2017.10.30


キタサンブラックが力を示しました。凄かった。

前扉に突進してこじ開けるG1・5勝馬がかつていたでしょうか。結局開いた反動で戻ってきた扉に一撃をもらう、さながらコントのようなスタート。そりゃ出遅れますわw

ただそこからの、もう武豊にしかできないリカバリーは凄いの一言。3コーナーでサトノクラウンの進出を追撃し、4コーナーで最内を抜ける選択。アウトインアウト、ではないですね。コーナーの遠心力で加速するではなく、遠心力で消耗しないように仕掛けずに直線を向く、という所作。そしてそこから外へ展開して馬場のよいところを選択。最後サトノクラウンが内側に切り返して抵抗しましたが、体幹しっかりの息長い末脚でラストまで完封しました。人馬の特徴がフルに活かされた結果ともいえるでしょうね。

4コーナーイン突き→直線外へ展開、という形が似ているのはメイショウサムソンですが、あのときは最内枠からスタートという制約と、外に寄れるコスモバルクのインに潜るという戦略だったでしょうから(そして外をまわしたダイワメジャー、アドマイヤムーンが大きく着順を下げましたね)。今回のリカバリー策とは趣が異なっていると思われます。あーでも、外を回した馬が絶望的なロスを被っている点はいっしょですね。この残酷なコントラストは武豊ならではと思います。悪口じゃないですよw ある種の畏怖と思っています。


公式レースラップです。
13.2-12.5-12.9-12.5-13.1-13.0-12.4-12.0-12.7-14.0

台風22号の影響で、2週連続になった週末の荒天。日曜の夕方過ぎには東京の雨のピークは越えたようですので、ちょうどG1に向かって風雨が悪化していく状況だったようです。メインのパドックは傘、傘、傘。土砂降りの雨の当たる音が響き続ける中で淡々と周回が続く光景は、少し異様ではありました。少し、じゃないかw 熱心さは時に異様ですものね。

前週同様、ド不良馬場に思考停止してなるものかという意地でパドックに立っていました。というより、パドックでは結論がでないことはあらかじめわかっていました。いつもはそのままスタンド前に出て馬場に近いところで返し馬を眺めるのですが、今回は少し視点を変えることに決めていました。

早々にパドックを抜け出して、スタンドの階段をのぼり、無料の席を上がり切る少し手前で待機。返し馬を鳥瞰するポジションを求めました。どのくらいのめっているか、各馬の走りを確かめるのにはこれがベターだろうと考えた次第です。場内映像だけでは間違いなく足りませんからね。

馬場、ひどかったですね。5R新馬戦では3、4コーナーで内田がゴールドシップの皐月賞(わずかな区間だけ馬場の悪いところを通る戦略)を再現していました。7Rは外差しが決まっていましたし、昼過ぎまでは内外に若干のバイアスがあったようです。が、9R以降はもう内外変わらないコンディションに見えました。勝ち馬も通れるギリギリ内、という狙い方でしたね。

内外変わらないのであれば単純に走行距離の少ない方が有利でしょう。泥んこ馬場を掻き込む回数は1回でも少ない方がいいはずです。外枠(特に8枠)、そして外に展開する確率が高い差し馬は思い切って圏外と割り切りました。トップスピードと加速性能に蓋がされますしね。

キタサンブラックの力強いトモの送りとスナップ、そしてブレない体幹の強さを確認して、ようやく本命にする決心がつきました。秋3戦を展望した緒戦、仕上がり途上で臨むことは十分予見できましたし(そりゃ陣営は仕上げに前向きなコメントをしますよね)、個人的には1ターンに対する懸念もありました。馬場状態と枠順、他馬にアドバンテージがないか、それぞれの鞍上の思惑、末脚のスタミナ、蹴り続けなければいけない馬場での末脚のスタミナ。もろもろ加味して返し馬を見て、馬場を極端に苦手にしなければキタサンブラック、という読みにまとまりました。

いやー締め切り10分前まで悩みましたけどねー。よかったです。


なんといいますか、歴史上に名を遺すチャンピオンの、語り継がれるであろうあの一戦をちゃんと本命視できた自分、凄いなとw 昨日からその充足感を噛み締めまくっているんですよね。勝った金額も大事ではあるのですが、自分がピントをずらさず見立てることができたか、そこに重きをおいて楽しんでいるのが露骨にでているのだと思います。

じわーっと、よかったなぁ、という感覚が日中ふいに襲ってくるんですよねw 変態ですねw この月曜は午後半休取ったので業務に支障はございませんよw

…いま思い出しましたが、オルフェーヴルには逆らってばっかりでしたから。菊花賞はトーセンラーでしたし、宝塚記念はルーラーシップでしたし、ラストランの有馬記念はゴールドシップでしたし。それを思うと素直に評価できたなぁと。

武豊の神騎乗を本命で堪能できたことも大きいですねー。最近ファンになった人ほどはびっくりしてはいないと思いますが、衰えなく躊躇なくあの戦略を実行に移せるのはほんとうに凄いと思っております。エロいw


あ、「さあ、武豊は最内を選択!キタサンブラック勝負に出た!」フジの実況、今回はすばらしかったと思っています。ロードヴァンドール、サクラアンプルール以下が大きく弧を描く4コーナーで、このレースの大きなポイントを明確に実況してくれました。ここでワントーン上がりましたしね。

