2015.03.30


エアロヴェロシティ、強かったですねー。

実はこの日曜は微妙なスケジュールで動いていまして、名古屋城Sからパドック映像まではオンタイムでWINSに、でもレースまでは滞在しておらず。映像は後で確認した次第です。

稍重発表でしたが、映像を見返した限りは含水量以上にゆるい印象がありました。ちょうど1、2、3着が通ったあたりはそれまでのレースで多少踏み固められて相対的に乾きつつグリップが効いた、ように見えましたが妄想でしょうかね。大外に回したダイワマッジョーレがかえって脚を取られていたことからすると、内々も外々も厳しい、ピンポイントなコンディションだったと思っています。

第一印象は去年のリプレイというもの。勝ったコパノリチャードも4コーナーの出口から3~4頭分外へググッと持ち出していましたものね。コーナリングの半径をおさえて余力をつくるリード。そしてその直線、外から併せるミッキーアイルを目掛けてもうひとつ手綱を詰める仕草。ゴールまでの追う動作にも遮二無二というよりは終始冷静さを見て取りました。名古屋城Sとほぼ変わらないコース取りでしたしね。ザカリー・パートン、ちゃんと認識しましたよ。

一方のエアロヴェロシティ。マイナス16kgはさすがにびっくりしましたが、パドックで見せた姿はむしろ好印象。おそらくいい出来とはいえなかったのでしょうが、日本のどの馬よりも体幹がしっかりしているように見えました。なんといいますか、柔らかさを兼ね備えている分、歩く姿にヤモリのようなうねうねとした力の伝わり方を感じ取っていまして。…感じ取ったこっちがヘンタイなだけでしょうかw

そのうねうねとした体幹の強さは、この渋った馬場でスピードを上げてもカラダのブレが少ないであろうというイメージに。左右にブレないことはスピードのロスを抑えるプラス材料と捉えました。その正否はなんともわかりませんが、この判断と感覚は覚えておこうと思っています。日本と香港の馬のつくりの違いとか、いろいろ関わってきそうですしね。いや、あのゴール前でグイと抜け出す感じはちょっと日本ではお目にかかっていないように思っているところです。

あー、あと、香港でバリアトライアルという実戦形式の調整を経てきたとの報道。向こうでは当たり前になっているようです。昭和のオープン戦でひと叩き、がそれにあたるならその様子も見てみたいですね。


レースラップです。
11.9-10.7-11.4-11.6-11.3-11.6

アンバルブライベンの逃げを外でハクサンムーン、内でエアロヴェロシティが見る先行争い。馬場を加味してもそこまで前傾過ぎないラップだったのではないでしょうか。4、5番手にいたミッキーアイルまでが争覇圏でしたから、スタートでスプリント戦らしからぬ出遅れをしてしまったダイワマッジョーレには全く勝機がありませんでしたね。。。 はい、ダイワ本命で1~5着すべてに流しているというハイパータテ目でございましたw はいこの件はこれまでw

ハクサンムーンは終始内を避けるコース取り。枠順を考えればファインプレーだと思っています。ラスト脚が鈍ってしまったのは決して得意ではない馬場をこなしたためでしょうか。しっかり力を出し切っての2着は、鞍上の理解の賜物ともいえそうです。しかし、G1タイトルに届かないですね。惜しかった。

ミッキーアイルは完全に見くびっておりました。あれだけ最後まで差し込んでくるとは思っていませんでした。番手追走でしたが4コーナーまでブンブン唸ってましたね。この前半のテンションをどう折りたたむかが引き続き課題になるのでしょう。直線に向いてからひとつふたつ呼吸を置いて追い出し始める浜中。前半力んだ分の余力や、自身の得意なストライドからすると、この流すような時間はプラスだったでしょうね。このあとは安田記念直行とのこと。楽しみになりました。

ストレイトガールは道悪にスポイルされてしまった格好。逆にサドンストームは仕上がりもよく馬場状態を利して着順を上げられたのでしょう。コパノリチャードはなんとも。内枠と馬場状態、昨年のようなアドバンテージは今年は付与されなかったと思っています。

