2012.11.18


武豊J、久しぶりのG1勝利でした。

直線入口。パドックと返し馬で見直したリアルインパクトの動きを見ていたのですが、騎手会長がしっかり主張していましたね。あとでパトロールフィルムを見返した限り、ちょっと、いやちょっとどころでなく頼もしい進路の主張がありました。テキストで書くと長いですが、こんな感じです。

直線を向いてシルポートがインに切れ込む
→直後のコスモセンサーがその一つ外から抜け出しを狙う
→シルポートの外にいたエイシンアポロンとコスモが接触
→エイシン(のお尻)が外にヨレる
→エイシンの一つ外から抜け出そうとしたサダムパテックと進路がバッティング
→サダムがヨレながら進路を主張(ステキ!)
→サダムとその一つ外のリアルインパクトが接触
→リアルの一つ外の(以下略)

エイシンがもう少し制御できていたら玉突き的なショルダーチャージはもう少し緩和されていたかもしれません。しかしなにより、エイシンの一つ外を譲らなかったユタカの姿にはグッときましたねー。自身も少なくない不利を受けた格好でしたから、着順変更がないのは納得でした。

ダノンシャークが吹っ飛んでいった時点で自分の馬券はほぼ終了していたのですが、内をみるとサダムパテックの勝負服。ゴール直後は鞍上とほぼ同時にガッツポーズしていましたw 馬券が外れているのにねーw

G1での先頭ゴールはウオッカ以来。という紹介はちょっといやらしいニュアンスもでるでしょうか。ファンの記憶から出発するなら妥当な表現とも思います。確かに久しぶりだなーと実感するには必要十分な響きかな。

中継のリプレイは自然と審議が着順に影響しないかという視点に。エイシンやコスモの挙動を見ておそらく大丈夫だろうと思いつつそわそわしていました。外の馬が玉突いていく光景にメイショウサムソンの天皇賞秋が軽くフラッシュバックしてみたり。あの時はちょうど不利を受けない内々からきれいに抜けた内容でしたね。今日の方がしびれるパフォーマンスだったかな。


レースラップです。
12.5-11.1-11.4-11.9-11.3-11.3-11.5-11.9。

シルポートの逃げは大方の予想通り。ただここ2戦はハイペースで自滅するような内容ですから、ある程度溜め逃げを選択するのではないかなと読んでいました。どうやらトレーナーから「じっくり逃げてくれ」と指示があった模様。その指示は僚馬のアシストとダブルミーニングであったと受け取れます。

土曜にしっかり降った割に稍重まで回復した芝。だいぶ予想を迷わせる天候でしたが、日曜7Rのティーハーフの差し脚を見て内から3~4頭分は若干荒れているのかな、という見立てに落ち着きました。直線まで内々というのがロスが少なくてよさそうというイメージですね。

レース後の記事から、サダムの鞍上はシルポート以外の先行馬がそこまで競りこまない想定を立てていたようです。落ち着く見込みのペースを、道中は中団の内々で立ち回り、直線外に出して先のコース取りへ。自分はそれを可能にするのはダノンシャークだ!という結論に達していたのですが、騎手会長はしっかりポジションを主張して道中そこに収まっていました。今日のペースと相手関係から、道中1、2着の取った位置がいわゆる「勝ちポジ」だったと思っています。トレーナーは「もう1回どうしても乗りたい、と言ってくれました。ユタカ君の気持ちにかけました」と話しているようで。自分も賭けたかったなーw

母父エリシオ譲りと思わせる立ち姿の真四角なシルエット。適度に荒れた馬場を考慮すれば直線伸び続けるのも納得かな。予想的には手が届きませんでした。

不遇の時期を経ての復活、という図式は多くのファンに響きやすいでしょうか。自分は端的に乗り馬次第と受け止めてきましたので、そこまでの感激は、いやでも「そこまでは」という発言もいまは野暮かな、などと千々に乱れている最中ですw 結果そのまま書いてますけどw 獲っていなかったタイトルを奪取しての久しぶりのG1制覇。ウマには初タイトルを。千両役者とはいったものです。よかった。おめでとうございました。