視聴者に的確にピントを提示できるのはテレビ実況だからこその付加価値だと思っています。たとえば「杉本節」というのはそのピントの提示と人柄とが相まっていたからこその呼称でしょうしね。帰宅して録画を見てうんうんと納得しておりました。こちらもすばらしかった。


2着サトノクラウンは負けて強しという内容。結果的にキタサンブラックに目標にされた格好でしたが、直線インに切り返して猛追する様はさすが。調子のよさと内枠は買い材料と見立てていました。でも先入れした返し馬、この馬ものめっていたんですよね。これが目撃できたことは大きかった。他の馬も同様にのめるはず、と推測できましたからね。それを考えると直線の走りはよく頑張りました。おそらくキタサンブラックを倒すラストチャンスであったでしょう。…また11月末に大雨とか、さすがに勘弁してほしいですねw

このあとはジャパンカップ、あるいは香港でしょうか。でも香港ヴァーズにはサトノダイヤモンドが招待されていますから、ちょっと悩ましい状況でしょうか。ディフェンディングチャンピオンとして連覇に臨む方が個人的には面白く感じますが、どうなるでしょう。

あ、あとひとつ。キタサンブラック、サトノクラウンが活躍するほどに、ドゥラメンテを引き合いにだすファンはこちらですw 3歳秋を順調に迎えていたら、勢力図は大きく異なっていたんだろうなー、というタラレバは大いに口に出してまいりますよ。


3着レインボーラインはやはり馬場巧者ですね。4コーナーの岩田の勝負もそれがあっての見ごたえだったと思っています。菊花賞2着のあたりから思っていたことではあるのですが、もう少し馬格があればなぁ。トモの容積といいますか、もうひとつパワーがあれば3着からもうひとつ着順を上げる要素になったのでは、と思っているところです。


4着リアルスティールは大善戦でした。個人的にはもっと抵抗できないと思っていました。リアルスティール、ネオリアリズム、ステファノス、ヤマカツエースあたり、トップスピードに達したあとの粘りこみは良馬場だからこそ、と見立てていました。38秒台の上がり勝負をタフに蹴り続けられない、という読みだったのですが、それからすれば頑張りましたね。

ワンターンの左回り、直線の長いロケーションは矢作師の言う通りベストな舞台なのでしょうし、ドバイターフの実績がありますから何をかいわんやですが、今後その舞台はそれこそ来年のドバイまで待たないといけないわけで。次走はどうなるでしょう。香港カップには選出されていますし、決して苦手にはしないと思うんですけどね。


5着マカヒキは1、2着とほぼ同じラインを通って、直線だけで掲示板まで押し上げました。パドックで見た仕上がり、返し馬ともにかなりいい印象がありました。でもなータフさが違うよなー、と思い直して評価はあげなかったのですが、ようやく「らしい」体つきになってきたのだと思っています。やはり3歳時点でのフランス遠征が堪えていたのかな。このあとは、どこでしょう。個人的には有馬記念で穴狙いしたいですけどね。毎日王冠の時からエイシンフラッシュのリズムに近い印象がありまして。年末まで忘れないようにしておきたいと思います。


グレーターロンドンは終始力んだままスタミナが切れてしまいました。馬群の中にも馬場の外にも勝機がない、と考えていなければあのインからの進出はないでしょう。決して無謀なトライではないと受け取っています。もう少しリラックスして走れていれば違ったかもしれません。このあとはマイルG1でも見てみたいですが、賞金も疲労も心配なところです。香港、は無理かな。


あとはソウルスターリング。3歳牝馬、という点より、ベタ爪というコメントと桜花賞のパフォーマンスから評価を下げました。毎日王冠、天皇賞と全く不向きな条件下でレースしていますので、ここからの巻き返しは十分あり得ると思っています。有馬記念に妙味ありと思っていますが、どうでしょう。来年の遠征プランに期待して、いまから休養でもいいでしょうね。大事に使う厩舎ですからその点は安心でしょうか。



最後に。

キタサンブラック、こんな馬場でのパフォーマンスですから、凱旋門賞にいっていれば、という思いも生まれますね。いまの日本馬で一番勝利に近い存在なのでしょうが、半分キャリアを犠牲にするつもりでないとトライは難しいとも思いますし。そのあたりをまとめようとして書く書く詐欺になっているわけですねw

そうこうしているうちにウィンクスのコックスプレート3連覇や、ディープ産駒サクソンウォリアーの英G1制覇など、海外のニュースも続々と。このあたりも絡めるとますますまとまりがなくなりそうな気がしています。少なくともJBCを堪能してからかな。脳裏にふよふよしている言葉がありますので、何とかまとめておきたいですね。


そうそう、土日ともメイン中心で府中にいたのですが、土曜に雑誌「優駿」のくじを引きまして。現地で雑誌を購入して1回、運よくアームウォーマーが当たりました。

おめでとうございます!というお姉さん3人の言葉にどんなリアクションをしてよいやら戸惑うばかりでしたがw
業務の大半はキーボードと向かい合いますので、ひょっとして重宝するかもと思っているところです。

両手それぞれにタグが縫い付けられていて、右手には漢字で小さく優駿、左手にはサンリオっぽい蹄鉄のイラスト。全体的にブラックですので、タグもそんなに目立たない印象。普段使いに耐え得るグッズかなと。ありがとうございました。優駿も読みます、もちろんです。

