2015.02.28


コパノリッキー、初の連覇成りました。

日付変わって本日から中山と阪神が始まるというのにね。ようやく書くことができます。今週は仕事が忙しいのもありましたが、38度超えの熱がでてしまいまして。でも汗をかかないという、危険?という状態でした。はい、いまはすっかり落ち着いてハワイアンバーベキューポークなんぞ食しております。頑張ったごほうびですね。

えーと、フェブラリーSですw 忘れないうちに、スルーしないように書いておきたいと思います。

見たままですが、ポイントはコーリンベリーの出遅れ、それを見て取った武豊と横山のプッシュ。この二人が3コーナーを待たず先頭と2番手を取ったことが大きかったでしょう。フェブラリーSではめったに見られない3、4コーナーの溜めを見ることになりました。

レースラップです。
12.3-10.6-11.4-12.6-13.1-12.3-11.5-12.5

残り800mからの13.1、遅かったですねー。過去10年の同位置のラップを比較してみましたが、次に遅かったのは2004年のアドマイヤドンで12.6。というよりレースの位置を問わずそもそも13秒台の計時はありませんでした。

…ちょっとイレギュラーなのですが、府中の南部杯、2011年のトランセンドですね、このラスト1ハロンが13.1でした。でもこれは厳しい道中があってのものですから、今回のそれとはだいぶ意味合いが異なります。

アドマイヤロイヤルとコパノリッキーがペースに蓋をした格好。これでコパノリッキーは断然立ち回りやすくなりました。あ、一応お断りしますが、褒め言葉ですよ。ハイペースで高いフィジカルが問われることもG1に相応しいでしょうし、今回のように乱高下するペースをうまく立ち回ることも心身が鍛えられていないと不可能と思っています。どちらかばかりですとチャンピオンと呼ぶには少し物足りなく感じちゃいますけどね。あれw

後続を引き付けた直線。おもむろに砂よけを下げてから、手綱を持ち直してゴーサイン。これに応えてコパノリッキーの耳が倒れて重心が下がる。いやー、かっこいいですねーしびれますねーw これがあるから武豊なんですよね。このゴーサインを待てる胆力がG1を制するに足る特徴なのでしょうね。

そして残り400のハロン棒を過ぎるあたりですが、エンジンがかかってから開いた後続との差。チャンピオンズカップ以降のパワーアップが伝えられていましたが、ゴール前でジリジリと詰め寄ったインカンテーションとの決定的な違いがここにあったと思っています。ジリジリ詰め寄るスタミナはあっても、突き放されないパワーには不足していた、ということでしょうね。

そうですね、もし4コーナーがもっと速く流れていたら、きっとインカンテーションやワイドバッハにより向いた流れになったでしょう。ここを逆算してスタートを出して馬群の前に出て4コーナーのペースを支配する可能性をつくっておく。これが武豊のクレバーさであり怖ろしさだと思っています。えぇ、やられました、馬券的にw


勝った武豊のこの動きに対して、インカンテーション内田は早め早めの先行策。12.6-13.1を一緒に溜めることが出来た分の2着だったでしょう。対してローマンレジェンド岩田は待機策からインを突きましたが、こちらも3、4コーナーで手綱を引く所作。前の馬と距離を置いたほうが詰まるリスクを下げられる、と解釈していますが、岩田ならではの立ち回りを見せてくれました。

一方この12.6-13.1で捲る勝負にでたのはシルクフォーチュン江田とカゼノコ浜中。前者は4コーナーで先頭に迫る勢い。後者はワイドバッハを封じるような捲り上げ。こちらはこちらで、どこで決め脚を活かすかという野心がたっぷり堪能できるアクションだったと思っています。

ペースがたわんだことで凡戦と評する言葉も目にしましたし、現場ではなんとなく武蔵野Sぽいなーなどと直感していたりしましたが、レース映像を何度も観ながら、いやいやどうして見どころは多かったのだなぁと取り直しているところです。


