2012.09.03


マイネルエテルネル、力を見せました。

パトロールフィルムを見ると、4コーナーでクラウンレガーロに捲くり切られている姿が確認できました。直線で外に切り返してからの追い込み。交わされるまでアクセルが踏めなかった分溜めが効いた、ではなさそうですね。端的にロスだったと思います。それを巻き返しての差し切りですから、力を示したのは確かですね。

レースラップです。
11.8-10.1-10.8-11.5-11.8-11.9。

レースレコードタイだったんですね。ラップ構成は例年通りですが、ラスト1ハロンを11秒台でまとめたあたりは1、2着馬の地力だと思っています。どちらもデビュー戦から1秒以上時計を詰めている点も好感です。

マイネルの課題は前走が逃げ切りだったこと、でしょうか。スタートの出し方はじわっとしたもの。レース後のコメント通り、今後の距離延長が念頭にありましたね。そんなにムキになって追走しているようにも見えず、2戦目で気持ちが入りすぎるということもなかったようです。軽快に追走した方が力が出せるかな。中距離のスローペースで遅く走れるかは未知数ですが、1600mまでは心配は要らない印象です。

タマユズ産駒は重賞初勝利。というか本馬しか登録ないですからね。詳細はこちらのブログを参照しました。紹介させていただきます。7月時点での投稿ですのでその点はご注意を。
マイネルエテルネルの父タマユズ Tamayuz は英愛新種牡馬リーディング7位 - 競走馬カジノドライヴ ベルモントS.に至る


クラウンレガーロ。

デビュー戦の秀逸さから、この馬の単複だけ買っていました。そのデビュー戦、レース後半に12.1-11.9-11.5という加速ラップを、好位追走からラスト1ハロンまで虎視眈々と追走。ラスト1ハロンの加速力で差し切るパフォーマンスは、連闘を割り引いてもよいなーと。もちろん相手関係も加味しなければいけませんが、あとは自分の感じたスタミナの底の深さに賭けました。

スタートして2ハロン目あたりで、中団を1頭ポツンと追走する姿に鳥肌が立ちました。先団はハイペース、1番人気はその中、外に馬がいない。これは捲くり切れる!という予感。その通り動いてくれた鞍上。2歳重賞は大概どこかでアクシデントやオーバーペースを心配しながら観ているので、気持ちがアガることは少なめなのですが、久々にきましたね。そして4コーナーで馬群の外々を押し上げる栗毛はもう親父さんそっくり。97年朝日杯を是非ご覧くださいw

結果としてハナ差惜敗したことで仕掛けが早かったという意見もあるようですが、自分もそう思いますw いや、いい意味で早かったと思っています。おそらくですが、直線入口でマイネルエテルネルの前に入ってしまおうという意図があったと読んでいます。3コーナー過ぎのポジションから、外から被せてエテルネルの進路を絞り込み、仕掛けを遅らせることが目的だったのではないかな、と。自分の手応えとバランスして思い切りよく捲くった鞍上のファインプレーと思っています。しっかり応えた鞍下とあわせて、評価すべき捲くりですね。

こちらも距離が延びて面白いと思います。鞍上はどうなるでしょうか。連闘の分、ローテーションも考慮されるでしょう。秋の動向が楽しみな1頭になりました。


勝利ジョッキーインタビュー。

終始、冷静で柔和な姿が印象的でした。あの精神的なバランスで競馬に向かっていられるのは、非常に頼もしく映ります。不要な諦めごとをせずに勝利へのマインドを保ち続けるのは難しいと思っています。キャリアを積むほどに難しくなるでしょう。競馬に向かう姿勢に心地よさを感じ取りました。

そのコメントから、4コーナーで前に入られたのはやはり不本意だったようですね。慌てずに対処したことがハナ差につながったようです。反対に熱くなったのは最終レースの4コーナーかな。先団馬群を交わすために少し外に膨れてしまいました。あれがなければ小倉リーディングだったかもしれません。が、あのアクセルの踏み方は信頼に足るなー。肝心なところで気合が入るってやはり大事ですよ。観ていてわくわくするのはそういう瞬間だったりしますからね。



最後に、小倉リーディング。

ギリギリまでわかりませんでしたが、2着の差で浜中が掴みました。ただ本人は「内容は和田さんの方が良かったと思うので、まだまだ満足してません」という一歩引いたコメント。こちらも頼もしく感じております。謙虚なコメントがだせることも重要ですが、単に字面だけではなく事実を冷静に捉えていると理解をしておりまして。例えば2歳戦の成績。ここ2ヶ月の新馬、未勝利の勝ち数を数えてみましたが(最終週は除く)和田は6勝、浜中は3勝。小倉2歳Sを過去2年連勝しているリーディングジョッキーが、最終週の2歳重賞を蹴って新潟に行く理由はこのあたりにありそうです(数え間違ってたらごめんなさい)。夏、2歳馬がうまく回ることも有力ジョッキーの大事な要素。このあたりは来夏に強化すべきポイントになるかもしれません。

ちなみに浜中、8/26のビキニブロンド、リルダヴァルで後方から内を割る乗り方を「試して」いるように見えました。どちらも直線詰まって3着でしたが、内がまだ伸びる馬場を考慮するという妥当な理由のもと、いい意味でチャレンジができていたように思いました。オーナーやトレーナーからのオーダーだったかもしれませんが、難しいオーダーをされるだけの存在であることもまた稀少であるでしょうしね。現在2勝差で全国リーディング。こちらも秋が楽しみです。


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