レッドオーヴァルに期待していたのですが、2年連続の馬場悪化はなんとも運をもっていないですね。先行馬が外に展開したためさらに外を回る格好になりました。せめて1、2、3着のあたりを通ってほしかったかな。



最後に。

この3月を通してほぼ週6で仕事をしていたため、事前にわくわくしながら競馬に臨むという時間的余裕がありませんでした。着実に体力も落ちてくるお年頃ですので、休むときは休まないとね。寸暇を惜しんで楽しもうとすると心身とも息があがってしまうなぁという実感がございます。

ドバイミーティングもこれだけ事後に追いかけたのは初めてでした。いやーいろいろ感想がございますですよ。ほぼG1の大阪杯の前にはなんとか言葉にしておきたいと思っています。

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2015.03.23


キタサンブラックの押し切りでした。

タケデンタイガーが先手を取りましたが2コーナーを待たずにスピードを制御する仕草。ペースを引っ張っているようなフジの実況がありましたが、実際はかなりのペースダウンになっていましたね。少し離れた2番手で進めたキタサンブラックの実質的な逃げ。有力馬が控えるベクトルだったことも粘りこみを後押ししたでしょう。…スローのスポイルかぁ。ここまで事前に読みたかったですねぇ。

レースラップです。
12.7-11.6-12.4-13.1-12.8-12.0-11.8-11.2-11.5

残り800からのペースアップがゴール前の着差につながったでしょうか。800-600の区間でダノンプラチナ以下と先行勢との差があまり詰まっておらず、ここでセーフティとまでは言い切れなくとも十分なリードが生まれたように見て取っています。ダノンプラチナ蛯名にはその意識があったようですが、あそこまでレースが進んでからでは対処も限られてしまうでしょうからね。1、2コーナーで上手く溜めてから早めのスパートは粘りこみの鉄則と心得ましょうかw

なにより中山1800ですので1コーナーの入り。北村はしっかりポジションを主張した上で逃げ馬をやり過ごしての好位付け。1番枠をしっかり活かし切ったことも勝因と考えるべきでしょう。

中継でも触れていたようにまだまだ成長途上という馬体。自分はその分を割り引いた予想にしたのですが、見くびってしまった格好になりました。ブラックタイド産駒かぁ。皐月賞で痛い目を見たひとなのでw 本番での見極めは慎重にしたいと思っています。


2着はリアルスティール。さながら武豊のような福永のトライアルライドでした。あれだけスローでかつ前がかった気性であっても、ダービーを見据えた際に、今回の道中を引っ張り放しにするのは納得する戦略ではあります。戦歴少ないですしね。一概に良し悪しは言いづらいところですが、たとえばアドマイヤベガのような惜敗が今回必要だったか。平たく言うと、結果と経験、両方を両立させるための最善策を狙っていたか、という点は気になります。

なにかワールドエースの頃から変わっていない突っ込みかもしれませんが、リスクをひとつ引き受けて結果に導く姿勢がほしいなと。たとえば有馬記念のジャスタウェイはポジションとスタミナのリスクを取らないなかでの最善策、だったと思っていまして。今日の「取りこぼし」が堪えないのなら、本番も同様に取りこぼしてしまう懸念を感じてしまいます。これはひと依存の話でしょう。矢作厩舎ですので失敗即乗り替わりという判断にはあまりしないでしょうから、次のチャンスを自ら掴みに行くような騎乗を見たいものです。

一点だけ。今日のラップとリアルスティールの脚の使い方を見て思ったのですが、ペースが上がった際に案外使える脚に限りがあるような気がしています。共同通信杯もスローをうまく立ち回ったアドバンテージがありましたからね。鞍上がこれを懸念したのなら今日のレース運びも納得する部分があります。本番のメンバー構成次第ですが、締まったラップが予見されるようなら少し狙い下げ、みたいなイメージももっておきたいと思います。


ダノンプラチナは交わされてしまっての3着。なにやら中山記念のイスラボニータを見ているようでした。気性を見る限りはマイルあたりに適距離を見出す結果になりそうですが、いまいまは興奮の中で折り合いを学ぶ時期とするのも、少し長い目で競走生活を考えるならアリなのかもしれないなーと感じた次第です。少なくともこのあと200m延びてのG1はプラス材料ではなさそうですね。


