2017.10.03


レッドファルクスの連覇成りました。

レッツゴードンキがきれいに抜け出していたんですけどねー。大きいストライドでかつよく回転する独特のフォームで豪快に差し切りました。日中のレースではラスト1ハロンが加速ラップになる締まった良馬場。前が止まらない展開を想定しやすいはずなのですが、強かった。持ち味の末脚に徹しての連覇。お見事でした。

公式レースラップです。
11.9-10.8-11.2-10.9-11.1-11.7

参考になるかな、昨年のラップも。
11.8-10.5-11.1-11.2-11.2-11.8

ラップ構成は昨年と相似していますが、メラグラーナ戸崎やダンスディレクター浜中はレース後「遅い」ペースについて指摘しています。ワンスインナムーンがすっと先頭に立ち、ダイアナヘイロー、ビッグアーサーが順にポジショニングしたことで比較的厳しい場面はなく隊列が決まったことがペースを落ち着かせたように見えます。

2ハロン目は昨年より0.3遅く、3コーナーまでに内のポジションを取るタイミングがなかったネロ、ファインニードルは3、4コーナーで抑えながら外を回る大きなロス。3コーナーまでの距離が少なめなことも彼らに遅く感じさせた要因かもしれないなと邪推しているところです。

ワンスインナムーンのラップメイクがこのレースの大きなポイントですね。3ハロン目

もうひとつ。パトロールビデオで確認できますが、ビッグアーサーとダイアナヘイローはスタートから気持ち外に張ってから内によせて3コーナーを迎えています。外枠の先行馬へのけん制の意図があったでしょう。こうすると外から交わすのが少し大変になりますよね。特にネロには堪えたのではないでしょうか。このあたりはベテラン2人のヘッドワークの賜物と思います。…まぁそれ以前にブリザードがスタート直後に左右にぶつかっていて、このパチンコ状態がファインニードルには致命傷だったわけですけども…。


勝ったレッドファルクスはスタートから不利なく3コーナーでは中団に。両隣は武豊と戸崎ですから、派手にぶつけられるような懸念は少なめと考えてよさそうですけどね。

直線はかなり外を回っているんですけどね、それまでのコースロスを抑えていることが効いていたでしょうか。ネロとファインニードルの間を割って外に出したあたりは偶然ながらも皮肉な構図であったと思います。

今日の勝ち方を見ても、1400がベストと思うんですよね。このあとどこに向かうのか。再び香港、よりは京都のマイルのほうが面白い気がしています。初コースでもありますし観てみたいですね。


本命はセイウンコウセイでした。速くはないペースを積極的に先行してイニシアチブを取れるならと期待していたのですが、かえって馬群に戸惑う流れだったようです。ただ、速い馬場への適性がそこまでないことも改めて露呈したような。。。函館SSの前半、シュウジを追走できたスピードを頼りに単穴のつもりで買いましたが、脚の使いどころが逆になってしまってはね。ダイアナヘイローの位置をイメージしていたんですよ。残念でした。


スノードラゴンの4着は驚きました。内ぴったりを回っての差し勝負でここまで押し上げるとは。高速馬場への適応も十分だったのでしょうが、末脚の息の長さが問われたと考えて納得しているところです。前半が緩んだ分、末脚の持続力は必要になったのでしょう。今さっき昨年の走破タイムを見てみたら、今年と同じ1:07.7。16番人気は侮りすぎでしたね。


ビッグアーサーは6着。坂を上がり切ったところで目いっぱいになりました。でも、雄々しいレース振りでしたね。前目でペースを受けて直線逃げ馬の外から押し切りにかかる、福永のリードは横綱競馬のそれでした。完調だったらなぁ…。セントウルS回避の経緯から100%でG1を迎えられない可能性を感じていましたけどね。

完調で、スムーズに走っていたら。ひょっとしたらあの進路取りは鞍上なりのチャンピオンへのリスペクトであったかもしれません。古い例えかな、グラスワンダーの3歳時の毎日王冠、逃げるサイレンススズカに早仕掛けで対抗した的場を思い出しました。チャンピオンの矜持を表現するジョッキー、いまだと稀少ですかね。…昨年の反省を踏まえただけかもしれませんけどね。


メラグラーナは後方のポジションから脚を伸ばす展開。レッドファルクスとほぼ同脚質(=ポジショニングが被る)、そして前半のポジショニングでひとつ下がってしまう傾向を覚える戸崎、と考えて自分は評価を下げました。当日、リアルタイムで観戦できなかったのですが、パドックを見ていたら評価を下げることに確信をもっていたでしょうね。腹回り、ギリギリとみました。反動がないか懸念が残ると思っています。


ラインミーティアはトモを滑らせたようで残念。スノードラゴンの位置で立ち回っているイメージだったんですけどね。ダンスディレクターは外枠スポイル。ペースが速くないと大外枠の差し馬はほぼノーチャンスかもしれません。シュウジは想定範囲内の大胆な待機策。人気薄で迎えるG1だからこそできる調整と見えました。スタートから力まずにニュートラルに走るエクササイズ。上がり最速32.7が次につながるかは、うーん、未知数といったほうがいいように思っています。



最後に。

シャンティイの凱旋門賞はリアルタイムで観戦できました。日本馬2頭は残念な結果でした。それまで無理していたのかな、月曜は観戦しただけの自分がだいぶ体調を落としてしまいまして、何とかこれだけまとめている状況です。

レース後は毎年恒例の感もある、アークへのチャレンジについての賛否があちこちで語られていますね。すっかり冷めて語られないでいるよりは全然有難い傾向なのでしょうが、わかりやすい議論ではないですものねきっと。そのあたりで思うところを少し、いまの自分なりの言葉にしようと思っています。府中開催が始まる前にまとめたいですが無理かなー。

土曜がいまのところ雨予報なので、少なくとも何とか降らないでほしいと祈りながらの一週間になりそうです。


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