2014.02.24


コパノリッキー、鮮やかな押し切りでした。

完全に予想上の盲点でしたねー。最低人気ですから盲点もないのですが、個人的に浅慮の部分がありまして。平均より速いペースを想定していたことで、逃げるエーシントップと同じリズムで馬券対象から外してしまったんですよね。あまり考慮しなかった点を悔やんでおります。まぁ、スローの想定をしたからといってリッキーを買えたかは未知数なのですが。でも追い切りは軽快で好印象だったんですよねー。事前にピックアップできる自分がいたか、モヤモヤを抱えているところです。


そんなこちらの打算が恥ずかしくなるくらい、田辺のリードは正攻法でした。他馬がスローペースにスポイルされたりウィークポイントを露呈するなか、スムーズなスタートから2番手につけて直線早め先頭から押し切る内容。最低人気の気楽さだけではないでしょう、鞍上の磨いてきた腹のくくり方があったように思っています。


今回のレースだけでなく、スタミナや加速力の不足を補うような乗り方をしない、いわゆる正攻法のレースを乗り馬に課す田辺の判断は度々見られたと思っています。ヴェルデグリーンならオールカマーではなくAJCCですね。

レース中に瞬時の判断をする際、正攻法を取る癖をもっているかはジョッキーの佇まいとして重要と思っています。G1初制覇。獲るべき役者がタイトルを獲りましたね。おめでとうございました。


レースラップです。
12.4-11.3-11.8-12.5-12.6-12.0-11.5-11.9

しかし遅かったー。3、4コーナーで12秒台後半になったフェブラリーSは2004年まで遡らなければいけません。レース中盤が中弛むことで高い持続力は要求されなかったでしょうね。エーシントップがハナを取りましたが、そのまま後続がペースにお付き合いした格好。厳しい見方ですが、58kgとはいえ根岸S14着が逃げているわけですからね。有力馬の意識は後ろ向きになっていたでしょうし、コパノリッキーにとってそれは強い追い風として働いたと見ています。

ぱっと浮かんだのは同じゴールドアリュール産駒のエスポワールシチー。2010年のフェブラリーSですね。2番手から押し切る強い競馬。厳しさのディテールは異なりますが、レースラップのアップダウンのリズムは相似形。良化途上のコパノリッキーですからフロックではないという認識です。

遠征は視野に入っていないようですが、メイダンは合うんじゃないかなー。今後の動向、楽しみです。


ホッコータルマエは予想通りの先行策。序盤で外から被せられる展開を想定しなくてよい分、外枠はプラスになると思っていました。ただ、どれかの切れ味に劣る分の惜敗をイメージして予想の上では評価を下げました。直線の粘りこみ方を見ると評価下げすぎたかな。

コパノを意識したとしても交わせなかったかもしれない、とは陣営のコメント。潔いものでした。ソラを使うことに気を回した分の着差なら、それはウィークポイントの発露でしょう。負けるだけの理由はあったのだと理解しています。ドバイ遠征に向けては過不足ないステップになったかな。馬場とペースが合うかはわかりませんが、楽しみに待ちたいと思っています。


ベルシャザールは出足がつきませんでした。その後のクリスチャンの判断も、結果的には裏目に出たようです。勝ち馬が35.3で上がる流れを後方追走しているわけですからね。ただこれはあくまでも外から俯瞰しているからわかること。レースの最中で補正していくにはテン乗りは酷だったかもしれません。そもそもあの行き脚のつかない感じですから、鞍上をうんぬんすること自体が見当違いかもしれませんね。

パドックで見た馬体はもうため息がでるばかり。トレーナーの矜持と執念があのパワーと柔らかさのバランスを生み出したのでしょう。一緒に現地観戦していた悪友とはクロフネのイメージが重なるという見解で一致。あちらは武蔵野S、こちらはJCダートをそれぞれナマで目撃していますので、お互いでお互いのイメージを確認しあう格好になりました。もちろん正誤のある話ではないですけどね。個人的にはトモの格好と可動域が似ているなぁと思いました。


ベストウォーリアのトモがパンパンだった件。いや、すごいですわw 久しぶりにブリブリにキレてるトモを拝んだ気がしています。これも悪友と一致をみましたが、パドックの感想は「大井1200mで会おう!」でしたw

まじめに語るとw 前走京都1400のレコード勝ち、あのペースでも道中オーバーペース気味に追走する姿がありました。速い馬場が奏効してラストまでしっかりフィニッシュできたという印象がありまして。ユニコーンSを勝っている舞台ではありますが、府中1600はちょっと酷だろうと見立てていました。

が、ハイペースからの押し切りという展開なら、あるいはと思ってしまいまして。馬体のボリューム感はメンバーでも上位。なんといいますか、容積の大きさにG1級の排気量を見たんですよね。

そうそう、コパノリッキーを下げてベストウォーリアを上げる按配。このあたりの取捨はツイートを見る限り半笑いさんとは真逆になっていました。あー、張り合う意図ではなく思考を整理する材料として活かしたいなと思う次第です。反省。


ニホンピロアワーズ。マイナス体重もあるのでしょうが、パドックで主張するところは少なかったように思っています。うーん、ピークを過ぎてしまったかもしれませんね。1ターンの府中マイルも向かないイメージでした。勝ち切るにはピンポイントなペース配分と終始自分のストライドを保てる位置取りが必要になるかなと思っていました。残念ながらスローにスポイルされるのは納得、というところです。


ワンダーアキュート。事前の期待値はパドックで下がってしまいました。中間不安がでたようですし、パンパンの馬体ではなかったと見ています。鞍上もやはりといいますか、少し控えて終いにかける展開。でもスローが災いしましたね。このペースだと34秒台の上がりが必要になりますので。いつもの善戦するアキュートではあったと思っています。



少し角度を変えて。参考までに2004年の映像もチェックしてみました。
レースラップはこちら。勝ったのはアドマイヤドンですね。
12.7-11.2-11.9-12.4-12.6-12.5-11.7-11.8

アドマイヤドンは道中、ホッコータルマエとベルシャザールの中間の位置取りから直線止まらない先行勢をようやくゴール前で捉えます。我慢して内目を捌いてきたペリエのサイレントディールが2着。先行して粘りこんだ3着のスターリングローズをコパノリッキーになぞらえると、今年はアドマイヤドンに当たる存在がなかったかな。イメージを重ねてみると面白いですね。

驚いたのは逃げたハタノアドニス。鞍上がエーシントップと同じくウチパクでした。様々に条件が異なっていますが、2004年と同様のイメージでペース配分を演出したのでしょうか。ジョッキーの勝負に向けた思考の癖が色濃く現れているように思えました。2004年と2014年に相関を見出したのかもしれません。

しかし、その相関をレース後に見つけるということは、11年分の経験値が活きていなかったとも。予想の時点で記憶の引き出しから引っ張り出せるように、こちらも精進せねば。事前にイメージが巡るなら楽しさも膨らんでいたでしょうからね。



最後に。

帰り際、フェブラリーSのレベル感とドバイ遠征について悪友とふわふわ語っておりました。なぜかカジノドライヴにドバイ遠征してもらいたいなぁという結論にw 中間の議論は割愛いたしますので適宜ご想像くださいませ。適当に語っていますのであしからずですよーw


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