2016.08.27


マカヒキ、調整は順調のようですね。

アムステルダム経由でシャンティイに到着。直行便ってなかったんでしたっけ。長旅になった分が心配でしたが大きな影響はなさそう。日本での調整はうまく進んでいたようですので、ここからですね。ニエル賞まで2週間ほどでしょうから、凱旋門賞もそろそろといっていいでしょうか。

帯同馬はマイフリヴァ?と思って検索。同じ厩舎同じオーナーでSmart Strikeの1勝馬。京都ダート1800で逃げ切れず 3着、という映像は確認いたしました。今年の出走実績がないので、調教パートナーというよりはダービー馬のメンタル面へのフォローという意味合いが強いものと想像しています。オルフェーヴルの時のアヴェンティーノのようであれば頼もしい限りですが、そのあたりの話がもう少し聞こえてくると素敵です。



レパードSの投稿から1週スキップしておりました。週1のリズムが崩れているのは4年に1度の祭典のせいでしょうw 熱戦が続いていましたからねー。個人的にはリオ>高校野球でしたが、夜行バスで大阪に繰り出したりシン・ゴジラを観に行ったり星空を堪能したり、競馬以外に費やす時間が増えていたのは確か。情報は追いかけているものの特に予想にかける時間が減っていました。

時間を割いていない分、細かい情報や精度のある見通しなどでわくわくできないのは確かなのですが、無理なく自然とシフトダウンした格好ですからちょうどいいのかな。関心の高さと生活の時間配分が比例していなくても大丈夫だったのはちょっと不思議な感覚でした。

夏にペースを落として秋に向けてピーキングしていくのもよいですね。…単なるファンも長く続けるとアスリート然とした境地に至るようですw



レース結果含め、気になったことをちらほらと。


遅ればせながらの関屋記念はヤングマンパワー。

戸崎の余裕はリーディングであることが好循環を生んでいる証拠と受け取っています。ニュース記事ではモーリス不在のマイル戦線の主役?という触れ方もありましたが、んー、今回の馬場とペースに適応できた、というところに留めておくのが頃合いかなと思っています。次走は富士Sのようですので、G1に向けての試金石になるものと思っています。

ダノンリバティが押し切っていていい展開。先行策は松若のいい判断でした。ただ、早めに目標(ロサギガンティア)の脚が上がってしまったことを敗因に挙げていまして、手の内を晒してしまうコメントとも、判断の甘さを吐露するコメントとも取れてしまいました。着差も着差ですし、残念です、だけでよいようにも思っています。



武邦彦氏、逝去。

今年にはいってから体調を崩されていたようで、ユタカは海外遠征を繰り返しながら気に留める日々だったことが窺えます。家族のサポートは様々ですからね、想像するばかりですけれども。

競馬を初めた頃に読み漁った本で過去の名勝負に登場するジョッキー。トウショウボーイしかり、ロンングエースしかり、キタノカチドキしかり、インターグシケンしかり。魔術師、名人、絹糸一本で馬を操る。…活字からはいったためでしょうね、こうした形容詞で語られることに特に違和感などを覚えることはありませんでした。リアルタイムで認識したのはオースミタイクーンのマイラーズCでしょうね。

「ターフのヒーロー」というユタカのDVDシリーズから、タケクニさんの調教師引退に合わせた回を引っ張り出してきて視聴。新鮮でしたね〜。2009年頃の発売で、その当時観ているはずなのですけどね。

DVDは父子のG1 を比較しながらコメントを重ねていく構成。まぁー、インターグシケンとスーパークリークの4コーナーはよく似ております。ユタカがレース中にインターグシケンを思い出したと話していますから、そりゃ似ても不思議はないのかもしれません。

どれだけ負荷をかけずに先行するか、がタケクニさんが価値をおくところだったようです。もう少し前に付けたほうがいい、と息子の騎乗にぼやいていることは以前から承知していましたがw 改めて映像で見るとそのポリシーがよく伝わってきます。時代が違うから、と前置きするなど、コメントの間合いやトーンの端々に息子への配慮も覗いておりましたよ。

