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2018.04.21


エポカドーロが変則的なレースを制しました。

レースが2つあった、というのがものすごく端的な表現になるでしょう。先行争いの3頭と、後続集団では別の資質を問うレースが展開されていました。戸崎は前後のペースを握るバランサーの役目を担って、それをそのまま活かし切った、と言い換えられると思っています。事実上の逃げ切り、でもいいですね。

今回のレース回顧はNumber Webがふるっていたでしょうか。レース直後の回顧は島田さんのピントの合わせ方に納得ですし、2着サンリヴァルの勝負と反省については平松さんの取材力がいかんなく発揮されています。いまの藤岡佑介の眼力と戦略もよくわかりますね。来週のガンコが楽しみになります。

珍しい展開の皐月賞を完全勝利。エポカドーロが乗った2つの流れ。 - 競馬 - Number Web - ナンバー

皐月賞で評価を変えたサンリヴァル。調教師+騎手、藤岡親子の挑戦。 - 競馬 - Number Web - ナンバー


公式レースラップです。今回はこれだけでは語り尽くせないでしょうが。
12.6-11.0-11.9-11.5-12.2-11.9-12.4-12.4-12.7-12.2

アイトーンが内から主張し、外からはジュンヴァルロ。これに対しジェネラーレウーノ田辺はオーバーペースを覚悟で、鞍下の気持ちに逆らい過ぎない戦略に出ました。ここで引くと思っていたんですけどね。

3頭雁行の1コーナーは互いに互いを推進力としていたでしょう。4ハロン目のペースアップが象徴的と思っています。

エポカドーロ戸崎はスタートからしばらくジェネラーレウーノと並走(これが上手い)、その1コーナーにかけてゆっくり下がっていきました。ペースの上げ下げに素直であるのは大きな武器ですね。そのまま2番手集団の先頭に落ち着きました。いや、ポジションを獲りにいったというべきでしょうね。直後につけたサンリヴァルがさらに馬群に蓋をすることになりましたが、これも想定の範囲内だったかもしれません。思ったより上手くいった、くらいかな。

戸崎の上手さが明快にでたレース、と理解しています。ようやく理解できたような気もしています。他馬の作り出す(であろう)ペースや展開を受けて、展開のバランスのよいところにポジションを見つけていく。ジェンティルドンナの有馬記念も同様の考え方をすれば納得するところです。福永に近い印象ですね。自分からひとつアクセルを踏んでポジションを奪いに行く、という戦略を積極的に取るタイプではないのでしょう。こちらはデムーロが典型ですね。

サンリヴァルが俊敏な加速をしない分、3、4コーナーはエポカドーロにとって十分な溜めを効かせマイペースで助走をとる、最良の滑走路であったと思われます。戸崎がその間をつくりだしました。あとは切れを活かしにくい馬場でハンデ差をつけた、いわゆるよーいどん。自身の上がり35.1、最速で上がりがステルヴィオ、キタノコマンドール、グレイルが横並びで34.8。後方待機勢は見た目にも4コーナーの差を詰められずにいますから、馬場とペースとポジションをしっかり握っての完勝といえるでしょう。クラシック制覇にふさわしいジョッキーの戦略が披露されました。


自転車レースのようでもあり、京都の中長距離のようでもあり。2008年、リトルアマポーラのエリザベス女王杯が近しいイメージです。あの時のルメールは3番手集団の先頭でしたけどね。前後のペースを見て、絶妙なポジションをキープしていました。リトルアマポーラをエポカドーロに重ねてみると面白いと思っています。

対して、あのままジェネラーレウーノが粘りこむ展開なら、クイーンスプマンテの2009年エリザベス女王杯だったでしょうね。いずれも検索すれば動画を見つけられますので、比較すると面白いと思います。どちらも仕掛けどころに対してカワカミプリンセス横山が真っ先に反応しているのがさすがのひと言だったり、2008年は自分の本命ポルトフィーノがカラ馬で先頭ゴールインしていたり。いろいろ思い出しますねw


本命はワグネリアンでした。スタートから少し促してジリジリ外へ出していく1コーナーまでの所作は、追い込み脚質から考えれば完璧だったでしょう。ただ、この変則的な展開では2コーナーまでにもうひとつポジションをあげられる機動性が必要でした。それは持ち味ではないですからね。馬場に恵まれず、展開に恵まれず。3コーナーから反応しなかったというのが少しだけ心配ですが、半分以上はこれら外的要因と思っています。

ステルヴィオ、キタノコマンドールと敗因はいっしょ。五十歩百歩という、最近聞かなくなったなった言葉がしっくりきています。展開と馬場にスポイルされたわけですので、良馬場のダービーなら参考外と考えてよいようにも思っています。


タイムフライヤーは心配。マッチョな体格になってきましたが、馬場は合わなかったのではないでしょうか。1週前の追い切りでトレーナーの辛口ジャッジ、そこからは超回復できたともコメントがありましたが、どうも疲れは残っていたようにも。ホープフルSがクリスチャンの好騎乗だったことからして、相対的に評価を下げる必要があるかもしれません。成長期ではあるでしょうしね、ばっさり見限るのは早計と思っています。


ジャンダルムは出遅れがすべてでした。鞍上が自身のコラムで語っている通り、変則的なペースで力を出せなかった1頭と思います。でも2400でパフォーマンスが上がるタイプかというと。。。クリンチャーとともに凱旋門賞という記事も目にしましたが、良馬場のムーラン・ド・ロンシャン賞とかブリーダーズカップマイルとか、別の選択肢も柔軟に考えてほしいなぁ。



最後に。

府中開幕の土日ですが、もろもろの所用で現地観戦は見送りとしています。日曜のフローラS、サラキアはPOG指名馬であることを置いても観ておきたかったんですけどね。

リトルアマポーラの戦歴を調べていたら、2009年のエリザベス女王杯でシャラナヤが出走していたことを再確認。いたいた、と思いつつ血統を確認しましたら父Lomitas。おおおお、サラキアの母父ではないですか。

クイーンスプマンテにがっつり逃げ切られブエナビスタの鬼脚を披露され、失意の帰国だったかもと推察していますが、シャラナヤの上がりは33.4。日本の芝への適性を示す走りはできていました。デインドリームの父で日本でも知られるようになった印象ですが、こんな連関もあるのですね。

さくっと馬券を仕込んで、結果を楽しみに待とうと思っています。

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