。土曜は完全に「見」にして、日曜の馬券は土曜の深夜に仕込んでおきました。日曜の朝の雨模様で愕然としたのは内緒ですw やっぱり生が一番ですよねー。

プライベートでいろいろ用向きが立て込んでおりまして(まぁ競馬もプライベートなわけですが)、JBCもメルボルンカップも佐藤哲三も書いておきたいと思いつつ時間がない状況が続いております。そりゃあ、いろいろと考えさせられております。

アウトプットしなければ意味がない、などとビジネスライクなことはビジネスの場面で言えばよい、とひとりごちながら、少しずつ言葉にしていこうかと思っているところです。気長に、気長にね。ていうか、まず凱旋門賞について書かんといかんですなw


あぁ、2歳で気になる牝馬のことだけ。新馬で言うと、先週のロカ、今週のエイシンカラット。あとは百日草を勝ったルージュバック。それぞれタイプは異なっていますが、うまく12月の阪神で勢揃いしたら面白そうだな、と思っています。でも抽選厳しいかもですねぇ。

そうそう、ロカとエイシンカラットは同じ今野貞一厩舎。トウショウフリークの転厩先、という認識にとどまっていたのですが、ここに来て楽しみな馬がでてきました。競馬ラボに開業当時のインタビューがありましたので以下に紹介。生年が同じとは感慨深いですねぇ。
2012年度、栗東の新規開業調教師 | 今野貞一調教師 | 競馬ラボ

※インタビュー後半へのリンクがうまくいっていませんが、上記ページのアドレスの最後を513から518に書き換えるとつながります。まぁ404ページに今井りかさんの写真を載せるのはナイスアイデアなので問題はないですw



最後に。

昨日の月曜、職場の上司、同僚(いずれもビギナー)と大井に繰り出しておりました。とはいえ、現地では完全に別行動という。えぇえぇ、各自集中してことに当たっておりましたよ。ほんとにビギナーすか?という流れでした。

自分はメインのリゲル賞で単複と馬連をゲット。あとのおふたりは最終でミスターピンクの単勝と枠連をそれぞれゲット。結果、全員収支プラスになりました。やっぱり、いい思いできた方がいいですもんね。よかったよかった。

リゲル賞の結果はこちら。
11R リゲル賞 B2二B3一|2014年11月10日(月)13回大井1日|JBISサーチ(JBIS-Search)

まぁ品川に流れた後の反省会で、1番人気のシンボリルルドが外枠から脚を使って先行すると少しオーバーペース気味になるから疑ってかかっていて、それをひとつ後ろで待機できて差し脚が伸ばせるのはどれか、返し馬の脚抜きも含めてみていたんですよー、という予想のプロセスを披露したらかなり引かれてしまったのですけどねw 考え過ぎそして勝ち過ぎと呆れられた次第でございますw いぇいw


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2014.11.04


スピルバーグの差し切りでした。

直線を目いっぱい使った追い込み。差し届くであろうことはイスラボニータが抜け出して、手前が変わったあたりで察しておりました。毎日王冠の二の轍を踏まないように外へ出した鞍上。その思い切りのよさが勝因となりましたね。

レースラップです。
12.9-11.7-11.8-12.2-12.1-12.1-12.3-11.4-11.3-11.9

予想通りのカレンブラックヒルの逃げでしたが、マイネルラクリマ、ジェンティルドンナ早めに番手を形成し、そこにイスラボニータが加わったことが大きかったでしょうか、4コーナーまでペースに注文をつける存在はありませんでした。1、2番人気が前受けすれば喧嘩を売りに行くのは自滅に近いでしょうからね。フェノーメノとエピファネイアの行き脚がつかなかったこともペースが上がらなかった要因であったでしょう。

特に3、4コーナーのペースが落ち着いたことが大きなポイントだったと思っています。結果、直線に向いてからのスピードアップは急カーブを描くことになりました。イスラボニータの馬なり加速についていけない馬が争覇圏外に消えていく直線の攻防。勝ったスピルバーグは別の勝負に徹したように見えますね。直線を目いっぱい使って脚を伸ばす様はこれまで披露してきたことと変わりがないように映りました。

体質の問題で順調に使えず、ようやく順調さがでてきたとのコメントを目にしています。毎日王冠もそうでしたが肩の出方がどうも硬い印象がありまして、順調でなかった痕跡はそのあたりにでているのかなと勝手に結びつくところがありました。毎日王冠直後はああいう馬なんだろうなと理解していたのですが、やっぱり買いづらかったなー。

