2016.01.28


ホッコータルマエ、史上初のG1・10勝となりました。

先ほど映像を確認しましたが、いやー、いいレースでしたね。 サウンドトゥルー大野の判断とホッコータルマエ幸の意地がゴール前の凌ぎ合いを生んだように思っています。アタマ差かー。仕事がなければねーw

公式レースラップです。後半5ハロンのジェットコースターに若干違和感を覚えますが…。
7.1-11.2-12.1-12.6-12.5-13.7-14.0-11.9-13.0-14.0-12.0

サウンドトゥルーの1番枠は大きく不利にはならなかったようですが(スタートでましたしね)、最初のコーナーまでにアムールブリエが軽く蓋をする格好になったでしょうか。外枠からポンと出て楽に好位を取ったホッコータルマエとはここで少し差が生じたように思っています。

2周目の向こう正面から、アツかったですねー。サウンドトゥルーが仕掛け、ホッコーが応じる3コーナー手前。惜しむらくは、nankankeiba.comのリプレイ映像ですとちょうどそのせめぎ合いになった瞬間にカメラが引きの画に切り替わってしまい…。個人的には負の方向に悶絶しておりました。一番見たいところが引きって…。
第65回 川崎記念(JpnI)[指定交流] | 成績・払戻金 | 南関東4競馬場|nankankeiba.com

早仕掛けとなったホッコータルマエ。おそらくは大野の狙い通りだったでしょう。勝敗を分けたのはサウンドトゥルーの器用さに欠ける部分、でしょうね。4コーナーのコーナリングでの加速、直線に向いてからスピードに乗るまでの時間。回転数とストライドがピークに達した頃にはもうゴール前でしたからね。川崎記念というロケーションではホッコーに分があったとも言えそうです。…そりゃそうか、3連覇ですものね。

ただ、相手を制しながら早仕掛けしてからの粘りはさすが。前走東京大賞典はコパノリッキーをマークするためでしたが、前半突っ込み気味にラップメイクした場合はあまり芳しくない結果になっているようです。今回は道中、ニュートラルに流す時間がしっかり取れたかな。それを踏まえてもゴールまでの踏ん張りはお見事でした。

ホクトベガもアドマイヤドンもヴァーミリアンも届くことのなかったG1・10勝。ドバイ遠征を2回敢行しながらの成績ですから立派の一言。息の長い活躍もまた強さの証でしょう。今年もこのあとはドバイ遠征とのこと。川崎や大井で適性を見せている分、メイダンで勝ち切るイメージまでは至っていないのですが、3度目のチャレンジ、しっかり見守りたいと思います。

サウンドトゥルーは本格化という響きが似合うようになっていますね。次走はどこでしょう。個人的にはフェブラリーSも乗り方ひとつのような気がしています。ただただ前残りの馬場だとやることがなくなってしまいそうですが、直線の長さは味方につけられるでしょうからね。



最後に。

ドバイワールドカップ・デイの予備登録馬が発表になっているようです。ワールドカップの登録馬だけ、以下に転載しておきますね。

アムールブリエ、アウォーディー、ブライトライン、ドゥラメンテ、ホッコータルマエ、インカンテーション、モーリス、マイネルバイカ、ノンコノユメ、リアルスティール、タガノトネール


なぬっ、という馬もおりますが、芝とダートの強豪が並んでいるのは「ならでは」というべきでしょう。モーリスvsホッコータルマエ、という異種格闘技感満載な響きたるや…。

ヴィクトワールピサが切り開いたことで中山記念が有力なプレップレースの様相を呈していますしね。招待が確定するまでの各馬の動向にいい意味で一喜一憂できそう。楽しみが多いのはよいこと、と素直に受け止めております。


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2016.01.24


武豊がディサイファを導きました。

内枠にはいった時点でよいなーと思っていましたが、お手本のような立ち回りだったのではないでしょうか。出負け気味だったマイネルフロストをパスしてポジションを確保したこと、向こう正面で折り合いを保ったこと、3コーナー過ぎで下がってきたルルーシュをパスしていく過程、きれいでしたねー。自分は後で確認しましたが、リアルタイムでディサイファを中心に観ていた方はストレスが少なかったことでしょう。

おそらくは3コーナー過ぎ、ルルーシュの手応えから事前に通るコースを想定していたでしょうね。ヤマニンボワラクテとは内外の枠の差以上に、この鞍上の準備の差があったように思っています。30年連続重賞制覇、すばらしいヘッドワークを見せての偉業達成と受け取っております。すごいですねぇ。


