2012.10.29


エイシンフラッシュ、見事な復活Vでした。

インをきれいに、真一文字に抜けてきましたね。デムーロの判断、シンプルだからこそ奏功したと思っています。

追い切り映像では評価を上げることはできませんでした。内容はわるくないと思っていましたが、鍛え上げるというよりメリハリをつけることに主眼を置いているようでしたから。土曜のBS11の中継番組でも、以前より沈む感じがないという細江さんの解説。そのまま妥当な見立てと受け取っていました。毎日王冠の惨敗を踏まえるとほぼ選択肢から外れていました。

当日パドックに張り付いた甲斐があったようです。周回を重ねるにつれてフェノーメノ、カレンブラックヒル、ナカヤマナイトらのテンションが上がり始めるなか、エイシンフラッシュの淡々とした姿がかえって不気味に映りまして。経験からくるアラートとでも申しましょうか、さすがに本命を覆す材料ではなかったのですが、相手に加えなきゃという判断に至りました。あぶないあぶないw


レースラップです。
12.5-11.2-11.1-11.2-11.3-11.6-11.8-12.0-12.8-11.8。

前半57.3ではいってはいますが、残り400mまでのラップはあくまでシルポートのそれですからね。恐るべきは小牧さんです、まさか前走よりふかしていくとはw 目算ですがエイシンフラッシュは60秒台の半ばくらいで1000mを通過しているようです。これはお得意のスローではw 前に壁をつくってしっかり溜めるという陣営の目論みはしっかり果たされていたようですね。メリハリの効いた進め方。あとは直線の進路次第となったわけです。

Bコース替わりで内がいいのは明白でした。土曜の午後は武幸四郎デイでしたが、その傾向をしっかり掴んだうえでの先行策だったと理解しています。肝心の天皇賞、なんで内がぽっかり空いたのでしょうね。いろいろ理由がありそうですが、あれだけのハイペースですからシルポートとダイワファルコンが下がってくるリスクを見越していたのかな、という見立てをもっています。あくまで仮説レベルですけどね。

例えばエイシンの直前にいたアーネストリーやサダムパテックが内側を詰めた場合、外から余力のあるウマに同様に内を詰められる可能性があるでしょう。前から下がるウマと外に出せなくなった横のポジショニングではそれこそ万事休す。不完全燃焼で終わってしまう可能性があります。ただ自分のウマに力があると評価ができていれば、前から被せられる前に内から一気に抜け出す戦略もありうるかなと。今回そのリスクを負って内に進路を取ったのがミルコだった、という理解をしているところです。全然違ってたら大目に見てやってくださいw

鞍上のひざまづいての一礼。ビジネス的な成功はもちろん背景にあるとして、日本競馬への感謝と配慮とが滲む真摯な所作だったと思っています。近代競馬150年の変遷はイタリアのトップジョッキーから謝意を受け取るという象徴的な形を帯びたのかな。ジーンときましたね。両陛下の屈託ない笑顔も確認しました。右も左もなく場内いい拍手で満ちていたと受け取っています。下馬に関するルールがあるようですが、なぜルールができているかという内実から決裁すべき人間が適切に判断すればよいのでしょう。JRAにできるのか、という意地悪なツッコミももっともですが、あの下馬で公正競馬の要が削がれるとは思えませんからね。

一礼直後の写真はこちら。
エイシンフラッシュ・ウイニングラン



カレンブラックヒル。

外枠対策と見ていますが、シルポートの逃げにプッシュしてついていきました。2番手で早く落ち着けられればよかったのですが、このペースでもかかる時間が生じてしまったようです。陣営は距離を敗因に挙げていますが、ポイントは前傾過ぎたラップかなと。結果論ですが、中団追走のつもりでもう少しゆっくり出していても勝負になったのでは、というのはやはり結果論ですね。直線を待たずに逃げウマを追いかけて、あの着差にまとめたのは地力の証だと思っています。

なお、馬券的にはしっかり評価を下げることができました。前回の記事よろしくパドックでもだいぶ逡巡したのですが、なんとかコンプレックスを克服しましたよw でも軽視したことでかえって強さを確認できたように思っています。次走はマイルとも言われていますが、間隔をおいて香港がいいなーw 無敗の天皇賞制覇はなりませんでしたが、引き続き楽しみです。


ルーラーシップ。

お腹がコロンとしていました。インタビュー映像でのトレーナーの微妙な表情はこれだったのかな。結果3着まで押し上げていますが、納得のレベルまではいまひとつだったかもしれません。爪に不安があるのは既出の話ですので調教のピッチの上げ方も難儀するところなのでしょうね。

あとは致命的なスタート。前走宝塚記念も出遅れ気味ですからね。こちらの問題の方が大きいと思われます。パトロールフィルムで正面から見ると、ゲートが開いてから大きく両脚を持ち上げる姿が確認できます。「いよっ」という擬音をあてるとちょうどいい感じw いや笑ってる場合じゃないぞー。


フェノーメノ。

本命でした。一番強い内容だったと思っています。不運だったのはカレンと後続の有力馬を同時に見なければいけないポジションに収まったこと。それでもカレンを交わし後続を抑え切ったのですから、揶揄されるところはないでしょう。自分のペースに徹したエイシンフラッシュにだけ交わされてしまいました。。。

パドックに出てきたときは軽く鳥肌がたったんですよね。もっと華奢なイメージがあったのですが後躯もパワフル、そして胴回りの容積がでかい!バランスは決してきれいに見せるタイプではないのでしょうが、いい雰囲気だったなぁ。あ、鳥肌はきっとパドックで待ち過ぎたせいだと思いますよw

パドックで撮った写真はこちら。
フェノーメノ


次走ジャパンカップならジェンティルドンナ、場合によってはオルフェーヴルとの勝負になります。いやーG1タイトルに届いてほしいなー。血統的には近親にインディジェナス、ジャパンカップ2着なんですよねー。本命にするかはわかりませんが、引き続き期待しております。はぁ~w



最後に。

雨に祟られた分前年より入場者数が減少したようですが、場内の熱気は十分だったように思っています。現場で盛り上がりたい人がしっかり足を運んでいるということでしょうか。G1直前のチャグチャグ馬コの紹介にもいい拍手がおこっていましたし、老若男女問わず許容できる雰囲気を感じたりもしています。

ただひとつだけ気になったことがありまして。批判される一時期を過ぎて(ありましたねー)もはや風物詩の様相ですが、ファンファーレに合わせての手拍子。自分は推進も拒絶もないのですが、あの合いの手はいつからでしょうw ♪パーン、パパパーン、パパパーン「ハイ!ハイ!」ってやつですw

ニュアンス的に「ハイ!ハイ!」はちょっと野太い感じですねw 以前は「ハイ!ハイ!」がなかったはずなのですが、これも近代競馬150年の結晶なのか、単なるジェネレーションギャップなのかw まだ付いていけてないだけかもしれませんねw


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