既報の通り、コパノリッキーは骨折。残念の一言です。個人的には増えなかった馬体重とパンプアップ、そして気温の低い時期という要素から、筋肉硬くなってたかななどと邪推をしています。あー責任どうこうで誰を責めるとか、もう野暮なばかりでしょうね。反省すべき点があれば陣営が気づいているでしょうし、仮に気づけない陣営なら早晩淘汰の対象になるばかりでしょうから。…厳しいですかね。しかし、かしわ記念で観られないのは残念。帝王賞までは2強のいない古馬ダート戦線になりそうです。



同日行われたヒヤシンスSにも触れておかないとですね。衝撃でした。ゴールデンバローズの切れは素晴らしかったですね。いっしょに現地観戦した悪友とは、なんでヒヤシンスSにグレードがないんだと愚痴愚痴こぼしまくっておりました。だってねぇ、やっぱり高いパフォーマンスには相応のグレードがほしいですから。次走は「ほかに使うところもないから」ドバイ遠征検討ですもの。ゴールデンバローズのためではなく、3歳春のダート戦線は以前からの懸案という認識。これは個人的に、とお断りしなくてもよさそうですよね。

それこそ個人的な見解でいうなら、アグネスデキシイとノボジャックがワンツーした時点でプラタナス賞は重賞なんですけどね。さすがに古すぎますかw タップザットはもう少しやれるかなと思っていたんですけどねぇ。




最後に。

タイミングとしては昨日の悲しい報せに触れるべきかもしれませんが、どこまでを言葉にすべきかうまく定まらずにいます。思い入れの在り処はひとそれぞれですし、それぞれの立場にとってショックも重みも異なります。耐え難いストレスが吐き出されたTLで目にすることは許容できているのですが、いまいま自分から言葉を尽くして表現をするのはどうもなじまずでして。

黙して祷る、とは言ったものです。

まずは弔意だけを。
謹んでお悔やみ申し上げます。


…あぁ、でもひとつだけ。一報を目にしてからこちら、脳裏に浮かんでいるのが2007年の中山記念です。ローエングリンで逃げ切らんとする姿と、勝利ジョッキーインタビューに臨む泣き虫、そして感謝の言葉。いま一度映像で確認してみようと思います。


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2015.02.21


リアルスティール、抜け出してからの脚色、鮮やかでした。

1番枠をしっかり活かした内容になりました。直線抜けるところを探すまでは難儀していましたが、進路を確保してからは鮮やか。阪神のデビュー戦の内容を踏まえると、かなり楽しみになってきたと思っています。

いちおう、向こう正面で前向きなところをだした結果でしょう、少し馬体が伸びた状態で追走しているように見えていまして。気になるところではありますが、キズナと同じディープ×Storm Catですから、極端に縮めながら走らなくてもよいのかもしれません。このあたり、ノースヒルズの前田さんの書籍でチラッとだけ書いてあるんですけどね。育成段階でのノースヒルズとノーザンでは考え方が違うようです。同じ配合ながら力の使わせ方が異なるとき、どんなパフォーマンスの差になって表れるのか、ちょっと注目するところでもあります。


レースラップです。
12.7-11.1-11.4-12.2-12.6-12.6-11.8-11.0-11.7

3ハロン目があまり落ちない入りのラップ、ここでドゥラメンテが行く気を見せてしまいました。前に馬がおらず、両サイドから雁行されれば抜かそうという気持ちも起き易いでしょうか。どちらかというと負けん気ではなくプレッシャーに抗しきれなかったが故の所作だったと見ています。

気持ちを収めるまでに向こう正面を目いっぱい使ってしまったでしょう、それでなおあの仕掛けで先頭に踊り出ようとしたのですから、相当な排気量だなぁと感嘆するばかりです。十分なフィジカルを示してくれました。百日草特別で小躍りした感覚は信じてもよさそうです。

週中の報道では次走は皐月賞、トライアルを使わず直行とのこと。…うーん、わかりませんけどと前置きしつつ、乗り替わりでしょうかね。アクセルを踏んでからスピードがあがるまで、といいますか、追う動作と馬の加速するアクションが噛み合うまでの間、ちょっともたついているように見えるんですよね。一方で、事前に予見できないまでもあのテンションに陥らないための準備があったかというとなんとも…。無事にクラシック戦線に導くには鞍上の力量が厳しく問われてしまうのかな、と思っているところです。人馬のリズムをもう一回トライするには時間がありませんしね。


