2010.11.30
JC

世紀の降着、とは言いすぎでしょうか。
ブエナビスタ降着。


確定の瞬間はフジの中継に収まらなかったようですが
現場にアナウンスが流れたときは騒然としていました。
確定までの長い時間、ターフビジョンでは
ずーっとレースリプレイを繰り返していましたから
待ちかねた分のエネルギーが爆発した格好でした。

残り100mあたりで観ていましたが
現場にいながらターフビジョンの画を観っぱなしw
あれはヤバイ、って思いましたからね。


やはり2回目の不利が致命傷だったようです。

ローズキングダムが立て直して追い出そうとした瞬間に
前をカットする形でブエナが交わしていきました。

斜行というより、交わす相手の戦意を削ぐ戦略的な進路取りと
汲み取ることはできました。

スミヨンの右ムチ、左に仰け反るローズの顔、
手綱を持っていかれる武豊。
スミヨンには修正する意思がないと判断されたんでしょうね。

ジャパンカップという国際的に注目される舞台で
日本のジャッジ基準がどんな塩梅なのか、
図らずも値踏みされる結果になったようにも思います。


降着処分は妥当だったのか。
あくまで個人的な心象ですが、勝てたかどうかは別として
不利のないローズであればまだ競る力はあったように思います。

ブエナが寄ってきた時のローズの表情。
「なにさらしとんじゃい」といわんばかりに
ムキになって(力んで)ピッチを上げにかかっているように見えます。
(自分だけかもしれませんが、だから個人的な心象なのですw)

余力のない相手の進路を奪いに行ったのではなく
相手の余力を物理的にカットする進路取り。
悪意ではありませんので騎手だけ騎乗停止、でもよかったかもしれません。

ただ一方で、ブエナのヨレは
オークスの再現のように見えました。

ブエナの俊敏さがキレのあるヨレを産んでしまっているのかも知れません。
が、対策は立てられないものなのか。癖の一言で納得するしかないのか。
確かめようのない疑念がちょっと湧いております。
これも個人的な心象。でもないか。

裁決の基準に明るいわけではありませんし、いわゆる前科のあるなしで
ペナルティの課され方に違いが出ることの是非、も
議論されなければいけないでしょう。

裁決が過去のブエナビスタの癖も含めて、今回のジャッジを下したとしたら。
ギリギリアウト、もあり得ると思っております。


ムーアがレーシングポストにコメントしているようです。
「wrong dicision」、誤った決定だったという内容。
本人の実直さから来るストレートなコメントと受け取りました。
が、ヘンな波紋を広げる可能性も。あるかもしれません。

文化の違い、だけですべてを片付けてはいけないと思います。
が、一定の基準がしっかり保たれているなら、他国のジョッキーの
コメントひとつで議論が揺らぐ必要もないと思います。

…問題はJRAの裁定基準がしっかり保たれていると言い切れないことでしょうか。。。
これは今回の降着に対する反響とは少し分けて考える必要がありそうですが。。。


平たくまとめると、次に期待、ですw
有馬記念はすっきりしたパフォーマンスで。お願いいたします。
引き続きスミヨンのようですね。そうでなきゃ。



ローズキングダム。

繰り上がりの1着。
あの不利から諦めずに脚を伸ばした気持ちの強さが
勝利を引き寄せました。

ラストを見せムチで流した格好でしたので
こちらもひやひやなハナ差となりましたがw
反対にハナ差負けていたらダイワスカーレットくらいは
あれこれ言われていたかもしれませんね。。。

戦前の読みではかなり有力な候補に上げていました。
ブエナが外々を回さざるを得ない分、
先行できて折り合いの付く切れ味をもっているウマ、という
対抗条件でピックアップできていましたので。
ただ1着まではね。。。

レース後の鞍上のコメント。
有馬記念では1着入線したい、と。
どこまでもファンの心を損なわない、見事な姿勢でございました。

復帰後初のJRAのG1勝利、そして23年連続JRAのG1勝利。
繰り上がりの後味は置いておいて、素直に喜びたいと思います。



ナカヤマフェスタ。

最終追い切りが馬なりで50秒台、それも調教助手さんが天神乗りでw
ありえないくらいタフなフィジカルに期待してしまいました。
本命にした後味。なんともいえませんね。

スムーズに番手の外々を先行できた時点で
よしよしとほくそえんでいたのですが。ぬか喜びでした。

中団から先行を捕らえにかかる、ハンターのような差しが
ステイゴールドには向いているのかもしれません。

坂下のラップがレース最速の11.2。
直前のラップから1秒はね上がったこの時点で後続に捕まり、ジエンド。

直線入口の滑り込み方はマツリダゴッホを彷彿としましたが
マツリダも勝ってないですからね。。。
あのときの馬なりは戦慄ものだったのを思い出しました。余計か。

最後はウマも人もやめてしまっていたようでした。
その分は有馬に向けた余力になるでしょうか。
このまま休養でもおかしくはないと思っています。



ヴィクトワールピサ。

鞍上が府中の内枠の特性を理解しているようでした。
あれより1つ後ろに下げると、2つ3つ余計に
ポジションが下がってしまう可能性がありますからね。
1コーナーまでの所作、ファインプレーと思ってみていました。

強力な逃げウマがいない分、早め先頭から目標になってしまうのは
そのファインプレーと表裏一体。
それでもあの着差にまとめるあたり、ウマも力があります。
直線のヨレで鞍上に過怠金がありましたが、力は再確認いたしました。



ジャガーメイル。

近走になく出来がいいと見ていましたが
展開や相手関係を考えると評価が上がりませんでした。
一度予想の死角にあった分、上位入線の中では最もびっくりした格好です。

言われてみれば、ジャングルポケットで府中ですから。
そしてG1馬ですから。納得といえば納得ですけどね。

この後は規定路線で香港とのこと。
激走の反動さえなければ、いい勝負になるのでは。
期待しています。



あとはペルーサ。

藤沢厩舎には珍しい、という印象でしたが
パドックで肩の出が微妙に悪く。
そして相変わらずの出遅れ。

有馬パスで休養でしょうか。
鞍上のスイッチでしょうか。
使い続けることがベターと判断するのか、今後の動向、ちょっと注目です。




最優秀3歳牡馬も年度代表馬も
有馬に持越しでしょうね。

レッドディザイアが加わりますし、
年末も予想の難しいレースになりそうです。

…もちろん、望むところですけどw


関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://keibadecade.blog98.fc2.com/tb.php/349-ff006610