ユタカの好騎乗は?と問われてめちゃめちゃ言葉を濁しながらも、最近では、と前置きしてメイショウサムソンの天皇賞秋を挙げられていたあたり、武邦彦の美意識が垣間見えたように思っています。戦術、戦略だけでなくオーナーとの関係性も含めて、ですね。

トウショウボーイは良馬場だったら強い、重馬場だとね、と鞍下の特徴を言い切ることは、その馬の評価を守ることにつながっているでしょう。正確な描写より価値を損ねないコメントの出し方、敗因を騎手目線の描写で柔らかくフォローするその佇まいは息子にも影響を与えているように思います。

いつか来る瞬間とはいえ、やはり残念ではあり。どうぞ安らかに、お休みください。



凱旋門賞へのプレップレース、というにはまだ先ですが。

英インターナショナルSをポストポンドが制して1番人気は譲らない格好のようですが、3歳馬にも英愛ダービー馬ハーザンドや、仏オークス馬で先日G2ノネット賞を勝ち8戦無敗のラクレソニエールなど、マカヒキのライバルとなる各馬も順調。キングジョージを逃げ切ったハイランドリールはBCともJCとも。凱旋門賞ではなさそうですね。

Racing UKが配信しているツイートとYouTubeを追いかけると欧州の主要G1はしっかりフォローできますからね。馬券も買えるようになりますし、何より追いかけるのが楽しい限り。ドゥラメンテがいたらなぁ、とは思いますけどね。キングジョージの結果を観たときはなおさら。ミルコがあの逃げをどう追い詰めたか。ねー。

ポストポンドとラクレソニエールは上記レースからArcに直行のようですので、マカヒキとは本番で初手合わせになるのかな。伏兵の台頭もあるでしょうし、まだまだ注視していきたいと思います。



ジョアン・モレイラ。やって来ましたね。

印象的だったのは札幌日刊スポーツ杯のウムブルフ。道中がっちり抑えられての追走。けっこうな逸る気持ちを、ムキムキな上腕と背筋でがっちり抑え込む姿は凄かった。口の中、血が滲んでいましたから馬が痛くて加減したかも?しれません。結果として3、4コーナーで進出する姿に勝利を確信できました。

しなやかさというよりパワーのコントロールに長けている、と評したほうがよいでしょうか。馬のパワーの出し入れもそうですし、自身の筋力の使いどころも。もちろんパワーだけではあのパフォーマンスにはならないでしょうが、強いフィジカルを兼備しているのは大きいですね。

今週のWASJ(まだWSJSの語感から抜け出せていませんねー)、昨年のイメージをスライドさせるのは安易と思いますが、楽しみです。あー、エスピノーザがパスポートなくさなければなおよかったんですけどねw



最後に。

迷っていたモーリスが、次走を天皇賞秋に定めました。つい先ほど復帰初勝利を飾ったライアン・ムーアを鞍上に迎えるとのこと。秋はそのあとの香港と合わせて、2戦。
今季で引退とのことですので、生モーリスは府中しかないか。エイシンヒカリ、ネオリアリズム、リオンディーズ、ラブリーデイ、リアルスティール、サトノクラウン。…書き損ねはあったかしらw 豪華な天皇賞になりそうです。

まだまだ暑いですし、引き続き台風の動向は気がかりですが、秋のローテーションが聞こえてくるとまたわくわく感が増してきますね。

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2016.08.22


ネオリアリズムの逃げ切りでした。

週中からの台風で馬場状態にだいぶ影響がでましたが(北海道は馬産地も含め大変の様子。お見舞い申し上げます)、ことレースについては先手を取ることが決め手になりました。確かに逃げたい馬がいないメンバー構成。スタートしてからマイネルフロストやダンツキャンサーの鞍上が「オレ?」といわんばかりの間をつくっておりました。ルメールも内枠の様子を見ながら、ゴール板の手前あたりからでしょうか、先手を取り切る判断にしたようです。