1、2着以外ではダノンメジャー。馬券的にはリアルスティールの評価を下げてこちらを厚めに濃淡をつけたのですが、残念な展開になってしまいました。ああいうときに走りを止めるのはもう、鞍上の裁量に委ねるところかなと思っています。生き物ですからね、あれも含めて買う側が腹をくくっておくのが肝要、長く楽しむための心構えとして的外れではないと思っています。でも、あの手応えはもったいなかったですねw

アヴニールマルシェはさすがに後ろ過ぎたでしょうか。後方待機策、テンの3ハロンだけ見ると真っ当なのですが、3、4コーナーの緩み方を見るとせめて中団に構えていないと、という何とも悩ましい印象。ソールインパクトとあわせて末脚は展開にスポイルされたという認識です。こういう負け方は平気で巻き返してくる可能性がありそうですので、次走がどこになるか注目しておきたいと思います。



京都記念もさっくり触れておきます。

ラブリーデイとスズカデヴィアス、まぁきれいなタテ目でした。ハープスター本命だったのですが、終わってみれば納得感もあります。ラップは典型的な前残りを示していますし。そうできる2頭がいたということですね。


レースラップはこうでした。
12.8-11.4-12.6-12.3-12.1-12.2-12.4-11.7-11.4-11.0-11.6

ハープスターの敗因はなんでしょう。鞍上はいつもよりも前に位置どりしたことを挙げていました。ともするとフィジカルの問題として捉えられそうですが、個人的には、これまでのレース経験やそこから来る集中力の持続の仕方、これが今回の展開とアンマッチだったのではないかな、と解釈をしているところです。多分に仮説ですね。

これまでは序盤をゆったり構えて、レースの後半でビッと集中させる訓練をしてきました。こうした経験を繰り返した馬に序盤から気持ちをのせられるようなサインがでたとしたら。道中リラックスして追走していたようには見えないんですよね。かかってはいないんですが、気持ちをいれてしっかり追走してしまったと表現するのがよいでしょうか。…全力少女という言葉が浮かんでしまったのはご容赦くださいw

追走のときの中間ギアといいますか、こころの中間ギアといいますか、6割7割の力で追走する鍛錬が十分でないが故に直線まで集中力も体力も十分残らなかった、と推測をしています。その割には崩れなかったなと、逆に感心したほうがよいのかもしれません。

というわけで、ハープスターのいまいまの集中力からするとマイルくらいのリズムが向いているのでは、というイメージに至っております。ジェンティルドンナも負けたから京都記念は鬼門、という議論には組みしにくい見立てでございますね。ドバイで調子を落とさずに、ヴィクトリアマイル→安田記念、なんて姿を見てみたいと思っています。


一方のキズナはこれから先につながる、十二分な試走となりました。キズナのリズムを壊さず、次につなげる運び方にしながら、勝ち負けする可能性を模索する。いやはや、これが武豊の準備と勝負の仕方ですね。馬券的には差し届かないという見立てから評価を下げていまして、結果的に正解だったのですが、直線の伸び脚を見るとねぇ、自分の見立ての甘さを噛み締めるところでもありました。

ラブリーデイ、トーホウジャッカル、ゴールドシップ、フェノーメノ、アドマイヤデウス、サウンズオブアース、そしてキズナ。どれだけ出てくるかはわかりませんが、春の天皇賞が面白くなって来そうですね。



最後に。

もうフェブラリーSなんですよね。連覇がかかるコパノリッキーは内目にはいりつつも、コーリンベリーよりは外枠という、可もなく不可もない枠順といっていいでしょうか。コーリンベリーが仮に飛ばしたとしても、2番手以降がスローに近い流れで展開するなら内枠有利な結末もありえますね。でも、フェブラリーSってG1になってから連覇がないと聞くと、端的に気になっちゃいますねぇw

先週ソールインパクトで4コーナー手前から外を回してきた内田。このG1で、インカンテーションでそれを再現するならちょっと面白い存在になるかもしれません。また、最内枠は避けたいコースレイアウトですが、すぐ横に極端な脚質の馬が固まりましたのでね、ローマンレジェンドには特別不利に働かないかもしれません。鞍上岩田ですのでインベタから抜け出すところを狙ってみたい、かなと。

