--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2017.12.02


ジャパンカップでのキタサンブラック落鉄について。

レース後左前が落鉄していることがわかりました。その後のやんややんやは、いやぁ落ち着いていこうよ、という心持ちで眺めておりました。正直、確定的なことは誰にも何とも言い難いと思っておりますが、それに至るまでの個人的な見解をまとめておきたいと思います。

netkeiba花岡さんの取材記事。センシティブな議題に対していいバランス感覚で書かれているなぁと素直に好感を覚えました。短絡的に敗因と言い切れないことを、取材対象を適切にピックアップすることであぶりだすような構成になっています。おそらくは強い動機があったでしょうね。

この記事からは、釘による出血や外れた蹄鉄を踏んで脚元を痛めるようなケガがなかったことがわかります。もしあったら有馬回避の判断が早々にあったでしょうね。
キタサンブラックの蹄鉄と有馬に向けての新たなスタート/ねぇさんのトレセン密着 | 競馬ニュース - netkeiba.com


レース中に蹄鉄がついていることは写真や映像からはっきりしていますので、パフォーマンスに影響があるとすれば「緩んだ」か「歪んだ」かのいずれかと思われます。西内さんは歪みの可能性を指摘されていますね。
装蹄師/西内荘が語る、キタサンブラック落鉄の見解|競馬のおはなし


一方で、JRA総合研究所の調査(2011年11月の優駿に掲載されています)では、落鉄と競走成績に相関がみられない、というものがありますが、あくまで一定の条件下でのデータなんですよね。1~7着にはいる確率が予測値と実例で有意差がでなかった、というものですから。キタサンがコンマ2秒を詰めて3着を1着にできたか、という議論の根拠として下敷くにはちょっと。。。

また「落鉄」とひと言でいっても、蹄鉄が釘1つだけ残ったときと、釘全体が緩んだときと、先の西内推測のように一部が歪んだときと、スポーンと釘ごと外れたときと、それぞれ影響が異なる可能性は十分ありますしね。その条件を分けて調査されたわけではないですし、というより上記は19例に対する分析ですので、条件を細かく分けた際に母集団として十分な量といえるかは何ともですし。

調査を紹介しているのは楠瀬さんなのですが、科学的な分析は無理、とどこかでコメントしていた記憶があるんですよね。素人のイメージですけれど、きっちり分析をやろうとするなら、蹄鉄のありなし以外の条件を同一にして必要な母集団を確保してありなしで2回走らせて走破タイムを比較する、という条件がイメージはできます。それなら根拠にもなり得るのかなと。…でも、そんなの無理ですものね。

西内さんを権威的に扱うなり、総研の調査を根拠にするなりしても、今回の1事例で影響がどの程度あったかを正確に分析することはできないと思われます。その点で「あくまで推測」と前置きしている西内さんはとても賢明な態度と思う次第です。


以上の点から、自分の見解は「はっきりしない」ことをそのまま受け止める、というひと言に尽きるわけなのですが、特に馬券で損をしていたらそんなに訳知り顔で淡々とはしていられないですよね。確かに自分もすっきりはしていないですから。勝ってたかもしれないな、とは思ってしまいますしね。

ただ、どうやら分析しきれない結果があるわけで、あとは受け止める側のスタンスに委ねられるのかなと。現にキタサンブラック陣営は、レース後のダメージがないことを確認したうえで有馬記念でのリベンジに向けたコメントを出していますから。

観戦するこちらも前向きに。有馬記念でこのキタサンブラックにのるかそるか、この観点で楽しむのがベターなスタンスではないかと受け止めているところです。


関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://keibadecade.blog98.fc2.com/tb.php/1029-11089dca
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。