公式レースラップです。
12.3-11.2-12.8-12.2-12.3-12.0-12.0-11.8-11.6-11.8-12.0

先頭に立つまで少し苦労していたスズカデヴィアスですが、1コーナーでラップを落とした以外は緩めない逃げとなりました。スズカ自体が残せるラップよりちょっと厳しかったことが、着順と登坂の脚色から受け取れると思っています。着いていった他馬にはしんどかったでしょうね。その意味ではマイネルフロストの待機策も、どのくらい意識的なものだったかはともかくとして、むしろプラスだったのかもしれません。

フジの中継で確認したのですが、ディサイファのパドックはどうもいまいちの印象でした。連戦の疲れをうまく取りきったところでレースを迎えたような印象。悪くはないけど、他馬のストロングポイントが活きるような…、というイメージに落ち着いていました。それでもその他のファクターからすると評価を上げておくべきでしょうからね。まぁライズトゥフェイムを買いたい自分がいましたので馬券的には己の心のバイアスにやられたという方が適当です。はい。

そのライズトゥフェイムは序盤のポジショニングに少し色気をだしたでしょうか。向こう正面で力んだところを見せていたのは1コーナーまでの若干のプッシュが影響したように見えています。戦略としては妥当なんですけどね。あとは残り800mあたりからひとつ外に出す所作。石川の意欲が感じ取れるとは思いつつ、ここで外に展開したことで4コーナーで大外まで振られてしまいました。

ひとつ後ろ、ひとつ待って、という思い切った待機策だったなら。このあたりは石川がどこでなにで勝負したかったかにも寄るでしょう。踏むポイント待つポイントが変わってきますからね。消極的でないことは伝わってきましたし、フラットに結果を分析して先々に活かしてくれるとよいなーと思っています。

スーパームーンはそつのないルメールのリード。枠順の分、内ラチ沿いは取れませんでしたし、その道中のポジションがルルーシュが下がってきた際に外々へ展開せざるを得ない流れを生んだと見ています。ルルーシュと同馬主であることは、奇しくも、と表現するしかないでしょうか。いまいまの充実度を勝利へつなげられなかったのはもったいなかったですね。引き続き府中で見られるなら面白いと思っています。

サトノラーゼンはやめるようなところがあったとベリーの弁。確かに登坂の段階で、押し寄せる後続に戦意喪失しているように見えました。周りを囲まれるとダメかも、という表現も目にしましたが、個人的にはダービーがキツ過ぎたんじゃないかなーなどと仮説をもっているところです。もう少しレース間隔を空けて気持ちのリフレッシュが必要なパターンかもしれません。使いながら立て直してくるなら、買い時が難しくなりそうです。


東海Sも少々。

こちらは予想をしていなかったのですが、人気をして逃げたモンドクラッセが田辺ですからね、前残りを予想しておくべきレースだったようです。1、2着は1、2番手。アスカノロマンの立ち回りが光るレースでした。

公式レースラップはこちら。
12.9-11.7-13.2-12.8-12.3-12.2-12.6-11.7-12.5

道中スロー、溜めた割りには上がりがかかっているラップ構成。お昼頃の日刊ゲンダイのツイートでは7、8メートルの強い風が吹いていて、向こう正面がフォローで直線がアゲインストとのことでした。レースの瞬間にどんな風向き、風速だったかはわかりませんが、これを当てはめるなら、溜めた割りに上がりがかかっているのも頷けます。直線は登坂かつ向かい風、ですものね。向こう正面で前に詰めていったストロングサウザー、インカンテーションが着順を下げている要因のひとつでもあるかもしれません。

アグネスデジタルのワンツー。自分の中ではまとまった産駒のイメージがまだないのですが、これはひとつ覚えておきたい結果ですね。芝<ダートではあるのかな。ただ、今日の結果でフェブラリーにつながるかというと、うーん、何とも言い難いですね。道中締まったラップを求められたときにどうなるか。みやこSとは逆の結果になったロワジャルダンが比較対象としては参考に、なるかもしれません。ちょっとちがうかなw



最後に。

AJCCの勝利ジョッキーインタビュー。30年連続重賞制覇について水を向けられた鞍上は、相変わらず落ち着いたものでした。ファンの皆さんに、という締めの一言に「寒いので風邪をひかないように」。およそ競技直後のプレイヤーとは思えない気配り力ですね。この気配りの効いたコメントが日本の競馬の雰囲気を作っている部分はあるのでしょう。トップ選手の立ち振る舞いが競技のイメージに影響が大きい、というのは昨年ですとラグビーが示していたでしょうか。