あとはレースレベルといいますか、走破タイムと展開でいうと、前日のフラワーCが似た結果なんですよね。アルビアーノの強さは十分なものと思っていますが、1枠1番が前々で無理なく運んだら、という相似形なレース結果。ベルーフやミュゼスルタンも含めて、有力馬のパフォーマンスがスポイルされた一戦、という捉え方が賢明だと思っています。いちおうフラワーカップのレースラップも書いておきます。
12.6-11.6-12.3-12.9-12.3-12.3-12.0-11.4-12.0



阪神大賞典も少々。

ゴールドシップの庭にようこそ、といわんばかりの3連覇。タップダンスシチーの金鯱賞が思い出されますが、中京の馬場状態がだいぶ異なっていた認識がありますので、それと比べると得意な舞台で得意な走りを披露したと考えるのが賢明かなと思っています。

気になったのは輪乗りの際の身のこなし。ちょっとゴツゴツして見えたんですよね。昨年、一昨年であればもっとパワフルかつ前後の力の伝わり方がなめらかだった印象がありまして。加齢による仕上がりとも推察できますが、仕上がりきらない馬体で慣れたストライドを繰り出そうとするのはケガの元、という認識があります。順調に歩を進めてほしいですね。

いちおう、レースラップです。
12.7-10.5-11.5-12.5-13.2-12.9-13.0-13.6-12.9-12.6-12.2-12.4-12.0-11.7-12.2

スズカデヴィアス藤岡は武豊の逃げを封じる戦略だったでしょうか。結果メイショウカドマツはかなり中途半端な競馬になってしまいました。ただ1コーナー前後で後続を引き付けてからの戦略がなんとも。どこで勝負するつもりだったでしょうね。途中から逃がされている形になっていたのなら、ちょっと残念な積極策と映っています。

一方の武豊。前日の若葉Sで差し損ねてしまったまではまだ納得感がありましたが、このメインでの、特にスタートからスタンド前までの所作はちょっとらしくない印象でした。ポルトドートウィユの差し損ねと合わせると、判断のスピードが少し鈍っているようにも。すぐ年齢の話をするのはどうかと思いますが、そんな疑念が湧いたことは心に留めておくつもりです。

個人的にはラストインパクトの後方一気を軽視して(1番枠からの先行策はないだろうと思っていました)、ゴールドシップから馬単流しをちらっと。デニムアンドルビーまで届いてよかったです。しかしデニムはどこに向かっていくことになるんでしょうね。昨年のいま頃はドバイシーマクラシックで不本意に逃げていましたからね。。。



最後に。

相変わらず週6ペースで仕事をしておりまして、なかなか競馬に集中する時間が取れずじまいです。ようやく日曜のメインは引っ越したばかりの新居で観たわけですが、部屋の採光に改めて感激する始末(日当たりは重視しました)。日中家にいないことにも改めて気がついております。年度末までもう少し、頑張らないとですね。

そんなこんなで、リアルインパクトの快挙もじっくり味わう余裕がなく。オーストラリアの番組から適性のありそうなレースを手探るのは90年代のシーキングザパール、タイキシャトルの頃のようで、頼もしい流れなのかなーと受け取っております。だってねぇ、いまでこそゲームでもジャックルマロワ賞は珍しくないでしょうが、その当時はどんなG1?というのが大勢だったと記憶しています。ジョージライダーSですよね。勉強せんとw

あ、でもレース映像を観て、望田潤さんのブログで「阪急杯」というなぞらえ方を見て、激しく納得をしています。ライアン・ムーアの体幹が最後までもたせたような阪急杯の直線を思い出しますね。ワールドエースが負けるのも納得です。こうして各馬の適性を見つつ今後の豪州遠征の流れが本格化するなら、観る側としては歓迎すべきところかなと思っています。

