2017.07.09


スパーキングレディーカップはアンジュデジール。

3、4コーナーでの他馬との手応えの差は明快、直線入口でララベルのインに切れ込んだのも、その余裕のなせる業であったでしょう。好位のインをキープし続けた横山の勝利ですね。うまいなぁ。

公式レースラップはこちら。
12.7-11.6-12.8-13.7-11.7-12.7-13.0-13.4

ジョッキーのツイートでラップに基づく分析は初めてみたような気がします。レース後、森泰斗は11.7の箇所でどうしたかがポイントと語っていました。当事者がどう見ているのか、一般的な分析と変わらないとしても、それはそれで参考になりますね。

52kgという斤量は末脚の持続力勝負にはアドバンテージとなったでしょう。それにしても手応えが違ったように見えたのは、夏を越して見極めることが出来そうですね。おそらくは1戦叩いてJBC。楽しみな馬がでてきました。

レース後のインタビュー。ホクトベガメモリアルであることを振られての鞍上の笑顔は印象的。「競馬場の粋な計らいで」。テキストにすれば、レースに冠していることへの感謝を示す内容ですが、とてもいい笑顔で語っていました。何ともいえない、いい笑顔でしたね。

本人がかなりの間、悔恨の気持ちを抱えていたこともいくつかの記事で目にしていました。その後放送されたテレビ番組もリアルタイムで見ていまして、沈痛な表情で答える姿も覚えています。苦しかったでしょう。先ほど調べたら「驚きももの木20世紀」という番組でした。

時間は妙薬と言いますが、落としどころを見つけて静かに越えていくには十分な年月を経たものと察しているところです。当事者の心情とは比べるべくもないですが、お互いに、と表現したいですね。あの笑顔は、ひとつよかったなと思わせてくれました。


この土曜は実家に顔を出して片付けなどなどをやっておりました。思いがけず、サラブレの付録だったホクトベガのポスターを見つけまして、ひとり分の勝手な、感傷的な文脈が連なっているところでございます。著作権という少々野暮な問題がありそうですので画像で紹介するのは控えるべきかしらと思っていますけどね。壮行レースとなった川崎記念のワンシーン。懐かしいです。

そのポスターは表裏両面でして、裏は当時のアメリカ最強馬シガーなんですよね。シガーへの憧れは強かったなぁ。サンデーサイレンス隆盛の日本のレースとは異なる強さを示していたことは察しておりました。ほぼポスターを貼らない人生を送ってきましたが、シガーは貼っていましたね。ホクトベガを直視できなかった、という認識はないのですけど。んー、ひょっとしたら深層の心理では何かあったのかもしれませんね。


2014年だったようですが、レース名に名馬の名前を冠する企画がありました。選び出したらきりがないのでしょうが、例えば殿堂馬を対象にするなどして常設するのがよいのでは、と改めて思うところです。後の世代に語っていくにはいい仕掛けですよね。毎年1度は反芻することになるわけですし。地方交流の口火を切った名馬なら、というのは早速きりがなくなってしまうでしょうか。

「粋」という言葉、久しく語られていないように思いました。悲しい記憶も踏まえて「ホクトベガメモリアル」と冠した判断は素晴らしいものと改めて。アンジュデジールにはどのくらい期待を寄せましょうか。ファンは長く続けるものです。


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