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2017.10.24


キセキが泥にまみれて菊を獲りました。

直線の勢いは一頭だけ違いましたね。どの馬ものめっていたのは間違いないですし、それを見越してダンビュライト武豊もクリンチャー藤岡佑介もひとつ早めに勝負にいった流れもありますが、デムーロは慌てずに道中のリズムを保っていました。折り合いに専念していたとは本人のコメント。神戸新聞杯もそうですし、これまでのキセキの競馬のリズム、ですよね。大一番で自分のスタイルを保って勝ち切るのは強さの証でしょう。相当にのめって末脚が発揮できないと読んだのですが、失礼いたしました。強かった。

公式レースラップです。
13.2-12.6-12.0-13.1-13.2-13.5-14.5-14.3-13.5-13.0-13.1-12.9-13.4-12.7-13.9

台風21号の影響で当週の後半から関東も関西もほぼ晴れ間はなし。土曜は霧雨になったり少し雨足が強まったりというぐずついた天候でしたが、日曜は本降りに。これだけ水分を含み続けた芝は久しくなかったと記憶しています。勝ちタイムは3:18.9。すごいですね。いましがた調べてみましたが、昨年は3:03.3ですので、前年比16秒以上のギャップとは。どうやら1960年代や戦後まもなくまで遡らないと類似するタイムが出てこない模様。

個人的にはロジユニヴァースのダービーに近いイメージで構えておりました。あの時は途中から思考停止になっていましたが、今回はまだましだったかな。上がりタイムだけ見るとトウケイヘイローの札幌記念のようでもありますね。勝った馬が39秒台でそれ以外は40秒以上という(札幌記念は2着アスカクリチャンも39秒台でしたけどね)。

日曜の京都10レースは芝1200。4コーナーから内を避けるように大きく外へ馬群が流れていました。フジの中継では細江さんが、内から3頭目くらいまでは水が浮いている状況というコメント。このあたりから推察すると、1週目の下りで先手を取りに行ったマイスタイルは直線でモロに馬場の悪いところを、2番手に引いたウインガナドルもそれより外でしたがあまり変わらなかったかなと。前半の1、2、3番手はそのまま16、17、18着。馬場の選び方は随分スタミナに影響したようです。…ダンビュライトがギリギリ避けているように見えるのはさすが武豊というべきでしょうね。

その先行争いは前半3ハロンが加速し続けるという変則的なラップ。ウインガナドル津村は1周目下りでの前進気勢を抑えている間に、マイスタイルにハナを奪われてしまいました。スローにする判断が早かった?のかもしれませんし、そもそも戦略的な選択肢が少ないこともあったのでしょうが、後続に蓋をするために前半3ハロンをどうしたかったのか、そのプランはいまいち伝わりませんでした。マイスタイルとの争いは結果的に招いてしまった流れと理解しています。

上位入線馬はこのペースにはあまりお付き合いしていません。人気どころではミッキースワローだけ、1週目の直線で引っかかってしまいました。スタート後にちょっと前目のポジションを求めた結果でしょうか。個人的にはディープインパクトよろしく、1周早くゴールを目指してしまったように見えました。


本命ダンビュライトは外枠を活かして終始コースの外々を選択。横の移動が少なく、かつ後続馬群を背負ってのマイペースですから「やりたいレースができた」というコメントも納得するところです。パトロールビデオで1周目のスタンド前、馬群を正面からとらえたアングルではダンビュライトを先頭にした2番目の馬群ができているようにも見えますね。

4コーナーでクリンチャーが捲ってきたときも慎重な立ち回り。ただ、もう余力がないことをわかっていたかもしれませんね。2頭が雁行したまま直線に向くあたりは「おおおおー!!!(心の声)」と思っていましたけどね。ラスト1ハロンは文字通り「力尽きた」でよいと思っています。

中京のデビュー戦とこれまでのレース振りから、馬場はこなすが末脚のスタミナが足りず勝ち切れない、という見立てでした。土曜まではその理由で切るつもりだったんですよね。他馬が馬場に苦しむことと鞍上への期待値を盛って、当日本命に切り替えました。キセキがあれだけ馬場をこなすと見立てられていれば、もう少し予想の組み立ては変わったかな。どちらもルーラーシップ産駒ですしね。ダンビュライトへの評価自体は反省するところが少ないと思っています。…POG馬なんですよね。最後の最後にそれが首をもたげた、ということかもしれません。


勝ったキセキは母父ディープインパクト。いずれ珍しくなくなる血統ではあるのでしょうが、この繁殖にふさわしい父系もまた、次のトレンドですからね。ルーラーシップが先んじてひとつ結果を出しました。ただしルーラーシップはこれが産駒初重賞制覇。ちょっと特殊過ぎる内容ですので、今後の評価に即つながらないかもしれませんけどね。シャンティイやロンシャンを制するにはよいイメージが描けるかな。

そしてデムーロは菊花賞初制覇。3冠ジョッキーになりましたね。言われて初めて気が付いて、ちょっと調べてなるほどというところ。これまでの2500m以上の長距離重賞勝ちはヴィクトワールピサの有馬記念とステイヤーズSのダイタクバートラムの2つだけ。というより、重賞に限らず2500m以上では2012年から1勝しかしていない。。。乗鞍の数もルメールの1/2ですし。繊細なラップメイクが求められる条件が得意じゃないイメージがありますが、ちょっとした答え合わせになったような。ただこのデータを踏まえると、しっかりチャンスを活かしたとも言えますね。ネオユニヴァースの時の忘れ物、とは本人は思っていないかな。