あーあと、アルビアーノの勝負服と鞍上からロックドゥカンブを思い出しまして(オーストラリアで種馬入りしたんですよ)、そういや元気かしらと繋用先のサイトを覗いてみて情報更新が止まってるけど大丈夫かしら、などと独特な調査にのりだしたりしていましたw そういう元気はあるみたいですw



さて、来週は中京でG1。日曜メインは松若の逃げ切りでしたが、1200mの場合、現状の馬場状態はどんなバイアスを見せるでしょうね。アンバルブライベンとの相性の悪さも含め、いろいろ時間をとって悩みたいとは思っています。


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2015.03.16


バウンスシャッセの差し切りでした。

ひとつ前の東風Sにヒントを見ていました。というより、今週通して中山芝コースは外差し傾向だったようですね。土曜は仕事で日曜はお昼過ぎまでお布団と一体になっていましたので、日曜は東風Sから見始めた次第です。クラリティシチーの差し切りですが、田辺の控え方が大胆に映っていまして。前に行く馬が複数いて、馬場が少し重めで、内枠のバウンスシャッセ。控えてタフに差すなら連はあるな、などと考えておりました。正解でしたね。…あまり予想に時間をかけない方がよいのでしょうかw

レースラップです。
12.6-12.0-11.5-11.5-11.6-11.9-12.4-11.8-12.2

ミナレット、サクラプレジール、マイネグレヴィルあたりが勢いをつけて先手を取りにいく1コーナーまでの短い区間。馬番4、5、6が前々に行くわけですから3番の横がポッカリ空く可能性は十分ありますよね。パトロールフィルムで確認した限りだとそこまで余裕があったわけではなさそうですが、少し外に張って通りたいところは選べた様子。

その後の進め方は武豊の差しのようにも見えました。きれいにふわっともってきましたねぇ。特に4コーナーの余裕を持った進出の仕方。先週の弥生賞よろしく玉突き的に外に振られているのですが、手綱をもったままの分影響は少なかったようですしね。ペースが速くなることも、外差し傾向の馬場もしっかり捉えていたのでしょう。田辺の判断力に対する信頼を改めて確認するような一勝でした。

バウンスシャッセにフォーカスすると馬場も鞍上のリードも向いた印象。レースへの前向きさは以前より感じましたが、府中の速い馬場で突き抜けるイメージはあまり湧いておらず。今回のレースもフラワーCに似たリズムを感じていますし、皐月賞と函館記念を選択した陣営の見立ては納得するところでもありまして。ヴィクトリアマイルかぁ。


引退レースとなったアイスフォーリスは惜しい2着。直線の入口はモーゼの十戒よろしくきれいに前が開きましたが、もうひと息でしたね。東風Sになぞらえるならシャイニープリンスでしょうか。東京でも中山でも善戦するイメージでしたので、個人的に相手として押さえる事は難しくありませんでした。まだやれる、というイメージを残しながらの引退は恵まれたものと心得ています。お疲れさまでした。


ブランネージュは厳しいポジションだったように映っています。レース前半は突っ込み気味のラップを半分受けるような、そしてレース後半は後続の目標になるような位置取り。あれで押し切ったら相当抜けた強さを示すことになるでしょう。鞍下の能力に対する高い見積もりがあったか、あまり自覚的にペースを見極めていなかったか。鞍上はいずれの構えだったでしょう。


気になったのはエバーブロッサム。石橋脩が残り600から積極的に運んで4コーナーで先団に取り付くところまではよい印象でしたが、そこからジリジリとした脚色になってしまいました。昨秋からの復調気配は感じられるのですが、クラシックのいい頃のイメージからはまだ遠いでしょうか。古馬になってボリュームが増してこないディープ産駒、というのはあまり良績に結びついていないような。。。 もう少し期待して見たいと思っています。


フィリーズレビューもちょっとだけ。

クイーンズリングの差し脚はメンバーの中ではかなり抜けていました。おそらくデムーロは1400の重賞を獲るためだけのレースにはしなかったのでしょうね。レース後のインタビューでも桜花賞への期待を口にしていた通り、これで有力馬の一頭という扱いで申し分ないと思っています。

