2012.05.21


ジェンティルドンナ、圧勝でした。

ダービーの5馬身差は経験がありますが
オークスでの5馬身差はちょっと覚えがないですね。
それだけ圧巻のゴールシーンでした。強かった。


レースラップです。
12.6-10.9-11.6-12.0-12.0-11.9-12.4-12.3-12.2-12.1-11.8-11.8。

大方の予想通り、マイネエポナがハナを切りましたが
エピセアロームがそれを追走。
エピセの先行策自体はあると思っていましたが
思った以上にタイトな追走でした。

前々で運ぶ選択をしたトーセンベニザクラやオメガハートランドは
結果的にこの厳しさに巻き込まれたような印象です。
上記の4頭の着順がペースの厳しさを物語っていますね。

桜花賞馬の鞍上は落ち着いていました。
向こう正面では無理のない手綱のテンション。
3コーナー過ぎには1番人気の真後ろという
最高の目標を手に入れる運び方でした。

5馬身の差は結果論だと思っています。
高速馬場を見越して早め早めにアクセルを踏んだ人馬が
終いの脚を厳しくしていった分、相対的に
着差が開いたと理解しています。

このレースで戦略的にアクセルを踏むタイミングを
遅らせることに成功していたのは
ジェンティルドンナとミッドサマーフェアの
2頭だけ、ではないでしょうか。
片方は伸びませんでしたけどね。。。

一方で、例えば、着順を落としはしましたが
アイムユアーズやハナズゴールの鞍上の積極性は
評価しておかないといけないかなと。

プッシュするにしても控えるにしても
鞍上の積極性を見極めるのは
ペースへの判断力の裏づけも含め
ジョッキーの重要な評価基準と思い始めています。


さて、秋は3冠挑戦となります。

ペースが締まったことで圧勝の図式になりましたが
3冠が安泰になったかというとそこまでは。。。

今日のレースレコードはトーセンジョーダンの天皇賞秋と
展開が相関しているように思えていまして。

3冠目は京都2000のレイアウト。
勝つための位置取りやペースは
ずいぶんその色合いが異なりますからね。
強さを発揮できるかは改めて見極めないといけないでしょう。

でもスローな桜花賞と厳しいオークスを
ともに差し切った事実は重いと捉えるべきか。
予想で軽めに扱ってしまった分も
評価をしなおしたいと思います。

個人的にはこのまま川田の継続騎乗でお願いしたいですね。
直線のフォームを見る限り、桜花賞よりも
制御が効いていてリズムも合っていたように見えておりまして。

びしっと代役を務めあげました。
お見事でした。グッジョブ。



ヴィルシーナ。

道中、鞍上のプッシュに迷いは見えませんでしたが
ウマの反応がいまいちだったのでしょうか。
終始手ごたえの物足りなさが伝わってくる見栄えでした。

レース前の入れ込みと合わせると
心身ともにベストではなかったのかな、という邪推。
レースの度にプッシュされ続けてしまうと
前向きな気持ちが削がれてしまうかもしれませんね。

でも今日はよく粘りました。
前々で粘るイメージが強かった分
単勝では買いづらかったのですが
力は示してくれたと思います。



ミッドサマーフェア。

鞍上の運びは充分なものだったと思います。
スタートを五分以上に出て、かかり気味の鞍下を
なだめながらの追走。

最後伸びなかったのは、スタミナロスもあったでしょうが
直線でジェンティルドンナが外から被せてきた場面がポイントかなと。

あくまで私見ですが、ウマの上体が仰け反って
ひるんだように見えました。
その後ピッチが落ちてふわーっと失速していきます。
最後は迫力負け、という見解です。

前走抜け出してから遊んでいたことを考慮すると
レース中のストレスにあまり強くないタイプかもしれません。
立て直しを期待したいですが、未知数といいますか。。。

春先5戦を重ねたこともありますので
「夏」は使わずにしっかり休んでほしいと思っています。



なお、前日時計を出したことについての揶揄を
ネット上で目にしました。
調教助手に直接ツイートした人もいるようです。

前日に時計を出すことの是非についてはなんともいえません。
外野であることもありますが、調整に正答がないことも
はっきりした判断が難しいポイントと思っています。

前日に負荷をかける調整。
昔は比較的見かけるパターンだったという認識ですが、
フィジカルにどんなメリットがあるかは
はっきり理解しておりません。

キャッチな敗因を求める心情はわかるのですが
馬券を買うこと自体、自己責任ですからね。
不特定多数が見聞きできる機会での端的な揶揄は
控える姿勢が賢明と思っています。

一方で、残念で理不尽な思いが続けば
ひとが離れるきっかけにもつながるでしょう。
G1で人気するウマを預かる人間には
こうした心情への配慮も少なからず求めたいところです。

すでに語られていることでしょうが
プロセスに対する説明責任を果たす、ということでしょうかね。

説明の少ない中で自己責任で買えというのは
理不尽な場面が増えすぎてしまいますよね。
理不尽な趣味にお金を賭け続けるのは難しいかと。

なお、自分は、実際よりも落ち着いたペースを想定し
ヴィルシーナを目標にできる強みを重視して
前日の時計が少なからずマイナスに働くことも視野に入れて
ミッドサマーフェア、本命でした。

ずいぶん煽られた人気だなーと思いつつ
ここは自己責任で腹を決めましたよ。
相変わらずの引きの悪さですが。。。


…うーん、これは書くべきか少々迷ったのですが、
個人的には、前日にまだ太いと感じたことと
前日に時計をだす判断とが、
陣営の安心感のために行われてしまった部分が
少なからずあるのでは、という印象ももっています。

当日のパドックから返し馬まで、
ウマに気が充満していたかと言われると
微妙な印象がありまして。
やることはやった、という直前の陣営の満足感は
レースにピークを合わせる結果には
結びつかなかったのかな、と邪推をしているところです。

陣営を揶揄する目的はありません。
それを踏まえて買うか買わないか、は
こちらが背負っているわけで。

ちなみに馬券の人気に応えられない陣営なら
タイミングの問題はあるにせよ、じきに
よいウマが回らなくなる相関が起こるだけだと思っています。
…厳しい見解でしょうか。

レース後に鞍上が首を捻った通り
今回はシンプルに、残念、でした。



ヴィクトリアマイルの時とは
ずいぶんペースの落ち着き方が違うなー、という
雑な感想ももちつつ。

さぁ、ダービーウィークですね。
集中してまいりたいと思います。


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