公式レースラップです。
12.7-10.9-12.0-12.2-12.1-12.2-12.7-12.5-12.1-12.3

10.9で機先を制して、12秒ちょいのラップを継続して後続をけん制し、捲るには早すぎる800-600あたりで溜めを作って、小回りの4コーナーでセーフティリードを確保しにかかる。…こうして書くと完璧ですねw トウケイヘイローの逃げ切りとはだいぶ違いますが、鞍上のヘッドワークが勝利を引き寄せた点は共通しているでしょう。函館代替だった札幌記念の分析は以下にて。
more than a DECADE 札幌記念

サンスポのレース回顧記事で確認していますが、ルメール曰く「ジョーカー(奥の手)を使った」。レース直後は僚馬モーリスに向けて遅くなりすぎないよう(少しでも折り合いがつきやすいよう)、かつ自身の好走の可能性も兼ねての逃げ、という受け止め方をしていましたが、この表現をそのまま受け止めると、いわゆるラビット的な役割は求められていなかったようですね。渋った馬場では差しにくいラップ構成でもありますし、これはルメールの戦略勝ちとみてよさそうです。

ひとつひとつ積み重ねるような戦歴は、中山で初重賞を獲るまでのモーリスに重なっています。こういうところに堀厩舎のストロングポイントが表れているのでしょう。ルメールは大きいところを狙えるとコメントしていますが、ジョーカーを使えたのは人気薄だからとも言えそうですしね。荒れた洋芝での実績が秋のG1戦線でどう活かせるか。エピファネイアのジャパンカップのような年もありますからね、注意して見ていきたいと思います。


人気を集めたモーリスは2着。距離延長がどうか、という注目のされ方でしたが、結果は微妙なものになりました。ここでいう距離延長にかかる課題は、2000のペースをゆっくり追走できるか、ということだと理解していましたが、1、2コーナーは結構力んで走っていたように見えています。前走よりははるかにマシでしたが、モレイラの上体も上下していましたからね。ここでスタミナをロスしたことは馬場状態と合わせて敗因といえそうです。

モレイラの1コーナーでの所作、何度も右後ろを振り返ってスーパームーンに「前にはいるよ」というサインを送っていました。このはっきりとしたウインカー、ダンツキャンサーの後ろにはいるためでしょうね。何とか壁を作って折り合いたかった。コーナリングの妙もあり、ある程度望んだタイミングでその壁は作れたように思っています。

3、4コーナーでは行きっぷりのいまいちなところを見せていました。緩い馬場でジリジリ脚をつかう展開はG1タイトルを獲ってからは初めてでしょうし、府中や京都のG1を想定するなら、馬場とフォームという切り口ではあまり悲観するところはないと思っています。軽めの馬場でこそ活かせる末脚とスタミナ、ということなのでしょう。

むしろ、道中しっかり抑えて最後に脚をのばす、というレースを一度できたことは大きかったのではないかと。やはり道中で折り合いを欠くレースの経験は、取り戻すためのひと手間を増やしてしまいますね。前半からネオリアリズムを追いかければ、今回だけの勝ちはあったかもしれません。着順をまとめつつ距離延長を展望できるようにバトンをつないだあたりに、鞍上モレイラの価値があったと思っています。

改めて、検疫厩舎での調整という難しいミッションに挑戦する必然性を思ってしまいますねー。取るべきリスクだったのかという。安田記念をパスしていれば、よりスムーズに距離延長へ挑むことができたかもしれません。たらればですけどね、反省のないオーナーシップであったのなら興ざめするばかりですのでね。いずれにしても、わくわくする次走の提案を待ちたいと思っています。


3着レインボーラインは想像以上のパフォーマンス。NHKマイルと同じようなリズムと無欲さで3着を取りました。ダービー後からもうひとつ成長があったように見えますね。軽い馬場で古馬相手にどうかはまだ未知数ですが、秋が楽しみになりました。やっぱり東京スポーツ杯で本命は早過ぎたみたいですねw

