2012.12.25
ゴールドシップ、圧巻のグランプリ制覇でした。

前日の単勝オッズは3.0倍。スタートで行き脚がつかない性格が、位置取りを下げてしまう不利を予感させますので、その分戸惑うような単勝オッズと見えていました。

個人的には、位置取りの不利と同時に仕掛けどころで思うように反応「しないかもしれない」リスクを想像していました。飛び跳ねるように走り出す返し馬に象徴されるように、相当自我がしっかりしているタイプ。おそらくは鞍上を試しているのでしょうね。そんな性格が競走することからプイと気持を逸らしてしまったら…。までいかなくても、思ったように反応できず脚を余してしまう可能性は…。なんてことまで考えてしまいました。母父メジロマックイーンの競走生活、その最後の方はだいぶ競走に向かうモチベーションが下がっていたとも記憶していましたので。えーはい、一切が杞憂でしたねw

録画していたフジの中継を確認しましたが、岡部さんが直後に解説したように4コーナーをニュートラルに回っての2段スパートでした。手綱を動かさない数完歩。瞬時の加速を活かすタイプではないですから、じっくり回転数をあげる目的としたら理解できるところです。

車のドライビングに例えても大きく外れないと思っていますが、タイトなコーナーを回るのにはアクセルを踏みっ放しにするより、コーナリングの最中は軽く踏み込みを緩めてコーナーの出口手前から徐々に踏み込んでいくと、スムーズに加速しながら直線にはいっていくことができます。自分だけ?違ってたらすみません。ただ、それはあくまで車の話で、相手は馬ですからね。これらを実現するには単にタイミングよくシフトアップするだけでなく豊富なスタミナや走りの器用さが求められると思っています。

いまいまパトロールフィルムを観たのですが、4コーナーのニュートラルな瞬間はナカヤマナイトをいったん前に出す意図があったかもしれません。横並びのナカヤマナイトを前にやり、いったん真後ろにはいって、目標として定めてからの右鞭。2段スパートを煽りながら一つ外へ誘導する一連の流れがあったと見て取りました。これはもうお見事というほかないですねぇ。いやはや、この鞍上があってこその圧勝なのでしょう。


レースラップです。
7.0-11.3-11.6-12.0-12.2-12.7-12.6-12.5-11.9-12.1-12.1-11.9-12.0。

先手を取ったアーネストリーは緩むところがないラップを展開しました。確かに加速に優れたタイプではないですから、道中のラップを締めつつ加減速の少ない=速いなりにスタミナロスの少ないペースを作りどこまで粘れるか、というのが最善の策だったでしょう。こう先手をとられると、ビートブラックもルルーシュも控えざるを得なかったかな。仮に道中交わしてしまうなら最後の坂を上がる余力を失うはずですので。結果的に自分が思っていたより切れ間のない縦長の馬群ができあがり、向こう正面あたりで先行勢の目はなくなったなーと思っていました。そしてゴールドシップが来るならこう、という緩みのないラップになりました。。。

ただ、ゴールドシップはゴールまで加速を続けていたように見えました。ひょっとしたら道中のペースに関わらず馬群を丸呑みするような競馬ができていたかもしれません。先行押し切りが横綱競馬と呼ばれますが、こんな競馬も横綱の響きにふさわしいように思っています。

来年は国内に専念との報道。少なくとも春の盾までは中心になりそうです。若干の危なっかしさを孕みつつの横綱競馬を期待しつつ、自分の予想のさじ加減もいい具合にチューニングしておかなくてはと思っています。


オーシャンブルー。

ルメールのリードがお見事でした。道中後方から直線ばらけたところをスッと抜けてきました。1、3着とは力の差を感じましたが、スムーズなリードで2着に押し上げたと理解しています。直線に向くあたりは厳しいポジションに見えましたが、それを割って伸びてくるあたりはステイゴールドっぽさを感じました。前走の金鯱賞と同様、締まったラップを抜け出してきましたしね。

