2010.12.30


スマートファルコン、見事なパフォーマンスでした。

対フリオーソという点で、前々走の逃げはあくまで奇策、と捉えていました。
違いましたねw

今回は確信を持った逃げ。
前傾ラップで後続をなし崩す展開に持ち込みました。
ラップはこう。
12.2-11.1-11.5-12.2-11.9-12.1-12.1-12.3-11.9-13.1

前半58.9って。。。
その上で残り400mから11.9で再加速されたら、ね。
スマート自身もラストはラップを落としていますが
後続は我慢比べで着を拾うしかなくなっていました。


鞍上はうれしそうでしたね。
オフィシャルサイトのコメントも気持ちのよいテンション。
父仔制覇ですしね。どちらも目撃いたしましたよ。

お父さんよりも気持ちのコントロールが難しいタイプのようですが、
中山1800mより京都1800mが向きそうな点は似ているかな。

似てる理由?前傾ラップで粘りこむには、中山の坂は厳しいですから。
お父さんもフェブラリーS(その年は中山1800mで開催)では
最後詰め寄られてましたしね。

反対にアンタレスSは、そりゃあすばらしい限り。
喉なり直前の圧倒的なワンサイドレース。
ゴールドアリュールのベストパフォーマンスではないでしょうか。
一見の価値ありです。オススメです。


次走、フェブラリーSですと、同父同脚質の
エスポワールシチーとの争いになります。

川崎記念と両にらみ、という報道もありますが、
府中1600mでのラップイニシアチブをどちらが取るか。
実現したら、まっこと面白いですね。期待してます。





で、ここからは超私見ですが、
日本レコードに思うこと。

2:00.4は従来のレコード、2:02.1から1.7秒の更新。
従来のそれは、2006年帝王賞、アジュディミツオーとカネヒキリの
一騎打ちで計時されたものです。

ミツオーが逃げ、終始ペースをコントロールして
カネヒキリを1馬身完封した内容でしたね。
ちなみにナマで見損ねたレースです。くやしー。

その当時のラップです。
12.5-11.6-12.2-12.4-12.2-12.0-12.2-12.5-11.8-12.7

改めて、昨日の東京大賞典はこちら。
12.2-11.1-11.5-12.2-11.9-12.1-12.1-12.3-11.9-13.1

ラップの構成、加減速のポイントはほぼ同じですが、
今回のほうが平均的に早いラップになっている格好。

スマートファルコンが急に充実した、という見解も
的外れではないと思いますが、
この早いラップを担保したのは、馬場状態が最大の要因だと感じています。


ここ数年感じていたことでもあり、ほぼ確信に近いのですが
大井の馬場、意図的に速くしていますね。



何をいまさら、という向きもあるのかも知れません。
こうしたG1の際だけ馬場のチューニングが違うことも邪推されます。
砂厚ですから、変えようと思えば、ね。

ただ、今回の軽い馬場へのチューニングは
大きなメッセージを示していると思っています。


来年から国際G1になる東京大賞典。

国際レーティングに本格的に組み込まれ評価されることになります。
レーティングが複数年で低調に終わった場合、
G1の格付けを外さなければならないという懸念があります。

レースレーティングの評価は、上位入線馬のレーティングの平均で決まります。
参加したウマには1頭といわず、高いパフォーマンスを期待したいところ。
基準馬の選定方法にピンときていない部分がありますが
走破タイムの速さ自体がマイナスに働くことはないでしょう。


また、これまでのような深いダートというのは
少なくとも欧と米には見られない特長です。

どんなに賞金が魅力であっても、主要国の有力馬が参戦を検討する際に
パワー重視の未知のトラックコンディションは
かなりの懸念事項になりうるでしょう。



国際G1への変貌にあたり、東京大賞典というレースが
どのようなキャラクターであるべきか、
このテーマに対する主催者サイドの結論が
今回の日本レコード決着に至る大きな伏線だった、という印象です。

速くなるよ宣言、ですね。

つまり、2分03秒や2分04秒で決してきた
これまでの東京大賞典とは決別します、というメッセージだったのではないか、と。


…誤解かなーw
合ってると思いますよ。
これまでの覇者であるカネヒキリ、ヴァーミリアンの引退もあり
もろもろの感傷から大きく捉えてしまっているのかもしれませんが。

でも、変わっていきますね、きっと。



それは頂点を目指すウマの血統も作り方も
変わってしまう可能性を意味するわけでもあり。

例えばいまいまの大井、カジノドライヴがでていたら、とかね。

今後の傾向、じっくり見定めていきたいと思う次第です。




最後に。
2つのレコードのラップ比較で思ったこと。

ラスト1ハロンの粘り方は、アジュディミツオーが上でした。
馬場差も加味すると、あのときのスタミナは傑出していたな、と感慨深く。

つくづくナマで見逃したのが悔やまれます。

…やっぱり過去への感傷はありますなーw
平均ラップや最速ラップが京都と変わらない大井って、とか
やっぱり思っちゃってますからね。


関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://keibadecade.blog98.fc2.com/tb.php/360-6d7009ab