いつもより笑顔だったのは、変わらぬサポートを続ける小島太厩舎だったからか、ドバイに行く可能性がグッと高まったからか。…どちらもですかねw いつまでも変わらないパフォーマンス、というのはもちろん難しいわけですが、まだまだ魅せてほしいなぁと思っております。

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2016.01.23


開催から少し日にちが経ってしまいましたが、昨年に引き続き、行ってまいりました。

案内のページは上書きされているようでして以前の開催についてのアーカイブがない、もったいない状況。このあたりも昨年と変わらずですねぇ。ふむ。
公開馬学講座開催情報 関東装蹄師会 オフィシャルホームページ

備忘録的なテーマの転載、も昨年から引き続きで。やっておきましょう。

PART1 「楽しきかな!馬のバイメカ研究」
講師 日本装削蹄協会 青木修
PART2 「シゲの“馬の健康よろず相談室”」
講師 大和高原動物診療所 斉藤重彰

講師、テーマ設定とも昨年とほぼ変わらず。…何か変わらないことばかり並べているようですが、お話の切り口や深堀りするポイントが異なっていた分、今年も興味深い講話になっていました。そこが肝心ですからね。僭越ながら、昨年より充実していた印象もございます。

個人でメモを取る目的以外での録音録画は控えてね、というアナウンスがありましたので、概要を紹介しつつの感想をちらほら、という書き方でまいります。これも昨年同様ですね。

昨年の話が下敷きになる部分もありそうですので、ご興味のある方は以下の投稿も合わせて確認してみてください。
more than a DECADE 第18回公開馬学講座



実際の順番は逆で、まずは斉藤先生からの登壇でした。

乗馬の三大疾病のうち、今回は疝痛(せんつう=おなかいたい、ですね)にフォーカスしたお話になりました。一言で疝痛といっても症状も原因も様々、外見からではそれを特定するのは難しいそうです。痙攣、便秘、結石、ガス…と挙がった原因をたどるだけでも、なんとなく素人のこちらにもその難しさが伝わりました。痛さを説明してくれるはずもないですし、我慢する個体だとなおさら判断は難しいでしょうしね。

主に乗馬の診断をされていることと、参加されている方の中に実際に乗馬を飼育されている方がいらっしゃること(それ前提で話が進んでいました)から、実際の飼育場面で何に気をつけたらよいか、というメソッドに触れていたのは独特な流れでしょうか。予想屋さんが集まっても、歯のケアが大事とか、直腸を通して別の腸の部分を触診する(これで詰まっている箇所を探る)とか、疝痛予防にはたくさん水を飲ませましょう、まずお目にかかれない話ですものね。

疝痛が原因で蹄葉炎が発症してしまう、という話も。知識としては持っていましたが、そのメカニズムも平易に語られていました。循環という意味ではつながっていますものね。こわいです。

よろず屋という表現がふさわしくなったのは質問の時間になってからでした。先ほど飼育されている方が参加されていると書きましたが、本当に日常の相談が飛び交うという。こちらからすると圧倒的に非日常なので、とても興味深い内容でしたねー。

水飲まないけどどうしようとか、最近話題になっている蹄葉炎の原因とか、繋皹(けいくん=皮膚炎のこと、不潔な環境で起こりやすいそうです)の対策として清潔にしすぎないことや投薬は一気に行うとか、砂食べちゃうんだけどどうしようとか(こちらは参加者同士の意見交換が始まりました)。

日常で起こってなんとなく解決されていく問題の類って、きっかけがないとなかなか言語化されないでしょうからね。そんなことがつまづくポイントになるんだ、という発見ばかりでした。素直に驚くべき瞬間でしたし、素直に驚きましたよw こういう刺激も大事だなーと、いまいま振り返っている次第です。


続いて青木先生の講話。

こちらはバイオメカニクス。なのですが、ご本人のひと区切りというニュアンスが大きかったでしょうか。今年で定年を迎えられるとのことで、これまでの研究をダイジェストで振り返るという主旨になっていました。

とはいえお話上手(脱線上手ともw)の認識がありましたし、これまで見聞きした研究内容からして、案の定というべきか、濃密でかつ時間が足りないという進み方になっていました。全然悪いことではなく、いまどうお話されるかという関心の持ち方で聞くことができました。