2着クリンチャーは藤岡佑介のファインプレー。二の脚がつかず後方にポジショニング、これまではそこでほぼレースが終わっていたのですけどね。淀の3000ではここからが異なっていました。1周目のスタンド前で早くも馬群の外に持ち出すと、ラップの落ちた1、2コーナーでポジションを上げてアルアインの外まで。減速ラップに対する反応としてはプチ・レイデオロといったところ。一気に行かず3コーナーではダンビュライトを捉える進め方は残りの距離を考えれば妥当ですよね。

そして4コーナーではそのダンビュライトにプレッシャーをかける雁行状態。直線入口の併せ馬はかっこよかったですねー。結果的に40秒ちょいの上がりは上位入線馬と大きな差異ありませんが、最も積極的にレースを運んだ人馬だと思っています。ディープスカイ産駒がダートで良績なのは理解していましたが、ダンビュライト本命の時点でこのあたりの馬は粘りこんでいないイメージでした。自分でレースを厳しくしにいけることが分かっただけでも収穫かな。ナイスファイトでした。


サトノアーサー、アルアイン、ベストアプローチは馬場うんぬんより距離適性に難しさがあったと思います。アルアインはマイルG1に見ていきたいですね。サトノクロニクルは距離に懸念はなさそうですが、終始のめっていた印象。引き続き距離の長いところで見てみたいと思っています。スティッフェリオは穴で狙っていましたが、当日改めて馬体をみてかなり躊躇しました。何といいますか、思ったより腰高で胴長で脚も長め。この馬場ですとストライドが伸びにくく、ピッチ速く掻き込めないかもとしれないと。買い目から外すところまではいきませんでしたが、評価を下げたことは合っていたかもしれません。実際のめって終わってしまったようですね。


レース直後。ジョッキーがアクションを畳むとすぐに減速する各馬。頑張って走ってくれたことを確認すると同時に、各馬しばらくは休養に当てないと厳しいかもしれませんね。疲労困憊からの回復にどれくらいの期間がかかるのか、注意しておきたいと思います。いまのところキセキの次走の話もまだでてきていませんしね。



最後に。

当日は性懲りもなく府中におりました。屋外のスタンド席に腰かけて菊花賞を観戦しています。けっこうな奥まで雨が吹き込んでいましたね。新聞が軽くフニャっていました。

その直前、雨中ブラジルカップのパドックを待って、ラニの写真だけさくっとスマホで撮影。府中2100でも足りないだろうなと思っていましたが残念ながら案の定という結果でした。馬場が湿ったことはラニには不運だったでしょう。皇成は馬の能力を評価していたようですが、変わらず、適鞍を求める悩ましい状況は続いてしまいそうです。

月曜にかけての風雨はあちこちで爪痕を残していました。この投稿を目にしている皆さまは大丈夫でしたでしょうか。東京は深夜に雨<風という天候になり、かなりの風の音が明け方まで続いていました。

週明けてようやく台風一過と思っていたら、今度は22号が発生。週末に関東に近づくとのこと。秋の天皇賞も渋った馬場で行われるのは正直避けたいですねぇ。復活を期すキタサンブラックですが、おそらくこの土日のような馬場ではかなりてこずってしまう気がしています。

他の馬にチャンスが出るとしたら、うーん、リアルスティール、ネオリアリズム、ステファノス、とかかな?あー、あまり言い過ぎないほうがいいかw 先入観を強くはもたずに週末のお天気とにらめっこするつもりでおります。


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2017.10.16


ディアドラが最後の1冠に届きました。

本命だったリスグラシューが4コーナーを待たずに外から進出を開始していましたので、内を捌くディアドラに気づいたのはリプレイを見たときでした。アウトインアウトという表現そのまま、ものすごい進路選択でしたね。左右にブレずに駆け上がっていた坂路追い切り、ハービンジャー産駒というキーワードから、馬場悪化で見切れる馬でないと判断していましたが、ゴールまで力強い脚色でした。体幹強そうですね。

公式レースラップです。
12.2-11.0-12.4-11.9-11.6-12.0-12.1-12.5-12.1-12.4

カワキタエンカの逃げをアエロリットとファンディーナが追いかける前半。ファンディーナがアエロリットを煽るような格好でしたが、横山が何とか踏ん張った分、逆にかかっている区間が長くなってしまったように見えました。

当日は雨、メイン直前で重にかわる馬場悪化のなか、59.1は速いと言っていいでしょう。こうなると軽快な切れは武器になりませんから、惰性でゴールになだれ込むための早めの仕掛けが推測できます。

そのことも踏まえて、1番人気アエロリットは評価を下げました。最内枠、2ハロン目に速い脚をあまり使ってきていないこと、カワキタエンカを早めに捉え「なければならない」展開が予想されたためです。ファンディーナが外からやってくる可能性もイメージにありましたが、その如何によらず展開面でプラスの要素が少ないことを重視しました。せめてカワキタエンカと枠が逆なら、もう少し違っていたかもしれません。

最内枠でやることが限られてしまった横山というと、ブエナビスタの有馬記念でしょうか。…今回とはあまり符合しないかな。ふっと思い出すものですね。


ディアドラは向こう正面で後方の外。人気があがらなかった分いわゆる「ノープレッシャー」での待機策を取ったものと想像しています。まぁ本人が言うほどプレッシャーがないとは思っていないですけどね。そりゃあね。

3コーナーからのイン取りは選択肢があるなかでの戦略ではなかったように映っています。外からカリビアンゴールドが被せていましたので、半分やむを得ない、ちょっと押し込められたくらいの進路取りだったのではないかと。もし、カリビアンとせめぎ合って外に進路を取っていたなら。どうでしょうねー。自分なりにですが、その後の展開に線を入れてみて、おそらくは下がってくるタガノヴェローナを捌くのに手間取っていただろうという結論に落ち着いています。

