2017.09.23


ミッキースワローの見事な差し切りでした。

道中いつでも左にハンドルを切れるポジションをキープしたルメールの安全運転を見越したかのように、徐々にそのインへ誘導していくドライビング。中山の中距離、4コーナーで溜める形にはなりにくいですよね。一回左後ろに首を向けたのはルメールがアルアインに加速を促した直後。隣が空きましたからそこからアルアインの外に、遠心力に逆らわずに持ち出しました。すばらしきかな横山。いやーエロかったですねーw

鞍上にとっては思った以上の切れ味だった様子。神戸新聞杯の結果を待つ必要はありますが、これで菊花賞が楽しみになってきました。


公式レースラップです。
12.3-11.1-12.4-13.1-12.9-12.8-12.1-12.0-11.7-11.3-11.0

台風が過ぎての良馬場。当日は新馬からメインまで加速ラップが多く出現していました。残り1000以前から一貫した加速ラップで、かつ11.0が計時できるわけですから、なにより馬場の良化が早かったことが窺えますね。都内ですが夜中はものすごい雨風だったんですけどね。

皐月賞馬アルアインは以前よりパンプアップした体つき。休み明けの分仕上げ切っていないという印象も合わせてもちました。ただその皐月賞とはかなり異なる展開になりましたね。前受けして直線で逃げ馬をとらえて突き放したわけですから、内容的には申し分ないでしょう。

菊花賞は、合いますかね。ダービーも向いている舞台ではないと思っていましたが、淀3000はもっと向かないような。予想面では面白くなったと思っています。適鞍、どこでしょう。沙田とか合いそうな気もしますが。

サトノクロニクルは3、4コーナー中間でのもたつきが印象的。もう少し半径の大きいコースのほうがよいのかな。この加速ラップは向かなかったとも受け取っています。3歳秋のハーツクライで内枠、スローなトライアル。あまり俊敏に馬群を捌いてくるイメージが湧かなかったのですが、合っていたでしょうか。

スティッフィリオは見どころ十分。外枠から切符よく先行して、直線先頭から粘りこみました。ペースや脚の使いどころで面白い存在になりそうですが、菊花賞は賞金が足りるのかしら。欲をいえばもうひとつ馬格がほしいところ。ステイゴールドらしいといえばそうですが、直線の加速にもうひとつパワーがほしいなぁと思って見ていました。

人気どころではクリンチャーが着順を下げました。ダービーの敗因でもあった初速に足りないところがそのまま出た格好。内目の枠は被せられ易い分、相当マイナスに捉えておいたほうがよいようです。いまのところ、阪神2200で8枠を引くようなラッキーが必要かな。宝塚記念のゴールドシップになぞらえるのは多方面から苦情をいただきそうですが。



最後に。

レイデオロがジャパンカップ(天皇賞にでるかも?)、アドミラブルは屈腱炎で戦線離脱、スワーヴリチャードは音信不通?でよいでしょうか。ダービー1、2、3着が菊花賞戦線から離れてしまっていましたので、今年はどうなるんだろうと思っていましたが、これで面白くなってきました。

ソウルスターリングが秋華賞回避となっても、ローズSで楽しみが再び増してくるわけですから、何ともわかりやすいものです。秋のG1戦線に向けてローテーションが固まってきますから、どうしても9月は一喜一憂する時期になりますね。

ヤバイのは富士Sではないかと思っています。情報を追いかけている限り、ヤングマンパワー、イスラボニータ、ダノンプラチナ、ロードクエストといった昨年のメンバーに加えて、グランシルク、エアスピネル、サトノアレス、ペルシアンナイトも参戦予定。案外ドスローの前残り決着で拍子抜け、的な結果になりそうな気もしますが、戦前に期待感が膨らむのはとてもよいことと思っています。観る前の期待感がないと映画館には向かいませんものね。例えが違うかな。

10月になれば忙しさも少し抜けると思いますので、存分に時間と労力を費やしたいと思っています。ええ存分に。

その前にコリアカップは書いておこうかなw だいぶ経っててアレですけどね。…まぁセントライトも1週遅れですし、マイペースでまいりましょうか。

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2017.09.18


ラビットランが突き抜けました。

1頭だけ脚色が違いましたねー。台風の進度がゆっくりだったため、何とか持ちこたえたという馬場状態。土曜は降雨のなかでの競馬でしたが、日曜は良馬場に。このあたりは路盤の排水性の賜物でしょうね。

土曜のワグネリアンの上がりが突出していますが(あれはヤバイですね)、後半のレースは頑張って34秒台。そこから含水量は回復したようですね。日曜の芝コンディション、しっかりグリップし続ければ速い上がりが出せるというのが個人的な見立てでした。

