2013.12.02


ベルシャザールの差しが決まりました。

ルメールのポジショニングは阪神1800mだとすっきり嵌るんでしょうか。枠順を観た瞬間には極端なペースなら外差しが嵌るかも、などと思っていましたが、きれいにパワフルに抜け出してきました。阪神のジャパンカップダート、最初と最後をルメールがまとめた格好ですね。

レースラップです。
12.4-11.0-13.4-12.4-12.4-12.2-12.0-12.0-12.6

フジの中継では1000m通過でゆったりとしたペースとの実況でしたが、G1に足るメリハリの効いたラップ構成だったと理解をしています。やはりこのレイアウト、ポイントは1コーナーの入りのようですね。

エスポワールシチー、ラストラン。後藤は3ハロン目をグッと引き付けて、その後は急な加減速のはいる余地がない締まったラップを続けていきました。これも佐藤哲三と相談した戦略なのでしょうね。若干パワーの要る馬場だったとすると、かなりきついラップを刻んだことになりますね。3、4コーナーの馬なりはゆったりどころか、肉を切らせてというスタミナ勝負の凌ぎ合いを示唆していると理解をしています。

ですので、1コーナーまでに無理をしなかったベルシャザール、ワンダーアキュートが最後まで脚色おとろえずのワンツーとなりました。両鞍上のペース判断が着順を押し上げたといっていいのでしょう。


ホッコータルマエ。早め3番手はよかったのですが、直線では早速先頭に立たざるを得ない展開に。ソラを使っていたかな?抜け出したところを1、2着に強襲されてしまいました。抜け出してからの鞍上のダンスは、まぁ、スピードを削いでいたと思います。それが敗因のすべてとは思いませんし、心象だけで揶揄するつもりでもないのですが、残念な所作と映っています。1番強い内容だったという言い方はできるでしょう。


ワンダーアキュート。1コーナーまでにすっと下げる鞍上の判断がさすが。外の枠にいたベルシャザールの外に回す形になるのはやむを得ない範囲でしょうか。善戦しますけど勝ちまでがちょっと遠いですねぇ。


ローマンレジェンド。スタートから鞍上の思惑ほどはダッシュがつかなかったでしょうか。1コーナーで番手を下げた時点で阪神1800m最内枠という条件にスポイルされたと見ていました。あそこから直線抜けてきたらホントに強いですけどね。復調途上という見立てでしたので善戦と言えば善戦。ただしG1馬ですからね。体調アップなら暮れにむけて面白いところがあるかもしれません。


ニホンピロアワーズ。夏を上手にこせなかったことがここまで尾を引いてしまったようです。こちらも復調途上、仕上がり途上。調教過程と馬体重を重ねて眺めると、レース前から「次に期待」という見立てに落ち着いていました。巻き返してくるでしょうね。


クリソライト、インカンテーションの3歳2騎はともに惨敗。前者はJBCが尾を引いたでしょうか、4コーナーを待たず手応えを失っていました。後者も同様ですが、これまでの戦歴から思うのは少し軽めないし平坦の馬場がよいのかなということ。古馬になってパワーがついてくれば変わってきそうでもありますが、いまいまは厳しい条件が重なったという感想です。


ブライトライン。フィジカルもメンタルも1ハロン長いように見えました。だいぶ福永が苦心して折り合いをつけていたみたいですね。みやこSの早め先頭がベストな展開とは思っていないのですが、気性が前のめりのままなら大舞台での善戦どまりになってしまう、かもしれません。


そしてベルシャザール。1コーナーまでの入りはゆったりめで、13.4の付近でじんわり外から進出。ワンダーアキュートに被せるような外々の立ち回りは、エスポワールやタルマエとは異なるリズムでの追走になりました。早めに進出を開始しながら最後までもたせるのは鞍上の判断の賜物と思います。前走から継続騎乗であったことはプラスだったでしょうね。

直線にはいっての人馬の躍動感は印象的でした。肘をスナップさせて腕全体が長いムチのようにしなるルメールのシルエット。対して鞍下は大柄の馬体からパワフルに加速。トランセンドやエスポワールシチー、ニホンピロアワーズなど錚々たるジャパンカップダートの勝ち馬のイメージからしても、外からの差し切りはちょっと見栄えがしています。

松田国英厩舎は久しぶりのG1制覇。たぶんダノンシャンティ以来ですよね。追い切り直後のインタビューではダービーの戦歴の差からクロフネよりすごいかも、という根拠の弱い(失敬)コメントが聞こえていました。これは煙幕だろうと思っています。聞いた人の大半が「いやークロフネほどじゃないだろう」と思うじゃないですか。その相対的な軽視が過度のプレッシャー避ける効果を生む、という深謀遠慮があったかなと。マツクニさんならやりかねない、と極めて好意的に邪推しているところです。腹の探り合いも、このくらいなら面白く見られますね。


ベルシャザールの今後。フェブラリーまではイメージできるのですが、例えばタペタに合うでしょうかね。交流G1よりはオールウェザーという適性を感じていますが、東京大賞典なり川崎記念なりへの出走ならかえって興味深いですね。深めの馬場をこなせるか。ワンダーアキュートと着順が変わっていてもおかしくないように思っています。



最後に。

この1週間はかなり仕事に忙殺されていまして、ジャパンカップダートは完全に「見」でした。サイレンススズカをゆっくり偲ぶ間もなく。泥のように眠るというのは久しぶり。。。 あとあとレース映像を観て買っとけばよかったとか少し後悔する感じでしたが、まぁそういう時は得てして買うと当たっていないでしょうからねw

落ち着いたらになりますが、ジャパンカップダートの想い出語りでもしたくなっております。年末の時間のあるときに、かな。



最後の最後に。

TwitterのTLはパンツオブファイアをどういじるかというパンツウィークと化していました。ゲイリーのパンツとか言われるともうどうしてよいやらw 一番ダメなのはゲートが開く直前に立ち上がった様にスタンドから失笑が漏れたこと。テレビでも聞こえました。パンツ立ち上がる、的なシチュエーションに瞬間的に笑う流れはよくわかりますが、さすがに失礼でしょうね。

ただ週中のニュースを読む限り、ブリーン師もちょっとわかってて立ち回っている感もあって。振るっていたのは、日本の競馬場はギャロップレーサーをやってるからよく知っている的なコメント。一流のジョークとしても、ギャロップレーサーが海を越えて、それも関係者にプレイされている事実の方がパンツネタより大きなインパクトを受けました。日本の競馬がガラパゴスというのは嘘だったと証明されたわけですからw ねぇ。



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