2008.12.29
「サラブレモバイル」という携帯コンテンツで
「速攻レースインプレッション」というコラムがあります。

土日のレースが終わった直後に
その週の重賞回顧をすばやくUPしているコーナーです。
昨日の有馬記念もすばやかったですねw



で、その内容にアンサーブログ。書きます。

執筆は秋山響さんでした。
優駿では記事を目にしていましたが、「速攻…」は初?でしょうか。
記事のテイストは好きですね。

今回は、有馬記念に有力馬が揃わない現状について指摘していました。
有馬って「日本一」を決めるレースだったじゃないか、というツッコミです。

ダイワの強さに異論はないものの
ウオッカやディープスカイが出走していたら
今回のような展開になっていたかどうか。

そして有力馬が分散してしまう原因は、ジャパンカップと有馬記念の
位置づけが「かぶって」いるからで、
どちらかをなくすか、変更を加える必要がある、と。
頂点を決めるレースはひとつでいい、という指摘でした。



…ふむ。

コース適性の分析など、陣営にもファンにも浸透したせいでしょう、
必ず有馬まで、という精神論は以前より減っていると思います。

余談ですが、サクラローレルが96年、ジャパンカップを回避して
有馬一本に絞ったときのバッシング。けっこうなモノだったと記憶しています。
今から考えると妥当なローテですよね?


今年、秋古馬三冠を皆勤したのは
アサクサキングスとアドマイヤモナーク(!)のみ。
G1を取りにいくために有力馬の陣営は、ウマの適性を考えて
「狙い」を定める傾向にありましたね。
そのため、どれかひとつを「捨てる」選択に至っていました。

この秋の目標は、こんな感じに分けられるでしょうか。
それぞれ妥当な結論と思っていますが。
 ジャパンカップ →ウオッカ、ディープスカイ、(メイショウサムソン)
 有馬記念 →マツリダゴッホ、ダイワスカーレット

*サムソンがカッコになっているのは、個人的に(?)
 天皇賞秋→ジャパンカップ→引退、という当初の目論見が崩れた
 という印象を持っているためです。サムソン陣営には
 フランスからの帰国直後の時点で、有馬を使う気はなかったと思いますよ。

結果、ジャパンカップと有馬記念は、地続きのローテーションではなく
ほぼ同じ価値を持ち、異なる特色を持つレースとして
並列した評価を受けていたことになります。



さらにパート1国としてのレース国際化。
これにより、有馬記念も国際G1化。

あら、ジャパンカップとの違いはどこに?
東京か、中山か、だけ?招待レースか否か、とか?
もはやコースレイアウトとローテーションで
有力馬の陣営がレース選択するのは賢明、なのでは。

ジャパンカップと有馬記念。
「かぶって」いるという指摘は、その通りのようです。




ただ、大事な論点。

そもそも有馬って日本一を決めるレースなのでしょうか?
もう少し言い換えると、毎年決まったG1が
常に日本一を決めるにふさわしい結末になりうるのでしょうか?

中山2500mは、枠順や脚質、ペースによって
有利不利が出やすいレイアウトです。
もはや、それを承知で見るから面白いのが有馬記念、
という認識でよいのではと思っています。

今年もっともハイレベルなレースは?と聞かれて
「躊躇なく」有馬記念と答えられる年はどれくらいあるでしょう。
今年は天皇賞秋でしょうし
昨年は宝塚記念あたりになるでしょうか。

…少なくとも、毎年、有馬記念に「チャンピオン決定戦」を期待することは
難しいと思われます。

掘り下げ始めると、迷い込みますよ。
チャンピオンを公平に決めるためのレイアウト設定って何?という
議論にも及んでしまう話でしょう。




一方で、エンターテインメントとしての存在感、
競馬サークル外への知名度(年末の風物詩、的な)は健在でしょう。
有馬記念はJRAの、いわばキャッチコピー的なレースでもあるわけです。

キャッチコピーとクオリティ。このバランスがどう保たれるのか。
言い換えれば、競馬サークル内外の、認知(価値)のかい離。

有馬記念の価値を考えるなら
今後の論点はその辺りにあるように思います。




有力馬を集結&言い訳なしで雌雄を決するレイアウトへ
有馬記念の条件を整えるなら
実施時期を変えずに2500m→2000mにするとか?

…うわー。秋古馬三冠の条件を
抜本的に見直す必要がありそうですねw


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