まだまだ絞る段階ではありませんが、日曜は久しぶりにゆっくり観戦できそうです。雨予報が悩ましいですけどね、楽しみにしています。


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2015.02.18


キャットコインがきっちり脚を使いました。

レース当日はまさに引っ越しと重なっていまして、朝方にミッキークイーン単勝と有力馬への馬連をPAT購入しました。おそらくは後方から、直線を向いて外へ進路を取っての末脚勝負。外枠を引いた時点で浜中も腹をくくっているだろうという読みと、ミッキークイーンの小気味よいピッチ走法が府中の馬場とマッチすることに期待した次第です。これで勝ったらルージュバックと甲乙つけがたい桜花賞になるなぁ、という願望込みの予想でしたね。一応は当たり、内容もわるくなかったのでよしなのですけれども。

レースラップはこちら。
12.4-11.2-11.5-11.8-12.0-11.4-11.5-12.2

勝ったキャットコインは中団前目から。先行馬のペースを見る形で直線抜け出しての押し切り。後方一気だったひいらぎ賞からは予想しにくい運び方になりましたが、それぞれのレースラップに対照すると、割と似たリズムでレースを乗り切っているように見えています。

ゴール前の脚色の鈍り方は先頭に立ったため、だけではないでしょう。今後も相手なりに走ってくる可能性はありますが、春の2冠に向けてはより適性のある、破壊力のあるタイプが控えていますからね。クラシックで本命視する可能性、個人的には低めという見積もりです。同厩でいうならショウナンアデラの方を評価したいかな。

直線に向いての抜け出し方、相談役の右腕の使い方を見て、ちょっとしたデジャヴ感を覚えました。96年NHKマイルカップのタイキフォーチュン。ペースは大幅に異なりますが流れに乗せて抜けてくる感じは「善臣」感が満載です。オンタイムでの記憶はうっすらで、あとあと購入したビデオで繰り返し見ているレースですね。結果だけリンクを載せておきます。2~4ハロン目のラップが狂おしいですよ。
11R NHKマイルC|1996年5月12日(日)3回東京8日|JBISサーチ(JBIS-Search)


ミッキークイーンは先に書いたとおり、外から脚を伸ばす格好で2着。直線半ばでアンドリエッテ、ロッカフラベイビーに順に寄られる窮屈な場面がありました。その分負けたのかといわれると、ちょっと微妙な気もしますけどね。スタートから出していくと持ち味が活かせないタイプかな。ハープスターではないですが、今後も待機策からくる取りこぼしのリスクを負いながら走ることになるかもしれません。

桜花賞直行の話が聞こえて来ましたが、どうなるでしょう。輸送してマイナス20kgという減り方からして、レース間隔を空ける判断がなされても不思議はないと思っています。でもチューリップ賞での勇姿なら見てみたいかなぁ。

気づいたのは4コーナーでの浜中の捌き方。コーナーの出口までインからあまり離れず、直線に向く直前から外への進路を求めているように見えました。コーナーがバンクであることを考慮すると、結構利に適った乗り方なのかなと思っています。ひとつ前のポジションでしたが、3着ロカの和田も同様のコース取りをしていました。直線に向いてから少しずつ外へスライドしていって前が開く瞬間を狙う流れ。…これは武豊キズナのダービーでも同じですね。ひょっとすると3~4コーナーでスタミナを温存するコーナリングについてジョッキー間での共通認識があるのかもしれません。


3着ロカは前走のG1に続く出遅れ。ロスを挽回しながらそれなりのポジションを求めましたが、ラストはキャットコインに届かず、ミッキークイーンに交わされてしまいました。端的に着順の数字もそうですが、新馬の鮮やかさは影をひそめてしまっているように思えています。

悲観するとしたら末脚の確かさよりスタートでしょうか。ただ、新馬を勝ったときよりカラダが使えていないように見えているんですよね。特に首の振り子がうまく使えていない印象。それでも伸びてはいますから、しっかりカラダを使えたらと思ってしまっています。ハービンジャー?ダンスインザダーク?どちらにも要因がありそうでないような。何か問題を抱えていないといいのですけど。