内容は前回と重なるところが大きかったのですが、走行中の筋電図を取ること自体の難しさについて語られていた件は面白かったですね。筋肉に差す電極の素材に困ったそうです。素材が細いなり弱いと走行中のパンプアップで壊れてしまうし、太いなり強いと痛がって走りが乱れたり加減してしまったりするとのこと。言われてみるとそりゃそうですね。それを克服して実際にきれいな筋電図をどう取ることが出来たのか、はいちおう伏せておきましょうかw

馬の重心の話もちょこっと。様々な教本で触れられている重心は、間違った位置を指していることが多いらしく。乗馬の教本はそこから重心の話を置いてしまい、バランスバックなりバランスフォアなり、乗り手の重心移動の話に移し替えてしまうそうで。このあたりは他のジャンル同様、研究と実践のそれぞれの場面が一気通貫とはいかない実態を表しているようです。言葉の端から、ご自身も苦慮されているように聞こえてきました。

やはりというべきか、乗馬とは異なり、ジョッキーは重心より前で騎乗しているようです。ジョッキーの乗り方の違いについてもちらっと触れつつ、今日はやらないと肩透かしをされてしまいましたけどね。別の機会にしっかり聞いてみたいテーマですね。

冒頭とラストで繰り返されていたのは、この講座の開催主旨について。馬が壊れると装蹄が悪いとされやすく、まとまった反論が難しくて泣き寝入っていた装蹄師さんの事情があって、それに対応するために研究結果を話すことになった、という経緯があったとのこと。もちろん恨み言で終わる話ではなく、講座を通して馬の動きを理解してもらい、乗り手が馬を壊さないためにできる所作についてイメージを深めてもらえるなら、馬にも装蹄師にもやさしい世界が待っている、のかなw 19回と継続してきた背景はそこにあるようです。馬の動きとのハーモナイゼーション、という響きは個人的に新鮮でした。

これまでと変わらず、終始からっとしたトーンで進んだお話、聞きやすかったですね。どうやら定年という区切りがありつつ、来年も登壇されるようでしたので、次回の切り口も楽しみにしたいと思っています。



最後に。

当日はノートPCを持ち込んで、口述筆記よろしくガリガリとメモをとっていました。同じことをされている方はほぼ皆無でしたので、IT業界のミーティング風景とか見たらびっくりするだろうなーなどと文化のギャップに軽くやられていたり。

おかげさまで「講師」と変換したいのに「後肢」が先にでてくる奇特な辞書機能ができあがりつつありますw 斬新ですねw このままいくぞーw

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2016.01.17


プロフェットが上手に抜け出しました。

2番手を進んだアドマイヤモラール田辺は思い切った先行策を取りました。ただスタート直後にひとつ内のオンザロックスと接触。内の馬が順番に玉突いていきましたが、プロフェットのひとつ手前で止まるというラッキーっぷり。有力馬の中ではマイネルラフレシアがこの玉突きでポジションを下げていますが、プロフェットとケルフロイデは順調にポジションを上げていきました。いまいまの中山芝ですと縦のポジションを序盤に取りにいけるかが大きく影響しているようですね。

※3箇所、プロフィットなる誤記がございました。よそ見しながら書いていたのがバレバレでしたね。失礼いたしました。

公式レースラップです。
12.7-10.8-13.1-12.4-12.8-12.0-11.9-11.7-11.8-12.2

ラスト100あたりまではオンザロックスのラップですが、事実上馬群をひいていたのはアドマイヤモラールの様子。中団馬群のラップはかなり遅いと判断できますね。ポジションをあげきれなかったウムブルフは折り合いの難しさをだしていたようですし、メートルダールは二の脚がつかない格好で1コーナーを最後方。これでは先行馬のペースが壊れない限りは勝負しにくいでしょう。

これまで堅実に走ってきたマイネルラフレシアは先のスタートで後方からになっていました。思い切って切り替えたのか、後方待機から勝負していたように見えましたが、今日のペースですから自分なりに脚を使って着順があがらないという結果に落ち着いてしまったようです。

人馬とも立ち回りの上手さは評価されるべきでしょう。プロフェットの4コーナー、鞍上フォーリーは早めにアクションを起こしていましたが、仕掛けのタイミングは判断できてきた様子。騎乗成績をみてみたのですが、たぶんこれが中山初勝利ですね。加速しながらのコーナリングもそつがなかったですしね、順応力を示したといえそうです。

