2013.03.04


カミノタサハラ、お見事でした。

いやー見応えがありましたね。本番に向けてのチェックポイントも多い印象です。エピファネイアが残り800mから先頭を伺う押し上げを見せた時点で厳しいレースになるなと思っていましたが、昨年の凱旋門賞のようなゴール間際の逆転の構図。さらっと過去10年のラップを見てみましたが、稍重を除いても、残り800mから3ハロン続けて11秒台で加速ラップというバランスはお目にかかれませんでした。じつりきの問われる、ちょっと変わった、でも内容の濃いトライアルだったと思っています。


勝ち馬を軽視してしまいましたよー。出来は十分と思っていましたが、スロー気味の上がり勝負なら2強のいずれか、と無難な文脈に落ち着いていました。でもなー、個人的なヒントは前日の黄梅賞にあったんですよね。早めに気合を付けて先行馬の外へ膨らまずに4コーナーを回りきるコース取り。ゴールまでもたせての僅かな差し切り。乗れていた鞍上の姿は確認できていたはずなのに、オメガキングティーが買えてカミノタサハラが買えないとはどうしたことかw えぇ謎の自戒モードですよw

3コーナー過ぎではかなり鞍上が気合をつけていたので、直線入り口からはエピファネイアがどこまで粘れるかにピントを合わせて観戦していました。その分ゴール前はびっくりしましたね、息の長い末脚でした。ただ、この展開にピンポイントで嵌った感もあり、本番に向けて手放しで評価を上げるかというと少し躊躇がはいっているところです。

新潟で直接観ていたせいでしょう、違う馬体のつくりだと思ってはいたもののお兄さんのイメージ、それもマウントシャスタではなくボレアスのほうが脳裏にこびりついていまして。ドスローのレパードSでスタミナを問われない差し切り、みたいなイメージ。でもスローなら2強がより際立つでしょう、と思っての軽視でした。はい、先入観はいけませんね。


メリハリの効いたレースラップはこちら。
12.9-11.4-12.2-12.4-12.7-12.5-11.7-11.6-11.4-12.2


エピファネイアは先行策。後方からでは届かないという判断だったでしょうか。道中は引っかかり気味のまま、押し切りを狙うようなロングスパートと坂上での失速につながりました。結果論ですが、このあたりは鞍上の勝負に向かう姿勢が色濃く反映しているものと思います。おそらくはコディーノを斜め前に見る位置取りが欲しかったのかな。でも中山実績が示す通り、ちょっと心得が足りなかったようにも見えています。大外にスポイルされる展開ならあれかこれか。もうひとつのパターンはタニノギムレットの皐月賞が端的ですね。

馬体は少し余裕のあるつくりと見ていました。トライアルですのでそりゃそーかもですが、シンボリクリスエスの3歳春という点への配慮もあったかなと。追い切りは動いていましたから、大きく懸念する必要はないという見立てでした。パドックではそこまでで止まっていたのですが、レース直前の輪乗りでゼッケンの下にシェーブ状の汗が見えた瞬間はいやな予感がしましたね。こういう時のやな感じは当たるものですね。

主戦に手が戻りますが、これがいい意味で皐月賞の難解さを増していると思っています。おそらく継続騎乗であればあのガス欠した姿は見ることがなかったでしょうから。プラスに活かすことができるか、ダービーを見据えた(必要以上の)待機策につなげるのか。ワールドエースを2回観る理由はないぞ、と皮肉でなく鼓舞したい心境でもあります。


コディーノが一番トライアルな乗り方でした。1コーナーまでにあの位置までいるとは思わなかったのですが、3、4コーナーと通過順を下げる溜めっぷり。差し切れなかったあたりに物足りなさを覚えたりしますが、折り合い面での経験は活きてくるものと思っています。

パドック映像でも首を盛んにブンブンする様子が映っていましたが、精神的に余裕があるためでしょうかね。入れ込みとは違うやんちゃな性質を見て取っています。ボリューミーなローズキングダムというのが個人的な馬体の印象。むむ、息の長さまで似ているとなると。。。


キズナの鞍上は競馬ブックで4角で内に進路を取ったことをミステイクだとコメントしています。勝ち馬の手応えを見てその後ろを避ける判断をした、ということなのですが、キズナのいまの完成度からするとストライドロスを避けることを優先してカミノタサハラの外に展開するくらいのほうがよかったようにも思っています。

むむ、武豊ファンの皆様にはお耳障りかもですね。すみません。妥当な範囲での判断があったのだと思っていますので不平不満では全くないです。権利取りへの執着ともとれますしね。結果論ですが、いまの筋力であのコース取りから抜けでてこられないなら、クラシック戦線に向けては少し仕切り直した方がよいのかもしれません。せっかくの素質ですからね、大事に。


そしてミヤジタイガですよー。JBIS-POGで絶賛指名中なのですが、今回だけは馬券から外してしまいました。出来は良かったとか4ハロンのロングスパートという展開が味方したとか分析する前に、ご祝儀的に100円総流しでよかったじゃんという悔恨w

継続騎乗の鞍上は前日のチューリップ賞も先行策から2着をゲット。ワンダーアキュートを3着までもってきたり、タマモナイスプレイを1800mで勝たせたり。信頼に値する乗り役です。えぇえぇ信頼に足らないのは自分の予想でございますともw



最後に。

今年のクラシック、弥生賞の前後ではずいぶんと見え方が変わってきた印象です。コパノリチャード、メイケイペガスターを含め、名実ともに本命視される存在がないまま皐月賞を迎えそうです。いい意味で混戦。観る側にも乗る側にも仕上げる側にも、ひと工夫が必要になってきたと思っています。まだトライアルも続きますから、評価しそこなった部分で予想を外さないように。準備万端で皐月賞を迎えるつもりです。わくわくしてきました。


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