北村も藤沢厩舎も、ダンスインザムード以来のG1制覇。以前は口取りを遠慮していた藤沢師が満面の笑みで参加していたのは印象的でした。これを機に藤沢厩舎のまとまったレポートなど読めるとよいですね。そうそう、全兄トーセンラーとのパンプアップ感の違いは厩舎の仕上げによるものかもなー、とも思いました。

府中専用機、という言葉は積極的な評価をする際には用いられていない印象がありますが、ここまで極められると素晴らしいの一言。ウオッカの非ではないでしょう。次走はジャパンカップとのこと。ペースと仕掛けどころにけっこう左右されそうな予感がありますが、連勝なるのか、楽しみですね。


イスラボニータはレースの中心に在り続けた結果の惜敗。2コーナーをやり過ごしてからの進出は、戦略上妥当なものと認識しています。もしこの進出がなければ。ジェンティルドンナにペースとコースと仕掛けどころの主導権を楽に渡してしまうことになったと推測しています。ルメールの挙動はどこまで読んだうえであったのか。結果的に、ジェンティルドンナにはコース取り、後続には仕掛けどころに対して、それぞれ強烈なけん制になったように見えています。

直線、ジェンティルドンナの外への進路を塞ぎ、横綱相撲で押し切りにかかる姿はルメールの勝負の姿勢の表れと、まぁいわゆる胸熱な状態で見守っておりました。もちろんほぼ同時に、あぁ目標になるなぁといやな予感もしていましたけどね。イスラボニータの位置にエピファネイアかフェノーメノが得られていれば。…これこそ、たらればですね。

鞍上、トレーナーとも直線抜け出した際に「フワッとなった」と表現しています。これがフィジカルの限界を示しているのか、集中力の問題なのかは、次走以降で見極めることになったと思っています。その次走はどこでしょうね。香港の登録はあるようですが。有馬記念?いいでしょうねー。

パドックでのスケール感に少し欠けていたことと、相変わらずの柔らかいからだ。適性や実力を見極めることとは別にして、わくわくする存在であることは改めて確認しました。本命視したことに反省はあっても後悔はない、と発言してしまうのは単なるファンの証左でございましょう。ぜひとも無事に。


ジェンティルドンナ。好スタートから好位置に。先の通りイスラボニータのポジショニングで、直線で行き場を失う時間が生じたと見ています。ラストで2着に差し込めたのは不可抗力ながら溜めが効いたため、かもしれませんが、やっぱり直線をしっかり使って伸び切って欲しかったですね。惜敗の程度はウオッカやエアグルーヴとちょっと重なります。もはや歴史的名牝、ジャパンカップ3連覇につながる一戦にはなったと思います。


エピファネイアの繊細さ。スタートでよれたことで矯正&軽いプッシュで挽回しようとした結果、あのかかり具合につながったように見えています。福永の抑えたかった縦のポジショニングにちょっと疑問を覚えてはいるのですが(ペースに対して後ろ過ぎるきらいがありまして)、いずれにしてもあの気性を上手に折りたためないとこの先も厳しいでしょうね。着差を考えると善戦しているのでしょうが、勝ちの見込めない惜敗を繰り返してしまうなら、ひとつ大胆な舵取りを試してみたほうがよいのかもしれません。

…いまから思えばというエクスキューズがつきますが、菊花賞に向けた調整がこの馬の良さを削ってしまったような気もしています。もう少し言えば、乗り替わりの弥生賞で折り合いを壊してしまったことが、その後のキャリアと経験の積み上げに大きく影を落としているようにも思えます。誰かを責める意図はないですよ。競走馬のキャリア形成は繊細なものであるなぁ、という感慨を覚えた次第です。


ヒットザターゲットの鞍上はこのラップの波に乗って上位進出してきましたね。現場でリプレイ見ながら「こわっ」と口に出ていました。ラブイズブーシェも同様ですが、いずれも今回だからこその成績だと思っています。ペースが変われば、大きく着順を下げることも全然あるでしょうね。



最後に。

凡戦、という表現も散見されていますが、重賞未勝利馬が勝ったことが理由でしょうか。走破タイムが伸びあぐねたのは確かですが、それかなー。タイムだけ捉えて凡戦と断ずるのはちょっと端的過ぎるでしょうね。

