2013.05.22

ふいに早く仕事が終わったので、日曜に関連した読み物をいくつか。あー、複数のスポーツ紙を買い込んだのは久しぶりですね。


火曜の東スポにはローエングリンについて、管理していた伊藤正師のコメントが大きく掲載されています。気性を考えてマイル中心のローテーションを組んでいたのであって、決してマイラーではなかったとの内容でした。引き合いに出していたのは3歳時に挑戦した宝塚記念での3着。記事はそれらを根拠に2200mまでは守備範囲だが、さてロゴタイプはダービー大丈夫か?というまとめになっておりました。

いや、いろいろ飛躍があるけどいいのかねw と思いつつ「東スポだから」という読み手の共通認識はいまも活きているのだろうかと真剣に疑問に思ってみたり。書き手も読み手もゆるく許容する種類のお約束事は、いまいまは面白がりにくのかなーともぼんやり。ダービーからはちょっと脱線してますけどね。ただ、ローエングリン自身に自在な折り合いが備わっていたら、ローテーションは大きく変わっていたとは思っています。



ロゴタイプに関連した記事でいうと、優駿6月号のデムーロブラザーズの対談。目が留まったのはスプリングS時の兄から弟への申し送り。ペースによって位置取りは調整できることと、追ってから速い脚がないことが伝えられていたようです。

皐月賞では求められなかったスローからの加速力。ダービーでこれを求められる展開になるかというと。。。 府中の経験はベゴニア賞のみですが、このときも以下のラップでスピードを持続した末脚を披露。上がりではマンボネフューが上回っていますが、完勝なんですよねー。これをどう考えるかが週末までの大きなポイントかなと思っています。

ベゴニア賞のラップはこちら。
12.5-10.9-11.6-12.1-12.2-11.5-11.3-11.5



閑話休題的ですが、サンデー毎日の企画も秀逸でした。井崎先生の連載「予想上手の馬券ベタ」が1000回記念。おめでとうございますーパチパチパチ。誰ですか、早く馬券も上手くなれよとか突っ込んでる人はw そういう人はゲストに鈴木淑子さんと武豊Jを迎えての鼎談をしっかり読んでくださいw やべステマみたいw もうステマも流行ってないかw

ダービーの魅力にテーマを寄せて、意外とコアなデータが飛び交いつつも読みやすい構成になっている印象でした。こういう特定のジャンルに寄らない雑誌で競馬がちゃんとフィーチャーされるのは、裾野を広げることと、競馬が当たり前に認知され続けるために必要なのでしょうね。ダービーってこういう企画を通す力があるのかなーなどと感慨深く拝見しました。



スポーツ報知、こちらも火曜の記事ですが「椎名の思う」が味わい深く。コディーノ降板による藤沢師と横山Jの関係について、長年のコンビ解消、という表現をされていました。クレイグへの乗り替わり発表以降、この組み合わせでの出走はないようですし、細かい経緯はともかくそういうことなのでしょう。

記事は、それぞれの特徴から来る「噛み合わなさ」を指摘したうえで、(今回の経緯はともかく)コンビ解消により逆に新たな活躍の可能性が期待できるのでは、という前向きな内容。SNSでは心無い揶揄を多く散見していましたので、こうした言葉は新鮮でした。当人とも距離も近しいのでしょうね。当事者にもファンにも向いたエール。少ないスペースながら言外に多くの思いが込められていると読み取りました。



個人的にこの降板については、オーナーシップの不在を感じています。藤沢師の「騎手を替えて新しい面を引き出したい」という要望も理解できるところですし、降板の結果ジョッキーの矜持が保たれないのもまた理解できるところです。このとき最大の関係者であるオーナーの動きはどうであったのかなと。完全に部外者だからこそ書きますが、大一番の直前に先のような調教師の要望がでてきたのなら、オーナーには能動的に全力で止めてほしかった、と思っています。そういう動きってあったんでしょうかね。

継続騎乗を美徳とするロマン的な語り口でもあるのでしょうが(否定はしませんよ)、現場関係者間にあるビジネス面での信頼感を削いでしまうような結論は承認しないでほしかったなと。ジョッキーも自身の名前を看板に仕事をしているわけですから、その看板を信頼して任せてきたビジネスパートナーとして、たとえば弥生賞の時点で降板を決断するなど、せめてその評価に傷のつきにくい方法を取れなかったのかと訝しんでしまっているところです。

調教師とジョッキーが顔を合わせる機会が減っているような話も聞きますし、ひとつの可能性としてエージェントの存在が結果的にこうした信頼を寸断してしまっているのでしょうかね。

「結果がすべて」という言葉も散見されましたが、それこそ信頼や相互理解の乏しい関係をつなぐためのいわば消極的な拠り所であって、そこに収斂しないと物事が決められないのなら、エンターテインメントとしてもビジネスとしてもプロフェッショナルとしてもちょっと脆弱ではないかと思っているところです。

…あー、やっぱりこれを書くとちょっとダークサイドな文面になっちゃうよなぁ。椎名記者の記事の読後感をすばらしいと思いつつも、言葉を取りまとめておかないとすっきりダービーに臨めない気がしてまして。憂いに満ちた文面で申し訳ありませんが吐き出しました。ひどい雑感。あくまで個人の感想です。ここで区切りましょう。



なお、短期免許のジョッキーも含め乗り替わりそのものを否定するつもりは全然ありません。レース結果も含めた関係者間の判断、あるいは適切なオーダーをだすオーナーシップが理想と思っております。…理想論はよくバカにされますけどね。

健全なオーナーシップは理想のオーダーを出すこと、と以前書いたのを思い出しました。派生したテーマになりますが、過去ログをほじくってきましたのでよければ。基本的なスタンスは当時と変わっていませんね。困ったものです。
サイレンススズカ回顧


藤沢師は明日、というかまもなく、コディーノ、レッドレイヴン、フラムドグロワールの3頭を東京競馬場で追い切るという異例の判断をしています。美浦のどの馬場でも満足な下準備はできない、それだけ府中の馬場が特殊なコンディションにあると読んでいるのか。レース結果の如何にかかわらず、この野心的な取り組みは前向きに受け止めています。



一方、アンカツの活躍が止まりませんねー。Twitterは相変わらず、競馬ラボの特集もボリュームありますし。魅力を伝えるという意味では代え難い存在となっています。福永Jに伝授、というコピーには苦笑うしかなかったのですが、予想王TVでの両者の対談は面白かったですね。紹介させていただきます。
【ダービー】アンカツが福永にエピファ秘策伝授



最後に。

アンライバルドのような年ですともうすでに心中する相手が決まっていたりしますが、今年は直前まで悩むはずです。馬場状態も見極めつつもっともアガる予想に収斂させたいと思っています。1年間の集大成でもありますからね、気持ち入れていきますよー。


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