ケルフロイデとは登坂で現状の地力の差がでたでしょうか。それも含めて、クラシック、特に皐月賞に向けてポイントになる馬が1頭でてきた認識です。…個人的には同じ舞台でもハートレーのほうを評価していますが、春はもう少し先ですからね。



日経新春杯も少々。

レーヴミストラルが最後方から一閃。決め脚だけでレースを制しました。

こちらのレースも番手で馬群をひっぱったサトノノブレスが大きく効いたと思っています。鞍上武豊がハンデが堪えた旨レース後にコメントしていましたが、4コーナーの下りを大事に引きつけていたのも戦略半分、ハンデ考慮が半分だったのかもしれません。メイショウウズシオが堪えきれず先頭に立ったこともダコールの存在もありますが、サトノのひきつけがあった分、後続の仕掛けポイントは先頭の入れ替わりに左右されなかったと見えています。ダービーフィズやプロモントーリオはサトノの仕掛けを目安にしていたようですしね。

結果として決め手勝負になりましたが、半数以上の馬が34秒前半でまとめるなか、33.1は出色の数値。レーヴミストラルが勝つならこれ、という展開になったと思っています。川田もこの馬の競馬に徹しましたね。松田博資厩舎のこの馬で結果を出せたことは特別であるでしょう。ゴール後の静かな表情で勝手にもらってしまいました。

シュヴァルグランはこのペースに乗ったせいか、もうひとつキレを見せられませんでした。ルメールは4コーナーの接触が堪えたとのコメントを出していますが、そこからのリカバリーはもうひとつであったかなと。期待値のほうが高いでしょうか。そこから2着を確保するのですから一定の能力を示したともいえそうです。春の天皇賞に向かうなら次が試金石になるかな。今春はけっこうな有力馬がドバイと香港に照準を合わせているようですし、なにより遅咲き傾向のハーツクライ産駒、パフォーマンスを上げてくるイメージで待つほうがいいですかね。



最後に。

今週は事前の準備を割り切って、日曜の中継だけでさらっと予想。サトノノブレスの複勝だけしとめました。少し力を抜いて日曜メインを見るのもよいのかな。事前の予想が微に入り細に入ると、レースのポイントをパッと掴まえてそのまま言葉にするまでが端的にいかないような気づきもあり。考えていたことが多いですからね、レース後の言葉も増えちゃうんでしょうね。事前の準備を控えることも楽しみ方のひとつのように確認した次第です。まぁ、前日のワインがだいぶ効いていたせいなんですけどねw


若干脱線。先ほどまでMr.サンデーという番組で竹田圭吾さんの追悼コーナーを観ていました。バランス感のよい方が亡くなられたのですね。マスコミは(翻って自分は)世論の温度を調整するエアコンの役割でありたいという主旨の発言をされていたようです。世論がヒートアップしすぎていたら冷静に、世の関心が足りないようなら強調して。このバランス、目指すところでもあり、ある意味染み付いているところでもあります。これだけを詳述すると競馬のブログではなくなりますので、またどこかで。明確な認識がないままだったことを申し訳なく思いつつ、ご本人の言葉に触れられる場面があるならよいなと思っています。ご冥福をお祈りします。

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2016.01.12


ロジクライが好位から押し切りました。

追い切りで好調なのは頭にはいっていましたが、他に目移りする有力馬が多かったかな。いや、確たる能力をもった馬が見当たらなかった、という言い方でもよいのかもしれません。終わってみれば納得、ではありました。

過去のシンザン記念を観ておけば…、いやロジクライ本命まではいけなかったでしょうか。馬番1桁の馬が好位の内でじっとして、直線先行馬の進路をかいくぐって抜け出す、というパターン。古くはタニノギムレット、ジェンティルドンナ、レッドデイヴィスもそうでしたね。今年もその傾向が変わらなかった、ということでよいのかなと思っています。

浜中もこれで4勝目。ジョッキーもリピーターということでよいでしょうか。2000年代の前半に4連覇した御大がおりますしね。


公式レースラップです。
12.5-10.9-11.4-11.5-11.8-12.3-11.7-12.0

シゲルノコギリザメの先行策。抑えられなかったとは太宰のコメント、ピースマインドをパスする様子からはその通りであったでしょう。ただ結果的にこのペースは後続のスタミナを奪っていったようです。馬場がちょっと重たくみえていましたがその影響もあったでしょうか。よく粘りましたねー。かかったなり、限られた条件下での後半のまとめ方は賢明であったように見えています。