直線が長く取られていてほぼ1ターン。このロケーションだと様々なペースが出現可能になると思っています。前受けした馬が、有力馬が、コースのどの部分で自身のストロングポイントを活かそうとするのか、それによって展開が大きく変わることになるはずです。今回は走破タイムに表れない強さが問われた、ということだと理解をしていますので、次走以降に直結するかは別として、決して凡戦ではないと思っていますよ。



最後の最後に。

…JBCも終わっているんですよねー。週中にさくっと書ければ。感想書いておきたいと思っています。


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2014.11.01


世間はハロウィンのようですねぇ。

繁華街はすごいことになっていました。T-ウイルスに感染したかのようなセーラームーンが勢ぞろいして記念撮影していたりw ダースベイダーが並んで歩いていたりw その横でもはやテンションが落ち着いて恥ずかしくなっているキキが歩いていたりw もはやかぼちゃはどこにも見当たらず。日本のハロウィンはだいぶ独自の進化を遂げているみたいです。

はい、自分は順調に23時まで仕事をして、そのまま天皇賞の新聞を買ういつも通りのG1前金曜日でした。ハロウィンって天皇賞のことですものねw


枠順がでてからはゆるゆるとした脳内シミュレーションが続いております。イスラボニータの7枠15番を見た瞬間は思わず仕事を止めてそのまま早退しそうになりましたがw 周囲の枠の馬を見て、夜に追い切り映像を観て、少々落ち着きを取り戻しました。ええ、今回はイスラボニータ贔屓で参りたいと思っておりますよ。追い切りの動きが圧巻でしたのでね、期待値がインフレしているところです。

スタートをヘグらなければ二の脚を伸ばしながらカレンブラックヒルが前に行くでしょうから、マーティンボロが前めのポジションを狙わない限り、カレンを先導役としてイスラボニータはそこそこのポジションを取りにいけるようなイメージ。

外から被せてくるとしたら大外枠のマイネルラクリマですが、スタートからプッシュして大きく外に振られたくはないでしょうから、前めのポジションを臨むとしても2コーナーをなんとかやり過ごしてからじわじわ進出していくのではないかなと。

一方でジェンティルドンナは最内。基本スタートのいい馬ですから心配は少ないのですが、出遅れた場合最内枠がかえってアダになる可能性は否定できないですね。戸崎が出しすぎることはないでしょうが、2コーナーでエピファネイアの後ろに入ってしまうようだと、4コーナーから直線入口で他馬を捌くのに難儀するかもしれません。

エピファネイアは最終追い切りで少々趣が変わったようです。角居師からはこの春の調整は折り合いを重視し過ぎた旨のコメントもあり。今回の仕上げで心身ともにどんな姿を見せてくれるか。いまいまは、強すぎる前進気勢を上手く折りたためずにラスト1ハロンを踏ん張り切れないというイメージなのですが、これは当日見極めるしかないですね。

上位人気で一番スムーズに先行できそうなのはフェノーメノのように思っています。ただ今回の追い切りは、春の天皇賞時に比べて少しメリハリに足りないところがあるかなーという印象。ディサイファが主張した場合、少し外を回る可能性もありそうです。

そして、内々の前々で有力馬がひしめくなら、外からスムーズに歩を進めた方が結果につながりやすいかもしれません。はい、強引にイスラボニータ推し完成w


まぁねぇ、当然コース替わりの内々を進んだ馬が有利には違いないでしょうから、案の定負けることも想像しています。展開が後押ししてスピルバーグという可能性も感じていますし、新潟記念はローウィラーがやんちゃしていましたがw 穴としてマーティンボロも考えています。


3世代のダービー2着馬が揃い踏み、というのはかなり珍しいと思いますが、どうでしょう。それもブロンズコレクターのようなひとつ足りないという存在でなく、すべてG1馬というのが素晴らしく。タイプが異なるのも予想を楽しませてくれます。

そうそう、3世代のダービー馬が揃ったのは2008年のジャパンカップ。メイショウサムソン、ウオッカ、ディープスカイ。豪華でしたねぇ。でも勝ったのはそのいずれでもなく、スクリーンヒーロー。アルゼンチン共和国杯は生で観戦してその強さを確認していたのになぁ。…いまなにかフラグが立ちましたかねw



最後に。

ルメールが短期免許取得、この土曜から騎乗しますね。期間は東京大賞典までかな。まずは土曜の芝の乗鞍で、大外の1800と最内のアルテミスSが控えています。馬場コンディションやペースをシミュレートするには有意義かもしれません。リアルタイムで観れなさそうですが、ポイントにしようかなと思っています。

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