ヌーヴォレコルトは踏ん張った4着。馬場状態からすると最内枠はあまりプラスに働かなかったのでしょう。展開面でのスイートスポットと着順がうまく噛み合わないように見えていますが、陣営が積極的に牡馬にチャレンジしていることが大きいでしょうか。しっかり地力は示していると思っていますし、武豊から吉田隼人への乗り替わりもレースの前後で気になるところはありませんでした。ここでピークでは困ってしまいますものね。秋のBC遠征、うまくいってほしいと思っています。



最後に。

記事の投稿、1週空いてしまいました。途中まで書いたものがあるにはあるのですが、じっくり書く時間をとることに拘らず時間の使っていましたね。夏季休暇もありましたし、リラックス重視で過ごしておりました。そりゃあ競馬もインプットの比率があがりますね。といいつつ、ほぼ週一のペースを崩していることは気になってみたり。時系列は前後しますが、ここのところの雑感、ひとつ投稿しておこうと思っています。…まぁオリンピックと高校野球とシン・ゴジラだって素直にいえばいいんですけどねw

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2016.08.08


グレンツェントがきっちり捉えました。

ケイティブレイブの単騎逃げが明らかになるのを見届けながら、戸崎はしっかり手を打っていた様に見えました。

先行馬の勢いを見ながら、負荷を少なくしながらの前めのポジショニング。前走のユニコーンSで後ろ過ぎた反省が陣営にはあったようですし、まして新潟ダート1800で1番人気の武豊が逃げますからね、そりゃあ射程圏内を意識して前々で運ぶことが前提になりますね。また1~2コーナーで最内にいれなかったこと、ペースが落ちてくる2コーナーあたりからひとつポジションを上げにいったこと。武豊のラップメイクをある程度予想していたからこその動きとも受け取れます。

それでもケイティブレイブのもろもろのアドバンテージは大きいと読んだんですけどね。ゴール前、思った以上にしっかり捕まった格好でした。これは勝ったグレンツェントと戸崎の運び方を褒めるべきでしょうね。何か今年の産経大阪杯によく似ている気がしています。

公式レースラップです。
12.5-11.0-12.1-12.6-12.5-12.6-12.5-12.1-12.7

きれいなラップですねぇ。これで粘りきれなかったわけですから、ケイティブレイブは現状では力負けといっていいのでしょう。気持ち時計のかかる馬場と見てはいるのですが、それも折り込んでの鞍上のペース配分でしょうからね。

兵庫チャンピオンシップではユニコーンS勝ちのゴールドドリームに先着していますが、深くて小回りのダートですから東京1600とは逆の適性。ゴールドドリームにマイナスが大きかったと考えると、兵庫のパフォーマンスで即抜けた存在とは言い切れない、…というあたりはジャパンダートダービーですでにわかっている話ですね。

そうですねー、レース回顧からは外れますが、兵庫を勝つとこの時期の同世代では数少ないダート重賞勝ち馬と呼ばれてしまうんですよね。この選択肢の少なさは改めて検討してほしいポイントと思います。バルダッサーレのような、制度上ある意味やむを得ない(オーナーはしっかり狙っていたようですが)移籍による活路、といった動きがもう少しきれいになると面白さも増すでしょう。ジャパンダートダービーという目標に至るまでのローテーション、ダート路線も整備されてほしいところです。

グレンツェントの青竜Sでのパフォーマンスはよく覚えていましたので、折り返しの馬単でなんとか的中。改めて、アルーアキャロルの戦線離脱はもったいなかったなぁと思いますね。ラニ、アルーアキャロルがいたら、ジャパンダートダービーの質はけっこうかわったかもしれませんね。

今秋のチャンピオンズカップでグレンツェントがどこまでやれるかはまだなんとも。秋緒戦がどこになるか、楽しみにしたいと思います。



小倉記念はクランモンタナ。

和田のファインプレーといいますか、追いっぱなしといいますか。勝因は追いっぱなしでよいのでしょうw 特に直線の追い方、かかとを上げ、かなり前めに体重をかけて、腰を入れて速いピッチで追うアクション。すごかったですねー。自身が馬の首の筋肉を肩代わりするようなカラダの使い方、とでも表現すれば適当でしょうか。勝ち方を観る限り、これが必要だったのでしょうね。