4コーナーでラビットランの動きをひとつもふたつも待つ余裕。さすがですね。先週の京都大賞典もそうですが、この鞍上だからこそ、という勝利だったと思います。いいものを見せていただきました。ごっつあんですw

桜花賞6着、オークス4着、3冠を皆勤しての戴冠ですから立派のひと言。ハービンジャーというと真っ先にキングジョージが思い浮かぶわけですが、改めて映像観ました、娘同様に力の要る馬場をまっすぐ走っていましたね。体幹も父親譲りかな。よく考えれば、母系からはロジユニヴァースがでていますし、そりゃこの馬場はこなしますね。タフな秋華賞馬、今後が楽しみです。

ちょっとした推測を。ディアドラは未勝利を1400で勝っていますが、成績がでるようになったのは距離を延ばしてから。なにやら少し短い距離にこだわって使ってきたように見える戦歴です。ひょっとしたらですが、照準は桜花賞にあったのでは。橋田師のなかでどのような評価の変遷を辿ったのか、興味を覚えた次第です。


本命リスグラシューは武豊が強気のリード。前走の反省を踏まえるなら、4コーナーまでに進路をクリアにしてに捲り上げる末脚の使い方になるだろうと思っていました。思った以上にキレッキレだったのでアガりましたねー。坂路の追い切りが強めでしたが、パドックでへこたれていないことが見て取れましたし、ハーツクライの3歳秋なら3歳春よりも、ね、という見立てで本命視。

惜しむらくはスタートで手綱を引く場面、くらいでしょうか。勝ったと思った、というレース後のコメントも鞍上の見積もりがうまくいっていたことを示しているのでしょう。攻めたなぁ。

馬券的には2→1着の馬単が中心。ウラをちょこっとしか押さえておらずガミってしまいました。後悔はないですよ。ええほんとに。いい勝負を見ました。


モズカッチャンが僅差3着。こちらもデムーロの強気の攻めが奏功した格好です。もっと馬場にてこずるイメージだったのですが、血統を見れば買いですよね。ひと昔前は重馬場のオペラハウス、という語られ方をされていましたが、今後は重馬場のハービンジャーでよいのかもしれません。


ファンディーナは2度目の大敗。13着という着順や着差の問題ではなく、競走に向かうメンタルでなかったように思っています。馬自身に前向きさがないといいますか、スピードを加減してしまうといいますか。つばき賞の直線、ピッチの上げ方を見ると、ここ2戦の挙動は物足りなく映ります。

心肺機能や全身の容積といいますか、まだまだパンプアップできそうな馬体を見ると、素質の開花は見てみたいですけどね。本当に旬な時期は逃してしまうかもしれませんが、復活を期すなら、馬自身の内面でいったん競走のことがリセットされるまで出走を見送ったほうがよいような。年の功というべきか、有馬記念でくしゃくしゃになったあとのファインモーションがダブってみえています。


ガミった理由の一端に、メイショウオワラを狙っていたことが挙げられます。ローズSに続けての穴狙い。色気を出すといいことがありませんねw 馬場悪化に伴って、ディープブリランテとタイキシャトルがとても魅力的に見えてきてしまいまして。先も楽しめそうな馬ですのでもう少し追いかけてみようと思います。



最後に。

この1週間は土日問わず仕事三昧でした。先週の京都大賞典&南部杯は東京競馬場で観ていましたが、そのあとが全く余裕なしでしたね。日曜のG1だけWINSと仕事を往復しましたが、やっぱり落ち着いて取り組みたいものです。

書く書く詐欺と化している凱旋門賞もありますし。ちょっとずつ手を付けていこうと思います。ええ、時間ないなりに楽しんではいますね。

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2017.10.08


リアルスティール、復活?の戴冠でした。

パッと見、モーリスの2着だった天皇賞とあまり変わらないリズムだったような。2番手集団の先頭でプレッシャー少なめの追走になったこともプラスだったでしょう。パドックでは調子のよさが伺えましたし、シンプルにレースを進めることになりそうだなと思っていました。こういう見立てをしているなら逆らわずに買うべきですねぇ。

公式レースラップです。
12.8-11.0-11.8-12.2-12.2-12.1-11.1-10.7-11.7

ソウルスターリングの逃げ、想定外でした。いや、想定はしていましたが、次走を考慮すると戦略としてとらないだろうと見ていました。自分の見立ては逃げても控えても、この馬場と枠で勝ち切るのは難しいというもの。それ自体は合っていたのですが、まさか逃げるほうを選ぶとは。

蓋をされないようにプッシュして最内の進路を確保しつつ、ダイワキャグニーのプレッシャーから解放させるように先頭に立つ姿は、鞍上も想定内だったように思いますが、果たして優先順位の高い選択肢だったのか。

かなりのスロー、それも1000m61秒前後なら登坂部分かその手前で10秒後半の加速勝負になり、その場合番手に控えるソウルならより加速力にアドバンテージのある他馬がパスしていくだろうと読みでした。でも蓋を開けたら全然異なる展開ですものね。それも想定していた上がりラップの構成だけは合っているという。。。10.7を叩き出したあたりでダイワキャグニーとの競り合いに敗れてしまった格好。エクイターフでの末脚勝負ならディープに一日の長がある、という言い方でもよいのかもしれません。