勝ったロジクライも切れる脚があるかというと、今回の有力馬にも見劣るところではあるでしょう。前傾気味になったラップをしっかり追走できたことに評価すべき勝因があると思っています。バテにくい末脚は馬場状態と加味して、今後どのレースで活かされるのか。忘れた頃に、という予感がしています。そして馬券が外れるというやつですねw


2着のジュエラーはかなりの末脚を披露してくれました。3、4コーナーまでシゲルをラップを追撃しない後方待機ですから、展開が嵌った面もありそうですけどね。鞍上デムーロは他馬を気にする、こわがるところがあったとコメントしているようです。直線取った進路を見ると、そのあたりのストレスを上手く避けたとも言えそう。桜花賞が1強ではなくなった?少なくとも年末より楽しみが増えてきたように思っています。


もう一頭の牝馬、ラルクを本命にしました。スタートが立ち遅れ気味、道中も数度接触があった影響かスムーズな追走ではなかったようです。次走以降で巻き返してくる可能性はまだまだ十分と思っていますが、距離は伸ばしたほうがよいようにも。

ロッテンマイヤーの新馬戦にも感じたことですが、コンパクトに筋肉のついた脚長のスタイルできれいにストライドを伸ばすタイプは、スタミナが問われたり急な加速が問われたときに脆さが出てしまう可能性はある認識。新馬が鮮やかな分、ということだと思っているのですが、残念ではあります。ポテンシャルに賭けるいつもの癖なのは知っていますけどね。


アストラエンブレムは絶好の内容とみました。これで差し切れないわけですので、クラシック戦線で狙っていくにはペースに注文がつきそう。4コーナーのポジショニングを確認した瞬間は勝ったと思ったんですけどね。

ピースマインドは、何ともいえません。かかり気味にいって落ち着いたように見えていましたが、直線早々に失速。これまでで一番パフォーマンスの下がる結果になってしまいました。序盤、シゲルにパスされるまでに力み過ぎたのかな。戦前は控える競馬を経験させたい旨陣営のコメントがありましたが、こちらも残念な、というよりかなりマイナスな経験になってしまったように映っています。



フェアリーSも少々。

といっても勝ったビービーバーレル、3着のダイワダッチェス以外はごちゃっとした展開に巻き込まれてしまった様子。公式レースラップを記載しますが、このレースの語り口としてはあまりそぐわないかな。
12.4-11.3-11.8-12.0-12.1-11.6-11.2-11.9

先手を取る石橋の判断が奏効したという認識です。あまり中盤のラップをいじらなかったことも、しっかりしたフィニッシュにつながったのでしょう。すでに各方面で語られ切ってしまっている感がありますが、中舘厩舎の初重賞。逃げ切りでの達成はとても感慨深いですね。

2着ダイワドレッサーはクードラパンに蓋をされる場面が2度3度。これがなければ、とまではいかないでしょうが、スムーズであったなら少し違う展開もあったかもしれません。ラストの伸び脚はよかったですね。


斜行をとられたコパノマリーン。パトロールフィルムでみるとジョッキー田中勝春の判断ひとつのように見えました。直線に向いて直前にいたダイワドレッサー三浦はゴールまで右鞭。それを確認していたのかいなかったのか、ひとつ外の真横にいたレッドシルヴィをパスしきることなく外へ展開、というより押圧。ダイワドレッサーと一緒に外に展開していますから前はなかなか開きませんよね。ようやくダイワの外にでるあたりで鞍下が外に膨れますが、ここは鞍上が制御できない急な動きであったようです。

この合わせ技で後続の玉突き事故が発生してしまいました。脚がなかったとはいえ、ハマヒルガオあたりはかなり後方の外々へ吹っ飛んでいってしまいました。

肩を入れてドリブルするような、強引な進路の主張があったようにも。最初の被害馬レッドシルヴィの鞍上は同日騎乗停止をとられたコントレラスですから、もう何とも。ラフな雰囲気が進んでしまうことを懸念しないといけないですかねぇ。あ、レッドシルヴィについてかなり一方的に被害を受けてしまっていますので、このレースだけでコントレラスがあーだこーだ、というつもりはありません。もちろん。

明け3歳牝馬の重賞とはいえ、もう少しコントロールの効いた内容が見たかった、と苦言めいたことを書いておきますよいちおう。だってねぇ、あれがなければ、これがなければ、という回顧は面白くないですから。ふむ。



あー、いちおう福寿草特別についても。ロイカバードが武豊らしい差し切りで2勝目。残り4ハロンから加速するレースラップを1ハロン弱待ってからの追撃でした。確かに京都内回りで強い内容なのですが、若干カラダに余裕がないようにも。筋肉はついているのですが、腹回りが少し、ね。でもレースを重ねながら細いラインがしっかりしてきている印象もあり。