こちらは本賞金を積み増しできませんでしたので、次走をどうするか悩ましくなってきたでしょう。個人的にはオークス狙いに絞ってもらったほうがいろいろプラス面が大きいように思っています。フローラSで仕切りなおし、とかアリなのではと勝手に思っています。



最後に。

トライアルがまだこれからですが、桜花賞戦線はだいぶ役者が揃ってきたように思っています。ひとつ前の投稿でも触れましたが、2歳チャンピオンのショウナンアデラ、きさらぎ賞馬ルージュバック、そしてクイーンカップの上位3頭。阪神ジュベナイル2着のレッツゴードンキくらいまでが争覇圏内かなー、という評価にまとまってきています。あとはトライアルで名実ともに結果を出した馬がこれに加わる、というところでしょうか。

前半の位置取りを取りにいける分ルージュバック、という見解も聞こえて来そうですが、そこまで端的ではないでしょうね。枠順の影響は大きいという先入観はもっておこうと思っています。でもこれだけの馬の末脚比べ、楽しみですね。ちょっと気が早いですがわくわくしてきました。


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2015.02.16


ルージュバック、強かったですねー。

…いやー、ようやくこの投稿に着手することができました。この一週間、引越しをしていまして。最寄り駅の反対側に移ったのですが、近場ということもあり自分たちで極力荷物を運ぼうとプランを立てた結果、平日も遅くまでえっちらおっちら往復をすることになってしまい。。。

ドゥラメンテやハープスターのなんだかんだも、オンタイムではないにしろチェックしてはいましたが、さすがにまとめて書く方には時間も労力も向け切れませんでした。無理は禁物、と言い聞かせてちょっと間が開く形になった次第です。でも春のG1に向けては重要なレースが続きましたのでね、なんとか時間をつくって順に書いておきたいと思っているところです。…でも仕事も忙しくなってきているんですよね。うーん、やってみます。


とりなおして、きさらぎ賞。レースラップはこうでした。
13.0-11.6-11.7-12.6-12.7-12.1-11.7-11.6-11.6

スタートから好位を狙ったあたり、そして4コーナーでひとつ外へポジションを求めたあたり、戸崎の慎重さが十分に垣間見えたと思っています。少頭数の中、若干あやしい場面もありましたが折り合いはついていましたね。この経験は馬にもそうですが、今後の戦略を練る関係者にもプラスの影響を与えるものと思っています。

前走、百日草特別はかなり後方から、府中の直線を目いっぱい使って末脚を繰り出しました。今回の脚の使い方とはだいぶ異なっていますが、どちらでも結果をだしたところがすごいところ。直線半ば、戸崎の右ムチ2発で手前が変わってからの加速は目を見張るものがありました。ポルトドートウィユを突き放して逃げ馬を捉えるまでのわずかな間。ここでの一瞬の切れは能力の証と思っています。この一瞬はラップタイムには現れていないですね。というより、ルージュバックがレースラップを引っ張った場面はほぼないと言っていいと思います。百日草特別といい、これもひとつの特徴といっていいでしょうか。

そうそう、逃げ馬を交わしてからは、ちょっと力を加減するような走りになっていると見ています。なんといいますか、陸上短距離で有力選手の準決勝あたり、ゴール前の数歩をスピードを殺さずに軽く流すような走りをすることがありますが、ルージュバックの力加減にそんなイメージを覚えたんですよね。…ファンの贔屓目でしょうかw

このあとは桜花賞直行とのこと。ダービーとも凱旋門賞ともいわれていますが、まずは無事に。昨年レッドリヴェールで取り損ねた分も戸崎に期待したいところです。


ポルトドートウィユは武豊のリードに十分応えての2着。4コーナーで内を締めながらのコーナリング(内の馬が膨らんでこないようブロックしているはず)は武豊のお家芸と思っています。しっかりした体幹や筋力がその戦略を支えるでしょうから、必要十分なパフォーマンスは示したといえそうです。ルージュバックのエンジン点火時に離されてしまったあたりは、もうひとつもふたつも馬体が未完成であることを物語っているのかもしれません。…あれ、こちらも期待値込みかなw