そう見立てていたのは職場でして。iPad とRacing Viewer を駆使して仕事の合間でちょいちょいでしたから。ラビットランの前走、7月の中京をローズS後にチェックしている時点でダメダメです。あの力強く持続するピッチは外しちゃダメなやつですよ。やはり仕事が忙しいときは…という言い訳はしたくないんだけどなー。時間が許せばなー。週中にじっくり予習も難しいですしねー。むーん。

公式レースラップです。
12.4-10.9-11.3-11.8-12.2-12.0-11.6-11.3-12.0

一見すると至極普通の良馬場のラップですよね。このラップで先行馬が壊滅し、ファンディーナが持ち堪えられないのは、先の馬場の見立てが合っていたのかなーと振り返っているところです。

ファンディーナ。つばき賞の馬場コンディションと脚の使い方がベストだとすると、皐月賞とローズSはだいぶ苦手な条件、展開だったのでしょう。京都外回りスロー1800というとルージュバックなイメージにもなりますが、もう少しスケールは大きいのではないかと。きれいな良馬場なら秋華賞では見限れないと思っています。少なくとも馬場はだいぶ異なりますからね。

ただ、勝ったラビットランは相当な末脚。京都内回りは連勝を決めた舞台より差しにくいコースと思われますが、少しでも馬場がしぶれば相対的にチャンスが広がるのではないかと。秋華賞に向かっていればソウルスターリング三重丸のつもりだったんですけどね。あとは鞍上、かな。和田と角居厩舎という組み合わせはあまりイメージないですからね。ぜひ継続騎乗でお願いしたいと思います。

カワキタエンカはもう横山のファインプレー。肉を切らせるペースで引っ張りました。ラビットランとは別の意味でこのトラックコンディションにマッチした戦略だったと思います。前走で逃げていたこと(おそらく不本意)が奏功したかな。しかしここまで粘るとは。本番で先行馬が揃っていなければ気をつけないといけないかもですね。

リスグラシューは武豊なトライアルライドで3着。こちらも本番に期待を残す内容でした。ただ夏を越してあまり成長はみられなかったような。ハーツクライの充実期はもう少し先かな…?桜花賞同様、トップスピードに乗るまでに時間を要する点は気になります(すっとポジションを取れないから前が詰まりやすい、という点も含めて)。

穴とみていたのはメイショウオワラでした。よく考えてみたらラビットランも同じリズムで取り上げられるはずなので、自分の雑な事前分析を恥じ入るばかりですが、前走新潟の脚色と母父タイキシャトルに妙味を覚えてピックアップした次第。期待通りの走りはしてくれたと思っています。もうひとつ道中のポジションが後ろだったら、というのはまさにタラレバですね。秋華賞出てきてほしいけど、賞金が足りるかな。



秋華賞の予想、難しくも面白くなってきました。紫苑SとローズS、好対照なラップになりましたしね。個人的にはラビットランが少し抜け出したかな、と思っていますが、まだまだ。

そして今年は誰がどの馬に乗るか、これからの動きに注目が要るでしょう。ディアドラとファンディーナ、岩田がどちらを選ぶことになるのか。アドマイヤミヤビの離脱でルメールがクインマンボへ乗り替わるドタバタな動きがありましたし(ちょっと非情な印象もありますが)、ルメールの動向もこれからになるでしょう。まさか、ファンディーナにルメールとか。高野厩舎は特定のジョッキーに強く依存していない傾向を見て取っていますが、その分あり得るかも?

モズカッチャンもカワキタエンカも和田が乗っていますから、もしもラビットランが乗り替わるなんてことになるなら。もう一度書きましょうか、ここは継続騎乗を望みますよ。そうか、デムーロが引き続きモズカッチャン?というのも確定とはいえないでしょうか。

レーヌミノルの名前を出していませんでしたが、やはり距離のような気がしています。もしも短距離戦線への切り替えがあるようなら、池添はヤマカツグレース?…いろいろ動きがありそうですね。



最後に。

この投稿を書きながら、窓の外にすごい風の音を聞いております。どうやら明け方には関東から離れているようですが、日曜の時点で中山はだいぶ降っていましたからね。月曜の日中の湿度が高いと、馬場はそこまで回復しないかもしれません。こちらも排水性が上がっていますから、セントライト記念までの乾き方とにらめっこする必要がありますね。

クリンチャーに乗る藤岡佑介は、ローズSで最後方から。17番人気のブライトムーンを上がりだけで8着まで押し上げました。ある程度の人気を背負って、こういった思い切った乗り方ができるか。ダービーの二の轍を踏みそうな内枠も含めて、ちょっと注視してみたいと思っています。あ、本命にするかは別ですねw ようやく時間が取れそうですので、じっくり見極めてまいります。