公式レースラップです。
12.5-11.7-12.0-12.5-11.8-11.8-11.6-11.7-11.8-12.6

地味に効いていたのは1コーナーの少し手前、ちょっと外にハンドルを切って逃げるメイショウナルトの真後ろを外し、後ろにいたテイエムイナズマの進路を切ったこと。これで2番手での追走がほぼ決まりました。あの追っ付け方ですから、他馬に前にはいられる可能性が明確に消えたことはよかったのかなと。

比較的速いペースで流れたこともプラスに働いたでしょうか。2~4着は待機勢ですので、自身の息の長さを活かしきった運び方になったのでしょう。それを引き出そうとしてしっかり引き出した和田のファインプレーでいいのか、やっぱりw

ベルーフは気性と脚質から、こういう惜敗が続いてしまいそうな予感。ダコールは早め抜け出しを避ける意識が敗因でしょうか、マーティンボロをパスするタイミングが時遅しでした。エキストラエンドは直線だけに賭けての3着、これは浜中の狙いであったでしょう。

気になるのはサトノラーゼン。ダービー2着の実績が重くのしかかるような敗戦でした。なんといいますか、ギアがあがっていないといいますか、ワンペースでフィニッシュしてしまった様子。岩田の乗り方がどうこうではないように思っています。しばらくもがくことになってしまいそうですね。



最後に。

オリンピックも甲子園も始まりましたので、なかなかテレビをつけている時間が長くなっております。アスリートのピーキングについてエピソードを聞きながら、そういえば競走馬のアスリート感も増したのかなー、などと思っていたり。たとえば条件馬とG1を狙う馬では仕上げ方は異なるでしょうし、モーリスのローテーションと鞍上のスイッチあたりは目標に対する準備(=ピーキング)と受け取れば納得するところかな、とか。

地上波だと選手の心情やご家族など、取り巻くストーリーにフォーカスした紹介になりがちですが(ちょっと過剰かなとも)、こうしたピークに向けてどんな準備をしてきたかを少し突っ込んで解説してくれると見方も変わりますよね。充実した解説があるとより楽しめるなーなどと思って観ているところです。…昨今の競馬中継へのけん制、になってしまうかしらんw

まずは夜更かしし過ぎないようにしないといけませんね。

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2016.08.01


ベルカント、連覇成りました。

フジの中継のレース後解説で触れていた通り、内枠スタートからすーっと外枠に寄せていくデムーロの手綱。前が詰まるたびに強く左右に切り替えしていたプリンセスムーンとのコントラストは大きい印象があります。プリンセスムーンの切り返しはラスト2ハロンを切ってからですから、そこは踏まえておかないといけないですけどね。コースを確保するまでに負荷が少なかったことは大きな勝因だったと思います。

公式レースラップです。
12.0-10.2-10.6-10.1-11.2

ちなみに昨年はこう。
12.1-10.0-10.4-10.1-11.5

走破タイムは一緒。5ハロンのバランスは前年とほぼ変わりませんね。相違点は番手から進めたこと。無理にハナにいかなかったことでかえってデムーロのリードは昨年と似通ったリズムになった印象があります。ネロとの兼ね合い。お互いがリズムを重視したでしょうか、ある意味秩序のある、昨年より0.2遅い2ハロン目となりました。10.0と10.2は大きい違いですね。同じ0.2でも、たとえばレース中盤の12.0と12.2の差とは全く意味が異なるでしょうから。

ラスト1ハロンはお互いに馬体を併せての凌ぎ合い。このあたりは先手を取りに行った分、ネロに苦しい面があったかもしれません。馬体を併せに行ったために外ラチから離れていましたしね。それでも不利なくロスなくという内田のリードもお見事だったと思っています。