次走は若葉Sとのこと。どうやら武豊が継続騎乗という話です。個人的にはこのままキズナのようなローテーションでダービーに向かってほしいんですけどね。きさらぎ賞のパフォーマンスからは皐月賞のイメージがあまり湧いて来ず。。。 あー、武豊の京都マイスターぶりがだいぶイメージに食い込んできているのかもしれませんねw


アッシュゴールドは差を詰めての3着。直線入口で置かれ気味になったあたりは、鞍上のリードも若干ありそうですが、今後の課題になってくるように思えました。単にその瞬間のポジショニングという意味ではなく、4コーナーまでの運び方や窮屈な場面でのメンタルなどなどを含んで、ふわーっと思った次第です。こちらはやはりこの血統ですから、中山のトライアルで見てみたいですね。オルフェーヴルというよりは筋肉質なドリームジャーニー、という認識です。

しかしステイゴールドが亡くなった直後にしっかり3着になるとは。内容的にはだいぶお父さんと異なっていますけどね。


レガッタはお行儀のわるさがでてしまいました。スタートから前へ促して、その結果縦のポジションはルージュバックと同じですのでわるくない狙いだったのでしょう。ただあれだけかかり気味になってしまうとやはり厳しいですね。個人的には、次走の選択が難しくなったと思っています。あの気性へどう対策するのか、1、2戦手探るようなレースを使うことになるのかなと。クラシックが迫ってきてますからね。スイープトウショウへの期待、時間切れにならないことを願っています。



最後に。

ルージュバックの期待値がかなり膨らんでいるようです。というより、膨らませるだけ膨らます記事が散見されておりまして。登録がないようですが、ダービーの可能性について。早くも凱旋門賞という報道もあり。きさらぎ賞を51年ぶりに牝馬が制したこともあるのでしょうが、ウオッカ級、怪物牝馬、などという無邪気な煽り文句も。いや、これ自体はわるくないと思っているんですが、受け取る側はもうひとつ冷静に、とまさに自分に言い聞かせているところでして。

順に書こうと思っていますが、クイーンカップの上位勢、2歳チャンピオンのショウナンアデラ、このあたりの有力馬のパフォーマンスもなかなか侮れないでしょう。桜花賞の舞台、阪神外回り1600mは枠順によるところも大きいですからね。当確をだすにはまだまだ早いと心得ています。

成長期ですから、この間にも各馬変化が生じますよね。それも取り込みつつ、じっくりと期待値を上げていく面白さを堪能したいと思っているところです。…まぁ、割と無邪気に期待しちゃっていますけどねw


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2015.02.07


ステイゴールド、逝ってしまいました。

大動脈破裂が死因とのこと。21歳ですからフサイチコンコルドと同じだなぁ、とは自分ならではの漠とした感慨でしょうね。

JRAの発表はこちら。
ステイゴールド号が死亡|JRAニュース

パッと浮かんだのはスペシャルウィークの天皇賞(秋)。当時はマスコミの論調に順目でのっかった形でスペシャルウィーク無印。調子落ちといわれていた時期ですね。本当に調子落ちだったと思っていますけどね。エアジハードを本命にしつつ、対抗で狙ったのがステイゴールド。直線向いてステイゴールドが突っ込んできたときの高揚感はしっかり覚えていますねー。一瞬でスペシャルウィークに冷水かけられた格好ですけどねw

ただ、予想的にはあまり相性がよくなかったと記憶しています。本命ズバリだけどステイゴールド抜け、というケースと、ステイゴールド本命で惨敗されるケースと。改めて戦歴を眺めると少し納得するところもありますね。

…こうしてデータを俯瞰するのも興味深いものです。ステイゴールドを負かした馬を並べると90年代後半の名馬がズラリ。そうなんですよね。香港ヴァースの大団円と種馬としての評価が膨らんでいく前までは、太刀持ち露払いのような評価だったんですよね。
競走成績:全競走成績|ステイゴールド|JBISサーチ(JBIS-Search)


印象的なジョッキーのコメントをふたつ、引っ張っておきます。

ステイゴールド急死に後藤騎手「思い出のレースは失格した京都大賞典」
京都大賞典の加速もまた印象的でした。加速が過ぎることで斜めに走ってしまった結果と理解していますが、結局テイエムオペラオーを凌ぎきっていますからね。それにやられて、次走、馬券で手痛い目を見たりしてました。