次走はきさらぎ賞、サトノダイヤモンドと再戦らしいのでそこが試金石になるでしょう。この福寿草特別が理想形だと重賞戦線では頭打ちになってしまうでしょうけどね、楽しみな1頭ですので、まずは順調に。いまのところのパフォーマンスと戦歴から、ちょっとトーセンスターダムっぽい印象を覚え始めてもいます。



最後に。

月曜の競馬はさらりとかつ事前に予想と馬券を済ませて、夕方前には馬事公苑近辺へ。関東装蹄師会が毎年開催している馬学講座へ参加してきました。昨年も参加していまして、その様子は以下の通りです。
more than a DECADE 第18回公開馬学講座

今回の雑感も改めて書くつもりでいるのですが、今週は余裕あるかなー。印象が鮮明なうちに書いておきたいと思っています。

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2016.01.07


モーリスでまとまりましたね。納得でございます。

春秋マイルG1を制して香港マイルを獲ったわけですから、いまいま考えうるマイラーの戦歴としては最上位でしょう。国内でG1を3つ獲った馬はいませんしね。妥当な結果と思っています。

JRAの発表はこちら。
「2015年度JRA賞」決定!年度代表馬はモーリス号! JRA

そして票の内訳はこちら。
2015年度JRA賞競走馬部門 記者投票集計結果 JRA

年度代表馬への投票、モーリスは74%近くの獲得票でした。個人的にはこの数値、「頃合い」と映っていまして。中距離戦線を重んじるバイアスはまだまだ残っていますからね、ラブリーデイへの一定の票数はあるだろうなーなどとふよふよと思っていました。

同じくマイルを制して年度代表馬となったのはタイキシャトル。その1998年をちゃんと調べてみましたが、そうですねこの年はサイレンススズカの年でもありましたね。ジャパンカップと有馬記念を3歳馬が制する結果でしたし、中距離の古馬を評価しきれない状況がタイキシャトルの背中を押したともいえるでしょうか。

最優秀古馬牡馬でモーリスの獲得票は約40%。ざっくりした印象ですが、決して一方的な中距離偏重でもなくなっているのでは。タイキシャトルの時のほうが(マイラーでも)やむなしという空気があったように思っています。


あとは、その年の馬の中での最優秀を選出するわけですから、「該当馬なし」という選択は避けてほしい、とは毎年思うところです。と訴え続けるのもくどいですかね。…選出方法についてぎゃあぎゃあ話するのもまた楽し、とはこの部分についてはあまり思えずでして。その年をちゃんと評価してほしいなぁ。


ミッキークイーン満票は何やら鼻高々ですしw ハートレーの2票にはホープフルSの価値が膨らんでいく静かな胎動を感じたりもしています。最優秀ダートホースは相変わらず交流重賞の立ち位置がはっきりしていないことを浮き彫りにしていますし。ちゃんといまを反映しているという意味ではよい結果なのかなと。…俯瞰が過ぎますかねw



最後に。

私の年度代表馬。ハッシュタグ付きでツイートしましたが、春の2冠に思い入れがある分、19票のドゥラメンテにもう1票足しておければと思っています。やっぱり圧倒的なパフォーマンスを見せてかつ、その先が楽しみになるダービー馬の存在は大きいですよ。ディープインパクトやオルフェーヴルと同等の高揚感。ケガがなければどうなっていたでしょう。

中山記念での復帰と聞いていますので、楽しみに待ちたいと思います。そう、このわくわくして待てることが何とも有難いですねー。

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2016.01.06


ヤマカツエースの立ち回り、お見事でした。

2番手にスピリッツミノルでしたか。これがマイネルフロストに大いに追い風になりました。ただし、単に展開に恵まれただけでなく松岡のラップメイクも味わい深かったようです。いやー、やっぱり仕事始まっちゃってからですとちゃんと予想できないですねーと言い訳はしておきますw

公式レースラップです。
12.7-11.1-13.4-12.3-12.8-12.3-12.3-11.8-11.1-11.4

1コーナーで13.4、2コーナーにかけて12.3。2コーナーで単騎逃げかつ縦長かつスロー、という隊列ができあがりましたが、この1.1秒の加速をスピリッツミノルが追いかけなかったことがこのシチュエーションを招いたと読み取れます。2コーナーの加速では追いかけにくいですよね。新馬戦のように中弛んだラップですが、端的なスローではなく緩急をつけるポイントを押さえた松岡のヘッドワークが大きく奏効したレースという印象です。

