2010.05.17


ヒカルアマランサスが勝っていた内容と思います。

現地で見立てた限りでは、先週よりほんの気持ちだけ
時計がかかる芝状態(それでも全然早いのですが)。
勝敗を決する最後のひと伸びは、内外の状態の差もあったでしょうか。

それを差し引いても、あの位置取りから差し切るのは、
もう能力差というしかないでしょう。
ステイヤーがマイル戦を底力で捻じ伏せた、という印象です。



勝ったブエナビスタ。

改めて、マイルは短い印象です。

レース結果をジョッキーのコメントでは
スタートから出て行かなかったそうです。

また、返し馬も十分な手ごたえではなかったようで、
前走がスローの2400mだったことと
遠征疲れを解消し切れなかったこととが重なっていたため、と想像できます。

パドックの見た目は、可もなく不可もなくでした。
内に気合を溜め込む風でもなく、落ち着いて周回している感じ。
馬体も主張するタイプではないですからね。
今まで通り、派手な印象はありませんでした。


鞍上はそのもろもろを踏まえて、スタートから
無理に好位を取りに行かなかったのでしょう。
ヒカルのレース内容に見て取れるように
前々でイニシアティブを取ったほうが有利にはなるはずですから。

結果として、積極的に仕掛けることになるレッドの後ろで
直線に向くまでじっくり進めることが出来ていましたね。



レース後の横山の喜びっぷりは、
ブエナへの驚きが表現されたものと受け止めています。
ウマの能力に逆らわずに乗った結果、勝ち切ってしまった訳ですから。

直線の伸び脚も、いつもの柔軟性を欠いているように見えましたし
よく届いたと思っています。凄い。



写真は表彰式あたりの姿ですね。
ブエナはホントに落ち着いてますね

…なんか、闘志むき出しな感じはしないんですが
レースの展開は捻じ伏せる、なんですよね。
そのあたりは不思議な心象を覚えるウマです。


個人的にはキングジョージに行ってほしいなー。
シーザスターズの引退以降、向こうの中距離戦線、
特に牡馬は中心がはっきりし切らないようですから。




レッドディザイア。

前走のドバイワールドカップで、地元主催者のど派手演出に
レース前から入れ込んでしまった、という事前情報は
インプットされていました。

ブエナより後ろから進めるのは、鞍上の積極的な戦略の中には
含まれていないだろうという読みがありました。
スムーズに好位に取り付くために必要な要素として
当日どれくらい落ち着きがあるか、が見たかったわけです。

で、パドック。
そんなに落ち着いていませんでしたねぇw

パドックの外々を踏み込みよく歩いていましたし
事前の懸念よりは、疲れは取れている印象でした。

ただプール調教を多く取り混ぜた中間の調整では
必要な筋肉が締まり切らなかったのかな。
いい頃のイメージよりちょっとゆるい印象も受けました。
…オークスのパドックが鮮烈に残っているせいw


そして、時間がたつにつれ、時々ですが首をブンッと振るように。

気持ちが入っている証拠と思いましたが
昨年のJCと比較してマイナス2kgの馬体重と
仕上がり途上の馬体、そしてこの燃えやすくなっているテンション。
アンバランスさは評価を下げる要因になりました。


パトロールフィルムを見る限り、3コーナー付近まで
コロンバスサークルとショルダーチャージ合戦を繰り広げていたようです。

8枠17番から馬群の外々を先行した場合、
スタートからつけた勢いをとめるには、前にウマを置く時間を
確保したかったのかな、と。
レッドの鞍上は、そのためにすぐ内を走るコロンバスに
タイトに迫ったように見えました。

結果的にこの接触が、道中のリラックスした追走を
難しくしたようにも思います。
あるいは接触したことで、かえって落ち着きを取り戻した?どうかなー。

ただ、早仕掛けの分でしょう
ラスト1ハロンからの伸びは見られませんでした。


レッドの次走は宝塚と聞いていますが、個人的には
安田記念のほうが魅力を感じています。

実は優秀なマイラーじゃないかな、という見立てになってきました。
距離がこなしているのは、クラシックの間に仕込みを続けた
スタッフと鞍上のファインプレーではないかと感じています。





あとは気になったウマを何頭か。


ラドラーダ。
パドックではお腹がギリギリという印象を受けました。
相手に加えてはいましたが、底力勝負では厳しいかなと見立てでした。

それよりはスタート。出負けしてから
追走に苦労すると判断したのか、
鞍上は後方でじっくり構えた分、コイウタにはなれませんでした。残念。

その鞍上。ジャミール、ラドラーダと、ムムムッと思う内容が続いております。
ダノンシャンティも結果が出ただけといえば、そうかも?

ひとつ気になったこと。パドック周回中にキョロキョロ。
ビクビクでもオドオドでもなく、取り巻くひとの様子を
観察している様子に見えました。
賢さと度胸と。今後どう出てくるか、楽しみです。



プロヴィナージュ。
2ハロン目から、10.6-11.0の早いラップを
3番手追走の時点でオーバースピードだったのかな。

試行錯誤が一巡した頃、小回りの芝中距離で
不意に結果を出しそうな予感がしています。
秋華賞的なアレですねw


ミクロコスモス。
パドックに出てきた瞬間に「角居厩舎の仕上げだ!」と
思ってしまいました。

柔らかめで大きく広がるトモ筋肉のつくり方といいますか、
ウオッカやヴィクトワールピサのシルエットが重なるようで。
仕上げのノウハウが熟してきているんでしょうね。

いくつかの有力な厩舎には、仕上げのノウハウが
仕上がった馬体の特徴としてでてくる、という感触を持っています。
今回のミクロはその感じでした。びっくり。

ゴール前、大外から差し込んできてまたびっくり。
前走の勝ちっぷりといい、以前とは
適性が変わってきているかもしれません。




で、最後に。

口取り後に終始ごきげんだったリーディングジョッキーによる
フライング・ディスマウント。
鞍から飛び降りるアレですね。

着地に失敗してしりもちを着く苦笑いのリーディングジョッキーと
一向に動じない現役女王とw

ステキなコントラストでございましたw



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