2012.09.16


Camelot、惜敗でした。

42年ぶりの3冠は成りませんでしたね。Ladbrokes St Leger Stakes は伏兵Encke が先に抜け出し、Camelot を3/4馬身押さえて優勝。先ほど映像を観ましたが、Mickael Barzalona の仕掛けからゴール手前まで、ゆっくりと3冠の可能性が失われていく二十数秒。複雑な心地で堪能いたしました。

Barzalonaを褒めるべきと思います。スタート直後から最内をキープ、しかし真後ろにCamelot を背負う展開。最後の直線で外に張り出しつつ、Camelot の進路を塞ぎながら自分のタイミングで仕掛けることに成功しました。加速を促す一連のアクションは秀逸ですね。力強く追うピッチが上がり、比例してEncke のフォームが沈んでいく様は圧巻。ゴール後の派手なアクション(の結果落ちそうになってましたがw)も含め、魅せるジョッキーですね。

最終コーナーの立ち上がりで一瞬外に膨らむEncke 。それをいったん内に修正し改めて外に誘導する間。この間で内から外へ切り返されると、直後の馬はその間、Barzalona のアクションを待ってからの仕掛けになります。外に持ち出す決断も難しいでしょう。自分は後方の馬への牽制、戦略的な間だと受け取りました。結果、Camelot は内に導かれ、先行勢に前を、Barzalona に外を塞がれる形になってしまいました。


ポイントは見たまま、Camelot の仕掛けが遅れたことでしょう。「遅らせる」意図があったかもしれませんがそこはなんとも言えませんね。春先にダービーを連勝した際にも比較的かかるような素振りを見せていたCamelot 。鞍上Joseph O'Brien の未知の距離に対する慎重さは妥当なものと思っています。その慎重さが、出負け気味のスタートから仕掛けの直前までずっと前に馬を置いて内々を進んでいたことにつながっているのでしょう。早めに外に進路が取れなかったことは本人がこれから反芻すべき点と思いますが、内での我慢は必要十分な判断だったと理解しています。

でも、Barzalona を追撃しようとして急に追い動作のピッチがあがった結果、馬の首が起き上がってしまう瞬間がありました。このあたり焦りはあったかもしれないですね。好対照なアクションと映りました。


勝ったEncke はこれが重賞初制覇とのこと。これで次走はArc でしょうかね。なんとなく走りを見た限りの印象ですが、Maiden のDubai World Cup が開催されるタペタの馬場なんか合いそうな気がしました。実際はどうなるでしょう。


レース結果の記事です。Racing Postの記事ですね。
Encke thwarts Camelot's historic Triple Crown bid



さぁ、今度は古馬。日本時間で今夜にはQatar Prix Foy がスタートします。どうやら日本の3冠馬は大外枠という超懸念材料を抱えた様子。Soumillon は乗りやすいとコメントを出していますが、実際はどうでしょう。なにせOrfevre を指して「Frankel のような好印象」というリップサービスがさらりと言えちゃうキャラですからね。とりあえず本番に向けてヘンに遊びのないレースをしてもらえれば、と期待しています。

なお、追い切りとインタビューの映像はRACING VIEWERにUPされていました。
有料ですがよろしければ。


関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://keibadecade.blog98.fc2.com/tb.php/581-e5469c5b