戦前の「リトルサプライズ」という鞍上のコメントは銀メダルを指していたのかなw ゴールドシップにはかなわないという見立てのようにも聞こえていますが。真意はどこだったのでしょうね。一方でレース後のトレーナーのコメント通り、来年が楽しみです。緩ペースへの対応がキーになるでしょうかね。


ルーラーシップ。

やはり今回も、というかさらに悪化したスタート。秋3戦ともこれに尽きるという結果になりました。パトロールフィルムにはゲート裏で頭を抱えるトレーナー?の姿が映っています。タイミング的に係員の発声がトリガーになっているようにも。パフォーマンスを観る限りはレースで全力を出すことを拒絶しているわけではなさそうですので、気合が入りすぎているのかもしれませんし、プレッシャーを強く感じてしまう瞬間なのかもしれません。誰ですか「永遠プレッシャー」とかのたまってるひとはw いずれにせよトレーナーの表現通り「重症」なのでしょう。母仔ともに有馬記念3着という事実がかすむような印象を覚えています。現役続行、でしょうか。個人的には来年も観たいと思っています。


エイシンフラッシュ。

急きょ乗り替わった鞍上はそつなく代役を務めあげました。前日に馬券を買った方には何とも申し上げにくいところなのですが、あれ以上を求めるのはちょっと厳しかったと認識しています。直線に向いてインをついた瞬間は「マジで」と思いましたけどね。鞍上も夢を見たとコメント。最近は折り合いにムラを感じていたりしていますが、この4着はグッジョブだったと思っています。来年は現役続行でしょうか。先日父キングスベストが輸入されていますから、タイミングを計ることになるのかな。個人的には香港を一度試してほしいと思っていますが、どうなるでしょう。

あと、尿管結石は痛いらしいですね。10代から20代前半のファンには想像つきにくいでしょうが、30代に入るといろいろでてくるんですよw 健康トークに折り合いがつくようになってきたらしめたものです、はいw 大事には至っていないようなので一安心ですね。


スカイディグニティ。

本命にしてしまいました。追い切りはG1直前のものとしては正直物足りなさを覚えていましたが、メンバー、内枠、鞍上、セントライト記念と菊花賞のパフォーマンス、いろいろバランスして選んでしまいました。いまから思うと来年に向けた期待値が込み込みだったんでしょう。返し馬まで終わった段階で、これだという馬が見当たらなくなってしまったんですよね。ゴールドシップの評価を下げる前提を覆すには直前過ぎたかなーという反省がございます。レースでは手前を変えずに走っていたと鞍上のコメント。追い切りの見立てからはなるほど感があります。

トレセン近郊への短期放牧の精度。分析しにくいファクターは予想しにくさを助長する、などという発想は負け惜しみ感が満載ですねw 短期放牧の議論はともかく、追い切りから判断することはできていましたからね。こちらの組み立てかたひとつでもあるなーという反省。来春に期待して待ちたいと思います。



最後に。

リーディングサイヤーはディープインパクトで確定しましたが、有馬記念には出走馬ゼロ。もちろん一事が万事と決めつけるつもりはありませんが、象徴的な事象だなーと受け止めています。3歳有力馬の戦線離脱が大きいんでしょうけどね。なんといいますか、万能種牡馬サンデーサイレンスが席巻していた時代は過去のものだなーと改めて思ってしまった次第でして。中山を得意と考えないのが一般的な論調ですもんね、ディープインパクト。あれだけラストランは鮮やかだったのに。産駒は別でしょうとは理解しつつですけどね。競馬場別、距離別成績なども追って確認してみようと思っています。年末年始の時間の使い方が決まったかなw



さてさて、有馬翌日の違和感の残る開催最終日は阪神カップを含め馬券は全滅(滅亡と表現した方がいまいまっぽいですかねw)でした。おかげさまで東京大賞典に固執するお膳立ては整っておりましてw 華麗に仕事を納めて参戦するつもりです。


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