2014.01.20


プレイアンドリアル、中山2戦目で結果を出しました。

4コーナーを待たずに最加速地点が訪れた、上がりのかかる展開。キングズオブザサンに外から被せられ続けたことで直線まで前が詰まったプレイアンドリアルでしたが、ラスト3ハロンの徐々に後傾するラップの中、かえって余力が残せた形だったでしょうか。最後の脚色、他馬との強いコントラストが生じたのは実力差だけではなかったように思っています。

レースラップです。
12.4-11.0-12.9-11.7-12.6-11.7-12.0-11.9-12.3-12.6

ドカッと積もりはしませんでしたが、深夜の雪の影響からもともと上がりがかかる馬場だったと認識しています。そこに逃げたアグネスドリームの波打つラップ。スタミナを奪われやすい条件が整った時は得てして早仕掛けでバテ合う展開がおこりますね。みんなでいっしょにバテる分、早く前にいた方が着順を上げやすい、と理解していますが合ってるかな。

プレイアンドリアルが示したスピードの持続力はこのメンバーでは抜けていた、とは思っているのですが、他馬がね。キングズオブザサンは道中外々を回り続けていますし、アデイインザライフは後方待機からのカウンター狙い(の割には、かな)、ラングレーとエアアンセムはスタートから接触。ウインマーレライは勢いよく飛び出したものの抑えが効かず、さらに外から来られてうわーってなってましたし。結果論ですがちょっと恵まれたところもあったように思っています。

ただし前走のような引っかかる素振りが少なく留まっていたのはプラスの進捗でしょうか。1コーナーまで前に馬が置けなかった状況でしたからね。土曜の中継でアルゼンチン方式というトレーニング(スタートして200mはしっていったん止めてリスタートする、らしいです)が紹介されていましたが、一気に気持ちが入るのを防ぐ効果はあったのかもしれません。

しかし、パトロールフィルムで観る限り、1コーナーへ入った時点での1、2着馬のポジショニングでよく勝ち負けしたなぁというのが率直な感想。春のG1に向けてはちょっと特殊なペースと馬場だったかな。という軽い先入観をもって2、3月の重賞戦線を眺めていこうかなと思っているところです。ポイントは異なるかもですが、半笑いさんのツイートでも似たような話がありましたね。

…あー、虎の威を借る、ではなくて、着眼点がどのあたりにあるかという相対的な位置の確認ですね。プロの方のコメントは常にその意味で参考にしています。今回に限らず。



日経新春杯もちょこっと。

レースラップはこうでした。
13.1-11.5-11.3-12.3-12.0-12.8-12.5-12.2-12.0-11.9-11.0-11.8

今回のメンバーからして、アドマイヤフライトにはジョッキーの積極的なラップ牽引がプラスに働くと思っていました。…ややこしい言い方をしましたか。自分から動く、ということですね。結果的に、でもないでしょうか、今回はサトノノブレスにそれをやられてしまいました。

1コーナーを待たずに先頭を窺う姿は悪い意味で「マジか」と思っていましたが、その後の抑制の効いたラップを見ると納得ですね。そういえばリトルアマポーラ、ハーツクライをテン乗りで勝たせてきたジョッキー。軽視はしませんでしたがむしろ重視すべきでした。

ちなみにサトノノブレスはJBIS-POGで指名していました。ダービー後の活躍を見せられるとうれしいやら悲しいやら。とりあえずPOG向きのセンスはないですねぇ。

アドマイヤフライトの実力は改めて示された格好ですが、今回はタイトルと賞金の上積みとい点で非常に痛い惜敗でしょう。個人的にはひとつ、1コーナーまでに前との距離を静かに詰めようとしていた点に福永の展開判断の深化をみたような気がしています。11.5-11.3のラップが予感された時点で昨年の福永だったら手綱をプッシュしていなかったんじゃないかな、と思っていまして。こんなところで信頼感を覚えていたりします。



あー、こうしたジョッキーの判断についても少々。外から俯瞰してコメントすることとそれを当事者として実践することに大きな隔たりがあるのは、十分配慮しなければならないものと思っています。ですのでここに配慮のない(特にテキストでの)揶揄にはきわめて悲観的です。騎乗に限らず「理屈通り実践すること」はそれだけで難しいものでしょうからね。

だからこそ成し難いファインプレーは讃えられて欲しいと思いますし、重要な局面でのケアレスミスにはしっかり目配せしておかなければいけないとも思っています。誰にも見られていないことって、芸が荒れると申しますか、洗練されようがないでしょうからね。だらしなく荒れていく競馬は観たくないですから。ほぼノイズだとは思いつつ、自分なりに見届けたことは書いておこうと思っています。

あー、年初にインプットを増やしたいと思っていたのもそのあたりでして。起こっていることに気づいておきたいんですよね。興味本位には違いないのですが、より楽しんでいくポイントじゃないかと思っているところです。結果的に今今の関心は、例えばブリティッシュとウエスタンの乗馬の様式の違いとかw しばらくはインドアな研鑽になりそうですが、困ったもんですw

どんどん話題が八艘飛んでまいりますが、治郎丸さんが騎乗技術のポイントとして「騎座」を挙げています。興味深い考察ですので勝手紹介を。
ガラスの競馬場: 日本人騎手に必要な騎乗技術とは(前編)



最後に。

アグネスドリームを物差しにしづらいと感じている分、かえって興味が増してきたのがきさらぎ賞。京都内回りで致命的に外を回ったトーセンスターダムがギリギリ捉えたのが逃げたアグネスドリームですからね。バンドワゴンとのマッチアップも含めて、トーセンスターダムのパフォーマンスはクラシック戦線を占うポイントになりそうです。

ドナウブルー、トーセンラー、ジェンティルドンナ。2月の京都の重賞には楽しみな馬がスタンバイしています。この時期の淀かー。…全然いけなさそうですけどw いいですねー。



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