ちょっと補足:
そのダイワキャグニーを外からディープが交わしてのワンツースリーですから、という記述がぬけていますね。失礼しました。また、ラスト1ハロンで1秒ラップが落ちていることには体感値からしてもちょっと違和感を覚えていまして。書いて消してとやっていたんですが、こちらも改めて書いておこうと思いました。それもまた「日記」になりますよね。

オークスの押し切り方が鮮やかだった分、その他のラップバランスになった際の対応力が今後の課題になりそうですね。…でも、それを言うなら他の馬のそうですよね。サトノアラジンなんか得意な展開、スイートスポットが小さめな印象ですし。おそらくはこれを理解して臨める鞍上ですから、次走天皇賞でどんなレースになりますか。やはり、馬場と枠順の影響は大きくなるのでしょうね。


毎日王冠での牝馬の逃げ、というキーワードでウオッカを連想するのはとても健全なファン心理と思います。あーこう書くと皮肉っぽくもなるのか。かくいう自分も当然のようにイメージしていましたしね。健全なファン?w

ただ、スタートに秀でたウオッカを他馬は深追いせず、武豊はこれに逆らわずにどう1800のペース配分をするか、という予見ができたあの時とはずいぶん事情は異なっているでしょう。初めて逃げを披露した当時の投稿をあさってみましたが、自分、相当ジタバタしていましたねw
more than a DECADE ウオッカ惜敗

2008年のそれと符合するのは、4コーナーから直線にかけて1秒以上加速している点でしょうか。ただウオッカの場合、直線はいってすぐに最速ラップで突き放しますからね、馬なりで。エクイターフ導入前後など諸条件は異なっていますからそれだけで優劣は語りきれないわけですが、ウオッカを中心にレースが展開する当時の評価を知りつつ、10.5-11.3-12.0で直線を粘り切ったパワフルさを思うと、いまのソウルスターリングと比べるのはちょっと酷かな、と感じる次第です。

符合するポイントが見つけて連想する楽しさに水を差すのは野暮なのですけどね。次へのフリカエリという意味で。はい。


本命マカヒキでした。ソウルの直後でスローを立ち回るならこの馬、と思っていましたが、若干の出負けと2ハロン目を追走できず、マッチレスヒーローに前にはいられて立ち回りが難しくなりました。ひとつ早く判断して中団追走に切り替えていたら、直線前が詰まり通しということもなかったでしょうか。でも基本はポイントポイントで俊敏に振舞えなかったダービー馬自身の問題のように思っています。このあとは思い切った乗り方ができそうですが、さらに調子を上げてこられるのか。。。エイシンフラッシュのイメージだったのですけどね。


勝ったリアルスティールは前週の坂路追い切りが49秒台。デムーロの体内時計はやはりと思いつつw フィジカルの充実そのままの差し脚でした。このあとは天皇賞かブリーダーズカップマイルという声が。いやー、ブリーダーズカップは観てみたいなー。天皇賞の場合はサトノクラウンがいますからデムーロは乗り替わりになりますしね。日程のキツさも込みで、慎重かつ大胆な判断をお願いしたいと思います。


グレーターロンドンは完全にひと叩きの様相。直線、サトノアラジンの後ろから終いをしっかり伸ばした、という表現がちょうどよいと思います。爪の影響に苦慮していたことを考慮するとしっかり仕上げてきた印象ですが、おそらくもうひとつパンプアップしていていい馬体。息の作り方も含めていいひと叩きができたのでしょうね。パドックまでは本命にしようかな、と思っていたのですが、この考えが浮かんで印を落とした形です。いや、本番楽しみですね。ぜひ順調に&鞍上継続でお願いしたいです。



いちおう。土曜はサウジアラビアロイヤルCのパドックにギリギリ間に合うタイミングで現地観戦しました。重馬場とは言い難いよい馬場コンディションという条件は付きますが、ダノンプレミアム、ステルヴィオともこの後が楽しみなパフォーマンスでした。個人的にはカーボナードの今後がちょっと面白そうだなと思っています。

最終レースはパスしてそのまま競馬博物館に向かいました。「拝啓、ディープインパクト様」と題して、これまでディープに携わった関係者がディープ宛に手紙を書くという企画。…何というか、ファン目線の企画といいますか、関係各位のご協力に感謝するばかりといいますか。いや、馬に手紙を書く、ですからね。書くにあたって違和感とか気恥ずかしさとか、いろいろ飲み込んでいただいたのでは、と邪推するばかり。

撮影もSNS投稿もOK、ということで、Twitterに何枚か写真をアップしてみました。実際に使用した馬具や蹄鉄、馬服、天皇盾やジャパンカップなど、展示も充実していました。11月の府中開催いっぱい展示しているようなので、ご興味ある方はぜひ。

スタンド内では古今をとわない競馬マンガを集めた展示も。個人的にはダービージョッキーですかねー。馬群が1列になってしまう序盤のダービーや、恐怖をあおってスパートした小倉2歳S、どちらが先にというわけではなく鞍上鞍下がアイコンタクトで呼応したハッピーゴーラッキの弥生賞とか、ほらほら、そらでつらつらと出てきますよーw 最終回の武上先生の涙が一番のツボ、というのはちょっとズレているかもしれませんねー。レースの合間なりで、こちらもぜひ。



最後に。

凱旋門賞をまとめそこなっているうちに府中開幕を迎えてしまいましたねぇ。手元では進めていたのですが、時間と体力と集中力と残務とお付き合いと、まぁいろいろありますよねw 

