2012.02.12
ゴールドシップ、快勝でした。

ブリランテの真後ろにつける戦略は至極妥当と思って観ていました。
直線入り口で一瞬前が詰まりましたが
全く問題ありませんでしたね。

前走ラジオNIKKEIでは4コーナーで馬群をまくる展開。
内々をうまく立ち回ったアダムスピークを捉えられませんでしたが
一番息の長い末脚を披露していました。

問題はスローが予想される展開で
瞬間的な加速ができるかという点でしたが
ここで効くのが乗り替わりの鞍上。
自分のイメージに違わず、4コーナー手前から仕掛けていってくれました。

ゴールまでの伸びを見ると
ようやく手の合う鞍上を迎えられたような印象ですね。

その鞍上、復帰後初の重賞制覇。
レース後に録っておいた「バース・デイ」を観ましたが
やはり復帰までの道のりは厳しいものだったことを伺わせる内容でした。
あのボルトはなんとも言えなくなりますね。。。

ウチパクの仕掛けの積極性、これを確かめていたからこそ
ブリランテとの馬単を折り返すことが出来ました。

そう、1点でよいとは思っていましたが
ブリランテをわずかに上位にとっていたんですよね。。。

今年の牡馬クラシック戦線、
やや重の札幌2歳こそ若干タフな印象がありますが
それ以外の重賞のほとんどがスローの上がり決着。

そのなかで好位づけで結果が出せたのは大きな収穫と思います。
問題は中山のコーナリングになるでしょうか。
今年は同様の課題を持つ有力馬が多いですね。
ディープ産駒の特長、ともいえるでしょうか。



さて、ディープブリランテ。

確かにテンションは高かったのですが
レース運びは、はっきり表現しましょう、最悪でした。

スタートで押し出されて先頭にたったのは
やむを得ない戦略だったのでしょうか。

クラシックで逃げたいのであれば話は違ってきますが
このレースを取りこぼしてでも、位置取りを度外視して
折り合いをつける経験が必要だったように思います。
最近ではリーチザクラウンが似た例ですね。

その後、ハミをかみっ放しで逃げる結果になりました。
これでは次走も同じことを繰り返してしまう懸念が強くなります。

あとは追い出してからのフォームでしょうか。
ウマのピッチと合っていませんでした。

首が伸びきる瞬間にハミを当てて
支点をつくれているようにも見えるのですが、
なにかこう、手綱の詰めが甘いことで
繰り返しクラッチを切ったりつないだりしてしまったように見えており。
ウマの加速にプラスになる挙動だったかといわれると疑問です。

ゴール前の失速もスタミナ切れだけではなく
鞍上の叱咤が伝わらずに
気持ちが切れた部分もあったように見えました。
交わされてしまったことも影響したかもしれませんね。


レースラップです。
12.9-11.9-12.5-12.8-12.5-12.1-10.9-11.0-11.7。

12秒半ばのラップでハミを咬み
10.9をウマなりでたたき出す感覚は
スローの上がり勝負にはまるで向きません。

どれだけ恵まれたフィジカルでも、それを活かす戦略が取れなければ
結果に結びつけるのは難しくなります。
完全に結果論になりますので、陣営を揶揄する意図はありませんが
あるいは、ワールドエースのようにひとつオープン戦を挟んで
課題解決を試みたほうがよかったかもしれません。

1000m力んでなお2着を確保した素質馬。
クラシックに向けて黄信号がともったと思います。




一方の京都記念。

トレイルブレイザーが自分の競馬をやりきりました。
さすがの鞍上、そつのない騎乗でした。

ユタカマジックと表現するマスコミ各位もありますが
これまで鞍上が身につけて来た妥当な判断を
道中で順に踏んでいった結果だと思っていますので
マジックやミラクルの類では。。。

…まぁ、目くじら立てるところではないかw


無理なく離れた3番手からの向こう正面。
徐々に外に進路を取っていました。
これはパトロールフィルムで確認できます。

狙いはおそらくは2つ。馬場のよいところを選ぶため、
そしてコーナーをタイトに回らないため。

トレイルは加速力に長けたタイプではないという前提でみると、
その力を引き出すには道中の減速ポイントを減らすことが
重要になると推察されます。

いやー3コーナーも4コーナーも、きれいな
アウトインアウトだったように見えましたよ。
コーナーでの減速を抑えることができますよね。
コーナーの立ち上がりで加速もしやすいですし。


ちなみに鞍上のアウトインアウトが露骨なのは
2005年のJBCクラシックだったと記憶しています。
名古屋開催の年ですね。

NARのサイトで映像が確認できます。
向こう正面でいったん外に膨れた後
タイトな3コーナー目掛けて鋭角につっこんでいく
タイムパラドックスが観れる筈です。


さてトレイル、この後はドバイを希望するのでしょうか。
確かに国内ローテでG1を狙うのはきついですから
厩舎での使い分けからしても選出されれば実現するかもしれません。
僚馬トゥザグローリーは狙っていますしね。



その他のウマでは、ひとつだけ。

ダークシャドウは4コーナーで
なぜトレイルを追いかけなかったのか。

後方の差しウマを警戒したこともあるでしょうし
休み明けで反応が鈍かったという仕上がりの部分もあったのでしょう。

ただ、坂の下りで出していきたくなかった、というコメントが出ているようです。
この理由が知りたいですね。

下り坂を利した加速を避ける理由は何か。
結果的に前残りを許したわけですし、このあたりを掘り下げたとき
リーディングジョッキーのいまいまの思考が
見えるのではと考えています。



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