ただしマイナス20kgの体重はかなり引っかかっています。ここを頑張ってしまったことの反動が出てしまう懸念は、桜花賞まで忘れずに置かないとですね。栗東所属でデビューから2戦とも中山を使ってくる点、1800→1600→1400というローテーション。これをクリアしての3連勝は馬の地力と思いつつ、どこに配慮した判断であったのかも気にしておきたいと思っています。でも強かったですね。



最後に。

フジの中継でデムーロのインタビューを見ていたのですが、インタビュアーが少々意地悪な印象を受けました。楽しかった、のコメントに何がどう楽しかったかと聞き返すのは、真意が伝わっていないが故に視聴者向けに質問を踏み込んだとも、日本語の不自由な部分について意図的に揚げ足をとるようにも。いずれにしてもさわやかな印象がなかったのはちょっと残念でした。

デムーロの日本語をヘンにフォローする必要はないと思いますが、インタビュアー先入観が強く出てしまっているなら、そちらがノイズになってしまうことが多いでしょうからね。勝者を讃える場面ですので、すっきりした進行を心がけていただきたいと思った次第です。


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2015.03.09


サトノクラウンの完勝でした。

…今週はまったく競馬に時間が割けませんでした。メイダンのスーパーサタデーもオリエンタルアートお疲れさまも武豊3700勝もなんとなく横目で確認する程度。ひとつひとつにしっかり向き合えないのがじわじわとフラストレーションに。仕事も実質、週7でしたしねぇ。というわけで、土曜の重賞は移動の合間にさらさらとPATで、日曜は弥生賞だけWINSにパッと寄って購入。いずれも予想に割く時間がない分、外れた悔しさだけヘンに増してしまいました。はい、グァンチャーレの複勝で4着だった言い訳でございますw

レースラップです。
12.5-11.4-12.3-12.4-12.7-12.0-12.1-12.1-11.9-12.4

後半厳しくなったようですね。逃げたジャストフォーユーがペースを上げていますから、戸崎の意図は切れを活かしにくい馬場を加味した粘り込みだったのかな。残り400からのラップがそれ以前と差がないですし、1コーナーの入りで控えた馬が上位を占めていますので、ほぼ5ハロンの持続力が問われる、ちょっとタフなトライアルになったと思っています。

勝ったサトノクラウンは先行馬のペースアップを受けながら、ちょっとおっつけ気味の追走。抜け出してから耳を立てていたように過敏なタイプではなさそうですね。このカッとしないテンションが東スポ杯で馬群のすき間を狙い続けられた理由かもしれません。ムーアも炊き付けながらという感じでしたしね。

位置取りの妙と4コーナーで外の馬を膨らませた挙動、福永のファインプレーはふたつだったと思っています。トーセンバジルが斜め後ろに併せてきた後に、サトノクラウンのお尻が少し外にぶれる所作。カメラワークの都合、意図的かどうかははっきり読み取れませんでしたが、ほぼコーナーの頂点のあたりで膨らむ格好でしたので、玉突き的にトーセンバジル、グァンチャーレ、ブライトエンブレムが順々に外に膨らんでいきました。事前から狙っていたように見えたんですけどね。あ、いや、でも微妙かな。でも、これも地味に着差に効いたと思っています。

上記のエスコートが着差に反映している分、皐月賞決まり、とまでは言い切れない認識ですが、ペースも異なる重賞をふたつ、それも府中と中山で獲ったことは大きいですね。まだまだトライアルは続きますし慌てずに見極めていくつもりではいますが、現状は一歩リード、という印象です。楽しみがまたひとつ具体的になってきました。

さて、福永には共同通信杯の勝ち馬がおりますので、おそらくからだがふたつ欲しいアレですね。現在30勝でリーディング、それにふさわしい選択と思っています。もちろんジョッキーに選択権があるとは限りませんが、どうなるでしょう。まずは続報を待ちましょうか。


2着はブライトエンブレム。確かに力は示しましたし、この馬場をこなしたことも評価できるのですが、札幌2歳と同じリズムで運んだという印象がありまして。ペースと馬場に柔軟に対応できるタイプではないのかもしれません。今後もコンスタントに追い込んでくるでしょうが勝ちきれない、という戦歴に落ち着いてしまうような気も。ちょっと古いですがメジロブライトがダブっております。