終わってからだと、キングジョージと凱旋門を同一年に勝つ、歴史上稀有な牝馬に負けたのか(どうやら史上4頭目??ラムタラ以来ではありますね)という感慨もあります。あー言い訳にしたいわけではなく、血統から見てもジョッキーのドライビングから見ても、欧州競馬の特性と歴史に跳ね返されたなぁ、という種類の感慨ですね。

いろいろな角度から語れるテーマですが、いまいま自分が感じるところを、このあと寝落ちしなければw書けると思います。…確約はせずにまいりましょうかw

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2017.10.03


レッドファルクスの連覇成りました。

レッツゴードンキがきれいに抜け出していたんですけどねー。大きいストライドでかつよく回転する独特のフォームで豪快に差し切りました。日中のレースではラスト1ハロンが加速ラップになる締まった良馬場。前が止まらない展開を想定しやすいはずなのですが、強かった。持ち味の末脚に徹しての連覇。お見事でした。

公式レースラップです。
11.9-10.8-11.2-10.9-11.1-11.7

参考になるかな、昨年のラップも。
11.8-10.5-11.1-11.2-11.2-11.8

ラップ構成は昨年と相似していますが、メラグラーナ戸崎やダンスディレクター浜中はレース後「遅い」ペースについて指摘しています。ワンスインナムーンがすっと先頭に立ち、ダイアナヘイロー、ビッグアーサーが順にポジショニングしたことで比較的厳しい場面はなく隊列が決まったことがペースを落ち着かせたように見えます。

2ハロン目は昨年より0.3遅く、3コーナーまでに内のポジションを取るタイミングがなかったネロ、ファインニードルは3、4コーナーで抑えながら外を回る大きなロス。3コーナーまでの距離が少なめなことも彼らに遅く感じさせた要因かもしれないなと邪推しているところです。

ワンスインナムーンのラップメイクがこのレースの大きなポイントですね。3ハロン目

もうひとつ。パトロールビデオで確認できますが、ビッグアーサーとダイアナヘイローはスタートから気持ち外に張ってから内によせて3コーナーを迎えています。外枠の先行馬へのけん制の意図があったでしょう。こうすると外から交わすのが少し大変になりますよね。特にネロには堪えたのではないでしょうか。このあたりはベテラン2人のヘッドワークの賜物と思います。…まぁそれ以前にブリザードがスタート直後に左右にぶつかっていて、このパチンコ状態がファインニードルには致命傷だったわけですけども…。


勝ったレッドファルクスはスタートから不利なく3コーナーでは中団に。両隣は武豊と戸崎ですから、派手にぶつけられるような懸念は少なめと考えてよさそうですけどね。

直線はかなり外を回っているんですけどね、それまでのコースロスを抑えていることが効いていたでしょうか。ネロとファインニードルの間を割って外に出したあたりは偶然ながらも皮肉な構図であったと思います。

今日の勝ち方を見ても、1400がベストと思うんですよね。このあとどこに向かうのか。再び香港、よりは京都のマイルのほうが面白い気がしています。初コースでもありますし観てみたいですね。


本命はセイウンコウセイでした。速くはないペースを積極的に先行してイニシアチブを取れるならと期待していたのですが、かえって馬群に戸惑う流れだったようです。ただ、速い馬場への適性がそこまでないことも改めて露呈したような。。。函館SSの前半、シュウジを追走できたスピードを頼りに単穴のつもりで買いましたが、脚の使いどころが逆になってしまってはね。ダイアナヘイローの位置をイメージしていたんですよ。残念でした。


スノードラゴンの4着は驚きました。内ぴったりを回っての差し勝負でここまで押し上げるとは。高速馬場への適応も十分だったのでしょうが、末脚の息の長さが問われたと考えて納得しているところです。前半が緩んだ分、末脚の持続力は必要になったのでしょう。今さっき昨年の走破タイムを見てみたら、今年と同じ1:07.7。16番人気は侮りすぎでしたね。


ビッグアーサーは6着。坂を上がり切ったところで目いっぱいになりました。でも、雄々しいレース振りでしたね。前目でペースを受けて直線逃げ馬の外から押し切りにかかる、福永のリードは横綱競馬のそれでした。完調だったらなぁ…。セントウルS回避の経緯から100%でG1を迎えられない可能性を感じていましたけどね。

完調で、スムーズに走っていたら。ひょっとしたらあの進路取りは鞍上なりのチャンピオンへのリスペクトであったかもしれません。古い例えかな、グラスワンダーの3歳時の毎日王冠、逃げるサイレンススズカに早仕掛けで対抗した的場を思い出しました。チャンピオンの矜持を表現するジョッキー、いまだと稀少ですかね。…昨年の反省を踏まえただけかもしれませんけどね。


メラグラーナは後方のポジションから脚を伸ばす展開。レッドファルクスとほぼ同脚質(=ポジショニングが被る)、そして前半のポジショニングでひとつ下がってしまう傾向を覚える戸崎、と考えて自分は評価を下げました。当日、リアルタイムで観戦できなかったのですが、パドックを見ていたら評価を下げることに確信をもっていたでしょうね。腹回り、ギリギリとみました。反動がないか懸念が残ると思っています。


ラインミーティアはトモを滑らせたようで残念。スノードラゴンの位置で立ち回っているイメージだったんですけどね。ダンスディレクターは外枠スポイル。ペースが速くないと大外枠の差し馬はほぼノーチャンスかもしれません。シュウジは想定範囲内の大胆な待機策。人気薄で迎えるG1だからこそできる調整と見えました。スタートから力まずにニュートラルに走るエクササイズ。上がり最速32.7が次につながるかは、うーん、未知数といったほうがいいように思っています。



