2012.09.06

残念なニュースが重なっています。

この時期は秋が楽しみ♪という趣旨の投稿を無邪気にUPしている頃なのですが、戦線離脱のニュースが次々と耳にはいってきておりますので、テンションを上げていく前に少しまとめておこうと思います。


スマートファルコン引退。

左飛節腱鞘(けんしょう)炎の慢性化とのこと。ついに中央のダートG1を走ることはありませんでした。特に1ターンのフェブラリーSで見たかった。どんなパフォーマンスになったでしょうね。以下は全成績です。
競走成績:全競走成績|スマートファルコン|JBISサーチ(JBIS-Search)

…皐月賞、走っているんですね。全く記憶に残っていませんでした。芝へのチャレンジがあった、という程度の記憶でしたから改めて新鮮な印象です。

こうして眺めていると戦歴は大きく3分割できそうですね。この皐月賞後のJDDまでが第1フェーズ。適性を手探る時期と読み取れます。第2フェーズはKBC杯から6着敗退の帝王賞まで。岩田でG2、G3を連勝していた時期。そして第3フェーズは日本テレビ盃3着からドバイWCまで。こちらは武豊で地方G1を連勝していた時期。第2と第3はそれぞれ鞍上できれいに分けられますね。

武豊は完成期のスマートファルコンの戦法を明快にしました。ウマの充実期とも重なっていたのでしょうが、他馬を圧倒できる武器を確立した、という言い換えも可能でしょう。鞍上替わりで戦略を練り直しやすいタイミングだったともいえるでしょうか。思い返せば第2フェーズの頃は勝っても勝っても揶揄されていましたよね。なんでG1にでないんだ、というニュアンス。いまのスマファルからすれば隔世の感とは言い過ぎでしょうが、そのニュアンスになつかしさは覚えてしまいます。

印象深いのは2度の東京大賞典。自分の心象ですが、2010年は逃げのスタイルが確立されたターニングポイント、2011年はチャンピオンとして受けて立った逃げ、横綱の意地という見栄えでした。強さの示し方の異なる両レースだったという認識です。週末改めて見直そうかな。あー、褒め言葉として「G1.5」のJBCも美しいレースでしたねぇ。

すでに社台SSへスタッドインしているそうです。ちょっと周到すぎるきらいもありますが、ゴールドアリュールの後継、3年後に期待をつなぎたいと思います。この秋までは見たかったですけどね。お疲れさまでした。



3歳有力馬の相次ぐ離脱。

ワールドエース、アダムスピーク、トーセンホマレボシ。それぞれに因果関係はうすいと思いますが、相次ぐ戦線離脱に「ダービーの高速馬場」と「ディープインパクト産駒」という共通項が、語りの切り口としてキャッチみたいですね。あくまで因果関係と相関関係は別と心得ておきたいと思います。

個人的な見解ですが、エクイターフでの激走は、瞬間的な強いダメージを被るのではなく、筋肉や腱に長く疲労を残してしまうのではないかと考えています。このあたりは以前の投稿で。当時は日本の競馬が変わってしまうのでは、という必要以上に強い懸念を持っていましたね。そのあたりは斟酌いただきながらご参照くださいませ。
エクイターフ考察
続・エクイターフ考察

春のダメージの蓄積が秋に向けての強い負荷を許さなかったのかな、と邪推しております。治郎丸さんはご自身のブログで、ディープブリランテについて秋は全休でもよいのではとコメントしていますが、これは自分も賛成するところ。少なくとも秋は府中でお願いしたいかな。あのフォームで下り坂で加速するには、なにやら不器用な印象を覚えていまして。

他のダービー参戦馬も例外ではないと思われます。サバイバルとはいったものですが、できるだけレベルの高いレースにしてほしいですからね。各馬無事に本番を迎えてくれるよう願っています。


※9/7追記
言葉足らずだったかなと思い、追記いたします。レース自体の負荷はもちろんですが、疲労の蓄積はダービーへ至る過程全般がスコープだと認識しています。故障発生のトリガーが最も負荷が強いと思われるレースになることは十分あると思っていますし、今回のダービーが相当タフであったことは想像に難くないと思っています。頂点を決めるレースはダメージのピークでもある、とはきれいにまとめ過ぎかもしれませんが。

また、エクイターフであることが、すべからく高速馬場であることやダメージを残しやすいことを意味するわけではない認識ももっています。根付きが良くクッション性の高さを維持している「壊れない」馬場コンディションであれば疲労を引き摺りやすいのではないかな、という仮説をお話ししたつもりでした。使い込んで掘れる馬場になれば、エクイターフもこれまでの野芝と大きな差はなくなっているのだろうと思っています。

治郎丸さんのブログを拝見して言葉の足りなさを反省したための追記でした。その記事、勝手ながら紹介させていただきます。見事な姿勢でした。
日本ダービーの栄光と屈腱炎はコインの裏表



あー、牝馬路線は戦線離脱がないなーと思ったのですが、グルヴェイグが。。。 少し前に引退していますけどね。秋は相当期待していたのですがこちらも残念な結果に。。。 自分のブログで検索したところ、オークス本命だったことに気がついてしまいましたし。。。

あー、さらに、エアグルーヴつながりですが、優駿で稀有な対談がありましたね。ちょっと書いておきたいなと思っていますが、時間取れるかな。がんばります。



どうしても、走る馬ほど故障のリスクは高くなってしまいますからね。残念なニュースに触れる可能性も高いのは承知しているのですが。ちょっとテンションの上がりにくい投稿になってしまいました。故障したウマに罪はないですからね。しっかり残念に思うこともまた、大事なマインドと思い直すことにします。

さぁ、気を取り直して秋競馬。正直今夏は、忙しさにかまけたかな、集中して臨む時間が少なかったと思っていまして。集中力は年々落ちていきますしね、バシッと巻き直したいと思っています。


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