グァンチャーレは脚色を測るような追い込み。勝ったシンザン記念も脚をぴったり使ったような印象でしたので、ペースを受けるような競馬にはしないだろうと思っていました。2000mと中山の坂を試した結果はどう映ったでしょう。…個人的にはNHKマイルな匂いがしてきました。


シャイニングレイには厳しい内容となりました。母シェルズレイのイメージはぼんやり程度なのですが、気性は母譲りという認識。息子もかなりファイティングポーズをとるタイプになっているようですね。

スタートはすっとでていましたが、逃げ馬の後ろにつけようと鞍上が操作したあたりからファイトしてしまった様子。コメートとの接触が止めになったのでしょうが、ひょっとするともう少し馬なりに流したほうがスムーズだったかもしれません。まぁ、こればかりは外野の見立てですからなんともですけどね。

そのコメートの戦略。1コーナーまでの接触もそうですし、3コーナー付近から早めに進出したこともそう。シャイニングレイ徹底マークという意識があったように見えています。かかったうえでのマーク、かつ速めのペースアップ。これまで経験していない厳しいペースに巻き込まれたことがシャイニングレイ敗因のひとつと思っています。

ただ、今回で着火した気性が次走以降、上手に折り畳めるかというと…。おそらく次走は皐月賞でしょうが、シャイニングレイもマイル路線が妥当な気がしてまいりました。個人的にはリアルインパクトが近いイメージですが、どういう戦歴になるでしょうね。



最後に。

すっかり意識の外になっていましたが、毎年ドバイミーティングの情報はこちらで追いかけていたのでした。
2015 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート | 日本馬の世界挑戦!現地レポート | お楽しみ | JBISインターネット情報サービス

メイダンのダートがどんなものか、それにエピファネイア、ホッコータルマエがどのくらいやれるのか。さすがに両雄が並び立つようなコンディションはイメージしにくいのですが、情報を取りながらイメージをつくっていこうと思っています。いずれ馬券が買えるようになるかもしれませんしね。


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2015.03.03


ヌーヴォレコルト、狭いところを抜けて来ました。

だいぶ雨が降ったようですが発表は良馬場。道中落ち着いた割に上がりがかかっているあたり、そりゃあ雨の影響はありますよね。水はけはよいが緩めの馬場、というイメージをもって予想の出し入れを行いましたが、レース映像で確認した芝の掘れ方からすると、まぁまぁピントは合っていたでしょうか。

とはいえ開幕週。先行、内枠有利のバイアスも加味すると、ひとつ後ろ、ひとつ外というポジショニングがもたらす影響は少し大きく見積もる必要があるのだろうなぁ、という認識もありました。正直、イスラボニータへの期待は昨年から変わっていないのですが、予想は別、と割り切って評価しましたよ。。。

レースラップです。
13.1-12.2-12.2-12.3-12.1-12.3-12.2-11.7-12.2

何はともあれ、ヌーヴォレコルトのゲートが速かったですねー。ゲートが開く前の動きを確認してみましたが、居並ぶ男馬がガタガタと落ち着かない中での、ヌーヴォレコルトの泰然自若な姿。狭いところを割る精神力の一端がここでも見えたような気がしています。

逃げたタイキパージファルは2ハロン目を引っ張らなかったようですね。そのままイーブンペースで逃げていたことも含めて、リアルタイムで観戦していたときとはちょっとイメージの異なるラップでした。2番手ロゴタイプ以降が少し手綱を引く動作もありましたので、向こう正面はもっと大胆に緩んだのかと思っていました。

勝ったヌーヴォレコルトのハイライトはもう直線のイン突きに尽きるでしょうね。あそこで外に進路がなくなったのはマイネルフロスト松岡の腕と気概でしょう。個人的に4コーナーから直線入口までは「さぁどうする!」と思ってみていました。まぁ下世話ねw