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2017.09.12


サトノダイヤモンド、レース後の状態は問題ないようです。

ルメールのコメント通り、残り150でやめてしまったことがショッキングな負け方とも映ります。結果的に4着でしたが、着順はあまり問題ではないでしょうね。府中で2:24.0のハナ差争いをした馬は、2:35.86の勝ち馬から3馬身以上離されました。いやぁ、なかなかに難しい結果です。

フランスギャロの映像はこちら。
Qatar Prix Foy 2017 - YouTube

また、フランスギャロにルメールのコメントが掲載されていました。
Arc trials quotes from best horses' connections | France Galop

以下、全文引っ張ります。

“I have the impression that everyone is asking questions about the leader, that he ran in bursts. Maybe, but we went at a regular pace with Satono Diamond. He took four or five big breaths during the race, I think that there was a lack of pace in the race as well as a lack of condition in the horse. The ground was not optimal. He hasn’t run since May, and he lacked the necessary resources in the final 200 meters. In these conditions, and against Group 1 horses, we are in our place. This race will bring him on, open up his lungs. I think that he will respond better in three weeks. That aside, if the ground should get even softer, it won’t be ideal for us.”



lack, lack, lack。"not optimal "もほぼ同じ意味でしょうから、ルメールは「不足」という表現を4回使用したことになります。この表現が今回の結果を何より象徴しているのでしょうね。

戸惑うサトノノブレスが引っ張る展開、コメント冒頭でregular だったとフォロー?しつつも、道中4、5回息が入った(=望まないスローペースだった、と読み取れます)ことを示唆。川田…。

雨を含んだ馬場も5月以来のローテーションからくるコンディションも、勝負には十分でなかったというコメント。凱旋門賞に向けたひと叩きである、という前提を滲ませているようにも聞こえますね。

馬場に関連して。以前の凱旋門賞に関連した投稿で、バレーボールとビーチバレーくらい異なる競技という例えを持ち出した記憶があります。排水性を突き詰めた路盤と、エアレーションで微調整されたエクイターフ。この上で最高のパフォーマンスを見せてきた馬には、これまでと相当にかけ離れた条件に直面したものと受け取っています。走りにくそうでしたものね。

個人的な心象は、強いグリップが必要な馬場でピッチを要する加速力勝負、この条件で思った以上に負けてしまったというもの。ピッチにもストライドにも寄っていないフォームがサトノダイヤモンドの特徴でしょうから、その特徴を活かせない条件下での敗戦と理解をしているところです。残り400を待たずに負けを確信していましたし。

…ちょっと別の角度から。セプテンバーしかり、欧州でのディープインパクトのテストケースが増えている状況下で、サトノダイヤモンドの走りはどう映ったでしょう。エイシンヒカリのイメージで評価されているなら、ちょっと期待を裏切ってしまっているような気もしますね。


どうやら、ニエル賞勝ちのクラックスマンもヴェルメイユ賞勝ちのバティールも、凱旋門賞には向かわない様子。バティールは登録自体ないようですし。そうするとやっぱりエネイブルが最右翼ですよねー。フォワ賞勝ち馬のチンギスシークレットは、陣営のコメント通り馬場の悪化で素直に評価をあげるのがよさそう。そうですね、馬場への要望はサトノダイヤモンドとは真逆ですね。

厳しい見通しになったことを前置きとしつつ、凱旋門賞までの3週間、個人的には諸条件がどれくらいlack からfullness に上向くか、という期待感をもって楽しみたいと思っています。大体のlack は顕在化したでしょうから。

直線手前を変えて抵抗する姿からは、悲観する状況にはないだろうと思っています。楽観に過ぎるでしょうかねぇ。まずは無事に。


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2017.09.03


タツゴウゲキが長い直線を粘り切りました。

早めのスタートから逃げ馬を探すような間。ウインガナドルが行ってくれてポジションが整ったようですね。2ハロン目10.9ですから、後続は追いかけにくかったでしょうか。

直線、秋山は外へ外へリード。土曜のバンゴール田辺も同様の戦略でした。そうか、どちらも同じ黒帽でしたね。直線目いっぱい使って、アストラエンブレム以下を退けました。ウインガナドルが4着に粘るスロー、これを前につけられたことが大きな勝因だったと思っています。

公式レースラップはこちら。
12.9-10.9-11.4-11.7-12.1-12.3-12.0-11.4-11.2-12.0

アストラエンブレム。ラストにやめてしまう癖は以前からデムーロが指摘していましたが、そうそうさくっと直るものでもないでしょうね。3戦連続の2着は本来不要な迷いをもたらしてしまいそうです。