最後に。

シャンティイの凱旋門賞はリアルタイムで観戦できました。日本馬2頭は残念な結果でした。それまで無理していたのかな、月曜は観戦しただけの自分がだいぶ体調を落としてしまいまして、何とかこれだけまとめている状況です。

レース後は毎年恒例の感もある、アークへのチャレンジについての賛否があちこちで語られていますね。すっかり冷めて語られないでいるよりは全然有難い傾向なのでしょうが、わかりやすい議論ではないですものねきっと。そのあたりで思うところを少し、いまの自分なりの言葉にしようと思っています。府中開催が始まる前にまとめたいですが無理かなー。

土曜がいまのところ雨予報なので、少なくとも何とか降らないでほしいと祈りながらの一週間になりそうです。


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2017.10.01


レイデオロ、秋緒戦は完勝でした。

今週からnetkeibaで始まった「哲三の眼」というコーナー。ジョッキーに重点を置いたレース回顧が連載になるようで、初回はレイデオロとルメールについてでした。
【初回無料公開】レイデオロのゲートに隠れたファインプレー「馬自身が出て行ったように見えた」 - 佐藤哲三 | 競馬コラム - netkeiba.com

もう書くこともないですかねw 1コーナーまでの先行策、戦前から予想の範囲内ではありましたが、元ジョッキーに「曖昧な抑え方くらいで調節していて」「1コーナーに入ったら落ち着くだろうという自信のある乗り方」と表現されると納得感も増すなぁと。

「33秒台の末脚を使って勝つというよりも、34秒とか34.5などのラップで勝つタイプ」という見立ても同意するところ。だからこそ皐月賞までのレース振りではダービーは本命に推しにくかったですし、この特徴を活かして勝つにはレース展開が限られると思っていましたし、その数少ない勝てる流れに鞍上がきれいにリードしたからこそのダービー戴冠と理解をしていました。

今後は先行策が大きな武器になる、とすればスムーズな先行こそ、ジャパンカップに向けてのトライアルにふさわしい課題ですよね。きれいにこれを成し遂げて完勝ですから、言うことなしという感想です。

公式レースラップです。
12.9-11.8-12.2-12.4-12.1-12.3-12.3-12.2-11.9-11.3-11.4-11.8

ただ、強いてあげるなら今回のラップがちょっときれい過ぎるかな、ということ。1コーナーでポジションが決まってから、プレッシャーも少なめでしたからね。どこかでもうひとつきつい展開を要求される場面で踏ん張る力があるか。特に極端に速いラップを1ハロン要求された場合、かな。府中の馬場コンディションはもちろんまだわかりませんから何ともですけどね。

ダンビュライトが本命でした。菊を視野に入れたトライアルになると思っていましたが、想像通りの先行策でしたね。もう少し粘れるかと期待していましたが、最後の坂で踏ん張り切れませんでした。大きく負けなかった姿に本番への期待をつないだかなと思っています。引き続き武豊を鞍上に確保したようですので、あとは賞金ですね。ギリギリ出走できるという試算を見かけましたが、何とか出てきてほしいです。

キセキは末脚勝負に徹したからこそという2着。陣営の見立てが窺える道中のポジショニングだったと思っています。菊に向かうのかな、その場合も展開に左右される面があるでしょうね。

サトノアーサーは今までにない先行策で3着。向こう正面までの引っかかる様はだいぶ気になりますが、川田もしっかりトライアルをこなした印象。欲を言うなら、直線入口からゆっくり追い出してほしかったかな。菊を獲るにはもうひとつ大胆な進め方が要るように思いますが、ジョッキーの気質とどう噛み合うか、見極める必要なあるかなと思っています。



月が明けて10月、お仕事的には繁忙が一段落するはずなのですが、どうなるでしょう。少なくともG1のことを考える時間は多少取れそうではあります。府中開催も始まりますし、できれば贅沢に時間を費やしたいですねー。

明日はスプリンターズSと凱旋門賞。どちらも馬券販売があることがもうひとつ馴染んでいないところもありますが、今後は恒例になっていくのでしょうね。どちらかというとこの週中は、凱旋門賞の各馬の動向とシャンティイの馬場状態を追いかけていました。

サトノダイヤモンドの下馬評は贔屓目で単穴というあたりでしょうか。実際、馬場コンディションに相当左右されそうですね。どうやらシャンティイの馬場発表は朝の時点だけ(日中の経過は発表されない)のようで、土曜の日中の晴れがどのくらい含水量に影響するかは当日までわからない部分がありそうです。

池江師は外枠を引いたことに運がないとコメント。これは「泣き」と受け取ったほうがよいように思い始めています。普段から客観的で慎重なコメントが多い師ですが、だからこそこの大一番で効果的になるのかなと。いや、ホントに運がないとおもっているだけかもしれませんけどね。

個人的にはスクラッチして英チャンピオンSなりBCターフに切り替える、というオプションがほしいのですけどね。でも、このあたりはセレクトセールで落札された時から想定され得ない選択肢なのでしょう。携わるひとによるバイアスはあるべきものと心得て応援するのが肝要。オルフェーヴルがあってこそのサトノダイヤモンドでしょうからね。

思い入れのある馬ですので、結果につながってほしいなぁと願いつつ。予想は少し引いた視点をもちたいかな。リアルタイムでばっちり応援したいと思います。

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