正面からのパトロールフィルムも確認してみましたが、昨年のジャスタウェイより慎重な所作だったのではないでしょうか。
脊髄反射というよりはひとつ馬にせまい間隔をみせるような間。「ここを抜けるぞ、ここしかないぞ」と鞍下に言い聞かせるような間。…うーんやっぱりこれに応えたオークス馬の胆力を褒めるべきでしょうね。


逃げ馬を御していた鞍上の技術と精神もまた評価されるべきでしょう。通るんじゃない、というギリギリを攻めるような内ラチとの間隔。内を突かれて交わされるまでまっすぐ走らせたことも含め、クリスチャンの技術があの勝負を担保したと思っています。出来もよく、マイペースで運んだロゴタイプ自身は十分力を出したといえそうですね。


ステファノスがイスラボニータを末脚で凌駕する、その可能性は十分感じていました。当日の渋った馬場に負けないパワーならステファノスに分があるだろうと思っていましたよ。シュタルケの4コーナーの運び方もよかったですねー。イスラボニータの真後ろから直線に向く直前でひとつ外へ展開する、コースロスのないイン→アウトの動き。イスラボニータの手応えがいまいちな分スパートが遅れたとのレース後のコメントがありましたが、脚質もありますのでこれは仕方のない範囲でしょうか。調子を落とさなければ、次走以降も、春の府中でも期待ですね。


イスラボニータは馬場に泣かされた格好。ただ、向こう正面での力みは結構なロスだったとも思っています。冬場のもっさり感をどの程度削ぎ落とすかなど、もろもろの条件が重なっての敗戦だったのでしょう。陣営からはそこまで悲観する声は聞こえて来ませんでした。

個人的にはもう少しパンプアップしてて欲しかったんですけどねー。カラダの柔らかさが特徴である分、あの馬場でパワーに欠けるとね。強めにグリップしてパワーで押し出し続けないと推進力が確保できないでしょうから。開幕週の良馬場だったらなぁ。外枠も加味して予想の上では評価を下げたのですが、やっぱり負けるのは残念ですね。端的に、走りがすきなんですよね。

少なくとも名実ともにマイル戦線の中心、という扱いは難しそう。勝ち切るにはちょっと条件の要るタイプになっているのかな、と思い始めています。柔らかさを維持しながらパワーを増すって難しいんですかねぇ。春に向けて調子は上げてくるでしょうから、期待して待ちたいと思います。


ちなみに、過怠金の程度についての指摘を目にしましたが、また別の軸をもっての議論が必要になるでしょうから、今回は避けておこうと思います。どこかの法廷のような前例主義が多少は必要でしょうか、とか。この種の硬質な議論はエンターテインメントには向かないですかねーどこかで読みたいですけどねー。



最後に。

ルメールがリツイートで騎乗停止になりました。ん、ちょっと言葉足らずですかねw ドバイシーマクラシックのワンアンドオンリーはデムーロで調整するような報道も目にしましたが、乗れない理由がこれだとちょっと残念ですね。

とはいえ調整ルームでの管理を強めろという意見にはあまり賛同したくはないですね。今回の件でペナルティ30日の前例ができましたから、今後の抑止に一役買ってくれるならと思っています。…さっき避けた議論に近づいちゃいますねw

スミヨンが、後藤に関するツイートと勘違いして自身のツイートで激怒するナイスなエピソードも見つけることができました。たぶん、やつはいいやつですねw まずは復帰後の活躍を楽しみに待ちたいと思います。


※3/4追記:自分が感じているより軽い文体になっていたので、改めて。一事が万事で即管理ルール強化、という結論は次第にもろもろの柔軟性を失っていくと思っています。また、一度決めたルールをやめる判断もまた難しいですのでね。ぜひ慎重な議論を経てもらいたいところです。真相はルメールのうっかりのようですから、現行のルールに照らしてペナルティは妥当でしょう。1ヶ月間活躍が見られないのは残念ですし、トライアルの騎乗機会を逸するのは厳しい状況ですけれど、どう巻き返すのかを楽しみにしたいと思っています。…と、このくらいのトーンで昨日書けなかったのは、寝落ちしながら書いていたせいでして。ルメールざまぁとか、決して思っていないですからね。

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