グランプリボス。

馬場がそこまで悪化していないことから評価を下げなかったのですが、悪い判断ではなかったようです。ただ、追い切り後の鞍上のインタビュー映像から、かかる点に気を付ける配慮が必要なこととスローペースという見立ての相性がわるいと感じているように察しました。前にウマを置くことだけならスタートから位置取りを下げてしまえばよいのでしょうが、スローでは差し届かなくなる可能性がありますからね。現に外枠から差しに徹したマルセリーナは、グランプリボスと上がりが同じで11着でした。

内に閉じ込められないように、でも前半はそれなりのポジションを取って、かつ掛からないように。やることが多いほど勝利が遠ざかる可能性は増すと思っています。さらに直線での玉突き。鞍上がこの不利悔やんでいるのは、前半をうまく進めた分もあるように想像しています。あぁ、ヴィルシーナの分もあるでしょうね。


ダノンシャーク。

先の理由から本命でした。ただ、荒ぶる気性と鞍上のジャッジを懸念しつつの本命でした。その懸念が当たってしまった格好ですね。予想より1頭分後ろでした。タラレバを承知で、1頭分前だったら。4コーナーでもうひと呼吸溜められたのではないかなと思っています。結果的にひとつ前のグランプリボスも不利を被っていますから超タラレバですけどね。

その溜めが効くならゴール前まで脚を伸ばせるのではないかなと。毎日王冠ではリアルインパクトに差し返されていますから、脚の使いどころが難しいのは承知していたのですが、枠順と調子がそれを覆ってくれるのでは、と見立ててしまいました。4コーナー手前からアクセルを踏んで外へ展開するのは決して悪い選択ではないと思っています。ただ勝負の分かれ目はもっと前、スタート直後のポジショニングにあったのだろうと。事前にスローを見立ててアクセルを踏む見通しがあったか。今回鞍上に期待した分はどこかで取り返したいですね。


ドナウブルー。

上位勢で唯一不利を受けず、積極的な仕掛けで3着。というと非常に響きはよいのですが、鞍上のコース取りにちょっと不安を覚えました。外枠の妙はあるにせよ、パトロールフィルムを見る限りずっと馬群の外をなぞるような進め方。別のレースをしているといってもいいような印象でした。ブエナビスタの降着後にどうしても消極的に映った姿を思い出してしまい。。。 本人のなかで何事もないとよいのですが。ウマ自身はさすがの頑張り。内枠だとあれだけスムーズにいかない可能性もありますので、今日のパフォーマンスは納得でよいと思っています。来年も現役なら春の府中が楽しみですね。


リアルインパクト。

テン乗りのムーアは見事だったのではないでしょうか。最後まで伸び続けた姿を見るともっと積極的に運んだ方が結果につながったかもしれませんが、このあたりは継続騎乗でないとアクセルを踏みづらいところでしょう。個人的にはどこがベストな舞台か、レース前よりわからなくなっております。力があるだけにねぇ。


ストロングリターン。

鞍上のコメントからは4コーナーの下りでもう怪しかったそうです。ペースが流れるなら勝機もあったかもしれませんが、事前の見立てでもありましたが、今回は鞍上の戦略云々より自身の特徴と展開がアンマッチだったと理解しています。



最後に。

フジの中継で観ていたのですが、勝利ジョッキーインタビューが場内の音を拾えず。。。 ついに巻き戻しをかけてしまい。。。 ものすごくがっかりした福原さんの「大変申し訳ございません」も心に響きましたw あれがクレーム対応のツボですねw 返し馬のテロップを間違える点も踏まえ、少々質の劣化が目立ち始めているという苦言は書いておきたいと思います。野暮になってしまいますからね。



さらに、土曜の話。

東スポ杯で惜しい思いもし、あいにくの雨でしたが馬事公苑でお勉強もしてきたのですが、それはまた改めて。週中は仕事三昧のはずですが、連休がありますので忘れないうちに書いておこうと思います。

さぁ、ジャパンカップウィークですよ!


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