2012.09.15


右前浅屈腱炎のため、先日引退が発表されました。

ショックというより潮時かなという感想を覚えているのは、年齢と春の敗け方のためでしょう。府中のG1は2戦とも現地観戦でしたが、パドックで見る5冠馬の馬体は仕上がりきらない陣営のもどかしさが伝わるようでなんとも言えなかったのを思い出します。特にひと叩きしたヴィクトリアマイル、これまでアパパネのひと叩きはプラスに働いてきましたが、可もなく不可もなくという仕上がりと結果になってしまっていました。主戦もコメントを出していましたが、もうひとつ、獲ってほしかったですね。


印象深いのはオークスとヴィクトリアマイル。オークスはお察しの通り同着の興奮がなにより。長年やっていればいるほどその稀少さが実感できますからね。勝利ジョッキーインタビューのはしゃぎっぷりも納得。いいおっさんふたりで肩組んで、みたいなツッコミはなしですよw もう一頭のオークス馬は復活に向けた手探りを続けているところ。アパパネとの戦歴は対照的な軌跡を描いています。ここ4戦はダンスインザムードを復活に導いた鞍上を迎えて奮闘中。そこまで強い感慨を覚えているわけではないのですけどね、ライバルの分も頑張ってほしい。次走はオールカマーと聞いています。

ヴィクトリアマイルはいいレースでした。早め先頭からブエナビスタを抑え込んだレース内容。当時の記事を読み返してみましたが、テン乗りのブエナビスタ本命という自分を確認。いまならそんな愚行は犯さないですけどねーw 継続騎乗の蛯名がしっかりガソリンを使い切ったことが好レースを生んだ要因と思っています。追いすがる前年チャンピオン、凌ごうとする3冠牝馬。減速するレースラップ「11.6-12.0-12.4」では推し量りきれない迫力があります。まだ観ていない方は是非映像で。


栗東留学、という言葉がマスコミを賑わせたのもこのウマの賜物と認識しています。それ以前からも行っていたと思いますが、アパパネやマイネルキッツの活躍で注目を浴びました。効果のほどは個体や目的によって違うでしょうし、詳細は理解していないのが正直なところですが、現在の仕組みの中でベストを尽くした先に新たな管理手法が見出される、というストーリーは非常にポジティブな印象をもっています。西高東低の話はここでは置きますね。


さっそくお相手の話が報道にのっていました。おそらくという注釈つきでトレーナーからディープインパクトの名前が挙がったようです。12冠ベビーという響きは何かこう、手垢がついていてアレな感じを覚えていたり。字数が少なくて端的に伝わるのは確かにと思いますけどね。ちなみにメジロリベーラはまにあっていないクラスタです。


ひとつだけ、ないものねだりをします。今春の主戦の骨折、たらればをいうのは不謹慎と前置きしつつ、これがなければ生涯成績で乗り替わりのない記録が残ったのですけどね。もちろん乗り替わった鞍上に非はないのですけどね(馬券は買って外しましたが)。きれいな記録が見たかったという贅沢な感慨ももっています。


過去の3冠牝馬、メジロラモーヌ、スティルインラヴ(涙)ともにしっかりレースキャリアを踏んだ(完全燃焼し切った)ように受け止めています。キャリアは豊富ですが、5冠牝馬、故障は完全燃焼を留めるストッパーの役割を果たしたかもしれません。そう思い至ってようやく自分的な納得感がでてきました。次世代に期待して待ちましょうか。お疲れさまでした。



最後に。

この秋、順調なら3度目の偉業を目の当たりにできるかもしれませんね。札幌記念経由というハナズゴールが感冒で回避した分、前哨戦の人気は2冠牝馬に集中するでしょうか。できれば新旧3冠牝馬のマッチアップを見たかったという思いもありますが、こうした「相関しないバトンタッチ」は長くファンを続ける醍醐味のひとつと心得ます。明日はローズS、ジェンティルドンナはどんなレースで本番を見据えるでしょうかね。




おー、もひとつ最後にw

1970年のNijinsky以来、英国3冠への挑戦も目前に迫っています。Camelot、体調は万全と聞こえてきています。道中適切に「遅く」走ることができるのか、それがクリアできれば偉業達成なるのでは無邪気に構えておりますよ。古き良きクラシックの価値を再確認することは、かの地で競馬文化を再確認するきっかけにもなるでしょうか。日本でいうなら、ディープの3冠以後は菊花賞距離短縮という論調は少しトーンダウンしたような印象がありますのでね。

しかし今週は日欧、チェックしないといけないレースが間断なく組まれていますねー。3連休でよかったですw


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