2011.03.18
限定的ながらも再開が決まりました。

不謹慎、という声はあるでしょう。
特にもともとケイバをたしなむことのない人からは
出るべくして出る意見だと思います。

が、個人的な見解はむしろ逆で、できる限り続行すべきと考えています。


ひとつは、ギャンブルにしろ趣味にしろ、
ケイバが軽度の依存を伴う嗜好品であること。
よく観察すると、この有事に、被災地以外で
お酒やたばこの販売を自粛する動きは少ないですよね。

社会的なストレス軽減策、といえば少しは受け止めてもらえるでしょうか。
社会悪と表現する方もいらっしゃると思いますが。

災害の影響は中長期間に及ぶことが確実です。
大勢のひとが冷静に行動し続けるために、嗜好品に手が届くことは
重要と考えています。


ひとつは、競走馬が人間の恣意性の及びきれない存在であること。

ケイバは人間だけで完結するスポーツではなく
競走馬の体調管理がサービスのクオリティに直結します。

人間でもコンディショニングに影響はでるだろう、という意見もあるでしょうが
理性的な調整はウマに比べれば容易でしょう。
また、当然のことながら、スポーツ選手は人間ですから
弔意や自粛という言葉を解することができるわけで。

自分の期待する結論は、競走馬のコンディショニングを考慮する限り
今週からの再開か、1か月以上の中止でしたので、
この点では納得をしているところです。


ひとつは、年間2兆円を売り上げる国際的なエンターテインメントであること。

経済規模が大きいということは、それを中止し続けた場合の
マイナスの影響も大きいということですから。

諸外国からの懸念は、日本経済の評価にも通じます。
パフォーマンスでは、という揶揄もあるようですが
パフォーマンスすらできない、という評価をしてもらっても困るわけで。

日本、大丈夫。というメッセージを
欧米にも中東にも届けられることは重要な戦略と考えています。




大きな懸念は、開催に伴う電力供給と通信帯域、
そしてジョッキーのモチベーションでした。


ケイバを開催したら停電が発生しました、というシナリオは
事業継続の点では致命的です。

中山開催を断行した場合、実害が発生するリスクと
当然かつ妥当な状況として世論のバッシングにさらされるでしょう。

競馬場、ウインズにでかける人たちで
交通機関に悪影響が生じるリスクもまた勘案されたようです。

西日本では災害も停電も、その影響は大きくないでしょうから。
中山開催の中止、北海道を除く東日本のウインズでの馬券販売中止。
リスクヘッジという点では見事な視野をもった結論でした。

有事の際はあたりまえの判断ができなくなってしまう怖さがありますので。
(だから被災地である茨城で計画停電を実施してしまったりするのでしょう)
あたりまえじゃん、と思えることほど
しっかり評価するべき状況と心得ています。


一方の通信帯域でいうと、IPAT投票がパソコンに限定されるという結論。
技術的には可能なんですね。それがベストな判断と思います。
ケータイはやはり非常時の通信手段として確保されるべきですので。

多少の不自由さで日常を取り戻していけるなら。
協力したいと思います。


そして心配なのはジョッキーのモチベーション。

騎手会はレース1鞍ごとに寄付金を集めると発表。
ただし、会長の武豊は「普通の気持ちでは」とコメントしています。

騎乗に集中できないメンタリティがジョッキーの間に蔓延しているのであれば
開催に真っ向から異を唱えるべきです。
そしてその訴えは最大限尊重されるべきです。
事故が起こってからでは遅いですから。

今回は、開催に向けて「できることをやっていきたい」というスタンス。
続行することに意味を見出すなら、それは支持すべき結論と思っています。

ジョッキーの喪章は、哀悼の意と復興への祈りを共有するためのもの。
変わらぬパフォーマンスを期待しています。


そして、讃えるべきはリスポリ。
最後まで日本に残るとのコメント。もー大好きさw

母国イタリアの家族からははよ帰って来いと口うるさく言われているらしく。
そりゃそーですよ。

昨秋にこれまでの騎乗契約が切れていることも
日本に留まっている背景ではあると思います。
いやいや、揶揄したいのではないですよ。
効果的に自分をアピールしてこそジョッキーですからね。

したたかさと誠実さは、表裏一体でこそ一流でしょう。
この非常事態にどうリスクを負う存在であるのか。

短期免許の都合、秋競馬には乗れないですよね。
それでも日本のファンにとっては最も響く結論を出してくれました。
やるじゃないかw




JRAの結論。代替開催で阪神は3日間。
いいじゃないですか、1日得したと解釈しましょう。

そしてスプリングS、フラワーCが阪神開催に。
やむを得ないことは頭で理解していますが、こちらはピンとこなくって。
毎日杯とどう違うのさw
みたいなツッコミはだめかなー。

でもトーセンラーとかオルフェーヴルあたりは
中山より向くんじゃないか、と思ってみたり。

あら、トーセンラーは宮城の山元トレセンだったのか。
無事だったようでよかった。鞍上蛯名!まじですか。




過剰な自粛ムードより、ケイバファンなら
前向きにケイバと取っ組み合うほうが大事と心得ています。

売り上げの一部は義援金に回るそうですしね。
東京にいても、微力でも、力になることはできると信じて。



ウマは後ろにはギャロップしないじゃないですか。
前向きにまいりましょう。

さぁ、週末は全力でケイバです!



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