2012.05.30


週が明けて多少テンションが落ち着いてきたこともあり
見届けきれなかったことに気づいたり
整理しきれなかったことがある程度着地点を見つけていたり。
時間は妙薬ですね。


ディープブリランテの3コーナー手前。

レースラップは落ちているところなのですが
逃げるゼロス、そしてトーセンホマレボシと
3番手以降の間隔がすっと開いています。

ここでわずかながら溜めが効いたことが
早めのスパートを大きく後押ししたようです。

この気づきはフォローしている方のツイートで気づきました。
有難うございました。



一方、鞍上の直線での所作。

長手綱で、ハミもソフトなあたりのものに変えたそうですので
ハミあたりの強さでなく腰からの押し出しで
直線の走りを扶助していく意思は伝わりました。

がむしゃらさはわかるんです。
この段になってクールになんて望むのも相当野暮ですから。
レース後の号泣と合わせて、多くのファンの胸を打ったのも事実です。
自分もジーンときてましたし。

でも、すごい野暮だけど、ちゃんと言っておかないとw

直線途中で揃っていたひざが崩れる場面があります。
フジのブリランテカメラで見ると
左の鐙がすべってつま先から土踏まずまで
ズッポリ深く履いてしまっていました。

足元がすべれば体勢は崩れますよね。
これはウマの走りにはマイナスだったと思っています。

レース後のインタビューで
恥ずかしいとコメントがあったようですので
自覚はされていた模様。
繰り返しても決して褒められる所作ではないですから
なんとか、…ならないかなw

これが岩田なんだ、といってしまうのは易いかなと思っております。



フェノーメノの血統。

近親にインディジェナスがいるんですね!
すごい今さら感ですが、さっき
優駿の青葉賞の結果を見ていて気が付きました。
はやくいってよもーw

個人的には、またこの血統を軽視した格好です。
なんかいろいろぶり返してきました、あーくやしいw



そして、件のワールドエース。

コメントを保留して整理していましたが
自分が過剰に期待していた、という結論に達しております。

福永がレースの流れを握る瞬間が観たかったんですよね。

他のジョッキーから「どうするんだ」と窺われる瞬間を利用するような展開。
ワールドエースの型を崩してでもスタートからプッシュして
先行気味に道中を進められれば、他馬に対するけん制が効くのでは、
などという期待感をもっておりました。

スタートから道中の所作を見る限りは
前々で運ぶべき馬場状態、という認識は
持っていたようですしね。

結構な割合で「そりゃ期待し過ぎだ」と言われそうですが
(というか、すでに実際に言われておりますが)
そうした場の支配ってきっかけひとつだったりすると思っていまして。

潮目が変わる瞬間にその馬券を持っていられるならチョー幸せ♪
というのは、まぁ、予想ではなく妄想でございましたw


実際の展開。

真ん中の枠で差しウマの場合、外枠のウマの押圧で
必要以上にポジションを下げる懸念はあるわけです。
それからすればプッシュした方かもしれません。

早めのラップ追走と、3コーナー手前でのペースダウン。
この位置でペースダウンされると厳しいですね。
そこから仕掛けるには距離が残りすぎていますし
いっしょに溜めてしまっては前残りの可能性が強くなりますし。

勝ちウマの周辺にポジショニングしていなかった時点で
勝機はほぼなかったものと理解するに至っています。


ジョッキーは与えられた状況下でベターな判断をしたのでしょう。
これまで仕込んできた折り合いを
壊さない範囲でプッシュしていました。

ただし、そのリスクを抑える乗り方は
観る側の興奮とはずいぶん距離があります。

相手関係や想定ラップなどは
レース前にファンでも分析可能なものであって
レース中のプレイヤーに期待するのは
レース中の判断とそれを瞬時にアクションする力。
それがあるからこそ次への期待も興奮も生まれます。

皐月賞の内田もダービーの岩田も
レースの流れを敏感にかぎ取ってポジショニングし
スパートしていました。
不満を覚えるとしたらそのあたりでしょうか。


ただし、府中の馬場は世界的に見れば
特異なコンディションにあると思っています。

これまで教えた折り合いを崩さず
先手に利がある日本ダービーの馬場を差し届かなかったことで
秋のロンシャンにある程度の可能性を残したかもしれません。

「ワールド」エースになる可能性?
駄洒落がきつい感がございますねw

パドックで感じた「あまり成長していない?」という感覚が
いい意味で裏切られるなら
世界制覇の可能性もあるのでは、と思っています。


ワールドエースのトレーナー。

レース後、ウマの仕上がりが甘かったという
コメントがあった模様です。

真意は測りかねていますが、字面は相当印象悪いですね。
ダービーに加減した調教で臨んだのか、という。

個人的には、オルフェーヴルの春の顛末からして
騎手を守る意図で出したコメントではないかと推察しています。
ある種のやさしさだったのかな、と。

ただ、その種の優しさは不要と思っています。
結果的に生じるのはファン側の不満でしょうね。
問題点がどこにあるか理解不能になってしまいますから。

調子が上がりきっていなかったのなら
断片的にでも事前にメッセージ出してほしいですし
レース後ならその原因を分析した上で
次走に望んでほしいと思いますし。

それも踏まえると、やはり
ちょっと安易なコメントだったでしょうか。



最後に。

ダービーポジションという言葉が相対化されたのは
スペシャルウィーク、アドマイヤベガの頃でしょうか。

1コーナーで前々にいないと勝てない、という趣旨で
使用されていた昭和の言葉ですが
これは引き続き死語と考えてよいと思っています。

ウラを取っていませんが、この高速馬場、
おそらくエクイターフでしょう。

今回は「たまたま」クレイグがその馬場を利して
オーバーペースを演出しましたが
スローであればスローなりのダービーが
展開するのでは、と考えています。

理想的なポジションは常に変化すると
心構えておくつもりでおります。


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