2013.09.07
ようやくDVDを観終わりました。印象はしっかり残っているのですが過去の映像を何度か観た程度でしたので、改めて確かめられてよかった。自分が競馬を始める前の名馬。こんな機会でもないと、というネガティブさではなく、こんな機会だからこそ、という前向きさで平日レンタルショップに向かった次第です。

※追記:リアルタイムでご覧になっていて本業の方ですとこうした流麗な文章になりますね。素直にうらやましい限りです。勝手紹介ですが。
ガラスの競馬場: R.I.P.トウカイテイオー

8/30、急性心不全のニュースを目にしてからは、あの独特な柔らかいフォームの記憶を手繰っていました。筋肉の質量は異なるも前脚の振り出しはアグネスタキオン?トモ脚の引き付け方はディープインパクト?などとイメージを重ねる作業は、年月をかけたファンならではの遊びでしょうね。妄想ともいいますなw あ、いや、日中はちゃんと仕事してましたよw


ダービーの圧倒的な存在感を堪能してから、コマ送りしてみました。こういうところがマニアックでいやですねw

記憶していた以上にスナップの効いた走り方でした。直線的に振り出した前脚は関節を曲げずに接地、人間でいうとひざを使わずにかかとを振り下ろす感じでしょうか、そのあと強くつなぎをスナップして後ろへ蹴り出す動きが続きます。対してトモ脚はお腹に向けてぐっと引き付けてから、垂直に近い角度で馬場を叩く動き。馬体の収縮力がある分、筋力がつくほどに叩いた衝撃は大きかったと推察されます。接地後の強いスナップはトモ脚も同様ですね。

そしてなにより(観ている分には)爽快なまでの前進気勢。どのレースもちょー前向き。ただ、これらひとつひとつの要素はより速く走る意味では長所といえそうですが、けっこう怪我し易い要素は揃っていたのかなと。。。

例えるなら、満身創痍のバレエダンサー。着地のリスクを負ってなお前後に大きく開脚して手加減なく高く跳躍する姿。…はい、門外漢がでしゃばりましたw グラン・パ・ドゥ・シャっていうみたいです。わざわざ調べないとイカンような例えをしましたが何かw

先の例えもそうですね。アグネスタキオンもディープインパクトも、当たってるような外れているような微妙なイメージだったようです。まぁ、中途半端なイメージの連関はよい頃合いで競馬を楽しめている証拠と受け取ることにしましょうか。こちらもちょー前向きですねw



レースの印象でいうと産経大阪杯。簡潔にいうと骨折休養明けを馬なりで勝ったとなるのですが、もう岡部Jのムンムンした騎乗っぷりがねw

改めて観ましたが、負担をかけずに、久々のフットワークと前進気勢とスタミナとギアの上がり方を確かめるようなレース振り。もう完全に試走と位置づけて乗ってますねー。特に手綱のテンション、人間の握手でいうならわずかに強く握るだけで友好と緊張の空気がスイッチするような、微細な力の上げ下げがそこにあったと勝手に堪能いたしました。ゲート直前にポーンとお尻をはたくテイクイットイージーとゴールまで気持ちを弛緩させない挙動。岡部幸雄の表現も同時に堪能いたしました。あ、テイクイットイージーがピンとこない若年層は(ヘンに崇めないようにしつつ)その言葉の周辺の空気を含めて是非調べてみてください。

なによりこのレースの前後で膨らむ期待感はDVDでは味わえないですねぇ。それこそ当時を知る人でないと「再生」できないですもんね(ええうまく言ったつもりですよw)。DVDを観る動機もリアルタイムか否かではっきり分かれますし。メジロマックイーンとの2強対決の煽りは是非体験してみたかった。不要な悔しさも覚えたりしますねw



先ほど追悼競走の副題を冠した東西のメインレースが終わりました。紫苑Sはセキショウ。シンボリクリスエスにホーネットピアスだから、…「シンボリ」ルドルフにこじつけるくらいしかサインはなかったでしょうかw

献花・記帳は9月いっぱいできそうですね。府中ならどこかで行けるかな。
トウカイテイオー号 追悼行事のお知らせ



最後に。

奇跡の復活、有馬記念の4コーナーは田原Jの誘導もあってものすごい見栄えです。前方のビワハヤヒデをロックオンしたコーナリング。テイオーの俊敏性と前進気勢がなせる凄みがあります。センチメンタルなだけではない、アスリートな瞬間も改めて認識いたしました。

おつかれさまでした。安らかに。


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