こちらの馬券的にはこれを重く見すぎて失敗。単勝1桁人気はアストラを含めて5頭(ルミナスウォリアー、ロイカバード、マイネルフロスト、トーセンバジル)いましたが、トーセンバジルを除いてすべて切っての馬連BOX。タツゴウゲキとカフジプリンスは入れていましたので、なんでしょうね、ゴール前で声がでるわ、ワイドの配当を見てがっくり来るわ、馬券力の足りない様が露呈しておりました。

選んだ馬のなかではロッカフラベイビーが案外だったでしょうか。ちょっとリズムが作れていない印象がありました。前走ロイカバードを目標にしつつ上手く差し脚を伸ばしていましたので、少し不器用なタイプなのかもしれません。

タツゴウゲキはサマーシリーズ優勝。夏に重賞2連勝ですから文句なしですね。ようやく腰がパンとしてきた、どこかでG1にというトレーナーのコメント。おそらくはマーベラスサンデー最後の大物、という表現でよいのでしょう。香港の2000など、いかがでしょうね。



小倉2歳Sも少々。

アサクサゲンキ、これぞ武豊というジェントルなリードに導かれての押し切りでした。内の先行争いを見ながらじわっと追走。4コーナーでも外々を回りながらそのまま進出、早め先頭で押し切る流れはダイアナヘイローによく似ておりましたね。

モズスーパーフレアが先手を取ると構えていましたが、藤田菜七子が行きましたね。オーロスターキスが控え、モズスーパーフレアが控え、少しずつ手綱を動かしながら先頭を奪いました。個人的には逃げのポジションが取れないと思っていたのですが、失礼な読みでしたね。ただ、先頭に立つまでのけん制しあう時間が長かったことはしんがり負けの要因であるでしょう。早くポジションを取って横や後ろをけん制する、というような動きが取れるとよいですね。

ヴァイザーは直線、ショルダーチャージを受けてしまいました。そのあと進路を確保してからはしっかり伸びていましたので、ちょっともったいない一戦になってしまったようです。

こちらも馬連BOXでまいりました。新馬や未勝利勝ちのレース映像を観て、より機敏にピッチを上げられる馬を意識して選択。スタミナの豊富さの見立てからモズは外せませんでしたが、アイアンクロー、バーニングぺスカ、ヴァイザーはしっかり候補に挙げていました。パドックの様子を観てバーニングぺスカを外したのが惜しいところですが、アプローチ自体はあっていたように思っています。

ただ、圧倒的な存在は見て取れなかったかな。アサクサゲンキの次走、おそらく距離を延ばすのでしょうが、そこが試金石でしょうね。



えー、まるっと1週空いてしまったわけですが、海外含めて最新の情報には触れております。
主だったニュースを少々取り上げておきますね。

ウッドウォードSでは本格化?したガンランナーが10馬身差の勝利。いまの悩めるアロゲートなら勝てるかもしれません。一方、ソングバードが脚部不安で引退。「born bruise」は骨挫傷ですから、骨折手前、骨の内部が痛む状態と理解をしています。残念ですが、引き際を見極めた結果でしょう。どちらもブリーダーズカップに向けて一喜一憂させられるニュースでした。

ウィンクスがは強いですね。G2チェルムスフォードSで19連勝。今回もよく差し切ったなぁという内容。もう少し宅に勝てるようリードができないものか、などという見解は野暮でしょうかね。

全日本2歳優駿がケンタッキーダービーの出走馬選定レースに選出。カトレア賞と同ポイントというのはどうなのよ、という意見も目にしましたが、ヒヤシンスS重視という設定のほうに注視すべきでしょうね。これが重賞格上げの布石になるならプラスと捉えてもよいように思っています。いずれにしても実績を見ながら改変されていくルールでしょうから、あとは国内に志のある陣営がいるかどうかかなと。別の背景があればそれはしっかりした評論を目にしたいと思っています。

シルバーステート、屈腱炎。残念の一言です。何年かに一度は、夏のうちに毎日王冠への期待が異常に盛り上がるわけですが、その意味でも残念。引退ではなく再起を目指すようで、ぜひとも無事に。頑張ってほしいと思います。



最後に。

相当以前に、リアクションしたいトピックを簡単にまとめた投稿を試みて挫折した経緯があるのですが、それに近い投稿をやってみようかなと思い始めています。やっぱり書いておくと当時の見立て、評価を読み直せるんですよね。記事をしたためる時間をコンパクトにしつつでも書いておきたい、という我が儘の叶え方としてはわるくないかなぁと。

何も始まらないかもしれませんがw 温かく見守っていただければと思います。

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