プリンセスムーンは想像以上の先行策。2ハロン目にもしっかり主張していたことは、鞍上の戦略、直線1000mに対する見立ての表れと思っています。結果、有力馬の前残りですからね、それに対しての戦略と捉えれば妥当な見立てであったでしょう。惜しいのは先ほども書いた切り返し。レースを進めながらコースをいかに確保するか。これは難しいところなんでしょうけどね。大きなアクションで切り返す前に、スパートの前に進路を確保できれば…、というのはあくまで外野の願望でしょうか。外枠が当たっていればまた違ったかもしれませんが、あの枠だったからこそポジションを取りに行く大胆さが発揮できたともいえますし。

ベルカントの次走は小倉とのこと。年内で引退し、来春はキズナを種付け、というところまで報道されていました。先々まで決まり過ぎですかねw でもファンの側もどう見守っていくかという目線が定まりますから、よいことかもしれません。記録達成直前のイチローが先発メンバーとツイートされていれば球場には向かいやすいでしょうしねw



クイーンSはマコトブリジャール。

結果的には福島牝馬の1、2着がそのまま再現となりました。内枠を引いた時点で四位の戦略は決まっていたようですね。リラヴァティ、シャルールの並びが決まった時点で、その直後がベストポジションだなーと思ってみていました。ロッテンマイヤー推しでしたのでうらやましさが強かったですね、ええw

公式レースラップです。
12.5-11.6-12.4-12.6-12.4-11.9-11.6-11.2-11.5

前半はリラヴァティが、そして後半はシャルールがペースを握ったと見えています。あ、いや、終始横山といったほうがいいでしょうか。ロッテンマイヤー池添の手が少しずつ動き出したあたり、残り1000から800あたりのペースが徐々に上がっていく展開は、横山の溜めが絶妙に効いていたでしょう。天皇賞春よろしく、捲れない加速ラップでしょうね。この展開を看取ししっかり嵌めてきたベテランの1、2着ですから、納得するばかりでございます、はい。

ロッテンマイヤーは出負け気味。中団から仕掛けのタイミングを窺うポジションに落ち着きました。1コーナーで外に展開したあたりはあの場面なりの賢明な判断だったと思っていますが、スローで且つ差し脚勝負では厳しかったでしょう。新馬から1度も上がり最速で走ったことがない馬ですからね、先行してペースを握れるタイプにする方が賢明な気もしています。この負けで人気を背負わず次走に臨めるでしょうから、完成形から逆算しての組み立てがどうなるか、見守るレースが2つ3つ続くと構えておきます。

レッドリヴェールは前走から一転しての待機策。ナムラアンともども、上がり勝負には向かない展開になりましたので、今回はスポイルという理解でよいと思っています。



最後に。

netkeibaの「ホースマンルーム」、主にジョッキーコラムのコーナーなのですが、最近気にしているコラムが2つありまして。ひとつは長く続いている福永の「祐言実行」、もうひとつは藤岡佑介の対談コーナー「with 佑」。どちらも観戦しているだけでは分からないジョッキーの体感や判断について触れる言葉が多く、興味深く読んでいます。ジョッキーが自分たちのプレイを解説することになるわけで、これは武豊TV以降はよりポピュラーになったような印象があります。

もちろん悪いことではないのですが、プレイヤーと評論がそれぞれ両立しているほうが健全じゃないか、ジョッキーの解説しか重宝されなくなっていく懸念はないのか、などと余計な老婆心が芽生えてしまいました。応援する側に良質なウオッチャーが増えることも業界が太く続いていくポイントかなと思いつつ、その自意識が強くなりすぎないようにバランスよく。…考えすぎかしら。年季がはいると観る側も難しくなっちゃうんですかねw

都知事戦の番組を観ながら、ちょっとそんなことを考えた次第です。もう少しまとまった言葉になるようなら書いておこうかな。完全に余計なお世話な言葉が並びそうですが、夏季休暇も取れそうですしね。鋭意検討いたします。

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