ヤマカツエースはこれを地力で捉えきったわけですから、力を示したといえそう。池添も1コーナーまでにしっかり前目のポジショニング。手堅くもペースに左右されない強さを見せてくれました。

それより後ろにポジショニングした馬はどうしても着順が上がらない競馬。フルーキーはよく差を詰めたと思いますし、ブライトエンブレムは溜め殺す結果になってしまいました。その中で、ライズトゥフェイムの4着はかなり好印象。石川のタイミングが信頼できますねー。大外枠から1コーナーまでを深追いせず、何より内をしっかり締めての4コーナーのコーナリング。上がり最速の32.6は的確なリードが引き出したものと理解しております。先々楽しみなジョッキーですね。



京都金杯も少々。

こちらも流れに乗ったウインプリメーラがきっちり抜け出しての勝利。ステイゴールドと京都外回り1600ってあまり強く相関したイメージがないんですけどね。その分評価が上げられなかったというのが個人的な感想。いや、データを元にしていませんので、あとで調べておかないとですね。

公式レースラップです。
12.3-10.9-11.4-12.2-11.6-11.3-11.6-11.7

中山金杯とは異なり、残り4ハロンからラップが上がる展開。タフな末脚が求められたようです。残り1ハロンまでは逃げたニンジャがラップを引っ張っていますので前残りの展開でもありました。

勝ったウインプリメーラはこれを追いかけ過ぎない程度に先行。抜け出すタイミングは川田の判断を褒めるべきでしょう。53kgも活かせたのでしょうね。3番人気は皆さんお上手ということでw

テイエムタイホー、ミッキーラブソングはタンザナイトSの1、2着。先行策は今回と変わらないですし、京都マイルの先行策という点でいったん検討していたんですけどねー。馬場のバイアスをもっと強く捉えるべきでした。特にテイエムタイホーは前走着順を落としたことで人気の盲点になっていたかな。これも15時にウインズにいられれば、などと言い訳めいてしまいますですねw

一方、先団が早くから加速し始めて止まらない展開ですから、後方待機した馬が軒並み差し損ねるのはやむを得ないといえそうです。個人的にはほぼ中団で立ち回ったエイシンブルズアイが基準になるかなと。若干スムーズではない道中でしたがラストまでしっかり脚を使いきっているように見えていますのでね。これより前でレースを進めたか、これより控えて進めたか。レース映像を観ながらエイシンの前後で見えない線を引いてみてください。

控えた馬は34秒フラットに近い上がりを計時しながら着順を上げられませんでした。トーセンスターダム、マジェスティハーツ、オメガヴェンデッタ、ダイワマッジョーレあたりが該当するでしょうか。次走以降、馬場と展開ひとつであっさり巻き返して来る可能性はありそうです。今回はペースと馬場にスポイルされた、という認識でよいと思っています。

もったいなかったのはエキストラエンド。スタートはまぁまぁ決まりましたが、テイエムタイホーに前にはいられてポジションをあげられなかったでしょうか。その後インに寄せ、メイショウマンボの真後ろにはいって4コーナーでは最内で位置を下げる格好に。そこからメンバー最速33.4で7着まで押し上げてきました。待機策の分インにこだわるのは妥当と思いますが、どう捌いてくるかをイメージしながらメイショウマンボの後ろにはいったのか。いわゆる、へぐった、でよいと思っています。



最後に。

2016年、初当たりはなりませんでした。中山金杯はヤマカツ本命も2着抜け、京都金杯はオメガ本命という見当外れ。うーむ、いろいろ精進しなければいけませんね。とりあえず職場で昼休みちゃちゃっとPATで済ますのは、あまりいいことがないのかなw 昨年はけっこう府中に通っていましたし、ウインズにしてもパドックから返し馬からじっくり見極めたほうが当たっている認識がありまして。

…いや、相馬眼とは違うと思っているんですけどね。メンバー、展開、馬場状態、コース、枠順。このレースはどのファクターが優位になるだろう、という点を補正できる時間が取れるほど予想が鮮明になるといいますか。このやり方は効率わるいんですけど、楽しいんですよね。でも時間がない中でも楽しめる予想の手順を体得できるとよいのか。今年はそんなことも考えながら取っ組み合おうかな、などと思っているところです。

では、本年もよろしくお願いいたしまーす。

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