ステイゴールドの訃報、熊沢「何回も泣かされただけに思い入れが強い」 - netkeiba.com
ステイゴールドの鞍上といえば熊沢、というイメージは現役時代の大半を知らないと得られないでしょうね。あの鮮やかな目黒記念はちょっと複雑な思いでテレビ観戦していた記憶があります。結果を出した鞍下ときっとこのまま手を離れるであろう鞍上、そしてG2らしからぬ上気したスタンドの歓声。いまに連なるステイゴールドの評価には必要な1ページ、というのは俯瞰に過ぎるでしょうかね。


なんといいますか、気性の悪さ、荒さという表現がついて回ることには少しだけ違和感をもっています。全力で走り切ろうとしない姿、それは自己防衛の結果生じた力の加減と映るようになっていまして。そのある種の賢さが、走らせるひとの側から見ればあさっての方向に力を解放しているように見えるのかなーと。現役時にはわからなかったんですけどね。

その構えが出来ていた分、オルフェーヴルもゴールドシップも、あぁらしいなぁとも、親父に比べたら常識には適っているんじゃん、とも思いながら見守ってきたように思っています。

現役時に全力を出し切らなかった分、産駒にエネルギーを伝えることも産駒が自身の戦歴を超えていくことも可能になったのかな、とも思いますね。厩舎ではボス然と振舞っていたようですし、こうしてイメージを重ねて単なるクセ馬という表現には収まらないキャラクターを受け取っている次第です。

馬事文化賞を受賞した書籍も読みました。ステイゴールドの価値をなぞるには最適と思っています。しっかりとした取材に支えられているであろう言葉、僭越ながら読み応えは十分と思いますよ。
2014年度JRA賞馬事文化賞が決定!|JRAニュース



…いまいまの回顧はこのくらいにしましょうか。後継種牡馬も明確になっていますし、まだまだ直仔は走りますし、総括するには早いですものね。

競馬のおもしろい一面を教えてもらいました。おつかれさまでした。


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2015.02.04


エアハリファの差し切りでした。

金曜に降った雪は府中で10cm程度に積もったという情報を目にしていました。300人体制での除雪作業、ありがとうございました。ホントに頭が下がります。おかげさまで無事に府中開幕できました。土曜の1時間遅れがなんですか、ねぇ。…まぁ、ちょっとだけ芝がいたまないようにダート変更か月曜順延でもいいかなーと思っていたりもしたわけですが。

現地観戦いたしました。パドックは西日がばっちり当たっていて、日なたはあったかいなーという実感。今週も雪予報があるとおり、この時期寒いですからね。陽射しの角度が、馬体を見るには目線に工夫が要る感じでしたし、写真を撮るには酷な環境と思われますが、パドックの待ち時間で冷え切らずに済むのは助かりました。

エアハリファ、ワイドバッハはよい出来。ワイドバッハは次を意識したせいかな、少し余裕ある印象でした。ゴールスキー、アドマイヤロイヤルも好調子、あとはグレープブランデー、マルカフリートまで。特にグレープブランデーの出来はパッと目に付きましたが、速い馬場で距離がちょっと足りないタイプと考え、評価を下げる判断にしました。

馬券的にはマルカフリートと秤にかけ、展開面でジョッキー心理の裏にはいったら…などという邪推から、大外枠のサトノプリンシパルを相手に加えての馬連BOX買い。極端なペースになると読んで単勝はワイドバッハに。アドマイヤロイヤルの人気のなさは後で確認するくらいざっくり予想でしたけどね。


レースラップはこちら。
12.7-10.8-11.8-12.3-11.9-11.9-12.0

サトノプリンシパルが出足つかず、途中からグレープブランデーがハナを奪う格好。さすがにこのペースでラストまで粘るのは厳しかったでしょうか。対照的に、スタートから前目のポジションを求めなかった三浦皇成。角居師の思惑とは異なっていたようですが、武蔵野Sで踏ん張りきれなかったこと、1400のペース、馬場を加味した判断なら刮目すべきでしょう。

先行馬はほぼ壊滅。上位勢の道中の位置どりはいずれも中団より後方でした。スピードが出やすいダート=スピードの、それも末脚の持続力が決め手になるという認識をもっていまして。ワイドバッハの持ち味の活かし方は若干別物でしょうが、1、3着は切れ味を発揮したあとのもうひと粘りの差。いまいまの力の差ともいえるかもしれませんが、流れを読んだ鞍上と末脚の確かさを示した馬がうまく噛み合った結果なのでしょうね。


そうそう、アドマイヤロイヤル内田が外から被せるところを、内から張って、進路を確保した皇成。ちょっとだけ昨年の安田記念、ジャスタウェイとグランプリボスを思い出しました。今回は立場が逆ですが、それもまた味わい深さになっています。まぁよく見るとアドマイヤロイヤルが噛みにいってるので、だいぶ事情は異なっていますけどねw

また、皇成と武豊の4コーナーの横のポジションはほぼ同じ。不用意に外々を回らないコーナリングもまた信頼感を覚えやすいポイントと思っています。スピード維持や横のポジション確保など、以前に比べてコーナリングの技術がより求められているように感じていまして、そうした点でも勝手に合点がいっているところです。


エアハリファ、重賞初制覇だったんですね。優先出走権も発生して、晴れてG1に臨むことになります。チャンピオンSは除外だったはずですので、ようやく、それも府中が舞台ならうってつけでしょうか。個人的には厳しい1600を勝ち切るには若干足りないかなと見ているのですが、コパノリッキーら有力馬との兼ね合い、予想の面白さは増しましたね。

本番に向けては2着ワイドバッハのほうが目処がついたと思っています。展開に左右される脚質は、もうとっくに予想の面白さに変換されておりますですよ。なによりポイントは鞍上。コパノリッキーとどちらを選ぶでしょうか。末脚の活かし方は武豊ありき、と感じていますので、このあたりは続報を待ちたいと思います。


ロゴタイプにも触れておきます。皐月賞馬のダート挑戦でパッとイシノサンデーが浮かぶあたりはオールドファンの証なのでしょう。ローエングリン産駒のダート惨敗データも横目で見つつ、走りは合わなくないけど、勝ち切るには軽快なフォームに過ぎる、というのが事前の印象でした。予想の面では最内を嫌って無印。包まれて砂をかぶって終了、にならないようスタートから出していくだろうと思っていましたが、これが嵌る確率は低いという見立てでした。残念ながらハイペースを粘りきるイメージは湧きませんでしたね。

結果的には可もなく不可もなく、というパフォーマンス。時計のでやすい馬場が惨敗を留めた面もあるかもしれません。個人的には中央でかつ直線のコンパクトなコースなら芝もダートもOKなのでは、という感想です。マーチSが視野にはいっても驚かないですが、ベストなコースというと、うーん。

報道では次走は中山記念。再び芝に戻って、今度はイスラボニータとの新旧皐月賞馬の対決になりそうです。…成績面でも復活するには、茨の道が続きそうですね。ヌーヴォレコルトもいますし。



日曜はギリギリでセントポーリア賞に間に合いました。見ましたよ、ドゥラメンテ。強かったですねー。バンと抜け出した残り400からのラップが11.2。3歳の条件戦ですからスローで流れての決め手勝負になるとはいえ、ラスト3ハロンが、12.5-11.2-11.8ですから、素晴らしい加速力を示しました。

阪神の朝日杯、中山のホープフルSとも、クラシックで有力視するという点では?でしたので、このレースはチェックできてよかったです。次走は様子を見つつ共同通信杯とのこと。無理はしてほしくないですが、期待したいですねー。



最後に。

ドゥラメンテと同じ母系でいうなら今週のきさらぎ賞ですね。ポルトドートウィユはスポット騎乗で武豊。母ポルトフィーノには借りがありますのでねw えぇえぇ、あのG1では本命でしたよw

京都の馬場次第ではありますが、個人的にはルージュバック重視になるのかなぁと思っています。でも、自分の予想がどうなるかは水島新司先生のネームばりにわかりませんからねーw

アッシュゴールド、レガッタなど、少頭数ながら見どころの多いきさらぎ賞になりそうです。スイープトウショウにはお世話になったしなーw 馬券的には絞りたい分、悩ましくなりそうです。


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